説明

塗料自動供給型ダブルローラ塗装ユニット

【課題】塗料を自動供給する塗装ユニットを実現する。
【解決手段】塗装バケツ07から塗装面05側に突出する形で回転自由に取り付けたスポンジ製の塗装ローラ01に、軽く接触するように塗装ローラ01よりも下側にスポンジ製の転写ローラ02を回転自由に取り付けた塗装バケツ07の底から転写ローラ02の半分程度まで塗料03を入れ、塗装ローラ01を壁に押付け上下に動かすことにより塗装ローラ01が回転し、同時に転写ローラ02も回転するため、転写ローラ02から塗装ローラ01に塗料03が転写されることにより塗料03が自動で供給される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、塗料の供給回数が減らせる塗装ユニットに関するものである。
【背景技術】
【0002】
塗装には、スプレー、刷毛塗り、ローラ塗りがあるが、スプレーは飛散、刷毛塗りは、細部塗装に向くが、時間がかかり大規模塗装に向かない。ローラは塗りやすく大量塗装に向くが、ローラに塗料を含侵させるのが煩わしいく、効率的な塗装を妨げている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ローラに塗料を供給する際に、塗料をつけすぎてこぼすことがある。頻繁に繰り返す必要があり、面倒。塗料のローラへの保有含有量が一定になりにくい。
ローラへの塗料供給頻度を下げ、塗装効率を上げたい。
【課題を解決するための手段】
【0004】
ダブルローラ構成とし、塗料に浸かった転写ローラの塗料を塗装ローラに転写して塗装することにより、適度な塗料が連続して塗装ローラに供給される
【発明の効果】
【0005】
壁に塗装ユニットを押しつけて、上下に動かし、塗装を行うと、自動的に塗料が供給され、バケツに蓄えられた塗料がなくなるまで、連続的に塗装ができ大幅な時間短縮となる。
また、スポンジの効果で壁の凹凸があってもきれいに塗装可能。
壁面から、ぶら下げて、少しの壁面方向の荷重をかけながら下ろしていくことで、塗装が可能。本装置の背面にローラをつけ、ローラにかかるよう錘をぶらさげるとか、地面にアンカーを置くことで可能。人がロープでぶら下がって作業する工法でも非常に有効。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
塗装バケツの下部に塗料を貯め、転写ローラの下が塗料に浸かるようにし、ダブルローラは上下に配置し、上下にうごかして塗装をおこなうことを基本とし、こぼれない範囲で傾けて使用する。手で、塗装する場合は、両側に取手があれば作業がしやすい。
【実施例1】
【0007】
塗装バケツ07から塗装面05側に突出する形で回転自由にピン04で取り付けたスポンジ製の塗装ローラ01に、軽く接触するように塗装ローラ01よりも下側にスポンジ製の転写ローラ02を回転自由にピン04で取り付けた塗装バケツ07の底から転写ローラ02の半分程度まで塗料03を入れ、塗装ローラ01を壁に押付け上下に動かすことにより塗装ローラ01が回転し、同時に転写ローラ02も回転するため、転写ローラ02から塗装ローラ01に塗料03が転写されることにより塗料03が自動で供給される塗装ユニット。塗装バケツ07の底部には壁05に干渉しないように車輪09が付いている。
【産業上の利用可能性】
【0008】
塗装、清掃
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】塗料自動供給型ダブルローラ塗装ユニットの構成を示した説明図である。
【符号の説明】
【0010】
1 塗装ローラ
2 転写ローラ
3 塗料
4 ピン
5 塗装面
6 押さえ板
7 塗装バケツ
8 カラー
9 車輪
10 塗装ユニット
11 上下

【特許請求の範囲】
【請求項1】
塗装バケツから塗装面側に突出する形で回転自由に取り付けたスポンジ製の塗装ローラに、軽く接触するように塗装ローラよりも下側にスポンジ製の転写ローラを回転自由に取り付けた塗装バケツの底から転写ローラの半分程度まで塗料を入れ、塗装ローラを壁に押付け上下に動かすことにより塗装ローラが回転し、同時に転写ローラも回転するため、転写ローラから塗装ローラに塗料が転写されることにより塗料が自動で供給される塗装ユニット

【図1】
image rotate


【公開番号】特開2013−17986(P2013−17986A)
【公開日】平成25年1月31日(2013.1.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−166004(P2011−166004)
【出願日】平成23年7月11日(2011.7.11)
【出願人】(503452867)有限会社ピノキオ (10)
【Fターム(参考)】