説明

天板取付構造及び背板取付構造

【課題】特に前端側に長尺なステー部を有する天板受に天板を取り付ける場合等に、天板を脚に簡単に連結でき、その連結のための構造によって外観を損なうことがないようにした天板取付構造を実現する。
【解決手段】天板受1xより上方に向けて突設した上向き固定爪121及び上向き可動爪122を具備し、天板2の下面に設けたフック孔201,202に上向き固定爪121及び上向き可動爪122を挿入して相対動作させることにより、これら両爪121,122をフック孔201、202の開口縁に係り合わせて天板2を天板受1xに取り付けるように構成する。そして、ステー部12内に、上向き固定爪121及び上向き可動爪122を相対的に接離動作させるための天板取付用駆動機構4を内設した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、天板や背板の取り付けを簡単かつ確実に行えるようにした天板取付構造及び背板取付構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
例えば、脚に天板を取り付ける構造として、特許文献1に示すもの等が知られている。このものは、脚のステーの上端に固定爪を設ける一方、天板の下面にフック孔を開口し、フック孔に固定爪を挿入した状態で天板をスライドさせることによって、固定爪をフック孔に係り合わせて、天板を脚に取り付けるようにしている。
【0003】
また、特許文献2に示すものは、脚支柱の上端に固定爪と可動爪を設ける一方、脚の外壁の外側にグリップ式のねじ部材を取り付け、このねじ部材を可動爪に螺合させて駆動機構を構成している。そして、グリップを操作することによって、外壁を足場にして可動爪を螺進退させ、固定爪及び可動爪を天板の開口に係り合わせるようにしている。
【特許文献1】特許第2630048号公報
【特許文献2】特許第2713199号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、かかる特許文献1の構成だと、取付金具が露出して外観を損ない易い上に、天板全体を引き寄せなければならないため、比較的大きな締め付け力を必要とするという問題がある。
【0005】
一方、特許文献2に示すものは、ねじ送りによって可動爪を作動させるので、操作力は軽減されるが、やはりグリップ等が露出して外観を損ね易いという問題がある。
【0006】
本発明は、このような課題に着目してなされたものであって、特に前端側に長尺なステー部を有する天板受に天板を取り付ける場合等に、天板を脚に簡単に連結でき、その連結のための構造によって外観を損なうことがないようにした天板取付構造を実現するとともに、これに準じて、脚側板に背板を取り付ける際にも同様の効果が得られるようにした背板取付構造を同時に実現することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、かかる目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。
【0008】
先ず、本発明の天板取付構造は、少なくとも前端側に長尺なステー部を有する天板受に天板を取り付けるにあたり、前記天板受より上方に向けて突設した第1、第2の天板係り合い部を具備し、天板の下面に設けた開口に両天板係り合い部を挿入して相対動作させることにより、これらの天板係り合い部を開口縁に係り合わせて天板を天板受に取り付けるようにしたものである。そして、前記ステー部内に、前記第1、第2の天板係り合い部を相対的に接離動作させるための天板取付用駆動機構を内設したことを特徴とする。
【0009】
このように天板係り合い部の相対的な接離動作を利用するものは、操作が簡単である反面、天板取付用駆動機構を配置するためにデスク等の外観に何らしかの大きな突出部分が存在するものであったが、本発明のように天板取付用駆動機構をステー部に内設するようにすれば、脚などの外観を損なわずに、着脱容易な天板取付構造を有効に実現することができる。そして、駆動機構を構成する部品類が組み込まれることで、これらを紛失することなく天板付家具の施工等が可能となる。なお、天板取付用駆動機構自体には手動で操作するもの以外に電動で動作するものも含まれる。
【0010】
天板取付用駆動機構の適切な作動を確保するためには、ステー部が、少なくとも一部に中空部を形成する補強部材を内有し、その中空部に天板取付用駆動機構を配置して、第1、第2の天板係り合い部をその補強部材内で相対的に接離動作するように前記天板取付用駆動機構に関連づけていることが望ましい。
【0011】
好ましい天板取付用駆動機構の態様としては、ステー部の長手方向に沿って延びるねじ部材を具備し、このねじ部材を少なくとも何れか一方の天板係り合い部に係り合わせてこれをねじ送りするように構成しているものが挙げられる。
【0012】
良好な作業性を確保するためには、ねじ部材を回転させるための回転力入力端を、ねじ部材に沿ってステー部から前方若しくは斜め前方に表出させ得るようにしていることが望ましい。
【0013】
ねじ部材に対する操作を適正化ならしめるためには、ねじ部材は、頭部に回転力入力端を設けられ、一部をリテーナに押し当てた状態で回転することにより天板係り合い部をねじ送りするように構成されているとともに、その頭部に隣接させてステー部内に頭部押えを着脱可能に配置し、この頭部押えに、前記回転力入力端を前方若しくは斜め前方に開放するための開放窓を設けていることが好ましい。
【0014】
天板付家具に付帯する天板の位置決めを適切になすためには、第1の天板係り合い部が固定位置にあって天板の開口に係り合った際に天板に対する位置決めをなし、第2の天板係り合い部は可動であって天板の開口に食い込むようにして係り合うように構成されていることが望ましい。
【0015】
このような天板取付構造を利用すれば、外観を損なわずに天板の着脱を簡単、適切に行うことのできる天板付家具を提供することができる。
【0016】
また、本発明の背板取付構造は、脚側板の後面に背板を取り付けるにあたり、脚側板の後面より後方に向けて突設した第1、第2の背板係り合い部を具備し、背板の前面に設けた開口に両背板係り合い部を挿入して相対動作させることにより、これらの背板係り合い部を開口縁に係り合わせて背板を脚側板の後面に取り付けるようにしたものである。そして、前記脚側板内に、前記第1、第2の背板係り合い部を相対的に接離動作させるための背板取付用駆動機構を内設したことを特徴とする。
【0017】
上記に準じて、背板取付用駆動機構を脚側板に内設するようにすれば、脚などの外観を損なわずに、着脱容易な背板取付構造を有効に実現することができる。そして、駆動機構を構成する部品類が組み込まれることで、これらを紛失することなく背板付家具の施工等が可能となる。この場合も、背板取付用駆動機構自体には手動で操作するもの以外に電動で動作するものも含まれる。
【0018】
背板取付用駆動機構の適切な作動を確保するためには、脚側板が、少なくとも一部に中空部を形成する補強部材を内有し、その中空部に背板取付用駆動機構を配置して、第1、第2の背板係り合い部をその補強部材内で相対的に接離動作するように前記背板取付用駆動機構に関連づけていることが望ましい。
【0019】
好ましい背板取付用駆動機構の態様としては、脚側板の後面に沿って延びるねじ部材を具備し、このねじ部材を少なくとも何れか一方の背板係り合い部に係り合わせてこれをねじ送りするように構成しているものが挙げられる。
【0020】
良好な作業性を確保するためには、ねじ部材を回転させるための回転力入力端を、ねじ部材に沿って脚側板から上方若しくは斜め上方に表出させ得るようにしていることが望ましい。
【0021】
ねじ部材に対する操作を適正化ならしめるためには、ねじ部材は、頭部に回転力入力端を設けられ、一部をリテーナに押し当てた状態で回転することにより背板係り合い部をねじ送りするように構成されているとともに、その頭部に隣接させてステー部内に頭部押えを着脱可能に配置し、この頭部押えに、前記回転力入力端を上方若しくは斜め上方に開放するための開放窓を設けていることが好ましい。
【0022】
背板付家具に付帯する背板の上下方向の位置決めを適切になすためには、第1の背板係り合い部が固定位置にあって背板の開口に係り合った際に背板に対する位置決めをなし、第2の背板係り合い部は可動であって背板の開口に食い込むようにして係り合うように構成されていることが望ましい。
【0023】
このような背板取付構造を利用すれば、外観を損なわずに背板の着脱を簡単、適切に行うことのできる背板付家具を提供することができる。
【発明の効果】
【0024】
本発明は、以上説明した構成であるから、特に前端側に長尺なステー部を有する天板受に天板を取り付ける場合等に、天板を脚に簡単に連結でき、その連結のための構造によって外観を損なうことがないようにした天板取付構造を、これを流用した背板取付構造とともに提供することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
【0026】
図1及び図2は、この実施形態の取付構造が適用されるデスクを示している。このデスクは、一対の脚1,1の間を補強メンバを兼ねる天板2及び背板3で連結して構成されるものである。
【0027】
脚1は脚側板11の上下両端より前方に延びるステー部12及びベース部13を備えたもので、ステー部12の後方であって脚側板11の上方位置に第1の天板係り合い部たる上向き固定爪121を突出し、ステー部12の前端側の上方に第2の天板係り合い部たる上向き可動爪122を突出させている。また、脚側板11の中段部の後方に第1の背板係り合い部たる後向き固定爪111を突出し、脚側板11の上段部の後方に第2の背板係り合い部たる後向き可動爪112を突出させている。
【0028】
脚1の内部構造は、図3及び図4(b)に示すように、脚側板11の前後2箇所に内設される前側縦補強部110Xおよび後側縦補強部110Yと、図3及び図4(a)に示すように、ステー部12に内設されて当該ステー部12に沿って延びる上補強部120と、図3及び図4(c)に示すように、ベース部13に内設されて当該ベース部13の長手方向に沿って延びる下補強部130とを具備しており、その内側にハニカム状のペーパコア110Zを配置している。そして、これらの補強部110X,110Y、120、130及びペーパコア110Zの左右両面に接着材を介して鋼板10をそれぞれ添設させ、加圧接着加工によりこれら補強部110X,110Y、120、130と、ペーパコア110Zと、鋼板10とを接合している。
【0029】
上補強部120は、図5に示すように、下向コ字形の外側上補強部材120aの内側において、前端付近を除く部位に下向コ字形をなす第1の内側上補強部材120bを配置し、前端付近に上向コ字形をなす第2の内側上補強部材120cを配置したものである。
【0030】
そして、図5〜図7に示すように、前記上補強部120に、上向き固定爪121と上向き可動爪122をそれぞれ対をなして設けるとともに、上向き固定爪121に対して上向き可動爪122を相対的に接離動作させるための天板取付用駆動機構4を上補強部120内に組み込んでいる。
【0031】
上向き固定爪121は、脚側板11の上方位置において外側上補強部材120aの一部に固定して設けられ、首部121aを外側上補強部材120aに設けたスリット120a1を通過して上方に突出させたもので、先端部121bを反使用縁側に向けて逆L字形に屈曲している。この上向き固定爪121の先端部121bの下縁121b´はステー部12の上向面に対して傾斜したテーパ状をなしている。
【0032】
上向き可動爪122は、ステー部12の前端付近において外側上補強部材120aと第2の内側上補強部材120cとによって形成される中空部内に非固定状態で設けられ、首部122aを外側上補強部材120aに設けたスリット120a2を通過して上方に突出させたもので、先端部122bを使用縁側に向けて逆L字形に屈曲させている。この上向き可動爪122の先端部122bの下縁122b´はステー部12の上向面に対して傾斜したテーパ状をなしている。
【0033】
天板取付用駆動機構4は、前記上向き可動爪122の基端同士を連結する連結部122cに設けたねじ孔部41と、ステー部12の長手方向に沿って配置され先端側を前記ねじ孔41にねじ送り可能に螺合させるねじ部材42とを具備するもので、このねじ部材42はねじ孔部41に螺合する手前で第2の内側上補強部材120cに固定して設けたリテーナ43の軸通過孔43aに差し込まれるようにしている。この通過孔43aの孔径はねじ部材42の頭部42aよりも小径に設定されており、ねじ部材42の頭部42aには工具を係り合わせることのできる六角穴等の操作力入力端42xが設けられている。また、このねじ部材42の手前側には、頭部を前方に開放するための開放窓44aを有した頭部押えたるシャッター44がねじ部材42を組み込んだ後に装着されるようにしており、シャッター44を通過させるスリット120a3が外側上補強部材120aの上面に開口し、シャッター44に設けた下向の凸部44bを差し込むシャッター受け孔120c1が第2の内側上補強部材120cの底部に開口している。
【0034】
ねじ部材42は、頭部42aをリテーナ43に押し当てた状態でシャッター44の孔44aを介して前方から挿入した工具によって回転操作される。
【0035】
このような構成により、ステー部12の上向面から脚側板11の上向面に亘る部位が天板受1xとなる。
【0036】
そして、ねじ部材42を回転させるための回転力入力端42xを、ねじ部材42に沿って図2に示すステー部12の前方に表出させ得るようにしており、そのステー部12の前方には、非操作時にキャップc1が装着されるようにしている。
【0037】
一方、天板2は、図2に示すように、面板部21の下面に前枠22、後枠23及び左右の側枠24を有したもので、側枠24における前記上向き固定爪121及び上向き可動爪122の対応位置にそれぞれ開口たる一対のフック孔201,202が形成してある。
【0038】
そして、図8に示すように、ステー部12及び脚側板11からなる天板受1x上に天板2を、それらのフック孔201,202を介して上向き固定爪121及び上向き可動爪122を挿入した状態で載せ置き、その状態から前記ねじ部材42に電動工具P等を係り合わせて駆動することによって、上向き可動爪122を上向き固定爪121から離れる方向にねじ送りし、これにより上向き固定爪121を対応するフック孔201の後縁に、また上向き可動爪122を対応するフック孔202の前縁にそれぞれ係り合わせて、天板2を天板受1x上に固定するようにしている。このとき、上向き固定爪121を上向き可動爪122に比してフック孔201の後縁に優先的に係り合うような形状(例えば先端121bのテーパの傾斜を緩くしたり首部121aを長くするなど)に設定すれば、上向き固定爪121で天板2の奥行き方向の位置決めをなし、上向き可動爪122をフック孔202の前縁に食い込むようにして係り合わせて強く連結することができる。フック孔201,202は固定爪121及び可動爪122が係り合う方向に向かって漸次巾狭になっており、固定爪121及び可動爪122がフック孔201,202に食い込むに従って天板2と脚1を巾方向にも強連結できるようにもなっている。この場合、ステー部12の前端はキャップc1を装着しない状態では前方に開口して、その開口の奥にねじ部材42のねじ頭42aが待機した状態にあり、前方からその操作力入力端42xに電動工具P等を差し込んでねじ部材42を駆動することにより、天板2を支持する左右の脚1、1それぞれにつき1回の作業で天板2の脚1への連結を完了することができる。
【0039】
後側縦補強部110Yは、図9及び図10に示すように、前向コ字形の外側縦補強部材110aの内側において、中段部に板状をなす第1の内側縦補強部材110bを配置し、上端付近に前向コ字形をなす第2の内側縦補強部材110cを配置したもので、外側が鋼板によって化粧されるようにしている。
【0040】
そして、図9〜図11に示すように、前記後側縦補強部110Yに、後向き固定爪111と後向き可動爪112とをそれぞれ対をなして設けるとともに、後向き固定爪111に対して後向き可動爪112を相対的に接離動作させるための背板取付用駆動機構5を後側縦補強部110Y内に組み込んでいる。
【0041】
後向き固定爪111は、第1の内側縦補強部材110bの一部に固定して設けられ、首部111aを外側縦補強部材110aに設けたスリット110a1を通過して後方に突出させたもので、先端部111bを下方に向けて逆L字形に屈曲させている。この後向き固定爪111の先端部111bの下縁111b´は脚側板11の裏面に対して傾斜したテーパ状をなしている。
【0042】
後向き可動爪112は、外側縦補強部材110aと第2の内側縦補強部材110cとによって形成される中空部内に非固定状態で設けられ、首部112aを外側縦補強部材110aに設けたスリット110a2を通過して後方に突出させたもので、先端部112bを上方に向けて逆L字形に屈曲させている。後向き可動爪112の先端部112bの下縁112b´は脚側板11の裏面に対して傾斜したテーパ状をなしている。
【0043】
背板取付用駆動機構5は、前記後向き可動爪112の基端同士を連結する連結部112cに設けたねじ孔部51と、脚側板11の上下方向に沿って配置され先端側を前記ねじ孔51にねじ送り可能に螺合させたねじ部材52とを具備するもので、このねじ部材52はねじ孔部51に螺合する手前で第2の内側縦補強部材110cに固定して設けたリテーナ53の通過孔53aに差し込まれるようにしている。この通過孔53aの孔径はねじ部材52の頭部52aよりも小径に設定されており、ねじ部材52の頭部52aには工具を係り合わせることのできる六角穴等の操作力入力端52xが設けられている。また、このねじ部材52の手前側には、頭部52aを上方に開放するための開放窓54aを有した頭部押えたるシャッター54がねじ部材52を組み込んだ後に装着されるようにしており、シャッター54を通過させるスリット110a3が外側縦補強部材110aに開口し、シャッター54に設けた前向の凸部54bを差し込むシャッター受け孔110c1が第2の内側縦補強部材110cに開口している。
【0044】
ねじ部材52は、頭部52aをリテーナ53に押し当てた状態でシャッター54の孔54aを介して上方から挿入した工具によって回転操作される。
【0045】
このような構成により、脚側板11の裏面が背板受1yとなる。
【0046】
そして、ねじ部材52を回転させるための回転力入力端52xを、ねじ部材52に沿って図2に示すように脚側板11の後端側から上方に表出させ得るようにしており、その脚側板11の上方には、非操作時にキャップc2が装着されるようにしている。
【0047】
一方、背板3は、図2に示すように、面板部31の前面側に少なくとも左右の側枠34を有したもので、側枠34における前記後向き固定爪111及び後向き可動爪112の対応位置にそれぞれ開口たる一対のフック孔301,302が形成してある。
【0048】
そして、図12に示すように、脚側板11の後方に背板3を、それらのフック孔301,302を介して後向き固定爪111及び後向き可動爪112を挿入した状態で添設させ、その状態から前記ねじ部材52に電動工具P等を係り合わせて駆動することによって、後向き可動爪112を後向き固定爪111から離れる方向にねじ送りし、これにより後向き固定爪111を対応するフック孔301の下縁に、また後向き可動爪112を対応するフック孔302の上縁にそれぞれ係り合わせて、背板3を脚側板11の後面に固定するようにしている。このとき、後向き固定爪111を、後向き可動爪112に比してフック孔301の下縁に優先的に係り合うような形状(例えば先端111bのテーパの傾斜を緩くしたり首部111aを長くするなど)に設定すれば、後向き固定爪111で背板3の奥行き方向の位置決めをなし、上向き可動爪122をフック孔302の上縁に食い込むようにして係り合わせて強く連結することができる。この場合、脚側板11の上端はキャップc2を装着しない状態では上方に開口して、その開口の奥にねじ部材52のねじ頭52aが待機した状態にあり、前方からその操作力入力端52xに電動工具P等を差し込んでねじ部材52を駆動することにより、天板2を支持する左右の脚1、1それぞれにつき1回の作業で背板3の脚1への連結を完了することができる。なお、フック孔301、302の下にはもう1つのフック孔300が設けてあり、上記においてフック孔301とある部分をフック孔300に、フック孔302とある部分をフック孔301にそれぞれ読み替えれば、背板3を脚1に対してより高い位置に取り付けることができるようになっている。
【0049】
なお、以上において、上向き固定爪121及び上向き可動爪122はそれぞれ対をなしており、天板2のフック孔201,202もそれぞれ対をなしているため、脚1をエンド脚として使用するときは、図13に示すように、各々対をなす上向き固定爪121及び上向き可動爪122を両フック孔201,202に係り合わせて天板2の側端面が脚1から側方に突出しないように配置されるが、中間脚として使用するときは、図14→図15に示すように、脚1の上に左右の天板2,2を片半部づつ天板受1x上に載せ置き、上向き固定爪121と上向き可動爪122をそれぞれ各天板2の最寄のフック孔201,202に半分づつ係り合わせることで、部材の追加等を一切せずに使用態様を変更することができる。そして、前述したように、フック孔201,202は固定爪121及び可動爪122が係り合う方向に向かって漸次巾狭になっているため、固定爪121及び可動爪122がフック孔201,202に食い込むに従って左右の天板2、2を巾方向に引き寄せて強連結できるようにもなっている。同様に、後向き可動爪112と後向き固定爪111はそれぞれ対をなしており、背板3のフック孔302,301もそれぞれ対をなしているため、脚1をエンド脚として使用するときは、図13に示すように、両爪112,111を両フック孔302,301に係り合わせて背板3の側端面が脚1から側方に突出しないように脚1の内面ではなく後向き面である背板受1yに取り付いて配置されるが、中間脚として使用するときは、図14→図15に示すように、脚1の背板受1yに左右の背板3,3を片半部づつ添設し、爪112,111をそれぞれ各背板3の最寄のフック孔302,301に半分づつ係り合わせることで、部材の追加等を一切せずに使用態様を変更することができる。
【0050】
以上のように、この実施形態に係る天板取付構造は、少なくとも前端側に長尺なステー部12を有する天板受1xに天板2を取り付けるにあたり、天板受1xより上方に向けて突設した第1の天板係り合い部たる上向き固定爪121及び第2の天板係り合い部たる上向き可動爪122を具備し、天板2の下面に設けた開口たるフック孔201,202に上向き固定爪121及び上向き可動爪122を挿入して相対動作させることにより、これら両爪121,122をフック孔201、202の開口縁に係り合わせて天板2を天板受1xに取り付けるようにしたものである。
【0051】
そして、前記ステー部12内に、上向き固定爪121及び上向き可動爪122を相対的に接離動作させるための天板取付用駆動機構4を内設したものである。
このように上向き固定爪121と上向き可動爪122の相対的な接離動作を利用するものは、操作が簡単である反面、天板取付用駆動機構を配置するためにデスク等の外観に何らしかの大きな突出部分が存在するものであったが、本実施形態のように天板取付用駆動機構4をステー部12に内設するようにすれば、ねじ部材42等が露出することがないため、脚1などの外観を損なわずに着脱容易な天板取付構造を有効に実現することができる。そして、駆動機構を構成する部品類が組み込まれることで、これらを紛失することなく天板付家具の施工等が可能となる。
【0052】
この場合、ステー部12が、一部に中空部を形成する外側上補強部材120a及び第2の内側上補強部材120cを内有し、その中空部に天板取付用駆動機構4を配置して、上向き固定爪121及び上向き可動爪122をそれらの補強部材120a、120c内で相対的に接離動作するように前記天板取付用駆動機構4に関連づけているので、天板取付用駆動機構4に的確な足場とガイド部位を得ることができ、上向き固定爪121、上向き可動爪122同士の円滑な接離動作を通じて固定力の入力を確実に行うことができる。
【0053】
具体的には、天板取付用駆動機構4が、ステー部12の長手方向に沿って延びるねじ部材42を具備し、このねじ部材42を一方の天板係り合い部である可動爪122に係り合わせてこれをねじ送りするように構成しているので、ねじ部材42はステー部12の長手方向に沿って配置し易いし、ねじ送り本来の機能を利用して軽い操作力で高い駆動力を得ることができる。
【0054】
そして、ねじ部材42を回転させるための回転力入力端42xを、ねじ部材42の前方若しくは斜め前方に沿ってステー部12から表出させ、前方若しくは斜め前方から操作し得るようにしているので、天板受12x上に天板2を載せ置いた状態で前方から作業をすることができ、良好な作業性を確保することができる。
【0055】
この場合、ねじ部材42は、頭部42aに回転力入力端42xを設けられ、一部をリテーナ43に押し当てた状態で回転することにより上向き可動爪122をねじ送りするように構成されているとともに、その頭部42aに隣接させてステー部12内にシャッター44を着脱可能に配置し、このシャッター44に、前記回転力入力端42xを前方に開放するための開放窓44aを設けている。すなわち、ねじ部材42を緩める際に、ねじ部材42全体が反力を受けて前方に移動したのでは上向き可動爪122に対する実質的なねじ送り機能が発揮できないが、このようなシャッター44を設けると、ねじ部材42の軸心位置が一定に保たれるので、回転力入力端42xに入力される回転力で上向き可動爪122を的確にねじ送りすることができる。
【0056】
また、上向き固定爪121が固定位置にあって天板2のフック孔201に係り合った際に天板2に対する位置決めをなし、上向き可動爪122が天板2のフック孔201に食い込むようにして係り合うように構成しているので、デスク2を横連結した場合等に上向き固定爪121によって天板2,2同士の使用縁及び反使用縁が確実に揃うことになり、簡単な連結作業でも見栄えのよいレイアウトを容易に実現することができる。そして、上向き固定爪121と上向き可動爪122の離間距離によらず、上向き可動爪122の周辺に天板取付用駆動機構4をコンパクトに組み込むことができるので、嵩張りを抑える設計も容易となる。
【0057】
さらに、ステー部12が、脚側板11及びベース部13とともに側面視コ字形の脚1を構成するものであり、特に、このような形態の脚は天板取付用駆動機構が外部に露出し易いものであったため、本実施形態を適用することにより従来の不具合が大幅に改善されることになる。
【0058】
そして、このような天板取付構造を利用すれば、外観を損なわずに天板2の着脱を簡単、適切に行うことのできる天板付家具を提供することができる。
【0059】
一方、本実施形態に係る背板の取付構造は、後端側の少なくとも一部に中空部を形成する外側縦補強部材110a及び第2の内側縦補強部材110cを内有してなる脚側板11に背板3を取り付けるにあたり、脚側板11より後方に向けて突設した第1の背板係り合い部たる後向き固定爪111及び第2の背板係り合い部たる後向き可動爪112を具備し、背板3の前面に設けた開口たるフック孔301,302にこれら後向き固定爪111及び後向き可動爪112を挿入して相対動作させることにより、これら両爪112をフック孔301,302開口縁に係り合わせて背板3を脚側板11の後面に取り付けるようにしたものである。そして、前記脚側板内に、両爪111,112を接離動作させるための背板取付用駆動機構5を内設している。
【0060】
上記に準じて、背板取付用駆動機構5を脚側板11に内設するようにすれば、ねじ部材52等が露出することがないため、脚1などの外観を損なわずに着脱容易な背板取付構造を有効に実現することができる。そして、駆動機構を構成する部品類が組み込まれることで、これらを紛失することなく背板付家具の施工等が可能となる。
【0061】
この場合、脚側板11が、少なくとも一部に中空部を形成する外側縦補強部材110a及び第2の内側縦補強部材110cからなる縦補強部110Yを内有し、その中空部に背板取付用駆動機構5を配置して、後向き固定爪111及び後向き可動爪112をそれらの補強部材110a、110c内で相対的に接離動作するように前記背板取付用駆動機構5に関連づけているので、背板取付用駆動機構5に的確な足場とガイド部位を得ることができ、後向き固定爪111、後向き可動爪112同士の円滑な接離動作を通じて固定力の入力を確実に行うことができる。
【0062】
具体的には、背板取付用駆動機構5を、脚側板11の後面に沿って延びるねじ部材52を具備し、このねじ部材52を一方の背板係り合い部である後向き可動爪112に係り合わせてこれをねじ送りするように構成しているので、デスク2を横連結した場合等に後向き固定爪111によって背板3,3同士の高さを適切に揃えることができる。そして、ねじ部材52は脚側板11の後面に沿って配置し易いし、後向き固定爪111と後向き可動爪112の離間距離によらずに適用できるので設計が容易であり、ねじ送り本来の機能を利用して軽い操作力で高い駆動力を得ることができる。
【0063】
そして、ねじ部材52を回転させるための回転力入力端52xを、ねじ部材52の上方若しくは斜め上方に沿って脚側板11から表出させ、上方若しくは斜め上方から操作し得るようにしているので、脚側板11の後面に背板3を添設させた状態で上方から作業をすることができ、良好な作業性を確保することができる。
【0064】
この場合、かかるねじ部材52は、頭部52aに回転力入力端52xを設けられ、一部をリテーナ53に押し当てた状態で回転することにより後向き可動爪112をねじ送りするように構成されているとともに、その頭部52aに隣接させて脚側板11内にシャッター54を着脱可能に配置し、このシャッター54に、前記回転力入力端52xを上方に開放するための開放窓44aを設けている。すなわち、ねじ部材52を緩める際に、ねじ部材52全体が反力を受けて上方に移動したのでは後向き可動爪112に対する実質的なねじ送り機能が発揮できないが、このようなシャッター54を設けると、ねじ部材52の軸心位置が一定に保たれるので、回転力入力端52xに入力される回転力で後向き可動爪112を的確にねじ送りすることができる。
【0065】
また、後向き固定爪111が固定位置にあって背板3のフック孔301に係り合った際に背板3に対する位置決めをなし、後向き可動爪112は背板3の開口302に食い込むようにして係り合うように構成しているので、このデスクを横連結した場合に背板3の上縁及び下縁が確実に揃うことになり、簡単な連結作業でも見栄えのよいレイアウトを容易に実現することができる。
【0066】
さらに、脚側板11が、ステー部12及びベース部13とともに側面視コ字形の脚1を構成するものであり、特に、このような形態の脚は背取付用駆動機構が外部に露出し易いものであったため、本実施形態を適用することにより従来の不具合が大幅に改善されることになる。
【0067】
そして、このような背板取付構造を利用すれば、外観を損なわずに背板3の着脱を簡単、適切に行うことのできる背板付家具を提供することができる。
【0068】
なお、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
【0069】
例えば、天板や背板の取り付けに際し、図16に示すように、第1、第2の係り合い部を一対の可動爪m1、m2から構成するとともに、一方の可動爪m1を貫通させたねじ部材m3を他方の可動爪m2に螺合させ、この他方の可動爪m2に対するねじ部材m3の相対的なねじ送り操作によって、ねじ部材m3の頭部m3´と可動爪m2のねじ孔m2´との距離を変化させ、これにより可動爪m1、m2同士を相対的に接離動作させるようにしてもよい。この場合、両可動爪m1、m2を前述したような一対のフック孔m4、m5に挿入した段階では両可動爪m1、m2はフック孔で遊動し得る範囲でねじ部材m3とともに軸心方向に移動し得るが、ねじ送りによってねじ部材m3の頭部m3´と可動爪m2のねじ孔m2´との距離が変化すると、ある距離において各々の可動爪m1、m2がフック孔m4、m5の縁部に係合して、天板や背板を脚に取り付けることが可能となる。そして、このような成り行きで締める構造によれば、ねじ送りによって天板や背板を引きずることがなく、天板と脚の間、或いは背板と脚の間を凹凸等からなる別異の位置決め手段によって位置決めすることができるので、天板や背板の着脱作業の平易化と、これらのより高い位置決め機能とを両立させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0070】
【図1】本発明の一実施形態を適用したデスクの斜視図。
【図2】同デスクを構成する脚の構造説明図。
【図3】図1の分解斜視図。
【図4】図2の脚の部分断面図。
【図5】脚のステー部を示す分解斜視図。
【図6】脚のステー部を示す一部組立斜視図。
【図7】図6のステー部の部分断面図。
【図8】ステー部と天板との連結手順を示す図。
【図9】脚の脚側板部分を示す分解斜視図。
【図10】脚の脚側板部分を示す一部組立斜視図。
【図11】図10の脚側板部分の部分断面図。
【図12】脚側板部分と背板との連結手順を示す図。
【図13】天板及び脚の取付状態を示す後方斜視図。
【図14】天板及び脚の取付状態を示す後方斜視図。
【図15】天板及び脚の取付状態を示す後方斜視図。
【図16】本発明の変形例を示す図。
【符号の説明】
【0071】
1…脚
1x…天板受
1y…背板受
2…天板
3…背板
4…天板取付用駆動機構
5…背板取付用駆動機構
11…脚側板
12…ステー部
42…ねじ部材
42x…回転力入力端
43…リテーナ
44…頭部押え(シャッター)
52…ねじ部材
52x…回転力入力端
53…リテーナ
54…頭部押え(シャッター)
111…第1の背板係り合い部(後向き固定爪)
112…第2の背板係り合い部(後向き可動爪)
121…第1の天板係り合い部(上向き固定爪)
122…第2の天板係り合い部(上向き可動爪)
201,202…開口(フック孔)
301,302…開口(フック孔)


【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも前端側に長尺なステー部を有する天板受に天板を取り付けるにあたり、前記天板受より上方に向けて突設した第1、第2の天板係り合い部を具備し、天板の下面に設けた開口に両天板係り合い部を挿入して相対動作させることにより、これらの天板係り合い部を開口縁に係り合わせて天板を天板受に取り付けるようにしたものであって、
前記ステー部内に、前記第1、第2の天板係り合い部を相対的に接離動作させるための天板取付用駆動機構を内設したことを特徴とする天板取付構造。
【請求項2】
ステー部が、少なくとも一部に中空部を形成する補強部材を内有し、その中空部に天板取付用駆動機構を配置して、第1、第2の天板係り合い部をその補強部材内で相対的に接離動作するように前記天板取付用駆動機構に関連づけている請求項1記載の天板取付構造。
【請求項3】
天板取付用駆動機構が、ステー部の長手方向に沿って延びるねじ部材を具備し、このねじ部材を少なくとも何れか一方の天板係り合い部に係り合わせてこれをねじ送りするように構成している請求項1又は2記載の天板取付構造。
【請求項4】
ねじ部材を回転させるための回転力入力端を、ねじ部材に沿ってステー部から前方若しくは斜め前方に表出させ得るようにしている請求項3記載の天板取付構造。
【請求項5】
ねじ部材は、頭部に回転力入力端を設けられ、一部をリテーナに押し当てた状態で回転することにより天板係り合い部をねじ送りするように構成されているとともに、その頭部に隣接させてステー部内に頭部押えを着脱可能に配置し、この頭部押えに、前記回転力入力端を前方若しくは斜め前方に開放するための開放窓を設けていることを特徴とする請求項4記載の天板取付構造。
【請求項6】
第1の天板係り合い部が固定位置にあって天板の開口に係り合った際に天板に対する位置決めをなし、第2の天板係り合い部は可動であって天板の開口に食い込むようにして係り合うように構成されている請求項1〜5記載の天板取付構造。
【請求項7】
請求項1〜6記載の天板取付構造によって天板を天板受に取り付けてなることを特徴とする天板付家具。
【請求項8】
脚側板の後面に背板を取り付けるにあたり、脚側板の後面より後方に向けて突設した第1、第2の背板係り合い部を具備し、背板の前面に設けた開口に両背板係り合い部を挿入して相対動作させることにより、これらの背板係り合い部を開口縁に係り合わせて背板を脚側板の後面に取り付けるようにしたものであって、
前記脚側板内に、前記第1、第2の背板係り合い部を相対的に接離動作させるための背板取付用駆動機構を内設したことを特徴とする背板取付構造。
【請求項9】
脚側板が、少なくとも一部に中空部を形成する補強部材を内有し、その中空部に背板取付用駆動機構を配置して、第1、第2の背板係り合い部をその補強部材内で相対的に接離動作するように前記背板取付用駆動機構に関連づけている請求項8記載の背板取付構造。
【請求項10】
背板取付用駆動機構が、脚側板の後面に沿って延びるねじ部材を具備し、このねじ部材を少なくとも何れか一方の背板係り合い部に係り合わせてこれをねじ送りするように構成している請求項8又は9記載の背板取付構造。
【請求項11】
ねじ部材を回転させるための回転力入力端を、ねじ部材に沿って脚側板から上方若しくは斜め上方に表出させ得るようにしている請求項10記載の背板取付構造。
【請求項12】
ねじ部材は、頭部に回転力入力端を設けられ、一部をリテーナに押し当てた状態で回転することにより背板係り合い部をねじ送りするように構成されているとともに、その頭部に隣接させてステー部内に頭部押えを着脱可能に配置し、この頭部押えに、前記回転力入力端を上方若しくは斜め上方に開放するための開放窓を設けていることを特徴とする請求項4記載の天板取付構造。
【請求項13】
第1の背板係り合い部が固定位置にあって背板の開口に係り合った際に背板に対する位置決めをなし、第2の背板係り合い部は可動であって背板の開口に食い込むようにして係り合うように構成されている請求項8〜11記載の天板取付構造。
【請求項14】
請求項8〜13記載の背板取付構造によって背板を脚側板に取り付けてなることを特徴とする背板付家具。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2009−165668(P2009−165668A)
【公開日】平成21年7月30日(2009.7.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−7465(P2008−7465)
【出願日】平成20年1月16日(2008.1.16)
【出願人】(000001351)コクヨ株式会社 (961)
【Fターム(参考)】