説明

味付け装置

【課題】味付商品の品質を均一に味付けし、かつ、半製品全体に調味料がまぶされ、製品としての品質を低下させない。
【解決手段】半製品Mの実重量を計量し、その計量値に応じた調味料Sを半製品Mに付加して製品とする味付け装置に関する。半製品Mの実重量を計量する計量手段と、該計量手段で計量された半製品Mを落下させる落下手段と、落下した半製品Mに対し調味料Sを振り掛ける調味料供給装置50と、半製品Mと調味料Sとを混合するタンブラ40とを備え、落下手段は半製品Mの集合に振動を与えて当該半製品Mの集合を分散させながら搬送する搬送装置12A,12Bからなり、搬送装置12A,12Bにより分散されて自由落下する半製品Mをタンブラ40が受け取ることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、味付け装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、スナック菓子等は、所定の味付けがなされた後に、所定量に計量されて袋詰めされる(たとえば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特公平4−35132号(図1)
【0003】
しかし、前記先行技術では半製品をタンブラに入れ、その後に調味料を上から振り掛けるので、タンブラ内で半製品が塊状となっていまい、そのため、半製品に調味料を均一に付着させることは難しい。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
したがって、本発明の目的は、味付商品の品質を均一に味付けし、かつ、半製品全体に調味料がまぶされ、製品としての品質を低下させないことである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記目的を達成するために、本発明の味付け装置は、半製品の実重量を計量し、その計量値に応じた調味料を前記半製品に付加して製品とする味付け装置であって、前記半製品の実重量を計量する計量手段と、該計量手段で計量された半製品を落下させる落下手段と、前記落下した半製品に対し調味料を振り掛ける調味料供給装置と、前記半製品と調味料とを混合するタンブラとを備え、前記落下手段は前記半製品の集合に振動を与えて当該半製品の集合を分散させながら搬送する搬送装置からなり、前記搬送装置により分散されて自由落下する半製品を前記タンブラが受け取ることを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、半製品の集合が搬送装置により分散されて自由落下するので、この落下中に半製品が塊状ではなく疎らになって搬送(落下)される。この落下している途上の半製品に向って調味料が振り掛けられるため、疎らな半製品全体に調味料が分散した状態でまぶされる。そのため、タンブラ内において分散された半製品に調味料がまぶされるので、味付けの均一化が図られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
本発明の好ましい実施例では、前記搬送装置における前記半製品が排出される排出端は、半製品を受け取る前記タンブラの開口の真上の領域内に配置されていることを特徴とする。
本態様によれば、自由落下により半製品をタンブラに供給排出することができる。
【0008】
本発明において、前記タンブラが断面円形の内周面を有し、前記搬送装置の底面の断面が略半円形に形成されていることが好ましい。
かかる態様によれば、半製品が搬送装置からタンブラに落下する落下距離を可及的に小さくすることができるので、半製品を傷めにくい。
【0009】
本発明において、前記搬送装置の搬送方向に略直交する側方から前記搬送装置に半製品を供給する供給手段を更に備えているのが好ましい。
かかる態様によれば、半製品が大きな塊とならない状態で搬送装置に供給される。
【0010】
本発明において、前記搬送装置の側面には前記供給手段からの半製品を滑落させるシュート面が形成されているのが好ましい。
かかる態様によれば、半製品が供給手段から搬送装置に滑落されることにより、半製品を傷めにくい。
【0011】
本発明において、前記計量手段による前記半製品の計量は、前記計量手段への前記半製品の新たな投入がなされない状態で実行され、当該計量により得られた計量値に応じた量の調味料が前記調味料供給装置から振り掛けられるのが好ましい。
かかる態様によれば、新たな半製品の投入がなされない状態で、半製品の計量が実施されるので、正確な計量が可能となる。したがって、計量された所定量の半製品ごとに味付けを繰り返すバッチ処理を行うことで、味付けにムラが生じにくくなる。
【実施例1】
【0012】
以下、本発明の一実施例を図面にしたがって説明する。
図1に示すように、本実施例の味付け装置は、フィーダ10と、計量コンベヤ20と、それぞれ一対に設けられた搬送装置12A,12B、タンブラ40および調味料供給装置50などを備えている。
【0013】
フィーダ10:
前記フィーダ10は、味付け前の半製品Mに、その搬送方向に沿った振動を間欠的に与えて、塊状の半製品Mを下流の計量コンベヤ20上に間欠的に落下させる。フィーダ10は、矢印で示すように、計量コンベヤ20の搬送方向の一方の側端部に半製品Mを落下させる。
【0014】
計量コンベヤ20:
図1(b)において、前記計量コンベヤ20は、ロードセル(重量検出器)21を備えた計量手段24と、前記ロードセル21に負荷されたベルトコンベヤ(供給手段の一例)22とを備えている。
【0015】
前記計量手段24は、ロードセル21からの信号に基づきベルトコンベヤ22上の半製品Mの実重量を計量する。前述のように、フィーダ10から計量コンベヤ20への半製品Mの供給は間欠的に行われ、前記計量手段24による前記半製品Mの最終的な計量は、該計量手段24への半製品Mの新たな投入がなされない状態で実行される。
【0016】
前記計量値が所定量に達すると、フィーダ10からの半製品Mの供給が停止される。前記ロードセル21により実重量が計量された半製品Mは下流の搬送装置12Aまたは12Bに向って落下される。
【0017】
なお、コンベヤベルト23(図2(b))上の半製品Mの層厚が厚くならないように、フィーダ10からの半製品Mの供給に応じて、前記ベルトコンベヤ22がフィーダ10とは逆方向(第1の方向)X1に間欠的に駆動される。そのため、図1(a)に示すように、ベルトコンベヤ22上には半製品Mの山状の塊が複数生じる。
【0018】
前記搬送装置12A,12Bは、計量コンベヤ20の搬送方向Xの両端に、それぞれ一対づつ設けられている。前記ベルトコンベヤ22は、搬送装置12A,12Bの搬送方向Xに略直交する側方から半製品Mを供給する。計量コンベヤ20は、ベルトコンベヤ22の回転方向を正逆回転させることで、搬送装置12A,12Bに交互に計量済の半製品Mを供給する。
【0019】
搬送装置12A,12B:
図2(b)に示すように、搬送装置12A,12Bの側面にはベルトコンベヤ22からの半製品Mを滑落させるシュート面14が形成されている。前記シュート面14の上端部を計量コンベヤ20の端部に近接させて配置することにより、ベルトコンベヤ22によって搬送された半製品Mがシュート面14を滑落し、半製品Mの割れや欠け等を防止することができる。
【0020】
図2(a)に示すように、搬送装置12A,12Bは、たとえば電磁フィーダからなり、複数のコイルスプリング32…を介して支持部31上に設置されたフィーダベース33と、該フィーダベース33に取り付けられた一対の板バネ34と、これら板バネ34の上端部に支持されて振動(揺動)可能に構成されたトラフ本体37とを備えている。該トラフ本体37の下部には磁性体38が固定されており、フィーダベース33には前記磁性体38に電磁力を及ぼす電磁コイル39が設けられている。
【0021】
搬送装置12A,12Bは、図示しない起動電源から電磁コイル39に断続的に通電されたときに板バネ34の弾性力に抗して磁性体38が矢印a方向に変位した後、トラフ本体37が上方へ浮き上がりながら矢印b方向に変位して、トラフ本体37が図2(a)に示す矢印a−b方向に繰り返し振動する。したがって、搬送装置12A,12B内の半製品Mは、トラフ本体37の前記振動により上方へ跳ね上がりながら下流に搬送されることにより、その塊が分散されながら下流に搬送される。
前記トラフ本体37が複数回振動することによって各半製品Mの供給動作がなされ、該トラフ本体37上の半製品Mがタンブラ40内に供給される。
【0022】
前述のように、図1(a)のフィーダ10から間欠的に供給された半製品Mは、計量コンベヤ20上において複数の塊状に載置される。半製品Mはベルトコンベヤ22により、塊ごとに搬送装置12A,12Bへ供給されることにより、搬送装置12A,12Bにより搬送されている一塊の半製品Mの後端と重なる程度のタイミングで、次の塊状の半製品Mが搬送装置12A,12Bに供給される。そのため、より一層、半製品Mを分散させることができる。
【0023】
排出端13:
図2(a)において、搬送装置12A,12Bにおける半製品Mが排出される排出端13は、該半製品Mを受け取るタンブラ40の開口41の真上の領域内に配置されている。搬送装置12A,12Bによって搬送された半製品Mは、該搬送装置12A,12Bの排出端13からタンブラ40の開口41に向って落下される。
【0024】
ここで、前記タンブラ40は、断面円形の内周面を有している。タンブラ40の開口41も、円形状に形成されており、一方、図2(b)に示すように、搬送装置12A,12Bの底面の断面は略半円形に形成されている。したがって、半製品Mが搬送装置12A,12Bからタンブラ40に落下する落下距離を可及的に小さくすることができるので、半製品Mが傷みにくい。
【0025】
調味料供給装置50:
一方、図2(a)に示す前記タンブラ40の開口41の真上の領域内には、調味料供給装置50の排出口51が配置されている。前記タンブラ40の投入口41は、前記調味料供給装置50の排出口51および搬送装置12A,12Bの排出端13から下方に離間した位置に設けられている。したがって、搬送装置12A,12Bとタンブラ40との間、つまり、タンブラ40の投入口41の上方には、半製品Mおよび調味料Sの落下経路Wが設けられていることになる。
【0026】
調味料供給装置50は、スクリューフィーダ52を備えており、所定量の調味料Sを該スクリューフィーダ52によって搬送して、タンブラ40内に調味料Sを自由落下させる。調味料供給装置50による調味料Sの供給量は、後述するように、図1(a)の前記計量手段24の計量により得られた計量値に応じた量が演算で求められ、当該量の調味料Sが調味料供給装置50から振り掛けられる。
【0027】
制御装置70:
図1(a)において、制御装置70は、たとえばマイクロコンピュータからなり、商品情報記憶部71を備えている。商品情報記憶部71には、商品(製品)の種類ごとに半製品Mの重量に対する調味料Sの重量の割合などが記憶されている。
【0028】
調味料Sの添加重量の算出:
調味料Sの添加重量は、製品の種類ごとに半製品Mの重量に所定の割合を乗算して求められる。
図1(a)に示す前記計量手段24からの実重量は、制御装置70に出力される。制御装置70は、商品情報記憶部71から製造しようとする商品に対応する調味料Sの前記割合を読み出し、当該半製品Mの重量に乗算して調味料Sの添加重量を求める。制御装置70は、調味料供給装置50のスクリューフィーダ52を制御して、前記添加重量の調味料Sを排出口51から排出させる。
【0029】
タンブラ40:
図1(b)に示す前記タンブラ40は点C(図1(a)の軸心C1)を中心に所定角度回転することで、投入口41が斜め上方に向って開口した受取姿勢P1と、投入口41が側方に向って開口した混合姿勢P2と、投入口41が斜め下方に向って開口した排出姿勢P3とに姿勢変更を行う。
図2(a)に示すように、前記タンブラ40は、受取姿勢P1において、搬送装置12A,12Bから自由落下する半製品Mと、調味料供給装置50の排出口51から自由落下する調味料Sとを受け入れる。
【0030】
一方、混合姿勢P2において、前記タンブラ40は図1(b)の第2軸心C2のまわりに連続的に回転することで、タンブラ40内の半製品Mと調味料Sとを混合して半製品Mの味付けを行う。
前記混合姿勢P2から排出姿勢P3に姿勢変更することで、タンブラ40は味付け後の製品を投入口41から下方の搬送コンベヤ60に落下排出させる。
【0031】
つぎに、図3のタイムチャートを参照しながら本装置の動作について説明する。
まず、フィーダ10が所定時間振動し、図1(a)の計量コンベヤ20上に半製品Mを落下させた後、一旦停止する。計量コンベヤ20は、フィーダ10から次に落下される半製品Mが、既にコンベヤベルト23に落下している半製品M上に重なって山積みにならないように、前記半製品Mを受け取るとコンベヤベルト23を第1の方向X1に若干駆動して半製品Mを搬送する。図3に示すように、前記フィーダ10の振動と前記計量コンベヤ20の駆動とが、交互に、かつ、間欠的に複数回繰り返されることにより、図1の半製品Mがコンベヤベルト23上に山積みになるのが防止される。
【0032】
前記フィーダ10および計量コンベヤ20の動作中において、前記計量手段24はベルトコンベヤ22上の半製品Mの重量を計量しており、その計量値が制御装置70に出力される。制御装置70は、半製品Mの計量値が所定量に達したと判断すると、フィーダ10からの新たな半製品Mの供給を停止させる。
【0033】
一方、前記搬送装置12A(12B)は、常時、振動(揺動)しており、計量コンベヤ20のコンベヤベルト23が所定の方向X1(X2)に駆動され、いずれか一方の搬送装置12A(12B)内に半製品Mが交互に投入される。計量コンベヤ20から図2(b)の前記搬送装置12A(12B)のシュート面14上を滑落した半製品Mは、図2(a)の搬送装置12A(12B)の前記振動により搬送されて、搬送装置12A(12B)の排出端13からタンブラ40の投入口41に向って自由落下する。
【0034】
一方、調味料供給装置50はタイミングT2(図3)において、スクリューフィーダ52が作動し始め、排出口51から調味料Sが少しずつ落下し、この調味料Sは落下経路Wからタンブラ40の投入口41に向って自由落下する。
前記調味料Sの添加開始タイミングT2としては、たとえば、計量コンベヤ20のベルトコンベヤ22が搬送装置12A(12B)への供給動作を開始した時点T1から、第1の所定時間Taの経過後に該調味料Sの添加を開始するタイミングとすることができる。
【0035】
したがって、図3のタイミングT2以後においては、疎らでバラけた状態の半製品Mと調味料Sとが、図2(a)の落下経路Wを通って投入口41に向って落下する。すなわち、一群の半製品Mはコンベヤ20から搬送装置12A(12B)を経て投入口41に向って縦長にバラけた状態で自由落下し、一方、調味料Sは排出口51を経て投入口41に向って落下する途中の個々の半製品Mに向って振り掛けられる。そのため、1枚1枚の半製品Mと半製品Mとの間に調味料Sが分散され、その結果、半製品Mに付着する調味料Sの量が1枚1枚の半製品Mごとにばらつくのを防止し得る。
【0036】
コンベヤベルト23上の半製品Mが全て排出された後、図3のタイミングT3において計量コンベヤ20が停止し、第2の所定時間Tbの経過後のタイミングT4において調味料供給装置50の駆動が停止される。こうして、図2(b)の計量コンベヤ20からの半製品Mの落下排出が停止された後に、調味料供給装置50からの調味料Sの落下排出が停止される。
【0037】
前記タンブラ40は、前記一群の半製品Mおよび調味料Sを受け取ると、図1(b)の二点鎖線で示す受取姿勢P1から実線で示す混合姿勢P2に姿勢変更した後、第2軸心C2を中心に連続的に回転し、タンブラ40内において半製品Mと調味料Sとを混合する。この際、前述のように、1枚1枚の半製品Mと半製品Mとの間に調味料Sが分散されているので、半製品M全体に調味料Sがまぶされた状態となる。したがって、均一に味付けされて製品の品質が向上する。
【0038】
前記混合の後、図1(b)のタンブラ40は二点鎖線で示す排出姿勢P3まで姿勢を回転させる。これにより、タンブラ40内の製品が搬送コンベヤ60上に落下する。
【0039】
一方、搬送装置12A(12B)への半製品Mの供給後、図1(a)のフィーダ10から次の半製品Mが計量コンベヤ20に供給された後、図3に示すように、計量コンベヤ20のベルトコンベヤ22が前回の供給方向X1とは逆方向(第2の方向)X2に移動することにより、図1の他方の搬送装置12B(12A)に次の半製品Mが供給される。他方の搬送装置12B(12A)が、当該他方の搬送装置12B(12A)に対応するタンブラ40内に半製品Mを落下させると共に、調味料供給装置50により調味料Sが添加される。
【0040】
このように、一対の搬送装置12A,12B、タンブラ40および調味料供給装置50を交互に用いることにより、効率的に半製品Mに調味料Sを添加することができる。
【0041】
なお、調味料Sの図3の添加開始タイミングT2としては、前述のタイミングの他に種々のタイミングを設定することができるが、たとえば、以下のタイミングを採用することができる。
計量コンベヤ20から搬送装置12A,12Bに半製品Mが排出されると、計量手段24によって検出された計量値が減少する。かかる計量値の変化に基づいて調味料Sの添加開始タイミングT2を決定するようにしてもよい。
【0042】
ここで、たとえば、図1の排出端13から落下する半製品Mの量は、落下の最初と最後や、計量コンベヤ20上の半製品Mの塊ごとに変化する。そこで、半製品Mに調味料Sを均等に添加するのではなく、排出端13から落下する半製品Mの量に応じて調味料Sの添加量の増減を図ってもよい。
たとえば、調味料Sの落下開始時と落下終了時の添加量が少なくなるようにスクリュウコンベヤ52を回転制御してもよい。また、計量手段24により計量コンベヤ20から滑落した半製品Mの量を逐次計量することにより、搬送装置12A,12Bの排出端13から落下する半製品Mの量を予測して、当該落下する半製品Mの量に応じて添加する調味料Sの増減を行うようにしてもよい。
【0043】
以上のとおり、図面を参照しながら好適な実施例を説明したが、当業者であれば、本明細書を見て、自明な範囲内で種々の変更および修正を容易に想定するであろう。
たとえば、調味料供給装置50から調味料Sを振り掛けるタイミングとコンベヤ20から半製品Mを落下させるタイミングは、前記実施例で説明したタイミングに限定されない。たとえば、半製品Mの落下よりも先に調味料Sを振り掛け始めてもよいし、半製品Mの落下と同時に調味料Sを振り掛け始めてもよい。
また、搬送装置の振動装置としては、前述の実施例では電磁コイルを用いたが、電磁コイルの代わりに、たとえば、エアバイブレータなどを用いることができる。
したがって、そのような変更および修正は、請求の範囲から定まる本発明の範囲内のものと解釈される。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本発明の一実施例を示し、(a)は味付け装置の平面図、(b)は同側面図である。
【図2】(a)は搬送装置およびタンブラを示す側面図、(b)は搬送装置の断面形状を示す横断面図である。
【図3】味付け装置の動作を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
【0045】
13:排出端
14:シュート面
20:計量コンベヤ(搬送装置,落下手段)
22:ベルトコンベヤ
24:計量手段
40:タンブラ
41:タンブラの開口
50:調味料供給装置
M:半製品
S:調味料

【特許請求の範囲】
【請求項1】
半製品の実重量を計量し、その計量値に応じた調味料を前記半製品に付加して製品とする味付け装置であって、
前記半製品の実重量を計量する計量手段と、
該計量手段で計量された半製品を落下させる落下手段と、
前記落下した半製品に対し調味料を振り掛ける調味料供給装置と、
前記半製品と調味料とを混合するタンブラとを備え、
前記落下手段は前記半製品の集合に振動を与えて当該半製品の集合を分散させながら搬送する搬送装置からなり、
前記搬送装置により分散されて自由落下する半製品を前記タンブラが受け取ることを特徴とする味付け装置。
【請求項2】
請求項1において、前記搬送装置における前記半製品が排出される排出端は、半製品を受け取る前記タンブラの開口の真上の領域内に配置されていること
を特徴とする味付け装置。
【請求項3】
請求項1もしくは2において、前記タンブラが断面円形の内周面を有し、前記搬送装置の底面の断面が略半円形に形成されていること
を特徴とする味付け装置。
【請求項4】
請求項1もしくは2において、前記搬送装置の搬送方向に略直交する側方から前記搬送装置に半製品を供給する供給手段を更に備えた味付け装置。
【請求項5】
請求項4において、前記搬送装置の側面には前記供給手段からの半製品を滑落させるシュート面が形成されている味付け装置。
【請求項6】
請求項1ないし5のいずれか1項において、前記計量手段による前記半製品の計量は、前記計量手段への前記半製品の新たな投入がなされない状態で実行され、
当該計量により得られた計量値に応じた量の調味料が前記調味料供給装置から振り掛けられる味付け装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2008−76(P2008−76A)
【公開日】平成20年1月10日(2008.1.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−172932(P2006−172932)
【出願日】平成18年6月22日(2006.6.22)
【出願人】(000147833)株式会社イシダ (859)
【Fターム(参考)】