説明

基板の取付方法

【課題】利便性を向上することができる基板の取付方法を提供する。
【解決手段】追加する第1の基板を梱包した梱包箱を展開する第1の工程と、第1の基板を追加する第2の基板について、第1の基板との接続部が上面側となるように向きを変える第2の工程と、展開された前記梱包箱が有する起立部に対して、第2の基板の縁部を載せる第3の工程と、縁部を載せた状態の前記第2の基板に対して、第1の基板が有する接続部と、第2の基板が有する接続部とを位置合わせする第4の工程と、第1の基板を第2の基板に対して押圧して互いの前記接続部を接続させる第5の工程とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、基板の取付方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
プリンタ等の画像形成装置において、コントローラ基板等に機能を追加する所謂オプション基板を取り付ける場合がある。
【0003】
このようなオプション基板は、例えば段ボール箱等で構成される専用の梱包箱に梱包されて輸送されることが多い。
【0004】
ところで、コントローラ基板にオプション基板を取り付ける際に、コントローラ基板を床等に直に置くと、コントローラ基板に実装された部品によって形成される凹凸により、コントローラ基板自体が不安定な姿勢となる場合があった。
【0005】
このような場合には、オプション基板のコネクタをコントローラ基板側のコネクタに接続させる際の作業性が低下する場合があった。
【0006】
また、コントローラ基板自体の不安定な姿勢により、基板の一部に強い力が加わって、配線部の断線やIC、コンデンサー等の部品を破損する虞もあった。
【0007】
基板の取付方法に関する技術は、例えば特開2008−16333号公報など種々提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2008−16333号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、利便性を向上することができる基板の取付方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記課題を解決するため、請求項1の発明に係る基板の取付方法は、追加する第1の基板を梱包した梱包箱を展開する第1の工程と、前記第1の基板を追加する第2の基板について、前記第1の基板との接続部が上面側となるように向きを変える第2の工程と、展開された前記梱包箱が有する起立部に対して、前記第2の工程で向きを変えた第2の基板の縁部を載せる第3の工程と、前記第3の工程で、前記起立部に対して縁部を載せた状態の前記第2の基板に対して、前記第1の基板が有する接続部と、前記第2の基板が有する接続部とを位置合わせする第4の工程と、前記第4の工程で、前記両接続部を位置合わせした状態で、前記第1の基板を前記第2の基板に対して押圧して互いの前記接続部を接続させる第5の工程と、を有することを特徴とする。
【0011】
請求項2の発明に係る基板の取付方法は、請求項1に記載の発明について、前記第2の基板は、前記第1の基板との接続部を有する面に対して起立する起立壁を備え、展開された前記梱包箱は、前記第2の基板を載せる場合に、前記起立壁が到来する位置には前記起立部を設けない構成とされ、前記第3の工程で、前記起立部に対して第2の基板の縁部を載せた際に、当該起立部と前記起立壁とで当該第2の基板が支持されることを特徴とする。
【0012】
請求項3の発明に係る基板の取付方法は、請求項1または請求項2の何れかに記載の発明について、展開された前記梱包箱が有する前記起立部には、当該起立部に載せられる前記第2の基板の縁部の形状に合わせた切欠部が形成されていることを特徴とする。
【0013】
請求項4の発明に係る基板の取付方法は、追加する第1の基板を梱包する下側の箱体と上側の箱体で構成される梱包箱について、当該梱包箱から前記上側の箱体を外す第1の工程と、前記第1の基板を追加する第2の基板について、前記第1の基板との接続部が上面側となるように向きを変える第2の工程と、前記下側の箱体または前記上側の箱体が有する側壁部に対して、前記第2の工程で向きを変えた第2の基板の縁部を載せる第3の工程と、前記第3の工程で、前記側壁部に対して縁部を載せた状態の前記第2の基板に対して、前記第1の基板が有する接続部と、前記第2の基板が有する接続部とを位置合わせする第4の工程と、前記第4の工程で、前記両接続部を位置合わせした状態で、前記第1の基板を前記第2の基板に対して押圧して互いの前記接続部を接続させる第5の工程と、を有することを特徴とする。
【0014】
請求項5の発明に係る基板の取付方法は、請求項4に記載の発明について、前記第2の基板は、前記第1の基板との接続部を有する面に対して起立する起立壁を備え、前記下側の箱体または前記上側の箱体は、前記第2の基板を載せる場合に、前記起立壁が到来する位置には前記側壁部を設けない構成とされ、前記第3の工程で、前記側壁部に対して第2の基板の縁部を載せた際に、当該側壁部と前記起立壁とで当該第2の基板が支持されることを特徴とする。
【0015】
請求項6の発明に係る基板の取付方法は、請求項4または請求項5の何れかに記載の発明について、前記下側の箱体または前記上側の箱体が有する前記側壁部には、当該側壁部に載せられる前記第2の基板の縁部の形状に合わせた切欠部が形成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば以下の効果を奏することができる。
【0017】
すなわち、請求項1に記載の発明によれば、展開した梱包箱を利用して利便性を向上させる基板の取付方法を提供することができる。
【0018】
請求項2に記載の発明によれば、展開した梱包箱の起立部を利用して利便性を向上させる基板の取付方法を提供することができる。
【0019】
請求項3に記載の発明によれば、展開した梱包箱の起立部の切欠部を利用して利便性を向上させる基板の取付方法を提供することができる。
【0020】
請求項4に記載の発明によれば、下側の箱体または上側の箱体を利用して利便性を向上させる基板の取付方法を提供することができる。
【0021】
請求項5に記載の発明によれば、下側の箱体または上側の箱体の側壁部を利用して利便性を向上させる基板の取付方法を提供することができる。
【0022】
請求項6に記載の発明によれば、下側の箱体または上側の箱体の側壁部の切欠部を利用して利便性を向上させる基板の取付方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】第1の実施の形態に係る基板の取付方法の手順を示す説明図である。
【図2】第1の実施の形態に係る基板の取付方法の手順の続きを示す説明図である。
【図3】第1の実施の形態に係る基板の取付方法の手順の続きを示す説明図である。
【図4】第1の実施の形態に係る基板の取付方法の手順の続きを示す説明図である。
【図5】第1の実施の形態に係る基板の取付方法の手順の続きを示す説明図である。
【図6】第1の実施の形態に係る基板の取付方法の手順の続きを示す説明図である。
【図7】第1の実施の形態に係る基板の取付方法の手順の続きを示す説明図である。
【図8】第1の実施の形態に係る基板の取付方法の手順の続きを示す説明図である。
【図9】第1の実施の形態に係る基板の取付方法の変形例を示す説明図である。
【図10】第2の実施の形態に係る基板の取付方法の手順を示す説明図である。
【図11】第2の実施の形態に係る基板の取付方法の手順の続きを示す説明図である。
【図12】第2の実施の形態に係る基板の取付方法の手順の続きを示す説明図である。
【図13】第2の実施の形態に係る基板の取付方法の手順の続きを示す説明図である。
【図14】第2の実施の形態に係る基板の取付方法の手順の続きを示す説明図である。
【図15】比較対象に係る基板の取付方法の手順を示す説明図である。
【図16】比較対象に係る基板の取付方法の手順の続きを示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、本発明の一例としての実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。ここで、添付図面において同一の部材には同一の符号を付しており、また、重複した説明は省略されている。なお、ここでの説明は本発明が実施される最良の形態であることから、本発明は当該形態に限定されるものではない。
【0025】
本発明についての実施の形態に係る基板の取付方法について説明する前に、図15、図16を参照して比較対象となる例について述べる。
【0026】
まず、プリンタ等の画像形成装置において、コントローラ基板800に機能を追加するオプション基板200を取り付ける場合において、コントローラ基板800を床等に直に置くと、コントローラ基板800に実装された部品によって形成される凹凸により、コントローラ基板800自体が不安定な姿勢となる場合があり、オプション基板200のコネクタ201をコントローラ基板800側のコネクタ803に接続させる際の作業性が低下するという不具合があった。
【0027】
また、コントローラ基板800自体の不安定な姿勢により、コントローラ基板800の一部に強い力が加わって、配線部の断線やIC、コンデンサー等の部品を破損する虞もあった。
【0028】
そこで、比較対象では、コントローラ基板800の基板部801の2箇所の隅部に差込孔901を設け、図15の(a)に示すように、樹脂製の脚部材900を取り付けていた。
【0029】
そして、図15の(b)に示すように、2本の脚部材900と、基板部801に起立された起立部(基板用シャーシ)800とで、コントローラ基板800を水平状態で支持するようになっている。
【0030】
この状態から、図16の(c)に示すように、オプション基板200のコネクタ201とコントローラ基板800のコネクタ803とを位置合わせし、G方向にオプション基板200を押圧することにより、オプション基板200のコネクタ201とコントローラ基板800のコネクタ803とが接続され、図16の(d)に示すように、コントローラ基板800へのオプション基板200の取付作業が完了する。
【0031】
しかしながら、上記比較対象では、オプション基板200毎に脚部材900を添付する必要がありコストが嵩むという問題があった。
【0032】
また、オプション基板200を取り付ける度に、脚部材900の着脱作業が必要であり、手間がかかるという課題もあった。
【0033】
そこで、本発明者は、上記課題を解消すべく鋭意研究の結果、本発明を案出するに至った。
【0034】
図1から図14を参照して、本発明についての実施の形態に係る基板の取付方法について説明する。
【0035】
まず、図1から図8を参照して、第1の実施の形態に係る基板の取付方法について説明する。
【0036】
取付作業を開始すると、まず、取り付けるべきオプション基板200(第1の基板の一例)を梱包した段ボール紙製の梱包箱100(図1参照)の上蓋部102を開いて図2示すような展開した状態とする(第1の工程)。
【0037】
なお、展開した状態において、梱包箱100は、底部101cと、その2辺に沿って起立される起立部101a、101bと、側壁部103と、上蓋部102と、その一辺に起立される起立部102aを備える。
【0038】
また、起立部101aの上端部には、後述するコントローラ基板300の各種コネクタ304等の形状に合わせた切欠部104が設けられている。
【0039】
また、上蓋部102の一辺には、上蓋部102を閉じた際に、切欠部104と組み合う形状の突片105が設けられている。
【0040】
次いで、梱包箱100の底部101c上に置かれているオプション基板200を取り出す(図2、図3)。
【0041】
続いて、図4および図5に示すように、オプション基板200を追加するプリンタ等のコントローラ基板300(第2の基板の一例)を用意して、オプション基板200との接続部としてのコネクタ400が上面側となるように例えば矢印A方向などに向きを変える(第2の工程)。
【0042】
なお、特には限定されないが、例えば図4に示すように、コントローラ基板300の基板部301にはハードディスク装置303や各種コネクタ304等が設けられている。
【0043】
また、基板部301の一側端部には、基板部301に対して起立された起立壁(基板用シャーシ)302が設けられている。
【0044】
また、図3および図5に示すように、展開された梱包箱100は、後述のようにコントローラ基板300を載せる場合に、起立壁302が到来する位置には起立部を設けない構成とされている。
【0045】
次に、図5に示すように、展開された梱包箱100が有する起立部101a、101bおよび102aに対して、前記第2の工程で向きを変えたコントローラ基板300を矢印B方向に降ろしてコントローラ基板300の縁部を載せ(第3の工程)、図6のような状態とする。
【0046】
次いで、図7に示すように、起立部101a、101bおよび102aに対して縁部を載せた状態のコントローラ基板300に対して、オプション基板200が有するコネクタ201と、コントローラ基板300が有するコネクタ400とを位置合わせする(第4の工程)。
【0047】
続いて、両コネクタ201、400を位置合わせした状態で、オプション基板200をコントローラ基板300に対して矢印C方向に押圧して互いのコネクタ201、400を接続させる(第5の工程)。
【0048】
これにより、図8に示すように、コントローラ基板300に対するオプション基板200の取り付けが完了する。
【0049】
このように本実施の形態に係る基板の取付方法によれば、展開した梱包箱を利用して利便性が向上され、またコストが低廉化される。
【0050】
なお、コントローラ基板300を外した後の展開された梱包箱100は、再び組み立てて利用される。
【0051】
特に、コントローラ基板300に予め他のオプション基板が取り付けられた状態において、当該他のオプション基板の故障等により、オプション基板200と交換したような場合には、取り外した他のオプション基板を梱包箱100に梱包して返送する用途などに利用される。
【0052】
次に、図9を参照して、第1の実施の形態の変形例について説明する。
【0053】
図9の(a)に示すように、梱包箱500の外観は、図1に示す梱包箱100と同じである。
【0054】
第1の実施の形態との違いは、梱包箱500は、下側部501と、上側部502とに分離されるようになっている点である(図9の(b)参照)。
【0055】
図9の(c)に示すように、下側部501には、底部501cに対して起立する起立部501a、501bが設けられている。
【0056】
また、起立部501a、501bには、コントローラ基板300の形状に合わせた切欠部503、504が設けられている。
【0057】
そして、例えば図5から図8に示す場合と同様に、コントローラ基板300を梱包箱500の下側部501に載せてオプション基板200の取り付け作業を行う。
【0058】
これにより、展開した梱包箱の一部を利用して利便性が向上され、またコストが低廉化される。
【0059】
次に、図10から図14を参照して、第2の実施の形態に係る基板の取付方法について説明する。
【0060】
取付作業を開始すると、まず、追加するオプション基板200を梱包する下側の箱体601と上側の箱体602で構成される梱包箱600について、梱包箱600から上側の箱体を外す601(第1の工程:図10、図11参照)。
【0061】
次いで、下側の箱体601の底部601d上に置かれているオプション基板200(第1の基板の一例)を取り出す。
【0062】
図11に示すように、下側の箱体601は、側壁部601a、601b、601c、601eを備えており、図12に示すように側壁部601aは矢印D方向に開かれるようになっている。
【0063】
続いて、前出の図4に示すように、オプション基板200を追加するプリンタ等のコントローラ基板300(第2の基板の一例)を用意して、オプション基板200との接続部としてのコネクタ400が上面側となるように例えば矢印A方向などに向きを変える(第2の工程)。
【0064】
次に、図14に示すように、下側の箱体601が有する側壁部601b、601c、601eに対して、前記第2の工程で向きを変えたコントローラ基板300の縁部を載せる(第3の工程)。
【0065】
なお、図13、図14に示す例では、コントローラ基板300に予め他のオプション基板700が取り付けられた状態となっている。
【0066】
したがって、オプション基板200を取り付ける前に、他のオプション基板700を矢印F方向に引っ張って外す作業を行う。
【0067】
次いで、側壁部601b、601c、601eに対して縁部を載せた状態のコントローラ基板300に対して、オプション基板200が有するコネクタ201と、コントローラ基板300が有するコネクタ400とを位置合わせする(第4の工程:前出の図7参照)。
【0068】
続いて、両コネクタ201、400を位置合わせした状態で、オプション基板200をコントローラ基板300に対して押圧して互いの接続部201、400を接続させる(第5の工程)。
【0069】
このように本実施の形態に係る基板の取付方法によれば、梱包箱600の一部を利用して利便性が向上され、またコストが低廉化される。
【0070】
なお、梱包箱600は、取り外した他のオプション基板700を梱包して返送する用途などに利用される。
【0071】
また、上記実施の形態では、下側の箱体601にコントローラ基板300を載せる場合を示したが、これに限らず、上側の箱体602にコントローラ基板300を載せるようにしてもよい。
【0072】
以上本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本明細書で開示された実施の形態はすべての点で例示であって開示された技術に限定されるものではないと考えるべきである。すなわち、本発明の技術的な範囲は、前記の実施の形態における説明に基づいて制限的に解釈されるものでなく、あくまでも特許請求の範囲の記載に従って解釈すべきであり、特許請求の範囲の記載技術と均等な技術および特許請求の範囲内でのすべての変更が含まれる。
【産業上の利用可能性】
【0073】
本発明による基板の取付方法は、プリンタや複合機等が備えるコントローラ基板等に適用することができる。
【符号の説明】
【0074】
100 梱包箱
101a 起立部
101c 底部
102 上蓋部
102a 起立部
103 側壁部
104 切欠部
105 突片
200 オプション基板
201 コネクタ
300 コントローラ基板
301 基板部
302 起立壁
303 ハードディスク装置
304 コネクタ
400 コネクタ
500 梱包箱
501 下側部
501a 起立部
501c 底部
502 上側部
503 切欠部
600 梱包箱
601 箱体
601a 側壁部
601b 側壁部
601c 側壁部
601e 側壁部
601d 底部
602 箱体
700 オプション基板
800 コントローラ基板
801 基板部
803 コネクタ
900 脚部材
901 差込孔

【特許請求の範囲】
【請求項1】
追加する第1の基板を梱包した梱包箱を展開する第1の工程と、
前記第1の基板を追加する第2の基板について、前記第1の基板との接続部が上面側となるように向きを変える第2の工程と、
展開された前記梱包箱が有する起立部に対して、前記第2の工程で向きを変えた第2の基板の縁部を載せる第3の工程と、
前記第3の工程で、前記起立部に対して縁部を載せた状態の前記第2の基板に対して、前記第1の基板が有する接続部と、前記第2の基板が有する接続部とを位置合わせする第4の工程と、
前記第4の工程で、前記両接続部を位置合わせした状態で、前記第1の基板を前記第2の基板に対して押圧して互いの前記接続部を接続させる第5の工程と、
を有することを特徴とする基板の取付方法。
【請求項2】
前記第2の基板は、前記第1の基板との接続部を有する面に対して起立する起立壁を備え、
展開された前記梱包箱は、前記第2の基板を載せる場合に、前記起立壁が到来する位置には前記起立部を設けない構成とされ、
前記第3の工程で、前記起立部に対して第2の基板の縁部を載せた際に、当該起立部と前記起立壁とで当該第2の基板が支持されることを特徴とする請求項1に記載の基板の取付方法。
【請求項3】
展開された前記梱包箱が有する前記起立部には、当該起立部に載せられる前記第2の基板の縁部の形状に合わせた切欠部が形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2の何れかに記載の基板の取付方法。
【請求項4】
追加する第1の基板を梱包する下側の箱体と上側の箱体で構成される梱包箱について、当該梱包箱から前記上側の箱体を外す第1の工程と、
前記第1の基板を追加する第2の基板について、前記第1の基板との接続部が上面側となるように向きを変える第2の工程と、
前記下側の箱体または前記上側の箱体が有する側壁部に対して、前記第2の工程で向きを変えた第2の基板の縁部を載せる第3の工程と、
前記第3の工程で、前記側壁部に対して縁部を載せた状態の前記第2の基板に対して、前記第1の基板が有する接続部と、前記第2の基板が有する接続部とを位置合わせする第4の工程と、
前記第4の工程で、前記両接続部を位置合わせした状態で、前記第1の基板を前記第2の基板に対して押圧して互いの前記接続部を接続させる第5の工程と、
を有することを特徴とする基板の取付方法。
【請求項5】
前記第2の基板は、前記第1の基板との接続部を有する面に対して起立する起立壁を備え、
前記下側の箱体または前記上側の箱体は、前記第2の基板を載せる場合に、前記起立壁が到来する位置には前記側壁部を設けない構成とされ、
前記第3の工程で、前記側壁部に対して第2の基板の縁部を載せた際に、当該側壁部と前記起立壁とで当該第2の基板が支持されることを特徴とする請求項4に記載の基板の取付方法。
【請求項6】
前記下側の箱体または前記上側の箱体が有する前記側壁部には、当該側壁部に載せられる前記第2の基板の縁部の形状に合わせた切欠部が形成されていることを特徴とする請求項4または請求項5の何れかに記載の基板の取付方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2012−104783(P2012−104783A)
【公開日】平成24年5月31日(2012.5.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−254544(P2010−254544)
【出願日】平成22年11月15日(2010.11.15)
【出願人】(000005496)富士ゼロックス株式会社 (21,908)
【Fターム(参考)】