説明

回転飲食台における注油方法およびその装置

【課題】巡回路を構成する無端チェーンまたは/およびプレートの裏面へ均一かつ効率的に注油を行う。
【解決手段】巡回路16が設けられてなる回転飲食台において、巡回路16を構成する無端チェーン18へは、充填された潤滑油を噴出するよう付勢させて配した潤滑油スプレー缶22の噴出口と連結され、無端チェーン18に向けて潤滑油を噴出すべく配したチェーン用注油ノズル26から、プレート20裏面へは、潤滑油スプレー缶22の噴出口と連結され、プレート20裏面へ塗布すべく配したフェルト材28に潤滑油を供給する供給ノズル30により、フェルト材28に潤滑油を供給し、フェルト材28から、それぞれ潤滑油を注油することを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、商品を巡回搬送させる巡回路が設けられてなる回転飲食台において、巡回路を構成する無端チェーンまたは/およびプレート裏面への注油を、人手を要することなく、均一かつ効率的に行うことができる回転飲食台における注油方法およびその装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、飲食店、例えば回転飲食台を設置した飲食店において、商品である寿司は、商品皿上に盛付けて巡回路上を巡回搬送させている。
【0003】
また、巡回路を構成する無端チェーンおよびプレートの裏面への注油は、巡回路に搬送不良が生じたその都度、あるいは定期的に人手により注油することが知られている。
【0004】
この種の搬送路のメンテナンスにおいて、搬送路を構成する搬送体の裏面を清掃する装置として、搬送体裏面に当接させて清掃布、ブラシ等の清掃具を配し、清掃具により搬送体裏面を清掃していた(例えば特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】特開2004−292100号公報(第3−7頁、図2、3、5−10)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来は前記の通り、特許文献1は、搬送体裏面の付着物を剥離させることを目的とするものであり、潤滑油を注油することが不可能であり、加えて搬送路を構成する無端チェーンおよび搬送体の裏面への注油についても全く開示されていない。
【0007】
このため、搬送路を構成する無端チェーンおよび搬送体の裏面への注油が不可能であり、人手により定期的に注油を行う必要があるばかりか、注油が継続的に行われない場合には、搬送路が磨耗、損傷し、磨耗が激しい場合には搬送路が使用不能となり、このため新たな部品との交換を強いられていた。
【0008】
また、人手により注油を行うため、注油量を一定とすること、搬送路の全域に均一に注油すること、が極めて困難であり、注油量が不足する場合には搬送路の搬送に支障を来すばかりか、搬送不能となる恐れがあり、注油量が過剰な場合には、回転飲食台の基台内に付着し、この付着した潤滑油にさらに商品屑、ほこり等が付着し、極めて不衛生であった。
【0009】
本発明は、巡回路を構成する無端チェーンまたは/および無端チェーンに多数軸支されたプレートの裏面への注油を、人手を要することなく、均一かつ効率的に行うことができる回転飲食台における注油方法およびその装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、基台の上方に商品を巡回搬送させる巡回路が設けられてなる回転飲食台において、巡回路を構成する無端チェーンに、充填された潤滑油を噴出するように付勢させて基台に配した潤滑油スプレー缶の噴出口と連結され、かつ無端チェーンに向けて潤滑油を噴出すべく基台に配したチェーン用注油ノズルから、潤滑油を、注油することを特徴とするもの、
または、巡回路を構成する無端チェーンに多数軸支されたプレートの裏面に、充填された潤滑油を噴出するように付勢させて基台に配した潤滑油スプレー缶の噴出口と連結され、かつプレート裏面に潤滑油を塗布すべく基台に配したフェルト材に潤滑油を供給する供給ノズルにより、フェルト材に潤滑油を供給し、フェルト材から潤滑油を、注油することを特徴とするもの、
または、巡回路を構成する無端チェーンへチェーン用注油ノズルから、巡回路を構成するプレートの裏面へフェルト材から、それぞれ注油することを特徴とするもの、
または、潤滑油スプレー缶の噴出口とチェーン用注油ノズルまたは/および供給ノズルとの連結路に潤滑油の流量調整手段を配したことを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0011】
本発明に係る回転飲食台における注油方法およびその装置によれば、巡回路を構成する無端チェーンに、充填された潤滑油を噴出するように付勢させて基台に配した潤滑油スプレー缶の噴出口と連結され、かつ無端チェーンに向けて潤滑油を噴出すべく基台に配したチェーン用注油ノズルから、潤滑油を、注油するため、人手を要することなく、無端チェーン全域に均一に注油することができ、巡回路を常時最適な状態で使用することが可能となる。
【0012】
また、巡回路を構成する無端チェーンに多数軸支されたプレートの裏面に、充填された潤滑油を噴出するように付勢させて基台に配した潤滑油スプレー缶の噴出口と連結され、かつプレート裏面に潤滑油を塗布すべく基台に配したフェルト材に潤滑油を供給する供給ノズルにより、フェルト材に潤滑油を供給し、フェルト材から潤滑油を、注油することにより、人手を要することなく、各プレート裏面に均一に注油することができる。
【0013】
また、巡回路を構成する無端チェーンへはチェーン用注油ノズルから、巡回路を構成するプレート裏面へはフェルト材から、それぞれ潤滑油を注油することにより、無端チェーンおよびプレート裏面へ、同時に、かつ均一に注油することができる。
【0014】
また、潤滑油スプレー缶の噴出口とチェーン用注油ノズルまたは/および供給ノズルとの連結路に潤滑油の流量調整手段を配することにより、状況に応じた注油を行うべく潤滑油量を調整することができ、過少注油、過剰注油を防止すると共に、常時最適な状態で注油を行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
搬送路構成部材へ潤滑油を、人手を要することなく均一かつ効率的に注油する目的を、充填された潤滑油を噴出するように付勢させて配した潤滑油スプレー缶の噴出口と、無端チェーンに向けて潤滑油を噴出すべく配したチェーン用注油ノズルと、を連結することにより、
または、プレート裏面に潤滑油を塗布すべく配したフェルト材と、フェルト材に潤滑油を供給する供給ノズルと、潤滑油スプレー缶の噴出口と、を連結し、
無端チェーンへはチェーン用注油ノズルから、プレート裏面へはフェルト材から、それぞれ注油することにより、実現させた。
【実施例1】
【0016】
本発明に係る回転飲食台における注油装置は、図1〜図6に示すように、以下の構成からなるものである。
【0017】
本例において、回転飲食台は、平面視略コ字型、その他の形状の基台12の上方に、商品、本発明においては寿司を盛付けた商品皿14を巡回搬送させる巡回路16が設けられてなるものである。
【0018】
巡回路16は、無端チェーン18上にクレセント型のプレート20を多数軸支させてなる搬送路、一般にクレセントコンベアあるいはクレセントチェーンと称されるものである。
【0019】
基台12側部に、充填された潤滑油を噴出するように付勢させて潤滑油スプレー缶22が配してある。
【0020】
本例において、潤滑油はシリコーンオイル、その他の滑走剤であればよく、付勢手段24はスプリングである。
【0021】
巡回路16を構成する無端チェーン18に、潤滑油スプレー缶22の噴出口と連結され、かつ無端チェーン18に向けて潤滑油を噴出するためのチェーン用注油ノズル26を、基台12に配してある。
【0022】
巡回路16を構成する無端チェーン18に多数軸支されたプレート20の裏面に、潤滑油スプレー缶22の噴出口と連結され、かつプレート20裏面に潤滑油を塗布すべく基台12上面両側に配したフェルト材28に潤滑油を供給するための供給ノズル30を、基台12に配してある。
【0023】
本例において、フェルト材28は保湿性に優れた素材が望ましい。
【0024】
潤滑油スプレー缶22の吹出口と、チェーン用注油ノズル26、供給ノズル30と、を連結管32にて連結させてある。
【0025】
この連結管32および各ノズル26,30は、内部に潤滑油が付着しない素材、例えばウレタン等の発泡樹脂素材にて成形することが望ましい。
【0026】
各ノズル26,30と潤滑油スプレー缶22の噴出口とを連結する連結管32の適所に、潤滑油の流量を調整するための流量調整手段34を配してある。
【0027】
本例において、流量調整手段34は流量調整可能な開閉バルブである。
【0028】
なお、図中36は基台12側部に配した、潤滑油スプレー缶22を固定するための固定枠を示す。
【0029】
本装置により、巡回路16を構成する無端チェーン18および無端チェーン18に多数軸支されたプレート20の裏面へ、潤滑油を注油する方法を以下に詳述する。
【0030】
まず、潤滑油スプレー缶22を、充填された潤滑油を噴出するように付勢手段24を配した固定枠36に、取付ける(図6参照)。
【0031】
この際、潤滑油スプレー缶22は付勢手段24により、噴出口部が押圧され、充填された潤滑油が常時噴出する状態となる。
【0032】
その後、潤滑油スプレー缶22の噴出口と、チェーン用注油ノズル26および供給ノズル30とを連結した連結管32に配した流量調整手段34により、状況に応じて各ノズル26,30から噴出される潤滑油の量を調整する。
【0033】
このため、チェーン用注油ノズ26からは適量の潤滑油が、巡回路16を構成する無端チェーン18に、注油され、供給ノズル30からは適量の潤滑油が、巡回路16を構成するプレート20の裏面に塗布すべくフェルト材28に供給され、このフェルト材28からプレート20裏面に、注油される。
【0034】
このように、潤滑油スプレー缶22のセット後、流量調整手段34により流量を調整することにより、巡回路16を構成する無端チェーン18およびプレート20の裏面に、均一に、しかも同時に注油されるため、人手による注油作業を皆無とし、ひいては巡回路16を常時最適な状態で使用することが可能となる。
【0035】
なお、本例は、巡回路16を構成する無端チェーン18およびプレート20の裏面に同時に注油するものであるが、フェルト材28、供給ノズル30を省略して無端チェーン18のみに注油すること、あるいはチェーン用注油ノズル26を省略し、プレート20の裏面のみに注油することは自明である。
【0036】
また、無端チェーン18へ注油するチェーン用注油ノズル26と、プレート20の裏面に注油するためのフェルト材28、供給ノズル30と、をそれぞれ別個所に配し、それぞれ別の潤滑油スプレー缶22を使用して注油することは自明である。
【0037】
また、予め潤滑油スプレー缶22に充填された潤滑油の噴出量を、付勢手段24の付勢力を調整することにより、流量調整手段34を省略できることは自明である。
【0038】
また、潤滑油スプレー缶22の基台12装着位置は、側部に限定されることはなく、基台12内外部の巡回路16に近い位置であれば、他の個所でもよい。
【0039】
また、潤滑油はシリコーンオイル等であるが、他の潤滑剤とすることは自由である。
【0040】
また、無端チェーン18へ注油する潤滑油を吸湿する吸湿材を、注油位置後方に配し、余剰潤滑油を吸湿することにより、巡回路16のみならず基台12内を衛生的にすることは自明である。
【0041】
また、フェルト材28を基台12上部に着脱自在とし、交換容易とすることは自明である。
【0042】
また、フェルト材28はフェルト(布)に限定されることはなく、他の吸湿性素材を採用することは自明である。
【0043】
また、1日に1時間程度の注油、あるいは1時間間隔で間欠注油した後、潤滑油スプレー缶22を取外すことにより、潤滑油の使用量を節減できることは自明である。
【0044】
また、巡回路16はクレセントチェーンに限定されることはなく、無端チェーン、無端ベルト、その他の搬送機構を採用できることは自明である。
【0045】
また、巡回路16の平面形状が、端部で折返し搬送されるI型、L型、E型、等の場合には、チェーン用注油ノズル26、フェルト材28、供給ノズル30、連結管32を複数設置すること、さらには潤滑油スプレー缶22を含めて各構成部材を増設して使用すること、は自明である。
【0046】
また、商品は寿司に限定されることはなく、例えばデザート類、サラダ、焼き物類、揚げ物類とすることは自由であり、その際には商品皿には商品を収納、盛付けた容器を載せて提供することは自明である。
【0047】
また、本発明の方法および装置は本例に限定されることはない。
【産業上の利用可能性】
【0048】
本発明に係る回転飲食台における注油方法および装置は、回転飲食台に限定されることはなく、薬品等を生産する工場の各生産ラインの搬送路への注油装置、方法としても転用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】本発明に係る回転飲食台における注油装置を示す要部拡大断面図。
【図2】同、要部拡大平面図。
【図3】同、無端チェーンおよびプレート裏面への注油部分を示す要部拡大平面図。
【図4】本発明に係る回転飲食台における注油装置の拡大側面図。
【図5】同、潤滑油スプレー缶の連結路を示す概略図。
【図6】潤滑油スプレー缶を取付ける状態を示す要部正面図。
【符号の説明】
【0050】
12 基台
16 巡回路
18 無端チェーン
20 プレート
22 潤滑油スプレー缶
24 付勢手段
26 チェーン用注油ノズル
28 フェルト材
30 供給ノズル
32 連結管
34 流量調整手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
基台(12)の上方に商品を巡回搬送させる巡回路(16)が設けられてなる回転飲食台において、
巡回路(16)を構成する無端チェーン(18)に、
充填された潤滑油を噴出するように付勢させて基台(12)に配した潤滑油スプレー缶(22)の噴出口と連結され、かつ無端チェーン(18)に向けて潤滑油を噴出すべく基台(12)に配したチェーン用注油ノズル(26)から、潤滑油を、注油することを特徴とする回転飲食台における注油方法。
【請求項2】
基台(12)の上方に商品を巡回搬送させる巡回路(16)が設けられてなる回転飲食台において、
巡回路(16)を構成する無端チェーン(18)に多数軸支されたプレート(20)の裏面に、
充填された潤滑油を噴出するように付勢させて基台(12)に配した潤滑油スプレー缶(22)の噴出口と連結され、かつプレート(20)裏面に潤滑油を塗布すべく基台(12)に配したフェルト材(28)に潤滑油を供給する供給ノズル(30)により、フェルト材(28)に潤滑油を供給し、フェルト材(28)から潤滑油を、注油することを特徴とする回転飲食台における注油方法。
【請求項3】
基台(12)の上方に商品を巡回搬送させる巡回路(16)が設けられてなる回転飲食台において、
巡回路(16)を構成する無端チェーン(18)に、
充填された潤滑油を噴出するように付勢させて基台(12)に配した潤滑油スプレー缶(22)の噴出口と連結され、かつ無端チェーン(18)に向けて潤滑油を噴出すべく基台(12)に配したチェーン用注油ノズル(26)から、潤滑油を、注油し、
巡回路(16)を構成する無端チェーン(18)に多数軸支されたプレート(20)の裏面に、
潤滑油スプレー缶(22)の噴出口と連結され、かつプレート(20)裏面に潤滑油を塗布すべく基台(12)に配したフェルト材(28)に潤滑油を供給する供給ノズル(30)により、フェルト材(28)に潤滑油を供給し、フェルト材(28)から潤滑油を、注油することを特徴とする回転飲食台における注油方法。
【請求項4】
潤滑油スプレー缶(22)の噴出口とチェーン用注油ノズル(26)または/および供給ノズル(30)との連結路に潤滑油の流量調整手段(34)を配したことを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3記載の回転飲食台における注油方法。
【請求項5】
基台(12)の上方に商品を巡回搬送させる巡回路(16)が設けられてなる回転飲食台において、
潤滑油が充填された潤滑油スプレー缶(22)を、潤滑油を噴出するように付勢させて基台(12)に着脱自在に配し、
巡回路(16)を構成する無端チェ−ン(18)に向けて潤滑油を噴出させるようにチェーン用注油ノズル(26)を、基台(12)に配し、
チェーン用注油ノズル(26)と、潤滑油スプレー缶(22)の噴出口とを連結管(32)にて連結させたことを特徴とする回転飲食台における注油装置。
【請求項6】
基台(12)の上方に商品を巡回搬送させる巡回路(16)が設けられてなる回転飲食台において、
潤滑油が充填された潤滑油スプレー缶(22)を、潤滑油を噴出するように付勢させて基台(12)に着脱自在に配し、
巡回路(16)を構成する無端チェーン(18)に多数軸支されたプレート(20)の裏面に、潤滑油を塗布すべくフェルト材(28)を基台(12)上面に配し、
このフェルト材(28)に潤滑油を供給すべく供給ノズル(30)を、基台(12)に配し、
供給ノズル(30)と、潤滑油スプレー缶(22)の噴出口とを連結管(32)にて連結させたことを特徴とする回転飲食台における注油装置。
【請求項7】
基台(12)の上方に商品を巡回搬送させる巡回路(16)が設けられてなる回転飲食台において、
潤滑油が充填された潤滑油スプレー缶(22)を、潤滑油を噴出するように付勢させて基台(12)に着脱自在に配し、
巡回路(16)を構成する無端チェ−ン(18)に向けて潤滑油を噴出させるようにチェーン用注油ノズル(26)を、基台(12)に配し、
巡回路(16)を構成する無端チェーン(18)に多数軸支されたプレート(20)の裏面に、潤滑油を塗布すべくフェルト材(28)を基台(12)上面に配し、
このフェルト材(28)に潤滑油を供給すべく供給ノズル(30)を、基台(12)に配し、
チェーン用注油ノズル(26)および供給ノズル(30)と、潤滑油スプレー缶(22)の噴出口とを連結管(32)にてそれぞれ連結させたことを特徴とする回転飲食台における注油装置。
【請求項8】
潤滑油スプレー缶(22)の噴出口とチェーン用注油ノズル(26)または/および供給ノズル(30)との連結路に潤滑油の流量調整手段(34)を配したことを特徴とする請求項5、請求項6または請求項7記載の回転飲食台における注油装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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