説明

固体ターゲット回収装置

【課題】固体ターゲットの回収時に被曝の虞を大幅に低減することが可能であると共に核反応が行われた固体ターゲットを直ちに回収することが可能な固体ターゲット回収装置を提供する。
【解決手段】固体ターゲット回収装置1は、核反応が行われた固体ターゲット2を回収するため、受容部材10と、案内部材12と、振動モータ14とを備える。受容部材10は、固体ターゲット2を受容する。受容部材10においては、入口側開口10aの開口面積が出口側開口10bの開口面積よりも大きくなっている。案内部材12は、受容部材10と接続されると共に受容部材10から離れる方向に向かって下方に傾斜しており、固体ターゲット2を放射線遮蔽容器400まで案内する。振動モータ14は、受容部材10及び案内部材12を振動させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、放射性同位元素の製造のために加速粒子との核反応を行わせる固体ターゲットを回収する回収装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、粒状又は多孔質状の固体ターゲットを用いた放射性同位元素製造用のターゲット装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開昭61−246699号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
固体ターゲットを用いたターゲット装置では、サイクロトロン等の粒子加速器から加速粒子を導入し、固体ターゲットを構成する元素と核反応させることで、固体ターゲット内において放射性同位元素を生成する。そして、核反応が行われた固体ターゲットをターゲット装置から回収し、強酸や強塩基の液体を用いて固体ターゲットを溶かす等の処理を行うことによって、放射性同位元素を得ている。
【0004】
ところで、従来、固体ターゲットをターゲット装置から回収する際には、粒子加速器を停止し、放射能が所定量以下に減ったことを確認した後、粒子加速器及びターゲット装置を密閉すると共に鉛等によって構成されるシールド内に作業員が入って、固体ターゲットを回収していた。そのため、固体ターゲットの回収に伴う作業員の被曝の虞をできる限り抑えたいという要望があった。また、放射能が所定量以下に減った状態でないとシールド内に入って固体ターゲットの回収作業を行うことができないので、生成される放射性同位元素の半減期が短い場合には、核反応が行われた後直ちに固体ターゲットを回収したいという要望があった。
【0005】
そこで、本発明は、固体ターゲットの回収時に被曝の虞を大幅に低減することが可能であると共に核反応が行われた固体ターゲットを直ちに回収することが可能な固体ターゲット回収装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る固体ターゲット回収装置は、核反応が行われた固体ターゲットを回収する固体ターゲット回収装置であって、固体ターゲットを受容する受容部と、受容部と接続されると共に少なくとも一部が受容部から離れる方向に向かって下方に傾斜しており、受容部が受容した固体ターゲットを案内する案内部と、受容部及び案内部のうち少なくとも一方を振動させる振動手段とを備えることを特徴とする。
【0007】
本発明に係る固体ターゲット回収装置では、固体ターゲットが、受容部及び案内部を通って、受容部から離れた場所まで運ばれることとなる。そのため、固体ターゲットを収容しているターゲット装置の下方に受容部を配置し、粒子加速器及びターゲット装置を密閉するシールドの外側に案内部の受容部と離れた側の一端を配置することで、ターゲット装置から固体ターゲットを受容部に向けて落とすだけで固体ターゲットが回収されることとなる。その結果、被曝の虞を大幅に低減することが可能であると共に核反応が行われた固体ターゲットを直ちに回収することが可能となる。また、本発明に係る固体ターゲット回収装置では、振動手段が受容部及び案内部のうち少なくとも一方を振動させている。そのため、固体ターゲットが受容部又は案内部において詰まり難くなる。
【0008】
また、受容部は、入口側開口及び出口側開口を有し、入口側開口の開口面積が出口側開口の開口面積よりも大きくなっていることが好ましい。このようにすると、ターゲット装置から落下した固体ターゲットを受容部において受け止めやすくなる。
【0009】
また、受容部は、入口側開口から出口側開口に向かうにつれて開口面積が小さくなっていることが好ましい。このようにすると、ターゲット装置から落下した固体ターゲットを受容部においてより受け止めやすくなる。
【0010】
また、案内部は、固体ターゲットを案内する方向を変えるための屈曲部分を有しており、振動手段は、屈曲部分の近傍に取り付けられていることが好ましい。このようにすると、振動手段によって、固体ターゲットが詰まりやすい案内部の屈曲部分に大きな振動が与えられることとなるので、固体ターゲットが案内部の屈曲部分において詰まり難くなる。
【0011】
また、固体ターゲットは、略円形状の金属板であり、案内部は、両端が開放された筒状を呈しており、案内部は、固体ターゲットの案内方向と直交する断面における断面形状が長孔状となっている部分を有する筒体であることが好ましい。このようにすると、案内部によって固体ターゲットが円滑に案内されることとなる。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、固体ターゲットの回収時に被曝の虞を大幅に低減することが可能であると共に核反応が行われた固体ターゲットを直ちに回収することが可能な固体ターゲット回収装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
本発明に係る固体ターゲット回収装置の好適な実施形態について、図面を参照して説明する。なお、説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
【0014】
まず、図1及び図2を参照して、固体ターゲット2を収容し、加速粒子との核反応を行わせるターゲット装置100の構成について説明する。固体ターゲット2は、Ni(ニッケル)、Zn(亜鉛)、Sr(ストロンチウム)、Te(テルル)等によって構成された略円形状の薄肉金属板であり、例えば、その直径が32mm程度、その厚さが1.5mm程度に設定されている。ターゲット装置100は、マニホールド202を介して、加速粒子が導出されるサイクロトロン(粒子加速器)200の導出口200aに装着されている。
【0015】
ターゲット装置100は、ボディ部102とターゲット部104とを有している。ボディ部102は、マニホールド202と接続されている。ターゲット部104は、矢印A,A方向に着脱可能となるように、ボディ部102に装着されている。
【0016】
ターゲット部104は、略円柱形状を呈している。ターゲット部104は、特に図2において詳しく示されるように、ボディ部102に向かう側の側面に凹部104aを有している。凹部104aは、固体ターゲット2を収容するため、固体ターゲット2の外形に対応した略円形状となっている。
【0017】
凹部104aは、凹部104aの底面から凹部104aに対してマニホールド202とは反対側に向かう方向に延びるように穿設された貫通孔104bと連通している。貫通孔104bは、図示しないバキュームポンプと接続されている。
【0018】
ターゲット部104は、凹部104aに対してマニホールド202とは反対側に延びる冷却水循環孔104cを有している。冷却水循環孔104cは、冷却水循環孔104cの凹部104aから離れた側に位置する端部から凹部104aに対してマニホールド202とは反対側に向かう方向に延びるように穿設された冷却水排出孔104e及びエアブロー冷却水排出孔104fと連通している。
【0019】
冷却水循環孔104c内には、冷却水を固体ターゲット2に向けて導出するための冷却水導出管104dが配設されている。冷却水導出管104dは、冷却水導出管104dの凹部104aから離れた側に位置する端部から凹部104aに対してマニホールド202とは反対側に向かう方向に延びるように穿設された冷却水導入孔104g及びエア導入孔104hと連通している。
【0020】
以上の構成を備えるターゲット装置100及びサイクロトロン200は、放射能の外部への漏洩を防止するため、図1に示されるように、鉛等によって構成されたシールド300で密閉されている。
【0021】
次に、図1〜図3を参照して、固体ターゲット回収装置1の構成について説明する。固体ターゲット回収装置1は、図1に示されるように、固体ターゲット2を受容する受容部材10と、固体ターゲット2を案内する案内部材12と、複数(本実施形態においては3つ)の振動モータ14とを備える。
【0022】
受容部材10は、受容部材10は、ターゲット部104がボディ部102から離脱されたときに落下する固体ターゲット2を受け止めるため、図1及び図2に示されるように、ターゲット部104の下方に配置されている。この受容部材10は、特に図3において詳しく示されるように、入口側開口10aと出口側開口10bとを有しており、入口側開口10aの開口面積が出口側開口10bの開口面積よりも大きなものとされている。
【0023】
具体的には、受容部材10は、底板10Aと、上底が下底よりも長い台形状を呈すると共に下底が底板10Aと接続された側板10B,10Cと、底板10A及び側板10B,10Cにそれぞれ接続された側板10D,10Eとによって構成されている。入口側開口10aは、側板10B,10Cの上底及び側板10D,10Eの上縁によって囲まれる領域によって画成されている。出口側開口10bは、底板10Aに設けられ、その長手方向の幅が固体ターゲット2の直径よりもやや大きく、その短手方向の幅が固体ターゲット2の厚さよりもやや大きな略矩形状を呈している。なお、受容部材10は、アルミ等の金属によって構成することができる。
【0024】
案内部材12は、固体ターゲット2がその内部を通過可能な筒体となっている。案内部材12は、図1に示されるように、シールド300の内部に配置されている受容部材10と接続される第1部分12Aと、複数(本実施形態においては4つ)の屈曲部分を有する第2部分12Bと、シールド300の外部に配置されていると共に鉛等によって構成されている放射線遮蔽容器400の上方に位置している第3部分12Cとを有する。なお、案内部材12は、アルミ等の金属によって構成することができる。
【0025】
第1部分12Aは、図3に示されるように、連結板16及びボルト18によって受容部材10と接続されている。第1部分12Aは、上方に向けて開放された開口12aと、第2部分12Bと連通する開口12bとを有している。
【0026】
開口12aは、矢印B方向(案内部材12が受容部材10と接続された場合における出口側開口10bの短手方向)に沿う辺及び矢印C方向(案内部材12が受容部材10と接続された場合における出口側開口10bの長手方向)に沿う辺が共に固体ターゲット2の直径よりもやや大きい略正方形状を呈している。開口12bは、矢印B方向に沿う辺が固体ターゲット2の直径よりもやや大きく、矢印C方向に沿う辺が固体ターゲット2の厚さよりもやや大きな略矩形状を呈している。そのため、第1部分12Aは、矢印C方向において、下方に向かうにつれて開口面積が小さくなっている。
【0027】
第2部分12Bは、その延在方向(固体ターゲット2の案内方向)と直交する断面における断面形状が略矩形状を呈している。具体的には、第2部分12Bの内形は、その長手方向の幅が固体ターゲット2の直径よりもやや大きく、その短手方向の幅が固体ターゲット2の厚さよりもやや大きくなっている。
【0028】
第2部分12Bは、図1に示されるように、第1部分12Aから鉛直下方に向けて延び、屈曲部分Dにおいて屈曲されて受容部材10(ターゲット装置100及びサイクロトロン200)から離れる方向に向かって下方に傾斜し、屈曲部分Dにおいて屈曲されて再び鉛直下方に向けて延び、屈曲部分Dにおいて屈曲されて再び受容部材10から離れる方向に向かって下方に傾斜し、屈曲部分Dにおいて屈曲されて放射線遮蔽容器400に向かって水平に延びている。なお、第2部分12Bのうち屈曲部分Dと屈曲部分Dとの間の部分は、案内部材12をシールド300の外に出す際の放射能漏れを防ぐため、モルタル20で覆われた樹脂管22内を通っている。
【0029】
第3部分12Cは、第2部分12Bの端部に設けられ、下方に位置する放射線遮蔽容器400に向けて開放された開口(図示せず)を有している。
【0030】
振動モータ14は、図1に示されるように、案内部材12の屈曲部分Dの近傍、案内部材12の屈曲部分D,Dの近傍、及び、案内部材12の屈曲部分Dの近傍にそれぞれ配置されている。振動モータ14は、特に図3において詳しく示されるように、モータ本体14aと、モータ本体14aのシャフトに偏心固定された分銅14bとを有している。
【0031】
次に、図1、図2、図4及び図5を参照して、以上の構成を有する固体ターゲット回収装置1を用いた固体ターゲット2の回収方法について説明する。
【0032】
まず、凹部104a内に固体ターゲット2を配置した状態で貫通孔104bからエアを吸引し、固体ターゲット2を凹部104a内に固定して、ターゲット部104を矢印A方向に移動させることで、ターゲット部104をボディ部102に装着する(図2参照)。これにより、固体ターゲット2がターゲット装置100に収容されることとなる。
【0033】
続いて、冷却水導出管104dを通じてエア及び冷却水を固体ターゲット2に供給する。この状態でサイクロトロン200の導出口200a及びマニホールド202を通じて、ターゲット装置1に収容されている固体ターゲット2に向けて加速粒子を導入する。これにより、固体ターゲット2において、加速粒子との核反応が行われることとなる。
【0034】
続いて、冷却水導出管104dを通じたエア及び冷却水の固体ターゲット2への供給を停止し、ターゲット部104の凹部104aが固体ターゲット回収装置1の受容部材10の上方に位置するまでターゲット部104を矢印A方向に移動させることで、ターゲット部104をボディ部102から離脱させる(図4参照)。
【0035】
続いて、貫通孔104bからのエアの吸引を停止させる。これにより、ターゲット部104の凹部104aの下方に位置する固体ターゲット回収装置1の受容部材10に向けて、固体ターゲット2が落下することとなる(図4参照)。なお、固体ターゲット2が落下する前に、振動モータ14の駆動を開始させ、受容部材10及び案内部材12を振動させている。
【0036】
受容部材10に落下した固体ターゲット2は、出口側開口10bに向けて転がり、出口側開口10bから案内部材12に向けて落下する(図5参照)。そして、案内部材12の第1部分12Aに落下した固体ターゲット2は、第1部分12Aにおいて90°回転した後(図5参照)、案内部材12の第2部分12B及び第3部分12Cを通って放射線遮蔽容器400まで案内される(図1参照)。こうして、核反応が行われた固体ターゲット2が放射線遮蔽容器400に回収されることとなる。
【0037】
以上のような本実施形態においては、固体ターゲット2が、受容部材10及び案内部材12を通って、受容部材10(ターゲット装置100及びサイクロトロン200)から離れると共にシールド300の外に位置する放射線遮蔽容器400まで運ばれることとなる。そのため、ターゲット装置100から固体ターゲット2を受容部材10に向けて落とすだけで固体ターゲット2が放射線遮蔽容器400に回収されることとなる。その結果、被曝の虞を大幅に低減することが可能であると共に核反応が行われた固体ターゲット2を直ちに回収することが可能となっている。
【0038】
また、本実施形態においては、振動モータ14が受容部材10及び案内部材12を振動させている。そのため、固体ターゲット2が受容部材10及び案内部材12において詰まり難くなっている。
【0039】
また、本実施形態においては、受容部材10が、入口側開口10aから出口側開口10bに向かうにつれて開口面積が小さくなっている。そのため、ターゲット装置100から落下した固体ターゲット2を受容部材10において受け止めやすくなっている。
【0040】
また、本実施形態においては、案内部材12が、固体ターゲット2を案内する方向を変えるための屈曲部分D〜Dを有しており、振動モータ14が、屈曲部分D〜Dの近傍に取り付けられている。そのため、振動モータ14によって、固体ターゲット2が詰まりやすい屈曲部分D〜Dに大きな振動が与えられることとなるので、固体ターゲット2が屈曲部分D〜Dにおいて詰まり難くなっている。
【0041】
また、本実施形態においては、固体ターゲット2が、略円形状の金属板であり、延在方向と直交する断面における案内部材12の第2部分12Bの断面形状が、略矩形状を呈している。そして、第2部分12Bの内形は、その長手方向の幅が固体ターゲット2の直径よりもやや大きく、その短手方向の幅が固体ターゲット2の厚さよりもやや大きくなっている。そのため、案内部材12によって固体ターゲット2が円滑に案内されるようになっている。
【0042】
以上、本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記した実施形態に限定されるものではない。例えば、図6に示されるように、上方に向かうにつれてフレア状に広がる筒体を受容部材10として用いてもよい。
【0043】
また、受容部材10及び案内部材12を振動させることができるものであれば、振動モータ14の他に他の振動手段を用いてもよい。
【0044】
また、本実施形態においては、振動モータ14を、案内部材12の屈曲部分Dの近傍、案内部材12の屈曲部分D,Dの近傍、及び、案内部材12の屈曲部分Dの近傍にそれぞれ配置していたが、固体ターゲット2が受容部材10及び案内部材12に詰まらないようにさせることができれば、屈曲部分D〜Dの近傍以外に配置してもよい。
【0045】
また、固体ターゲット2が受容部材10及び案内部材12に詰まらないようにさせることができれば、受容部材10及び案内部材12のうち少なくとも一方を振動モータ14によって振動させるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】本実施形態に係る固体ターゲット回収装置の全体をターゲット装置と共に示す側面図である。
【図2】主としてターゲット装置を示す図1の拡大図である。
【図3】本実施形態に係る固体ターゲット回収装置の受容部材部分を示す分解斜視図である。
【図4】本実施形態に係る固体ターゲット回収装置によって固体ターゲットを回収する工程を説明するための図である。
【図5】図4の後の工程を説明するための図である。
【図6】受容部材の他の例を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0047】
1…固体ターゲット回収装置、2…固体ターゲット、10…受容部材、10a…入口側開口、10b…出口側開口、12…案内部材、14…振動モータ、100…ターゲット装置、200…サイクロトロン、300…シールド、D〜D…屈曲部分。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
核反応が行われた固体ターゲットを回収する固体ターゲット回収装置であって、
前記固体ターゲットを受容する受容部と、
前記受容部と接続されると共に少なくとも一部が前記受容部から離れる方向に向かって下方に傾斜しており、前記受容部が受容した前記固体ターゲットを案内する案内部と、
前記受容部及び前記案内部のうち少なくとも一方を振動させる振動手段とを備えることを特徴とする固体ターゲット回収装置。
【請求項2】
前記受容部は、入口側開口及び出口側開口を有し、前記入口側開口の開口面積が前記出口側開口の開口面積よりも大きくなっていることを特徴とする請求項1に記載された固体ターゲット回収装置。
【請求項3】
前記受容部は、前記入口側開口から前記出口側開口に向かうにつれて開口面積が小さくなっていることを特徴とする請求項2に記載された固体ターゲット回収装置。
【請求項4】
前記案内部は、前記固体ターゲットを案内する方向を変えるための屈曲部分を有しており、
前記振動手段は、前記屈曲部分の近傍に取り付けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載された固体ターゲット回収装置。
【請求項5】
前記固体ターゲットは、略円形状の金属板であり、
前記案内部は、前記固体ターゲットの案内方向と直交する断面における断面形状が長孔状となっている部分を有する筒体であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載された固体ターゲット回収装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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