説明

報知機能を有する電子機器

【課題】報知機能を有する電子機器において、使用者の状況に応じた報知を行う。
【解決手段】加速度センサ101検出した歩行に対応する歩行信号が、フィルタ部102、増幅部103、二値化部104を介してCPU105に入力されると、CPU105は、前記歩行信号に基づいて判断した使用者の歩行などの状況を記憶部110に記憶する。CPU105は、設定時刻の到来等の報知条件が満たされると、記憶部110に記憶した使用者の状況に応じた報音レベルで報音部108から報知する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、歩数計等の報知機能を有する電子機器に関する。
【背景技術】
【0002】
報音時刻(アラーム時刻)を設定し設定時刻になるとアラーム音を報音するアラーム時計が世の中一般的に存在している。また、時刻アラームにかかわらず、所定の条件になったことを使用者に伝える、使用者が携帯のできるアラームというものが世の中一般的に存在している。
しかし、それらのアラーム類は所定の条件に達した時に、決められた画一的な方法によりそのアラームを使用者に知らせることが一般的であり、使用者はそのときの状況によってはその知らせ方に不快感を抱くことが多かった。
【0003】
例えばアラームを目覚まし時計として使用した場合には、アラーム時刻よりも前に目覚め通常の生活を送っていた場合、思いもよらない時点でアラーム音がなり、不快な思いをすることが多々ある。
また、毎日(毎週)決まった時刻に所定のことを行いたいという意図(スケジュールを意図して)もしくは毎正時を知るといった意図(報時の意図)で時刻のアラーム設定を行った場合に、装置を携帯していなかった場合にはアラーム時刻の設定者がいないところでアラームが発現してしまい、周囲に不快感を与えることが多々あった。
【0004】
また、走行(歩行)中の歩数・距離を検出する機能を持つ機器において、目標とする距離または歩数を達成したことを知らせるアラームにおいては、その速度に応じては、アラーム音が聞こえないような状況が多々発生する(速く走っていると音が聞こえない、ゆっくり走っていると音がうるさい)。
【0005】
一方、特許文献1において、歩数計の装着忘れを防止する機能として、タイマが所定の時間を計時し、所定の時間以内に歩行が検出されなかった場合に、装着忘れと判断してアラーム(ブザー)音を報音し、歩行検出を持ってアラーム(ブザー)音を停止させる技術が開示されている。
【0006】
例えばこの技術を応用して、目覚まし用の時刻アラームの課題を解決しようとした場合、終身時刻に日々変動があり、かつ起床時刻はほぼ毎日決まっているといった場合には、タイマがカウントする所定の時間を日々変更する必要があり、操作が煩雑となってしまう。
さらに、使用者が歩いたかどうかでアラーム(報音)のON/OFFを行うため、装置を携帯はしたがまだ歩いてはいないといった場合には、歩いたという判定基準によっては、最適ではないアラームの仕方をしてしまうことがある。
【0007】
【特許文献1】特開2000−321092号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、使用者の状況に応じた報知を行うようにすることを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明によれば、使用者の体動を検出する体動検出手段と、報知条件を設定する報知条件設定手段と、制御手段と、前記制御手段によって制御された態様で報知する報知手段とを備え、前記制御手段は、前記報知条件が満たされたとき、前記体動検出手段が検出した使用者の状況に応じた態様で報知するように前記報知手段を制御することを特徴とする電子機器が提供される。
制御手段は、報知条件が満たされたとき、体動検出手段が検出した使用者の状況に応じた態様で報知するように報知手段を制御する。
【0010】
ここで、前記制御手段は、前記体動検出手段が検出した使用者の状況に応じて、前記報知手段の報知音のレベルを制御するように構成してもよい。
また、前記制御手段は、前記体動検出手段が検出した使用者の状況に応じて、前記報知手段の報知音の周期を制御するように構成してもよい。
また、前記制御手段は、前記体動検出手段が検出した使用者の活動状態が高くなるに従って、前記報知手段の報知音が大きくなるように制御するよう構成してもよい。
【0011】
また、前記制御手段は、前記体動検出手段が検出した使用者の活動状態が低くなるに従って、前記報知手段の報知音が大きくなるように制御するよう構成してもよい。
また、前記制御手段は、前記体動検出手段が検出した使用者の歩行速度に応じて、前記報知手段の報知態様を変えるように制御するよう構成してもよい。
また、前記制御手段は、前記体動検出手段が検出した使用者の歩行の有無に応じて、前記報知手段の報知態様を変えるように制御するよう構成してもよい。
【0012】
また、報知するか否か及び使用者の状況と無関係に報知するか否かを設定する入力手段を有し、前記制御手段は、入力手段によって設定された内容を参照して、前記報知手段の報知態様を制御するように構成してもよい。
また、前記体動検出手段は前記使用者の歩行を検出して対応する歩行信号を出力すると共に、前記歩行信号に基づいて歩数を計数する計数手段を備えて成るように構成してもよい。
【0013】
また、時刻を計時する計時手段と、報知時刻を設定する報知時刻設定手段とを有し、前記報知条件は前記設定時刻の到来であり、前記制御手段は前記報知条件が満たされたとき、前記体動検出手段が検出した使用者の状況に応じた態様で報知するように前記報知手段を制御するよう構成してもよい。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、報知機能を有する電子機器において、使用者の状況に応じた報知を行うことが可能になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
図1は、本発明の実施の形態に係る電子機器のブロック図で、携帯型電子機器である歩数計の例を示している。
図1において、歩数計は、使用者の歩行(走行を含む)を検出する毎に対応する歩行信号を出力する歩行センサとしての加速度センサ101、加速度センサ101から出力される信号中のノイズを除去して歩行信号を出力するフィルタ部102、フィルタ部102からの歩行信号を増幅して出力する増幅部103、増幅部103からのアナログ信号形式の歩行信号をデジタル信号形式の歩行信号に変換して出力する二値化部104を備えている。
【0016】
また、歩数計は、中央処理装置(CPU)105、操作スイッチ等によって構成され歩数計測開始操作等の各種操作を行う入力部106、表示による報知を行ったり計測した歩数あるいは現在時刻等を表示する表示部107、音によって報知を行う報音部108、CPU105用の基準クロック信号や計時動作を行う際の時間信号の元になる信号を発生する発振部109、CPU105が実行するプログラムや歩数等のデータを記憶する記憶部110、振動によって報知を行う振動部111、発光によって報知を行う発光部112を備えている。
【0017】
CPU105は、発振部109からの信号に基づいて計時動作を行って現在時刻を計時する。
入力部106の操作により使用する報知手段を、報音部108、振動部111及び発光部112の中のいずれかを選択する。また、入力部106の操作により、アラーム条件(報知条件)を設定する。前記報知条件としては、例えば所定時刻の到来があり、前記時刻が到来したときに報知条件が満たされたことになる。
【0018】
また、入力部106により、報知するか否か及び使用者の状況と無関係に報知するか否かを設定する。この場合、CPU105は、入力部106によって設定された内容を参照して、報知手段の報知態様を制御することになる。
加速度センサ101の代わりに、機械的な歩行センサ等の各種歩行センサが使用可能であり、ピエゾ素子等の加速度センサに限定されるものではない。
【0019】
尚、CPU105は計数手段を構成しており、二値化部104から入力されたデジタル信号形式の歩行信号に基づいて歩数計数処理を行う。また、CPU105は計時手段を構成し、発振部109からの信号に基づいて計時動作を行う。またCPU105は、報知手段の制御や各構成要素の制御を行う制御手段を構成している。
【0020】
加速度センサ101、フィルタ部102、増幅部103、二値化部104は歩行検出手段を構成している。加速度センサ101、フィルタ部102、増幅部103、二値化部104及びCPU105は体動検出手段を構成している。入力部106は報知条件を設定する報知条件設定手段を構成している。また、表示部107、報音部108、振動部111及び発光部112は報知手段を構成している。
【0021】
図2は、本発明の実施の形態に係る歩数計の処理を示すフローチャートである。
図2において、使用者が歩数計を身体に装着し又は携帯バッグ等に収納した状態で携帯して歩行開始すると、加速度センサ101は歩行を検出して歩行毎に対応する歩行信号を出力する。前記歩行信号は、フィルタ部102、増幅部103、二値化部104を介して、デジタル信号形式の歩行信号としてCPU105に入力される。
【0022】
CPU105は、所定時間計測して、二値化部104から歩行信号(加速度センサ101からの信号)が入力されたと判断すると(ステップS201)、前記歩行信号が所定時間連続して検出できたか否かを確認する(ステップS202)。処理ステップS201では、使用者が歩数計を携帯しているか否かが判断できる。
【0023】
CPU105は、前記歩行信号が所定時間連続して検出できたことを確認すると、前記歩行信号は歩行による信号であると判断して(ステップS203)、前記歩行信号の間隔(歩行周期)を測定する(ステップS204)。処理ステップS203では、歩行しているのか、あるいは、歩行していないのか(走り終わった状態、椅子に座っている状態等)を判断することができる。
【0024】
次にCPU105は、測定した歩行周期から歩行ピッチを算出し(ステップS205)、ピッチと使用者の状況を対応付けて記憶部110に記憶する(ステップS206)。使用者の状況としては、例えば、3種類に分類する。ここでは、走行(速い歩行)(例えばピッチが130歩/分超)、普通歩行(例えばピッチが130〜100歩/分)、ゆっくり歩行(例えばピッチが100歩/分未満)に分類し、これらの歩行速度とピッチの関係を対応付けたテーブルを記憶部110に記憶する。
【0025】
CPU105は、処理ステップS203において、歩行による信号ではないと判断した場合、使用者が歩数計を携帯しているが歩行しておらず活動状態が低い(座っている等)旨を使用者の状況として記憶部110に記憶する(ステップS208)。
CPU105は、処理ステップS201において、二値化部104から歩行信号が入力されていないと判断すると、使用者が歩数計を携帯していない旨を使用者の現在の状況として記憶部110に記憶する(ステップS207)。
【0026】
図3は、本発明の実施の形態に係る歩数計の報知処理を示すフローチャートで、図2の処理によって判別した使用者の状況に応じて、報音部108の報音レベルを変えるようにした例である。
図3の例では、使用者の活動状態が高くなるに従って、報知手段の報知音が大きくなるように制御している。ここでは入力部106によって、報知手段として報音部108が選択されているものとする。尚、図3に示すように、報音部108から出力される報知音は、レベル数値が大きくなるほど音が大きくなるように構成されている。
【0027】
図3において、CPU105は、アラーム条件(報知条件)が満たされたか否かを判断する(ステップS301)。前記報知条件として、入力部106によって所定時刻の到来が設定されている。尚、所定歩数歩行したこと、あるいは所定距離歩行したことを報知条件としてもよく、報知条件として種々の条件を選定することができる。
【0028】
CPU105は、処理ステップS301において、前記設定された時刻が到来して報知条件が満たされたと判断すると、図2の処理によって記憶部110に記憶した使用者の現在の状況を読み出して(ステップS302)、使用者が歩数計を携帯していないと判断した場合には(ステップS303)、報音部108から最も音の小さいレベル1で報知を実施する(ステップS309)。
【0029】
CPU105は、処理ステップS303において使用者が歩数計を携帯していると判断した後、使用者の活動状況が低いと判断した場合(ステップS304)、報音部108から、前記レベル1よりも大きいレベル2で報知を実施する(ステップS310)。
CPU105は、処理ステップS304において使用者の活動状況は低くないと判断した後、使用者がゆっくり歩いていると判断した場合(ステップS305)、報音部108から、前記レベル2よりも大きいレベル3で報知を実施する(ステップS311)。
【0030】
CPU105は、処理ステップS305において、使用者はゆっくり歩いていないと判断した後、使用者が普通の速度で歩いていると判断した場合(ステップS306)、報音部108から、前記レベル3よりも大きいレベル4で報知を実施する(ステップS312)。
CPU105は、処理ステップS306において、使用者は普通の速度で歩いていないと判断した場合、使用者は走っていると判断して(ステップS307)、報音部108から、前記レベル4よりも大きい最大レベル5で報知を実施する(ステップS308)。
【0031】
尚、レベル1〜レベル5の報音時に、表示部107で使用者の活動状況を表示するようにしてもよい。また、レベル1では、報音部108による報音は行わずに表示部107で報知条件が到来したこと(例えばCPUが計時している現在時刻)あるいは使用者の活動状況を表示するようにし、レベル2〜レベル5では報音及び表示を行うように構成する等、種々の変更が可能である。また、前記報知動作に加えて、振動部111、発光部112による報知動作を行うようにしてもよい。
【0032】
図4は、本発明の他の実施の形態に係る歩数計の報知処理を示すフローチャートである。図4の例では、使用者の活動状態が低くなるに従って報音部108の報音レベルが大きくなるように制御している。ここでは入力部106によって報知手段として報音部108が選択されているものとする。尚、図4に示すように、報音部108から出力される報知音のレベルは、レベルEからレベルAに行くに従って報音レベルが大きくなるように構成されている。
【0033】
図4において、CPU105は、アラーム条件(報知条件)が満たされたか否かを判断する(ステップS401)。前記報知条件として、入力部106によって所定時刻の到来が設定されている。尚、所定歩数歩行したこと、あるいは所定距離歩行したことを報知条件としてもよく、報知条件として種々の条件を選定することができる。
【0034】
CPU105は、処理ステップS401において、前記設定された時刻が到来して報知条件が満たされたと判断すると、図2の処理によって記憶部110に記憶した使用者の現在の状況を読み出して(ステップS402)、使用者が走っていると判断した場合には(ステップS403)、報音部108から最も音の小さいレベルEで報知を実施する(ステップS409)。
【0035】
CPU105は、処理ステップS403において使用者が走っていないと判断した後、使用者が普通の速度で歩いていると判断した場合(ステップS404)、報音部108から、前記レベルEよりも大きいレベルDで報知を実施する(ステップS410)。
CPU105は、処理ステップS404において使用者が普通の速度で歩いていないと判断した後、使用者がゆっくり歩いていると判断した場合(ステップS405)、報音部108から、前記レベルDよりも大きいレベルCで報知を実施する(ステップS411)。
【0036】
CPU105は、処理ステップS405において、使用者はゆっくり歩いていないと判断した後、使用者が歩数計を携帯しているが活動状況が低いと判断した場合(ステップS406)、報音部108から、前記レベルCよりも大きいレベルBで報知を実施する(ステップS412)。
【0037】
CPU105は、処理ステップS406において、使用者は携帯しているが活動状況は低いとは判断しなかった場合、使用者は歩数計を携帯していないと判断して(ステップS407)、報音部108から、前記レベルBよりも大きい最大レベルAで報知を実施する(ステップS408)。
【0038】
尚、レベルE〜レベルAの報音時に、表示部107で使用者の活動状況や現在時刻を表示するようにしてもよい。また、レベルEでは、報音部108による報音は行わずに表示部107で使用者の活動状況や現在時刻を表示するようにし、レベルD〜レベルAでは報音及び表示を行うように構成する等、種々の変更が可能である。また、前記報知動作に加えて、振動部111、発光部112による報知動作を行うようにしてもよい。
【0039】
以上述べたように本発明の実施の形態に係る電子機器によれば、加速度センサ101が検出した歩行に対応する歩行信号が、フィルタ部102、増幅部103、二値化部104を介してCPU105に入力されると、CPU105は、前記歩行信号に基づいて判断した使用者の歩行等の状況を記憶部110に記憶する。CPU105は、設定時刻の到来等の報知条件が満たされると、記憶部110に記憶した使用者の状況に応じた報音レベルで報音部108から報知する。
【0040】
したがって、使用者の状況に応じた報知を行うことが可能になるという効果を奏する。また、使用者の状況によってはアラームが分かりづらいといった点を改善することとともに、携帯していないような不必要な状況では、アラームを行わないといったことが可能となる。
また、目覚まし時計のような用途で使用した場合に使用者は起きていてアラームの必要が無いのにアラームが発現してしまうといったような自体を回避することが可能になる。
【0041】
尚、前記実施の形態では、報音レベルを変えるようにしたが、報音する頻度を変えることにより、より使用者の利便性を図ることが出来る。例えば目覚ましの用途を想定すると、不携帯中は30秒に1回報知を行い、単なる携帯中は(歩行はしていない)1分に1回、歩行中は1回報知してあとは報知しないといったように報知周期を変えるようにしてもよい。
【0042】
また、CPU105が報音しないと判断した場合、報音部108から報音しないが表示部107に設定時刻(アラーム時刻)になったことを示す表示を行ってもよい。また、曜日ごとに設定時刻を変えられる機能を付加してもよい。
また、前記実施の形態は数計の例で説明したが、時計、携帯電話、PHS等の報知機能を有する各種電子機器に利用可能である。
【産業上の利用可能性】
【0043】
歩数計、時計、携帯電話、PHS等の各種の電子機器に利用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本発明の実施の形態に係る電子機器のブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る電子機器のフローチャートである。
【図3】本発明の実施の形態に係る電子機器のフローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態に係る電子機器のフローチャートである。
【符号の説明】
【0045】
101・・・加速度センサ
102・・・フィルタ部
103・・・増幅部
104・・・二値化部
105・・・CPU
106・・・入力部
107・・・表示部
108・・・報音部
109・・・発振部
110・・・記憶部
111・・・振動部
112・・・発光部


【特許請求の範囲】
【請求項1】
使用者の体動を検出する体動検出手段と、報知条件を設定する報知条件設定手段と、制御手段と、前記制御手段によって制御された態様で報知する報知手段とを備え、
前記制御手段は、前記報知条件が満たされたとき、前記体動検出手段が検出した使用者の状況に応じた態様で報知するように前記報知手段を制御することを特徴とする電子機器。
【請求項2】
前記制御手段は、前記体動検出手段が検出した使用者の状況に応じて、前記報知手段の報知音のレベルを制御することを特徴とする請求項1記載の電子機器。
【請求項3】
前記制御手段は、前記体動検出手段が検出した使用者の状況に応じて、前記報知手段の報知音の周期を制御することを特徴とする請求項1又は2記載の電子機器。
【請求項4】
前記制御手段は、前記体動検出手段が検出した使用者の活動状態が高くなるに従って、前記報知手段の報知音が大きくなるように制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載の電子機器。
【請求項5】
前記制御手段は、前記体動検出手段が検出した使用者の活動状態が低くなるに従って、前記報知手段の報知音が大きくなるように制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載の電子機器。
【請求項6】
前記制御手段は、前記体動検出手段が検出した使用者の歩行速度に応じて、前記報知手段の報知態様を変えるように制御することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一に記載の電子機器。
【請求項7】
前記制御手段は、前記体動検出手段が検出した使用者の歩行の有無に応じて、前記報知手段の報知態様を変えるように制御することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一に記載の電子機器。
【請求項8】
報知するか否か及び使用者の状況と無関係に報知するか否かを設定する入力手段を有し、前記制御手段は、入力手段によって設定された内容を参照して、前記報知手段の報知態様を制御することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一に記載の電子機器。
【請求項9】
前記体動検出手段は前記使用者の歩行を検出して対応する歩行信号を出力すると共に、前記歩行信号に基づいて歩数を計数する計数手段を備えて成ることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一に記載の電子機器。
【請求項10】
時刻を計時する計時手段と、報知時刻を設定する報知時刻設定手段とを有し、
前記報知条件は前記設定時刻の到来であり、前記制御手段は前記報知条件が満たされたとき、前記体動検出手段が検出した使用者の状況に応じた態様で報知するように前記報知手段を制御することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一に電子機器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2010−8219(P2010−8219A)
【公開日】平成22年1月14日(2010.1.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−167712(P2008−167712)
【出願日】平成20年6月26日(2008.6.26)
【出願人】(000002325)セイコーインスツル株式会社 (3,629)
【Fターム(参考)】