説明

地理的位置の三角測位装置を用いたディジタル権利管理

ソース装置の比較的近傍または受信装置の地理的位置の決定を用いて、個人ドメイン内のコンテンツの配信を制御する方法とシステム。地理的位置の情報は、グローバル・ポジショニング・システム(GPS)または無線三角測位システムを用いて決定される。ネットワーク上の装置のコンテンツ利用権は、地理的位置または近傍位置を用いて決定される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この出願は、合衆国法典第35編119章(e)の下、2003年12月5日に米国において出願された仮出願番号第60/527,378号に基づいて優先権を請求する。その開示の全ては、この言及によって本文に編入される。
【背景技術】
【0002】
本発明は、著作権あるディジタル資源のネットワーク上の装置による使用を、地理的位置決定を用いて制御するための方法およびシステムに関する。
【0003】
ブロードバンド技術の最近の発達は、ローカルおよびリモートのブロードバンドネットワークを介して、高品質のコンテンツを費用効率良く配信することを可能にした。加えて、拡大し続けるホームネットワーク技術の利用可能性は、幅広い消費者に電子機器を容易に相互接続することを可能にした。例えば、ディジタルTV,ディジタルVCR(ビデオカセットレコーダ),ディジタルケーブル・セットトップ・ボックスおよびステレオシステムやコンピュータなどの種々の他の機器である。このようなホームメディアネットワークの有用性は、相互接続した任意の機器から消費者がディジタルコンテンツを視聴し、再送信できることから明らかである。このようなネットワークでは、セットトップ・ボックスや他のコンテンツ受信装置は、ブロードバンドネットワークの地理的制約のない配信ノードとして機能する。例えば、ネットワークは、最初のセットトップ・ボックスのあるホームネットワーク内およびその近傍または遠隔の他のホームネットワークの両方にコンテンツを配信するために用いられる。
【0004】
ホーム,オフィス,他の場所の各内部および相互間でのネットワークの利用の増加は、ブロードバンド通信の効率増加と相俟って、ブロードバンド接続を介して認可クライアントから非認可クライアントへディジタルコンテンツを再送信する恐れを増大させている。横行する違法なコピーやネットワークシステムを介したディジタルコンテンツの再配信の恐れは、TVや動画プロバイダが自分のコンテンツをこの方法を用いて送信することを妨げている。加えて、ブロードバンドネットワークを介してコンテンツ信号を単に再放送,再配信することは、コンテンツをコピーすることを必要としない。コンテンツのコピーの防止に焦点を当てた従来のコピー保護方法は、このようなコンテンツの再放送や再送信を効果的に防止できない。
【0005】
放送者が元の受信セットアップ・ボックスの場所を合理的な確信でもって決めることができる従来のシステムが存在する。例えば、限定受信システム(CA)は、電話線を介する周期的接続および住所や電話番号などの顧客に関する情報を検証するための自動番号識別(ANI)のシステムに頼っている。そして、検証された顧客の地理的場所に基づいて、コンテンツの暗号化が許可または拒否される。ANIは、顧客の住所と電話番号のバックオフィス・ヘッドエンド・データベースからなる。ANIシステムの受信装置は、この技術分野で知られているように、装置のアドレスを検証するために上記データベースと入ってくる電話番号を用いるヘッドエンド・オフィスに、周期的に電話するように作られている。しかし、このシステムの欠点は、制御される各受信装置が電話接続しなければならないことである。
【0006】
これと択一的に、或るシステムは、放送コンテンツの受信に関する地理的利用権の条件を満たすべく、放送アンテナの限られた到達距離に頼っている。このシステムは、ディジタルコンテンツの最初の送信が認可されていることをコンテンツプロバイダに保証することはできるが、このコンテンツの再送信または再放送が認可されていることを保証できない。例えば、英国のロンドンで受信された放送信号は、容易にディジタル信号に変換されて、現存のブロードバンド技術を用いて米国へ再送信される。
【0007】
ホームネットワークの見地からブロードバンド配信を利用するために、新たなコンテンツ保護およびコピー管理システムは、コンテンツがブロードバンド配信ネットワークを用いる他の顧客つまり非認可の顧客に再配信されないことを保証すべきである。従って、ネット上のセットトップ・ボックスや他の受信装置が、最初のセットトップ・ボックスと同じがまたは同様の地理的に近傍のホームネットワークにあるか否かを決定できる追加のシステムや方法が必要である。さらに、装置の比較的近傍のクラスタ内であるか否かを決定するには、コンテンツの認可ユーザを過度に不便にすることなく、高い精度と信頼性を保証できる方法が必要である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
従って、ネットワークを介してディジタルコンテンツを受信するネットワーク上のいかなる装置の地理的場所やその比較的近傍を、高い精度で決定できる方法やシステムを提供することが好ましい。さらに、最初の受信装置の比較的近傍のネットワーク上の追加の装置に関する情報を利用でき、受信装置からこれにセットワーク接続された他の装置へのコンテンツの配信を高度に制御できることが好ましい。また、放送信号の範囲によって定義されるような地理的地域からディジタルコンテンツが再配信されることを防ぐことが好ましい。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、ネットワークを介してディジタルコンテンツを受信する装置の地理的場所またはその比較的近傍を高い精度と信頼性で決定するためのシステムと方法を提供する。上記場所または近傍の情報は、受信装置が予め決められた範囲内またはソース装置の近傍にあるか否かを決定するために用いられる。上記場所の情報は、第2の相互接続された受信装置が、第1の受信装置と同じホームネットワーク内または同様の地理的近傍にあるか否かを決定するためにも用いられる。
【0010】
本発明によるシステムは、受信装置の地理的位置を決定するために、グローバル・ポジショニング・システム(GPS)を用いる。これと択一的または追加的に、GSM(モーバイルコミュニケーション用グローバルシステム),CDMA(符号分割多重接続)またはG3無線通信の信号あるいは無線信号を用いた三角測量が、地理的位置を決定するために用いられる。GPSおよび他の三角測量を用いた測位技術は、この技術分野で公知である。そして、ディジタル権利管理システムは、受信装置の地理的位置またはソース装置の比較的近傍情報に基づいてコンテンツ利用権を発展,強化させる。
【0011】
本発明の一実施形態では、各ソースおよび受信装置は、コンテンツの送信を保証する既存の暗号化方法およびコンテンツ利用ルールを用いるセキュア・コンテンツ・マネジャー(SCM)を有する。多用されているセキュアGPSプロセッサ(SGP)または他の三角測位装置が、システムの受信装置の近傍に設けられる。SGPは、例えば緯度,経度,標高の座標などの地理的位置を提供するように作られている。SGPは、無比のセキュア識別子に関連づけられる。
【0012】
本発明の一実施形態では、ソースおよび受信装置内のSGPは、無比の識別子と任意の適切な認証方法を用いてセキュア通信セッションを開始し、認証する。例えば、SGPは、この通信中ホストSCMを迂回し、かつ、セキュアリンクが確立されていることを保証するように作られている。そして、SGPは、GPSの耐タンパーアンテナからの入力(または他の信号)を受けて、所望の精度水準内で自身の地理的位置を決定する。次いで、SGPは、ソース装置と受信装置の間の距離を決定するために互いに通信する。SGPは、これと択一的に受信装置の地理的位置を決定する。
【0013】
一旦SGPが、自身装置の地理的位置またはソース装置と受信装置の間の距離を決定すると、この情報は、要求されたコンテンツのための1組の利用ルールを生成するために用いられる。例えば、システムは、ソース装置と受信装置の間の距離を用いて「ローカル対リモートモード」で動作するなどの利用ルールである。受信装置は、上記距離が予め決められた距離よりも短い場合は「ローカル」と、そうでない場合は「リモート」と夫々特徴づけられる。そして、SCMは、「ローカル」または「リモート」に基づいて、コンテンツの利用を認証または禁止する。これと択一的に、システムは、宛先の地理的位置に基づいて認証決定を行うこともできる。例えば、受信装置が特定の場所内(外)、つまり国,地方,州,地域,大都市域,市,近隣,ブロック,トラクト,家,アパート,部屋などである。更なる例として、特定の地理的座標から特定の距離内または外に受信装置があれば、コンテンツの利用が許される。
【0014】
他の実施形態では、SGPからの相対または絶対位置が、独立に決定されたパラメータと組み合わされて、パラメータの組み合わせに基づいてコンテンツ利用ルールが発現される。これらのパラメータは、例えば、ドメイン員の地位または類縁性,ユーザドメイン内の装置の数,ドメイン内の2つの装置の最大距離,装置またはドメインの利用履歴,ユーザの同一性,日時あるいは他の任意の所望パラメータである。地理的位置および他のパラメータは、ソースSCMのセキュア構造内に格納される。ソースSCMとSGPは、地理的データを他のパラメータと組み合わせて、受信装置のためのより複雑なコンテンツ利用ルールを適用する。
【0015】
ソース装置と受信装置間の通信は、この技術分野で公知の任意の適切な方法を用いてセキュアにされなければならない。例えば、ソースSCMまたはSGPは、ソース装置で暗号化キーを生成する。同時に、宛先のSCMまたはSGPは、宛先装置で復号化キーを生成する。そして、ソース装置および受信装置は、既存の秘密共有または公開/秘密キー交換技術を用いて、セキュアセッションを確立し、暗号化キーを交換する。次いで、ソース装置と受信装置との間の通信が、上記キーを用いて暗号化,復号化される。
【0016】
複数の受信装置に配信されるコンテンツを制御するために、ソース装置は、各受信装置の利用権を、例えば各受信装置とセキュア通信セッションを用いて決定する。この場合、各受信装置は、各自の三角測位装置を備えるか、付近にある測位装置に接続される。これと択一的または追加的に、ドメイン内の全受信装置が同じ利用権を持つ場合、ソース装置は、利用権宛のコンテンツと、ドメイン内の全装置で共有される復号化キーを送信する。共有のキーと利用権は、ドメイン内の任意の装置にコンテンツの利用を許すように作られている。これと択一的に、各装置がドメイン内にあるか否かが三角測位装置を用いて決定されることによりドメイン内の装置を識別するというより複雑なルールを適用できる。
【0017】
本発明は、複数のソース装置と複数の受信装置にも用いられる。例えば、このシステムは、複数の装置が特定の地理的な市場内にあるか否か、ネットワーク上の接続要求を出した2つの装置が互いに近接または離隔するか否かを決定するために用いることができる。本発明の一実施形態では、各受信装置内のSCMが、対応するソース装置内のSCMと通信する。ソース装置が受信装置でもあり、この装置がコンテンツを受信して、下流の受信装置に再送信することも明らかである。従って、受信装置が下流の装置の地理的位置を決定し、その決定を下流側に再送信されるコンテンツへのアクセスを制御するために用いる。
【0018】
こうして、ドメイン内の1つの受信装置が、復号化キーを貰うことなどによってコンテンツへのアクセスを許可される一方、同じドメイン内の他の下流側の受信装置がコンテンツへのアクセスを拒否される。例えば、最初の受信装置は、コンテンツを見る認可を得ているが、下流側の受信装置は、離れすぎていて、ユーザドメイン外または放送の利用認可位置外と決定される。
【0019】
これと択一的または追加的に、コンテンツへのアクセスは、最初の受信装置の近傍か否かに拘らず、所定の地理的区域で許可される。この場合、接続要求する各装置は、最初のソース装置のSCMと互いに独立して通信を確立し、連合するSGPを用いて最初のソース装置に地理的位置データを提供する。特定の受信装置が、ソース装置から許可される距離であるか、あるいは許可される地理的区域にあると決定されれば、最初のソース装置は、その受信装置にコンテンツへのアクセスを許可する。例えば、最初のソース装置および任意の認可された受信装置によって、受信装置が最初にコンテンツを得た場所の如何に拘わらず、暗号化/復号化キー対が生成される。
【0020】
当業者は、以下の好ましい実施形態についての詳細な説明を考慮すれば、地理的位置決定方法および追加的利点とその目的をより完全に理解できるであろう。まず、添付の図面を参照して、それを簡単に説明する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
本発明は、装置または相互接続された装置の近傍の地理的位置を決定し、ディジタル権管理のために地理的情報を用いる方法およびシステムであって従来技術の制約を克服する方法およびシステムを提供する。
【0022】
図1は、受信装置の地理的位置に基づいて、この受信装置がディジタルコンテンツへのアクセスを認可されているか否かを決定するための方法100を示している。ステップ102において、受信装置は、ソース装置からの特定のディジタルコンテンツへのアクセスを要求する。この要求は、例えばインターネットを介してソース装置内のセキュア・コンテンツ・マネジャー(SCM)へ向けて送られる。ステップ104で、SCMは、上記要求を自身に作動上連合する三角測位装置に送る。この三角測位装置は、例えば、セキュアGPSプロセッサ(SGP)、GPS以外の例えばGSM,CDMAやG3モーバイル通信などの信号または無線信号の三角測量に基づく測位装置からなる。この技術分野では、種々の三角測位装置が公知であり、これらの装置は、当業者によって本発明に適用される。以下の記述は、測位装置としてSGPに言及するが、所望の精度で地理的位置を決定できる適切な他のどんな三角測位装置を用いても良いことは明らかである。測位装置は、SCMと一体に設けても、通信リンクを介してSCMに接続されてもよい。
【0023】
オプションとして、ステップ106で、ソース装置と受信装置内のセキュアGPSプロセッサ(SGP)は、夫々のホストSCMを迂回して、夫々に埋め込まれた無比のセキュア識別子を用いて相互にセキュア通信リンクを確立する。また、オプションとして、ステップ108で、SGPは、既存の幾つかの方法のうちの1つを用いてセキュア通信リンクを認証する。対応するSGP間での直接の通信の利用と認証は、付加的セキュリティを追加して、本発明のディジタル権管理を一層欺きにくくすることができる。しかし、ソース装置と受信装置のSCMを迂回する必要はない。これと択一的または追加的に、ソース装置と受信装置は、互いに直接通信してもよい。
【0024】
ステップ110で、SGPは、付属のGPSアンテナからの入力を用いて自身の地理的位置を決定する。これと択一的に、受信装置についてのみ地理的位置を決定してもよい。用いる測位システムに依存して、地理的位置は、粗い精度(例えばマイル)、中間精度(例えば50〜200フィート)、細かい精度(例えば1〜10m)で決定される。粗い精度は、装置の近隣,都市,州,国を決定するに十分である一方、中間および細かい精度は、複数の居住単位のうちで単一の家庭,アパートの一室または家内の一室に、コンテンツの制御を限ることができる。
【0025】
ステップ112,114で、SCMは、受信装置がコンテンツ利用ルールに合致するか否かを決めるために、受信装置または受信装置とソース装置両方の地理的位置情報を用いる。例えば、ソース装置のSCMは、特定のコンテンツについてプロバイダが定義したローカル,リモートのいずれであるかを決定する。ソース装置と受信装置間の距離が、予め決められた距離以内であれば、装置はローカルと決まり、逆に、上記距離以上であれば、装置はリモートと見なされる。これと択一的に、SGPは、受信装置の地理的位置に基づいて、利用ルールに合致するか否かを試すこともできる。この場合、ソース装置の地理的位置は、決める必要がない。
【0026】
コンテンツ利用ルールを適用した結果、受信装置がコンテンツ受信を認可されていないと決まれば、ステップ116でアクセスが拒否される。オプションとして、コンテンツ要求の状態および他の所望の情報を示すメッセージを、受信装置に送ってもよい。アクセス拒否は、例えば受信装置へ復号化キーを送らないとか、受信装置へコンテンツを送信せず停止するとかの種々の方法で行われる。
【0027】
受信装置がコンテンツにアクセスする権限を与えられている場合は、ステップ118で、SCMは、コンテンツ用の暗号化キーを生成する。次いで、ステップ120で、受信装置は、復号化キーを生成する。ステップ122で、ソース装置と受信装置は、既存の暗号化技術を用いて、セキュアセッションを確立し、要求されたコンテンツへのアクセスを提供する。制御されたコンテンツへのアクセス提供のための他の方法も、適していることが理解できる。
【0028】
図2は、受信装置にコンテンツへのアクセスが認可されているか否かを、受信装置の地理的位置と他の制御パラメータの組み合わせに基づいて決定する択一的な方法200を示すフローチャートである。ステップ102,104,106,108,110は、方法100について述べたと同様に行われる。ステップ202で、SGPは、ソースSCMに地理的情報または近傍情報を渡す。ソースSCMは、受信装置に関する更なるパラメータにアクセスできるように作られている。このようなパラメータには、例えば、受信装置のドメインやユーザの同一性,ドメイン内の装置の数,受信装置の使用履歴,日時または要求されるコンテンツを特定の装置が受信すべきか否かを決定するのに有用な他の情報が含まれる。例えば、類縁パラメータは、「ジョンの全装置」などのようにユーザに属する単一ドメイン下に接続する1組の装置を記述する。装置数パラメータは、ドメイン内のネットワークに接続された装置の数を記述する。
【0029】
ステップ204,206で、SCMは、地理的位置またはSGPからの近傍情報を、少なくとも1つの追加パラメータと組み合わせて用い、受信装置が利用ルールに合致しているか否かを試す。例えば、コンテンツ利用ルールは、受信装置が認可されたユーザの属する特定の地理的位置にあって、3つ以上の追加の受信装置に接続されていない場合のみに、受信コンテンツに対して受信装置が認可されていると明記されている。他の種々の多くのルールも適している。
【0030】
ステップ206の合致試験、つまり受信装置が問題になっている特定のコンテンツの受信を認可されているか否かの試験の結果に応じて、ステップ114,116,118,120,122が、方法100で述べたと同様に行われる。
【0031】
図3は、ネットワーク上の受信装置が最初の受信装置の比較的近傍にあるか否かの決定に基づいて、ネットワーク上の複数の受信装置のクラスタ内の上記受信装置がコンテンツへのアクセスを認可されているか否かを決定する方法300を示すフローチャートである。方法300は、例えば、コンテンツが既に要求され、ネットワーク上の最初の受信装で受信されていて、そのネットワーク内の第2の受信装置が同じコンテンツへのアクセスを要求した場合に役に立つ。これは、例えば、複数の装置に対して認可され、時間シフトや再送信の目的でコンテンツをコピーして格納することが認可された装置を含む加入者線ドメインで生じる。つまり、このドメイン内の1つ以上の受信装置が、下流の受信装置に対してソース装置としても動作するのである。下流の受信装置が、ドメイン内の他の受信装置からのコンテンツにアクセスを要求したとき、下流の受信装置が加入者線ドメイン内にあるか否かを地理的位置に基づいて決定するのが好ましい。
【0032】
ステップ302で、下流の受信装置は、ドメイン外にある元のソースからコンテンツを受信したドメイン内のソース装置にコンテンツへのアクセスを要求する。ステップ106,304で、元のソースSGPは、元の受信装置および下流の受信装置と通信を開始する。ステップ108,306で、ソースSGPおよび両受信装置のSGPは、既述のようにこの通信チャネルを認可する。
【0033】
ステップ110,308で、ソース装置と両受信装置は、夫々に付属のGPSアンテナからの入力を用いて自身の地理的位置を決定する。ステップ310で、ソース装置は、上記3つの位置に関する全データを集めて、上記受信装置の比較的近傍を決定する。例えば、ソース装置は、各地理的位置間の差を求め、この差を予め決められた最大許容離間距離と比較する。ステップ312,314で、ソース装置は、近傍決定を用いて第2の受信装置にコンテンツ利用ルールを適用する。要求する装置が認可されていない場合は、ステップ114で、ソース装置はアクセスを拒否する。受信装置がアクセスを認可されている場合は、ソースSCMは、ステップ118で暗号化キーを生成し、受信装置のSCMは、同時にステップ120で、復号化キーを生成する。ステップ122で、ソース装置と受信装置は、既存の暗号化技術を用いて、セキュアセッションを確立し、要求されているコンテンツへのアクセスを与える。
【0034】
これと択一的に、ネットワーク上の下流の装置が、元の受信装置を介してコンテンツを要求した場合は、元のソース装置は、両受信装置と通信する必要がない。その代わり、第1の受信装置が、方法100または200のいずれかを実行する一方、ソース装置としても動作するのである。こうして、例えばドメイン内の最初の受信装置が、下流の受信装置がアクセスを認可されているか否かを、下流装置の地理的位置または相互接続された複数の受信装置間の予め決められた最大許容離間距離に少なくとも部分的に基づいて決定する。
【0035】
図4は、本発明と一緒に用いるのに適したシステム400の実施形態を示すブロック図である。このシステムは、概ね、ネットワーク406を介して受信装置404に通信リンクをもつソース装置402からなる。元の受信装置404は、例えば、セットトップ・ボックス,DTV受信器またはDRM(ディジタル権管理)プレーヤをもつコンピュータからなる。元の受信装置404は、例えば受信装置408などの追加の受信装置に、ネットワークを介して接続される。追加の受信装置は、追加のセットトップ・ボックス,ディジタルテレビジョンおよびコンピュータ装置を有することができるが、有していなくてもよい。
【0036】
元の受信装置404は、ソース装置のセキュア・コンテンツ・マネジャー414に特定のディジタルコンテンツを要求する。セキュア・コンテンツ・マネジャー(SCM)は、コンテンツのセキュアな通信を助けるシステムからなる。SCMは、位置または近傍パラメータ、オプションとしてこれらパラメータと特定のユーザとの類縁性,ユーザの同一性,装置数,時間などの他のパラメータとの組み合わせに基づいて、コンテンツ利用ルールを適用するように動作できる。SCMまたはこれと作用的に等価な装置は、システム400内のコンプライアントなソース装置および受信装置に包含される。
【0037】
SCMは、セキュアかつ強健に作られたセキュアGPSプロセッサ(SGP)418,暗号用プロセッサ416,セキュアで無比の識別子420からなる。プロセッサ416,418は、離散型で分離したシステムまたは共有ハードウェアや共有ソフトウェアを用いた機能的プロセッサとして実行できる。SCMは、より複雑なコンテンツ管理のための非地理的位置/非近傍の他のパラメータ422のデータベースおよびGPS信号のスプーフ防止に用いるセキュアクロックまたはセキュア累積タイマも備える。これと択一的な実施形態では、セキュアGPSプロセッサは、セルフォン,無線または他の適切な信号に基づく他のセキュア三角測位システムで代替することができる。
【0038】
セキュア・コンテンツ・マネジャー414は、セキュアGPSプロセッサ418と通信するように作られている。セキュアGPSプロセッサは、強健で耐タンパーに設計され、作られる。例えば、総てのセキュリティ上重要な接続は、アクセスできないバス上のチップ内に作られ、あるいはそのようなチップ間で保護されている。バスは、その信号を例えばボールグリッドアレイ・パッケージの内部ボールに置き、これらのパッケージを、埋め込まれたヴァイアレス・トレース(プリント基板上の配線)で接続することによって、アクセスできないようにされている。
【0039】
セキュアGPSプロセッサは、SCM通信システムをバイパスするように作られ、元の受信装置404のSGP428と、無比の識別子420,430を用いて直接セキュアリンクを確立すべく無比の識別子420を用いるように作られている。SGP418,428は、記述の如く互いに認証するように作られる。一旦認証すると、ソース装置と受信装置の双方は、その耐タンパーGPSアンテナを用いて自身の地理的位置を決定する。GPSアンテナは、耐タンパーに設計され、実際のGPSプロセッサ衛星信号のスプーフィングを防止するためのタンパー検知方法を備えている。
【0040】
SGP418,428は、要求されたコンテンツ412に適用するコンテンツ利用ルールのための地理的位置または近傍を決定すべく、既述の異なる2つのモードの少なくとも1つのモードで動作するように作られている。例えば、一旦SGP418,428が、受信装置404またはそのソース装置402への近傍の地理的位置を決定すると、一方または双方のSGPが、この情報をソース装置のSCM414に送信する。SCM414は、コンテンツ利用ルールのアプリケーションにおけるSCM414内のセキュアデータベース422に格納された非地理的位置/非近傍の追加パラメータと一緒に地理的位置または近傍パラメータを用いるように作られている。
【0041】
サービスプロバイダのSCM414は、受信装置によるコンテンツの利用が認可された場合、コンテンツのための暗号化キーを生成するために埋め込まれた暗号化用プロセッサ416を用いるように作られている。受信装置のSCM426は、復号化キーを生成するために埋め込まれた暗号化用のプロセッサ436を同時に用いるように作られている。SCM414,426は、セキュアセッションを確立して、受信装置404による要求コンテンツ412へのアクセスを提供すべく、例えば秘密共有または公開/秘密キー交換などの任意の適切な方法を用いるように作られている。
【0042】
一般に、システムの作動要素には、この技術分野で公知の適切なハードウェアとソフトウェアが用いられる。例えば、ハードウェアは、メモリと動作的に連合する適切なプロセッサからなる。メモリは、プロセッサによって実行されるとシステムのソース装置と受信装置を既述の如く通信させ相互動作させるソフトウェアやファームウェアの命令を格納する。
【0043】
加えて、システム400は、下流の装置として元の受信装置404またはソース装置402にコンテンツ412を要求するように動作する追加の受信装置408を有する。追加の受信装置408は、公衆ネットワークを用いてソース装置402と通信し、ネットワーク406またはローカルネットワーク410を介して受信/ソース装置404と通信する。受信装置408は、ソース装置402と同様に相互動作するように受信装置404と同様に作られる。これと択一的または追加的に、受信装置404は、コンテンツを下流の受信装置408に配信する場合は、受信装置408と相互動作し、ソース装置402と同様に機能するように作られる。
【0044】
図4に示すように、SGPは、ソース装置または受信装置に機能的に一体化される。加えて、SGPまたは同様の測位装置は、同じ回路基板上または同じハウジング内などのようにソース装置または受信装置と物理的に一体化される。かくて、システム400のこれらの測位装置および他の要素は、制御されたコンテンツのコンプライアントなユーザに便利かつ事実上気づかれないようにされる。これと択一的に、システム400のSGPや他の装置は、適切な通信リンクを用いてシステム400に統合されるスタンドアロンな装置として設けられる。SGPや他の地理的測位装置のないソース装置または受信装置も、本発明の範囲から外れない限り、システム400に含まれる点に留意すべきである。
【0045】
1つ以上のネットワーク上の装置またはその近傍の地理的位置を決定するための方法と装置に関する実施形態を述べてきたが、システム内で確実な利点が達せられたことは当業者に明らかであろう。本発明の精神と範囲以内で実施形態に種々の変更ができることは理解できるであろう。例えば、装置がディジタルコンテンツを要求する場合について述べたが、本発明の上述の概念は、地理的位置またはその近傍に関連していかなる種類のコンテンツ権の利用を管理する際に等しく適用できることは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】図1は、受信装置またはその近傍の地理的位置に基づいてディジタルコンテンツの配信を制御するための実例ステップを示すフローチャートである。
【図2】図2は、受信装置またはその近傍の地理的位置および追加的制御パラメータ情報の組み合わせに基づいてディジタルコンテンツの配信を制御するための実例のステップを示すフローチャートである。
【図3】図3は、最初の受信装置の下流のネットワーク上の受信装置またはその近傍の地理的位置に基づいてディジタルコンテンツの再配信を制御する択一的方法の実例ステップを示すフローチャートである。
【図4】図4は、本発明による実例システムを示すブロック図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
認可されていないディジタルコンテンツの利用を防止する方法であって、
リモートの受信装置からのコンテンツへのアクセスの要求を受信し、
三角測位装置を用いて上記受信装置の近傍と通信することによって、この受信装置の地理的位置を決定し、
上記受信装置による上記コンテンツの利用を、少なくとも部分的に上記地理的位置に基づいて制御することを特徴とする方法。
【請求項2】
請求項1に記載の方法において、上記決定は、GPS三角測位装置を用いた地理的位置の決定を更に含むことを特徴とする方法。
【請求項3】
請求項1に記載の方法において、上記決定は、無線通信信号を三角測位するように作られた装置を用いた地理的位置の決定を更に含むことを特徴とする方法。
【請求項4】
請求項1に記載の方法において、ソース装置で上記地理的位置の暗号化を行うことを更に含むことを特徴とする方法。
【請求項5】
請求項1に記載の方法において、上記受信および決定は、ソース装置によって行われることを特徴とする方法。
【請求項6】
請求項5に記載の方法において、上記ソース装置の第2の地理的位置を決定することを更に含み、この第2の地理的位置は、上記ソース装置の近傍の三角測位装置を用いて決定されることを特徴とする方法。
【請求項7】
請求項6に記載の方法において、上記ソース装置と受信装置の間の距離を、上記第1と第2の地理的位置に基づいて決定することを更に含むことを特徴とする方法。
【請求項8】
請求項7に記載の方法において、上記制御は、上記ソース装置と受信装置の間の距離の決定に少なくとも部分的に基づいて制御することを更に含む方法。
【請求項9】
請求項1に記載の方法において、上記制御は、上記コンテンツの利用ルールを発現させることを更に含み、この利用ルールは、上記受信装置がコンテンツの利用を許可されない少なくとも1つの条件を特定することを特徴とする方法。
【請求項10】
請求項9に記載の方法において、上記制御は、上記条件の少なくとも1つが地理的地域によって少なくとも部分的に特定される利用ルールを発現させることを更に含むことを特徴とする方法。
【請求項11】
請求項9に記載の方法において、上記制御は、上記条件の少なくとも1つがソース装置と受信装置の間の距離によって少なくとも部分的に特定される利用ルールを発現させることを更に含むことを特徴とする方法。
【請求項12】
請求項9に記載の方法において、上記制御は、上記受信装置にコンテンツと一緒に上記利用ルールを供給することを更に含むことを特徴とする方法。
【請求項13】
請求項12に記載の方法において、上記制御は、上記受信装置にコンテンツを供給する前に、コンテンツに上記利用ルールを結びつけることを更に含むことを特徴とする方法。
【請求項14】
請求項13に記載の方法において、上記制御は、上記利用ルールを暗号化することを更に含むことを特徴とする方法。
【請求項15】
請求項1に記載の方法において、上記測位装置からの位置信号を認可することを更に含み、この認可動作では、偽造された地理的情報を含む位置信号が検出されることを特徴とする方法。
【請求項16】
請求項15に記載の方法において、上記認可は、上記位置信号に連合させられた時間を、これと独立に決定された時間と比較して行われることを特徴とする方法。
【請求項17】
請求項1に記載の方法において、上記地理的位置は、少なくとも略1マイルの精度をもつことを特徴とする方法。
【請求項18】
請求項1に記載の方法において、上記地理的位置は、少なくとも略200フィートの精度をもつことを特徴とする方法。
【請求項19】
請求項1に記載の方法において、上記地理的位置は、少なくとも略20フィートの精度をもつことを特徴とする方法。
【請求項20】
認可されていないディジタルコンテンツの利用を防止するシステムであって、
プログラム命令を実行するよう動作するプロセッサと、
このプロセッサに連合させられ、上記プログラム命令を保持するメモリを備え、
上記プログラム命令は、
リモートの受信装置からのコンテンツへのアクセス要求を受信し、
上記受信装置の近傍の三角測位装置と通信することによって、この受信装置の地理的位置を決定し、
少なくとも部分的に上記地理的位置に基づいて上記受信装置による上記コンテンツの利用を制御することからなることを特徴とするシステム。
【請求項21】
請求項20に記載のシステムにおいて、上記プロセッサに動作的に連合させられ、このプロセッサに地理的位置を供給するように作られたGPS三角測位装置を更に含むことを特徴とするシステム。
【請求項22】
請求項20に記載のシステムにおいて、上記プロセッサに動作的に連合させられ、無線通信信号を三角測位して、上記プロセッサに地理的位置を供給するように作られた三角測位装置を更に備えることを特徴とするシステム。
【請求項23】
請求項20に記載のシステムにおいて、上記プログラム命令は、ソース装置で上記地理的位置を暗号化する命令を更に含むことを特徴とするシステム。
【請求項24】
請求項23に記載のシステムにおいて、上記プログラム命令は、ソース装置の第2の地理的位置を決定するための命令を更に含み、上記第2の地理的位置は、上記ソース装置の近傍の三角測位装置を用いて決定されることを特徴とするシステム。
【請求項25】
請求項24に記載のシステムにおいて、上記プログラム命令は、上記第1と第2の地理的位置に基づき、上記ソース装置と受信装置の間の距離を決定する命令を更に含むことを特徴とするシステム。
【請求項26】
請求項25に記載のシステムにおいて、制御命令は、上記コンテンツの利用ルールを発現させる命令を更に含み、この利用ルールは、上記受信装置がコンテンツの利用を許可されない少なくとも1つの条件を特定することを特徴とするシステム。
【請求項27】
請求項20に記載のシステムにおいて、制御命令は、上記コンテンツの利用ルールを発現させる命令を更に含み、この利用ルールは、上記受信装置がコンテンツの利用を許可されない少なくとも1つの条件を特定することを特徴とするシステム。
【請求項28】
請求項20に記載のシステムにおいて、制御命令は、上記コンテンツの利用ルールを発現させる命令を更に含み、この利用ルールは、上記受信装置がコンテンツの利用を許可されない少なくとも1つの条件が少なくとも部分的に地理的地域によって特定されることを特徴とするシステム。
【請求項29】
請求項28に記載のシステムにおいて、制御命令は、上記コンテンツの利用ルールを発現させる命令を更に含み、この利用ルールは、上記受信装置がコンテンツの利用を許可されない少なくとも1つの条件が少なくとも部分的に上記ソース装置と受信装置の間の距離によって特定されることを特徴とするシステム。
【請求項30】
請求項29に記載システムにおいて、制御命令は、上記利用ルールを上記コンテンツと一緒に上記受信装置に供給する命令を更に含むことを特徴とするシステム。
【請求項31】
請求項30に記載のシステムにおいて、制御命令は、コンテンツを上記受信装置に供給する前に、このコンテンツに上記使用ルールを結びつけるための命令を更に含むことを特徴とするシステム。
【請求項32】
請求項20に記載のシステムにおいて、制御命令は、上記利用ルールを暗号化するための命令を更に含むことを特徴とするシステム。
【請求項33】
請求項20に記載のシステムにおいて、プログラム命令は、上記地理的測地装置からの位置信号を認可するための命令を更に含み、この認可動作では、偽造された地理的情報を含む位置信号が検出されることを特徴とするシステム。
【請求項34】
認可されていないディジタルコンテンツの利用を防止する方法であって、
コンテンツ再生装置からの暗号化キー要求を受信し、
上記コンテンツ再生装置の近傍の三角測位装置と通信することによってコンテンツ再生装置の地理的位置を決定し、
上記コンテンツ再生装置がコンテンツのために認可された地理的地域内にある場合、暗号化キーを供給することを特徴とする方法。
【請求項35】
請求項34に記載の方法において、上記決定は、GPS三角測位装置を用いた地理的位置の決定からなることを特徴とする方法。
【請求項36】
請求項34に記載の方法において、上記決定は、無線通信信号を三角測位するように作られた装置を用いた地理的位置の決定を更に含むことを特徴とする方法。
【請求項37】
請求項34に記載の方法において、上記地理的位置の暗号化を行うことを更に含むことを特徴とする方法。
【請求項38】
請求項34に記載の方法において、上記測位装置からの位置信号を認可することを更に含み、この認可動作では、偽造された地理的情報を含む位置信号が検出されることを特徴とする方法。
【請求項39】
請求項38に記載の方法において、上記認可は、上記位置信号に連合させられた時間を、これと独立に決定された時間と比較して行われることを特徴とする方法。
【請求項40】
認可されていないディジタルコンテンツの利用を防止するシステムであって、
プログラム命令を実行するよう動作するプロセッサと、
このプロセッサに連合させられ、上記プログラム命令を保持するメモリを備え、
上記プログラム命令は、
コンテンツ再生装置からの暗号化キー要求を受信し、
上記コンテンツ再生装置の近傍の三角測位装置と通信することによって、コンテンツ再生装置の地理的位置を決定し、
上記コンテンツ再生装置がコンテンツのために認可された地理的地域内にある場合、暗号化キーを供給することを特徴とするシステム。
【請求項41】
請求項40に記載のシステムにおいて、上記プロセッサに動作的に連合させられ、無線通信信号を三角測位して、上記プロセッサに地理的位置を供給するように作られた三角測位装置を更に備えることを特徴とするシステム。
【請求項42】
請求項40に記載のシステムにおいて、上記プロセッサに動作的に連合させられ、無線通信信号を三角測位して、上記プロセッサに地理的位置を供給するように作られた三角測位装置を更に備えることを特徴とするシステム。
【請求項43】
請求項40に記載のシステムにおいて、上記プログラム命令は、上記地理的位置の暗号化を行う命令を更に含むことを特徴とするシステム。
【請求項44】
請求項40に記載のシステムにおいて、上記プログラム命令は、上記測位装置からの位置信号を認可する命令を更に含み、この認可動作では、偽造された地理的情報を含む位置信号が検出されることを特徴とするシステム。
【請求項45】
請求項44に記載のシステムにおいて、上記認可の命令は、上記位置信号に連合させられた時間を、これと独立に決定された時間と比較する命令を更に含むことを特徴とするシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2007−513588(P2007−513588A)
【公表日】平成19年5月24日(2007.5.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−542869(P2006−542869)
【出願日】平成16年12月6日(2004.12.6)
【国際出願番号】PCT/US2004/040860
【国際公開番号】WO2005/057355
【国際公開日】平成17年6月23日(2005.6.23)
【出願人】(506190843)
【氏名又は名称原語表記】MOTION PICTURE ASSOCIATION OF AMERICA
【Fターム(参考)】