説明

媒体表裏反転装置

【課題】紙幣等の媒体20の表裏を反転して取り揃える媒体表裏反転装置において、搬送方向の長さが異なる媒体であっても、確実に反転して搬送する。
【解決手段】媒体20の後端を検出するタイミング検知部4を設け、媒体20の後端検出タイミングT2から所定の時間t2経過後に反転アーム部11を回動させるようにした。或いは、少なくともタイミング検知部4、反転アーム部11および反転ローラ15を複数設け、前記複数のタイミング検出センサの検出結果に基づき、前記複数の反転アーム部11および反転ローラ15をそれぞれ制御するようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、紙幣取扱装置等の媒体取扱装置に搭載され、紙幣や伝票等の媒体の表裏を取り揃える媒体表裏反転装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、例えば紙幣取扱装置においては、出金取引の際、紙幣の表裏を取り揃えて顧客に支払いするようにしたものがある。こうした装置では表裏反転機構を備えており、この表裏反転機構には非反転搬送路と反転搬送路が設けられている。そして、表向きの紙幣は非反転搬送路を通してそのまま搬送し、裏向きの紙幣は反転搬送路を通すことにより表向きに反転して搬送している。
【0003】
反転搬送路は、所謂スイッチバック方式と呼ばれるもので、搬送方向に対する紙幣の向きを変えるための反転プール部を有している。紙幣はこの反転プール部に送り込まれると、所定の位置で搬送を停止され、これまで搬送方向に対して後端であった端部が今度は先頭となって、即ち搬送の向きを変えて再び搬送を開始する。これにより裏向きの紙幣が表向きに反転される。(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開平9−110265号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の表裏反転機構では、紙幣の先端を基準に一旦停止させてその後端を搬送路へ引き込むため、海外紙幣のように大きさが大きく異なる紙幣を取扱う場合では、紙幣の搬送方向の長さが異なると紙幣の後端を引き込むローラの当接位置がずれ、確実に引き込むことができない。
【0005】
例えば、図15に示したように、搬送方向の長さが短い紙幣20が反転プール部10に搬送された場合では、当該紙幣20の後端が搬送ローラ14と矢印C方向に回動させた反転ローラ15との当接部に届かず、引き込みを空振ることになる。また、逆に搬送方向の長さが長い紙幣20が反転プール部10に搬送された場合では、図16に示したように、当該紙幣20の後端が搬送ローラ14と矢印C方向に回動させた反転ローラとの当接部からはみ出し、矢印E方向に搬送する際、先端部分が折れ曲がってしまうなどの不具合があった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、前述の課題を解決するために次の手段を採用する。すなわち、搬送される媒体の後端を検知するタイミング検知手段と、表向きの媒体と裏向きの媒体の搬送方向を切換える搬送切換手段と、当該搬送切換手段により切換えられた媒体を侵入させる反転プール手段と、当該反転プール手段に進入させた媒体を、反転アーム部の回動によって押し付けて逆送りして反転させた状態で送り出す反転ローラ部と、を具備し、前記タイミング検知手段からの前記後端の検知タイミングに基づいて前記反転アーム部を回動させるようにした。
【発明の効果】
【0007】
本発明の媒体表裏反転装置によれば、搬送される媒体の後端を検出するタイミング検知手段を設け、前記媒体の後端検出タイミングから所定の時間経過後に反転アーム部を動作させるようにしたので、搬送方向に長さの異なる媒体であっても確実に反転して搬送させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、本発明に係る実施の形態例を、図面を用いて説明する。なお、以下の実施例の説明では、媒体として一般的な紙幣を例として説明するが、これには限らない。すなわち、紙幣以外の帳票や伝票等の媒体であっても本発明を適用することができる。また、裏向きの紙幣を表裏反転させるものとして以下説明するが、いずれかの面に取り揃えればよく、表向きの紙幣の方を表裏反転させるものであっても本発明を適用することができる。
【実施例1】
【0009】
(構成)
図1は、実施例1の媒体表裏反転装置の全体の構成図である。同図に示したように実施例1の媒体表裏反転装置は、図示してない投入口(図中左側)から1枚ずつ分離して鑑別部2へと搬送する第一搬送路1と、紙幣の真偽、金種、正損、表裏判定等の鑑別を行う鑑別部2と、鑑別部2から表裏反転部5へ紙幣を搬送する第二搬送路3と、紙幣の表裏方向を揃える表裏反転部5と、当該表裏反転部5内の表裏搬送の振り分けのタイミングおよび反転アーム回動のタイミングの調整ための媒体端部の位置を検出するタイミング検知部4と、表裏反転を完了した紙幣を図示してない集積部などに搬送する第三搬送路6と、から構成されている。
【0010】
図2は、表裏反転部5の概略側面図である。表裏反転部5は表方向の紙幣を第三搬送路6へ搬送する表方向搬送路7と、裏方向の紙幣を第三搬送路6へ搬送する反転前搬送路8aおよび反転後搬送路8bと、表方向搬送路7と反転前搬送路8aへの搬送を振り分ける搬送切換部9と、裏方向の紙幣を方向転換するために一旦停止させる反転プール部10と、反転プール部10内の紙幣後端を反転後搬送路8b方向へ押し付ける反転ローラ部15および回転支点12を具備した反転アーム部11と、同軸上に羽根車を設けて羽根車の回転により紙幣の後端を反転後搬送路8bへ導くための取込ローラ13と、紙幣後端を反転後搬送路8bへ引き込むための搬送ローラ14と、から構成されている。
【0011】
(搬送動作)
以上の構成により実施例1の媒体表裏反転装置は、以下のように動作する。この動作を図3ないし10の動作説明図と、図11の実施例1の媒体表裏反転装置のタイミングチャート図を用いて以下詳細に説明する。
【0012】
まず、図1を用いて説明したように、図示していない投入口等にセットされた紙幣20が1枚ずつ分離されて、第一搬送路1から鑑別部2へ搬送される。そして、搬送された紙幣20は鑑別部2を通過し、その際に真偽、正損、金種、表裏などの判定が行われる。
【0013】
そして、鑑別部2を通過した紙幣20は図3に示したように、第二搬送路3から表裏反転部5へ搬送される。表裏反転部5に入る際に鑑別部2で読み取った表裏方向の情報から、裏方向紙幣は図5に示したように反転前搬送路8aへ、表方向の紙幣は図10に示したように表方向搬送路7へ搬送するように、搬送方向を搬送切換部9で切換える。
【0014】
この搬送切換えのタイミングは、その詳細な動作は図11のタイムチャートを用いて後述するが、図4に示したように第二搬送路3内に設置したタイミング検知部4にて紙幣先端を検知して、紙幣20が搬送切換部9に到着する前に、図示しないソレノイド等にて搬送方向を切換えて固定する。
【0015】
そして、裏方向と鑑別された紙幣は、図5、図6に示したように反転前搬送路8aの方向に切換えられた状態の搬送切換部9を通過して、反転プール部10に突入する(図6矢印D方向)。
【0016】
そして、図7に示したように、反転アーム部11の支点12を中心とした矢印C方向の回動により反転ローラ15が搬送ローラ14の方向へ押し付けら、これに伴い紙幣20の後端も搬送ローラ14の方向へ押付けられる。
【0017】
そして、取込ローラ13の羽根車の矢印B方向の回転および搬送ローラ14の矢印F方向の回転への回転により紙幣後端が、矢印Eのように、反転後搬送路8bへと移動し、更に、図8、図9に示したように、F方向に回転している搬送ローラ14に引き込まれることによって、紙幣20が方向転換されて反転後搬送路8bを通り第三搬送路6に搬送される。
【0018】
一方、表方向と鑑別された紙幣20は、図10に示したように、表方向搬送路7(同図右側)の方向に切換えられた状態の搬送切換部9を通過して、矢印H方向、矢印I方向に進み、そのまま表方向搬送路7から矢印Jのように第三搬送路6に搬送される。
【0019】
(タイミング制御動作)
以上のような搬送動作を行うが、各動作のタイミングについて図11のタイムチャートを用いて以下詳細に説明する。なお、図11は、タイミング検知部4の検知結果と搬送切換部の切換信号と反転アーム部11の切換信号のタイミングを示した図である。
【0020】
ところで、搬送切換部9の切換えタイミングTaは紙幣20の搬送方向の長さに関わらず、タイミング検知部4から搬送切換部9の距離と搬送速度から一義的に求められる一定の時間とすべきであるが、反転アーム部11の駆動タイミングTbは、紙幣20の搬送方向の長さによって変化させるべきである。
【0021】
すなわち、紙幣20の搬送長さが短い場合は、図15に示したように、紙幣20の後端が行き過ぎてしまい、逆に長い場合は、図16に示したように、紙幣20の後端が残ったままとなるので、タイミング検知部4を媒体の先端が通過し始めたタイミングT1を基準とした場合、反転アーム部11を回動させるべきタイミングTbまでの時間は紙幣20の搬送長さに応じて変えるべきである。
【0022】
そこで、実施例1の媒体表裏反転装置では、反転アーム部11を回動するタイミングTbを、紙幣20の後端がタイミング検知部4を通過し終えたタイミングT2から所定の時間t2経過後とすることにより、紙幣20の搬送方向の長さが変化しても、適時のタイミングで反転アーム部11を動作させ、紙幣後端を反転ローラ15により押圧して反転後搬送路8bに搬送できるようにした。
【0023】
なお、搬送切換部9の切換えは、前述のように、紙幣20の先端がタイミング検知部4を通過し始めたタイミングT1から一定の時間t1で切換えれば、紙幣20の搬送方向の長さによらず、適時のタイミングで切換えを行うことができる。
【0024】
さらに具体的な表裏反転動作を前出の図3ないし図9を用いて以下説明する。先ず、図3の矢印Aのように第一搬送路2から裏方向状態で搬送されてきた紙幣20は、図4のようにタイミング検知部4を通過する。この時、搬送切換部9が反転前搬送路8a側に切換っていない場合は、紙幣20の先端を検知するタイミングT1からt1経過後に切換えを行なう。
【0025】
そして、図5のように、反転前搬送路8aに搬送されてきた紙幣20は、搬送切換部9、反転前搬送路8aを通過し、反転プール部11へと搬送される。
【0026】
このとき、図6のように、紙幣20の後端がタイミング検知部4を通過するタイミングT2から、紙幣20の搬送方向長さによって変化しないt2時間経過後のタイミングTbにて反転アーム部11を図示していない駆動モータ等で反転後搬送路8bの方向へ支点12を中心に反時計回り(矢印C方向)に回動をさせる。
【0027】
そして、図7のように、反転アーム部11の反転ローラ15の押し付けにて反転後搬送路8bの方向へ押された紙幣20は、図8のように、搬送ローラ14のF方向の回転、取込ローラ13の矢印B方向の回転により紙幣20の後端が反転後搬送路8bへ引き込まれる。これにより、紙幣20が方向転換されて反転後搬送路8bを通過し第三搬送路6に搬送されることになる。
【0028】
そして、図9のように、次の紙幣20の搬送のために、図示していない駆動モータ等で反転アーム部11を、支点12を中心に時計回り(矢印G方向)に回動させて、反転アーム部11を初期位置に戻す。
【0029】
(実施例1の効果)
以上のように、実施例1の媒体表裏反転装置によれば、媒体の後端を検出するタイミング検知手段を設け、前記媒体の後端検出タイミングから所定の時間経過後に反転アーム部を動作させるようにしたので、搬送方向に長さの異なる媒体であっても確実に反転して搬送することができる。
【実施例2】
【0030】
(構成)
実施例2の媒体表裏反転装置は、タイミング検出センサと搬送機構を複数設け、前記複数のタイミング検出センサの検出結果に基づき、前記複数の搬送機構をそれぞれ制御することによってスキューした媒体をも確実に搬送できるようにしたものである。
【0031】
すなわち、実施例2の媒体表裏反転装置では、図12に示したように、タイミング検知部4、搬送切換部9、反転アーム部11、取込ローラ13、搬送ローラ14、反転ローラ15をそれぞれaないしcの3個設け、これら3個を独立に駆動できるようにしている。その他の構成は実施例1の構成と同様であるので、簡略化のためにその詳細な説明は省略する。
【0032】
(動作)
以上の構成により実施例2の媒体表裏反転装置は、以下のように動作する。この動作を図14の表裏反転部のタイムチャート図を用いて以下説明する。本例では、図13に示したように紙幣20が斜めに搬送されてきた場合を一例として説明する。なお、搬送切換部9および反転アーム部11を駆動し表裏反転する搬送動作は実施例1と同様であるので、簡略化のためにその詳細な説明は省略する。
【0033】
まず、矢印Aのように、紙幣20が斜めに搬送されてくると、本例の場合では、タイミング検知部4aにより紙幣20の先端部が先に検出され、ついでタイミング検知部4b、4cの順に検知され、図14のように、タイミング検知部検知結果(a)、(b)、(c)のように、少しずつずれて検出される。
【0034】
このそれぞれの先端部検出のタイミングT1からt1経過後に搬送切換部9a〜9cをそれぞれ切換える。同様に、後端部検出タイミングT2からt2経過後に、反転アーム11a〜11cをそれぞれ切換える。
【0035】
なお、羽根車を有する取込ローラ13a〜13cの回転駆動開始のタイミングについては、図示していないが、取込ローラ13に突き当ててスキュー補正するために、先端部検出タイミングから所定の時間経過後に同時に回転させるのがよい。或いは、さらに先端部の検出タイミングの早い側の取込ローラ13の回転数を遅くするようにして取り込むようにするとよい。
【0036】
この場合は、スキューが補正されることを予想し中心位置のタイミング検知部(本例では4b)の後端検知タイミングT2からt2経過後に、反転アーム11a〜11cを同時に切換えるようにすればよい。
【0037】
以上のスキュー補正をしても、補正しきれずなおスキューしている場合であっても、後端部検出タイミングからt2時間経過後に、それぞれ反転アーム部11を回動することにより、紙幣20の後端部に反転ローラ15が確実に当接するので、スムーズに反転後搬送路8bへと搬送をすることができる。
【0038】
また、スキューしてさらに搬送方向の長さが異なる紙幣20が搬送されてきた場合であっても、それぞれのタイミング検知部4a〜4cにて後端部検出タイミングT2からt2時間経過後に、それぞれ反転アーム部11を回動することにより紙幣20の後端部に反転ローラ15に確実に当接するので、スムーズに反転後搬送路8bへと搬送をすることができる。
【0039】
なお、以上の説明では、タイミング検知部4、搬送切換部9、反転アーム部11、取込ローラ13、搬送ローラ14、反転ローラ15をそれぞれ3個設けるように説明したが、2個としてもよいし、4個以上設けるようにしても勿論よい。
【0040】
また、以上の説明では、タイミング検知部4、搬送切換部9、反転アーム部11、取込ローラ13、搬送ローラ14、反転ローラ15を複数設け、各タイミング検知部の検知結果に基づき、それぞれ各部を制御するように説明したが、複数のタイミング検知部4a〜4cの最初の検出タイミング若しくは平均したタイミングまたは最後の検出タイミングに基づき各部を制御するようにしてもよい。
【0041】
また、以上の説明では、タイミング検知部4、搬送切換部9、反転アーム部11、取込ローラ13、搬送ローラ14、反転ローラ15を複数設け、各タイミング検知部4の検知結果に基づき、それぞれ各部を制御するように説明したが、搬送切換部9、取込ローラ13や搬送ローラ14は、紙幣のスキューをなくす必要がなければ、1つとしてもよい。逆に、高精度にスキューを補正するようにするのであれば、タイミング検知部4の個数以上を設けるようにしてもよい。
【0042】
(実施例2の効果)
以上のように、実施例2の媒体表裏反転装置によれば、少なくともタイミング検知手段並びに反転アーム部および反転ローラを複数設け、前記複数のタイミング検知手段による紙幣後端の検知タイミングに基づいて前記複数の反転アーム部をそれぞれ回動させるので、実施例1の効果に加え、スキューした紙幣をも確実に反転して搬送することができる。
【産業上の利用可能性】
【0043】
本発明は、紙幣や伝票等の媒体の表裏を取り揃える媒体表裏反転機構を具備する紙葉類取扱装置等の媒体取扱装置に広く用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】実施例の媒体表裏反転処理装置の全体構成図である。
【図2】実施例1の媒体表裏反転装置の表裏反転部の構成図である。
【図3】実施例1の媒体表裏反転装置の表裏反転部の動作説明図である。
【図4】実施例1の媒体表裏反転装置の表裏反転部の動作説明図である。
【図5】実施例1の媒体表裏反転装置の表裏反転部の動作説明図である。
【図6】実施例1の媒体表裏反転装置の表裏反転部の動作説明図である。
【図7】実施例1の媒体表裏反転装置の表裏反転部の動作説明図である。
【図8】実施例1の媒体表裏反転装置の表裏反転部の動作説明図である。
【図9】実施例1の媒体表裏反転装置の表裏反転部の動作説明図である。
【図10】実施例1の表裏反転部の表裏反転しないときの動作説明図である。
【図11】実施例1の表裏反転部のタイムチャート図である。
【図12】実施例2の媒体表裏反転装置の表裏反転部の構成図である。
【図13】実施例2の媒体表裏反転装置の表裏反転部の動作説明図である。
【図14】実施例2の表裏反転部のタイムチャート図である。
【図15】従来の表裏反転部における反転アーム部の駆動タイミングが適切でない場合の例示図である。
【図16】従来の表裏反転部における反転アーム部の駆動タイミングが適切でない場合の例示図である。
【符号の説明】
【0045】
3 第二搬送路
4 タイミング検知部
5 表裏反転部
6 第三搬送路
7 表方向搬送路
8a 反転前搬送路
8b 反転後搬送路
9 搬送切換部
10 反転プール部
11 反転アーム部
12 反転アーム支点
13 取込ローラ
14 搬送ローラ
15 反転ローラ
20 紙幣

【特許請求の範囲】
【請求項1】
搬送される媒体の後端を検知するタイミング検知手段と、
表向きの媒体と裏向きの媒体の搬送方向を切換える搬送切換手段と、
当該搬送切換手段により切換えられた媒体を侵入させる反転プール手段と、
当該反転プール手段に進入させた媒体を、反転アーム部の回動によって押し付けて逆送りして反転させた状態で送り出す反転ローラ部と、を具備し、
前記タイミング検知手段からの前記後端の検知タイミングに基づいて前記反転アーム部を回動させることを特徴とする媒体表裏反転装置。
【請求項2】
前記タイミング検知手段からの前記後端の検知タイミングから所定の時間経過後に前記反転アーム部を回動させるようにしたことを特徴とする請求項1記載の媒体表裏反転装置。
【請求項3】
少なくとも前記タイミング検知手段並びに反転アーム部および反転ローラを複数設け、前記複数のタイミング検知手段による媒体後端の検知タイミングに基づいて前記複数の反転アーム部をそれぞれ回動させることを特徴とする媒体表裏反転装置。
【請求項4】
前記複数のタイミング検知手段からの前記後端の検知タイミングから所定の時間経過後に前記複数の反転アーム部をそれぞれ回動させるようにしたことを特徴とする請求項3記載の媒体表裏反転装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate

【図16】
image rotate


【公開番号】特開2009−18888(P2009−18888A)
【公開日】平成21年1月29日(2009.1.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−181604(P2007−181604)
【出願日】平成19年7月11日(2007.7.11)
【出願人】(000000295)沖電気工業株式会社 (6,645)
【Fターム(参考)】