説明

天然鉱石の粉末を含有する機能性樹脂又は繊維

【課題】機能性天然鉱石の粉末を樹脂や繊維に混入して、該鉱石の有する特性をこれ等樹脂や繊維に賦与すること。
【解決手段】天然鉱石と希土類元素を含んで鉱石を含む微小粉末、あるいは前記両物質を含む鉱物の湿式粉砕法で粉砕された微小粉末のスラリー状のもので、最大粒径5μm以下の前記両鉱石微小粒子を紡糸原液、あるいはポリマー溶融物に混入し湿式紡糸あるいは溶融紡糸することにより、これら鉱物微粒子を含有する繊維又は樹脂を得る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は天然鉱石の粉末を含有する樹脂又は繊維に関し、更に詳しくは炭素を含む天然鉱石又はこれと更に好ましくは希土類元素を含む鉱石とを含有し、各種の優れた機能を有する所謂機能性樹脂又は繊維に関する。
【背景技術】
【0002】
従来鉱石を含有せしめた機能性樹脂や繊維は種々開発されているが、この際使用する鉱石の一つとして炭素成分を含むものがある。この炭素成分を含む鉱石としては、備長炭や竹炭等が知られているが、これ等備長炭や竹炭は元来黒色であり、これ等を含有せしめた樹脂や繊維は黒色となり、他の色調にする事は極めて困難であり、従来から大きな難点となっていた。また黒色化を出来るだけ少なくするために含有量を少なくすると、逆に機能性を充分に賦与出来ないという新たな難点が生じるものであった。
【0003】
また最近、炭素を含む天然鉱石として所謂ブラックシリカ、シリカブラック又はグラファイトシリカ等と呼ばれる鉱石が知られようになった。
【0004】
炭素を含む鉱石として、この所謂通称ブラックシリカと呼ばれている鉱石を樹脂や繊維に含有するために使用すると、この鉱石(ブラックシリカ)では、炭素含有量は通常10重量%以下で、且つ他の成分が含まれているため、これを含有させた繊維は少しは黒色がうすくなるが、多量繊維に含有させることは出来ず、最大でも10重量%であり、充分に機能性を発揮せしめ得るものではなかった。
【0005】
なお、従来天然鉱石自体に各種の機能を有するものが数多くあることは広く知られており、これ等鉱石を繊維に練り込んで繊維自体に天然鉱石の有する各種機能を賦与しようとする試みも多く行なわれている。
【0006】
しかし乍ら、天然鉱石を樹脂や繊維中に練込むためには、天然鉱石を微細な粉末にする必要がある。しかし乍ら従来必要な粒径にまで天然鉱石を微細に粉末化することが極めて難しく、その結果必要量の天然鉱石の粉砕物を繊維等に練り込むことは殆どできなかった。
【0007】
本発明者は上記従来の状況に注目し、天然鉱石を最大径2μm以下の粒子にすることが出来る全く新しい技術を開発し、すでに出願している(特開2005−299021号)。
【0008】
従って上記手段の開発により、最大粒径2μm以下の天然鉱石を樹脂や繊維に含有せしめることが可能になった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は樹脂や繊維に炭素を含有する鉱石を含有せしめる場合に生ずる難点を解決することである。
【0010】
即ち(イ)樹脂や繊維が黒色化して他の色を賦与し難いということ。
【0011】
(ロ)このため上記鉱石の含有量を、少量とせざるを得ないこと。
【0012】
(ハ)少量では充分な機能性を賦与出来ないこと。
【0013】
(ニ)上記鉱石を含有せしめるためには、その粒径をより微細化することが必要であるが、この微細化が未だ充分ではないこと。
を解決するために従来から鋭意研究を続けて来た。
【0014】
この研究に於いて本発明者は、炭素を含む鉱石たとえばブラックシリカ単独ではなく、希土類元素を含む鉱石と併用するときは、ブラックシリカの黒色を緩和出来ると共に、繊維に機能性を賦与出来ることを見出し、且つその粉砕手段として本発明者がすでに開発した上記特開2005−299021号の粉砕手段を採用することにより、充分なる機能性を賦与するための含有量でもって、繊維に上記2種類の鉱石を含有出来ることを見出し、すでに出願した(特願2006−213031号)。
【0015】
この発明は極めて優れたものであるが、ブラックシリカは元来黒色であるため、かなり緩和されているとはいえ、なお黒色に基ずく上記難点は完全には解消されていないものであった。
【0016】
本発明者は引き続き研究に於いて、たまたま炭素を含有するが従来のブラックシリカとは異なった鉱石の存在することを見出し、従来この種分野に於いて全く使用されていないこの鉱石を繊維に含有させるという全く新しい着想に到達した。
【0017】
従って本発明が解消しようとする課題は、この新しい着想を実現することである。
【課題を解決するための手段】
【0018】
この課題は、結晶構造が非晶質で且つその炭素含有量が10重量%以下である天然鉱石の微細粉末を、繊維及び(又は)樹脂に含有させることによって解消される。
【0019】
特に本発明の大きな特徴は、従来の所謂ブラックシリカは結晶質であるが、本発明で使用する炭素を含む鉱石として非晶質のものを使用することである。このような非晶質の鉱石は、この分野に於いて従来全く使用されたことはない。
【0020】
なお上記鉱石を微細粒子にする手段としては、すでに若干述べた通り、上記特開2005−299021号の手段をそのまま採用出来る。詳しくは湿式法によって紛砕することが先ず必要である。
【0021】
従来天然鉱石は湿式紛砕によって最大粒径1μm以下に紛砕することが出来ることは知られている。しかし乍らこれを乾燥すると二次凝集を生じ大きな粒子通常10〜15μm程度のものとなってしまう。そして、分級して大きな粒子を除去しようとしても、分級することが出来ず、結局最大粒径2μm以下の微粒子は得ることが出来ないものであった。特に従来の湿式法では天然鉱石として所謂ねばりのある成分を比較的多く含有する天然鉱石では、たとえ湿式紛砕しても、最大径2μm以下には紛砕するのは極めて困難であることも、本発明者の研究に依り明らかとなっている。
【0022】
従って、最大粒径2μm以下とする手段は次の様なものである。
(イ)先ず天然鉱石を約325メッシュパスの大きさに紛砕する。次いで
(ロ)325メッシュパスに紛砕された天然鉱石粉末はボールミル特に好ましくは磁性ボールミルを使用して、好ましくは該天然鉱石粉末、ボール、水及び空間の割合を約1/4づつとして、湿式紛砕を行なう。この湿式紛砕は最大径が1μm以下になったときに終了する。この湿式紛砕により、たとえねばり成分含有天然鉱石であっても充分に最大粒径1μm以下の微粒子に紛砕出来ることが判明した。更に本発明者の研究に依ると、
(ハ)乾燥して分級する際に、乾燥後ジェットミルで紛砕して分級を行なうときは、たとえ乾燥して分級しても、最大粒径が1μm以下の粒子径の微少粒子が収得出来ることを見出した。なお最大粒子径が1μm以下なので、粒径もほぼ均一に近くなっているものである。これ等の新しい知見に基づき本発明は完成されている。
【0023】
本発明に於いて使用される天然鉱石は、結晶構造が非晶質であって、炭素の含有量が10重量%以下、好ましくは5重量%以下のものである。但しこの天然鉱石を以下BGSという。
【0024】
本発明者の研究に依ると、このBGSはX線回折に於いて無定形パターンを示し(即ち非晶質であること)、従来の所謂ブラックシリカと称される鉱石が結晶性であるのに対し、大きく異なっている。この点に関し、本発明で使用するBGSのX線回線折パターンを図1に、従来の結晶質のブラックシリカのX線回折パターンを図2に示す。
【0025】
図1の測定条件を表1に、図2の測定条件を表2に示す。表1の試料名「SR−2」とはBGSを示し、また表2の試料名「Black Jpm」とは従来のブラックシリカを示す。
【0026】
【表1】

【0027】
【表2】

この図1から明らかな通り、本発明で使用するBGSは、非晶質であり、結晶を示すピークは全く存在しない。一方図2では、結晶を示すピークが数多く見受けられ、結晶質であることがはっきりと判る。なお図2のパターンに於いては炭素を示すピークは全く存在しない点より、炭素はそれが単体で存在しているものではなく混合物として存在しているものであることが明らかに示されている。
【0028】
本発明に於いて使用されるBGSは、その代表的な原産地は中央アジアやその周辺地であり、たとえば中華人民共和国、キルギス等である。
【0029】
BGSの成分は炭素を10重量%以下、通常は5重量%以下含有し、その他の成分は珪酸または珪酸分を含む成分が多く、その他少量の希土類が含まれ、イオン放出、遠赤外線増幅等の機能がある。いま代表的なBGSの一例の分析値を表3に示す。
【0030】
【表3】

なお比較のために従来の結晶質のブラックシリカの代表例の一例の分析値を示せば表4の通りである。
【0031】
【表4】

但し表3及び表4中の右欄の各種酸化物及び%の記載は、各成分の酸化物換算により算出したものである。
【0032】
本発明に於いて使用するBGSのもう一つの特徴は、これを微細に粉砕すればする程、だんだん白色化することである。これはBGSが無定形であることに基ずくものと推測されるが、事実粉砕されて微細粒子になればなる程白色化が進み、望ましくない黒色が減少して行くことである。
【0033】
これに対し、結晶質のブラックシリカは粉砕しても、殆んど白色化しない。たとえば表3のBGSと、表4の従来の結晶質のブラックシリカについて、夫
々その325メッシュパスに粉砕したものについて、その白色度を測定した結果を下記に示す。
【0034】
夫々所定の粒度に粉砕した粉体をJIS−C−7614に示す輝度測定方法に従って、「MINOLTA CR−A10」なる測定装置を用いて、その色相、彩度及び明度を測定した。また上記粉末を30%液体とし、これを4%レーヨン繊維に含有させた糸についても同様に上記各特性を測定した。この結果を表5に示す。
【0035】
【表5】

本発明に於いて、BGSを使用するに際しては、粉砕して微細粒子とすることは必要であるが、最大径10μm以下であり、好ましくは最大径が5μm以下、特に好ましくは最大径が2μm以下である。
【0036】
本発明に於いては、このBGSは単独でも充分なる機能性を樹脂や繊維に賦与出来るが、更に希土類元素を含む鉱石を併用することも出来る。特に樹脂や繊維の種類によってBGSの導入量が若干異なり、たとえばポリエステルやナイロンでは若干導入量が少なくなる場合等に、これ等希土類元素を含有する鉱石を微粉細化して使用するのが好都合である。このように本発明に於いては、希土類鉱石を併用する事により、目的とする樹脂や繊維に更に充分なる機能性を付与する事が出来る。この場合のGBSと希土類を含む鉱石の割合は通常20:80〜40:60(重量)が望ましい。
【0037】
本発明に於いて使用する希土類を含有する鉱石としては、所謂機能性鉱石と称される各種の機能を有する天然鉱石が広く使用され、その代表例を例示すると、珪酸ジルコニウム系、ゲルマニウム系、トリウム系、インジュウム系等の各鉱石を挙げることが出来る。
【0038】
これ等の鉱石の代表例としてケイ酸ジルコニウムを一例として、その詳細を表6示す。また好ましい他の鉱石としてトリウム系鉱石を例示出来、更に詳しくはエシナイト、モナズ石、フラバン石、エーカナイト等を挙げることが出来る。またウランートリウム系鉱石も同様に好ましいものであり、例えばジルコン、阿武眼石、北投石等を例示できる。
【0039】
【表6】

本発明に於いて使用するBGSについて、その一例の粒度分布を表7と図3
に、また結晶質ブラックシリカの粒度分布を表8と図4に示す。但し、表8のものは特開2005−299021の粉砕手段で粉砕していないものの粒度分布である。
【0040】
この第7〜8表から、本発明に於いて使用するBGSはその最大粒径が2μm以下であり、従来のそれとは大きく異なることが判明する。また上記ジルコン(ケイ酸ジルコニウム)についても同様に本発明で使用する場合のジルコンの粒度分布について、これを表9と図5に示している。
【0041】
【表7】

【0042】
【表8】

【0043】
【表9】

本発明に於いて使用する鉱石の微少粉末を樹脂や繊維に練込むに際しては、上記湿式法で紛砕したままのもの即ちスラリー状の状態のものをそのまま使用する態様、及びスラリー状のものを乾燥した粉末のものを使用する態様、更には繊維を製造する際に使用されるマスターバッチに粉末のまま使用する態様を例示出来る。
【0044】
本発明に於いては、湿式紛砕で得た鉱石粉末の場合は、スラリー中の粉末の粒径は最大粒径1μm以下となっているので、このまま繊維に練込むことが出来る。しかし乍ら鉱石は鉱石そのものの性状が常に一定とはいえず、またその含有されている成分等により紛砕特性が微妙に異なって来る。本発明に於いては湿式紛砕する場合でも、上記の如くボールミルを使用して上記条件で行なうことにより、従来湿式紛砕法でも最大粒径1μm以下にすることが非常に難かしかったゲルマニウムやジルコンを主成分とする天然鉱石でも、最大粒径1μm以下とすることが出来る。
【0045】
本発明に於いてはスラリー状のままで使用する場合は、スラリー状となして10日以内に使用することが望ましく、これ以上経過すると二次凝集を生じ、フィルター詰まりや繊維の場合にはその糸切れを起こす場合がある。なおスラリー状で使用する場合は使用直前に分級機を用いて分級することが特に好ましい。
【0046】
本発明に於いて上記湿式紛砕でスラリーを乾燥後、ジェットミルで紛砕し分級することによりすでに述べた通り最大粒径2μm以下のものを得ることが出来、これを樹脂や繊維に練込むことが出来る。この際の練込み手段自体は常法で良い。
【0047】
またマスターバッチで使用する場合は、通常樹脂に対して30重量%以下で使用することが好ましく、製造後に更に紛砕することは極めて効果がある。
【0048】
本発明の鉱石の粉末を樹脂や繊維に練り込む際の量は、それ等の種類、繊維の形態等によって異なるが、通常3〜5重量%以下が好ましい。なお配合量は樹脂や繊維の種類によって若干変化し、好ましいものを2,3例示すると、アクリル繊維、レーヨン系の含有は3〜5重量%が望ましく、ポリエステル、ナイロンに於いては前段階のマスターバッチとしては16重量%、糸、綿に対しては1.0〜1.5重量%が望ましい。これらは少なすぎると機能性を損じ、多すぎると強度不足等を起すからである。
【0049】
本発明に於いて鉱石を練り込むべき対象物たる樹脂としては、天然樹脂や合成樹脂が挙げられ、それ等の各種のものが広く使用出来る。天然樹脂としては、たとえば松やに、天然ゴム等が例示出来る。また合成樹脂としては特に制限はなく広く使用出来、その代表例として、ポリエステル樹脂、アクリル系樹脂、ビニル系樹脂、オレフィン系樹脂、ポリカボネート、ポリアミド樹脂、フッ素系樹脂、シリコン樹脂等が例示出来る。
【0050】
これ等樹脂はその他適宜に必要な添加材を添加してまたは添加せずに、通常組成物となし、この組成物から各種成形品や繊維として利用される。繊維としては、広く各種の繊維が使用され、天然樹脂や合成樹脂含まれ特に合成繊維が好ましい。この際の合成繊維としても、各種繊維が使用されたとえばポリエステル系、アクリル系、再生繊維、ポリアミド(ナイロン)系等の各種の繊維が例示出来る。
【発明の効果】
【0051】
本発明法によって樹脂や繊維の有する本来の性質を豪も損なうことなく、炭素を含有する天然鉱石粉末を練り込むことが可能となり、惹いては天然鉱石の有する特有の機能を樹脂や繊維に付与することが出来る。特に炭素の有する黒色を白色化出来、他の色調にすることが出来る大きな効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0052】
以下に実施例を示して本発明を詳しく説明する。
【実施例1】
【0053】
炭素を含む鉱石たるBGSの2μm以下の粉体の30%液を原料とし、レーヨン綿4%を含む糸を作成した。糸は殆んど白色であった。
【実施例2】
【0054】
炭素を含む鉱石(BGS)と希土類を含む鉱石(ジルコン)を60:40の割合(重量)にした最大粒径2μm以下の粒子を分級し、ポリエステルを用いて16重量%のマスターバッチを作り、常法に従い粒子1.2重量%含有の長繊維を作った。
【図面の簡単な説明】
【0055】
【図1】図1は本発明で使用するBGSの一例のX線回折図である。
【図2】図2は結晶質のブラックシリカの一例のX線回折図である。
【図3】図3は本発明で使用するBGSの一例の粒度分布を示す。
【図4】図4は結晶質ブラックシリカの一例の粒度分布を示す。
【図5】図5はジルコンの粒度分布を示す。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
結晶構造が非晶質(無定形)で、且つその炭素含有量が10重量%以下である天然鉱石の微細粉末を含有する樹脂又は繊維
【請求項2】
上記炭素含有量が5重量%以下である請求項1に記載の樹脂又は繊維
【請求項3】
上記天然鉱石が最大粒径5μm以下である請求項1又は2のいずれかに記載の樹脂又は繊維
【請求項4】
上記樹脂が樹脂組成物である請求項1〜3のいずれかに記載の樹脂
【請求項5】
上記樹脂が樹脂成形品である請求項1〜3のいずれかに記載の樹脂
【請求項6】
上記繊維が天然繊維である請求項1〜3のいずれかに記載の繊維
【請求項7】
上記繊維が合成樹脂繊維である請求項1〜3のいずれかに記載の繊維
【請求項8】
上記繊維が請求項4に記載の樹脂組成物から製造されたものである繊維
【請求項9】
上記天然鉱石と希土類元素を含んだ鉱石を併用する請求項1〜8のいずれかに記載の樹脂又は繊維
【請求項10】
上記希土類元素を含んだ鉱石が最大粒径5μm以下である請求項9に記載の樹脂又は繊維
【請求項11】
樹脂又は繊維中に鉱石全量(上記天然鉱石又は/及び希土類元素を含む鉱石)として10重量%以下を含み、且つ、放射濃度が0.3〜4ベクルBq/gグラムである請求項1〜10のいずれかに記載の樹脂又は繊維
【請求項12】
上記鉱石全量が5重量%以下である請求項11に記載の樹脂又は繊維






【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2008−274471(P2008−274471A)
【公開日】平成20年11月13日(2008.11.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−118533(P2007−118533)
【出願日】平成19年4月27日(2007.4.27)
【出願人】(506267743)有限会社トーコーテクノ (3)
【出願人】(507142166)玉翁寶石有限公司 (1)
【Fターム(参考)】