説明

多数の生物学的サンプルについて核酸抽出及び診断試験を行う一体装置

明細書において説明する技術は、多数のサンプル、特に生物学的サンプルからポリヌクレオチドを抽出するシステムに関する。更に、明細書において説明する技術は、抽出したサンプルを次に増幅して検出するシステムに関する。この技術は、また、特に、マイクロ流体チャネル(マイクロ流路)内の関心の対象であるヌクレオチドの多数のサンプルに対してPCR(ポリメラーゼ連鎖反応)を実施してヌクレオチドを検出するマイクロ流体システムに関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
診断装置であって、
複数の核酸含有サンプルから核酸を同時に抽出するように構成された第1のモジュールと、
前記複数の核酸含有サンプルから抽出された核酸を同時に増幅するように構成された第2のモジュールと、を有し、
前記第1のモジュールは、1つ又は2つ以上のラックを有し、各ラックは、多数のサンプル及びそれに対応する数のホルダを受入れるように構成され、各ホルダは、プロセスチャンバと、廃棄物チャンバと、1つ又は2つ以上のピペット先端部と、及び1つ又は2つ以上の入れ物を有し、前記1つ又は2つ以上の入れ物は、入れ物ごとに、サンプルからの核酸の抽出を実行するのに十分な量の1つ又は2つ以上の試薬を収容し、
前記第1のモジュールは、更に、各前記ホルダのプロセスチャンバに対して移動するように構成された磁気セパレータと、前記プロセスチャンバの各々を独立に加熱するように構成されたヒータ組立体と、2つ又は3つ以上の前記ホルダにおける流体移送作業を同時に実行するように構成された液体ディスペンサと、を有し、
前記第2のモジュールは、1つ又は2つ以上のベイを有し、各ベイは、マイクロ流体カートリッジを受入れるように構成され、前記マイクロ流体カートリッジは、多数のサンプルから抽出された核酸を別々に受入れて別々に増幅するように構成され、
前記第2のモジュールは、更に、1つ又は2つ以上の検出システムを有する、診断装置。
【請求項2】
前記多数の核酸含有サンプルの各々がどういうものであるかをチェックするように構成されたサンプル識別検査機構を更に有する、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記サンプル識別検査機構は、光学式文字読取り装置、バーコード読取り装置、及び無線周波タグ読取り装置から選択される、請求項2に記載の装置。
【請求項4】
前記液体ディスペンサは、4つのヘッドを有し、各ヘッドは、ホルダ内の前記1つ又は2つ以上のピペット先端部からピペット先端部を受入れるように構成されている、請求項1に記載の装置。
【請求項5】
2つのヘッドが同じホルダからピペット先端部を受入れるわけではない、請求項4に記載の装置。
【請求項6】
前記液体ディスペンサは、3つの並進自由度を備えた台に取付けられる、請求項1に記載の装置。
【請求項7】
前記液体ディスペンサ、前記ヒータ組立体、及び前記磁気セパレータの作動を制御するように構成された電子回路を更に有する、請求項1に記載の装置。
【請求項8】
前記電子回路は、前記液体小出しヘッドの作動を制御する、請求項7に記載の装置。
【請求項9】
前記電子回路は、前記ヒータ組立体が前記プロセスチャンバに独立に熱を加えるようにするように構成されている、請求項7に記載の装置。
【請求項10】
前記電子回路は、前記磁気セパレータが各ホルダの前記プロセスチャンバに対して繰り返し動くようにするように構成されている、請求項7に記載の装置。
【請求項11】
前記ホルダは、取外し可能である、請求項1に記載の装置。
【請求項12】
前記ホルダは、1回使用に適しており、使い捨てである、請求項1に記載の装置。
【請求項13】
前記磁気セパレータは、前記プロセスチャンバに対して繰り返し動くように構成されている、請求項1に記載の装置。
【請求項14】
2つのラックを有する、請求項1に記載の装置。
【請求項15】
サンプルの数は、12個である、請求項1に記載の装置。
【請求項16】
前記第2のモジュールは、PCRによって前記核酸を増幅するように構成されている、請求項1に記載の装置。
【請求項17】
前記検出システムは、1色から4色までを検出する専用光学検出システムを含む、請求項1に記載の装置。
【請求項18】
前記検出システムは、標的核酸及び対照からの光を独立に検出するように構成された専用の2色光学検出システムを含む、請求項1に記載の装置。
【請求項19】
2つのベイ及び2つの検出システムを有する、請求項1に記載の装置。
【請求項20】
1つのベイ当たり1つの検出システムを有する、請求項1に記載の装置。
【請求項21】
単一の検出システムを有し、前記単一の検出システムは、マイクロ流体カートリッジ全体を走査する検出器を有する、請求項1に記載の装置。
【請求項22】
検出器装置が、蛍光色素の吸光帯に属する光を放出する光源と、前記蛍光色素の発光帯に属する光を検出する光検出器とを有し、前記蛍光色素は、蛍光ポリヌクレオチドプローブ又はその断片に結合する、請求項1に記載の装置。
【請求項23】
前記光検出器は、前記蛍光色素の前記吸光帯に属する光を選択的に放出し、前記蛍光色素の前記発光体に属する光を選択的に検出する、請求項22に記載の装置。
【請求項24】
前記電子回路は、前記検出器を作動させて前記ベイ内に受入れられた前記マイクロ流体カートリッジ内のポリヌクレオチド又はそのプローブを検出するようプログラム可能である、請求項7に記載の装置。
【請求項25】
前記ホルダの各々は、プロセス管と、サンプル調製試薬、PCR試薬、及び1つ又は2つ以上の液体試薬のための1つ又は2つ以上の入れ物と、廃棄物管と、1つ又は2つ以上のピペット先端部を保持するように構成された1つ又は2つ以上のソケットと、前記1つ又は2つ以上のピペット先端部を包囲するように構成されたピペット先端部シースとを有する、請求項1に記載の装置。
【請求項26】
前記ピペットシースは、4つのピペット先端部を保持するように構成されている、請求項25に記載の装置。
【請求項27】
前記ホルダの各々は、識別子を有する、請求項1に記載の装置。
【請求項28】
前記識別子は、バーコードである、請求項27に記載の装置。
【請求項29】
前記ホルダは、凍結乾燥PCR試薬を収容している、請求項1に記載の装置。
【請求項30】
前記ホルダは、第1の分析物を検出するのに適した第1の凍結乾燥PCR試薬と、第2の分析物を検出するのに適した第2の凍結乾燥PCR試薬とを収容している、請求項1に記載の装置。
【請求項31】
前記ホルダは、凍結乾燥サンプル調製試薬を収容している、請求項1に記載の装置。
【請求項32】
前記1つ又は2つ以上の液体試薬は、洗浄緩衝液、遊離緩衝液、及び中和化緩衝液を含む、請求項25に記載の装置。
【請求項33】
前記ホルダは、前記1つ又は2つ以上の液体試薬をこれらのそれぞれの入れ物の中に封入するよう配置されたラミネート構造体を有する、請求項25に記載の装置。
【請求項34】
前記ラミネートは、順番に、アルミ箔の層と、接着剤層と、ポリマー層と、ヒートシール層とを有し、前記ヒートシール層は、前記1つ又は2つ以上の液体試薬に隣接して位置して、請求項33に記載の装置。
【請求項35】
前記アルミ箔は、厚さが0.1〜15ミクロンであり、前記ポリマー層は、厚さが15〜25ミクロンである、請求項34に記載の装置。
【請求項36】
前記ラミネートは、順番に、蒸着され又はスパッタリングされたアルミニウムの層と、ポリマー層と、ヒートシール層とを有し、前記ヒートシール層は、前記1つ又は2つ以上の液体試薬に隣接して位置している、請求項33に記載の装置。
【請求項37】
前記アルミニウム層は、厚さが0.1〜1ミクロンであり、前記ポリマー層は、厚さが25〜30ミクロンである、請求項37に記載の装置。
【請求項38】
前記ポリマー層は、ポリプロピレンである、請求項34又は36に記載の装置。
【請求項39】
前記プロセスチャンバは、その底部内面に設けられた星状隆起部パターンを有する、請求項1に記載の装置。
【請求項40】
前記サンプルは、サンプル管内に保持され、各ホルダは、各サンプル管をそれぞれ受入れるように構成されている、請求項1に記載の装置。
【請求項41】
前記複数のサンプルの抽出、増幅、及び検出を1時間未満で実施するように構成されている、請求項1に記載の装置。
【請求項42】
前記第1のモジュールは、2つ以上のラックを有し、前記第2のモジュールは、単一のベイを有し、前記カートリッジは、前記複数のサンプルから抽出された前記核酸を別々に受入れると共に別々に増幅するように構成されている、請求項1に記載の装置。
【請求項43】
前記複数のサンプルは、前記サンプルの数の整数倍である、請求項1に記載の装置。
【請求項44】
前記1つ又は2つ以上のベイは、各々、一対の箇所相互間で移動可能であり、一方の箇所は、引っ込められる、請求項1に記載の装置。
【請求項45】
前記1つ又は2つ以上のラックは、取出し可能である、請求項1に記載の装置。
【請求項46】
前記1つ又は2つ以上のラックは各々、前記装置の外部に配置されたとき、前記多数のサンプル及びこれに対応した数のホルダを受入れるように構成されている、請求項1に記載の装置。
【請求項47】
前記電子回路は、プロセッサを有し、前記装置は、前記プロセッサに結合された少なくとも1つの入力装置を更に有し、前記少なくとも1つの入力装置は、キーボードと、キーパッドと、スタイラス又はユーザの指からの入力を受取るように構成された接触式表面と、マイクロホンと、トラックパッドと、網膜スキャナと、フィンガプリント読取り装置と、ホログラフィーにより投影されるインタフェースと、マウスとから成る群から選択される、請求項7に記載の装置。
【請求項48】
プロセッサ、入力装置、及び通信インタフェースのうちの1つ又は2つ以上からデータを受取るように構成されたデータ記憶メディアを更に有し、前記記憶メディアは、ハードディスクドライブと、光学ディスクドライブと、フラッシュカードと、USBドライブと、CD−ROMとから成る群から選択される、請求項7に記載の装置。
【請求項49】
前記プロセッサに結合された通信インタフェースを更に有し、前記通信インタフェースは、シリアル接続部と、パラレル接続部と、ワイヤレスネットワーク接続部と、ワイアード接続部と、1つ又は2つ以上のUSBポートとから成る群から選択される、請求項7に記載の装置。
【請求項50】
プロセッサに結合された少なくとも1つの出力装置を更に有し、前記少なくとも1つの出力装置は、視覚表示装置、プリンタ、ホログラフィーック投写、及びスピーカから選択される、請求項7に記載の装置。
【請求項51】
未使用マイクロ流体カートリッジのための貯蔵箇所と、使用済みマイクロ流体カートリッジを受入れるように構成された廃棄物トレイとを更に有する、請求項1に記載の装置。
【請求項52】
前記貯蔵箇所は、互いに隣接して積み重ねられたマイクロ流体カートリッジを受入れるフレーム構造を有する、請求項50に記載の装置。
【請求項53】
前記貯蔵箇所は、互いに上下に積み重ねられたマイクロ流体カートリッジを受入れるフレーム構造を有する、請求項51に記載の装置。
【請求項54】
前記マイクロ流体カートリッジは、該マイクロ流体カートリッジのの上面の2つ又は3つ以上の縁部に沿って隆起領域を有する、請求項50に記載の装置。
【請求項55】
前記1つ又は2つ以上のベイの各々の中に収納されると共に前記マイクロ流体カートリッジに熱結合された少なくとも1つの熱源を更に有し、前記熱源は、
1つ又は2つ以上のバルブを閉じ、それにより抽出された核酸の微小液滴を前記カートリッジ内の適所に閉じ込め、
前記抽出された核酸を増幅するのに十分に熱サイクル作動を適用するために熱を1回又は2回以上の選択された時点で前記マイクロ流体カートリッジの1つ又は2つ以上の選択された領域に加えるように構成されている、請求項1に記載の装置。
【請求項56】
プロセッサが、熱を1回又は2回以上の選択された時点で、前記マイクロ流体カートリッジの前記1つ又は2つ以上の選択された領域に加えるのを制御するように構成されている、請求項54に記載の装置。
【請求項57】
前記少なくとも1つの熱源は、少なくとも2つの接触熱源を含み、前記接触熱源は各々、前記マイクロ流体カートリッジの互いに異なる選択された領域に独立に熱結合されるように構成され、前記互いに異なる選択された領域は、独立に加熱される、請求項54に記載の装置。
【請求項58】
前記接触熱源のうちの少なくとも1つは、抵抗加熱器、ラジエータ、流体熱交換器、及びペルチェ素子から選択される、請求項56に記載の装置。
【請求項59】
前記少なくとも1つの熱源は、抵抗加熱器である、請求項57に記載の装置。
【請求項60】
前記接触熱源は、前記ベイ内に受入れられた前記マイクロ流体カートリッジの別々の選択された領域と直接的な物理的接触関係をなすように構成されている、請求項54に記載の装置。
【請求項61】
前記カートリッジの前記選択された領域のうちの少なくとも1つは、前記熱源との接触面積が、約1mm2〜約225mm2である、請求項59に記載の装置。
【請求項62】
前記面積は、約1mm2〜約100mm2である、請求項60に記載の装置。
【請求項63】
前記第2のモジュールは、PCRと、TMAと、SDAと、NASBAと、LCRと、及びローディングサイクル増幅(Rolling-Cycle Amplification)とから成る群から選択された方法によって前記核酸を増幅するように構成されている、請求項1に記載の装置。
【請求項64】
前記マイクロ流体カートリッジは、
前記ポリヌクレオチドのうちの1つ又は2つ以上を増幅し、
1つ又は2つ以上の増幅されたポリヌクレオチドの検出を可能にするように構成されている、請求項1に記載の装置。
【請求項65】
前記1つ又は2つ以上のベイは、前記マイクロ流体カートリッジと相補形の位置合わせ部材を更に有し、前記1つ又は2つ以上のベイは、対応のマイクロ流体カートリッジを単一の向きで受入れる、請求項1に記載の装置。
【請求項66】
前記マイクロ流体カートリッジがそれぞれの前記ベイ内に正しく受入れられたかどうかを検出するように構成されたセンサを更に有する、請求項1に記載の装置。
【請求項67】
前記装置は、携帯可能であり又は実験室の台上に載置できる、請求項1に記載の装置。
【請求項68】
前記装置は、単一ハウジング内に組込まれている、請求項1に記載の装置。
【請求項69】
前記多数のサンプルは各々、唾液と、尿と、血液と、精液と、粘液と、髄液とから成る群から独立に選択される、請求項1に記載の装置。
【請求項70】
診断装置であって、
1つ又は2つ以上のラックを有し、各ラック上には、多数の核酸収容サンプル及びこれに対応した数のホルダが取付けられ、各ホルダは、プロセスチャンバと、廃棄物チャンバと、1つ又は2つ以上のピペット先端部と、1つ又は2つ以上の入れ物を有し、前記1つ又は2つ以上の入れ物は、それぞれ、サンプルからの核酸の抽出を実施するのに十分な量の1つ又は2つ以上の試薬を収容し、
第1の位置から前記1つ又は2つ以上のホルダの各々の前記プロセスチャンバに隣接した第2の位置に移動可能である磁気セパレータを有し、
多数のヒータユニットを含むヒータ組立体を有し、各ヒータユニットは、前記プロセスチャンバの各々とそれぞれ熱的接触状態にあり、
1つ又は2つ以上のベイを有し、各ベイは、マイクロ流体カートリッジの形状と相補した形状を有し、前記カートリッジは、多数の入口を有し、各入口は、前記多数のサンプルのうちの1つから抽出された核酸を増幅する多数のチャネルの各々とそれぞれ流体連通状態にあり、前記カートリッジは、増幅された核酸の検出を可能にする1つ又は2つ以上の窓を更に有し、
1つ又は2つ以上の小出しヘッドを備えた液体ディスペンサを有し、前記液体ディスペンサは、第1のホルダの上方の第1の位置から第2のホルダの上方に第2の位置に移動可能であり、前記第1のホルダの上方の前記第1の位置から前記第1のホルダの上方の別の位置に移動可能であり、更に、前記ホルダのうちの1つの上方の位置から前記多数の入口のうちの1つの上方の位置に移動可能であり、
前記1つ又は2つ以上の窓に近接して位置決めされた1つ又は2つ以上の検出システムを有する、診断装置。
【請求項71】
診断装置であって、
ユニット化試薬ストリップ中のサンプルから核酸を抽出する液体取扱いユニットと、
発熱体と関連していて、前記サンプルから抽出された核酸に対してリアルタイムPCRを実施するマイクロ流体カートリッジと、
前記サンプルが関心のあるヌクレオチドを含有しているかどうかの診断をユーザに提供する検出器とを有する、診断装置。
【請求項72】
各々がサンプルを備えた複数のユニット化試薬ストリップを更に有し、核酸は、前記サンプルの各々から同時に抽出され、PCRは、前記サンプルの全てから抽出された前記核酸に対して同時に実施される、請求項71に記載の診断装置。
【請求項73】
ユニット化試薬ホルダであって、ストリップを有し、前記ストリップには、
単一のプロセス管が取付けられ、
1つ又は2つ以上の入れ物が取付けられ、各入れ物は、サンプル調製試薬と、第1の分析物に関するPCR試薬と、1つ又は2つ以上の液体試薬とから成る群から選択された試薬を収容し、
廃棄物管が取付けられ、
1つ又は2つ以上のピペット先端部を保持するように構成された1つ又は2つ以上のソケットが取付けられ、
前記1つ又は2つ以上のピペット先端部を包囲するように構成されたピペット先端部シースが取付けられている、ユニット化試薬ホルダ。
【請求項74】
前記PCR試薬は、凍結乾燥されている、請求項73に記載のユニット化試薬ホルダ。
【請求項75】
4つのソケットを有する、請求項73に記載のユニット化試薬ホルダ。
【請求項76】
前記1つ又は2つ以上の液体試薬は、中和化緩衝液と、遊離緩衝液と、洗浄緩衝液とを含む、請求項73に記載のユニット化試薬ホルダ。
【請求項77】
前記1つ又は2つ以上の入れ物の各々の口を密封閉鎖するラミネートを更に有する、請求項73に記載のユニット化試薬ホルダ。
【請求項78】
前記1つ又は2つ以上の入れ物のうちの少なくとも1つは、取出し可能である、請求項73に記載のユニット化試薬ホルダ。
【請求項79】
液体ディスペンサであって、
1つ又は2つ以上のセンサと、
マニホルドと、
前記マニホルドと流体的に連通した1つ又は2つ以上のポンプと、
前記マニホルドと流体的に連通した1つ又は2つ以上の小出しヘッドと、三次元の並進移動自由度を提供する台と、
外部制御装置から電気信号を受取る電気接続部とを有し、
前記液体ディスペンサは、前記1つ又は2つ以上のポンプを介する以外には、流体のための入口又は出口を備えていない、液体ディスペンサ。
【請求項80】
磁性粒子のセパレータであって、
直線状に位置合わせされた1つ又は2つ以上の磁石を有し、
電動式シャフトを有し、前記1つ又は2つ以上の磁石が磁性粒子を収容した1つ又は2つ以上の入れ物に対して密接状態をなすように前記1つ又は2つ以上の磁石を上昇させ又は前記電動式シャフト上に落下させることができ、
前記電動式シャフトの運動を制御する制御回路を有する、セパレータ。
【請求項81】
一体形セパレータ・ヒータであって、
ヒータ組立体を有し、前記ヒータ組立体は、複数の独立に制御可能なヒータユニットを有し、各ヒータユニットは、プロセスチャンバを受入れてこれを加熱するように構成され、
直線状に位置合わせされた1つ又は2つ以上の磁石を有し、
電動式シャフトを有し、前記1つ又は2つ以上の磁石が前記プロセスチャンバのうちの1つ又は2つ以上に対する密接性を達成するような仕方で前記1つ又は2つ以上の磁石を上昇させ又は前記電動式シャフト上に落下させることができ、
前記電動式シャフトの運動を制御する制御回路を有する、一体形セパレータ・ヒータ。
【請求項82】
前記ヒータユニットの各々は、電力抵抗器を含む、請求項81に記載の一体形セパレータ・ヒータ。
【請求項83】
ラックであって、
ハウジングを有し、
前記ハウジング内に設けられた複数のレーンを有し、前記複数のレーンの各レーンは、サンプル管を受入れるように構成された第1の場所及び試薬ホルダを受入れるように構成された第2の場所を有し、
診断装置の受入れベイと相補した位置合わせ部材を有する、ラック。
【請求項84】
前記位置合わせ部材は、
前記ラックが単一の向きでしか前記診断装置内に配置できないようにする共に前記診断装置内に配置されたときに前記ラックの安定性を提供するように構成された2本又は3本以上の位置決めピンを有する、請求項83に記載のラック。
【請求項85】
前記診断装置内における前記ラックの適正な配置を指示するように構成されたセンサアクチュエータを更に有する、請求項83に記載のラック。
【請求項86】
前記サンプル管及び前記試薬ホルダを前記ラック内に装入するために前記診断装置の前記受入れベイから取外されるように構成されている、請求項83に記載のラック。
【請求項87】
持ち運び取っ手を更に有する、請求項83に記載のラック。
【請求項88】
前記持ち運び取っ手は、装入時、前記ラックの重心を通る軸線から変位した軸線回りに位置決めされ、その自重で前記ラックの上面と面一をなす位置まで自由に落下することができる、請求項87に記載のラック。
【請求項89】
前記ハウジングは、アルミニウムで作られている、請求項83に記載のラック。
【請求項90】
前記ハウジングは、水平方向部材と、前記水平方向部材に連結された2つ又は3つ以上の上下方向部材とを有し、各レーンの前記第2の場所は、前記水平方向部材に設けられた凹み部分である、請求項83に記載のラック。
【請求項91】
前記2つ又は3つ以上の上下方向部材は、前記ラックが自立できるように構成されている、請求項90に記載のラック。
【請求項92】
前記第1及び前記第2の上下方向部材に対称に取付けられた2つ又は3つ以上の脚を更に有する、請求項90に記載のラック。
【請求項93】
前記ハウジングは、複数の垂直スペーサ部材を更に有し、各垂直スペーサ部材は、一対の隣り合うレーン相互間に配置されている、請求項90に記載のラック。
【請求項94】
少なくとも、前記第1のレーンと前記第2のレーンは、互いに平行である、請求項83に記載のラック。
【請求項95】
対をなす隣り合うサンプルレーンは、これらのそれぞれの中点が24mmだけ分離されている、請求項83に記載のラック。
【請求項96】
前記複数のレーンは、正確に12個のレーンから成る、請求項83に記載のラック。
【請求項97】
前記複数のレーンは、2、5、6、8、10、12、16、20、又は24個のレーンから成る、請求項83に記載のラック。
【請求項98】
各レーンと関連したレーン識別子を更に有する、請求項83に記載のラック。
【請求項99】
前記第1の場所は、サンプル管の底部を受入れるように構成された凹み部分と、前記サンプル管の上方部分を保持するように構成された孔とを有する、請求項83に記載のラック。
【請求項100】
前記第2の場所は、試薬ホルダが裏返し可能に滑り込むスロットである、請求項83に記載のラック。
【請求項101】
前記第2の場所は、1つ又は2つ以上のピペット先端部を受入れるのに足るほど深い、請求項83に記載のラック。
【請求項102】
前記第2の場所の各々は、前記試薬ホルダを単一の向きで受入れるように構成された機械的キーを有する、請求項83に記載のラック。
【請求項103】
前記機械的キーは、前記試薬ホルダの相補部分との係合時に、試薬ホルダが前記第2の場所にスナップ嵌合できるようにする隆起又は凹み部分を含む、請求項102に記載のラック。
【請求項104】
前記試薬ホルダは、第1の端部及び第2の端部を有し、前記機械的キーは、前記第1の端部と係合するように構成された第1の特徴部及び前記第2の端部に係合するように構成された第2の特徴部を有する、請求項102に記載のラック。
【請求項105】
前記複数のレーン内の複数の試薬ホルダが、互いに対して同一高さに維持されている、請求項83に記載のラック。
【請求項106】
前記試薬ホルダは各々、前記サンプルからポリヌクレオチドを抽出し、前記ポリヌクレオチドをPCR実施準備のできた形態にするのに十分な試薬を収容している、請求項83に記載のラック。
【請求項107】
複数の試薬ホルダを受入れると共に複数のサンプル管を受入れるように構成されたラックであって、前記試薬ホルダは、前記サンプル管と1対1の対応関係をなし、前記試薬ホルダは各々、前記サンプルからポリヌクレオチドを抽出し、前記ポリヌクレオチドをPCR実施準備のできた形態にするのに十分な試薬を収容し、前記ラックは、前記PCR実施準備のできたポリヌクレオチドに対してPCRを実施する装置内に挿入可能であったりこれから取出し可能であったりするように構成されている、ラック。
【請求項108】
試薬ホルダであって、
上側及び上側と反対側に位置する下側を備えた連結部材と、
前記連結部材に取付けられていて、前記連結部材に設けられた孔を有するプロセス管と、前記連結部材に設けられていて、ピペット先端部を受入れるように構成された少なくとも1つのソケットと、
前記連結部材の前記下側に設けられた2本又は3本以上の試薬管とを有し、前記試薬管の各々は、前記連結部材に設けられた入口孔及び前記連結部材に設けられた1つ又は2つ以上の入れ物を有し、前記1つ又は2つ以上の入れ物は各々、前記連結部材の前記上側から挿入された試薬管を受入れるように構成されている、試薬ホルダ。
【請求項109】
1回使用だけのものとして構成されている、請求項108に記載のホルダ。
【請求項110】
前記連結部材の前記下側に設けられていて、前記連結部材に設けられた入口開口部を備える廃棄物チャンバを更に有する、請求項108に記載のホルダ。
【請求項111】
4つのソケットを有し、各ソケットは、4つのピペット先端部の各々をそれぞれ保持するように構成されている、請求項108に記載のホルダ。
【請求項112】
前記連結部材の下側に取外し可能に取付けられたピペット先端部のシースを更に有し、前記シースは、前記ピペット先端部が前記少なくとも1つのソケット内に収納されると、少なくとも1つのソケット及びピペット先端部の頂部及び下方部分を包囲するように構成されている、請求項108に記載のホルダ。
【請求項113】
4つのソケットを有し、各ソケットは、4つのピペット先端部の各々をそれぞれ保持するように構成され、前記ピペットシースは、前記ピペット先端部がそれぞれの前記ソケット内に収納されると、4つの前記ソケットを包囲すると共にピペット先端部及び前記ピペット先端部の下方部分を包囲するように構成されている、請求項12に記載のホルダ。
【請求項114】
前記連結部材に取付けられた識別子を更に有する、請求項108に記載のホルダ。
【請求項115】
前記識別子は、バーコード、二次元バーコード、又はRFIDタグである、請求項111に記載のホルダ。
【請求項116】
前記連結部材は、前記ホルダが支持ラック内の相補部材によって受入れられるようにする機械的キーを更に有する、請求項108に記載のホルダ。
【請求項117】
少なくとも、前記連結部材は、前記ホルダを前記支持ラック内の相補部材中に裏返し可能にスナップ嵌合できるよう軟質材料で作られている、請求項108に記載のホルダ。
【請求項118】
前記連結部材は、前記少なくとも1つのソケット、前記1つ又は2つ以上の入れ物、前記プロセス管のそれぞれの前記孔、及び前記2つ又は3つ以上の試薬管が、全て、互いに対して直線状に配置されるように構成されている、請求項108に記載のホルダ。
【請求項119】
前記廃棄物チャンバは、前記少なくとも1つのソケット、前記1つ又は2つ以上の入れ物、前記プロセス管のそれぞれの前記孔、及び前記2つ又は3つ以上の試薬管に対して直線状に配置されている、請求項118に記載のホルダ。
【請求項120】
前記2つ又は3つ以上の試薬管のうちの1つ又は2つ以上は各々、液体試薬を収容している、請求項108に記載のホルダ。
【請求項121】
前記液体試薬は、溶液中に溶けたPCR試薬と、サンプル調製試薬とから成る群から選択される、請求項120に記載のホルダ。
【請求項122】
前記PCR試薬は、第1の分析物を検出するのに適した第1のPCR試薬及び第2の分析物を検出するのに適した第2のPCR試薬を含む、請求項121に記載のホルダ。
【請求項123】
前記1つ又は2つ以上のサンプル調製試薬は、洗浄緩衝液、遊離緩衝液、及び中和化緩衝液を含む、請求項121に記載のホルダ。
【請求項124】
前記2つ又は3つ以上の試薬管の前記孔を覆うラミネート構造を更に有する、請求項108に記載のホルダ。
【請求項125】
前記ラミネートは、順番に、アルミ箔の層と、接着剤層と、ポリマー層と、ヒートシール層とを有し、前記ヒートシール層は、前記1つ又は2つ以上の液体試薬に隣接して位置して、請求項124に記載のホルダ。
【請求項126】
前記アルミ箔は、厚さが0.1〜15ミクロンであり、前記ポリマー層は、厚さが15〜25ミクロンである、請求項125に記載のホルダ。
【請求項127】
前記アルミニウム層は、厚さが0.1〜1ミクロンであり、前記ポリマー層は、厚さが25〜30ミクロンである、請求項125に記載のホルダ。
【請求項128】
前記アルミニウム層は、蒸着又はスパッタリングされたアルミニウムの層である、請求項125に記載のホルダ。
【請求項129】
前記ポリマーは、ポリプロピレンである、請求項125に記載のホルダ。
【請求項130】
前記連結部材の前記上側に設けられていて、前記2本又は3本以上の試薬管の前記入口孔を包囲した隆起部分を更に有し、前記ラミネートは、前記隆起部分に取付けられている、請求項125に記載のホルダ。
【請求項131】
前記プロセス管は、その底部内面に設けられた星状隆起部パターンを有する、請求項108に記載のホルダ。
【請求項132】
前記ピペットシースは、底部を有し、前記底部は、該底部と前記連結部材との間に設けられた壁に連結され、前記壁は、1つ又は2つ以上の孔を有する、請求項114に記載のホルダ。
【請求項133】
前記連結部材、前記プロセス管、及び前記2本又は3本以上の試薬管は、単一品から作られている、請求項108に記載のホルダ。
【請求項134】
前記連結部材、前記プロセス管、前記2本又は3本以上の試薬管、及び前記廃棄物チャンバは、単一品から作られている、請求項110に記載のホルダ。
【請求項135】
前記連結部材、前記プロセス管、及び前記2本又は3本以上の試薬管は、ポリプロピレンで作られている、請求項108に記載のホルダ。
【請求項136】
前記連結部材、前記プロセス管、前記2本又は3本以上の試薬管、及び前記廃棄物チャンバは、ポリプロピレンで作られている、請求項110に記載のホルダ。
【請求項137】
少なくとも、前記プロセス管及び前記2本又は3本以上の試薬管は、半透明である、請求項108に記載のホルダ。
【請求項138】
種々の前記入口孔は、ピペット先端部を受入れるように構成されている、請求項108に記載のホルダ。
【請求項139】
生物学的サンプルからのPCR実施準備のできたDNA又はRNAの自動化調製を行う装置に用いられるように構成されている、請求項108に記載のホルダ。
【請求項140】
請求項108に記載のホルダのうちの1つ又は2つ以上を有する密閉パウチ。
【請求項141】
キットであって、
請求項108に記載のホルダのうちの1つ又は2つ以上を収容した第1のパウチと、
内部に不活性雰囲気を有すると共に凍結乾燥PCR試薬を収容した1本又は2本以上の管を有する第2のパウチとを有する、キット。
【請求項142】
請求項108に記載のホルダを24個有する、請求項142に記載のキット。
【請求項143】
ユニット化試薬ホルダであって、ストリップを有し、前記ストリップには、
単一のプロセス管が取付けられ、
1つ又は2つ以上の入れ物が取付けられ、各入れ物は、サンプル調製試薬と、第1の分析物に関するPCR試薬と、1つ又は2つ以上の液体試薬とから成る群から選択された試薬を収容し、
1つ又は2つ以上のピペット先端部を保持するように構成された1つ又は2つ以上のソケットが取付けられている、ユニット化試薬ホルダ。
【請求項144】
前記PCR試薬は、凍結乾燥されている、請求項143に記載のユニット化試薬ホルダ。
【請求項145】
4つのソケットを有する、請求項143に記載のユニット化試薬ホルダ。
【請求項146】
前記1つ又は2つ以上の液体試薬は、中和化緩衝液と、遊離緩衝液と、洗浄緩衝液とを含む、請求項143に記載のユニット化試薬ホルダ。
【請求項147】
前記1つ又は2つ以上の入れ物の各々の口を密封閉鎖するラミネートを更に有する、請求項143に記載のユニット化試薬ホルダ。
【請求項148】
前記1つ又は2つ以上の入れ物のうちの少なくとも1つは、取出し可能である、請求項143に記載のユニット化試薬ホルダ。
【請求項149】
前記1つ又は2つ以上のピペット先端部を包囲するように構成されたピペット先端部シースを更に有する、請求項143に記載のユニット化試薬ホルダ。
【請求項150】
廃棄物管を更に有する、請求項143に記載のユニット化試薬ホルダ。
【請求項151】
試薬ホルダであって、
プロセス管と、
1つ又は2つ以上のピペット先端部と、
1本又は2本以上の試薬管とを有し、前記1本又は2本以上の試薬管は、それぞれ、サンプルからのポリヌクレオチドの抽出を実施するのに十分な量の1つ又は2つ以上の試薬を収容し、前記プロセス管、前記1つ又は2つ以上のピペット先端部、及び前記1本又は2本以上の試薬管は、各々、単一の連結部材に接合されている、試薬ホルダ。
【請求項152】
廃棄物管と、
前記1つ又は2つ以上のピペット先端部を包囲するように構成されたピペット先端部シースとを更に有する、請求項151に記載のホルダ。
【請求項153】
前記連結部材は、第1の端部及び第2の端部を有し、前記プロセス管は、前記第1の端部か前記第2の端部かのいずれか一方のところに設けられている、請求項151に記載のホルダ。
【請求項154】
試薬管であって、
前記管の内面の底部のところに心出しされた切欠き又は隆起部の星状パターンを有する、試薬管。
【請求項155】
前記星状パターンは、3、4、5、6、8、9、10、又は12個から選択された数の頂点を有する、請求項154に記載の試薬管。
【請求項156】
前記切欠きは各々、V字形断面を有する、請求項154に記載の試薬管。
【請求項157】
前記切欠きは各々、幅を有し、前記幅は、最も幅の広い点から頂点までテーパしている、請求項154に記載の試薬管。
【請求項158】
前記最も幅の広い点は、前記星状パターンの中心の最も近くに位置する、請求項157に記載の試薬管。
【請求項159】
前記最も幅の広い点の幅は、50ミクロンである、請求項157に記載の試薬管。
【請求項160】
前記切欠きの各々は、深さを有し、前記深さは、最も深い点から頂点までテーパしている、請求項154に記載の試薬管。
【請求項161】
前記最も深い点は、前記星状パターンの中心の最も近くに位置している、請求項160に記載の試薬管。
【請求項162】
前記最も深い点の深さは、25〜50ミクロンである、請求項160に記載の試薬管。
【請求項163】
前記切欠きの各々は、その最も幅の広い点からその頂点までの最も短い距離として測定された長さを有する、請求項154に記載の試薬管。
【請求項164】
前記長さは、0.5mmである、請求項156に記載の試薬管。
【請求項165】
前記星状パターンは、回転対称軸を有し、前記回転対称軸は、前記試薬管の底部に垂直に位置し、前記切欠きは、前記回転対称軸に関して対称に配置されている、請求項154に記載の試薬管。
【請求項166】
前記星状パターンは、前記試薬管の前記底部の中心のところに円形の切欠きを更に有する、請求項154に記載の試薬管。
【請求項167】
0.3mlの容積を有する、請求項154に記載の試薬管。
【請求項168】
0.1ml〜0.65mlの容積を有する、請求項154に記載の試薬管。
【請求項169】
前記星状パターンは、液体を前記試薬管からピペット操作で取出すことができるように設計され、残留容積は、1マイクロリットル未満である、請求項154に記載の試薬管。
【請求項170】
前記試薬管の頂部は、前記試薬管の頂部上へのフィルムのヒートシール中、前記試薬管の頂部リムの膨張を減少させる面取り縁部を有する、請求項154に記載の試薬管。
【請求項171】
前記試薬管内に収容された試薬を更に有し、前記試薬管は、頂部がフィルムによって密封されている、請求項154に記載の試薬管。
【請求項172】
前記頂部に設けられた識別可能なコードを更に有する、請求項171に記載の試薬管。
【請求項173】
前記試薬は、液体又は凍結乾燥形態である、請求項171に記載の試薬管。
【請求項174】
液体ディスペンサであって、
1つ又は2つ以上のセンサと、
マニホルドと、
前記マニホルドと流体的に連通した1つ又は2つ以上のポンプと、
前記マニホルドと流体的に連通した1つ又は2つ以上の小出しヘッドと、
外部制御装置からの電気信号を受取る電気接続部とを有し、
前記液体ディスペンサは、前記1つ又は2つ以上のポンプを介する以外には、流体のための入口又は出口を備えていない液体ディスペンサ。
【請求項175】
4つの小出しヘッドを有し、各ヘッドは、ピペット先端部を受入れるように構成されている、請求項174に記載の液体ディスペンサ。
【請求項176】
2つ又は3つ以上のサンプルの溶液の分析又は調製と関連して流体を吸引し又は小出しするように構成されている、請求項174に記載の液体ディスペンサ。
【請求項177】
前記1つ又は2つ以上のセンサは、サンプル管又は試薬ホルダとの接触時に前記1つ又は2つ以上の小出しヘッドの垂直運動の中断を検出する可変力センサ又は停動センサを含む、請求項174に記載の液体ディスペンサ。
【請求項178】
前記1つ又は2つ以上の小出しヘッドは、個々にばね押しされている、請求項174に記載の液体ディスペンサ。
【請求項179】
前記マニホルドは、少なくともn+1個のバルブを有し、nは、前記小出しヘッドの個数である、請求項174に記載の液体ディスペンサ。
【請求項180】
前記ディスペンサの通常の作動中、サンプルの溶液は前記マニホルドに流入しない、請求項174に記載の液体ディスペンサ。
【請求項181】
1回の操作で1.0ml以下の量の流体を受入れ又は小出しするように構成されている、請求項174に記載の液体ディスペンサ。
【請求項182】
1回の操作で10nl〜1ml以下の量の流体を受入れ又は小出しするように構成されている、請求項181に記載の液体ディスペンサ。
【請求項183】
1つ又は2つ以上のサンプルホルダから液体を小出ししたり吸引したりするシステムであって、前記システムは、請求項174に記載の液体ディスペンサを有し、前記液体ディスペンサは、前記液体ディスペンサに三次元の並進自由度を提供する台に取付けられている、システム。
【請求項184】
前記三次元並進移動は、マイクロプロセッサにより制御される、請求項183に記載のシステム。
【請求項185】
前記制御装置は、z寸法方向に対し、前記制御装置が前記ポンプと一緒に動くよう前記ポンプ‐マニホルドシステムに取付けられている、請求項174に記載のシステム。
【請求項186】
前記センサは、個々のピペット先端部センサと、前記ポンプのエンコーダと、力センサと、及びイメージセンサとから成る群から選択される、請求項174に記載のシステム。
【請求項187】
バーコードセンサを更に有する、請求項174に記載のシステム。
【請求項188】
ピペット先端部を取外すストリッパプレートを更に有する、請求項174に記載のシステム。
【請求項189】
前記ストリッパプレートを前記ピペット先端部に垂直な平面内で動かすラック及びピニオン歯車を備えたステッパモータを更に有する、請求項188に記載のシステム。
【請求項190】
磁性粒子を分離する装置であって、
支持部材に取付けられた1つ又は2つ以上の磁石を有し、
前記1つ又は2つ以上の磁石が固定軸線に沿って前後に動くよう前記支持部材を動かすように構成された電動式機構を有し、
前記運動の少なくとも一部分の間、前記1つ又は2つ以上の磁石は、前記磁性粒子を収容した1つ又は2つ以上の入れ物に対して密接状態を維持し、
前記電動式機構を制御する制御回路を有する、装置。
【請求項191】
前記1つ又は2つ以上の磁石は、永久磁石である、請求項174に記載の装置。
【請求項192】
前記1つ又は2つ以上の磁石は、ネオジミウムで作られていて、磁界強度が5,000〜15,000ガウスである、請求項174に記載の装置。
【請求項193】
前記1つ又は2つ以上の磁石は、前記支持部材上に同一直線状に位置合わせされている、請求項174に記載の装置。
【請求項194】
前記固定軸線は、垂直に差し向けられている、請求項174に記載の装置。
【請求項195】
前記1つ又は2つ以上の入れ物の各々は、プロセス管である、請求項174に記載の装置。
【請求項196】
前記電動式機構は、前記支持部材が取付けられたシャフトと、前記支持部材を前記シャフトに沿って動かすように構成されたモータとを有する、請求項174に記載の装置。
【請求項197】
前記1つ又は2つ以上の磁石は、前記運動の少なくとも一部分の間、前記1つ又は2つ以上の入れ物から1〜2mm未満の距離を置いたところに位置している、請求項174に記載の装置。
【請求項198】
前記支持部材は、前記1つ又は2つ以上の入れ物から遠ざかって位置する第1の位置と、前記1つ又は2つ以上の入れ物に密接して位置する第2の位置との間で動くように構成され、前記支持部材は、更に、前記第2の位置の周りに所与の振幅で動くように構成され、前記振幅は、前記シャフトに沿って測定して前記第1の位置と前記第2の位置との間の距離よりも短い、請求項174に記載の装置。
【請求項199】
前記電動式機構によって制御される運動の方向以外の方向における前記支持部材の内部運動を制限するように構成された1つ又は2つ以上の案内部材を更に有する、請求項174に記載の装置。
【請求項200】
前記磁性粒子は、前記1つ又は2つ以上の入れ物内で溶液中に懸濁状態にあり、前記磁性粒子を分離するには、前記磁性粒子を集めて前記1つ又は2つ以上の入れ物の一部分上に集中させる、請求項174に記載の装置。
【請求項201】
12個の入れ物が設けられている、請求項174に記載の装置。
【請求項202】
請求項174に記載の装置を有する診断装置。
【請求項203】
一体形セパレータ・ヒータであって、
ヒータ組立体を有し、前記ヒータ組立体は、複数の独立に制御可能なヒータユニットを有し、各ヒータユニットは、複数のプロセス管の各々をそれぞれ受入れてこれを加熱するように構成され、
支持部材に取付けられた1つ又は2つ以上の磁石を有し、
前記1つ又は2つ以上の磁石が固定軸線に沿って前後に動くよう前記支持部材を動かすように構成された電動式機構を有し、前記運動の少なくとも一部分の間、前記1つ又は2つ以上の磁石は、前記ヒータ組立体内の前記プロセス管のうちの1本又は2本以上に対して密接状態を維持し、前記1本又は2本以上のプロセス管は、磁性粒子を収容し、
前記電動式機構を制御したり前記ヒータユニットの加熱を制御したりするようにする制御回路を有する、一体形ヒータ・セパレータ。
【請求項204】
前記1本又は2本以上のプロセス管の加熱と前記1本又は2本以上のプロセス管内の磁性粒子の分離の両方は、前記1本又は2本以上のプロセス管が前記1つ又は2つ以上のヒータユニット内に位置しているときに起こり、この場合、前記1本又は2本以上のプロセス管を前記加熱後に取外し又は再位置決めする必要がない、請求項203に記載の一体形ヒータ・セパレータ。
【請求項205】
前記1つ又は2つ以上のヒータユニットは、電力抵抗器を含む、請求項204に記載の一体形ヒータ・セパレータ
【請求項206】
前記1つ又は2つ以上のヒータユニットは、互いに同一直線状に位置合わせされている、請求項203に記載の一体形ヒータ・セパレータ
【請求項207】
前記1つ又は2つ以上のヒータユニットは各々、前記複数本のプロセス管の各々の下方部分を部分的に包囲するように構成されている内部キャビティを備えた加熱ブロックを有する、請求項203に記載の一体形ヒータ・セパレータ。
【請求項208】
前記内部キャビティは、前記磁石が前記プロセス管に密接して位置したときに、前記1つ又は2つ以上の磁石のうちの1つに隣接して位置する開放フェースを有する、請求項207に記載の一体形ヒータ・セパレータ。
【請求項209】
前記1つ又は2つ以上のヒータユニットは各々、加熱ブロックを有し、前記加熱ブロックは、アルミニウム、銀、金、銅、及びこれらの合金から選択された材料で作られている、請求項203に記載の一体形ヒータ・セパレータ。
【請求項210】
前記プロセス管のうちの1本の中に収容された1mlの生物学的サンプルを3分未満で室温から65℃まで加熱することができる、請求項203に記載の一体形ヒータ・セパレータ。
【請求項211】
前記ヒータ組立体は、前記加熱ブロックの各々のそれぞれの温度を検出して記録するように構成された1つ又は2つ以上の温度センサを更に有する、請求項203に記載の一体形ヒータ・セパレータ。
【請求項212】
前記1つ又は2つ以上の磁石は、前記支持部材上に同一直線状に位置合わせされている、請求項203に記載の一体形ヒータ・セパレータ。
【請求項213】
前記固定軸線は、垂直に差し向けられている、請求項203に記載の一体形ヒータ・セパレータ。
【請求項214】
前記電動式機構は、前記支持部材が取付けられたシャフトと、前記支持部材を前記シャフトに沿って動かすように構成されたモータとを有する、請求項203に記載の一体形ヒータ・セパレータ。
【請求項215】
前記支持部材は、前記1つ又は2つ以上の入れ物から遠ざかって位置する第1の位置と、前記1つ又は2つ以上の入れ物に密接して位置する第2の位置との間で動くように構成され、前記支持部材は、更に、前記第2の位置の周りに所与の振幅で動くように構成され、前記振幅は、前記シャフトに沿って測定して前記第1の位置と前記第2の位置との間の距離よりも短い、請求項203に記載の一体形ヒータ・セパレータ。
【請求項216】
12個のヒータユニットが設けられている、請求項203に記載の一体形ヒータ・セパレータ。
【請求項217】
請求項203に記載の一体形セパレータ・ヒータを有する診断装置。
【請求項218】
マイクロ流体基体であって、
複数のサンプルレーンを有し、前記複数のサンプルレーンの各々は、マイクロ流体ネットワークを有し、前記マイクロ流体ネットワークは、
入口、
第1のバルブ及び第2のバルブ、
前記入口から前記第1のバルブを通って反応チャンバに通じる第1のチャネル、及び
前記反応チャンバから前記第2のバルブを介して通気部に通じる第2のチャネルを互いに連通状態で有する、マイクロ流体基体。
【請求項219】
前記複数のサンプルレーンの各々は、他のレーンとは独立に1つ又は2つ以上のポリヌクレオチドを増幅するように構成されている、請求項218に記載のマイクロ流体基体。
【請求項220】
前記反応チャンバのうちの少なくとも1つの中でリアルタイムPCR実施するように構成されている、請求項218に記載のマイクロ流体基体。
【請求項221】
前記入口の各々は、ピペット先端部から所与の量のサンプルを受入れるように構成されている、請求項218に記載のマイクロ流体基体。
【請求項222】
サンプルの前記所与の量は、1〜20μlである、請求項221に記載のマイクロ流体基体。
【請求項223】
入口が、高さが少なくとも1mmであり、ピペット先端部の導入を受入れる最も幅の広い点の直径が1〜5mmの逆円錐台形構造を有する、請求項221に記載のマイクロ流体基体。
【請求項224】
前記複数のサンプルレーンのそれぞれの前記入口は、他ピペットヘッドディスペンサからの同時装填を可能にするよう互いに間隔を置いて位置している、請求項218に記載のマイクロ流体基体。
【請求項225】
前記第1のバルブ及び前記第1のバルブは、加熱時に溶け、反応チャンバと連通したチャネルを密封する温度感受性物質を含む、請求項218に記載のマイクロ流体基体。
【請求項226】
前記反応チャンバの容積は、3〜5μlである、請求項218に記載のマイクロ流体基体。
【請求項227】
前記複数のサンプルレーンは、12個のレーンである、請求項218に記載のマイクロ流体基体。
【請求項228】
前記反応チャンバの各々上に位置する蛍光検出窓を更に有する、請求項218に記載のマイクロ流体基体。
【請求項229】
請求項218に記載のマイクロ流体基体を有するマイクロ流体カートリッジ。
【請求項230】
前記カートリッジが相補形の診断装置によって単一の向きで受入れられるようにする位置合わせ部材を更に有する、請求項229に記載のマイクロ流体。
【請求項231】
前記PCR反応チャンバ、前記入口孔、及び前記PCR反応チャンバを隔離する前記バルブを含む前記マイクロ流体ネットワークの各々は、単一の基体内に構成されている、請求項229に記載のマイクロ流体カートリッジ。
【請求項232】
前記基体は、剛性基体であって、空気又は液体を通さず、前記カートリッジの作動中における空気又は液体の流入又は流出は、前記入口又は通気部を介してのみ可能である、請求項218に記載のマイクロ流体カートリッジ。
【請求項233】
マイクロ流体カートリッジであって、
上側及び反対側の下側を有すると共に複数のサンプルレーンを備えたマイクロ流体ネットワークを有する基体と、
前記下側に取付けられたラミネートと、
前記上側に取付けられたラベルとから成る、カートリッジ。
【請求項234】
前記複数のレーンの各レーンは、マイクロ流体ネットワークを有し、前記マイクロ流体ネットワークは、
入口、
第1のバルブ及び第2のバルブ
前記入口から前記第1のバルブを経て反応チャンバに通じる第1のチャネル、及び
前記反応チャンバから前記第2のバルブを経て通気部に通じる第2のチャネルを互いに流体連通状態で有する、請求項233に記載のカートリッジ。
【請求項235】
各バルブは、前記基体の前記上側に開口した装入孔を有し、前記ラベルは、前記装入孔を覆ってこれを密封している、請求項234に記載のカートリッジ。
【請求項236】
前記マイクロ流体ネットワークは、前記入口から前記第2のバルブまでを充填するのに必要な時間が前記出口通気部まで充填するのに必要な時間の50%未満であるように構成されている、請求項234に記載のカートリッジ。
【請求項237】
各マイクロ流体ネットワークは、前記カートリッジ中に小出しされた余分な液体を収容するオーバーフローリザーバを有する、請求項234に記載のカートリッジ。
【請求項238】
前記ラミネート材料は、少なくとも一方の面にAdhesive 420被膜を備えた被覆テープである、請求項234に記載のカートリッジ。
【請求項239】
2次元バーコードサンプル識別子が、前記ラベル上に存在している、請求項234に記載のカートリッジ。
【請求項240】
前記バルブに感熱性材料を充填したときに使用される2つ又は3つ以上の位置決め要素を更に有する、請求項234に記載のカートリッジ。
【請求項241】
積み重ね可能に構成されている、請求項234に記載のカートリッジ。
【請求項242】
前記基体は、2つの隆起部を有し、前記隆起部は各々、前記カートリッジの2つの互いに反対側の縁部の各々に沿ってそれぞれ配置され、前記隆起部は、前記基体の前記上側に設けられている、請求項234に記載のカートリッジ。
【請求項243】
前記2つの隆起部は、前記カートリッジをトレイ上に水平に支持できるが、前記基体の前記下側を前記トレイの下に位置させたままにするように構成されている、請求項242に記載のカートリッジ。
【請求項244】
複数種類のポリヌクレオチド含有サンプルに対してPCRを独立に実施する方法であって、前記方法は、
前記複数のサンプルをマイクロ流体カートリッジ中に導入するステップを有し、前記カートリッジは、前記複数のサンプルの互いに独立の熱サイクル作動を可能にするように構成された複数のPCR反応チャンバを有し、
前記複数のサンプルを互いに独立に前記複数のPCR反応チャンバ内にそれぞれ移動させるステップを有し、
前記複数のPCR反応チャンバを隔離するステップを有し、
前記PCR反応チャンバに独立に連続した加熱サイクル及び冷却サイクルを適用することにより前記複数のサンプル内に含まれているポリヌクレオチドを増幅するステップを有する、方法。
【請求項245】
準備装置であって、
多数の核酸含有サンプルから核酸を同時に抽出するように構成された第1のモジュールを有し、前記第1のモジュールは、
1つ又は2つ以上のラックを有し、各ラックは、多数のサンプル及び対応した数のホルダを受入れるように構成され、各ホルダは、プロセスチャンバ、廃棄物チャンバ、1つ又は2つ以上のピペット先端部、及び1つ又は2つ以上の入れ物を有し、前記1つ又は2つ以上の入れ物は、それぞれ、サンプルからの核酸の抽出を実行するのに十分な量の1つ又は2つの以上の試薬を収容し、
各ホルダの前記プロセスチャンバに対して動くように構成された磁気セパレータを有し、
前記プロセスチャンバの各々を独立に加熱するように構成されたヒータ組立体を有し、
2つ又は3つ以上のホルダに対する流体移送作業を同時に実行するように構成された液体ディスペンサを有し、
前記多数のサンプルから抽出された前記核酸を受入れてこれを貯蔵するように構成された第2のモジュールを有する、装置。
【請求項246】
前記多数の核酸含有サンプルの各々がどういうものであるかをチェックするように構成されたサンプル識別検査機構を更に有する、請求項245に記載の装置。
【請求項247】
前記サンプル識別検査機構は、光学式文字読取り装置、バーコード読取り装置、及び無線周波タグ読取り装置から選択される、請求項246に記載の装置。
【請求項248】
前記液体ディスペンサは、4つのヘッドを有し、各ヘッドは、ホルダ内の前記1つ又は2つ以上のピペット先端部からピペット先端部を受入れるように構成されている、請求項245に記載の装置。
【請求項249】
2つのヘッドが同じホルダからピペット先端部を受入れるわけではない、請求項248載の装置。
【請求項250】
前記液体ディスペンサは、3つの並進自由度を備えた台に取付けられる、請求項245に記載の装置。
【請求項251】
前記液体ディスペンサ、前記ヒータ組立体、及び前記磁気セパレータの作動を制御するように構成された電子回路を更に有する、請求項245に記載の装置。
【請求項252】
前記電子回路は、前記液体小出しヘッドの作動を制御する、請求項251に記載の装置。
【請求項253】
前記電子回路は、前記ヒータ組立体が前記プロセスチャンバに独立に熱を加えるようにするように構成されている、請求項251に記載の装置。
【請求項254】
前記電子回路は、前記磁気セパレータが各ホルダの前記プロセスチャンバに対して繰り返し動くようにするように構成されている、請求項251に記載の装置。
【請求項255】
前記ホルダは、取外し可能である、請求項245に記載の装置。
【請求項256】
前記ホルダは、1回使用に適しており、使い捨てである、請求項245に記載の装置。
【請求項257】
前記磁気セパレータは、前記プロセスチャンバに対して繰り返し動くように構成されている、請求項245に記載の装置。
【請求項258】
2つのラックを有する、請求項245に記載の装置。
【請求項259】
サンプルの数は、12個である、請求項245に記載の装置。
【請求項260】
前記第2のモジュールは、前記サンプルの各々から抽出された核酸のための別々の箇所を有する、請求項245に記載の装置。
【請求項261】
前記別々の箇所の冷却は、電子回路によって制御される、請求項260に記載の装置。
【請求項262】
前記第2のモジュールは、前記サンプルの各々から抽出された核酸のための別個のPCR管を有する、請求項245に記載の装置。
【請求項263】
1本又は2本以上のPCR管が、凍結乾燥PCR試薬を収容している、請求項262に記載の装置。
【請求項264】
1本又は2本以上のPCR管が、第1の分析物を検出するのに適した第1の凍結乾燥PCR試薬及び第2の分析物を検出するのに適した第2の凍結乾燥PCR試薬を収容している、請求項262に記載の装置。
【請求項265】
前記第2のモジュールは、ペルチェ式冷却器を有する、請求項245に記載の装置。
【請求項266】
前記第2のモジュールは、前記サンプルから抽出された核酸を受入れる2つ以上の領域を有する、請求項245に記載の装置。
【請求項267】
前記2つ以上の領域は、互いに独立に冷却される、請求項266に記載の装置。
【請求項268】
前記第1のモジュールは、2つ以上のラックを有し、前記第2のモジュールは、2つ以上の領域を有する、請求項266に記載の装置。
【請求項269】
前記ホルダの各々は、プロセス管と、サンプル調製試薬、PCR試薬、及び1つ又は2つ以上の液体試薬のための1つ又は2つ以上の入れ物と、廃棄物管と、1つ又は2つ以上のピペット先端部を保持するように構成された1つ又は2つ以上のソケットと、前記1つ又は2つ以上のピペット先端部を包囲するように構成されたピペット先端部シースとを有する、請求項245に記載の装置。
【請求項270】
前記ピペットシースは、4つのピペット先端部を保持するように構成されている、請求項269に記載の装置。
【請求項271】
前記ホルダの各々は、識別子を有する、請求項245に記載の装置。
【請求項272】
前記識別子は、バーコードである、請求項245に記載の装置。
【請求項273】
前記ホルダは凍結乾燥サンプル調製試薬を収容している、請求項245に記載の装置。
【請求項274】
前記1つ又は2つ以上の液体試薬は、洗浄緩衝液、遊離緩衝液、及び中和化緩衝液を含む、請求項266に記載の装置。
【請求項275】
前記ホルダは、前記1つ又は2つ以上の液体試薬をこれらのそれぞれの入れ物の中に封入するよう配置されたラミネート構造体を有する、請求項266に記載の装置。
【請求項276】
前記ラミネートは、順番に、アルミ箔の層と、接着剤層と、ポリマー層と、ヒートシール層とを有し、前記ヒートシール層は、前記1つ又は2つ以上の液体試薬に隣接して位置して、請求項275に記載の装置。
【請求項277】
前記アルミ箔は、厚さが0.1〜15ミクロンであり、前記ポリマー層は、厚さが15〜25ミクロンである、請求項276に記載の装置。
【請求項278】
前記ラミネートは、順番に、蒸着され又はスパッタリングされたアルミニウムの層と、ポリマー層と、ヒートシール層とを有し、前記ヒートシール層は、前記1つ又は2つ以上の液体試薬に隣接して位置している、請求項276に記載の装置。
【請求項279】
前記アルミニウム層は、厚さが0.1〜1ミクロンであり、前記ポリマー層は、厚さが25〜30ミクロンである、請求項278に記載の装置。
【請求項280】
前記ポリマー層は、ポリプロピレンである、請求項276又は278に記載の装置。
【請求項281】
前記プロセスチャンバは、その底部内面に設けられた星状隆起部パターンを有する、請求項245に記載の装置。
【請求項282】
前記サンプルは、サンプル管内に保持され、各ホルダは、各サンプル管をそれぞれ受入れるように構成されている、請求項245に記載の装置。
【請求項283】
前記複数のサンプルの抽出を約30分で実施するように構成されている、請求項245に記載の装置。
【請求項284】
前記複数のサンプルは、前記サンプルの数の整数倍である、請求項245に記載の装置。
【請求項285】
前記1つ又は2つ以上のラックは、取出し可能である、請求項245に記載の装置。
【請求項286】
前記1つ又は2つ以上のラックは各々、前記装置の外部に配置されたとき、前記多数のサンプル及びこれに対応した数のホルダを受入れるように構成されている、請求項245に記載の装置。
【請求項287】
前記電子回路は、プロセッサを有し、前記装置は、前記プロセッサに結合された少なくとも1つの入力装置を更に有し、前記少なくとも1つの入力装置は、キーボードと、キーパッドと、スタイラス又はユーザの指からの入力を受取るように構成された接触式表面と、マイクロホンと、トラックパッドと、網膜スキャナと、フィンガプリント読取り装置と、ホログラフィーにより投影されるインタフェースと、マウスとから成る群から選択される、請求項251に記載の装置。
【請求項288】
プロセッサ、入力装置、及び通信インタフェースのうちの1つ又は2つ以上からデータを受取るように構成されたデータ記憶メディアを更に有し、前記記憶メディアは、ハードディスクドライブと、光学ディスクドライブと、フラッシュカードと、USBドライブと、CD−ROMとから成る群から選択される、請求項245に記載の装置。
【請求項289】
前記プロセッサに結合された通信インタフェースを更に有し、前記通信インタフェースは、シリアル接続部と、パラレル接続部と、ワイヤレスネットワーク接続部と、ワイアード接続部と、1つ又は2つ以上のUSBポートとから成る群から選択される、請求項245に記載の装置。
【請求項290】
プロセッサに結合された少なくとも1つの出力装置を更に有し、前記少なくとも1つの出力装置は、視覚表示装置、プリンタ、ホログラフィーック投写、及びスピーカから選択される、請求項245に記載の装置。
【請求項291】
前記装置は、携帯可能であり又は実験室の台上に載置できる、請求項245に記載の装置。
【請求項292】
前記多数のサンプルは各々、唾液と、尿と、血液と、精液と、粘液と、髄液とから成る群から独立に選択される、請求項245に記載の装置。
【請求項293】
診断装置であって、
1つ又は2つ以上のラックを有し、各ラック上には、多数の核酸収容サンプル及びこれに対応した数のホルダが取付けられ、各ホルダは、プロセスチャンバと、廃棄物チャンバと、1つ又は2つ以上のピペット先端部と、1つ又は2つ以上の入れ物を有し、前記1つ又は2つ以上の入れ物は、それぞれ、サンプルからの核酸の抽出を実施するのに十分な量の1つ又は2つ以上の試薬を収容し、
第1の位置から前記1つ又は2つ以上のホルダの各々の前記プロセスチャンバに隣接した第2の位置に移動可能である磁気セパレータを有し、
多数のヒータユニットを有するヒータ組立体を有し、前記ヒータユニットの各々は、プロセスチャンバと接触状態にあり、
第1のホルダの上方の第1の位置から第2のホルダの上方の第2の位置まで移動可能である液体ディスペンサを有し、
多数のコンパートメントを有する貯蔵コンパートメントを有し、各コンパートメントは、前記多数のサンプルの各々から抽出された核酸をそれぞれ貯蔵する、準備装置。
【請求項294】
ユニット化試薬ホルダであって、ストリップを有し、前記ストリップには、
単一のプロセス管が取付けられ、
1つ又は2つ以上の入れ物が取付けられ、各入れ物は、サンプル調製試薬と、1つ又は2つ以上の液体試薬とから成る群から選択された試薬を収容し、
廃棄物管が取付けられ、
1つ又は2つ以上のピペット先端部を保持するように構成された1つ又は2つ以上のソケットが取付けられ、
前記1つ又は2つ以上のピペット先端部を包囲するように構成されたピペット先端部シースが取付けられている、ユニット化試薬ホルダ。
【請求項295】
4つのソケットを有する、請求項294に記載のユニット化試薬ホルダ。
【請求項296】
前記1つ又は2つ以上の液体試薬は、中和化緩衝液と、遊離緩衝液と、洗浄緩衝液とを含む、請求項295に記載のユニット化試薬ホルダ。
【請求項297】
前記1つ又は2つ以上の入れ物の各々の口を密封閉鎖するラミネートを更に有する、請求項294に記載のユニット化試薬ホルダ。
【請求項298】
前記1つ又は2つ以上の入れ物のうちの少なくとも1つは、取出し可能である、請求項294に記載のユニット化試薬ホルダ。
【請求項299】
液体ディスペンサであって、
1つ又は2つ以上のセンサと、
マニホルドと、
前記マニホルドと流体的に連通した1つ又は2つ以上のポンプと、
前記マニホルドと流体的に連通した1つ又は2つ以上の小出しヘッドと、三次元の並進移動自由度を提供する台と、
外部制御装置から電気信号を受取る電気接続部とを有し、
前記液体ディスペンサは、前記ポンプを介する以外には、流体のための入口又は出口を備えていない、液体ディスペンサ。

【図1A】
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【図1B】
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【図2】
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【図3A】
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【図3B】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8A】
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【図8B】
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【図8C】
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【図8D】
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【図8E】
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【図8F】
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【図8G】
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【図8H】
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【図8I】
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【図8J】
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【図8K】
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【図9】
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【図10A】
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【図10B】
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【図11】
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【図12A】
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【図12B】
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【図12C】
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【図13A】
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【図13B】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17A】
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【図17B】
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【図17C】
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【図17D】
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【図18】
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【図19A】
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【図19B】
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【図19C】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25A】
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【図25B】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38A】
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【図38B】
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【図39A】
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【図39B】
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【図40A】
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【図40B】
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【図40C】
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【図41】
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【図42】
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【図43】
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【図44】
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【図45】
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【図46】
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【図47A】
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【図47B】
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【図47C】
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【図48】
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【図49A】
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【図49B】
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【図50】
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【図51A】
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【図51B】
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【図51C】
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【図52】
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【図53】
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【図54A】
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【図54B】
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【図55A】
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【図55B】
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【図56】
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【図57】
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【図58】
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【図59】
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【図60】
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【図61】
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【図62】
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【図63】
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【図64】
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【図65A】
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【図65B】
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【図66】
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【図67】
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【図68】
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【図69】
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【図70】
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【図71】
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【図72A】
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【図72B】
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【図73】
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【図74】
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【図75】
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【図76】
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【図77】
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【図78】
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【図79A】
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【図79B】
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【図80】
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【図81】
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【図82】
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【図83】
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【図84】
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【図85A】
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【図85B】
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【図85C】
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【図86】
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【図87】
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【図88】
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【図89】
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【図90】
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【図91】
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【公表番号】特表2010−533490(P2010−533490A)
【公表日】平成22年10月28日(2010.10.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−517005(P2010−517005)
【出願日】平成20年7月14日(2008.7.14)
【国際出願番号】PCT/US2008/008640
【国際公開番号】WO2009/054870
【国際公開日】平成21年4月30日(2009.4.30)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.リナックス
2.Linux
【出願人】(503354871)ハンディーラブ インコーポレイテッド (6)
【Fターム(参考)】