説明

外壁仕上げ材の補修工法

【課題】新しい外壁仕上げ材に取り換えることなく、外壁部分の補修が可能な外壁仕上げ材の補修工法を提供する。
【解決手段】建物の外壁仕上げ材のうち、タイル4が浮いている補修領域6を横切るように2本の下地押さえ材11をそれぞれ適当な位置に配置し、その下地押さえ材と交差するように配置する締め付け押さえ材12を介して、下地押さえ材11をタイル4の側に押圧する。下地押さえ材11を押圧することによって、タイルが浮いている補修領域6を徐々にコンクリート躯体1の側に押し戻す。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は外壁仕上げ材の補修工法に関し、特に、タイルを使用した外壁の補修工法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
わが国では、建物の外壁仕上げ材としてタイルを使用した建物が多く存在する。図9に示すように、この種の建物では、主として、コンクリート躯体101の表面に下地調整モルタル102とタイル貼り付けモルタル103が塗られ、そのタイル貼り付けモルタル103にタイル104が貼り付けられている。
【0003】
一般に、建物の外壁部分は、昼間と夜間の気温差や季節による気温差によって膨張と伸縮を繰り返すことになる。外壁仕上げ材にタイルを使用した建物において、そのような膨張と伸縮とが長年月にわたって繰り返されると、タイルの熱伝導度とコンクリート躯体の熱伝導度との違いから、図10に示すように、コンクリート躯体101と、下地調整モルタル102、タイル貼り付けモルタル103およびタイル104との間に隙間106が発生してしまう。すなわち、タイル104がコンクリート躯体101に対して浮いてしまうという不具合が生じる。
【0004】
従来、このような外壁部分を補修する工法として、浮いた外壁部分のタイルを取り除いて、新しいタイルに張り替えたり、あるいは、タイルとコンクリート躯体との間に生じた隙間に、エポキシ樹脂を注入するという工法が知られている(特許文献1、特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2006−274709号公報
【特許文献2】特開2008−174970号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来のタイル張り替え工法では、次のような問題点があった。外壁部分のタイル張り替えが必要とされる不具合が生じ始めるのは、一部の例外を除いて施行後およそ十数年が経過してからである。ところが、この時点では、すでに、外壁仕上げ材に使用されているタイルと同じタイルの在庫がなくなっている場合や、そのタイルが廃版になっていることが多い。
【0007】
このため、新しいタイルに張り替えて補修を行う場合には、外壁仕上げ材に使用されているタイルの色や風合い等に似たタイルに張り替えざるを得なくなる。そうすると、新しいタイルに張り替えた部分の色や風合い等が周囲の部分のそれとは異なってしまい、外観が損なわれてしまうという問題があった。また、騒音や粉塵等の規制がある場合には、タイルの張り替え作業を行うことができないという問題があった。
【0008】
一方、樹脂を注入することによって補修を行う場合には、樹脂を隙間に注入するために、あらかじめ、タイルの目地の部分に、樹脂を注入する注入孔が形成される。また、樹脂を注入することによって補修可能な隙間の大きさは約0.3〜0.5mmとされる。ところが、タイルがコンクリート躯体に対して浮き過ぎて、タイルとコンクリート躯体との間に、上記寸法よりも大きい隙間が生じた場合には、注入孔を形成する際にタイルが落ちてしまうことがある。また、浮き過ぎたもので、かろうじて注入孔を設けることができたとしても、樹脂の注入圧によって、タイルが落ちてしまうこともある。そのため、樹脂の注入によって外壁部分の補修を行うことができないという問題があった。
【0009】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、新しい外壁仕上げ材に取り換えることなく、外壁部分の補修が可能な外壁仕上げ材の補修工法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係る外壁仕上げ材の補修工法は、建築物の外壁仕上げ材を補修する工法であって、以下の工程を備えている。建築物の躯体から外壁仕上げ材が浮いている補修領域を特定する。補修領域を横切るように、第1の押さえ部材を配置する。補修領域を横切るように配置される第1の押さえ部材のうち、長手方向に互いに距離を隔てられた第1部分と第2部分とにそれぞれ対応する、補修領域以外の領域の所定の位置にアンカーボルトを固定する。アンカーボルトを挿通させて、第1の押さえ部材の第1部分と第2部分のそれぞれを外壁仕上げ材との間に挟み込むように、第1部分と第2部分のそれぞれに第2の押さえ部材を配置する。アンカーボルトに螺合した所定のネジを締め付けて、第2の押さえ部材を介して第1の押さえ部材を外壁仕上げ材の側に押圧することにより、補修領域に位置する外壁仕上げ材と躯体との隙間が所定の間隔になるまで外壁仕上げ材を躯体に押し戻す。補修領域の所定の位置に樹脂を注入するための注入孔を形成する。注入孔に樹脂を注入することにより、躯体と外壁仕上げ材との隙間のうち、注入孔の周囲に位置する隙間の部分に樹脂を充填する。注入された樹脂を硬化させる。第2の押さえ部材および第1の押さえ部材を解体する。アンカーボルトおよび注入孔がそれぞれ設けられた部分を元の状態に仕上げる。
【0011】
本発明に係る外壁仕上げ材の補修工法によれば、ネジを締め付けて第2押さえ部材を介して第1押さえ部材を押圧することにより補修領域の外壁仕上げ材を押し戻し、そして、樹脂を注入することで、新しい外壁仕上げ材に取り換えることなく外壁仕上げ材の補修をすることができる。
【0012】
また、第2の押さえ部材には、アンカーボルトが挿通される開口部として、アンカーボルトの直径よりも大きいサイズの開口部が形成されていることが好ましい。
【0013】
これにより、アンカーボルトを固定する位置が制約されることなく、アンカーボルトを第2押さえ部材に挿通させることができる。
【0014】
さらに、第1の押え部材の厚みは第2の押さえ部材の厚みよりも厚いことが好ましい。
これにより、第2押さえ部材を十分に撓らせて、補修領域に位置する外壁仕上げ材を確実に躯体の側に押し戻すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の実施の形態に係る外壁仕上げ材の補修工法の一工程を示す平面図である。
【図2】同実施の形態において、図1に示す工程の後に行われる工程を示す平面図である。
【図3】同実施の形態において、図2に示す断面線III−IIIにおける断面図である。
【図4】同実施の形態において、図2に示す工程の後に行われる工程を示す断面図である。
【図5】同実施の形態において、図4に示す工程の後に行われる工程を示す断面図である。
【図6】同実施の形態において、締め付け押さえ材に形成されるねじ切りボルトが挿通される開口部の変形例を示す部分平面図である。
【図7】同実施の形態において、締め付け押さえ材に形成されるねじ切りボルトが挿通される開口部の他の変形例を示す部分平面図である。
【図8】同実施の形態において、下地押さえ材の厚みと締め付け押さえ材の厚みの関係を説明するための断面図である。
【図9】施行直後の外壁下げ材の様子を示す断面図である。
【図10】外壁仕上げ材の問題点を説明するための断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本発明の実施の形態に係る外壁仕上げ材の補修工法について説明する。まず、外壁仕上げ材としてのタイルをテストハンマーで打診することによって、図1に示すように、タイル4が浮いている補修領域(大きさ、形状等)6を確認する。
【0017】
次に、その領域6の大きさ等に基づいて、浮いたタイル4をコンクリート躯体1へ押し戻すための、下地押さえ材(45mm×45mm)11、締め付け押さえ材(30mm×60mm)12、プラグ14aおよびねじ切りボルト(6φまたは4φ)14bを含むアンカー(6φまたは4φ)15、蝶ネジナット(6φまたは4φ)17、ワッシャー16等を準備する(図2、図3参照)。下地押さえ材および締め付け押さえ材としては、たとえば、木材を上記寸法にカットしたものを使用する。特に、締め付け押さえ材12には、ねじ切りボルト15が挿通される開口部13が形成されている(図3参照)。
【0018】
次に、図2および図3に示すように、タイル4が浮いている補修領域6を横切るように2本(あるいは数本)の下地押さえ材11をそれぞれ適当な位置に配置し、その下地押さえ材と交差するように配置する締め付け押さえ材12を介して下地押さえ材11をタイル4の側に押圧する。
【0019】
まず、補修領域6を横切るように配置する下地押さえ材11のうち、締め付け押さえ材12が交差する長手方向に互いに距離を隔てられた第1部分と第2部分とにそれぞれ対応する、補修領域6以外の領域のタイル4の目地5の所定位置に、電動ドリル(図示せず)によって、コンクリート躯体1の表面に達し、さらに、その表面から20mm以上の深さとなる開口部8を形成する。
【0020】
次に、その開口部8にプラグ(アンカープラグ)14aを打ち込み、そのプラグ14aにねじ切りボルト(アンカーボルト)14bを固定してアンカー15を形成する。ここで、アンカー15の本数は、締め付け押さえ材12の本数によって決まる。1本の締め付け押さえ材12につき少なくとも2本のアンカー15を設けるが、タイルが浮いている領域6が広範囲にわたる場合には、計測によりアンカーの本数を決定する。
【0021】
次に、締め付け押さえ材12の開口部13にねじ切りボルト14bを挿通させて、タイル4との間に下地押さえ材11を挟み込むように、締め付け押さえ材12を配置する。次に、締め付け押さえ材12の開口部13から突出したねじ切りボルト14bのそれぞれに、ワッシャー16を介在させて蝶ネジナット17を螺合する。
【0022】
次に、蝶ネジナット17を均等に締め付けて、締め付け押さえ部材12を介して下地押さえ材11をタイル4の側に押圧することによって、タイルが浮いている補修領域6を徐々にコンクリート躯体1の側に押し戻す。このとき、押し戻しすぎると、コンクリート躯体とタイル4との隙間がなくなってしまい、樹脂を注入することができなくなる。このため、タイルが浮いている補修領域6をテストハンマーで叩いてその打音を確認しながら押し戻す。コンクリート躯体1とタイル4との隙間7が0.3〜0.5mm程度になったところで、蝶ネジナット17による締め付けを止める(図4参照)。
【0023】
次に、その隙間7にエポキシ樹脂を注入する。このエポキシ樹脂の注入方法として、アンカーピニング部分エポキシ樹脂注入工法(工法A)、あるいは、注入口付アンカーピニング部分エポキシ樹脂注入工法(工法B)がある。工法Aおよび工法Bのいずれの工法も、タイル4の目地5から樹脂を注入するための注入孔18を形成する。次に、その注入孔18からエポキシ樹脂19を注入する。注入されたエポキシ樹脂19の一部は、注入孔18からコンクリート躯体1とタイル4との隙間7に流れ込み、注入孔18の周囲の隙間7の部分にエポキシ樹脂19が充填される。その後、注入したエポキシ樹脂19を硬化させて、浮いていた補修領域6のタイル4をコンクリート躯体1に固定する。
【0024】
次に、エポキシ樹脂19が硬化した後、蝶ネジナット17を緩めて、締め付け押さえ材12と下地押さえ材11を撤去する。次に、図5に示すように、タイル4の目地5から突出しているねじ切りボルト14bを切断し、その切断面を目地セメント20にて覆う。また、注入孔18に露出しているエポキシ樹脂19の表面も目地セメント20にて覆う。その後、補修を行った領域の部分の清掃等を行って、一連の補修作業が完了する。
【0025】
上述した補修工法では、タイル4が浮いていた補修領域6を、コンクリート躯体1との隙間7がエポキシ樹脂を充填できる所定の間隔になるまで押し戻した後に、その隙間7にエポキシ樹脂19を充填することによって、タイル4が浮いていた補修領域6の補修が行われる。これにより、補修に際して、元のタイル4をそのまま利用することができ、タイル4が浮いていた補修領域6のタイル4を除去する作業が必要なくなるとともに、新しいタイルに張り替える必要もなくなる。
【0026】
また、タイル4が浮いていた補修領域6を、タイル4とコンクリート躯体1との隙間7がエポキシ樹脂を充填できる所定の間隔になるまで押し戻してエポキシ樹脂19を注入することで、タイル4が浮いていた補修領域6をコンクリート躯体1に確実に固定することができる。しかも、蝶ネジナット17を締め付けることで、隙間(間隔)の微調整を容易に行うことができる。
【0027】
なお、上述した補修工法では、締め付け押さえ材12に形成される、アンカーボルトとしてのねじ切りボルト14bが挿通される開口部として、ねじ切りボルト14bの直径に対応した開口部13を、締め付け押さえ材12の所定の位置に設けた場合を例に挙げて説明した。ところが、タイルが浮いている領域やタイルの目地等との関係では、あらかじめ形成されている開口部13の位置に一致するように、ねじ切りボルト14bを固定することが困難な場合が想定される。
【0028】
そこで、締め付け押さえ材12に形成する開口部として、図6に示すように、たとえば、締め付け押さえ材12の長手方向に沿った長穴と、これと直交する方向の長穴を組み合わせた開口部13aを形成するようにしてもよい。また、図7に示すように、ねじ切りボルト14bの直径よりも大きい開口径を有する開口部13bを形成するようにしてもよい。さらに、開口部として円形に限られず、ねじ切りボルト14bの直径よりも大きいサイズの開口部(図示せず)を形成するようにしてもよい。
【0029】
このような開口部13a,13bを形成することによって、ねじ切りボルト14bを固定する位置が制約されることなく、ねじ切りボルト14bを開口部13a,13bに確実に挿通させることができる。しかも、ワッシャー16を介在させて蝶ネジナット17を締め付けることで、タイル4が浮いた補修領域6を確実に押し戻すことができる。
【0030】
また、図8(二点鎖線)に示すように、タイル4が浮いた補修領域6に対しては、締め付け押さえ材12の端部が撓るように蝶ネジナット17を締め付けることで、十分な押圧力が下地押さえ材11に作用して、この補修領域6をコンクリート躯体1に押し戻すことができる。このとき、締め付け押さえ部材12によって押圧される下地押さえ材11の厚みが薄いと、締め付け押さえ部材12の端部がタイル4に接触して、下地押さえ材11を十分に押圧することことができないことが想定される。
【0031】
そこで、下地押さえ材11の厚みL1を締め付け押さえ材12の厚みL2よりも厚くすることで、締め付け押さえ材12を十分に撓らせて、タイル4が浮いた補修領域6を確実に押し戻すことができる。そのような下地押さえ材11としては、一つの部材からなる下地押さえ材を用意してもよいし、2つあるいはそれ以上の下地押さえ材となる部材を積層させるようにしてもよい。
【0032】
なお、上述した外壁仕上げ材の補修工法において挙げられている下地押さえ材11および締め付け押さえ材12のそれぞれの寸法は一例であって、この寸法に限られるものではない。また、タイルが浮いた領域が比較的広範囲にわたる場合には、締め付け押さえ材12の両端部を蝶ネジナット17により締め付ける他に、その両端部の間に位置する適当な部分にねじ切りボルトを固定し蝶ネジナットにより締め付けることで、タイルが浮いた領域をより確実に押し戻すことができる。
【0033】
また、上述した外壁仕上げ材の補修工法では、締め付け押さえ材12を締め付けるのに蝶ネジナット17で締め付ける場合を例に挙げて説明したが、蝶ネジナット17の他にボルトで締め付けるようにしてもよい。また、締め付け押さえ材12および下地押さえ材11として、木材を所定の寸法にカットして形成する他に、適当な強度を有する樹脂を成型することによって形成してもよい。さらに、外壁仕上げ材としてタイルを例に挙げて説明したが、上述した外壁仕上げ材の補修工法は、パネルやモルタル等の修復にも適用することができる。
【0034】
今回開示された実施の形態は例示であってこれに制限されるものではない。本発明は上記で説明した範囲ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲でのすべての変更が含まれることが意図される。
【産業上の利用可能性】
【0035】
本発明は、建物の外壁仕上げ材の補修に有効に利用される。
【符号の説明】
【0036】
1 躯体コンクリート、2 下地調整モルタル、3 タイル張り付けモルタル、4 タイル、5 目地、6 タイルが浮いた領域、7 隙間、8 開口部、11 下地押さえ材、12 締め付け押さえ材、13 開口部、14a プラグ、14b ねじ切りボルト、15 アンカー、16 ワッシャ、17 蝶ネジナット、18 注入孔、19 エポキシ樹脂、20 目地セメント。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
建築物の外壁仕上げ材を補修する外壁仕上げ材の補修工法であって、
建築物の躯体から外壁仕上げ材が浮いている補修領域を特定する工程と、
前記補修領域を横切るように、第1の押さえ部材を配置する工程と、
前記補修領域を横切るように配置される前記第1の押さえ部材のうち、長手方向に互いに距離を隔てられた第1部分と第2部分とにそれぞれ対応する、前記補修領域以外の領域の所定の位置にアンカーボルトを固定する工程と、
前記アンカーボルトを挿通させて、前記第1の押さえ部材の前記第1部分と前記第2部分のそれぞれを前記外壁仕上げ材との間に挟み込むように、前記第1部分と前記第2部分のそれぞれに第2の押さえ部材を配置する工程と、
前記アンカーボルトに螺合した所定のネジを締め付けて、前記第2の押さえ部材を介して前記第1の押さえ部材を前記外壁仕上げ材の側に押圧することにより、前記補修領域に位置する前記外壁仕上げ材と前記躯体との隙間が所定の間隔になるまで前記外壁仕上げ材を前記躯体に押し戻す工程と、
前記補修領域の所定の位置に樹脂を注入するための注入孔を形成する工程と、
前記注入孔に樹脂を注入することにより、前記躯体と前記外壁仕上げ材との前記隙間のうち、前記注入孔の周囲に位置する隙間の部分に前記樹脂を充填する工程と、
注入された前記樹脂を硬化させる工程と、
前記第2の押さえ部材および前記第1の押さえ部材を解体する工程と、
前記アンカーボルトおよび前記注入孔がそれぞれ設けられた部分を元の状態に仕上げる工程と
を備えた、外壁仕上げ材の補修工法。
【請求項2】
前記第2の押さえ部材には、前記アンカーボルトが挿通される開口部として、前記アンカーボルトの直径よりも大きいサイズの開口部が形成された、請求項1記載の外壁仕上げ材の補修工法。
【請求項3】
前記第1の押え部材の厚みは前記第2の押さえ部材の厚みよりも厚い、請求項1または2に記載の外壁仕上げ材の補修工法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2011−174269(P2011−174269A)
【公開日】平成23年9月8日(2011.9.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−38182(P2010−38182)
【出願日】平成22年2月24日(2010.2.24)
【出願人】(510051417)株式会社ダイニチ (1)
【Fターム(参考)】