説明

売上データ処理装置及びプログラム

【課題】売上データ処理装置においてコードデータで記憶された売上データを外部装置で汎用的な表形式ソフトで出力した際に、ユーザがデータの内容を理解し易い態様で出力可能とする。
【解決手段】 本発明に係るECR1によれば、ファイルメモリ13bに記憶されたファイルの各フィールドのコードデータをカンマで区切り、各コードデータを識別するための識別データとしてタイトルキャラクタを付加するとともに、ECR1のモデル名やマシン名、レポート名や出力日付、出力時刻等の、そのデータに係るヘッダをも付加し、汎用的な所定のデータ形式(例えば、テキストデータ)に変換してCFカードを介して外部装置にデータを出力する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、商品の売上データを処理する売上データ処理装置及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ECR(電子式キャッシュレジスタ)やPOS端末等の売上データ処理装置では、売上データを累計し、累計した売上データをホストコンピュータに送信している(例えば、特許文献1参照)。ホストコンピュータでは、ECRやPOS端末から受信した売上データをもとに売上分析等を行っている。
【特許文献1】特開平5−266302号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、ECRで使用されている売上データを格納する各種ファイルは、一般的に、PC(Personal Computer)等からなるホストコンピュータで用いられる表形式ソフト(表計算ソフトやデータベースソフト)とはデータ形式が異なり、固定長のコードデータ群からなっている。そのため、ホストコンピュータ側でECRから受信したファイルデータを汎用的な表形式ソフトにより表示出力すると単なるコードデータの羅列となり、ユーザがデータの意味を理解し難いという問題があった。
【0004】
本発明の課題は、売上データ処理装置においてコードデータで記憶された売上データを外部装置で汎用的な表形式ソフトで出力した際に、ユーザがデータの内容を理解し易い態様で出力可能とすることである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、
売上データを登録する登録手段と、
前記登録された売上データをコードデータで記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶されたコードデータに識別データを付加するとともに所定形式のデータに変換する変換手段と、
前記所定形式に変換したデータを外部出力する出力手段と、
を備えたことを特徴としている。
【発明の効果】
【0006】
請求項1,6に記載の発明によれば、記憶手段にコードデータで記憶された売上データに識別データを付加するとともに所定形式のデータに変換して外部出力するので、外部装置において、ユーザが理解しやすい態様で売上データの出力を行うことが可能となる。
【0007】
請求項2に記載の発明によれば、外部記録媒体を用いて売上データを外部装置に出力することが可能となる。
【0008】
請求項3に記載の発明によれば、通信回線を介して外部装置に売上データを出力することが可能となる。
【0009】
請求項4に記載の発明によれば、データ登録処理中の未確定データを外部に出力してしまうなどのエラーを防止することができる。
【0010】
請求項5に記載の発明によれば、複数のファイルにわたって記憶された売上データを、外部装置において、ユーザが理解しやすい態様で出力することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、図を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
まず、構成を説明する。
【0012】
図1は、売上データ処理装置としてのECR1の機能的構成を示すブロック図である。図1に示すように、ECR1は、CPU(Central Processing Unit)11、入力装置12、RAM(Random Access Memory)13、伝送制御部14、表示装置15、印刷装置16、カード接続部17、記録装置18、ドロア19、計時部20等を備えて構成され、各装置及び各部はバス21により接続されている。
【0013】
CPU11は、記録装置18に記憶されているシステムプログラムを読み出し、RAM13内に形成されたワークエリアに展開し、該システムプログラムに従ってECR1の各装置、各部を制御する。また、CPU11は、記録装置18に記憶されているメイン処理プログラム、ヘッダ部データ作成処理プログラム、売上データ部作成プログラム、通常のレポート発行処理プログラムを始めとする各種処理プログラムを読み出してワークエリアに展開し、後述するメイン処理(図4参照)、ヘッダ部データ作成処理(図7参照)、売上データ部作成プログラム(図9参照)、通常のレポート発行処理(図5参照)を始めとする各種処理を実行する。
【0014】
入力装置12は、モードキー12a、テンキー/ファンクションキー12b及びクラークキー12c等を備え、各キー操作に応じた操作信号をCPU11に出力する。
モードキー12aは、売上データを登録する登録モード(以下、REGモードという)、返品戻し処理を行う戻しモード(以下、RFモードという)、登録された売上データを点検する点検モード(以下、Xモードという)、登録された売上データを読み出すとともに設定データを除く売上データをリセットする精算モード(以下、Zモードという)、ECR1の各種環境設定を行う設定モード(以下、PGMモードという)、各動作モードを終了し、電源をOFFするOFFモードのうち、所望のモードを指定するためのキーである。
テンキー/ファンクションキー12bは、数値を入力するためのテンキー、文字を入力するための文字キー、各種機能を指示するためのファンクションキーにより構成されている。
クラークキー12cは、ECR1を操作する担当者を区別するためのキーである。
【0015】
RAM13は、CPU11により実行されるシステムプログラム、各種処理プログラム、各処理において処理中のデータ、処理結果などを一時的に格納するワークエリア13aを形成する。
【0016】
また、RAM13は、登録に基づく売上データや各種設定データを内容別のファイルに分類して記憶する記憶手段としてのファイルメモリ13bを有する。ファイルメモリ13bには、図2に示すように、例えば、売上データを格納する固定合計器ファイル130(図3参照)、商品の部門別に売上データを格納する部門ファイル131、商品別に売上データを格納するPLU(Price Look Up)ファイル132、担当者に関する設定データを格納する担当者設定ファイル133、担当者設定ファイル133と担当者合計器ファイル135のデータをリンクさせるためのキャラクタデータを格納する担当者明細リンクファイル134、担当者別の売上データを格納する担当者合計器ファイル135(図14参照)等が格納されている。
【0017】
以下、ファイルメモリ13bに記憶されるファイルの一例として、固定合計器ファイル130について図を参照して説明する。
図3は、固定合計器ファイル130のデータ内容の一例を模式的に示す図である。図3に示すように、固定合計器ファイル130は、レコードNO.のデータを格納するレコード領域(以下、フィールド)と、キャラクタデータを格納するキャラクタフィールドと、売上個数/件数のデータを格納する個数/件数フィールドと、売上金額のデータを格納する金額フィールドとを有する。各フィールドのデータは、固定長のコードデータである。レコードフィールド及びキャラクタフィールドに格納されるデータは、予め定められた設定データであり、個数/件数フィールド及び売上金額フィールドに格納されるデータは、売上が登録される毎に累計加算される演算データである。
【0018】
なお、図3では、説明のため固定合計器ファイル130を表形式で示しているが、実データはコードデータの羅列であり(図11(a)参照)、ECR1では、左端からの桁数で各フィールドのデータの区切りを識別している。また、キャラクタフィールドのデータとして文字を表示しているが、実際には、表示された文字に対応するコードデータが格納されている。ファイルメモリ13bに記憶されている各ファイルについても同様である。
【0019】
また、RAM13は、後述するヘッダ部データ作成処理で使用されるヘッダ部のデータを格納するヘッダ部メモリ13Cと(図8参照)、後述する売上データ部作成処理で使用されるタイトルキャラクタの一覧データを格納するタイトルキャラクタ一覧テーブル13d(図10(a)参照)及び各ファイルに対応するタイトルキャラクタのコードを格納するタイトルキャラクタ変換テーブル13e(図10(b)参照)を有している。
【0020】
更に、RAM13は、入力装置12のモードキー12aの操作により指定された動作モードの種別(Xモード、Zモード、PGMモード、REGモード、RFモード)を格納するモード格納メモリ13f、精算回数をカウントする精算カウンタ13gを有している。
【0021】
図1に戻り、伝送制御部14は、モデム、ターミナルアップアダプタ又はLAN(Local Area Network)アダプタ等により構成され、LAN等の通信ネットワークを介してPCにより構成されるホストコンピュータ等の外部装置とデータ送受信を行う。
【0022】
表示装置15は、LCD(Liquid Crystal Display)等により構成され、CPU11から入力される各種指示に従って各種演算結果、プログラム内容、設定ガイダンス等の表示を行う。
【0023】
印刷装置16は、例えば、サーマルプリンタであり、レシート用、ジャーナル用(商品登録内容の記録用)のロール紙を有し、CPU11から入力される指示に従って、各ロール紙に対して各種売上データ、小計データ等の金額データを売上レポートとして印刷する。
【0024】
カード接続部17は、出力手段に相当するものであり、図示しないカード挿入口に装填されたメモリカード等の外部記録媒体と接続し、データの入出力を行うためのインターフェースである。なお、本実施の形態においては、CFカード(Compact Flash Card)を用いることとするが、SDカード(Secure Digital Card)、メモリスティック(登録商標)、スマートメディア(登録商標)、PCカード等、他の外部記録媒体を接続する構成としてもよい。
【0025】
記録装置18は、磁気的、光学的記録媒体、若しくは半導体等の不揮発性メモリで構成され、ECR1に対応するシステムプログラム、及びメイン処理プログラム、ヘッダ部データ作成処理プログラム、売上データ部作成プログラム、通常のレポート発行処理プログラムをはじめとする各種処理プログラム、これらのプログラムで利用する各種データ等を予め記憶する。
【0026】
ドロア19は、現金を収納する引出しである。
計時部20は、現在の日時情報を取得してCPU11に出力する。
【0027】
次に、本実施形態の動作について説明する。
図4は、ECR1のCPU11により実行されるメイン処理を示すフローチャートである。当該処理は、ECR1の電源ON時にCPU11と記録装置18に記憶されているメイン処理プログラムとの協働によるソフトウエア処理により実現される処理である。
【0028】
まず、入力装置12からECR1の動作モード(以下、単にモードと称する)の設定が行われ(ステップS1)、設定されたモードがXモード又はYモードであるか否かが判別される。設定されたモードがXモード又はYモードではなく(ステップS2;NO)、PGMモードである場合(ステップS3;YES)、入力装置12からの操作に基づきECR1の各種環境設定を行うPGMモード処理が実行される(ステップS4)。入力装置12のモードキー12aが操作され、モード切替が指示されると(ステップS5;YES)、処理はステップS2に戻る。
【0029】
一方、設定されたモードがPGMモードではなく(ステップS3;NO)、REGモードである場合(ステップS6;YES)、入力装置12からの操作に基づき売上データを登録するREGモード処理が実行される(ステップS7)。入力装置12のモードキー12aが操作され、モード切替が指示されると(ステップS8;YES)、処理はステップS2に戻る。
【0030】
一方、設定されたモードがREGモードではなく(ステップS6;NO)、RFモードである場合(ステップS9;YES)、入力装置12からの操作に基づき返品戻し処理を行うRFモード処理が実行される(ステップS10)。入力装置12のモードキー12aが操作され、モード切替が指示されると(ステップS11;YES)、処理はステップS2に戻る。
【0031】
一方、設定されたモードがREGモードではなく(ステップS9;NO)、OFFモードである場合(ステップS12;YES)、各動作モードを終了し、ECR1の電源をOFFするOFFモード処理が実行され(ステップS13)、本処理は終了する。
【0032】
一方、設定されたモードがXモード又はZモードである場合(ステップS2;YES)、表示装置15に、ユーザに対して一括X/Z又は個別ファイルを指定するように指示する画面が表示され、入力装置12から一括X/Zの指定又は個別のファイルの指定が行われる(ステップS14)。一括X/Zは、ファイルメモリ13bに記憶されている、演算データ(売上データ)を含む全てのファイルに対して一括して点検又は精算を行うものである。
【0033】
入力装置12から一括X/Zの指定ではなく、個別のファイルが指定されると(ステップS15;NO)、通常のレポート発行処理が実行される(ステップS16)。
【0034】
図5に、CPU11により実行される通常のレポート発行処理を示す。当該処理は、CPU11と記録装置18に記憶されている通常のレポート発行処理プログラムとの協働によるソフトウエア処理により実現される処理である。
【0035】
まず、ステップS14で指定されたファイルの売上データがレポート出力形式に変換される(ステップS101)。例えば、指定されたファイル名(レポート名)や出力した際の担当者、日時情報等のヘッダ部データが作成され、予め設定された位置に配置されるとともに、指定されたファイル内の各フィールドのコードデータが予め指定された位置に配置され、キャラクタのコードデータが文字データに変換される。
【0036】
次いで、印刷装置16において、変換されたデータが順次ロール紙に印字される(ステップS102)。全てのデータの印字が終了するまで印字が実行され、全てのデータの印字が終了すると(ステップS103;YES)、モード格納メモリ13fが参照され、設定されているモードがZモードである場合(ステップS104;YES)、指定されたファイルに含まれる売上データ(演算データ)がクリアされ(ステップS105)、精算カウンタ13gが1インクリメントされ(ステップS106)、処理は図4のステップS17へ移行する。モードがZモードではない場合、すなわち,Xモードである場合(ステップS104;NO)、ステップS105及びステップS106の処理は行わずに処理は図4のステップS17に移行する。
【0037】
図6に、上述の通常のレポート発行処理において印刷装置16から出力される売上レポートの一例を示す。図6は、図3の固定合計器ファイル130をレポート出力形式で出力した場合を示している。ヘッダ部には、出力した際の日時情報、担当者、レポート名等が記録され、データ部には、固定合計器ファイル130の内容が見やすく配列されて記録されている。
【0038】
図4に戻り、ステップS17において入力装置12のモードキー12aが操作され、モード切替が指示されると(ステップS17;YES)、処理はステップS2に戻る。モード切替が指示されなければ、処理はステップS14に戻る。
【0039】
一方、入力装置12から一括X/Zが指定されると(ステップS15;YES)、表示装置15に表示される詳細設定画面に従って、入力装置12から詳細設定が入力される(ステップS18)。詳細設定画面では、例えば、一括X/Zの結果をCFカードにセーブするか否か、CFカードにセーブする場合は、併せて通常のロール紙へのレポート発行を行うか否か等を設定することができる。詳細設定後、表示装置15に処理状態の表示が開始される(ステップS19)。
【0040】
詳細設定においてCFカードへのデータセーブが設定されなかった場合(ステップS20;NO)、通常の一括X/Z処理が実行される(ステップS21)。通常の一括X/Z処理においては、ファイルメモリ13bに格納されている、演算データを含んだ全てのファイルについて順次図5で説明した処理が実行される。通常の一括X/Z処理が終了し、入力装置12のモードキー12aが操作されてモード切替が指示されると(ステップS22;YES)、処理はステップS2に戻る。モード切替が指示されなければ、処理はステップS14に戻る。
【0041】
一方、詳細設定においてCFカードへのデータセーブが設定された場合(ステップS20;YES)、ファイルメモリ13bに格納されている先頭ファイルから演算データ(売上データ)を含むファイルが順次検索され、検索されたファイルが予め設定された特定ファイルではない、一般ファイルの場合(ステップ23;NO)、図7に示すヘッダ部データ作成処理(ステップS24)、及び図9に示す売上データ部作成処理が実行される(ステップS25)。
【0042】
CFカードにセーブされるデータは、ホストコンピュータ等の外部装置へ出力するためのデータであるが、ECR1内で使用されているファイルは、上述したように固定長のコードデータ群より構成されるため、そのままデータを出力してもユーザが理解し難いコードデータの羅列となってしまう。そこで、本実施の形態においては、ホストコンピュータ等の外部装置において所定の表形式で出力した際にユーザが見やすいようにヘッダ部データ作成処理及び売上データ部作成処理を行って、出力対象ファイル内の各コードデータをカンマで区切り、各コードデータを識別するための識別データとして、タイトルキャラクタや出力時の日時情報、ファイル名(レポート名)、担当者等のヘッダ部を付加し、外部装置で判読可能な外部出力用データに変換する(変換手段)。
【0043】
検索されたファイルが特定ファイルである場合(ステップS23;YES)、図7に示すヘッダ部データ作成処理が実行されるとともに(ステップS26)、その特定ファイルに応じた売上データ部作成処理が実行される(ステップS27)。特定ファイルは、例えば、演算データそのもののみをデータとしてもつもの等、そのファイルのデータだけでは外部出力用データが作成できないものであり、特定ファイルに応じた売上データ部作成処理では、複数のファイルからデータを抽出、加工して外部出力用データを作成する。
【0044】
ファイルメモリ13bに格納された演算データが含まれる全てのファイルについて、ヘッダ部データ作成処理及び売上データ部作成処理が実行され、全てのファイルについて終了すると(ステップS28;YES)、詳細設定においてロール紙へのレポート発行が設定されているか否かが判断され、レポート発行が設定されている場合には(ステップS29;YES)、ステップS21の「通常一括X/Z処理」と同様の処理で印刷装置16によりロール紙にレポートが印刷される(ステップS30)。レポート発行が設定されていない場合には(ステップS29;NO)、印刷装置16において、ヘッダのみがロール紙に印刷される(ステップS31)。
【0045】
ロール紙へのレポート又はヘッダの印刷が終了すると、モード格納メモリ13fが参照され、Zモードに設定されている場合(ステップS32;YES)、ファイルメモリ13bの演算データを含むファイルから演算データ部分がクリアされ(ステップS33)、精算カウンタ13gが1インクリメントされる(ステップS34)。そして、表示装置15から処理状態表示がクリアされ(ステップS35)、処理はステップS2に戻る。
【0046】
図7に、図4のステップS24及びステップS26で実行されるヘッダ部データ作成処理を示す。当該処理は、CPU11と記録装置18に記憶されているヘッダ部データ作成処理プログラムとの協働によるソフトウエア処理により実現される処理である。
【0047】
まず、ヘッダ部の可変データが取得され、ヘッダ部メモリ13cの所定の領域に格納される(ステップS201)。図8に、ヘッダ部メモリ13cのデータ格納例を示す。ヘッダ部メモリ13cは、外部出力用データのヘッダ部の項目キャラクタ及びそのキャラクタに対応するデータを1レコードとして格納するメモリであり、レコードNO.を格納するレコードフィールドと、ヘッダ部の項目キャラクタを格納するキャラクタフィールドと、項目キャラクタに対応するデータを格納するデータフィールドとを有している。キャラクタフィールドには予めデータが設定されている。また、データフィールドのうち、固定データである「モデル名」及び「マシンNO.」に対しても予めデータが設定されている。ステップS201においては、ヘッダ部のうち可変データである「レポート」、「ファイル」、「モード」、「精算カウンタ」、「日付」、「時刻」のデータが取得され、格納される。「レポート」のデータは、処理対象となっているファイルのファイル名(ファイル種名)のデータから収集される。「ファイル」のデータは、処理対象となっているファイルのファイル名(実ファイル名)のデータから収集される。「モード」のデータは、モード格納メモリ13fから取得される。「精算カウンタ」のデータは、精算カウンタ13gから取得される。日付及び時刻のデータは、計時部20から収集される。なお、図8において、ヘッダ部メモリ13cは説明のため表形式で図示しているが、実データは1レコードを1行とし、各フィールドのデータが固定長のコードデータからなるコードデータ群からなっており、左端からの桁数で各フィールドの区切りが識別される。
【0048】
次いで、ワークエリア13aの所定領域にヘッダ部メモリ13c内のレコード数A及びカウンタN(N=1)がセットされる(ステップS202)。次いで、ヘッダ部メモリ13cのキャラクタフィールドのデータが1桁ずつ読み出され、ワークエリア13a内に形成された外部出力用データエリアにセットされる(ステップS203)。セットされたデータが所定桁(ここでは、16桁)になるまでステップS203の処理が実行され、所定桁に達すると(ステップS204;YES)、セットされたデータまでがカンマで区切られる(ステップS205)。これにより、Nレコード目のキャラクタフィールドのデータがセットされる。
【0049】
次いで、ヘッダ部メモリ13cから続きのデータ、すなわち、ステップS203でセットした項目キャラクタに対応する、データフィールドのデータが読み出され、外部出力用データエリアにセットされる(ステップS206)。セットされたデータが所定桁になるまでステップS206の処理が実行され、所定桁に達すると(ステップS207;YES)、改行が挿入される(ステップS208)。これにより、Nレコード目のデータフィールドのデータがセットされる。
【0050】
次いで、カウンタNとレコード数Aが比較され、N>=Aではない場合、すなわち、ヘッダ部メモリ13cの最終レコードではない場合(ステップS209;NO)、カウンタNが1インクリメントされ(ステップS210)、処理はステップS203に戻り、N番目のレコードに対してステップS203〜208の処理が実行される。ステップS209において、N>=Aであると判断されると(ステップS209;YES)、改行が挿入され(ステップS211)、処理は売上データ部作成処理に移行する。
【0051】
図9に、図4のステップS25で実行される売上データ部作成処理を示す。当該処理は、CPU11と記録装置18に記憶されている売上データ部作成処理プログラムとの協働によるソフトウエア処理により実現される処理である。
【0052】
まず、ワークエリア13aの所定領域に処理対象ファイルのレコード数B及びカウンタN(N=1)がセットされる(ステップS301)。次いで、タイトルキャラクタ一覧テーブル13d及びタイトルキャラクタ変換テーブル13eが参照され、処理対象ファイルのタイトルキャラクタのデータが外部出力用データエリアの続きの位置(図7のステップS211で改行後の位置)にセットされ(ステップS302)、カンマで区切られる(ステップS303)。
【0053】
図10(a)に、タイトルキャラクタ一覧テーブル13dのデータ格納例を示す。また、図10(b)に、タイトルキャラクタ変換テーブル13eのデータ格納例を示す。キャラクタ一覧テーブル13dは、図10(a)に示すように、コードNO.とタイトルキャラクタのデータとを対応付けて記憶するものである。タイトルキャラクタ変換テーブル13eは、図10(b)に示すように、ファイルメモリ13bに格納されているファイルのうち演算データを含むファイルのファイル名(ファイル種名)と、そのファイルについての外部出力用データを作成する際のタイトルキャラクタのコードNO.とを対応付けて記憶するものである。例えば、固定合計器ファイル130についての外部出力用データを作成する場合、タイトルキャラクタ変換テーブル13eから、まず、コードNO.=01が参照され、タイトルキャラクタ一覧テーブル13dにおいてコードNO.=01に対応するタイトルキャラクタである「レコード」に対応するキャラクタコードがセットされる。
【0054】
タイトルキャラクタ変換テーブル13eにおいて処理対象ファイルに対応付けられた最終のタイトルキャラクタまでのセットが終了するまでステップS302及びS303の処理が実行される。例えば、処理対象ファイルが固定合計器ファイル130であれば、「レコード」「キャラクタ」「個数/件数」「金額」のタイトルキャラクタのデータがセットされるまで処理が繰り返される。
【0055】
最終のタイトルキャラクタのデータセットが終了すると(ステップS304;YES)、改行が挿入される(ステップS305)。次いで、処理対象のファイルの左端から1桁ずつデータがセットされ、所定桁(フィールドの区切り)に達すると(ステップS307;YES)、セットされたデータまでがカンマで区切られる(ステップS308)。最終タイトルに対するデータがセットされるまで、ステップS306〜S308の処理が繰り返し実行され、最終タイトルに対するデータがセットされると(ステップS309;YES)、改行が挿入される(ステップS310)。これにより、Nレコード目のデータがセットされる。
【0056】
次いで、カウンタNとレコード数Bが比較され、N>=Bではない場合、すなわち、処理対象ファイルの最終レコードではない場合(ステップS311;NO)、カウンタNが1インクリメントされ(ステップS312)、処理はステップS306に戻り、N番目のレコードに対してステップS306〜310の処理が実行される。ステップS311において、N>=Bであると判断されると(ステップS311;YES)、外部出力用データエリアに作成されたコードデータが汎用的な所定表形式のデータに変換される(ステップS313)。例えば、ECR1において用いられているコードデータからテキストデータに変換される。そして、作成されたデータがカード接続部17を介してCFカードに出力され(ステップS314)、処理は図4のステップS28に移行する。
【0057】
図11(a)に、固定合計器ファイル130をホストコンピュータにおいて表形式ソフトにより表示した場合の表示例を示す。また、図11(b)に、固定合計器ファイル130の外部出力用データをホストコンピュータにおいて表形式ソフトにより表示した場合の表示例を示す。従来は、ECR1のデータをホストコンピュータ側に送信してホストコンピュータ側でユーザがデータを閲覧しようとすると、図11(a)に示すように、単なるコードデータの羅列が表示されてしまい、内容を理解することが困難であった。本実施の形態におけるECR1では、処理対象ファイルの各フィールドのコードデータをカンマで区切り、各コードデータを識別可能とするためのタイトルキャラクタを付加するとともに、ECR1のモデル名やマシン名、レポート名や出力日付、出力時刻等の、そのデータに係るヘッダをも付加し、汎用的な所定表形式のデータ形式に変換してCFカードを介してホストコンピュータ等の外部装置にデータを出力することができるので、図11(b)に示すように、外部装置で表形式ソフトを用いてECR1内のファイルをユーザにわかりやすい態様で出力することが可能となる。
【0058】
図12,13に、図4のステップS27で実行される特定ファイルの売上データ部作成処理の一例として、担当者ファイルの売上データ部作成処理を示す。当該処理は、CPU11と記録装置18に記憶されている担当者ファイルの売上データ部作成処理プログラムとの協働によるソフトウエア処理により実現される処理である。なお、記録装置18には、特定ファイル毎の売上データ部作成処理プログラムが記憶されている。
【0059】
担当者ファイルの外部出力用データの作成には、図14(a)に示す担当者設定ファイル133、図14(b)に示す担当者明細リンクファイル134、図14(c)に示す担当者合計器ファイル135という3つのファイルから必要なデータが抽出され、外部出力用データが作成される。
【0060】
担当者設定ファイル133は、レコードNO.のデータを格納するレコードフィールドと、担当者名のキャラクタコードを格納する担当者フィールドと、担当者に対する設定値のデータを格納する設定値フィールドと、を有しており、当該ファイルのレコード数Xは、担当者の人数となっている。
担当者明細リンクファイル134は、レコードNO.のデータを格納するレコードフィールドと、各担当者に対して担当者合計器ファイル135に格納されているデータの項目のキャラクタコードを格納するキャラクタフィールドとを有する。例えば、図14(b)においては、担当者合計器ファイル135において、各担当者の「総売」「純売」「現金在高」「貸在高」の項目のデータが格納されている場合の担当者明細リンクファイル134を示している。担当者明細リンクファイル134のレコード数Yは、担当者合計器ファイル135の各担当者別の項目数となっている。
担当者合計器ファイル135は、レコードNO.のデータを格納するレコードフィールドと、売上個数/件数のデータを格納する個数/件数フィールドと、売上金額のデータを格納する金額フィールドとを有している。当該ファイルのレコード数Zは、担当者設定ファイル133のレコード数X×担当者明細リンクファイル134のレコード数Yとなっている。図14(c)において、レコードNO.の0001〜0004は担当Aに対するデータであり、レコードNO.の0005〜0008は担当Bに対するデータであり、レコードNO.の0009〜0012は担当Bに対するデータである。
【0061】
図12,13の担当者ファイルの売上データ部作成処理において、まず、ワークエリア13aの所定領域に担当者設定ファイル133のレコード数X、担当者明細リンクファイル134のレコード数Y、担当者合計器ファイル135のレコード数Z及びカウンタi、m、n(i、m、n=1)がセットされる(ステップS401)。次いで、タイトルキャラクタ一覧テーブル13d及びタイトルキャラクタ変換テーブル13eが参照され、担当者ファイルにおける1タイトルキャラクタ分のデータが外部出力用データエリアの続きの位置(図7のステップS211で改行後の位置)にセットされ(ステップS402)、カンマで区切られる(ステップS403)。
【0062】
タイトルキャラクタ変換テーブル13eにおいて、担当者ファイルに対応付けられた最終のタイトルキャラクタまでのセットが終了するまでステップS402及びS403の処理が実行される。ここでは、「レコード」「担当者」「キャラクタ」「個数/件数」「金額」のタイトルキャラクタがセットされるまで処理が繰り返される。
【0063】
最終のタイトルキャラクタのセットが終了すると(ステップS404;YES)、改行が挿入される(ステップS405)。これにより、外部出力用データの売上データ部のレコードフィールド、担当者フィールド、キャラクタフィールド、個数/件数フィールド、金額フィールドのタイトルキャラクタが作成される。
【0064】
次いで、担当者合計器ファイル135からnレコード目のレコードフィールドのデータがセットされ(ステップS406)、カンマ区切りが挿入され(ステップS407)、担当者設定ファイル133からiレコード目の担当者フィールドのデータがセットされ(ステップS408)、カウンタiが1インクリメントされ(ステップS409)、カンマ区切りが挿入され(ステップS410)、担当者明細リンクファイル134からmレコード目のキャラクタフィールドのデータがセットされ(ステップS411)、カンマ区切りが挿入される(ステップS412)。また、担当者合計器ファイル135からnレコード目の個数/件数フィールドのデータがセットされ(ステップS413)、カンマ区切りが挿入され(ステップS414)、担当者合計器ファイル135からnレコード目の金額フィールドのデータがセットされ(ステップS415)、カンマ区切りが挿入される(ステップS416)。nレコード目のデータセットが終了すると、改行が挿入される(ステップS417)。ステップS406〜ステップS417の処理により、担当者名を挿入するレコードのデータ(各担当者の最初のレコード)が作成される。
【0065】
1レコード分の作成が終了すると、カウンタmとレコード数Yが比較され、m>=Yではない、すなわち、担当者明細リンクファイル134が最終レコードではない場合(ステップS418;NO)、カウンタmが1インクリメントされ(ステップS419)、更にカウンタnが1インクリメントされる(ステップS420)。そして、担当者名をセットしない次レコードに対するデータの作成が行われる。
【0066】
まず、担当者合計器ファイル135からnレコード目のレコードフィールドのデータがセットされ(ステップS421)、カンマ区切りが挿入され(ステップS422)、次いで、空白がセットされ(ステップS423)、カンマ区切りが挿入される(ステップS424)。次いで、担当者明細リンクファイル134より、mレコード目のキャラクタフィールドのデータがセットされ(ステップS425)、カンマ区切りが挿入され(ステップS426)、担当者合計器ファイル135からnレコード目の個数/件数フィールドのデータがセットされ(ステップS427)、カンマ区切りが挿入され(ステップS428)、担当者合計器ファイル135からnレコード目の金額フィールドのデータがセットされ(ステップS429)、カンマ区切りが挿入される(ステップS430)。担当者合計器ファイル135におけるnレコード目のデータセットが終了すると、改行が挿入される(ステップS431)。ステップS419〜ステップS431の処理により、担当者名を挿入しないレコードのデータが作成される。
【0067】
担当者名を挿入しない1レコード分の作成が終了すると、処理はステップS418に戻り、カウンタmとレコード数Yが比較され、m>=Yであるか否か、すなわち、担当者明細リンクファイル134のデータの最終レコードであるか否かが判断され、m>=Yではない場合(ステップS418;NO)、ステップS419〜431の処理が繰り返し実行される。
【0068】
一方、m>=Yであると判断された場合、すなわち、担当者明細リンクファイル134のデータが最終レコードである場合(ステップS418;YES)、処理はステップS432に移行し、カウンタn>=レコード数Zであるか否か、すなわち、担当者合計器ファイル135の最終レコードまでのセットが終了したか否かが判断され、n>=Zではないと判断された場合(ステップS432;NO)、カウンタmが1にリセットされるとともに(ステップS433)、nが1インクリメントされ(ステップS434)、処理はステップS406に戻り、次の担当者に対するデータのセットが行われる。
【0069】
一方、ステップS432において、n>=Zであると判断された場合(ステップS432;YES)、すなわち、担当者合計器ファイル135の最終レコードまでのセットが終了した場合、本処理は終了する。
【0070】
図15に、上述のヘッダ部データ作成処理及び担当者ファイルの売上データ部作成処理により作成される外部出力用データをパーソナルコンピュータ等の外部装置において表形式ソフトを用いて表示した場合の表示例を示す。本実施の形態におけるECR1では、複数のファイルから予め定められた必要なデータを抽出及び加工して外部出力用データを作成することができるので、例えば、担当者合計器ファイル135のような、売上データのみからなるデータを他のファイルのデータと統合し、ユーザにわかりやすい態様で出力することが可能となる。
【0071】
以上説明したように、本発明に係るECR1によれば、ファイルメモリ13bに記憶されたファイルの各フィールドのコードデータをカンマで区切り、各コードデータを識別するための識別データとしてタイトルキャラクタを付加するとともに、ECR1のモデル名やマシン名、レポート名や出力日付、出力時刻等の、そのデータに係るヘッダをも付加し、汎用的な所定のデータ形式(例えば、テキストデータ)に変換してCFカードを介して外部装置にデータを出力するので、ホストコンピュータ等の外部装置において、ユーザがデータの内容を理解し易い態様で出力することが可能となる。
【0072】
また、複数のファイルから予め定められた必要なデータを抽出及び加工して外部出力用データを作成することができるので、例えば、担当者合計器ファイル135のような、売上データのみからなるデータを他のファイルのデータと統合し、ユーザにわかりやすい態様で出力することが可能となる。
【0073】
また、ECR1の動作モードがXモード又はZモードであるとき、すなわち、売上データの登録処理がなされていない場合に、外部出力用データへの変換を行うので、データ登録処理中の未確定データを外部に出力してしまうなどのエラーを防止することができる。
【0074】
なお、上記実施の形態における記述内容は、本発明に係るECR1の好適な一例であり、これに限定されるものではない。
【0075】
例えば、上記実施の形態においては、変換された外部出力用データをCFカードを介してホストコンピュータ等の外部装置へ出力することとしたが、伝送制御部14により、通信回線を介して出力する構成としてもよい。また、Webを介して外部出力用データを出力するようにしてもよい。
【0076】
また、異なる機種のPOS端末やECRにデータを出力する際にも本発明を適用することができる。
【0077】
その他、ECR1の細部構成及び細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
【図面の簡単な説明】
【0078】
【図1】本発明に係るECR1の機能的構成を示すブロック図である。
【図2】図1のRAM13のファイルメモリ13bのファイル格納例を示す図である。
【図3】図2の固定合計器ファイル130のデータ格納例を示す図である。
【図4】図1のCPU11により実行されるメイン処理を示すフローチャートである。
【図5】図1のCPU11により実行される通常のレポート発行処理を示すフローチャートである。
【図6】図5の通常のレポート発行処理において印刷装置16から出力される売上レポートの一例を示す図である。
【図7】図1のCPU11により実行されるヘッダ部データ作成処理を示すフローチャートである。
【図8】図1のヘッダ部メモリ13cのデータ格納例を示す図である。
【図9】図1のCPU11により実行される売上データ部作成処理を示すフローチャートである。
【図10】図1のタイトルキャラクタ一覧テーブル13d及びタイトルキャラクタ変換テーブル13eのデータ格納例を示す図である。
【図11】(a)は、固定合計器ファイル130を外部のホストコンピュータにおいて表形式ソフトにより表示した場合の表示例を示す図、(b)は、固定合計器ファイル130の外部出力用データをホストコンピュータにおいて表形式ソフトにより表示した場合の表示例を示す図である。
【図12】図1のCPU11により実行される担当者ファイルの売上データ部作成処理を示すフローチャートである。
【図13】図1のCPU11により実行される担当者ファイルの売上データ部作成処理を示すフローチャートである。
【図14】(a)は、図2の担当者設定ファイル133のデータ格納例を示す図、(b)は、図2の担当者明細リンクファイル134のデータ格納例を示す図、(c)は、図2の担当者合計器ファイル135のデータ格納例を示す図である。
【図15】担当者設定ファイル133、担当者明細リンクファイル134、担当者固定合計器ファイル135から作成された外部出力用データを外部のホストコンピュータにおいて表形式ソフトにより表示した場合の表示例を示す図である。
【符号の説明】
【0079】
1 ECR
11 CPU
12 入力装置
13 RAM
14 伝送制御部
15 表示装置
16 印刷装置
17 カード接続部
18 記録装置
19 ドロア
20 計時部
21 バス

【特許請求の範囲】
【請求項1】
売上データを登録する登録手段と、
前記登録された売上データをコードデータで記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶されたコードデータに識別データを付加するとともに所定形式のデータに変換する変換手段と、
前記所定形式に変換したデータを外部出力する出力手段と、
を備えたことを特徴とする売上データ処理装置。
【請求項2】
前記出力手段は、前記所定形式に変換したデータを外部記録媒体に出力することを特徴とする請求項1に記載の売上データ処理装置。
【請求項3】
前記出力手段は、前記所定形式に変換したデータを通信回線を介して外部の装置に出力するものであることを特徴とする請求項1に記載の売上データ処理装置。
【請求項4】
前記変換手段は、前記登録手段において売上データの登録がなされていない場合に、前記識別データの付加及び前記データ変換を行うことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の売上データ処理装置。
【請求項5】
前記記憶手段は、前記売上データのコードデータを内容別のファイルに分類して記憶し、
前記変換手段は、前記複数のファイルにわたって記憶されたコードデータのなかから予め定められたコードデータを抽出及び加工するとともに、前記抽出及び加工されたコードデータに対して、前記識別データの付加及び前記データ変換を行うことを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の売上データ処理装置。
【請求項6】
コンピュータに、
売上データを登録する機能と、
前記登録された売上データをコードデータで記憶する機能と、
前記記憶されたコードデータに識別データを付加するとともに所定形式のデータに変換する機能と、
前記所定形式に変換したデータを外部出力する機能と、
を実現させるためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2006−330976(P2006−330976A)
【公開日】平成18年12月7日(2006.12.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−152087(P2005−152087)
【出願日】平成17年5月25日(2005.5.25)
【出願人】(000001443)カシオ計算機株式会社 (8,748)
【Fターム(参考)】