説明

太陽エネルギー電池放熱構成

【課題】従来のバファ層とセラミック材料層の代わりに、回路層が直接に薄膜絶縁層に結合されるものを利用し、放熱効率が向上される太陽エネルギー電池放熱構成を提供する。
【解決手段】平面部と複数のフィンがある放熱ユニットと、一層の平面部上に積層された薄膜絶縁層と、一層の薄膜絶縁層上に積層された回路層と、一層の回路層の一面上に積層されて接続される太陽エネルギー電池とが備えられる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、太陽エネルギー電池放熱構成に関し、特に、従来のバファ層とセラミック材料層の代わりに、回路層が直接に薄膜絶縁層に結合されるものを利用し、放熱効率が向上される効果が得られるものに関する。
【背景技術】
【0002】
一般の従来の太陽エネルギー電池放熱構成は、図2のように、放熱フィンセット5と、一層の放熱フィンセット5の一面上に積層された放熱ペースト51と、一層の放熱ペースト51の一面上に積層されたバファ層52と、一層のバファ層の一面上に積層されたセラミック材料層53と、一層のセラミック材料層53の一面上に積層された回路レイアウト層54と、一層の回路レイアウト層54の一面上に接続された太陽エネルギー電池55とが備えられ、これにより、太陽エネルギー電池55を利用し、太陽エネルギー光源を吸収して光電変換を行い、また、回路レイアウト層54で変換された後の電気エネルギーを、後段の格納ユニットに伝送し、同時に、放熱フィンセット5で、太陽エネルギー電池55と回路レイアウト層54が稼働することによる熱源を放熱する。
【0003】
上記の従来の太陽エネルギー電池55は、光電変換した後、回路レイアウト層54で電気エネルギーを後段の格納ユニットに伝送し、放熱フィンセット5で、太陽エネルギー電池55と回路レイアウト層54が稼働することによる熱源を放熱できるが、該太陽エネルギー電池55と回路レイアウト層54が稼働する時、非常に高い温度になり、放熱ペースト51が高熱により変質するため、放熱フィンセット5とセラミック材料層53とが、剥離されるか安定的に連接できなくなり、そのため、太陽エネルギー電池55と回路レイアウト層54とが稼働する時、生成した高い温度が有効に放熱できず、太陽エネルギー電池55と回路レイアウト層54が稼働する時の速率や安定性が悪くなる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の主な目的は、従来のバファ層とセラミック材料層の代わりに、回路層が直接に薄膜絶縁層に結合されるものを利用し、放熱効率が向上される効果が得られる太陽エネルギー電池放熱構成を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、上記の目的を達成するため、太陽エネルギー電池放熱パッケージ装置であり、平面部と複数のフィンとがある放熱ユニットと、一層の平面部上に積層される薄膜絶縁層と、一層の薄膜絶縁層の一面上に積層される回路層と、一層の回路層の一面上に積層されて連接される太陽エネルギー電池とが備えられる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
図1は、本発明の断面状態概念図である。図のように、本発明は太陽エネルギー電池放熱パッケージ装置であり、少なくとも、放熱ユニット1と薄膜絶縁層2、回路層3及び太陽エネルギー電池4から構成され、回路層3が、薄膜絶縁層2により放熱ユニット1に安定的に結合され、従来のバファ層とセラミック材料層として利用され、放熱効率が向上される効果が得られる。
【0007】
上記の放熱ユニット1は、平面部11があり、該平面部11は、複数のフィン12が延ばし、また、該放熱ユニット1は、銅の材質やアルミニウムとニッケルの混合材質から作製される。
【0008】
該薄膜絶縁層2は、上記の放熱ユニット1の平面部11上に積層され、該薄膜絶縁層2は、粘着層として可塑性ナノ材質を利用する。
【0009】
該回路層3は、上記の薄膜絶縁層2上に積層され、金属材質から作製され、また、該回路層3上に、太陽エネルギー電池4に合わせる電子回路レイアウトが設けられる。
【0010】
該太陽エネルギー電池4は、上記の回路層3の一面上に積層されて接続される。上記の構造により、新規の太陽エネルギー電池放熱構成が構成される。
【0011】
以上のように、本発明に係わる太陽エネルギー電池放熱構成は、有効に従来の諸欠点を改善でき、回路層が、薄膜絶縁層により放熱ユニットに安定的に結合でき、放熱効率を向上できる効果が得られ、そのため、本発明はより進歩的かつより実用的で、法に従って特許請求を出願する。
【0012】
以上は、ただ、本発明のより良い実施例であり、本発明はそれによって制限されることが無く、本発明に係わる特許請求の範囲や明細書の内容に基づいて行った等価の変更や修正は、全てが本発明の特許請求の範囲内に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の断面状態概念図
【図2】従来の断面状態概念図
【符号の説明】
【0014】
(本発明部分)
1 放熱ユニット
11 平面部
12 フィン
2 薄膜絶縁層
3 回路層
4 太陽エネルギー電池
(従来部分)
5 放熱フィンセット
51 放熱ペースト
52 バファ層
53 セラミック層
54 回路層
55 太陽エネルギー電池

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも、平面部があり、該平面部に、複数のフィンが延ばす放熱ユニットと、上記の放熱ユニットの平面部の一面上に積層される薄膜絶縁層と、
上記の薄膜絶縁層の一面上に積層される回路層と、
上記の回路層の一面上に積層されて接続される太陽エネルギー電池とが含有されることを特徴とする、太陽エネルギー電池放熱構成。
【請求項2】
該放熱ユニットは、銅の材質から作製されることを特徴とする、請求項1に記載の太陽エネルギー電池放熱構成。
【請求項3】
該放熱ユニットは、アルミニウムとニッケルの混合材質から作製されることを特徴とする、請求項1に記載の太陽エネルギー電池放熱構成。
【請求項4】
該薄膜絶縁層は、可塑性ナノ材質から作製されることを特徴とする請求項1に記載の太陽エネルギー電池放熱構成。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2009−123920(P2009−123920A)
【公開日】平成21年6月4日(2009.6.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−296275(P2007−296275)
【出願日】平成19年11月15日(2007.11.15)
【出願人】(595165656)行政院原子能委員会核能研究所 (51)
【Fターム(参考)】