説明

学習指導支援システム及び支援方法

【課題】解答用紙に解答を記載させる際に、教材コードや、問題の内容が記載された教材のページ数等を記載させる学習指導支援システム及び支援方法を提供することを目的とする。
【解決手段】少なくとも筆記手段と送信手段を有するデジタルペンと、デジタルペン専用ドットパターンが印刷された解答用紙を使用した学習指導支援システムであって、少なくともページが視認可能に印刷された教材と、解答用紙に記載された筆記情報を内蔵するデジタルカメラによってドットパターン情報として取得して記憶するデジタルペンと、デジタルペン専用ドットパターンが印刷された解答用紙と、デジタルペンに接続された通信端末と、ネットワーク上で通信端末に接続されたデジタルペンシステム管理サーバと、前記デジタルペンシステム管理サーバまたは通信端末に接続された学習支援サーバと、を備えた学習指導支援システムを提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、学習指導支援システム及び支援方法に関し、詳しくは、解答用紙に解答を記載させる際に、教材コードや、問題の内容が記載された教材のページ数等を記載させる学習指導支援システム及び支援方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、郵便やインターネットを利用した在宅学習システムが広く利用されている。
在宅学習システムは、多くの場合、通信教育と呼ばれ、フェイスツーフェイスで教育活動を行うことができない学習者に対して行われる。
通信教育の種類は多く、例えば、大学の通信教育から、不登校の児童,生徒のための通信教育、離島,山村などに生活する児童などを対象とした教育手段としての通信教育、簿記,手芸,ペン字等の社会教育、さらには、税理士,司法書士,行政書士などの資格取得を対象としたものなどにも及んでいる。
とりわけ、大学の通信教育や不登校の児童,生徒を対象とした在宅指導は、学習者の顔や、学習環境が見えないために、一枚の解答用紙からいろいろな要素を汲み取らなければならない。
【0003】
従来から、コンピュータネットワークを用いたテスト情報の送付、自動採点システムが存在していた。しかし、従来のテストによる自動採点システムは、受信した学習者からの回答と、格納している模範解答を比較、照合してテストの得点を算出するものであった。
【0004】
しかし、前述の採点システムでは学習者の回答をする時間や振り舞いを考慮した柔軟な採点はできないとして、「採点方法,情報処理装置およびそのプログラム」が提供されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の内容によれば、電子ペンからペン識別子と電子ペンの軌跡を示す座標情報を有するペン情報を1以上受信するペン情報受信部と、1以上のペン情報が有する座標情報から電子ペンの記載情報を取得する記載情報取得部と、ペン情報受信部がペン情報を受信した時刻を取得する時刻取得部と、記載情報取得部が取得した記載情報と時刻取得部が取得した時刻に基づいて、記載情報の得点を算出する得点計算部と、得点計算部で計算した得点をペン情報と対応付けて蓄積する得点蓄積部を具備する情報処理装置により、受講生の回答をする時間や振る舞いを考慮した柔軟な採点が可能であるとしている。
【0005】
【特許文献1】特開2004−265272号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載の内容は、電子ペンから情報を受信して、受信情報の時刻情報と筆順等の「振る舞いに関する情報」を取得して、得点を算出することを特徴としている。
そこで本発明は、解答用紙に解答を記載させる際に、教材コードや、問題の内容が記載された教材のページ数等を記載させる学習指導支援システム及び支援方法を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題の目的を達成するために、本発明の学習指導支援システムの第一の態様は、少なくとも筆記手段と送信手段を有するデジタルペンと、デジタルペン専用ドットパターンが印刷された解答用紙を使用した学習指導支援システムであって、少なくともページが視認可能に印刷された教材と、解答用紙に記載された筆記情報を内蔵するデジタルカメラによってドットパターン情報として取得して記憶するデジタルペンと、デジタルペン専用ドットパターンが印刷された解答用紙と、デジタルペンに接続された通信端末と、ネットワーク上で通信端末に接続されたデジタルペンシステム管理サーバと、前記デジタルペンシステム管理サーバまたは通信端末に接続された学習支援サーバと、を備えたことを特徴とするものである。
【0008】
また、第二の態様は、第一の態様において、解答用紙は、少なくとも、教材コード記載欄と、教材のページ数を記載するページ記載欄と、解答記載欄と、送信のため送信ボックスとを有することを特徴とするものである。
【0009】
また、第三の態様は、第一,第二何れかの態様を使用した学習指導支援方法であって、
デジタルペンの筆記手段によって、教材コードを記載するステップと、学習者番号を記載するステップと、設定された問題に対して教材の前記問題の解答を導く内容が記載された教材の頁を記載するステップと、解答を記載するステップと、解答記載作業を終えて、デジタルペンの送信手段によって記載した解答情報を通信端末に送信するステップと、
からなることを特徴とするものである。
【0010】
また、第四の態様は、第三の態様において、何れかのステップは、その後にチェックボックスにチェックを記載するステップを伴うことを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0011】
本発明の、学習指導支援システム及び支援方法によって、学習者に複数の教材に対応した設問を提供することができ、しかも、問題を読んで、教材を復習させることによって、大切な内容が教材に的確に記載されていることを学習者に意識付けさせることができ、あらためて教材の存在を学習者に認識させることができる。
また、デジタルペンで読み取り、通信端末を経由して送信された解答情報は、電子データであるため、機械的な採点方法の選択が可能になる。
また、送信された解答情報には時刻情報が含まれるため、教材を読んで、解答し終わった時間差などを参照することによって、学習者の理解力が平均的なものであるか否か判断することができる。
また、チェックボックスの設定数によって、時間要素を細かに把握できるため、どの問題は易しかったか、難しかったかの判断を行うことができ、また、極めて短い時間で解答されている場合は、他人の解答を参照した可能性がある等の判断も行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、図面を参照して、本発明の学習指導支援システム及び支援方法について説明する。
図1は、本発明の学習指導支援システムを構築するための装置や教材,解答用紙について説明するための図,図2は、本発明の学習指導支援システムで使用される解答用紙の一例について説明するための図,図3は、本発明の学習指導支援システムを構築するための装置と主な役割について説明するための図,図4は、本発明の学習指導支援方法の支援手順の一例について説明するための図,図5は、学習者と学習支援者が行う主な内容について説明するための図,図6は、デジタルペンの一例について説明するための図,図7は、専用ドットパターンの一例について説明するための図,である。
【0013】
図1を参照して、本発明の学習指導支援システムを構築するための装置や教材,解答用紙について説明する。
本発明の学習指導支援システムは、少なくとも筆記手段と送信手段を有するデジタルペンと、デジタルペン専用ドットパターンが印刷された解答用紙を使用した学習指導支援システムであって、少なくともページが視認可能に印刷された教材6と、解答用紙に記載された筆記情報を内蔵するデジタルカメラによってドットパターン情報として取得して記憶するデジタルペン1と、デジタルペン専用ドットパターンが印刷された解答用紙5と、デジタルペンに接続された通信端末2と、ネットワーク上で通信端末に接続されたデジタルペンシステム管理サーバ3と、前記デジタルペンシステム管理サーバ3または通信端末2に接続された学習支援サーバ4によって構築される。
【0014】
以下にそれぞれの装置、および、教材,解答用紙について説明する。
【0015】
先ず、図6を参照して、デジタルペン1について説明する。
デジタルペン1は、インクカートリッジ108を伴った筆記部106,ドットパターンを読み取るデジタルカメラによる撮像部105,デジタルカメラで読み取られた筆記情報(ドットパターンの座標情報)を記憶する記憶部103,通信端末にストロークの座標情報を送信する通信部102,これらの機能を制御する制御部104,デジタルペン用の圧力センサ107,図示しないが電源部,時間要素生成機能部で構成され、これらをデジタルペン1の筐体101の内部に搭載している。
デジタルペン1は、デジタルペン専用用紙に印刷されたドットパターン情報を撮像部105で読み取って記憶部103で記憶し、図示しないが、デジタルペンのユニークな識別情報などと共に通信部102から通信端末に送信する。
通信部102は、USB(Universal Serial Bus)対応、または、Bluetooth(The Bluetooth SIG,Inc.の登録商標)対応となっている。
また、デジタルペン1の筐体101に組み込まれた筆記部106は、単なる筆記具として使用することもできるようになっている。
【0016】
筆記部106は、筆記情報を可視状態で記載部に残す役割の他に、デジタルカメラによる撮像部105と、ドットパターン印刷面との距離を一定にする役割を担っている。
筆記部106がデジタルペン筐体101に装着されたときに、インクカートリッジ108側の先端が、デジタルペン筐体101に取り付けられたデジタルペン用の圧力センサ107に接触するようになっている。
この圧力センサ107は、情報の記載が開始されることを制御部104に伝える役割と、筆圧の強弱を読み分ける役割を備えている。
そのために、本発明では利用しないが、署名の際に筆圧による特徴を把握し、署名している者が、例えば、登録されている者か否かを判定する利用分野にも対応できるようになっている。
インクカートリッジ108の残量を確認する場合、または、充填する場合は、例えば、筆記部106をデジタルペン筐体101の先端から引き抜いてインクの残量確認、または、インクの補充を行う。
【0017】
図7を参照して、デジタルペン専用ドットパターンについて説明する。
解答用紙には、図に示すようなデジタルペン専用ドットパターンが基材(紙)全面または、情報記載欄だけに、例えば、赤外線領域の光を吸収するインキでプリント、または、印刷されている。
図に示す縦横の仮想線は、説明し易くするために便宜上記載しており、実際には印刷されていない。
デジタルペン専用ドットパターンの各ドットは、0.3mm間隔で形成された直角に交わる縦横の仮想線の交点近傍に、それぞれ異なる4方向の何れかに配置され、(デジタルペンの撮像部で認識可能な)有色のインキで印刷されている。
スウェーデン国のアノト社のシステムでは、36個のドット(約4mm2の内側に印刷されたドット群)を1単位情報として扱っている。
【0018】
デジタルペンで、解答用紙に教材コードや解答などの文字を記載したり、チェック欄にチェックマークを記載すると、ペン先がどの位置をなぞっているか、その近傍に印刷されたドットパターンの座標情報をデジタルペンに内蔵された撮像部で読み取って、ペン先が移動した単位情報の軌跡をデジタルペンの記憶部に記憶するようになっている。
また、一つのアプリケーションには、同一のドットパターンが存在しないように管理される。
【0019】
デジタルペンシステム管理サーバ3について説明する。
デジタルペンシステム管理サーバ3は、図示しないが、多くの場合、PLSサーバと、ASHサーバに分けられて使用される。
通信端末から送信されたストロークの座標情報は、まず、PLS(Paper Look−up Service)と呼ばれるデジタルペンシステム管理サーバに送信される。
PLSサーバは、受信したドットパターンのストロークの座標情報から、使用されているアプリケーションを割り出して、そのアプリケーション支援を行うASH(Application Service Handler)サーバのURL(Uniform Resource Locator)とストロークの座標情報を通信端末2に送信する。
【0020】
通信端末2について説明する。
通信端末2は、例えば、キーボードなどの入力手段,インターネットに接続されて入力情報を送受信する送受信手段,ディスプレイなどの表示手段,入力情報や読み込んだ情報を保存する保存手段等を有する、例えば、パームトップ型,デスクトップ型,ノート型パーソナルコンピュータや、PDA(Personal Digital Assistance),携帯電話のような装置である。
通信端末2は、デジタルペン1から送信されたドットパターン情報をUSBや、Bluetooth対応のインターフェイスで受信し、PLSサーバに送信する。
PLSサーバは、受信したドットパターンによって適切なASHサーバを割り出し、ASHサーバのURLを通信端末2に返信する。
通信端末2は、ドットパターンによる座標データをASHサーバのURLに送信する。
ASHサーバは、通信端末2から受信した調査内容をアプリケーションプログラムによって編集し、テキストデータなどに変換して通信端末2、または、学習支援サーバ4等に送信する。
【0021】
前述のデジタルペンシステム管理サーバ3(PLSサーバ,ASHサーバ)の機能を前述の通信端末2に内蔵,ダウンロードまたは外付け、して使用することもできる。
【0022】
学習支援サーバ4について説明する。
ネットワークに接続された学習支援サーバ4は、DB(データベース)に接続され、例えば、扱っている各種教材のコードとページごとに記載されている内容や、教師が作成した、教材に沿った試験問題やその解答を格納している。
また、学習者の属性や契約内容、会費の納入状況等が学習者番号と共に格納されている。
通信端末からの要求に基づいて、または、定められた期日に、解答用紙や、連絡事項などを送信し、学習指導に必要な支援を行う。
【0023】
図2を参照して、本発明の学習指導支援システムで使用される解答用紙の一例について説明する。
解答用紙5は、「レポート用紙」でも、「問題用紙」でも、「テスト用紙」でもよい。
解答用紙5には「教材コード」51,「学習者番号」,「氏名」,「出題範囲」52,「解答」53などの「解答情報」や、「問題」などの事前印刷情報がプリント、または、印刷されている。
「学習者番号」は、デジタルペンが有するユニークな識別コードから取得することもできるが、知り合い同士で交換して使用したり、故障した際に借用して使用する事も考えられ、敢えて学習者に記載させる。
【0024】
また、図に示す例では、解答情報記載欄には記載順序を示す「数字」が、透明性を有し、赤外線を反射するインキで印刷される。
解答用紙5の解答情報記載面には全面にわたって、または、解答情報記載欄だけに前述の専用ドットパターンが印刷される。
図に示すように、「教材コード」51や、「学習者番号」,「氏名」等の記載欄をはじめとして、「問題」に関連する内容が記載された教材の「出題範囲」を「教材の<頁>で記載する欄」52が設けられている。
また、「解答欄」53が設けられており、文字や数字で解答を記載するようになっている。
前記、「問題」,「出題範囲」,「解答欄」は、複数設けられ、複数の枚数にわたって設けられる場合もある。
【0025】
前述の「教材コード」51,「学習者番号」,「氏名」を記載した後に、チェックマークを記載するためのチェックボックス54,「出題範囲」,「解答」を記載した後に、問題毎にチェックマークを記載するためのチェックボックス(図示せず)が設けられている。
また、解答作業が終了して通信端末に解答情報を送信するための送信ボックス55が設けられている。
前記チェックボックスは、デジタルペンで解答情報を記載するすべての欄に設けられていてもよい。
これら「チェックマーク」を記載するためのチェックボックスは、解答の際の時間的要素を収集するために設けられており、デジタルペンに内蔵された「時間要素生成機能部」によって生成された時間情報が記憶される。前記「時間情報」は時刻情報でも、各記載欄に記載された時間の差による間隔時間情報でもよい。
【0026】
解答用紙は、学習者の「プリント装置」で出力される場合や、郵送で送り届けられる場合がある。
【0027】
図3を参照して、本発明の学習指導支援システムを構築するための装置と主な役割について、手順に従って説明する。
デジタルペン1は筆記手段によって解答用紙に解答情報を記載し、解答情報を記憶し、解答情報を通信端末に送信する(ステップ1:以下S1と記載する)。
通信端末2は、デジタルペン1からドットパターンによる解答情報を受信し、デジタルペンシステム管理サーバ3に送信する(S2)。
デジタルペンシステム管理サーバ3のPLSサーバは、受信したドットパターンのストロークの座標情報から、使用されているアプリケーションを割り出して、そのアプリケーション支援を行うASHサーバのURLを通信端末2に送信する。通信端末は、受信したASHサーバのURLにドットパターン情報を送信し、テキストデータに変換してもらう(S3)。
通信端末2は、受信したテキストデータを学習支援サーバ4に送信する(S4)。
学習支援サーバ4は、解答情報を受信し(S5)、専用プログラムで解答情報を解析し(S6)、学習者番号別に解答情報と採点情報を含む進展状況をDBに登録する(S7)。
学習支援サーバ4は、所定の時期に解答情報などの学習支援情報を通信端末に送信する(S8)。S8では、郵送手段によって送付されてもよい。
【0028】
図4を参照して、本発明の学習指導支援方法の、支援手順の一例について説明する。
図4では、「学習指導支援方法の支援手順の一例」について、「解答用紙の記入手順の例」で説明する。
学習者は、解答用紙を開く(S11)。デジタルペンの電源を「ON」にする(S12)。
解答用紙の教材コード記載欄に教材コードを記載する(S13)。解答用紙の学習者番号記載欄に、学習者番号を記載する(S14)。解答用紙の氏名記載欄に、氏名を記載する(S15)。解答用紙のチェックボックスにチェックマークを記載する(S16)。
解答用紙に印刷された最初の問題を読む(S17)。
教材を開いて、問題の解答を行うための内容が記載された頁を開いて何ページに記載されているかそのページ数を記載する(S18)。
S18の頁に記載されている内容をよく読んで理解し、解答欄に解答を記載する(S19)。解答様式には、文章で記述して解答する方式以外に、「まる、ばつ」式,「イエス、ノー」選択方式,または、「番号」選択方式がある。
解答用紙のチェックボックスにチェックマークを記載する(S20)。
S17〜S20を問題の数だけ繰り返す。
問題の解答作業が完了したら、解答用紙の送信ボックスにチェックマークを記載し、解答情報を送信する(S21)。
【0029】
図5を参照して、学習者と学習支援者が行う主な内容について説明する。
学習者は、「学習支援システム説明書」を学習支援者に請求する(S31)。
学習支援者は、「学習支援システム説明書」を学習者に送付する(S32)。
学習者は、学習支援システムに入会する(S33)。
学習支援者は、学習者の資格を入会基準に照らし合わせ入会を許可し「デジタルペン,教材,初回の解答用紙」を学習者に送付する(S34)。
決められた手順に則って学習を開始する(S35)。
解答用紙に記載した解答情報を送信する(S36)。
S36の後は、図3で説明したS5に沿って進められる。
その後は、適時学習支援情報や、新規教材などが学習支援者から、学習者に送付される。
【産業上の利用可能性】
【0030】
大学の通信教育,不登校の児童のための通信教育,簿記やペン字等の社会教育,税理士や行政書士などの資格取得を対象とした通信教育などの分野に利用できる。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明の学習指導支援システムを構築するための装置や教材,解答用紙について説明するための図である。
【図2】本発明の学習指導支援システムで使用される解答用紙の一例について説明するための図である。
【図3】本発明の学習指導支援システムを構築するための装置と主な役割について説明するための図である。
【図4】本発明の学習指導支援方法の支援手順の一例について説明するための図である。
【図5】学習者と学習支援者が行う主な内容について説明するための図である。
【図6】デジタルペンの一例について説明するための図である。
【図7】専用ドットパターンの一例について説明するための図である。
【符号の説明】
【0032】
1 デジタルペン
2 通信端末
3 デジタルペンシステム管理サーバ
4 学習支援サーバ
5 解答用紙
6 教材
51 教材コード記載欄
52 ページ記載欄
53 解答記載欄
54 チェックボックス
55 送信ボックス
101 筐体
102 通信部
103 記憶部
104 制御部
105 撮像部
106 筆記部
107 圧力センサ
108 インクカートリッジ


【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも筆記手段と送信手段を有するデジタルペンと、デジタルペン専用ドットパターンが印刷された解答用紙を使用した学習指導支援システムであって、
少なくともページが視認可能に印刷された教材と、
解答用紙に記載された筆記情報を、内蔵するデジタルカメラによってドットパターン情報として取得して記憶するデジタルペンと、
デジタルペン専用ドットパターンが印刷された解答用紙と、
デジタルペンに接続された通信端末と、
ネットワーク上で通信端末に接続されたデジタルペンシステム管理サーバと、
前記デジタルペンシステム管理サーバまたは通信端末に接続された学習支援サーバと、
を備えたことを特徴とする学習指導支援システム。
【請求項2】
請求項1に記載の学習指導支援システムにおいて、
解答用紙は、少なくとも、教材コード記載欄と、教材のページ数を記載するページ記載欄と、解答記載欄と、送信のため送信ボックスとを有することを特徴とする学習指導支援システム。
【請求項3】
請求項1〜2何れかに記載の学習指導支援システムを使用した学習指導支援方法であって、
デジタルペンの筆記手段によって、教材コードを記載するステップと、学習者番号を記載するステップと、設定された問題に対して教材の前記問題の解答を導く内容が記載された教材の頁を記載するステップと、解答を記載するステップと、
解答記載作業を終えて、デジタルペンの送信手段によって記載した解答情報を通信端末に送信するステップと、
からなることを特徴とする学習指導支援方法。
【請求項4】
請求項3に記載の学習指導支援方法において、
何れかのステップは、その後にチェックボックスにチェックを記載するステップを伴うことを特徴とする学習指導支援方法。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2007−310124(P2007−310124A)
【公開日】平成19年11月29日(2007.11.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−138735(P2006−138735)
【出願日】平成18年5月18日(2006.5.18)
【出願人】(000002897)大日本印刷株式会社 (14,506)
【Fターム(参考)】