説明

吸盤型薄膜塗布器

【課題】設備を設置せずに結露した鏡やガラス面の曇りを手軽に除去し、即座に輝く鏡やガラス面を回復する事ができる塗布器を提供する。
【解決手段】防雲剤を本体内に入れ防雲面に押し付けた後表面を平行に移動させて薄膜でしかも連続して塗布するものであって、防雲剤8を入れた吸盤型薄膜塗布器を使用して、結露面に吸盤面を押し付けると塗布器から少量の防雲剤が吸盤内に入り本体を塗布面に平行に移動することで結露面に防雲剤を薄膜で塗布し結露を除去する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は表面が滑らかな部分に必要な塗布剤を薄膜で連続して塗る薄膜塗布器である。
【背景技術】
【0002】
従来の除雲方法では対称面の周りの環境の湿度を下げるか、ガラスや鏡に熱風や乾燥空気またはガラスや鏡を加温して結露を防ぐもので、いずれも必要な設備を設置し連続運転して適度の状態を保つものである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
解決しようとする問題点は、設備を設置せず手軽に鏡やガラス窓の曇りを除去し本来の機能を発揮できるようにする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、小型で持ち運びが出来る塗布器の下部の吸盤部を結露表面に押し付け、本体上部の防雲剤を吸い出した状態で結露面上に平行に塗布器を移動して薄膜で塗布することで課題を直ちに解決することを特徴とする。
【発明の効果】
【0005】
本発明の吸盤型薄膜塗布器は防雲用塗布剤を入れて浴場の鏡の面で使用すると曇りを直ちに除去し、極めて鮮やかな写しを発揮し、鏡本来の機能を回復しその状態を暫くの間保持する事が出来る。
【0006】
本吸盤型薄膜塗布器は結露したガラス面においても鏡と同様に除雲し、透明度を回復する。
【0007】
本吸盤型薄膜塗布器は軽いため片手で自由に表面を移動させて操作することが出来る。
【0008】
本吸盤型薄膜塗布器は構造が簡単で、持ち歩きが出来て手の届くところ何時でも何処でも使用できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】 吸盤型薄膜塗布器の全体組立構造の説明図である。(実施例)
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明は吸盤型薄膜塗布器の上部に塗布剤を入れ塗布面に吸盤部のアイプレートを摘んで真空解除状態で押し付けた後吸盤部を利用して塗布剤を吸引して塗布面に平行に動かす事で薄膜に連続して塗布することを実現した。
【実施例】
【0011】
以下本発明の実施例を図1において説明する。
本図は、片手で使用できる小型のものを対象としているが、▲1▼本体上部は塗布剤を入れる様にしたもので、その内部には▲8▼塗布剤を入れるが、塗布剤が使用中に飛び散らないように包む▲7▼塗布剤包みに塗布剤を入れる。▲2▼本体下部の吸盤部の中央には塗布剤を通す必要な大きさの▲3▼塗布剤入り口の穴をあけて吸盤を付けた後この穴から塗布剤が吸盤内に入るようにしたもので、従来の吸盤としてではなく塗布剤を連続して通すようにした。吸盤内に入った塗布剤は本体を平面に平行に動かすと、本体下部の吸盤部分が塗布面に密着して薄膜で塗布する。塗布後は本体吸盤型部が表面張力で表面に張り付いているので、▲6▼の真空解除紐を摘むか又は吸盤型部のアイプレートをつまんで本器を取り外す。
【産業上の利用可能性】
【0012】
本吸盤型薄膜塗布器は平面に塗布剤を塗布するのみでなく、吸盤型の部分に研磨剤や洗浄剤を入れて表面の研磨や洗浄に適用できる。
【符号の説明】
▲1▼ 本体上部
▲2▼ 本体下部
▲3▼ 塗布剤入り口
▲4▼ 吸気口
▲5▼ 真空解除用紐取り付けアイプレート
▲6▼ 真空解除紐
▲7▼ 塗布剤包み
▲8▼ 塗布剤

【特許請求の範囲】
【請求項1】
塩化ビニール樹脂系またはゴム製吸盤状の外側球面上に塗布剤を入れる本体上部を取り付け、本体下部の吸盤部と塗布剤を入れる上部を貫通する塗布剤入り口穴を設けて吸盤を塗布する面に押す毎に本体上部に入れた塗布剤が吸盤内に入り込む様にし、その状態で吸盤を塗布面に平行に動かすと、塗布面に吸盤の密着部分が塗布剤を薄く塗り延ばし、滑らかな面に塗布剤を斑なく塗布するきわめて薄膜塗布を特徴とする吸盤型薄膜塗布器。

【図1】
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