説明

地域密着型推奨システムに新しいコンテンツ項目を導入する方法

本発明は、コンテンツ項目を操作し、ユーザ選好プロファイルを生成し、地域密着型推奨システムに新しいコンテンツ項目を導入する方法に関連する。仮想ユーザ端末は、新しいコンテンツ項目の利用可能性を検出するときに新しいユーザ選好プロファイルを決定する。仮想ユーザ端末は、ユーザ選好プロファイル中に新しいコンテンツ項目のために選好値を設定する初期化プロセッサを有する。仮想ユーザ端末は更に、関連したコンテンツプロファイルを決定する関連プロセッサと、少なくとも1つの関連したコンテンツ項目に関連付けられるユーザプロファイル中の選好値を設定するプロファイル・プロセッサとを更に有する。従って、第1のコンテンツ項目と関連したコンテンツ項目の間に関連付けが作られ、それにより新しいコンテンツ項目を既存のコンテンツ項目とリンクし、従って新しいコンテンツ項目が推奨される確率を高める。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、地域密着型推奨システムにおいてコンテンツ項目を操作する方法及び装置に関連する。
【背景技術】
【0002】
近年、テレビジョン番組、映画、音楽、及び書籍等の情報及びコンテンツへのアクセス可能性及び供給は、爆発的に増加している。特に、ますます利用可能な情報源としてのインターネットの出現により、殆どのユーザが直面する主な問題を生じさせ、即ち、適切な情報又はコンテンツが利用可能であるかでなく、これがどのように見つけられ得るかである。特に、ユーザに与えられるサービス及びコンテンツが当該ユーザをターゲットとするものであり、当該ユーザの特定のユーザプロファイルに合うものであり、当該ユーザの個人的な選好を反映するものであることがますます重要となっている。
【0003】
例えば情報及びコンテンツ供給を特定のユーザに対してカスタマイズする1つの方法は、特定のコンテンツ又は情報がユーザに適するものであるように決定され、従ってユーザに推奨される、推奨に基づくアプローチである。1つの推奨アプローチは、適切な地域社会から受け取られるフィードバック及び選好が、当該地域社会にいるユーザに対する推奨を決定するのに使用される、地域密着型推奨アプローチである。従って、例えば、ある行動又は動作が地域社会について観察され分類され、他のユーザが同様の行動を行う場合、当該カテゴリ中のユーザによってアクセスされる情報又はコンテンツが推奨されうる。
【0004】
地域密着型推奨システムの例は、ユーザの購買行動が監視される幾つかの電子商取引(e-commerce)インターネット・サイトから知られている。記憶された行動と類似した購買行動を有するユーザに対して、当該グループの他のユーザによってなされた購買行動と類似の又は同一の購買行動が推奨される。周知の例は、書籍の購買者に、やはり現在の書籍を購買している他のユーザによって購買された多くの他の書籍を推奨することである。
【0005】
一般的には、地域密着型推奨システムは、異なったユーザのユーザプロファイルを比較し、類似したプロファイルを有する他のユーザが選好したコンテンツをユーザに推奨することによって動作する。しかしながら、一般的には、ユーザは、他のユーザによって既に評価されているコンテンツのみを、又は主に、推奨されることとなる。典型的には、地域密着型推奨システムに対して、なされた推奨は、ユーザプロファイル中で最も高い普及率のコンテンツである傾向がある。従って、より多くのユーザプロファイルが所与のコンテンツを有すれば有するほど、これが他のユーザに推奨される可能性は高まる。コンテンツ項目がより推奨されるほど、これがユーザプロファイルに含まれる可能性は高まり、推奨されているコンテンツ項目の確率はより多く普及するにつれて高まるため、地域密着型推奨システムは、一般的には主に殆どの人気のあるコンテンツ項目の望ましくない狭い推奨を与える傾向がある。推奨は更に、時間が経つにつれてますます狭くなり、従って推奨において所望の自由度及び多様性を与えない。特に、望ましくない潜伏時間なしに新しいコンテンツ項目が地域密着型推奨システムに導入されるのは困難である傾向がある。
【0006】
また、典型的な地域密着型推奨システムは多数のユーザプロファイルに基づく傾向があるため、地域密着型推奨システムによって行われる推奨に影響を与えることは困難でありうる。更に、殆どの地域密着型推奨システムでは、ユーザプロファイルを通じたもの以外に推奨に影響を与える方法は可能でない。例えば、推奨が中央推奨器によってなされる中央集中操作された地域密着型推奨システムでは、ユーザプロファイルを通じたもの以外は、推奨器の操作者のみが推奨に影響を与えうる。
【0007】
従って、改善された地域密着型推奨システムが有利であり、特に、より高い自由度、多様性、及び/又は推奨に影響を与える手段が有利でありうることを可能とする。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
従って、本発明は、改善された地域密着型推奨を可能とする手段を提供することを目的とする。望ましくは、本発明は、地域密着型推奨システムのパフォーマンスを改善し及び/又は高まった自由度、多様性、及び/又は推奨に影響を与える手段を可能とする傾向がある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の第1の面によれば、地域密着型推奨システムにおいてコンテンツ項目を操作する方法は、ユーザ選好プロファイルの、第1のコンテンツ項目に関連付けられた第1の要素を第1の選好値で初期化する段階と、第1のコンテンツ項目に関連する少なくとも1つの関連したコンテンツ項目を決定する段階と、少なくとも1つの関連したコンテンツ項目に関連付けられる、ユーザ選好プロファイルの要素の第2の選好値を設定する段階とを有する。
【0010】
本発明は、ユーザ選好プロファイルにおいて決定された選好に応じて、特に第1のコンテンツ項目と少なくとも1つの関連したコンテンツ項目との間でユーザ選好プロファイルによってなされた関連付けに応じて推奨がなされることを可能とする。特に、第1及び第2の選好値は、推奨器に第1のコンテンツ項目を少なくとも1つの関連したコンテンツ項目と関連付けさせるよう設定されうる。従って、ユーザ選好プロファイルは、地域密着型推奨システムに含まれることが望ましく、それにより、第1のコンテンツ項目と少なくとも1つの関連したコンテンツ項目との間に関連性を生じさせる。これは、特に、第1のコンテンツ項目を、少なくとも1つの関連したコンテンツ項目に対して高い選好値を有するユーザへ推奨させうる。例えば、新しい第1のコンテンツ項目は、新しいコンテンツ項目に対するユーザ選好及び既存のコンテンツ項目に対する選好値のいずれもがそれらの間に関連性を生じさせるよう設定される、ユーザ選好プロファイルによって地域密着型推奨システムに対して導入されうる。従って、ユーザ選好プロファイルは、第1のコンテンツ項目を地域社会へ導入してもよく、また、関連したコンテンツ項目に対する選好値に対する適切な設定により地域社会の特定のグループを特にターゲットとしうる。これは、新しいコンテンツ項目のターゲットされ対象とされた導入を可能とする。
【0011】
ユーザ選好プロファイルは、特に、所与の地域密着型推奨システムと互換性がありうる。ユーザ選好プロファイルは、従って、地域密着型推奨システムの推奨が影響を受けることを可能とする。方法は、非常に自由度の高い推奨システムを与える。方法は更に、推奨の多様性及び変化を高める手段を実施する効率的且つ簡単な方法を与える。特に、これは、新しいコンテンツが地域密着型推奨システムに導入され、これが推奨されることを可能とする。特に、ユーザ選好プロファイルは、新しい第1のコンテンツ項目と、推奨システムに既に含まれていたコンテンツ項目の間で関連付けが成されることを可能としうる。ユーザ選好プロファイルは、特に、既存のユーザ選好プロファイルに対する更新又は変更として生成されうる。
【0012】
本発明の特徴によれば、第2の選好値は、第1の選好値に類似する。従って、関連したコンテンツ項目の選好値は、第1のコンテンツ項目の選好値と類似したものでありうる。特に、第1のコンテンツ項目を少なくとも1つの関連したコンテンツ項目と関連付けることは、これらのコンテンツ項目に対する選好値を類似するものに設定することによって、例えばこれらを同等に又は略同一に設定することにより、達成されうる。これは、殆どの地域密着型推奨システムと互換性のある関連付けに対する適当な手段を与える。従って、関連するコンテンツは、望ましくは、類似の選好値を有するよう設定される。
【0013】
本発明の他の特徴によれば、第1の選好値は、高い選好値である。これは、第1のコンテンツ項目に対して高い選好値が設定されることを可能とし、それにより、第1のコンテンツ項目が地域密着型推奨システムの他のユーザに推奨される高い確率を生じさせる。特に、ユーザ選好プロファイル中で第2の選好値を高く設定することにより、少なくとも1つの関連したコンテンツ項目に対して高い選好を有するユーザに対する第1のコンテンツ項目の推奨の高い確率が達成される。
【0014】
本発明の他の特徴によれば、第1の選好値と第2の選好値の同等性は、第1のコンテンツ項目と少なくとも1つの関連したコンテンツ項目の間の類似性の度合いに応じて決定される。特に、第1及び第2の選好値の間の均等性は、第1のコンテンツ項目と少なくとも1つの関連したコンテンツ項目の間の類似性が増加するにつれて、増加されうる。これは、推奨に影響を与えるうえでの更なる改良を可能とする。
【0015】
本発明の他の特徴によれば、方法は更に、第1のコンテンツ項目が新しいコンテンツ項目であるかどうかを決定する段階を更に含み、初期化する段階、決定する段階、及び設定する段階は、第1のコンテンツ項目が新しい場合にのみ実行される。方法は特に、複数のコンテンツ項目を考慮し、これらの夫々に対してコンテンツ項目が新しいコンテンツ項目であるかどうかを判定する。ユーザ選好プロファイルの生成は、新しいコンテンツ項目に対して実行されるだけである。例えば、方法は、複数のコンテンツ項目を監視し、どれが新しいかを検出する機能実体に含まれうる。これらの新しいコンテンツ項目に対して、新しいコンテンツ項目と既存のコンテンツ項目の間に適当な関連性を生成させる新しい仮想ユーザ選好プロファイルが生成されうる。新しいコンテンツ項目は、例えば、以前に評価されておらず、コンテンツ項目のリストに含まれておらず、特定の源から受信され、又は一組の所定の規準及び/又は特徴に合う、コンテンツ項目でありうる。これは、推奨の高まった確率を確実とするよう、適当なコンテンツ項目が既存のコンテンツ項目と自動的に関連付けられるシステムを提供する。
【0016】
本発明の他の特徴によれば、コンテンツ項目の利用可能性の情報は、地域密着型推奨システムの一部ではない源から受信される。情報は、例えば、外部源によって与えられる専用情報メッセージによって受信されうる。情報は、従って、地域密着型推奨システムの動作とは独立に提供されうる。このことは、地域密着型推奨システムの操作者又は中央制御器が関与する必要なく、コンテンツ項目が地域密着型推奨システムに導入されることを可能とする。それに加えて又はその代わりに、外部源は、既存の源であってもよく、例えば、ニュース情報源を含んでもよく、また、特に、地域密着型推奨システムの典型的なユーザを特に対象とし及び/又は地域密着型推奨システムのコンテンツ項目の1つ又はそれ以上のカテゴリに関連するニュース情報源を含みうる。
【0017】
本発明の他の特徴によれば、少なくとも1つの関連したコンテンツ項目は、第1のコンテンツ項目が属するカテゴリから決定される。望ましくは、カテゴリは、アーティスト、コンテンツ項目の種類、及び音楽のスタイルのうちの少なくとも1つの対応性から決定される。これは、関連したコンテンツ項目を決定するために適切な且つ信頼性の高いアプローチを確実とする。例えば、特定の音楽スタイルの音楽ナンバーといった特定のカテゴリに属し、特定にアーティストによる所与のコンテンツ項目は、その音楽スタイルのそのアーティストの全ての他の音楽ナンバーが関連したコンテンツとして識別され決定されることを生じさせうる。これらのコンテンツ項目の全ての選好値は、従って、ユーザ選好プロファイル中の適切な選好値を有するよう設定されえ、関連性は、第1のコンテンツ項目に対して形成される。これは、当該アーティスト及び/又は当該音楽スタイルの1つ又はそれ以上の他の音楽ナンバーに対して高い選好値を有する第1のコンテンツ項目をユーザに推奨させる。
【0018】
本発明の他の特徴によれば、第1の選好値を所定の選好値プロファイルに応じて設定する段階を更に有する。望ましくは、選好値は、第1のコンテンツ項目の特徴に応じて決定される。例えば、高い選好値は、第1のカテゴリ及び/又はアーティストに関連付けられているコンテンツ項目に対して設定されうる。これは、当該カテゴリ及び/又はアーティストの全てのコンテンツ項目がより多く推奨されることを生じさせうる。第1のコンテンツ項目が異なったカテゴリ及び/又はアーティストに関連すると判定されると、評価は、例えば、推奨の確率が減少されるが依然として存在するよう低くなる。従って、コンテンツ項目の推奨の確率の更なる目盛り付け及び/又は推奨に対して所望の特徴及び影響を有するユーザ選好プロファイルの自動的な作成を可能とする。
【0019】
本発明の他の特徴によれば、第1の選好値を設定する段階は、第1のコンテンツ項目のカテゴリを決定すること、及び、第1の選好値をカテゴリに対する所定の選好値プロファイルに設定することを含む。これは、第1の選好値を所望の値に設定することに対する適切なアプローチを与える。
【0020】
本発明の他の特徴によれば、第2のユーザ選好プロファイルの、第1のコンテンツ項目に関連付けられた要素を選好値で初期化する段階と、第1のコンテンツ項目に関連する少なくとも1つの関連したコンテンツ項目を決定する段階と、少なくとも1つの関連したコンテンツ項目に関連付けられる第2のユーザ選好プロファイルの要素の更なる選好値を設定する段階とを更に有する。
【0021】
望ましくは、2つ又はそれ以上のユーザ選好プロファイルは、第1のコンテンツ項目の利用可能性の情報の受信に応じて生成される。2つ又はそれ以上の異なったユーザ選好プロファイルは、特に、第1のコンテンツ項目及び/又は少なくとも1つの関連したコンテンツ項目に関連する異なった選好値を有しうる。更に、第2のユーザ選好プロファイルは、第1のユーザ選好プロファイルに対して設定されたものとは異なる関連したコンテンツ項目の選好値を設定しうる。2つ又はそれ以上のユーザ選好プロファイルは、別々の及び様々なグループのターゲティングを可能とする。
【0022】
本発明の第2の面によれば、地域密着型推奨システムにおいてコンテンツ項目を操作する装置であって、第1のコンテンツ項目の利用可能性の情報を受信する受信器と、ユーザ選好プロファイルの、第1のコンテンツ項目に関連付けられた第1の要素を第1の選好値で初期化する初期化プロセッサと、第1のコンテンツ項目に関連する少なくとも1つの関連したコンテンツ項目を決定する関連プロセッサと、少なくとも1つの関連したコンテンツ項目に関連付けられるユーザ選好プロファイルの要素の第2の選好値を設定するプロファイル・プロセッサとを有する。
【0023】
本発明の上述の及び他の面については、以下説明する実施例を参照して明らかとなろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
本発明の実施例について、例としてのみ、図面を参照して説明する。以下の説明は、中央集中型の地域密着型推奨システムにおける本発明の実施例について注目したものである。しかしながら、本発明はこの用途に限られるものではなく、中央型でない地域密着型推奨システムを含む多くの推奨システムに適用されうることが明らかとなろう。上述の例では、個々のユーザ端末において個々のユーザ選好プロファイルが生成及び維持されるが、ユーザ選好プロファイルは任意の適当な方法で、また任意の適当な物理的な、建築的な、又は論理的な位置で生成されうることが明らかとなろう。
【0025】
図1は、本発明の実施例によりコンテンツ項目で動作する装置を有する地域密着型推奨システムを示す図である。
【0026】
地域密着型推奨システム100は、中央推奨制御器101及び複数のユーザ端末103(2つを図示する)を有する。上述の実施例では、中央推奨制御器101は、特に、地域社会へ音楽推奨を与えるインターネット上のウェブサイトでありうる。この例では、中央推奨制御器101は、推奨情報のみを与える。推奨情報に応じて、ユーザ端末のユーザは、推奨された歌をダウンロードするために適当なウェブサイトにアクセスしうる。特に、中央推奨制御器101は、推奨された歌をダウンロードするのに使用されうるIPアドレスを含みうる。一般的には、IPアドレスは、歌を所定の料金でダウンロードするのに使用されうるレコード・ラベル・ウェブサイトのIPアドレスでありうる。
【0027】
中央推奨制御器101は、データを受信及び送信する推奨器通信要素105を有する。特に、推奨器通信要素105は、ユーザ端末103からユーザ選好プロファイルを受信し、ユーザ端末103に応じて生成された推奨情報を送信する。推奨器通信要素105は、推奨器107に接続される。推奨器は更にユーザ選好プロファイルデータベース109に接続される。ユーザ選好プロファイルデータベース109は、地域社会のユーザ選好プロファイルに関連する情報を有する。従って、ユーザ選好プロファイルが推奨器107へ供給されると、推奨器は、受信されたユーザ選好プロファイルに応じてユーザ選好プロファイルデータベース109を更新する。簡単な実施例では、各ユーザ選好プロファイルは、変更されずにユーザ選好プロファイルデータベース109に記憶される。より進んだ実施例では、ユーザ選好プロファイルの情報は、より複雑且つ適当なユーザ選好情報を生成するよう処理されうる。例えば、複数のユーザの選好は、追加的な及び改善された情報を与えるよう結合され、平均がとられ、又は一緒にグループ化されうる。
【0028】
推奨器通信要素105がユーザ端末103からユーザ選好プロファイルを受信すると、これは推奨器へ供給される。これは、ユーザ選好プロファイルデータベース109にまだない場合は、ユーザ選好プロファイルデータベース109に追加される。ユーザ選好プロファイルのバージョンがユーザ選好プロファイルデータベース109の中に既に存在する場合、これは、新しいユーザ選好プロファイルによって置換又は更新される。更に、推奨器は、受信されたユーザ選好プロファイルと類似したユーザ選好プロファイルを確認するべく、ユーザ選好プロファイルデータベース109を探索する。確認されると、高い選好値を有する同等のユーザ選好プロファイルのコンテンツ項目が推奨情報として生成される。推奨情報は、ユーザ端末103への送信のために推奨器通信要素105へ供給される。
【0029】
ユーザ端末103は、ユーザ選好プロファイルを推奨器105へ送信し及び推奨器105から推奨情報を受信するユーザ端末通信要素111を有する。ユーザ端末通信要素111は、ユーザへの提示のためにユーザインタフェース113に接続される。ユーザインタフェース113は、特に、コンピュータモニタといったディスプレイを有しうる。更に、ユーザ端末103は、説明する実施例では、ユーザ選好プロファイルメモリ114を有し、ユーザ用のユーザ選好プロファイルは、ユーザ端末の使用に応じて生成される。ユーザ選好プロファイルは、従って、一般的には様々なコンテンツ項目のリスト及びこれらのユーザ評価を含みうる。従って、ユーザ選好プロファイルは、1つ又はそれ以上のコンテンツ項目に対するユーザの選好の情報を有する。
【0030】
ユーザ選好プロファイルは、任意の適当な時間において推奨器105へ通信されうる。例えば、ユーザ選好プロファイルは、ユーザ端末103の起動時、ユーザ選好プロファイルが変更されたとき、ユーザがコンテンツ項目を再生する等の特別な動作を行ったとき、又はユーザ端末103のユーザが推奨情報を特に要求したときに、通信されうる。
【0031】
ユーザ端末に加え、地域密着型推奨システム100は更に、仮想ユーザ端末115を有する。仮想ユーザ端末115は、第1のコンテンツ項目の利用可能性の情報を受信する受信器117を有する。特に、受信器117は、第1のコンテンツ項目の利用可能性の情報を外部源119から受信しうる。1つの実施例では、外部源は特に、仮想ユーザ端末115のコンテンツ利用可能性の情報を与え、他の実施例では、仮想ユーザ端末115は外部源から検索された情報の分析から情報を導出する。特定の例では、外部源は、発行されている新しい歌の情報を与えるレコード・ラベルによって操作される情報源でありうる。その代わりに又はそれに加えて、外部源は、仮想ユーザ端末115によってアクセスされ、発行された新しい歌の情報についてスキャンされる音楽インターネット・サイトでありうる。
【0032】
仮想ユーザ端末115は、更に、ユーザ選好プロファイルが格納されうるユーザ選好プロファイル・メモリ121を有する。更に、仮想ユーザ端末115は、ユーザ選好プロファイルの第1の要素を第1の選好値で初期化する初期化プロセッサ123を有する。第1の要素は、第1のコンテンツ項目に関連付けられる。初期化プロセッサ123は、受信器117及びユーザ選好プロファイル・メモリ121に接続される。
【0033】
受信器123が、新しいコンテンツ項目の利用可能性の情報を受信すると、これは初期化プロセッサ123へ供給される。これに応じて、初期化プロセッサ123は、新しいコンテンツ項目に対する適切な選好値を設定するようユーザ選好プロファイル・メモリ121にアクセスする。特に、初期化プロセッサ123は、新しいコンテンツ項目に対するエントリを作成し、これに高い選好値を割り当てる。
【0034】
仮想ユーザ端末115は、更に、第1のコンテンツ項目に関連する少なくとも1つの関連したコンテンツ項目を決定する関連プロセッサ125を有する。関連プロセッサ125は、受信器117に接続され、新しいコンテンツ項目の利用可能性が識別されると、関連プロセッサ125は関連したコンテンツ項目を識別するようユーザ選好プロファイルを通じて探索する。
【0035】
従って、望ましい実施例では、ユーザ選好プロファイルは、複数のコンテンツ項目の情報を有する。この情報は、外部源を通じて識別された、推奨器105からダウンロードされた、地域密着型推奨システムの監視トラフィックから、又は任意の他の適当な方法で決定された前のコンテンツ項目から導出されうる。他の実施例では、新しいユーザ選好プロファイルが各新しいコンテンツ項目に対して生成されうる。この場合、1つ又はそれ以上の関連したコンテンツ項目は、任意の適当な方法で決定されうる。例えば、ユーザ選好プロファイルは、推奨器又は他のユーザ端末からダウンロードされてもよく、コンテンツ項目のデータベース(例えば音楽ウェブサイト)はコンテンツ項目を識別するためにアクセスされてもよく、又はコンテンツ項目は新しいコンテンツ項目の利用可能性の情報と共に外部源から受信されてもよい。
【0036】
望ましい実施例では、コンテンツ項目は1つ又はそれ以上の異なったカテゴリに関連付けられる。例えば、コンテンツ項目カテゴリは、例えばビデオクリップ又はプログラム、オーディオクリップ又はプログラム、テキストベースのコンテンツ項目、1つのソフトウエア又はマルチメディア・クリップ等でありうる。カテゴリは更に、例えばコンテンツ項目に関連付けられるアーティスト又は音楽スタイルといったコンテンツ項目のコンテンツに更に関連する。例えば、歌である新しいコンテンツ項目は、歌、アーティスト、音楽スタイル、歌の長さ、作成国等のカテゴリに関連付けられうる。
【0037】
望ましい実施例では、関連するコンテンツ項目は、カテゴリの関連付けに応じて決定される。特に、関連したコンテンツ項目は、第1のコンテンツ項目が属する少なくとも1つのカテゴリにあると決定される。カテゴリは特に、特定のアーティスト及び音楽スタイルのカテゴリといった結合されたカテゴリでありうる。従って、望ましい実施例では、関連プロセッサは、少なくとも1つのカテゴリを新しいコンテンツ項目と共通に有する全てのコンテンツ項目を識別するようユーザ選好プロファイルをスキャンする。
【0038】
仮想ユーザ端末115は、更に、少なくとも1つの関連したコンテンツ項目に関連付けられるユーザ選好プロファイルの要素の第2の選好値を設定するプロファイル・プロセッサ127を有する。プロファイル・プロセッサ127は、関連プロセッサ125及びユーザ選好プロファイル・メモリ121に接続される。
【0039】
望ましい実施例では、プロファイル・プロセッサ127は、関連プロセッサ127によって識別される全ての関連したコンテンツ項目に対してユーザ選好プロファイル中の選好値を設定する。簡単な実施例では、プロファイル・プロセッサ127は、単純に、全ての関連したコンテンツ項目に対して高い選好値を設定する。この実施例では、新しいコンテンツ項目の利用可能性が検出されると、選好値は、新しいコンテンツ項目自体に対してだけでなく、新しいコンテンツ項目に近い対応性を有することがわかっている他のコンテンツ項目に対しても、できる限り高く設定される。従って、新しいコンテンツ項目と既存の類似のコンテンツ項目の間に強い関連性が確立される。従って、中央推奨制御器101においてこのユーザ選好プロファイルを使用すると、関連するコンテンツ項目に対して高い選好を有するユーザに対して新しいコンテンツ項目を推奨させる可能性が高い。従って、新しいコンテンツ項目に対して選好値を設定するだけでなく、関連した既存のコンテンツ項目に対しても設定することにより、新しいコンテンツ項目は既存のコンテンツ項目にリンクされ、それにより地域密着型推奨システムに導入される。
【0040】
より進んだ実施例では、関連したコンテンツ項目の選好値は、第1のコンテンツ項目の選好値と類似している。従って、第1のコンテンツ項目に高い選好値が与えられると、関連したコンテンツ項目にも高い選好値が与えられる。他の実施例では、新しいコンテンツ項目と関連したコンテンツ項目の選好値の間の同等性は、コンテンツ項目間の類似性の度合いに依存する。特に、新しいコンテンツ項目と関連したコンテンツ項目の間の対応性が近いほど、新しいコンテンツ項目と関連したコンテンツ項目の割り当てられた選好値の間の相関は高くなる。
【0041】
例えば、1つの実施例では、各コンテンツ項目は、複数のカテゴリに関連付けられ得る。新しいコンテンツ項目と同じ関連付けられたカテゴリを有する関連したコンテンツ項目は、ユーザ選好プロファイル中で新しいコンテンツ項目と同じ選好値を有するよう設定される。特に、これは高い選好値であり得る。新しいコンテンツ項目と共通のより少ないカテゴリを有する関連したコンテンツ項目には、より低い選好値が与えられる。特に、選好値は、共通のカテゴリの数が減少するにつれて減少する。このように、関連したコンテンツ項目に対する選好値の自由度の高い設定は、新しいコンテンツ項目と関連したコンテンツ項目の間に関連性に更なる目盛り付けを与える。
【0042】
仮想ユーザ端末115は、ユーザ選好プロファイル・メモリ121に接続された通信要素129を有する。通信要素129は、仮想ユーザ端末115のユーザ選好プロファイルを中央推奨制御器101へ送信するよう動作可能である。通信要素129は更に、関連したコンテンツ項目の決定に、ユーザ選好プロファイル・データベース109に関連する情報を受信するよう更に動作可能でありうる。
【0043】
従って、望ましい実施例では、仮想ユーザ端末115は、地域密着型推奨システム用のユーザ選好プロファイルを生成するよう動作可能である。図2は、本発明の実施例によるコンテンツ項目を用いて動作する方法を示す図である。方法は、図1の仮想ユーザ端末115に対して適用可能である。
【0044】
ステップ201において、受信器117は、第1のコンテンツ項目の利用可能性の情報を受信する。ステップ203において、初期化プロセッサ123は、ユーザ選好プロファイルの第1の要素を第1の選好値で初期化し、第1の要素は第1のコンテンツ項目に関連付けられている。ステップ205において、関連プロセッサは、第1のコンテンツ項目に関連する少なくとも1つの関連したコンテンツ項目を決定する。ステップ207において、プロファイル・プロセッサ127は、少なくとも1つの関連したコンテンツ項目に関連付けられるユーザ選好プロファイルの要素の第2の選好値を設定する。ステップ209において、通信要素129は、ユーザ選好プロファイルを中央推奨制御器101へ送信する。
【0045】
望ましい実施例では、仮想ユーザ端末115は、第1のコンテンツ項目が新しいコンテンツ項目であるかどうかを更に決定する。ユーザ選好プロファイル中の選好値を初期化し、決定し、設定するステップは、第1のコンテンツ項目が新しいものであると決定されたときにのみ実行される。コンテンツ項目が新しいと決定するための任意の適当なアルゴリズム及び規準が使用されうる。特に、コンテンツ項目は、既に評価されていなければ、特にユーザ選好プロファイル・データベース109中に含まれていなければ、新しいものであると判定される。望ましい実施例では、ユーザ選好プロファイルは、このように、新しいコンテンツ項目に対してのみ生成される。
【0046】
望ましい実施例では、新しいコンテンツ項目の選好値は、所定の選好値プロファイルに応じて設定され、選好値は望ましくは第1のコンテンツ項目の特徴に応じて更に決定されることが望ましい。この実施例では、コンテンツ項目の複数の異なったカテゴリに対して設定された選好値を有する所定の選好値プロファイルが生成される。例えば、第1の選好値は、第1のアーティストに関連付けられるコンテンツ項目に割り当てられてもよく、第2の選好値は第2のアーティストに関連付けられるコンテンツ項目に割り当てられてもよく、以下同様である。新しいコンテンツ項目が識別されると、新しいコンテンツ項目がどのカテゴリに属するかが判定され、関連付けられる選好値が割り当てられる。これは、割り当てられた選好値の目盛り付けを与え、従って選好の初期の強さ(従って推奨の確率)が特定のプロファイルに従って制御されうることを与える。特定の例として、レコード・ラベルは、当該レコード・ラベルからの全てのコンテンツ項目が非常に高い選好値を有し、他のレコード・ラベルからの全てのコンテンツ項目が低い又はどちらともはっきりしない選好値を有する、所定の選好値プロファイルを有しうる。このことは、レコード・ラベルが、推奨を、レコード・ラベルからの新しいコンテンツ項目へ向けて自動的に偏らせることを可能とする。
【0047】
望ましい実施例は、このように、新しいコンテンツ項目の選好値を設定するだけでなく関連したコンテンツ項目を設定することを確実とし、他のコンテンツ項目に対する関連づけが作られ、従って新しいコンテンツ項目は既存の推奨システムにリンクされる。更に、関連したコンテンツ項目及び/又は選好値は推奨に対して所望の影響を有するよう選択されうるため、新しいコンテンツ項目は適当なターゲット・グループに照準を合わせ得る。特に、新しいコンテンツ項目は一般的には、ユーザの大きいグループに対して推奨される必要はなく、特に、類似するコンテンツ項目に対して高い選好を有するユーザの小さいグループに対して推奨されうる。これは、地域密着型推奨システムにおける新しいコンテンツのターゲティングされた導入を確実とする。
【0048】
ユーザ選好プロファイルは、個々のユーザ端末において生成される必要がないことが明らかである。例えば、他の実施例では、全てのユーザ選好プロファイルは、中央推奨ユニット内で生成され格納される。ユーザのユーザ選好プロファイルは、この例では、例えばユーザによってなされたコンテンツ項目の選択といったユーザの行動から生成されうる。また、推奨機能は、中央収集で実施される必要はなく、例えば、他のユーザに関連する受信されたユーザ選好プロファイル情報に応じて個々のユーザ端末において実行されうることが明らかとなろう。
【0049】
上述の説明は、1つの特定のユーザ選好プロファイルの生成に注目したが、新しいコンテンツ項目が利用可能であることが検出されたことに応じて複数の異なったユーザ選好プロファイルが生成されうる。事実上、上述の方法は、変更された規準を用いて異なったユーザ選好プロファイルに対して繰り返されうる。
【0050】
特定の例として、新しいコンテンツ項目は、流行の歌に変換された詩でありうる。この場合、流行の歌及び音楽に関心があるがおそらくは詩には興味のないユーザのグループを対象とする第1のユーザ選好プロファイルが生成されうる。第2のユーザ選好プロファイルは、詩に対して高い選好を有するが流行の音楽に対しては低い選好値を有するユーザのグループに対して生成されうる。このように、新しいコンテンツ項目は、いずれのユーザグループにもリンクされる。従って、多数のユーザ選好プロファイルの生成は、新しいコンテンツ項目の特定の領域でのみ重なり合う複数の様々なグループをターゲットとすることを可能とする。
【0051】
本発明は、ハードウエア、ソフトウエア、ファームウエア又はこれらの任意の組合せを含む任意の適当な形で実施されうる。しかしながら、本発明は、望ましくは、1つ又はそれ以上のデータプロセッサ及び/又はディジタル信号プロセッサ上で実行されるコンピュータ・ソフトウエアとして実施されることが望ましい。本発明の実施例の要素及び構成要素は、任意の適当な方法で物理的、機能的、論理的に実施されうる。実際に、機能は、単一のユニット内で、複数のユニット内で、又は他の機能ユニットの一部として実施されうる。従って、本発明は、単一のユニット内で実施されてもよく、又は、様々なユニット及びプロセッサ間で物理的及び機能的に分散されてもよい。
【0052】
本発明について望ましい実施例に関連して説明したが、これは個々に記載の特定の形に限られることが意図されるものではない。むしろ、本発明の範囲は、添付の請求項によってのみ制限される。請求項において、「含む」「有する」及びその活用形は、他の要素又は段階の存在を排除するものではない。更に、個々に記載されているが、複数の手段、要素、又は方法の段階は、例えば単一のユニット又はプロセッサによって実施されうる。更に、個々の特徴は異なった請求項に含まれうるが、これらはおそらくは有利に組み合わされ、異なった請求項に含まれていることは特徴の組合せが可能でないこと及び/又は有利であることを意味するものではない。更に、単数形で記載されているものは複数であることを排除するものではない。従って、単数形、「第1の」「第2の」等は、複数であることを排除するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0053】
【図1】本発明の実施例によりコンテンツ項目を用いて動作する装置を有する地域密着型推奨システムを示す図である。
【図2】本発明の実施例によるコンテンツ項目を用いて動作する方法を示す図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
地域密着型推奨システムにおいてコンテンツ項目を操作する方法であって、
ユーザ選好プロファイルの、第1のコンテンツ項目に関連付けられた第1の要素を第1の選好値で初期化する段階と、
前記第1のコンテンツ項目に関連する少なくとも1つの関連したコンテンツ項目を決定する段階と、
前記少なくとも1つの関連したコンテンツ項目に関連付けられる、前記ユーザ選好プロファイルの要素の第2の選好値を設定する段階とを有する、方法。
【請求項2】
前記第1のコンテンツ項目の利用可能性の情報を受信する段階を更に有する、請求項1記載の方法。
【請求項3】
前記第2の選好値は、前記第1の選好値に類似する、請求項1記載の方法。
【請求項4】
前記第1の選好値は、高い選好値である、請求項1記載の方法。
【請求項5】
前記第1の選好値と前記第2の選好値の同等性は、前記第1のコンテンツ項目と前記少なくとも1つの関連したコンテンツ項目の間の類似性の度合いに応じて決定される、請求項1記載の方法。
【請求項6】
前記第1のコンテンツ項目が新しいコンテンツ項目であるかどうかを決定する段階を更に含み、
前記初期化する段階、決定する段階、及び設定する段階は、前記第1のコンテンツ項目が新しい場合にのみ実行される、請求項1記載の方法。
【請求項7】
前記コンテンツ項目の利用可能性の情報は、前記地域密着型推奨システムの一部ではない源から受信される、請求項2記載の方法。
【請求項8】
前記少なくとも1つの関連したコンテンツ項目は、前記第1のコンテンツ項目が属するカテゴリから決定される、請求項1記載の方法。
【請求項9】
前記カテゴリは、
a.アーティスト、
b.コンテンツ項目の種類、及び
c.音楽のスタイル
のうちの少なくとも1つの対応性から決定される、請求項8記載の方法。
【請求項10】
前記第1の選好値を所定の選好値プロファイルに応じて設定する段階を更に有する、請求項1記載の方法。
【請求項11】
前記所定の選好値プロファイルに応じて決定される前記第1の選好値は、前記第1のコンテンツ項目の特徴に応じて決定される、請求項10記載の方法。
【請求項12】
前記ユーザ選好プロファイルの第1の要素を前記第1の選好値で初期化する段階は、前記第1のコンテンツ項目のカテゴリを決定すること、及び、前記第1の選好値を前記カテゴリに対する前記所定の選好値プロファイルに設定することを含む、請求項10記載の方法。
【請求項13】
第2のユーザ選好プロファイルの、前記第1のコンテンツ項目に関連付けられた要素を選好値で初期化する段階と、
前記第1のコンテンツ項目に関連する少なくとも1つの関連したコンテンツ項目を決定する段階と、
前記少なくとも1つの関連したコンテンツ項目に関連付けられる前記第2のユーザ選好プロファイルの要素の更なる選好値を設定する段階とを更に有する、請求項1記載の方法。
【請求項14】
請求項1乃至13のうちいずれか一項に従って方法が実行されることを可能とするコンピュータプログラム。
【請求項15】
請求項14記載のコンピュータプログラムを含む記録担体。
【請求項16】
地域密着型推奨システムにおいてコンテンツ項目を操作する装置であって、
第1のコンテンツ項目の利用可能性の情報を受信する受信器と、
ユーザ選好プロファイルの、前記第1のコンテンツ項目に関連付けられた第1の要素を第1の選好値で初期化する初期化プロセッサと、
前記第1のコンテンツ項目に関連する少なくとも1つの関連したコンテンツ項目を決定する関連プロセッサと、
前記少なくとも1つの関連したコンテンツ項目に関連付けられるユーザ選好プロファイルの要素の第2の選好値を設定するプロファイル・プロセッサとを有する、装置。
【請求項17】
請求項16記載の装置を有する、地域密着型推奨システム。

【図1】
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【図2】
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【公表番号】特表2006−506725(P2006−506725A)
【公表日】平成18年2月23日(2006.2.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−552935(P2004−552935)
【出願日】平成15年10月27日(2003.10.27)
【国際出願番号】PCT/IB2003/004768
【国際公開番号】WO2004/047448
【国際公開日】平成16年6月3日(2004.6.3)
【出願人】(590000248)コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ (12,071)
【氏名又は名称原語表記】Koninklijke Philips Electronics N.V.
【住所又は居所原語表記】Groenewoudseweg 1,5621 BA Eindhoven, The Netherlands
【Fターム(参考)】