説明

埋込型電気光学式センサ

本発明の実施形態は、とりわけ、電気光学式埋込型センサに関する。ある実施形態では、本発明は、内部容積を画定する筐体であって、筐体壁を備え開口を画定する筐体を含む、埋込型医療装置を含む。埋込型医療装置は、筐体壁に連結される光学センサアセンブリを含み得る。光学センサアセンブリは、筐体壁内の開口を閉塞し得る。光学センサアセンブリは、光学励起アセンブリと、光学検出アセンブリとを含む、電気光学式モジュールを含み得る。また、光学センサアセンブリは、光学特性の変化を呈することによって、生理学的分析物を検出するように構成される、化学的感知要素を含み得る。光学窓は、電気光学式モジュールと化学的感知要素との間に配置され得る。光学窓は、電気光学式モジュールと化学的感知要素との間の光の透過を可能にするように構成され得る。また、本明細書には、他の実施形態も含まれる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、国内企業Cardiac Pacemakers,Inc.,(アメリカ合衆国を除くすべての国の指定における出願人)の名称およびアメリカ合衆国国民Greg Paul Carpenter、アメリカ合衆国国民Michael A Knipfer(アメリカ合衆国のみの指定における出願人)の氏名において、2008年9月9日に、PCT国際特許出願として出願され、2007年9月18日に出願された“Implantable Electro−Optical Sensor”というタイトルの米国特許出願第11/856,850号の優先権を主張し、その全体が本明細書に参考として援用される。
【0002】
(技術分野)
本開示は、概して、埋込型センサに関し、より具体的には、とりわけ、電気光学式埋込型センサに関する。
【背景技術】
【0003】
(本発明の背景)
ある生理学的分析物は、医療的問題の診断および治療に関連する。一実施例として、カリウムイオン濃度は、患者の心拍に影響を及ぼす可能性がある。したがって、医療専門家は、多くの場合、心拍の問題を診断する際、生理学的カリウムイオン濃度を評価する。しかしながら、カリウム等の分析物の生理学的濃度を測定することは、概して、患者から採血後、試験管内技術による分析を行なうことを必要とする。採血は、概して、病院または医院等の医療施設を患者が物理的に訪問することを必要とする。その結果、その医学的意義にもかかわらず、生理学的分析物濃度は、多くの場合、患者不快感および不便性のため、所望よりも低頻度で測定される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
これらの課題に対する解決策の1つは、埋込型センサを使用して、着目分析物の生理学的濃度を測定することである。故に、好適な埋込型センサの開発に著しい努力が向けられている。しかしながら、長期の埋込型センサは、独特の設計課題を提示する。故に、独立装置として使用される、あるいは他の埋込型または外部医療装置と併用されることが可能な埋込型センサの必要性が残る。
【課題を解決するための手段】
【0005】
(本発明の概要)
本発明の実施形態は、とりわけ、電気光学式埋込型センサに関する。ある実施形態では、本発明は、内部容積を画定する筐体であって、筐体壁を備え開口を画定する筐体を含む、埋込型医療装置を含む。埋込型医療装置は、筐体壁に連結される光学センサアセンブリを含むことが可能である。光学センサアセンブリは、筐体壁内の開口を閉塞することが可能である。光学センサアセンブリは、光学励起アセンブリと、光学検出アセンブリとを含む、電気光学式モジュールを含むことが可能である。また、光学センサアセンブリは、光学特性の変化を呈することによって、生理学的分析物を検出するように構成される、化学的感知要素を含むことが可能である。また、光学センサアセンブリは、電気光学式モジュールと化学的感知要素との間に配置される光学窓を含むことが可能である。光学窓は、電気光学式モジュールと化学的感知要素との間の光の透過を可能にするように構成されることが可能である。
【0006】
ある実施形態では、本発明は、埋込型医療装置のための光学センサアセンブリを含む。アセンブリは、縁と、光学窓の縁を囲繞するフランジとを含む、光学窓を含み、フランジと光学窓との間に気密シールを形成する。電気光学式モジュールは、光学窓と整列されることが可能であって、電気光学式モジュールは、光学励起アセンブリと、光学検出アセンブリと、を含むことが可能である。また、光学センサアセンブリは、生理学的分析物に対して光学的に検出可能な応答を呈することによって、生理学的分析物を検出するように構成される、化学的感知要素を含むことが可能である。光学窓は、電気光学式モジュールと化学的感知要素との間に配置されることが可能である。
【0007】
本概要は、本願の教示の一部の概説であって、本主題の排他的または包括的扱いを意図するものではない。さらなる詳細は、詳細な説明および添付の請求項において見出される。他の局面は、以下の詳細な説明を熟読および理解し、その一部を形成する図面を参照することによって当業者には明白となるであろう(各々、限定的意味で捉えられるべきではない)。本発明の範囲は、添付の請求項およびその法的均等物によって規定される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明は、以下の図面と併せて、より完全に理解されるであろう。
【図1】図1は、本発明の実施形態による、埋込型医療装置の概略斜視図である。
【図2】図2は、図1の線2−2’に沿って示される、光学センサアセンブリの概略断面図である。
【図3】図3は、本発明の実施形態による、電気光学式モジュールの概略上面図である。
【図4】図4は、本発明の実施形態による、光学センサアセンブリの概略断面図である。
【図5】図5は、本発明の実施形態による、部分的に分解された光学センサアセンブリの概略断面図である。
【図6】図6は、本発明の実施形態による、部分的に分解された光学センサアセンブリの概略断面図である。
【図7】図7は、本発明の実施形態による、光学センサアセンブリの概略断面図である。
【図8】図8は、本発明の実施形態による、光学センサアセンブリの概略断面図である。
【図9】図9は、本発明の実施形態による、光学センサアセンブリの概略断面図である。
【図10】図10は、本発明の実施形態による、光学センサアセンブリの概略断面図である。
【図11】図11は、本発明の実施形態による、埋込型医療装置の概略断面図である。
【図12】図12は、本発明の別の実施形態による、埋込型医療装置の概略断面図である。
【図13】図13は、本発明の別の実施形態による、埋込型医療装置の概略断面図である。
【図14】図14は、本発明の実施形態による、埋込型医療システムの概略図である。
【図15】図15は、本発明の実施形態による、埋込型センサの概略断面図である。
【0009】
本発明は、種々の修正例および代替形態を受け入れる余地があるが、その仕様は、一例および図面として示され、以下に詳細に記載される。しかしながら、本発明は、記載される特定の実施形態に限定されるものではないことを理解されたい。反対に、本発明の精神および範囲内にある修正例、均等物、および代替例を網羅することが意図される。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(本発明の詳細な説明)
生理学的分析物濃度は、多くの医療的問題の診断および治療の両方のための重要なデータポイントである。例えば、カリウムイオン濃度の知識は、不整脈の正確な診断にとって重要である可能性がある。また、同様に、ナトリウムおよびカルシウム等の他の生理学的イオンの濃度も、不整脈の診断および治療において重要である可能性がある。
【0011】
また、心拍の問題に加え、分析物感知は、他の用途の中でもとりわけ、薬物療法の監視、腎機能の監視、薬物(心不全用薬剤等)の滴定、心不全代償不全の監視、および食事摂取または腎排泄変動後の原発性電解質平衡異常の観察との関連において、有用である可能性がある。
【0012】
生理学的分析物濃度を査定するための埋込型センサの使用は、患者に不便を感じさせることなく、所望の頻度でデータを収集可能であるため、特に有益なアプローチである可能性がある。加えて、埋込型センサの使用は、リアルタイムでデータを収集可能であるという利点をもたらす。
【0013】
しかしながら、埋込型センサシステムは、種々の設計課題を提起する。そのような課題として、気密密閉環境内の高感度電子構成要素を保護する一方、また、対象の組織との潜在的非生体適合性材料の接触を防止することが挙げられる。設計課題は、電気光学式埋込型センサとの関連において、特に深刻である可能性がある。頑強設計の観点から、光源および光検出器等の電気光学式構成要素の一部は、好ましくは、筐体内に含まれ、気密密閉環境内で保護され、その中の他の電子構成要素と効率的に統合されることが可能である。しかしながら、検出の感度の観点から、体液と接触するように、センサの他の構成要素を筐体外に配置することが有利である可能性がある。
【0014】
本発明の実施形態は、光源および光検出器等のセンサのある構成要素を気密密閉環境内に保護したまま、体液と接触するように、化学的感知要素等のセンサの他の構成要素を配置することが可能である。具体的には、本発明の実施形態は、光学窓を伴う埋込型医療装置を含むことが可能であって、光学窓を使用して、医療装置筐体内部の気密密閉性を維持する。種々の実施形態では、光学励起アセンブリと、光学検出アセンブリとを含む、電気光学式モジュールは、気密密閉環境にある光学窓内部に配置されることが可能である一方、化学的感知要素は、体液と接触するように、光学窓外部に配置されることが可能である。化学的感知要素は、生理学的分析物に対して光学的に検出可能な応答を呈することによって、生理学的分析物を検出するように構成されることが可能である。光学的に検出可能な応答は、医療装置筐体内部に配置される電気光学式モジュールによって、検出されることが可能である。本構成は、比較的高感度電気光学式構成要素を医療装置筐体内部の保護環境内に維持する一方、筐体外部の化学的感知要素の所望の生体内分析物との相互作用を促進し続ける能力を含む、種々の利点をもたらす。
【0015】
次に、図1を参照すると、本発明の実施形態による、埋込型医療装置100の概略斜視図が示される。埋込型医療装置100は、筐体104(または、容器)と、筐体104に連結されるヘッダアセンブリ102と、を含む。筐体104は、金属、ポリマー、セラミック等の種々の材料を含むことが可能である。特定の実施形態では、筐体104は、チタンから形成される。ヘッダアセンブリ102は、1つ以上の導線(図示せず)の近位端の固定を提供する役割を果たし、導線を筐体104内の構成要素に電気的に連結する。ヘッダアセンブリ102は、金属、ポリマー、セラミック等を含む、種々の材料から形成されることが可能である。また、埋込型医療装置100は、光学センサアセンブリ106を含む。
【0016】
次に、図2を参照すると、光学センサアセンブリ106の断面図が、図1の線2−2’に沿って示される。光学センサアセンブリ106は、フランジ120に連結される光学窓124を含むことが可能である。いくつかの実施形態では、光学窓124は、実質的に剛性のあるものであり得る。しかしながら、他の実施形態では、光学窓124は、可撓性であることが可能である。いくつかの実施形態では、光学窓124は、平面であることが可能である。光学窓124は、光の透過を可能にするように構成されることが可能である。結晶、ガラス、セラミック、ポリマー等を含む、種々の材料を使用して、光学窓124を形成することが可能である。いくつかの実施形態では、光学窓124は、サファイアを含むことが可能である。いくつかの実施形態では、光学窓124は、ポリウレタンを含むことが可能である。種々の実施形態では、光学窓124は、生体適合性材料から成ることが可能である。
【0017】
いくつかの実施形態では、光学窓124は、ある波長の電磁放射の透過を遮断するように構成されることが可能である。一例として、光学窓124材料は、いくつかの実施形態では、赤外光を除去するように構成されることが可能である。他の実施形態では、光学窓124は、赤外光等のある波長の電磁放射の透過を遮断するフィルタ材料の層で被覆されることが可能である。いくつかの実施形態では、光学窓124の表面は、光が窓を透過する際、光学損失を低減させるために、反射防止コーティングを備えることが可能である。
【0018】
フランジ120は、光学窓124の縁を囲繞し、フランジ120と光学窓124との間に気密シールを形成することが可能である。フランジ120は、チタン、白金、クロム、金、種々の合金等の種々の金属を含むことが可能である。フランジ120は、ろう付け、ハンダ付け、接着剤の使用、圧入の使用等を含む、種々の技術を使用して、光学窓124に付着されることが可能である。
【0019】
フランジ120は、気密密閉の態様で、図1の埋込型医療装置100の筐体104に連結されることが可能である。例えば、フランジ120は、埋込型医療装置100の筐体104に溶接されることが可能である。他の実施形態では、フランジ120は、エポキシ系接着剤等、筐体104に接着するように接合されることが可能である。あるいは、フランジ120は、筐体104にハンダ付けまたはろう付けされることが可能である。いくつかの実施形態では、圧入は、フランジ120と筐体104との間で使用されることが可能である。そのような種々の方法では、装置100上の光学センサアセンブリ106の領域内の気密シールは、筐体104、フランジ120、および光学窓124の相互作用を通して形成されることが可能である。
【0020】
図に示すように、筐体104は、光学センサアセンブリ106が嵌合する開口を画定する。いくつかの実施形態では、筐体104は、開口の周囲に1つ以上の階段130、132を伴う階段状フランジ134を画定することが可能である。階段状フランジ134は、凹部部分136を画定することが可能である。いくつかの実施形態では、階段状フランジ134は、筐体104と同一材料から成ることが可能である。例えば、フランジ134は、機械加工、鋳造、スタンピング、深絞り、または別の類似技術によって、作成されることが可能である。他の実施形態では、階段状フランジ134は、筐体104の材料と異なる材料から成ることが可能である。種々のフランジプロファイルを使用して、窓、フランジ、および筐体材料の潜在的に異なる熱膨張係数(CTE)ならびに機械的剛性を補償することが可能であることを理解されたい。
【0021】
光学センサアセンブリ106は、光学窓124に連結される電気光学式モジュール128を含むことが可能である。電気光学式モジュール128は、具体的には、1つ以上の光学励起アセンブリ110を含むことが可能である。各光学励起アセンブリ110は、発光ダイオード(LED)、面発光レーザ(VCSEL)、エレクトロルミネセント(EL)素子等の種々の光のエミッタを含むことが可能である。また、電気光学式モジュール128は、1つ以上の光学検出アセンブリ114を含むことが可能である。各光学検出アセンブリ114は、1つ以上のフォトダイオード、アバランシェフォトダイオード、フォトダイオードアレイ、光トランジスタ、多素子光センサ、CMOS光センサ等を含むことが可能である。いくつかの実施形態では、光学フィルタ116は、光学検出アセンブリ114上に配置されることが可能である。光学フィルタ116は、ある波長の光のみ通過させるように構成されることが可能である。一例として、光学フィルタ116は、化学的感知要素と併用するために必要な光帯のみ通過させるように構成されることが可能である。いくつかの実施形態では、光学フィルタ116は、その表面全体にわたって異なってコーティングされ、その表面全体にわたって可変波長の透過を可能にしてもよい。
【0022】
いくつかの実施形態では、電気光学式モジュール128は、任意に、光学シュラウド112を含むことが可能である。光学シュラウド112は、光学検出アセンブリ114および光学励起アセンブリ110を互いから光学的に分離する役割を果たすことが可能である。また、光学シュラウド112は、光学整列設備として、光を鏡映、集束、または指向するように構成されることが可能である。
【0023】
また、いくつかの実施形態では、電気光学式モジュール128は、電気光学式モジュール128の他の構成要素が搭載されることが可能な基板108を含むことが可能である。基板108は、光学励起アセンブリ110と光学検出アセンブリ114との間で光を伝達または運搬しないように構成されることが可能である。これは、光学励起アセンブリと光学検出アセンブリとの間に直接光路が存在しないように、基板内に空隙を含有または切削すること等、種々の方法で達成されることが可能である。いくつかの実施形態では、電気光学式モジュール128は、フランジ120および光学窓124によって画定される凹部内に嵌合するように構成されることが可能である。
【0024】
化学的感知要素122は、光学窓124上に配置されることが可能である。化学的感知要素122は、生理学的分析物に対して光学的に検出可能な応答を呈することによって、生理学的分析物を検出するように構成されることが可能である。例示的化学的感知要素の種々の局面は、以下に詳細に記載される。
【0025】
いくつかの実施形態では、生体適合性被覆層126は、化学的感知要素122上に配置されることが可能である。被覆層126は、分析物を被覆層126を通して拡散させ、光学化学的感知要素122と接触させるように、着目分析物に対して透過性であることが可能である。被覆層126は、製造工程および装置の埋入の際、化学的感知要素122を損傷から保護するように構成されることが可能である。また、被覆層126は、光学機能を果たすことが可能である。一例として、被覆層126は、周囲光を遮断することが可能である。いくつかの実施形態では、また、被覆層126は、光が医療装置から漏出するのを防止することが可能である。いくつかの実施形態では、被覆層126は、化学的感知要素122内に光を乱反射するように構成されることが可能である。いくつかの実施形態では、被覆層126は、周知の蛍光または比色指示薬等、光路較正特徴を含むことが可能である。
【0026】
いくつかの実施形態では、被覆層126は、組織の増殖を防止するように構成されることが可能である。種々の材料を使用して、被覆層126を形成することが可能である。いくつかの実施形態では、被覆層126は、多孔性ポリマー材料である。いくつかの実施形態では、被覆層126は、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)である。いくつかの実施形態では、被覆層126は、階段状フランジ134の凹部部分136内に配置されることが可能である。いくつかの実施形態では、被覆層126は、筐体104の外側表面と平坦にされることが可能である。しかしながら、他の実施形態では、被覆層126は、筐体104の外側表面と平坦にされない。
【0027】
次に、図3を参照すると、電気光学式モジュール128の上部概略図が示される。本図では、光学シュラウド112は、光学励起アセンブリユニット110を囲繞するように示される。本図では、2つの光学励起アセンブリユニット110が示されるが、いくつかの実施形態では、1つの光学励起アセンブリユニットのみ含まれてもよいことを理解されたい。さらに他の実施形態では、光学励起アセンブリユニットのアレイ等、3つ以上のいくつかの光学励起アセンブリユニットが含まれることが可能である。さらに、本図は、光学検出アセンブリ114上に配置される光学フィルタ116を示す。
【0028】
図3の電気光学式モジュール128は、楕円形構成で示される。また、光学窓124(図2に図示)も、楕円形構成をとることが可能である。種々の他の実施形態では、電気光学式モジュールおよび光学窓は、丸みのある稜線を伴う円形または多角形等の他の形状をとることが可能である。理論に拘束されることを意図するわけではないが、鋭利な稜線を伴わない形状は、応力の減少、気密密閉の容易性等を含む、種々の理由から、有利である可能性があると考えられる。
【0029】
いくつかの実施形態では、封止材は、電気光学式モジュールの構成要素上に配置されることが可能である。封止材は、背景光の除去および電気光学式モジュールへの構造的統合の提供を含む、種々の目的を果たすことが可能である。次に、図4を参照すると、本発明の実施形態による、光学センサアセンブリ260の断面図が示される。光学センサアセンブリ260は、光学窓224に連結されるフランジ220を含むことが可能である。また、光学センサアセンブリ260は、基板208と、光学励起アセンブリ210と、光学検出アセンブリ214と、光学検出アセンブリ214上に配置される光学フィルタ216とを含む、電気光学式モジュールを含むことが可能である。また、電気光学式モジュールは、光学シュラウド212を含むことが可能である。封止材230は、光学励起アセンブリ210と、光学検出アセンブリ214とを含む、電気光学式モジュールの構成要素上に配置されることが可能である。封止材230は、電気光学式モジュールへの構造的統合を提供する役割を果たすことが可能である。また、封止材230は、赤外光等の汚染要因物としての役割を果たし得る、ある波長の光を遮断するように構成されることが可能である。いくつかの実施形態では、封止材230は、赤外光を除去するための染料を伴うエポキシ等のポリマー材料を含むことが可能である。いくつかの実施形態では、封止材230は、光の拡散の補助となる二酸化チタンを含有することが可能である。ある場合には、光学窓224は、封止材230と同一材料で形成されることが可能であって、2つの構成要素は、統合されることが可能である。
【0030】
いくつかの実施形態では、電気光学式モジュールは、単一方向のみで光学センサアセンブリのフランジ内に嵌合するように構成されることが可能である。一例として、電気光学式モジュールおよび光学センサアセンブリのフランジは、鍵および鍵穴と同様に嵌合するように構成される、相補的構造特徴を含むことが可能である。これは、より容易なアセンブリおよび光学窓と不適切に整列された電気光学式モジュールから生じる製造上の欠陥の数を潜在的に減少させる等、アセンブリ工程の際に利点を提供することが可能である。
【0031】
次に、図5を参照すると、本発明の別の実施形態による、光学センサアセンブリ360の部分的に分解された断面図が示される。光学センサアセンブリ360は、光学窓324に連結されるフランジ320を含む。また、光学センサアセンブリ360は、基板308と、光学励起アセンブリ310と、光学検出アセンブリ314と、光学検出アセンブリ314上に配置される光学フィルタ316と、を含む、電気光学式モジュールを含むことが可能である。また、電気光学式モジュールは、光学シュラウド312を含むことが可能である。
【0032】
フランジ320は、電気光学式モジュール上に第2の構造特徴340と相補的である第1の構造特徴338を含むことが可能である。電気光学式モジュールは、矢印342の方向に移動することによって、フランジ320内に嵌合されることが可能である。第1の構造特徴338および第2の構造特徴340は、フランジと電気光学式モジュールとの間の単一方向を可能にするように、ともに嵌合することが可能である。構造特徴338および340は、多くの異なる形態をとることが可能であることを理解されたい。いくつかの実施形態では、構造特徴338および340は、締付継手またはスナップ継手を形成することが可能であって、また、電気光学式モジュールをフランジ320内に保定する役割も果たす。
【0033】
図6は、本発明の別の実施形態による、光学センサアセンブリ460の部分的に分解された断面図を示す。光学センサアセンブリ460は、光学窓424に連結されるフランジ420を含む。また、光学センサアセンブリ460は、電気光学式モジュール428を含むことが可能である。フランジ420は、筐体の壁部材404上の第2の構造特徴440と相補的である第1の構造特徴438を含むことが可能である。光学センサアセンブリ460および壁部材404は、壁部材404に対して、矢印442の方向に移動する光学センサアセンブリ460等によって、ともに嵌合することが可能である。第1の構造特徴438および第2の構造特徴440は、壁部材404と光学センサアセンブリ460との間の単一方向を可能にするように、ともに嵌合することが可能である。構造特徴438および440は、多くの異なる形態をとることが可能であることを理解されたい。いくつかの実施形態では、構造特徴438および440は、締付継手またはスナップ継手を形成することが可能であって、また、光学センサアセンブリ460を壁部材404に連結する役割も果たす。
【0034】
光学センサアセンブリの多くの異なる特定の構成が、本明細書において企図されることを理解されたい。次に、図7を参照すると、本発明の別の実施形態による、光学センサアセンブリの概略断面図が示される。光学センサアセンブリは、光学窓524に連結されるフランジ520を含む。フランジ520は、埋込型医療装置の筐体504に連結されることが可能である。化学的感知要素522は、光学窓524の上部に配置されることが可能であって、電気光学式モジュール528は、光学窓524の下方に配置されることが可能である。動作時、生体内環境からの着目分析物は、化学的感知要素522内に拡散することが可能であって、化学的感知要素522の光学特性の検出可能な変化を生じさせる。光は、電気光学式モジュール528によって発生されることが可能であって、光学窓524を通して、化学的感知要素522内へと通過することが可能である。次いで、光は、好ましくは、感知された分析物に比例して、化学的感知要素522によって反射または再放射され、電気光学式モジュール528によって受光される前に、光学窓524を逆流することが可能である。
【0035】
次に、図8を参照すると、本発明の別の実施形態による、光学センサアセンブリの断面図が示される。光学センサアセンブリは、窓アセンブリ660に連結されるフランジ620を含む。窓アセンブリ660は、筐体604内部内の気密密閉性を維持するように、ともに連結される光ガイド644、646、648を含む。光ガイド644は、光学励起ユニット610から化学的感知要素622へと光を伝達するように構成される。同様に、光ガイド648は、光学励起ユニット610から化学的感知要素622へと光を伝達するように構成される。光ガイド646は、化学的感知要素622から光学検出アセンブリ614へと光を伝達するように構成される。光学シュラウド612は、光学検出アセンブリ614から光学励起アセンブリユニット610を光学的に分離する役割を果たす。カバー626は、化学的感知要素622上に配置されることが可能である。
【0036】
次に、図9を参照すると、本発明の別の実施形態による、光学センサアセンブリの断面図が示される。光学センサアセンブリは、化学的感知要素722の下方に配置される光学窓724を含む。光学窓724は、筐体704と光学窓724との間の気密シールを形成するように、埋込型医療装置の筐体704に連結される。電気光学式モジュールは、光学励起アセンブリユニット710と、光学検出アセンブリ714と、を含む、光学窓724の下方に配置される。光学シュラウド712は、光学検出アセンブリユニット714から光学励起アセンブリユニット710を光学的に分離する役割を果たす。さらに、光学センサアセンブリは、化学的感知要素722上に配置されるカバー726を含む。
【0037】
次に、図10を参照すると、本発明の別の実施形態による、光学センサアセンブリの断面図示される。光学センサアセンブリは、化学的感知要素822の下方に配置される光学窓824を含む。反射体850は、光学窓824の表面に沿って配置されるように示される。本反射特徴は、鏡面反射性または散乱性ミラーコーティングによって、あるいは全内部反射によって、作成されることが可能である。光学励起/検出アセンブリ810は、経路852および854によって示されるような光を発生するように構成される。基準経路852を追従する光は、別の光学励起/検出アセンブリ810に遭遇する前に、光学励起/検出アセンブリ810から直接光学窓824を通過する。対照的に、感知経路854を追従する光は、光学検出アセンブリ814に遭遇する前に、光学励起/検出アセンブリ810から通過し、化学的感知要素822と反射体850との間で跳ね返される。医療装置の筐体804は、埋込型医療装置の内部容積の気密密閉性を維持するように、光学窓824に連結される。さらに、光学センサアセンブリは、化学的感知要素822上に配置されるカバー826を含むことが可能である。
【0038】
本明細書に記載されるような光学センサアセンブリは、種々の種類の埋込型医療装置と併用されることが可能であることを理解されたい。一例として、本明細書に記載されるような光学センサアセンブリは、患者に電気刺激療法を提供するように構成される心拍管理(CRM)装置と併用可能である。次に、図11を参照すると、本発明の実施形態による、埋込型医療装置900の概略断面図が示される。埋込型医療装置900は、ヘッダ902と、筐体904とを含む。ヘッダ902は、1つ以上の電気刺激導線950に連結されることが可能である。刺激導線950を使用して、電気刺激療法を標的組織に送達することが可能である。埋込型医療装置900は、ペースメーカー、埋込型除細動器等であることが可能である。
【0039】
埋込型医療装置900の筐体904は、装置900外部の容積972から気密密閉される内部容積970を画定する。種々の電導体909、911は、ヘッダ902から、貫通接続構造905を通って、内部容積970内へと通過することが可能である。故に、導体909、911は、電気刺激導線950と筐体904の内部容積970内に配置される回路951との間の電気的に連絡を提供する役割を果たすことが可能である。回路951は、とりわけ、マイクロプロセッサ952、メモリ(RAMおよび/またはROM等)954、テレメトリモジュール956、電気感知および刺激回路958、電源960(バッテリ等)、および光学センサインターフェースチャネル962等、種々の構成要素を含むことが可能である。
【0040】
また、埋込型医療装置900は、光学センサアセンブリ906を含むことが可能である。光学センサアセンブリ906は、具体的には、化学的感知要素922と、光学窓924と、電気光学式モジュール928とを含むことが可能である。電気光学式モジュール928は、筐体904の気密密閉された内部容積970内に配置されることが可能である。電気光学式モジュール928は、内部容積970内の回路951と電気的に連絡することが可能である。
【0041】
いくつかの実施形態では、電気光学式モジュールは、筐体に付着されずに、同一回路基板等の装置の内部回路とともに配置されることが可能であることを理解されたい。そのような実施形態では、電気光学式モジュールは、光学窓と整列されることが可能であるが、光学窓と必ずしも接触しなくてもよい。次に、図12を参照すると、本発明の実施形態による、埋込型医療装置1000の概略断面図が示される。埋込型医療装置1000は、ヘッダ1002と、筐体1004とを含む。ヘッダ1002は、1つ以上の電気刺激導線1050に連結されることが可能である。埋込型医療装置1000の筐体1004は、装置1000外部の容積1072から気密密閉される内部容積1070を画定する。装置を動作させるための回路1051は、内部容積1070内に配置されることが可能である。また、埋込型医療装置1000は、光学センサアセンブリ1006を含むことが可能である。具体的には、光学センサアセンブリ1006は、化学的感知要素1022と、光学窓1024と、電気光学式モジュール1028とを含むことが可能である。電気光学式モジュール1028は、回路1051とともに配置されることが可能であるが、光学窓1024と整列されない。また、化学的感知要素1022は、光学窓1024と整列されることが可能である。
【0042】
いくつかの実施形態では、光学センサアセンブリは、装置のヘッダ上または内に配置されることが可能である。次に、図13を参照すると、本発明の別の実施形態による、埋込型医療システム1100の概略図が示される。埋込型医療装置1100は、ヘッダ1102と、筐体1104とを含む。ヘッダ1102は、1つ以上の電気刺激導線1150に連結されることが可能である。埋込型医療装置1100の筐体1104は、装置1100外部の容積1172から気密密閉される内部容積1170を画定する。装置を動作させるための回路1151は、内部容積1170内に配置されることが可能である。また、埋込型医療装置1100は、ヘッダ1102内に配置される光学センサアセンブリ1106を含むことが可能である。光学センサアセンブリ1106は、具体的には、化学的感知要素1122と、光学窓1124と、電気光学式モジュール1128とを含むことが可能である。
【0043】
次に、図14を参照すると、本発明の別の実施形態による、埋込型医療システム1200の概略図が示される。筐体1204を含む、パルス発生装置1212は、ヘッダ1202に連結される。パルス発生装置1212は、例えば、ペースメーカーまたは埋込型除細動器であることが可能である。ヘッダ1202は、導線1210に連結され、順に、センサ装置1214に連結される。センサ装置1214は、筐体1206と、光学センサアセンブリ1208とを含むことが可能である。センサ装置1214およびパルス発生装置1212は、信号通信することが可能である。いくつかの実施形態では、導線1210は、1つ以上の電極を含むことが可能であって、電気刺激導線であることが可能である。いくつかの実施形態では、導線1210は、無線通信およびパワーリンクに置換されることが可能である。
【0044】
本明細書に記載されるようないくつかの光学センサアセンブリは、心拍管理(CRM)装置等の埋込型医療装置の一部として使用可能であるが、また、光学センサアセンブリは、独立センサ装置の一部としても使用されることが可能であることを理解されたい。次に、図15を参照すると、光学センサアセンブリ1306を含む、独立センサ装置1300の概略断面図が示される。センサ装置1300は、装置1300外部の容積1372から気密密閉される内部容積1370を画定する、筐体1304を含む。光学センサアセンブリ1306は、化学的感知要素1322と、光学窓1324と、電気光学式モジュール1328とを含む。電気光学式モジュール1328は、筐体1304の気密密閉された内部容積1370内に配置されることが可能である。電気光学式モジュール1328は、内部容積1370内の回路1351と電気的に連絡することが可能である。回路1351は、感知システムならびに処理力および通信機能を監視することが可能である。
【0045】
本明細書に記載の種々の実施形態による、分析物濃度の感知は、特定の分析物または複数の異なる分析物を対象にすることが可能であることを理解されたい。ある実施形態では、感知される分析物は、心臓の健康に関連する1つ以上の分析物である。ある実施形態では、感知される分析物は、腎臓の健康に関連する1つ以上の分析物である。感知される分析物は、イオンまたは非イオンであることが可能である。感知される分析物は、陽イオンまたは陰イオンであることが可能である。感知されることが可能な分析物の特定の実施例として、酢酸(酢酸塩)、アコニット酸(アコニット酸塩)、アンモニウム、血中尿素窒素(BUN)、B型ナトリウム利尿ペプチド(BNP)、臭素酸、カルシウム、二酸化炭素、心臓特有のトロポニン、塩化物、コリン、クエン酸(クエン酸塩)、コルチゾール、銅、クレアチニン、クレアチニンキナーゼ、フッ化物、ギ酸(ギ酸塩)、グルコース、ヒドロニウムイオン、イソクエン酸、乳酸(乳酸塩)、リチウム、マグネシウム、マレイン酸(マレイン酸塩)、マロン酸(マロン酸塩)、ミオグロビン、硝酸塩、酸化窒素、シュウ酸(シュウ酸塩)、酸素、リン酸、フタル酸、カリウム、ピルビン酸(ピルビン酸塩)、亜セレン酸、ナトリウム、硫酸、尿素、尿酸、および亜鉛を含むが、それらに限定されない。本方法によって感知される無機陽イオンとして、ヒドロニウムイオン、リチウムイオン、ナトリウムイオン、カリウムイオン、マグネシウムイオン、カルシウムイオン、銀イオン、亜鉛イオン、水銀イオン、鉛イオン、およびアンモニウムイオンを含むが、それらに限定されない。本方法によって感知される無機陰イオンとして、炭酸陰イオン、硝酸陰イオン、亜硫酸陰イオン、塩素陰イオン、およびヨウ化物陰イオンを含むが、それらに限定されない。本方法によって感知される有機陽イオンとして、ノルエフェドリン、エフェドリン、アンフェタミン、プロカイン、プリロカイン、リドカイン、ブピバカイン、リグノカイン、クレアチニン、およびプロタミンを含むが、それらに限定されない。本方法によって感知される有機陰イオンとして、サリチル酸塩、フタル酸塩、マレイン酸塩、およびヘパリンを含むが、それらに限定されない。本方法によって感知される中性分析物として、アンモニア、エタノール、および有機アミンを含むが、それらに限定されない。ある実施形態では、感知されることが可能なイオンとして、カリウム、ナトリウム、塩化物、カルシウム、およびヒドロニウム(pH)を含む。特定の実施形態では、ナトリウムおよびカリウムの両方の濃度が測定される。別の実施形態では、マグネシウムおよびカリウムの両方の濃度が測定される。
【0046】
本発明の実施形態は、光学特性の変化を呈することによって、生理学的着目分析物を検出するように構成される化学的感知要素を含むことが可能である。いくつかの実施形態では、分析物の生理学的濃度は、直接検出される。他の実施形態では、分析物の生理学的濃度は、間接的に検出される。一例として、特定の分析物自体の代わりに、特定の分析物の代謝産物が、検出されることが可能である。他の実施形態では、分析物は、検出工程をより容易にするために、イオン等の別の形態に化学的に変換されることが可能である。一例として、酵素を使用して、検出がより容易な別の化合物に分析物を変換することが可能である。
【0047】
いくつかの実施形態では、化学的感知要素は、分析されるイオンを可逆的に結合するための錯化部分を含む非担体または担体系蛍光性または比色性イオノホア組成と、錯化剤がイオンと結合またはイオンを放出すると、その光学特性を変化させる蛍光性または比色性部分と、を備える。例示的化学的感知要素の局面は、米国特許出願第11/383,933号(その内容が本明細書に参考として援用される)に記載される。
【0048】
本明細書および添付の請求項で使用されるように、単数形「a」、「an」、および「the」は、別途明示されない限り、複数形の参照も含むことに留意されたい。また、用語「または」とは、概して、別途明示されない限り、「および/または」を含む意味で採用されることに留意されたい。
【0049】
また、本明細書および添付の請求項で使用されるように、語句「構成される」とは、特定のタスクを行なうまたは特定の構成を採用するように構築あるいは構成される、システム、装置、もしくは他の構造を説明することに留意されたい。語句「構成される」は、「配列される」、「配列および構成される」、「構築および配列される」、「構築される」、「製造および配列される」等の他の類似語句と同義で使用されることが可能である。
【0050】
本明細書内の全刊行物および特許出願は、本発明が関係する当業者のレベルを示す。全刊行物および特許出願は、各個々の刊行物および特許出願が、参照することによって具体的かつ個々に示される場合と同程度において、本明細書に参考として援用される。
【0051】
本願は、本主題の適合例および変形例を網羅することが意図される。上述の説明は、例示であって、限定として意図されるものではないことを理解されたい。本主題の範囲は、添付の請求項とともに、そのような請求項の権利が付与される均等物の全範囲を参照することによって決定されるべきである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
埋込型医療装置であって、
内部容積を画定する筐体であって、該筐体は筐体壁を備え、該筐体壁は開口を画定する、筐体と、
該筐体壁に連結される光学センサアセンブリであって、該光学センサアセンブリは、該開口を閉塞し、該光学センサアセンブリは、
電気光学式モジュールであって、該電気光学式モジュールは、
光学励起アセンブリと、
光学検出アセンブリと
を備える、電気光学式モジュールと、
化学的感知要素であって、該化学的感知要素は、光学特性の変化を呈することによって、生理学的分析物を検出するように構成される、化学的感知要素と、
該電気光学式モジュールと該化学的感知要素との間に配置される光学窓であって、該光学窓は、該電気光学式モジュールと該化学的感知要素との間の光の透過を可能にするように構成される、光学窓と
備える、光学センサアセンブリと
を備える、装置。
【請求項2】
前記筐体の内部容積は、該筐体の外部から気密密閉される、請求項1に記載の埋込型医療装置。
【請求項3】
前記光学窓の縁を囲繞するフランジをさらに備え、該フランジと該光学窓との間に気密シールを形成する、請求項1に記載の埋込型医療装置。
【請求項4】
前記光学励起アセンブリと前記光学検出アセンブリとの間に配置される、光学シュラウドをさらに備える、請求項1に記載の埋込型医療装置。
【請求項5】
前記光学センサアセンブリは、前記筐体に溶接される、請求項1に記載の埋込型医療装置。
【請求項6】
前記光学センサアセンブリは、単一方向で前記筐体の開口内に嵌合するように構成される、請求項1に記載の埋込型医療装置。
【請求項7】
前記筐体は、前記開口を囲繞する階段状フランジを画定し、該階段状フランジは、凹部部分を含み、前記光学センサアセンブリは、該階段状フランジの該凹部部分に溶接される、請求項1に記載の埋込型医療装置。
【請求項8】
前記化学的感知要素上に配置される被覆層をさらに備え、該被覆層は、前記生理学的分析物に対して透過性の材料を備える、請求項1に記載の埋込型医療装置。
【請求項9】
前記被覆層は、前記筐体壁の外側表面と平坦にされる、請求項8に記載の埋込型医療装置。
【請求項10】
前記被覆層は、不透明である、請求項8に記載の埋込型医療装置。
【請求項11】
前記光学検出アセンブリの上方に配置される、赤外光フィルタをさらに備える、請求項1に記載の埋込型医療装置。
【請求項12】
前記光学窓は、剛性のある平面光学窓を備える、請求項1に記載の埋込型医療装置。
【請求項13】
埋込型医療装置のための光学センサアセンブリであって、該アセンブリは、
縁を備える、光学窓と、
該光学窓の縁を囲繞するフランジであって、該フランジと該光学窓との間に気密シールを形成する、フランジと、
該光学窓と整列される電気光学式モジュールであって、該電気光学式モジューは、
光学励起アセンブリと、
光学検出アセンブリと
を備える、電気光学式モジュールと、
該光学窓と整列される化学的感知要素であって、該光学的化学的感知要素は、生理学的分析物に対して光学的に検出可能な応答を呈することによって、該生理学的分析物を検出するように構成され、該光学窓は、該電気光学式モジュールと該化学的感知要素との間に配置される、化学的感知要素と
を備える、アセンブリ。
【請求項14】
前記光学検出アセンブリの上方に配置される、赤外光フィルタをさらに備える、請求項13に記載の光学センサアセンブリ。
【請求項15】
前記電気光学式モジュールは、単一方向で前記フランジ内に嵌合するように構成される、請求項13に記載の光学センサアセンブリ。
【請求項16】
前記電気光学式モジュールは、締付継手を介して、前記フランジ内に嵌合するように構成される、請求項13に記載の光学センサアセンブリ。
【請求項17】
前記光学窓は、剛性のある平面光学窓を備える、請求項13に記載の光学センサアセンブリ。
【請求項18】
前記光学励起アセンブリは、複数の発光ダイオードを備える、請求項13に記載の光学センサアセンブリ。
【請求項19】
前記光学検出アセンブリは、複数のフォトダイオードを備える、請求項13に記載の光学センサアセンブリ。
【請求項20】
前記電気光学式モジュールは、基板をさらに備え、前記光学励起アセンブリおよび前記光学検出アセンブリは、該基板に連結される、請求項13に記載の光学センサアセンブリ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公表番号】特表2010−539484(P2010−539484A)
【公表日】平成22年12月16日(2010.12.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−524940(P2010−524940)
【出願日】平成20年9月9日(2008.9.9)
【国際出願番号】PCT/US2008/075673
【国際公開番号】WO2009/038996
【国際公開日】平成21年3月26日(2009.3.26)
【出願人】(505003528)カーディアック ペースメイカーズ, インコーポレイテッド (466)
【Fターム(参考)】