説明

固形軟膏薬を塗付する治具。

【課題】 自分で自分の背中に固形軟膏薬を塗付できない。第三者の介助を求めた。
【解決手段】 この発明は、二分割にした円頭部へ固形軟膏薬を、挟み込んで掴むように、握り手をU字形にし先端を丸く棒状に加工した。二分割にした円頭部が平行に歪みのないよう、繋ぎ部の穴をあける、加工したU字形の丸い先端を円頭の繋ぎ穴に接続、歪みの修正しながら強固に固定する。円頭部の径は軟膏薬筒の定径よりやや小さくし、挟んで掴む反発力を加工した棒状部に発生させ、保持力を持たせた。この発明は、挟んで掴む反発力を発生させる事と、円頭部の軟膏薬筒を掴んだ形態が最大の特徴である。また、この形態により軟膏薬筒が円頭よりすり抜けることはない。握り手に刻みを付けたことによって持ち手の回転、塗付操作が円満に出来るものである。第三者の介助を受けず自分の背中に、ステック固形軟膏薬を自在に塗付できる治具を提供でき、課題を解決する事ができる。(図4、5)

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、背中に固形軟膏薬を塗付する治具である。
【背景技術】
【0002】
独りでは、自分の背中へステック形固形軟膏薬を塗付出来ない。第三者の介助をうける。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
第三者の介助を受けないで固形軟膏薬を、自身で背中に塗付出来る治具を、提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
この発明は、第一に、図1(1)固形軟膏薬の挟み部に、半円形の頭部を2個組み合わせた。第二に、頭部と接続する握り手の先端(3)にバネ稼働部を備え、これを最大の特徴とした。第三に、頭部と握り手の接続(2)を、ずれ、歪みしないように強固に固定した。第四に、固形軟膏薬は定型なので、頭部の挟みの円径を軟膏薬筒よりやや小さくした。第五に、軟膏薬をより円滑に塗付出来るよう滑り止めのぎざぎざをつけ握り易く加工した。
【発明の効果】
【0005】
その1、固形軟膏薬を頭部で挟み自在に操作できる。その2、背中全体に固形軟膏薬の塗付ができる。その3、接続にバネをもせたので固形軟膏薬が落ちない。その4、早期手当治療が出来る。その5、第三者の介助を受けない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
この発明は、図1(1)二分割にした円頭部に固形軟膏薬を挟み込んで掴む。(3)握り手のバネで弾力を持たせたため、円頭部の固形軟膏薬が固定され外れない。軟膏薬の取り付け取り外しが簡単である。取扱が簡単なので背中へ自在に塗付できる。最大の特徴は弾力を持った円頭部と掴みの形の形態である。
「実施形態の効果」
【0007】
この実施形態は、固形軟膏薬を挟む二遍の頭部に腕をとりつけ、バネを持たせており挟む事が簡単。軟膏薬の塗付が自在に操作できる。第三者の介助を必要としない。
「他の実施形態」
【0008】
一人では背中に固形軟膏薬を塗付できないので第三者の介助を求める。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】平面図である。
【図2】側面図である。
【図3】斜視図である。
【図4】塗付様図1である。
【図5】塗付様図2である。
【符号の説明】
【0010】
1 挟み円頭部
2 接続部
3 バネ部
4 握り手
5 すべり止め

【特許請求の範囲】
【請求項1】
固形軟膏薬を手の届かない自分の背中の患部へ塗付する治具である。
【請求項2】
挟み部位の頭部を半円筒形二個とし連結の先端をU字形に加工しバネを持たせた握り手とする。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2006−158407(P2006−158407A)
【公開日】平成18年6月22日(2006.6.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−349292(P2004−349292)
【出願日】平成16年12月2日(2004.12.2)
【出願人】(304058376)
【Fターム(参考)】