説明

壁の構築方法、壁、及び化粧ブロック

【課題】組積するブロックの選択の自由度を広げると共に、ブロックを組積して構築する壁の強度を高める。
【解決手段】ブロック20を組積してなる壁10の構築方法であって、貫通孔26及びU溝22が形成された複数のブロック20を、貫通孔26及びU溝22が組み合わされてなる格子状の空洞30が形成されるように組積し、ブロック20よりも高い強度を硬化後に発現するモルタルを格子状の空洞30に打設する。これにより格子状の構造体40を形成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ブロックを組積してなる壁の構築方法、その構築方法により構築される壁、及び化粧ブロックに関する。
【背景技術】
【0002】
既存壁と組積されたコンクリートブロックとの間にグラウト材を打設すると共に配筋して、既存壁とコンクリートブロックとを一体化することにより、耐震壁を構築する方法が知られている(例えば、特許文献1、2参照)。この方法で用いられるコンクリートブロックは、RC壁の一部を構成する構造材である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2004―197328号公報
【特許文献2】特開2003−49545号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、既存壁等の既存躯体の意匠性を高めるために、レンガブロックやポーラスブロック等の化粧用のブロックを用いて既存躯体の表面を仕上げるような場合が考えられる。このような場合に、上記特許文献に記載の方法において、コンクリートブロックに代えて低耐力の化粧用のブロックを使用することは、コンクリートブロックが構造材であり高耐力が要求されることから難しい。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑み、組積するブロックの選択の自由度を広げることができると共に、ブロックを組積してなる壁の強度を高めることができる壁の構築方法、この構築方法により構築される壁、及び化粧ブロックを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明に係る壁の構築方法は、ブロックを組積してなる壁の構築方法であって、貫通孔及び溝の少なくとも一方が形成された複数の前記ブロックを、前記貫通孔及び前記溝の少なくとも一方が組み合わされてなる格子状の空洞が形成されるように組積し、前記ブロックよりも高い強度を硬化後に発現するグラウト材を前記格子状の空洞に打設する。
【0007】
上記壁の構築方法において、前記壁は、既設躯体を装飾すると共に補強してもよい。また、上記壁の構築方法において、前記既設躯体は外壁であってもよい。また、上記壁の構築方法において、壁の上下両端及び左右両端の少なくとも一方を前記既設躯体に定着させてもよい。
【0008】
また、上記壁の構築方法において、縦横に延びる空洞が交差してなる前記格子状の空洞が形成されるように、前記ブロックを組積してもよい。また、上記壁の構築方法において、斜め方向に延びる空洞が交差してなる前記格子状の空洞が形成されるように、前記ブロックを組積してもよい。
【0009】
また、上記課題を解決するために、本発明に係る壁は、上記壁の構築方法により構築された壁である。
さらに、上記課題を解決するために、本発明に係る化粧ブロックは、組積されて壁を構成する化粧ブロックであって、組み合わされて格子状の空洞を構成する貫通孔及び溝の少なくとも一方が形成されている。
【発明の効果】
【0010】
上記壁の構築方法、この方法により構築される壁、及び化粧ブロックによれば、組積するブロックを自由に選択できると共に、ブロックを組積して構築する壁の強度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本実施形態に係る壁の構築方法により構築された壁を示す正面図(A)及び側断面図(B)である。
【図2】ブロックを示す正面図(A)、側面図(B)、及び平面図(C)である。
【図3】壁を示す拡大正面図である。
【図4】壁を厚さ方向の中央部で切断した断面を示す拡大正面断面図である。
【図5】壁を示す側断面図(図3の5−5断面図)である。
【図6】壁を示す平面断面図(図3の6−6断面図)である。
【図7】他の実施形態に係る壁を示す正面図である。
【図8】既設の多角形の外壁の各平面の仕上げ壁を構築した例を示す平面図である。
【図9】既設の柱に固定される仕切り壁を構築した例を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係る壁の構築方法により構築された壁10を示す正面図(A)及び側断面図(B)である。この図に示すように、壁10は、鉄筋コンクリート(以下、RCという)で構築された既設の外壁100に外付けされ該外壁100を装飾する仕上げ壁であり、直方体形状のブロック20を組積して構築されている。壁10を構成する多数のブロック20は、高さ方向にかけて千鳥状に、一段おきに壁10の横方向の位置が揃うように組積されている。
【0013】
ここで、ブロック20は、レンガブロックやポーラスブロック等のコンクリートと比して強度が低い化粧ブロックであり、本実施形態では、レンガブロックを用いている。なお、ポーラスブロックは、連続する微細な気孔が形成されたブロックであり、一般に植生用、断熱用として用いられている。
【0014】
壁10の上下両端には、RC梁12、14が、壁10の上下両端に沿って配されている。このRC梁12、14は、外壁100に接合されており、壁10の上下両端は、RC梁12、14に定着されている。なお、RC梁12、14を設けずに、壁10の上下左右の端部の少なくとも一部を、フラットバーやアングルやアンカー等により外壁100に固定してもよい。
【0015】
図2は、ブロック20を示す正面図(A)、側面図(B)、及び平面図(C)である。この図に示すように、ブロック20は、横幅の寸法が高さ寸法より大きく、厚み寸法が高さ寸法より小さい直方体形状のブロックである。このブロック20の上面20Uと下面20Lとには、長手方向一端部から他端部まで延びるU溝22が形成されている。なお、上面20Uと下面20Lとの厚さ方向両端部には、平面である棚部24が設けられている。
【0016】
また、ブロック20には、高さ方向にブロック20を貫通する複数(本実施形態では2個)の貫通孔26が、正面視における横幅方向に並べて形成されている。この貫通孔26は、丸孔である。本実施形態では、2個の貫通孔26が、正面視における横幅方向の中心線に対して左右対称に配されている。
【0017】
図3は、壁10を示す拡大正面図であり、図4は、壁を厚さ方向の中央部で切断した断面を示す拡大正面断面図である。また、図5は、壁10を示す側断面図(図3の5−5断面図)であり、図6は、壁10を示す平面断面図(図3の6−6断面図)である。これらの図に示すように、ブロック20は狭幅の間隔を空けて組積され、隣り合うブロック20の間には目地材28が充填されており、隣り合うブロック20は目地材28により接合されている。ここで、左右に対向するブロック20の側面20Sの間と上下に対向するブロック20の棚部24の間に目地材28が充填されており、左右に対向する側面20Sが目地材28により接合され、上下に対向する棚部24が目地材28により接合されている。
【0018】
また、ブロック20は、上段のブロック20の貫通孔26と下段のブロック20の貫通孔26とが同軸となるように組積されている。これにより、壁10内には、高さ方向に延びる貫通孔26が高さ方向に連続するように組み合わされてなる、高さ方向に延びる空洞30Hが形成されている。また、ブロック20は、上段のブロック20のU溝22と下段のブロック20のU溝22とが上下対称となるように組積されている。これにより、壁10内には、横幅方向に延びる空洞30Wが形成されている。
【0019】
ここで、高さ方向に延びる空洞30Hと横幅方向に延びる空洞30Wとは交差している。これにより、壁10内には、空洞30Hと空洞30Wとからなる格子状の空洞30が形成されている。この空洞30にはグラウト材としてのモルタルが充填されている。これにより、壁10内には、断面円状のモルタル製の柱40Pと断面円状のモルタル製の梁40Bとが交差してなる格子状の構造体40が形成されている。
【0020】
ところで、ブロック20は、レンガであり、構造材として機能する程の耐力は有していない。これに対して、構造体40は、レンガよりも圧縮強度及び引張強度が大きく構造材として機能する耐力を有するモルタルで形成されている。
【0021】
柱40Pの上端部とRC梁12との接合部には、柱筋が配筋されており、柱40Pの上端部が、RC梁12に定着されている。また、柱40Pの下端部とRC梁14との接合部にも、柱筋が配筋されており、柱40Pの下端部が、RC梁14に定着されている。
【0022】
また、外壁100には複数のアンカー102の一端側が埋設されており、この複数のアンカー102が、外壁100から壁10側に突出している。各アンカー102は、構造体40における柱40Pと梁40Bとが交差する部位に対応して配されており、各アンカー102の他端側は、構造体40の交差部に埋設されている。これにより、壁10が外壁100に固定されている。なお、アンカー102は、壁10の倒れ防止のために設けてあればよく、多数設けることは必須ではない。
【0023】
また、壁10は、外壁100との間に間隔を空けて構築されており、壁10と外壁100との間には、グラウト材104が充填されている。このグラウト材104は、モルタル等であるが、構造体40の形成に用いたモルタルのような強度を有するものを用いる必要はない。なお、壁10と外壁100との間には、グラウト材を充填せずに空気層を設けることにより、断熱効果を与えてもよい。また、壁10と外壁100との間に断熱材を挟んでもよい。
【0024】
次に、壁10の構築方法について説明する。
まず、ブロック20を、格子状の空洞30が形成されるように、壁10の全高よりも低い所定高さまで組積する工程を実施する。この工程では、外壁100との間に間隔を空けた状態で組積する。また、左右に隣設されたブロック20の側面20Sの間と、上下に隣設されたブロック20の棚部24の間とに目地材28を施工することにより、組積されたブロック20を接合する。また、アンカー102の他端側を、空洞30における空洞30Hと空洞30Wとの交差部にセットする。さらに、空洞30Hの下端部に、RC梁14との定着用の柱筋を配筋する。
【0025】
次に、壁10内に形成された格子状の空洞30にモルタルを打設する工程を実施する。この工程では、硬化後に上述したような高強度を発現するモルタルを、最上段のブロック20の上面20Uの貫通孔26から空洞30Uに流し込み、最下段の貫通孔26から最上段の貫通孔26まで充填する。ここで、施工時のモルタルは、流動性が高いことから、各段の貫通孔26に充填されると、U溝24に流れ込む。この際、U溝24に流れ込んだモルタルは、目地材28で塞き止められることにより、各段の空洞30Wに充填される。
【0026】
ここで、空洞30Hの下端部には、RC梁14との定着用の柱筋が配筋されているため、空洞30H内に充填されたモルタルが硬化すると、梁40Pの下端部がRC梁14に定着される。
【0027】
次に、壁10と外壁100との隙間にグラウト材を充填する工程を実施する。該工程では、空洞30に充填するモルタルと比較して硬化後の強度が低いグラウト材を、上から壁10と外壁100との隙間に流し込む。
【0028】
以上の工程を、上述の所定高さ毎繰り返し、最後に,空洞30Hの上端部に、RC梁12との定着用の柱筋を配筋することにより、柱40Pの上端部をRC梁12に定着させる。以上で、上下両端がRC梁12、14に定着され、全域に格子状のモルタル製の構造体40が張り巡らされた壁10が構築される。
【0029】
このような方法により構築された壁10では、レンガブロックであるブロック20を組積して構築した新設の壁10が、既設の外壁100の仕上げ壁となることにより、外壁100の意匠性を向上できる。また、上下両端を外壁100に定着された格子状のモルタル製の構造体40が、壁10の全域に亘って張り巡らされていることにより、外壁100の圧縮強度と引張強度とを補強でき、外壁100の耐震性能を向上できる。
【0030】
ここで、ブロック20よりも高強度のグラウト材により格子状の構造体40を形成したことから、構造体40の圧縮荷重や引張荷重を負担する構造材としての性能を効果的に向上させることができ、以って、ブロック20に要求される耐力を低下させることができる。従って、ブロック20の選択の自由度を広げることができると共に、壁10の圧縮強度、引張強度やブロック20の接合強度を高めることができる。
【0031】
また、本実施形態では、ブロック20よりも高強度のモルタルを用いて格子状の構造体40を形成したことにより、壁10において、構造体40のみを構造材とし、ブロック20を構造材としての性能が低い化粧用ブロックとすることが可能となっている。これにより、ブロック20をレンガや植生が可能なポーラスブロックとすることで壁10の意匠性や断熱性を高めると共に、壁10の圧縮強度、引張強度やブロック20の接合強度を確保することができる。
【0032】
なお、ポーラスブロックは吸水性が高いことから、ブロック20をポーラスブロックとする場合には、ブロック20にエポキシ樹脂でコーティングする等の撥水処理を施すことにより、ブロック20がグラウト材の水分を吸収することを抑制することが望ましい。
【0033】
また、本実施形態では、組積されたブロック20の内部に格子状の空洞30が張り巡らされており、この空洞30にモルタルを流し込むことにより格子状の構造体40を形成できる。即ち、ブロック20を型枠としてモルタルを打設することができるので、モルタルを打設するための専用の型枠を不要にでき、作業工数、コストを低減できる。
【0034】
また、本実施形態では、組積されたブロック20同士の接合強度が、モルタル製の格子状の構造体40により補強される。従って、ブロック20の剥落を抑制できる。
【0035】
なお、構造体40には強度上必要であれば配筋してもよく、高強度(例えば、圧縮強度が180N/mm以上、引張強度が11.0N/mm以上)のモルタルを用いる場合等、グラウト材の強度のみで要求される耐力を確保できるような場合には、配筋工事を不要にしてもよい。
【0036】
図7は、他の実施形態に係る壁110を示す正面図である。この図に示すように、壁110では、ブロック20が水平方向に対して45°傾斜した状態で組積されることにより、意匠的特徴が付加されている。
【0037】
ここで、ブロック20が水平方向に対して45°傾斜していることにより、貫通孔26が鉛直方向に対して45°傾斜し、U溝22が水平方向に対して45°傾斜している。 これにより、壁10内には、貫通孔26が斜め方向に連続するように組み合わされてなる、斜め方向に延びる空洞130Bと、空洞130Bに対して直角の斜め方向に延びる空洞130B´とが形成されている。従って、壁110内には、空洞130Bと空洞130B´とからなる格子状の空洞130が形成されている。
【0038】
この空洞130にはグラウト材としてのモルタルが充填されている。これにより、壁110内には、断面円状のモルタル製の筋かい140Bと断面円状のモルタル製の筋かい140B´とが交差してなる格子状の構造体140が形成されている。
【0039】
ここで、壁部110内にX字状の構造140を形成したことにより、上記実施形態と同様の効果を得ることができると共に、構造体140が筋かい(ブレース)として機能することから、壁110の圧縮強度をより一層高めることができる。従って、外壁100の耐震性能をより一層向上できる。
【0040】
なお、本実施形態では、構造体140の圧縮強度を最大に高めるべく、ブロック20を水平方向に対して45°傾斜させて組積したが、45°の傾斜角度は必須ではない。
【0041】
図8は、壁10を既設の多角形の外壁101の各平面101Aの仕上げ壁として構築した例を示す平面図である。この図に示すように、多角形(例えば図示するように長方形)の外壁101の角部101Cには、角部101Cに沿って屈曲した(例えば図示するようにL字状に屈曲した)鉄骨やRC等の支持部材212が設置されている。支持部材212の上下両端部は、角部101Cに定着されている。
【0042】
ここで、隣り合う支持部材212の間に壁10が構築されており、その左右両端がそれぞれ支持部材212に定着されている。これにより、多角形の外壁101の各平面101Aに面して構築された複数の壁10が、外壁101に支持されている。
【0043】
なお、円形で無端の外壁の仕上げ壁として壁10を構築する場合には、ブロック20の1個1個を僅かに傾けながら並べていき壁10を無端の円筒状に形成することにより、壁10を壁10自身で支持することができる。これにより、定着用の柱や梁を不要にできる。
【0044】
図9は、壁10を、既設の柱310に固定される仕切り壁として構築した例を示す平面図である。この図に示すように、1列に並べて配された複数本の既設の柱310に沿って壁10が構築されている。
【0045】
両端の柱310にはL字状の支持部材312が定着されており、壁10は、アンカー102により各柱310に固定されると共に、左右両端を左右両側の支持部材312に定着されている。これにより、1列に並べて配された複数本の柱310に沿って構築された壁10が、左右両側の柱310に支持されている。
【0046】
なお、上記実施形態では、ブロック20にU溝22と貫通孔26とを形成した。しかし、ブロック20にU溝22と貫通孔26との何れか一方のみを形成してもよい。また、上記実施形態では、溝をU字状に貫通孔を丸状に形成したが、溝と貫通孔との形状は、これらには限られない。また、上記実施形態では、ブロック20に2個の貫通孔26を形成したが、貫通孔26の数は、1個でも3個でもよく適宜設定すればよい。さらに、上記実施形態では、溝22と貫通孔26に鉄筋を配していないが、溝22と貫通孔26に鉄筋を配して壁10を補強してもよい。
【符号の説明】
【0047】
10 壁、12、14 RC梁、20 ブロック、20U 上面、20L 下面、20S 側面、22 U溝(溝)、24 棚部、26 貫通孔、28 目地材、30、30H、30W 空洞、40 構造体、40P 柱、40B 梁、100、101 外壁、101A 平面、101C 角部、102 アンカー、104 アンカー、110 壁、130、130B、130B´ 空洞、140 構造体、140B、140B´ 筋かい、212、312 支持部材、310 柱

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ブロックを組積してなる壁の構築方法であって、
貫通孔及び溝の少なくとも一方が形成された複数の前記ブロックを、前記貫通孔及び前記溝の少なくとも一方が組み合わされてなる格子状の空洞が形成されるように組積し、前記ブロックよりも高い強度を硬化後に発現するグラウト材を前記格子状の空洞に打設する壁の構築方法。
【請求項2】
前記壁は、既設躯体を装飾すると共に補強する請求項1に記載の壁の構築方法。
【請求項3】
前記既設躯体は外壁である請求項2に記載の壁の構築方法。
【請求項4】
壁の上下両端及び左右両端の少なくとも一方を前記既設躯体に定着させる請求項2又は請求項3に記載の壁の構築方法。
【請求項5】
縦横に延びる空洞が交差してなる前記格子状の空洞が形成されるように、前記ブロックを組積する請求項1から請求項4までの何れか1項に記載の壁の構築方法。
【請求項6】
斜め方向に延びる空洞が交差してなる前記格子状の空洞が形成されるように、前記ブロックを組積する請求項1から請求項4までの何れか1項に記載の壁の構築方法。
【請求項7】
請求項1から請求項6までの何れか1項に記載の方法により構築された壁。
【請求項8】
組積されて壁を構成する化粧ブロックであって、
組み合わされて格子状の空洞を構成する貫通孔及び溝の少なくとも一方が形成されている化粧ブロック。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate