説明

媒体繰出装置

【課題】媒体を確実に繰出すことができるようにする。
【解決手段】媒体Pを押圧する傾斜面と、収納部2の繰出し方向の壁面に接する垂直面とを有し、その傾斜面またはその傾斜面が延長された面と垂直面または垂直面が延長された面との交点18から垂直面の上端5dまでの長さL2が交点18から繰出しローラ6と傾斜面とが接する接点15までの長さL1以上になるように形成され、収納部2の最上位の媒体Pに載置される媒体押さえ5を設けた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、媒体カセット等の収納部に装填された通帳、帳票や紙幣等の媒体を1枚ずつ分離して繰出す媒体繰出装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の媒体繰出装置は、媒体カセット等の収納部に装填された最上位の媒体上に錘を載置し、積層された最下位の媒体を繰出しローラに押圧させながら、その繰出しローラを回転させて1枚分の通過を許容するゲートにより1枚ずつ分離して繰出すようにしている(例えば、特許文献1参照)。
また、媒体上に載置される錘は、その錘の側面に設けられた突起部が収納部の内側の側面に設けられた溝に案内されて上下動可能に構成されているが、その突起部を支点として回動してしまい十分に媒体を繰出しローラに押圧することができないことがあった。
【0003】
このような問題に鑑み、例えば図5に示すように媒体繰出装置101の収納部102に装填された媒体Pに当接する板材105aと収納部102の繰出し口111側の側壁103に当接する板材105bとにより錘105を形成し、最下位の媒体Pを繰出しローラ106に押圧させるようにすることが考えられる。
【特許文献1】特開2006−82946号公報(段落「0011」〜段落「0015」、図1)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した図5に示す従来の技術においても、収納部102に装填された媒体Pが少なくなると繰出しローラ106と分離ローラ107の接線と収納部102の側壁に当接する板材105bの面の延長線が交わる点から収納部102の側壁に当接する板材105bの先端105dまでの長さL2がその点から媒体Pと繰出しローラ106の接点までの長さL1より短くなってしまうため、先端105dを支点とした回転モーメントが発生して錘105は浮き上がり、媒体Pを繰出しローラ106に押圧させる力が不十分になるため繰出し不良が発生するという問題がある。
【0005】
また、中央部が錘105側、両端部が板材104側になるように湾曲した媒体Pが装填された場合、その媒体Pが残り少なくなると媒体Pと繰出しローラ106との間に隙間ができてしまうため、媒体Pを繰出しローラ106に押圧させる力が不十分になるため繰出し不良が発生するという問題がある。
さらに、中央部が板材104側、両端部が錘105側になるように湾曲した媒体Pが装填された場合、その媒体Pが残り少なくなると媒体Pの先端部が分離ゲート108の上方に位置するようになり、正確に繰出し口111へ導くことができず繰出し不良が発生するという問題がある。
【0006】
本発明は、このような問題を解決することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
そのため、本発明は、繰出し方向に傾斜させた底部に積層させて媒体を収納する収納部と、その収納部の最下位の媒体を1枚ずつ分離して繰出す繰出しローラとを備えた媒体繰出装置において、媒体を押圧する傾斜面と、収納部の繰出し方向の壁面に接する垂直面とを有し、前記傾斜面または前記傾斜面が延長された面と前記垂直面または前記垂直面が延長された面との交点から前記垂直面の上端までの長さが前記交点から繰出しローラと前記傾斜面とが接する接点までの長さ以上になるように形成され、収納部の最上位の媒体に載置される媒体押さえを設けたことを特徴とする。
【0008】
また、前記媒体押さえの傾斜面を形成する部材に、媒体押さえの重心が繰出しローラの上方に位置するように錘を設けたことを特徴とする。
さらに、前記媒体押さえの傾斜面を形成する部材を、端部が繰出しローラの近傍の反繰出し方向に位置するように形成された板材とし、前記錘を、前記板材の傾斜面の反対面に固着させたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
このようにした本発明は、収納部に装填された媒体が残り少なくなった場合、中央部が媒体押さえ側、両端部が底部側になるように湾曲した媒体が装填された場合、さらに中央部が底部側、両端部が媒体押さえ側になるように湾曲した媒体が装填された場合であっても、その媒体を分離ローラに充分な力で押圧することができ、媒体を確実に繰出すことができるようになるという効果が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、図面を参照して本発明による媒体繰出装置の実施例を説明する。
【実施例1】
【0011】
図1は第1の実施例における媒体繰出装置の側面を示す説明図である。
図1において、1は媒体繰出装置であり、装填された通帳、帳票や紙幣等の媒体Pを1枚ずつ分離して繰出すものである。この媒体繰出装置1は、例えば銀行等の金融機関の現金自動預払機、通帳発行装置、帳票発行装置等に組み込まれるものである。
なお、本実施例では媒体Pを通帳として説明するものとする。
【0012】
2は収納部であり、媒体Pを積層して収納するものである。この収納部2は図中矢印Aで示す繰出し方向に傾斜させた底部を形成する底板4の上に媒体Pを積層して収納する。
5は媒体押さえであり、収納部2に収納された最上位の媒体P上に載置されるものである。この媒体押さえ5は、略レ字状に形成され、媒体Pに当接してその媒体Pを押圧する傾斜面を形成する板材5a、その板材5aの上面(媒体Pを押圧する傾斜面の反対面)に固着され、垂直方向の一面が繰出し方向側の収納部2の壁面2aに接するように形成された板材5b、および端部が繰出しローラの近傍の反繰出し方向に位置するように形成された板材5a、5bのその端部(反繰出し方向の後端部)の上面(媒体Pを押圧する傾斜面の反対面)に固着された錘5c(例えば板状のもの)で形成されている。
【0013】
また、この媒体押さえ5は、その側面に図示しない突起部が設けられ、収納部2の内側の側面に設けられた溝に案内されて上下動可能に構成されている。
6は繰出しローラであり、底板4に設けられた孔から外周面が突出するように収納部2の底部に設けられたものである。この繰出しローラ6は、媒体Pの搬送が容易になるように外周面の一部または全部にゴム等の高摩擦部材が取り付けられており、図示しないモータ等の駆動手段やその駆動を伝達する駆動伝達手段により正逆回転可能に構成され、図中反時計方向に回転して媒体押さえ5および媒体Pの自重により押圧されている最下位の媒体Pを矢印Aが示す繰出し方向に搬送する。
【0014】
7は分離ローラであり、繰出しローラ6の繰出し方向の下流に配置され、媒体P搬送が容易になるように外周面の一部または全部にゴム等の高摩擦部材が取り付けられており、図示しないモータ等の駆動手段やその駆動を伝達する駆動伝達手段により繰出しローラ6と同期して同方向に回転可能に構成されている。
8は分離ゲートであり、収納部2の開口部である媒体繰出し口11の近傍に配置され、分離ゲート軸9に回動自在に取り付けれ、収納部2から繰出された媒体Pを1冊ずつ分離するためのものである。
【0015】
この分離ゲート8は対向配置された分離ローラ7との間が媒体Pの1冊の厚さよりやや広い間隔となるように配置されている。また、この分離ゲート8は収納部2の壁面に設けられたスプリング10で分離ローラ7側に付勢されている。
ここで、図1は収納部2に一冊の媒体Pが収納された状態を示し、この図1において、接点15は収納部2に収納された媒体Pと繰出しローラ6との接点を示し、接点16は繰出された媒体Pと分離ローラ7との接点を示し、接点17は媒体押さえ5の板材5bの先端5dと収納部2の壁面2aの接点を示している。
【0016】
また、交点18は、接点15および接点16を通る直線20と板材5bと壁面2aの接線21との交点を示している。
この接点15と交点18の距離をL1、接点17と交点18の距離をL2とすると、媒体押さえ5の板材5bは、L2がL1以上になるように形成されている。
すなわち、媒体押さえ5は、板材5aの傾斜面またはその傾斜面が延長された面と板材5bの垂直面またはその垂直面が延長された面との交線(交点18)から板材5bの垂直面の上端5dまでの長さL2が交線(交点18)から繰出しローラ6と板材5aの傾斜面とが接する線(接点15)までの長さL1以上になるように形成されている。
【0017】
このように媒体押さえ5を形成することで接点17を支点とした回転モーメントにより媒体押さえ5が浮き上がることがなくなる。
また、媒体押さえ5の板材5aの繰出し方向の先端5eは接線21の直近(近傍)に位置するように形成され、板材5a、5bの端部は接点15の反繰出し方向に位置するように形成されている。
【0018】
さらに、錘5cは媒体押さえ5の重心が接点15の上方に位置するように配置されている。
上述した構成の作用について説明する。
なお、各実施例において媒体繰出装置1が行う動作は図示しないメモリ等の記憶手段に記憶された制御プログラム(ソフトウェア)に基づいて図示しない制御手段により制御されるものとする。
【0019】
媒体繰出装置1の収納部2に媒体Pが装填された状態で図示しない上位装置から媒体Pを繰出す指示を受信すると、図示しない制御手段により媒体Pの繰出し動作が開始される。
図1において、図示しない駆動手段により繰出しローラ6および分離ローラ7が反時計方向に回転すると媒体押さえ5により繰出しローラ6に押圧された最下位の媒体Pは繰出し口11の方向へ繰出され、繰出された媒体Pの先端が繰出し口11を1冊ずつ通過して図示しない媒体搬送路へ送り出される。
【0020】
このとき、板材5a、5bの端部は接点15の反繰出し方向に位置するように形成され、また媒体押さえ5の重心が接点15の上方に位置するため、媒体Pは媒体押さえ5により充分な力で繰出しローラ6に押圧され、確実に繰出される。
特に、収納部2に装填された媒体Pが残り1冊になった場合であっても、媒体押さえ5の板材5bは、上述したL2がL1以上になるように形成されているため、接点17を支点とした回転モーメントにより媒体押さえ5が浮き上がることなく、媒体Pを繰出しローラ6に押圧することができる。
【0021】
また、媒体押さえ5の板材5aの繰出し方向の先端5eが接線21の直近に位置するように形成されているため、繰出し方向の先端部が湾曲した媒体Pであってもその先端部を媒体押さえ5が充分な力で押圧し、媒体Pの湾曲した部位を修正して確実に媒体繰出し口11へ案内することができる。
さらに、錘5cを板材5a、5bの反繰出し方向側の後端部の上面に固着し、錘5cと底板4との間に空間を形成するようにしているため、反繰出し方向側の端部が湾曲した媒体Pにより媒体押さえ5を押し上げられることなく、媒体押さえ5は媒体Pを繰出しローラ6に充分な力で押圧することができる。
【0022】
図2は第1の実施例における中央部が媒体押さえ側、両端部が底板側に湾曲した媒体が装填された場合の説明図であり、図2において、媒体Pは、その中央部が媒体押え5側、両端部が底板4側になるように湾曲したものを示している。このように中央部が媒体押え5側、両端部が底板4側になるように湾曲した媒体Pが装填された場合であっても、媒体押さえ5は、その重心が接点15の上方に位置するように形成されているため、図中実線で示すように媒体Pは媒体押さえ5により充分な力で繰出しローラ6に押圧され、確実に繰出される。
【0023】
図3は第1の実施例における中央部が底板側、両端部が媒体押さえ側に湾曲した媒体が装填された場合の説明図であり、図3において、媒体Pは、その中央部が底板4側、両端部が媒体押え5側になるように湾曲したものを示している。このように中央部が底板4側、両端部が媒体押え5側になるように湾曲した媒体Pが装填された場合であっても、錘5cと底板4との間に充分な空間を形成するようにしているため、媒体Pの反繰出し方向側の端部により媒体押さえ5が押し上げられることなく、媒体押さえ5は媒体Pを繰出しローラ6に充分な力で押圧することができる。
【0024】
このように構成された媒体繰出装置1は収納部2に装填された媒体Pを最後の1冊まで正確に繰出し口11へ導き、1冊ずつ分離して繰出すことができる。
以上説明したように、第1の実施例では、収納部2に装填された媒体Pが残り1冊になった場合であっても、接点17を支点とした回転モーメントにより媒体押さえ5が浮き上がることがないようにしたため、媒体Pを繰出しローラ6に充分な力で押圧することができ、媒体Pを確実に繰出すことができるようになるという効果が得られる。
【0025】
また、中央部が媒体押え5側、両端部が底板4側になるように湾曲した媒体Pが装填された場合であっても、媒体押さえ5は、その重心が接点15の上方に位置するように形成されているため、媒体Pを繰出しローラ6に充分な力で押圧することができ、媒体Pを確実に繰出すことができるようになるという効果が得られる。
さらに、中央部が底板側、両端部が媒体押さえ側になるように湾曲した媒体Pが装填された場合であっても、錘5cと底板4との間に充分な空間を形成するようにしているため、媒体Pの反繰出し方向側の端部により媒体押さえ5が押し上げられることなく、媒体Pを繰出しローラ6に充分な力で押圧することができ、媒体Pを確実に繰出すことができるようになるという効果が得られる。
【0026】
また、繰出し方向の先端部が湾曲した媒体Pであっても、その先端部を媒体押さえ5が充分な力で押圧するようにしたため、媒体Pの湾曲した部位を修正して確実に媒体繰出し口11へ案内することができるという効果が得られる。
【実施例2】
【0027】
図4は第2の実施例における媒体繰出装置の側面を示す説明図である。
第1の実施例の構成と異なる部分を以下に説明する。
図4において、41は収納部2の底部を構成する底板である。底板41aは繰出しローラ6の繰出し方向の底部、底板41bは繰出しローラ6の反繰出し方向の底部を形成するものである。
【0028】
底板41aおよび底板41bは繰出し方向に傾斜させて形成され、底板41bの傾斜角は底板41aの傾斜角より緩くなるように、例えば水平または水平に近くなるように形成されている。
5fは錘であり、媒体押さえ5の板材5a、5bの反繰出し方向側の後端部の上面に固着され、さらにその後端の近傍で上方向に屈折するように形成されている。
【0029】
このように底板41bと錘5fとで形成される空間が広くなるようにしている。
媒体押さえ5の板材5aの繰出し方向の先端5eは接線21の直近に位置するように形成され、板材5a、5bの端部は接点15の反繰出し方向に位置するように形成され、錘5cは媒体押さえ5の重心が接点15の上方に位置するように配置されているのは第1の実施例と同様である。
【0030】
なお、上述した第1の実施例と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
上述した構成の作用について説明する。
収納部2に媒体Pが装填された状態で図示しない上位装置から媒体Pを繰出す指示を受信すると、図示しない制御手段により媒体Pの繰出し動作が開始される。
【0031】
図4において、図示しない駆動手段により繰出しローラ6および分離ローラ7が反時計方向に回転すると媒体押さえ5により繰出しローラ6に押圧された最下位の媒体Pは繰出し口11の方向へ繰出され、繰出された媒体Pの先端が繰出し口11を1冊ずつ通過して図示しない媒体搬送路へ送り出される。
このとき、図4に示すように中央部が媒体押さえ5側、両端部が底板4側になるように湾曲した媒体Pが装填された場合であっても、底板41bで確保された空間に媒体Pが湾曲した状態で収められ、媒体Pは媒体押さえ5により充分な力で繰出しローラ6に押圧され、確実に繰出される。
【0032】
また、中央部が底板4側、両端部が媒体押さえ5側になるように湾曲した媒体Pが装填された場合であっても、錘5fと底板41bとの間に充分な空間を形成するようにしているため、媒体Pの反繰出し方向側の端部により媒体押さえ5を押し上げられることなく、媒体押さえ5は媒体Pを繰出しローラ6に充分な力で押圧することができる。
以上説明したように、第2の実施例では、第1の実施例の効果に加え、中央部が媒体押さえ5側、両端部が底板4側になるように湾曲した媒体Pが装填された場合であっても、底板41bで確保された空間に媒体Pが湾曲した状態で収められ、媒体押さえ5は充分な力で媒体Pを繰出しローラ6に押圧することができ、媒体Pをより確実に繰出すことができるようになるという効果が得られる。
【0033】
また、中央部が底板4側、両端部が媒体押さえ5側になるように湾曲した媒体Pが装填された場合であっても、錘5fと底板41bとの間に充分な空間を形成するようにしているため、媒体Pの反繰出し方向側の端部により媒体押さえ5が押し上げられることなく、媒体押さえ5は充分な力で媒体Pを繰出しローラ6に押圧することができ、媒体Pをより確実に繰出すことができるようになるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】第1の実施例における媒体繰出装置の側面を示す説明図
【図2】第1の実施例における中央部が底板側、両端部が媒体押さえ側に湾曲した媒体が装填された場合の説明図
【図3】第1の実施例における中央部が媒体押さえ側、両端部が底板側に湾曲した媒体が装填された場合の説明図
【図4】第2の実施例における媒体繰出装置の側面を示す説明図
【図5】従来の媒体繰出装置の側面を示す説明図
【符号の説明】
【0035】
1 媒体繰出装置
2 収納部
2a 壁面
4 底板
5 媒体押さえ
6 繰出しローラ
7 分離ローラ
8 分離ゲート
9 分離ゲート軸
10 スプリング
11 媒体繰出し口

【特許請求の範囲】
【請求項1】
繰出し方向に傾斜させた底部に積層させて媒体を収納する収納部と、その収納部の最下位の媒体を1枚ずつ分離して繰出す繰出しローラとを備えた媒体繰出装置において、
媒体を押圧する傾斜面と、収納部の繰出し方向の壁面に接する垂直面とを有し、前記傾斜面または前記傾斜面が延長された面と前記垂直面または前記垂直面が延長された面との交点から前記垂直面の上端までの長さが前記交点から繰出しローラと前記傾斜面とが接する接点までの長さ以上になるように形成され、収納部の最上位の媒体に載置される媒体押さえを設けたことを特徴とする媒体繰出装置。
【請求項2】
請求項1の媒体繰出装置において、
前記媒体押さえの傾斜面を形成する部材に、媒体押さえの重心が繰出しローラの上方に位置するように錘を設けたことを特徴とする媒体繰出装置。
【請求項3】
請求項2の媒体繰出装置において、
前記媒体押さえの傾斜面を形成する部材を、端部が繰出しローラの近傍の反繰出し方向に位置するように形成された板材とし、
前記錘を、前記板材の傾斜面の反対面に固着させたことを特徴とする媒体繰出装置。
【請求項4】
請求項1、請求項2または請求項3の媒体繰出装置において、
前記媒体押さえの傾斜面の先端が、媒体押さえの垂直面または垂直面が延長された面の近傍に位置するように形成したことを特徴とする媒体繰出装置。
【請求項5】
請求項1から請求項3または請求項4の媒体繰出装置において、
前記収納部の底部を形成する底板を、繰出しローラより反繰出し方向の底板の傾斜が繰出し方向の底板の傾斜より緩くなるようにしたことを特徴とする媒体繰出装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2008−230746(P2008−230746A)
【公開日】平成20年10月2日(2008.10.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−71342(P2007−71342)
【出願日】平成19年3月19日(2007.3.19)
【出願人】(000000295)沖電気工業株式会社 (6,645)
【出願人】(591089556)株式会社 沖情報システムズ (276)
【Fターム(参考)】