説明

学習管理サーバ、コンテンツ配信サーバ、学習システム、学習管理方法、学習管理プログラム及び記録媒体

【課題】ユーザ学習時における携帯端末と学習管理サーバ間の通信処理を削減し、画面表示時間の短縮、学習の中断解消、及び、通信量低減を可能とした、学習管理サーバ、コンテンツ配信サーバ、学習システム、学習管理方法、学習管理プログラム及び記録媒体を提供する。
【解決手段】履歴情報を記録するストレージを有する携帯端末1と、コンテンツのベースデータ22を有する学習管理サーバ2とを備えた学習システムの学習管理サーバ2において、コンテンツのベースデータ22及び携帯端末1からのコンテンツデータのダウンロード要求に基づいて、履歴処理を実行するスクリプトを含んだコンテンツデータを生成し、生成したコンテンツデータを携帯端末1に送信する手段を設ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、学習管理サーバ、コンテンツ配信サーバ、学習システム、学習管理方法、学習管理プログラム及び記録媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、携帯端末を用いて、語学習得や資格取得を目的とした学習が行われるようになってきている。このような携帯端末を用いた学習を行うための学習コンテンツ(具体的には、学習内容が記載された資料、学習成果を試すためのテスト問題などを意味する。)をインターネット等の通信ネットワークを介して提供するサービスも行われるようになってきている。
【0003】
学習コンテンツの利用によって学習される内容は、例えば、英語やドイツ語等の語学を習得するための学習、コンピュータやネットワーク等の技術的知識を習得するための学習、司法書士等の資格試験の学習等がある。
【0004】
関連する先行技術文献である特許文献1では、複数の学習コンテンツを利用して学習している場合に、学習履歴をまとめて閲覧可能とし、煩わしい作業を行う必要をなくすことを目的とした、学習履歴統合提供サーバ、学習履歴統合提供方法、および学習履歴統合提供プログラムに関する技術が開示されている。
【0005】
ところで、従来の携帯端末におけるブラウザを使用して学習するシステムでは、ユーザの学習時において、学習管理サーバに対して履歴情報を記録させるために、携帯端末と学習管理サーバ間で通信を行っている。その理由は、携帯端末のブラウザは、ローカルなストレージ(携帯端末の有するストレージ)に対して履歴情報を記録(格納)することができないからである。
【特許文献1】特開2005−10235号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、上述したように、従来の携帯端末では、履歴情報の記録を(携帯端末の)ローカルなストレージに格納できないため、この履歴情報の記録は学習管理サーバで行っている。よって、携帯端末の画面切替ごとに学習管理サーバとの間で通信を行う必要があるため、画面表示に長時間を要したり、電波状況が悪化による学習の中断や、通信量が多いなどの問題があった。
【0007】
本発明は、上記のような問題点に鑑み、ユーザ学習時における携帯端末と学習管理サーバ間の通信処理を削減し、画面表示時間の短縮、学習の中断解消、及び、通信量低減を可能とした、学習管理サーバ、コンテンツ配信サーバ、学習システム、学習管理方法、学習管理プログラム及び記録媒体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1に記載の発明は、履歴情報を記録するストレージを有する携帯端末と、コンテンツのベースデータを有する学習管理サーバとを備えた学習システムの学習管理サーバであって、前記コンテンツのベースデータ及び前記携帯端末からのコンテンツデータのダウンロード要求に基づいて、履歴処理を実行するスクリプトを含んだコンテンツデータを生成し、該コンテンツデータを前記携帯端末に送信する手段を備えている学習管理サーバとしたことを特徴とする。
【0009】
請求項2に記載の発明は、前記スクリプトは、前記携帯端末における前記コンテンツデータのダウンロード時に、コンテンツに対応する履歴情報を初期生成し、該履歴情報を前記携帯端末の前記ストレージに記録する記述を含んでいる請求項1記載の学習管理サーバとしたことを特徴とする。
【0010】
請求項3に記載の発明は、前記スクリプトは、前記携帯端末によるユーザの学習時に、該スクリプトにより指定された所定のタイミングで、前記携帯端末の前記ストレージに履歴情報を記録する記述を含んでいる請求項1又は2に記載の学習管理サーバとしたことを特徴とする。
【0011】
請求項4に記載の発明は、前記スクリプトは、該スクリプトにより指定された所定のタイミングで、前記学習管理サーバに対して、前記携帯端末の前記ストレージに格納された履歴情報を送信する記述を含んでいる請求項1から3のいずれか1項に記載の学習管理サーバとしたことを特徴とする。
【0012】
請求項5に記載の発明は、履歴情報を記録するストレージを有する携帯端末と、コンテンツのベースデータを有する学習管理サーバとを備えた学習システムにおける学習管理サーバの学習管理方法であって、前記学習管理サーバが、前記コンテンツのベースデータ及び前記携帯端末からのコンテンツデータのダウンロード要求に基づいて、履歴処理を実行するスクリプトを含んだコンテンツデータを生成する工程と、前記学習管理サーバが、生成した前記コンテンツデータを前記携帯端末に送信する工程とを有する学習管理サーバの学習管理方法としたことを特徴とする。
【0013】
請求項6に記載の発明は、前記スクリプトは、前記携帯端末における前記コンテンツデータのダウンロード時に、コンテンツに対応する履歴情報を初期生成し、該履歴情報を前記携帯端末の前記ストレージに記録する記述を含んでいる請求項5記載の学習管理サーバの学習管理方法としたことを特徴とする。
【0014】
請求項7に記載の発明は、前記スクリプトは、前記携帯端末によるユーザの学習時に、該スクリプトにより指定された所定のタイミングで、前記携帯端末の前記ストレージに履歴情報を記録する記述を含んでいる請求項5又は6に記載の学習管理サーバの学習管理方法としたことを特徴とする。
【0015】
請求項8に記載の発明は、前記スクリプトは、該スクリプトにより指定された所定のタイミングで、前記学習管理サーバに対して、前記携帯端末の前記ストレージに格納された履歴情報を送信する記述を含んでいる請求項5から7のいずれか1項に記載の学習管理サーバの学習管理方法としたことを特徴とする。
【0016】
請求項9に記載の発明は、請求項5から8に記載の学習管理サーバの学習管理方法を、コンピュータに実行させるための学習管理プログラムとしたことを特徴とする。
【0017】
請求項10に記載の発明は、請求項9記載の学習管理プログラムを記録した記録媒体としたことを特徴とする。
【0018】
請求項11に記載の発明は、履歴情報を記録するストレージを有する携帯端末と、コンテンツのベースデータを有する学習管理サーバとを備えた学習システムであって、前記学習サーバは、前記コンテンツのベースデータ及び前記携帯端末からのコンテンツデータのダウンロード要求に基づいて、履歴処理を実行するスクリプトを含んだコンテンツデータを生成し、該コンテンツデータを前記携帯端末に送信する手段を備えている学習システムとしたことを特徴とする。
【0019】
請求項12に記載の発明は、履歴情報を記録するストレージを有する携帯端末と、コンテンツのベースデータを有するコンテンツ配信サーバと、学習管理サーバとを備えた学習システムのコンテンツ配信サーバであって、前記コンテンツのベースデータ及び前記携帯端末からのコンテンツデータのダウンロード要求に基づいて、履歴処理を実行するスクリプトを含んだコンテンツデータを生成し、該コンテンツデータを前記携帯端末に送信する手段を備えているコンテンツ配信サーバとしたことを特徴とする。
【0020】
請求項13に記載の発明は、前記スクリプトは、前記携帯端末における前記コンテンツデータのダウンロード時に、コンテンツに対応する履歴情報を初期生成し、該履歴情報を前記携帯端末の前記ストレージに記録する記述を含んでいる請求項12記載のコンテンツ配信サーバとしたことを特徴とする。
【0021】
請求項14に記載の発明は、前記スクリプトは、前記携帯端末によるユーザの学習時に、該スクリプトにより指定された所定のタイミングで、前記携帯端末の前記ストレージに履歴情報を記録する記述を含んでいる請求項12又は13に記載のコンテンツ配信サーバとしたことを特徴とする。
【0022】
請求項15に記載の発明は、前記スクリプトは、該スクリプトにより指定された所定のタイミングで、前記コンテンツ配信サーバに対して、前記携帯端末の前記ストレージに格納された履歴情報を送信する記述を含んでいる請求項12から14のいずれか1項に記載のコンテンツ配信サーバとしたことを特徴とする。
【0023】
請求項16に記載の発明は、履歴情報を記録するストレージを有する携帯端末と、コンテンツのベースデータを有するコンテンツ配信サーバと、学習管理サーバと、を備えた学習システムにおけるコンテンツ配信サーバの学習管理方法であって、前記コンテンツ配信サーバが、前記コンテンツのベースデータ及び前記携帯端末からのコンテンツデータのダウンロード要求に基づいて、履歴処理を実行するスクリプトを含んだコンテンツデータを生成する工程と、前記コンテンツ配信サーバが、生成した前記コンテンツデータを前記携帯端末に送信する工程とを有するコンテンツ配信サーバの学習管理方法としたことを特徴とする。
【0024】
請求項17に記載の発明は、前記スクリプトは、前記携帯端末における前記コンテンツデータのダウンロード時に、コンテンツに対応する履歴情報を初期生成し、該履歴情報を前記携帯端末の前記ストレージに記録する記述を含んでいる請求項16記載のコンテンツ配信サーバの学習管理方法としたことを特徴とする。
【0025】
請求項18に記載の発明は、前記スクリプトは、前記携帯端末によるユーザの学習時に、該スクリプトにより指定された所定のタイミングで、前記携帯端末の前記ストレージに履歴情報を記録する記述を含んでいる請求項16又は17に記載のコンテンツ配信サーバの学習管理方法としたことを特徴とする。
【0026】
請求項19に記載の発明は、前記スクリプトは、該スクリプトにより指定された所定のタイミングで、前記コンテンツ配信サーバに対して、前記携帯端末の前記ストレージに格納された履歴情報を送信する記述を含んでいる請求項16から18のいずれか1項に記載のコンテンツ配信サーバの学習管理方法としたことを特徴とする。
【0027】
請求項20に記載の発明は、請求項16から19に記載のコンテンツ配信サーバの学習管理方法を、コンピュータに実行させるための学習管理プログラムとしたことを特徴とする。
【0028】
請求項21に記載の発明は、請求項20記載の学習管理プログラムを記録した記録媒体としたことを特徴とする。
【0029】
請求項22に記載の発明は、履歴情報を記録するストレージを有する携帯端末と、コンテンツのベースデータを有するコンテンツ配信サーバと、学習管理サーバと、を備えた学習システムであって、前記コンテンツ配信サーバは、前記コンテンツのベースデータ及び前記携帯端末からのコンテンツデータのダウンロード要求に基づいて、履歴処理を実行するスクリプトを含んだコンテンツデータを生成し、該コンテンツデータを前記携帯端末に送信する手段を備えている学習システムとしたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0030】
本発明によれば、ユーザ学習時における携帯端末と学習管理サーバ間の通信処理を削減し、画面表示時間の短縮、学習の中断解消、及び、通信量低減を可能とした、学習管理サーバ、コンテンツ配信サーバ、学習システム、学習管理方法、学習管理プログラム及び記録媒体を実現することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0031】
本発明を実施するための最良の形態は、履歴情報を記録するストレージを有する携帯端末と、コンテンツのベースデータを有する学習管理サーバとを備えた学習システムの学習管理サーバにおいて、コンテンツのベースデータ及び携帯端末からのコンテンツデータのダウンロード要求に基づいて、履歴処理を実行するスクリプトを含んだコンテンツデータを生成し、生成したコンテンツデータを携帯端末に送信する手段を設ける。
【0032】
以下に、本発明の好適な実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下に述べる実施形態は本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの実施形態に限られるものではない。
【0033】
(実施形態1)
本実施形態の学習システムは、履歴情報の記録処理の記述(スクリプト)を学習に使用するコンテンツデータに含めることにより、携帯端末での学習において学習管理サーバとの通信を行わずに履歴情報を記録し、ユーザ操作により任意のタイミングで履歴情報を学習管理サーバに送信することを特徴とする。
【0034】
まず、本実施形態の学習システムの構成及び各部の機能について、添付図面を用いて以下に説明する。図1は、本実施形態の学習システムの構成図である。図1に示すように、本実施形態の学習システムは、個々の学習者(ユーザ)が使用する複数の携帯端末1と、学習管理サーバ2とを備えている。携帯端末1と学習管理サーバ2とは、インターネット3を介して接続され通信を行う。
【0035】
携帯端末1は、パケット通信等の通信機能を有し、インターネット3に接続可能な携帯電話である。そして、携帯端末1は、コンテンツ表示ソフトウェア11、及び、コンテンツ表示ソフトウェア11が利用可能なストレージ12を備えている。また、学習管理サーバ2は、学習管理ソフトウェア21、コンテンツのベースデータ22、及び、データベース23を備えている。
【0036】
図2は、本実施形態の携帯端末1の構成図である。図2に示すように、コンテンツ表示ソフトウェア11は、コンテンツデータ実行手段111、サーバ通信手段112、コンテンツデータダウンロード手段113、及び、ストレージアクセス手段114を備えている。
【0037】
また、ストレージ12は、基本画面データ121、ユーザ情報122、コンテンツデータ123、及び、履歴情報124を備えている。基本画面データ121は、ユーザ情報入力用画面、コンテンツダウンロード用画面、学習開始用画面等の携帯端末1を用いた学習に必要な基本機能を提供する画面データからなる。
【0038】
図3は、本実施形態の学習管理サーバ2の構成図である。図3に示すように、学習管理ソフトウェア21は、処理要求振分手段211、コンテンツデータ配信手段212、履歴情報格納手段213、ユーザ認証手段214、コンテンツデータアクセス手段215、及び、データベースアクセス手段216を備えている。また、コンテンツのベースデータ22は、携帯端末1のストレージ12に格納する基本画面データ121やコンテンツデータ123の元となるデータであり、基本画面221、及び、学習目的に応じた複数のコンテンツ22A〜22Nからなる。
【0039】
データベース23は、ユーザ毎にIDやパスワード等の属性情報を管理するユーザ情報テーブル231、ユーザ及びコンテンツ毎に履歴情報を管理する履歴情報テーブル232、及び、コンテンツ毎に属性情報を管理するコンテンツ情報テーブル233を備えている。
【0040】
図4は、本実施形態のコンテンツデータ123の構成図である。図4に示すように、コンテンツデータ123は、コンテンツの目次情報等を含む初期表示画面123A、ダウンロード直後の処理に使用する初期化処理123I、教材ページ123S1〜123SL、テストセット123T1〜123TM、アンケートセット123E1〜123EN、及び、メディアデータ123M1〜123MXを有する。
【0041】
コンテンツデータ123の中で、初期表示画面123Aと初期化処理123Iとは必須であり、それ以外の、教材ページ123S1〜123SL、テストセット123T1〜123TM、及び、アンケートセット123E1〜123ENは、学習目的に応じて必要数分用意される。
【0042】
また、メディアデータ123M1〜123MXは、イメージデータ、動画データ、音声データ等であり、教材ページ123S1〜123SL、テストセット123T1〜123TM、及び、アンケートセット123E1〜123ENの表示にて使用するものが用意される。
【0043】
図2に示す本実施形態の携帯端末1に組み込まれたコンテンツ表示ソフトウェア11が備えている各手段は、それぞれ概略以下に説明するように動作する。コンテンツデータ実行手段111は、基本画面データ121及びコンテンツデータ123の記述(スクリプト)に基づいて画面表示を行う。また、コンテンツデータ実行手段111は、携帯端末1のキー押下等の操作イベントを受け取り、表示中画面の操作記述に従って、画面表示変更及び他の手段への処理要求を行う。
【0044】
サーバ通信手段112は、他の各手段から受信した処理要求の内容に基づいて学習管理サーバ2の学習管理ソフトウェア21に対して処理要求を送信し、返信されてきた処理結果及びデータを要求元の各手段に返信する。コンテンツデータダウンロード手段113は、学習管理サーバ2の学習管理ソフトウェア21に対してコンテンツのダウンロード処理要求を行い、返信されてきたコンテンツデータ123をストレージ12に格納する。ストレージアクセス手段114は、他の各手段から受け取った処理要求の内容に基づいてストレージ12のデータの読込及び更新を行う。
【0045】
次に、図3に示す本実施形態の学習管理サーバ2に組み込まれた学習管理ソフトウェア21の各手段は、それぞれ以下に説明するように動作する。処理要求振分手段211は、携帯端末1のコンテンツ表示ソフトウェア11から受信した処理要求を、処理要求の内容に基づき、対応する学習管理ソフトウェア21内の他の各手段に振り分ける。
【0046】
コンテンツデータ配信手段212は、受け取った処理要求において指定されたコンテンツをコンテンツのベースデータ22から検索し、履歴処理を実行するスクリプトと学習管理ソフトウェア21へのURL等の情報を付加して、コンテンツデータ123を生成し、携帯端末1のコンテンツ表示ソフトウェア11へ返信する。
【0047】
履歴情報格納手段213は、受け取った処理要求の内容から、ユーザ認証と履歴更新対象のコンテンツ存在有無のチェックを行い、チェック結果が正常であれば、履歴情報テーブル232における指定ユーザの履歴情報を更新し、処理結果を携帯端末1のコンテンツ表示ソフトウェア11へ返信する。ユーザ認証手段214は、受け取った処理要求のユーザID、パスワード等のユーザ情報とユーザ情報テーブル231のデータを比較してユーザ認証を行う。
【0048】
コンテンツデータアクセス手段215は、受け取った処理要求のコンテンツ名、ID等のコンテンツ情報を使用してコンテンツのベースデータ22を検索し、一致するコンテンツ22A〜22Nをコンテンツデータ配信手段212へ返信する。データベースアクセス手段216は、受け取った処理要求の内容に従ってデータベース23のデータの読込及び更新を行う。
【0049】
次に、本実施形態の学習システムの動作について、図1〜4、図8〜10を用いて以下に詳細に説明する。まず、ユーザ学習前の準備段階における本学習システムの動作について説明する。まず、学習管理サーバ2において、学習が許可されるユーザのID及びパスワード等の情報がユーザ情報テーブル231に登録され、履歴情報テーブル232にもそのユーザの情報が追加される。また、コンテンツ作成者が作成した学習に必要なコンテンツのベースデータ22は学習管理サーバ2に配置され、コンテンツ情報テーブル233にもそのコンテンツの情報が追加される。
【0050】
一方、携帯端末1にはコンテンツ表示ソフトウェア11が事前にインストールされているものとする。このインストールは、インターネット経由3で学習管理サーバ2からダウンロードされるか、あるいは携帯端末1がインストールに使用可能な外部媒体を利用して行われるものとする。また、このインストール時に、基本画面データ121は、コンテンツ表示ソフトウェア11のインストールに用いられたのと同一の手段を利用してストレージ12へ格納されるものとする。
【0051】
次に、コンテンツ表示ソフトウェア11の初期起動時には、コンテンツデータ実行手段111は、ストレージアクセス手段114を介して読み込んだ基本画面データ121を基に、携帯端末1にユーザ情報入力用の画面を表示する。そして、表示されたユーザ情報入力用の画面において入力されたユーザIDやパスワード等の情報は、コンテンツデータ実行手段111により、ユーザ情報122として初期生成され、ストレージアクセス手段114を介してストレージ12へ格納される。
【0052】
次に、コンテンツダウンロード時における本学習システムの動作について以下に説明する。図8は、コンテンツダウンロード時における本実施形態の学習システムの動作について説明するためのフローチャートである。図8に示すように、まず、ステップ101において、携帯端末1のコンテンツ表示ソフトウェア11が起動されると、コンテンツデータ実行手段111により、ストレージアクセス手段114を介して基本画面データ121が読み込まれ、携帯端末1に基本画面が表示される。
【0053】
続いて、携帯端末1に表示された基本画面の中から、コンテンツダウンロード機能を持つ画面の表示がされ操作が行われる(ステップ102)。そして、操作を行った画面部品に対応づけられた操作記述に従ってコンテンツデータ実行手段111が処理を行う。この時、操作記述にコンテンツダウンロードが含まれない場合は、コンテンツデータ実行手段111が所定の操作記述内容を実行し(ステップ103NO→ステップ104)、ステップ102へ戻る。
【0054】
また、操作記述にコンテンツダウンロードが含まれる場合は、コンテンツデータ実行手段111は、コンテンツデータダウンロード手段113に対して処理要求を行い(ステップ103YES)、コンテンツデータダウンロード手段113は、サーバ通信手段112を介して学習管理サーバ2の学習管理ソフトウェア21へユーザ情報122と共に操作記述で指定されたコンテンツのダウンロード処理要求を送信する(ステップ105)。
【0055】
続いて、学習管理ソフトウェア21の処理要求振分手段211は、受信した上記ダウンロード処理要求をコンテンツデータ配信手段212に送信する。コンテンツデータ配信手段212は、上記ダウンロード処理要求内のユーザ情報をユーザ認証手段214に送信する。そして、ユーザ認証手段214は、データベースアクセス手段216を介してユーザ情報テーブル231を検索して、一致するユーザ情報が存在するかチェックを行い、認証結果をコンテンツデータ配信手段212に返信する。
【0056】
コンテンツデータ配信手段212は、受け取った認証結果が正常の場合は処理を継続し(ステップ106YES→ステップ108)、受け取った認証結果がエラーの場合は携帯端末1のコンテンツ表示ソフトウェア11へエラーを返信する(ステップ106NO→ステップ107)。
【0057】
次に、ステップ108において、コンテンツデータ配信手段212は、ダウンロード処理要求において指定されたコンテンツがコンテンツのベースデータ22に存在するか否かを、コンテンツデータアクセス手段215を介して検索する。そして、上記指定されたコンテンツがコンテンツのベースデータ22に存在する場合、コンテンツデータ配信手段212は、履歴処理を実行するスクリプトと学習管理ソフトウェア21へのURL等の情報を付加してコンテンツデータ123を生成し(ステップ108YES→ステップ109)、生成したコンテンツデータ123を、携帯端末1のコンテンツ表示ソフトウェア11へ返信する(ステップ110)。
【0058】
尚、本実施形態では、学習管理ソフトウェア21のコンテンツデータ配信手段212が、学習管理ソフトウェア21へのURL等の情報を付加してコンテンツデータ123を生成し(図8:ステップ109)、生成したコンテンツデータ123を、携帯端末1のコンテンツ表示ソフトウェア11へ返信する(図8:ステップ110)こととしたが、コンテンツデータ123の生成処理を学習管理ソフトウェア21へのURLの付加のみとし、履歴処理を実行するスクリプトの付加は学習管理サーバ2以外の外部装置(例えば、コンテンツ作成者所有の外部装置)が事前に行い、それをコンテンツのベースデータとして学習管理サーバ2に登録するシステム構成としてもよい。
【0059】
続いて、ステップ111に進み、コンテンツ表示ソフトウェア11のコンテンツデータダウンロード手段113は、サーバ通信手段112を介してコンテンツデータ123を受信し、受信したコンテンツデータ123を、ストレージアクセス手段114を介してストレージ12へ格納し、正常終了した旨をコンテンツデータ実行手段111に返信する。
【0060】
そして、コンテンツデータ実行手段111は、コンテンツデータ123に含まれる初期化処理123Iの記述に従って履歴情報124を初期生成し、ストレージアクセス手段114を介してストレージ12へ格納する(ステップ111)。一方、ステップ107において、学習管理サーバ2側から携帯端末1に対してエラーが返信されてきた場合、コンテンツデータ実行手段111は、携帯端末1の表示画面にエラーを表示させる(ステップ112)。
【0061】
次に、学習中の履歴情報記録に関する本実施形態の学習システムの動作について説明する。図9は、学習中の履歴情報記録に関する本実施形態の学習システムの動作について説明するためのフローチャートである。図9に示すように、まずステップ201において、携帯端末1のコンテンツ表示ソフトウェア11が起動されると、コンテンツデータ実行手段111により、ストレージアクセス手段114を介して基本画面データ121が読み込まれ、携帯端末1に基本画面が表示される(ステップ201)。
【0062】
次に、ステップ202に進み、携帯端末1に表示された基本画面の中から学習開始の機能を持つ画面が表示されユーザにより学習が開始されると、コンテンツデータ実行手段111は、ストレージアクセス手段114を介してコンテンツデータ123の初期表示画面のデータを読み込む(ステップ202)。
【0063】
続いて、ステップ203では、コンテンツデータ実行手段111は、読み込んだ画面データの表示前の処理記述に履歴処理が存在するか否かを判断し、存在する場合、その記述内容に従ってストレージアクセス手段114を介して履歴情報124を更新してステップ205に進む(ステップ203YES→ステップ204→ステップ205)。また、履歴処理が存在しない場合、コンテンツデータ実行手段111は、履歴情報124の更新は行わないでステップ205に進む(ステップ203NO→ステップ205)。
【0064】
次に、ステップ205では、コンテンツデータ実行手段111は画面表示を行い、学習者(ユーザ)は表示された教材やテストやアンケート等を使用して学習を行なう。そして、ユーザにより表示画面が操作され操作イベントが発生した場合、操作が行われた画面部品に対応づけられた操作記述に従って、コンテンツデータ実行手段111が処理を行う(ステップ206)。
【0065】
この時、操作記述に履歴処理が存在する場合(ステップ207YES)、コンテンツデータ実行手段111は、その記述内容に従ってストレージアクセス手段114を介して履歴情報124を更新する(ステップ207YES→ステップ208)。また、操作記述に履歴処理が存在しない場合(ステップ207NO)、そのままステップ209に進む。
【0066】
次に、ステップ209では、上記操作記述に画面切替処理が存在しない場合、ステップ205へ戻る(ステップ209NO→ステップ205)。また、画面切替処理が存在する場合、コンテンツデータ実行手段111は、操作記述にて指定された次画面のデータを読み込んでからステップ203へ戻る(ステップ209YES→ステップ210→ステップ203)。そして、学習者(ユーザ)が学習を終了するまでステップ203〜ステップ210を繰り返す。
【0067】
次に、履歴情報送信に関する本実施形態の学習システムの動作について説明する。図10は、履歴情報送信に関する本実施形態の学習システムの動作について説明するためのフローチャートである。図10に示すように、まずステップ301において、携帯端末1のコンテンツ表示ソフトウェア11が起動されると、コンテンツデータ実行手段111により、ストレージアクセス手段114を介して基本画面データ121が読み込まれ、携帯端末1に基本画面が表示される(ステップ301)。
【0068】
続いて、携帯端末1に表示された基本画面の中から、履歴情報の送信機能を持つ画面の表示がされユーザにより操作が行われる(ステップ302)。そして、ユーザが操作を行った画面部品に対応づけられた操作記述に従ってコンテンツデータ実行手段111が処理を行う(ステップ303)。この時、操作記述に履歴情報送信が含まれない場合は、ステップ302へ戻る(ステップ303NO→ステップ302)。
【0069】
また、操作記述に履歴情報送信が含まれる場合は、コンテンツデータ実行手段111は、サーバ通信手段112を介して学習管理サーバ2の学習管理ソフトウェア21に対して、ユーザ情報122と共に履歴情報124を履歴情報更新の処理要求として送信する(ステップ303YES→ステップ304)。
【0070】
続いて、学習管理ソフトウェア21の処理要求振分手段211は、受信した上記履歴情報更新の処理要求を履歴情報格納手段213に送信する。履歴情報格納手段213は、履歴情報更新の処理要求内のユーザ情報をユーザ認証手段214に送信する。そして、ユーザ認証手段214は、データベースアクセス手段216を介してユーザ情報テーブル231を検索して、一致するユーザ情報が存在するかチェックを行い、認証結果を履歴情報格納手段213に返信する。
【0071】
履歴情報格納手段213は、受け取った認証結果が正常の場合は処理を継続し(ステップ305YES→ステップ307)、受け取った認証結果がエラーの場合は携帯端末1のコンテンツ表示ソフトウェア11へエラーを返信する(ステップ305NO→ステップ306)。
【0072】
次に、ステップ307において、履歴情報格納手段213は、データベースアクセス手段216を介して履歴情報の更新対象となるコンテンツがコンテンツ情報テーブル233に存在するか否かを検索する。そして、履歴情報の更新対象となるコンテンツがコンテンツ情報テーブル233に存在する場合、履歴情報格納手段213は、履歴情報更新の処理要求内のユーザ情報と履歴情報を使用してデータベースアクセス手段216を介して履歴情報テーブル232を更新し、正常完了の旨を携帯端末1のコンテンツ表示ソフトウェア11へ返信する(ステップ307YES→ステップ308)。
【0073】
一方、ステップ307において、履歴情報の更新対象となるコンテンツがコンテンツ情報テーブル233に存在しない場合、携帯端末1のコンテンツ表示ソフトウェア11へエラーを返信する(ステップ307NO→ステップ306)。
【0074】
次に、携帯端末1のコンテンツ表示ソフトウェア11のコンテンツデータ実行手段111は、サーバ通信手段112を介して履歴情報更新の処理要求の処理結果を受信し、正常完了であれば履歴更新の正常完了を表示する(ステップ309)。尚、学習管理サーバ2側からエラーが返信されてきた場合、コンテンツ表示ソフトウェア11のコンテンツデータ実行手段111により、携帯端末1においてエラーが表示される(ステップ306→ステップ310)。
【0075】
本実施形態では携帯電話(携帯端末)を学習に使用する場合について説明したが、PDA等の携帯可能かつ通信機能を有していてインターネット3に接続可能な端末についても適用可能である。
また、本実施形態では、コンテンツ表示ソフトウェア11の初期起動時にユーザ情報入力用の画面を表示し入力された情報をユーザ情報122として格納する場合について説明したが、入力された情報でユーザ認証処理要求を学習管理サーバ2に対して行い、認証結果が正常のときのみユーザ情報122を格納し、エラーの場合は再度ユーザ情報入力用の画面を表示するように構成してもよい。そして初期起動時のみでなく、起動時に毎回ユーザ情報の入力と認証を行うように構成してもよい。
【0076】
また、本実施形態では携帯端末1でのコンテンツダウンロードは基本画面の中からコンテンツダウンロード機能を持つ画面を表示し操作を行う場合について説明したが、コンテンツダウンロード機能を持つ画面のみ学習管理サーバ2から毎回ダウンロードして表示するように構成してもよい。
【0077】
また、本実施形態では携帯端末1にダウンロードするコンテンツデータ123は1つとして説明したが、携帯端末1のコンテンツ表示ソフトウェア11が利用可能なストレージ12に十分な容量がある場合、複数のコンテンツデータ123をダウンロードして学習する構成も可能である。その場合、それぞれのコンテンツデータ123は、個別に学習、履歴情報記録、履歴情報送信を行うことが可能である。
【0078】
また、本実施形態では、履歴情報送信は表示した画面部品の操作記述に含めると説明しているが、各画面の表示前の処理記述に含めることも可能である。また、本実施形態では、学習管理サーバ2におけるユーザ認証処理にデータベース23のユーザ情報を使用する場合について説明したが、他の認証用サーバに対してユーザ認証を要求するように構成してもよい。また、本実施形態では、学習管理サーバ2のコンテンツのベースデータ22にファイルシステムを利用する場合について説明したが、データベース23を利用するように構成してもよい。
【0079】
本実施形態によれば、携帯端末におけるコンテンツデータのダウンロード後は、インターネットに接続できない状況であっても、携帯端末を用いて学習を行うことができる。その理由は、学習管理サーバと通信を行わずに履歴情報を携帯端末内のストレージに記録できるためである。
【0080】
また、本実施形態によれば、携帯端末の学習において学習管理サーバとの間の通信回数及び通信データ量を低減することができる。その理由は、携帯端末と学習管理サーバ間の通信はコンテンツのダウンロード及び履歴情報の送信のみに限定されるためである。また、本実施形態によれば、コンテンツ作成者の意図通りに履歴情報の記録を行えることにある。その理由は、コンテンツのデータ作成時に任意の画面の表示及び操作記述に履歴処理を含めることができるためである。
【0081】
(実施形態2)
本実施形態の学習システムの構成について添付図面を用いて以下に詳細に説明する。図5は、本実施形態の学習システムの構成図である。図5に示すように、本実施形態の学習システムは、個々の学習者(ユーザ)が使用する(複数の)携帯端末1、学習管理サーバ2、及び、コンテンツ配信サーバ4を備えている。携帯端末1とコンテンツ配信サーバ4は、インターネット3を介して接続され通信を行う。コンテンツ配信サーバ4と学習管理サーバ2は、インターネット3、イントラネット6、及び、インターネット3とイントラネット6とをつなぐファイヤーウォール5を介して通信を行う。
【0082】
携帯端末1は、実施形態1で説明したのと同様の構成からなる。よって、コンテンツ表示ソフトウェア11は、実施形態1で説明したのと同様の構成からなる。コンテンツ配信サーバ4は、コンテンツ配信ソフトウェア41、及び、コンテンツのベースデータ22を備えている。学習管理サーバ2は、学習管理ソフトウェア21、及び、データベース23を備えている。
【0083】
図6は、本実施形態におけるコンテンツ配信サーバ4の構成図である。図6に示すように、コンテンツ配信ソフトウェア41は、処理要求振分手段411、コンテンツデータ配信手段412、履歴情報転送手段413、及び、コンテンツデータアクセス手段215を備えている。
【0084】
コンテンツのベースデータ22は、携帯端末1のストレージ12に格納する基本データ121やコンテンツデータ123の元となるデータであり、基本画面221と学習目的に応じた複数のコンテンツ22A〜22Nを有する。図7は、本実施形態における学習管理サーバ2の構成図である。図7に示すように、学習管理ソフトウェア21は、処理要求振分手段211、履歴情報格納手段213、ユーザ認証手段214、及び、データベースアクセス手段216を備えている。
【0085】
データベース23は、ユーザ毎にIDやパスワード等の属性情報を管理するユーザ情報テーブル231、ユーザ及びコンテンツ毎に履歴情報を管理する履歴情報テーブル232、及び、コンテンツ毎に属性情報を管理するコンテンツ情報テーブル233を備えている。また、コンテンツデータ123は、実施形態1と同じ構成となる。
【0086】
コンテンツ配信ソフトウェア41の各手段は、それぞれ概略以下に説明するように動作する。処理要求振分手段411は、携帯端末1のコンテンツ表示ソフトウェア11から受信した処理要求を、処理要求の内容に基づき、対応するコンテンツ配信ソフトウェア41内の他の各手段に振り分ける。
【0087】
コンテンツデータ配信手段412は、受け取った処理要求において指定されたコンテンツをコンテンツのベースデータ22から検索し、履歴処理を実行するスクリプトとコンテンツ配信ソフトウェア41へのURL等の情報を付加してコンテンツデータ123を生成し、携帯端末1のコンテンツ表示ソフトウェア11へ返信する。
【0088】
尚、本実施形態では、コンテンツ配信サーバ4のコンテンツデータ配信手段412が、コンテンツ配信ソフトウェア41へのURL等の情報を付加してコンテンツデータ123を生成し(図11:ステップ411)、生成したコンテンツデータ123を、携帯端末1のコンテンツ表示ソフトウェア11へ返信する(図11:ステップ412)こととしたが、コンテンツデータ123の生成処理を学習管理ソフトウェア21へのURLの付加のみとし、履歴処理を実行するスクリプトの付加はコンテンツ配信サーバ4以外の外部装置(例えば、コンテンツ作成者所有の外部装置)が事前に行い、それをコンテンツのベースデータとしてコンテンツ配信サーバ4に登録するシステム構成としてもよい。
【0089】
履歴情報転送手段413は、受け取った処理要求を学習管理サーバ2の学習管理ソフトウェア21に転送する。そして、学習管理ソフトウェア21から受信した処理結果を、携帯端末1のコンテンツ表示ソフトウェア11へ返信する。コンテンツデータアクセス手段215は、受け取った処理要求のコンテンツ名、ID等のコンテンツ情報を使用してコンテンツのベースデータ22を検索し、一致するコンテンツ22A〜22Nを、コンテンツデータ配信手段412へ返信する。
【0090】
学習管理ソフトウェア21の各手段は、それぞれ概略以下に説明するように動作する。処理要求振分手段211は、コンテンツ配信サーバ4のコンテンツ配信ソフトウェア41から受信した処理要求を、処理要求の内容に基づいて、学習管理ソフトウェア21内の他の各手段に振り分ける。履歴情報格納手段213は、受け取った処理要求の内容からユーザ認証と履歴更新対象のコンテンツ存在有無のチェックを行い、チェック結果が正常であれば履歴情報テーブル232の指定ユーザの履歴情報を更新し、処理結果を携帯端末1のコンテンツ表示ソフトウェア11へ返信する。
【0091】
ユーザ認証手段214は、受信した処理要求のユーザID、パスワード等のユーザ情報とユーザ情報テーブル231のデータを比較してユーザ認証を行う。データベースアクセス手段216は、受け取った処理要求の内容に従ってデータベース23のデータの読込及び更新を行う。
【0092】
次に、本実施形態の学習システムの動作について、図5〜7、図11、図12を用いて以下に詳細に説明する。まず、ユーザ学習前の準備段階における本学習システムの動作について説明する。まず、学習管理サーバ2において、学習が許可されるユーザのID及びパスワード等の情報がユーザ情報テーブル231に登録され、履歴情報テーブル232にもそのユーザの情報が追加される。また、コンテンツ作成者が作成した学習に必要なコンテンツのベースデータ22はコンテンツ配信サーバ4に配置され、学習管理サーバ2のコンテンツ情報テーブル233にもそのコンテンツの情報が追加される。
【0093】
一方、携帯端末1にはコンテンツ表示ソフトウェア11が事前にインストールされているものとする。このインストールは、インターネット経由3でコンテンツ配信サーバ4からダウンロードされるか、あるいは携帯端末1がインストールに使用可能な外部媒体を利用して行われるものとする。また、このインストール時に、基本画面データ121は、コンテンツ表示ソフトウェア11のインストールに用いられたのと同一手段を利用してストレージ12へ格納されるものとする。また、ユーザ情報の入力に関しては実施形態1と同じである。
【0094】
次に、コンテンツダウンロード時における本実施形態の学習システムの動作について以下に説明する。図11は、コンテンツダウンロード時における本実施形態の学習システムの動作について説明するためのフローチャートである。図11に示すように、まず、ステップ401において、携帯端末1のコンテンツ表示ソフトウェア11が起動されると、コンテンツデータ実行手段111により、ストレージアクセス手段114を介して基本画面データ121が読み込まれ、携帯端末1に基本画面が表示される。
【0095】
続いて、ユーザにより、携帯端末1に表示された基本画面の中からコンテンツダウンロード機能を持つ画面の表示がなされ操作が行われると(ステップ402)、操作が行われた画面部品に対応づけられた操作記述に従ってコンテンツデータ実行手段111が処理を行う。この時、操作記述にコンテンツダウンロードが含まれない場合は、コンテンツデータ実行手段111は所定の操作記述内容を実行し(ステップ403NO→ステップ404)、ステップ402へ戻る。
【0096】
また、操作記述にコンテンツダウンロードが含まれる場合は、コンテンツデータ実行手段111は、コンテンツデータダウンロード手段113に対して処理要求を行い(ステップ403YES)、コンテンツデータダウンロード手段113は、サーバ通信手段112を介してコンテンツ配信サーバ4のコンテンツ配信ソフトウェア41へユーザ情報122と共に操作記述で指定されたコンテンツのダウンロード処理要求を送信する(ステップ405)。
【0097】
続いて、コンテンツ配信ソフトウェア41の処理要求振分手段411は、受信したダウンロード処理要求をコンテンツデータ配信手段412に送信する。コンテンツデータ配信手段412は、受信したダウンロード処理要求内のユーザ情報を使用してユーザ認証処理要求を学習管理サーバ2の学習管理ソフトウェア21へ送信する(ステップ406)。
【0098】
次に、学習管理ソフトウェア21の処理要求振分手段211は、受信したユーザ認証処理要求をユーザ認証手段214に送信する。ユーザ認証手段214は、データベースアクセス手段216を介してユーザ情報テーブル231を検索して、一致するユーザ情報が存在するかチェックを行い、認証結果をコンテンツ配信ソフトウェア41に返信する(ステップ407)。
【0099】
次に、コンテンツ配信ソフトウェア41のコンテンツデータ配信手段412は、受信した認証結果が正常の場合は処理を継続し(ステップ408YES→ステップ410)、受信した認証結果がエラーの場合は携帯端末1のコンテンツ表示ソフトウェア11へエラーを返信する(ステップ408NO→ステップ409)。次に、ステップ410において、コンテンツデータ配信手段412は、ダウンロード処理要求で指定されたコンテンツがコンテンツのベースデータ22に存在するか否かを、コンテンツデータアクセス手段215を介して検索する。
【0100】
そして、指定されたコンテンツがコンテンツのベースデータ22に存在する場合、コンテンツデータ配信手段412は、履歴処理を実行するスクリプトとコンテンツ配信ソフトウェア41へのURL等の情報を付加してコンテンツデータ123を生成し(ステップ410YES→ステップ411)、生成したコンテンツデータ123を、携帯端末1のコンテンツ表示ソフトウェア11へ返信する(ステップ412)。一方、指定されたコンテンツがコンテンツのベースデータ22に存在しない(エラー)の場合は、コンテンツデータ配信手段412は、携帯端末1のコンテンツ表示ソフトウェア11へエラーを返信する(ステップ410NO→ステップ409)。
【0101】
次に、ステップ413では、携帯端末1におけるコンテンツ表示ソフトウェア11のコンテンツデータダウンロード手段113が、サーバ通信手段112を介してコンテンツデータ123を受信し、受信したコンテンツデータ123を、ストレージアクセス手段114を介してストレージ12へ格納し、正常終了の旨をコンテンツデータ実行手段111に対して返信する。そして、コンテンツデータ実行手段111は、コンテンツデータ123に含まれる初期化処理123Iの記述に従って履歴情報124を初期生成し、ストレージアクセス手段114を介してストレージ12へ格納する(ステップ413)。
【0102】
一方、学習管理サーバ2側から携帯端末1に対してエラーが返信されてきた場合、コンテンツデータ実行手段111は、携帯端末1においてエラーを表示する(ステップ414)。次に、本実施形態における学習中の履歴情報記録に関する学習システムの動作については、実施形態1で説明したのと同じであるため説明を省略する。
【0103】
次に、履歴情報送信に関する本実施形態の学習システムの動作について説明する。図12は、履歴情報送信に関する本実施形態の学習システムの動作について説明するためのフローチャートである。図12に示すように、まずステップ501において、携帯端末1のコンテンツ表示ソフトウェア11が起動されると、コンテンツデータ実行手段111により、ストレージアクセス手段114を介して基本画面データ121が読み込まれ、携帯端末1に基本画面が表示される(ステップ501)。
【0104】
続いて、携帯端末1に表示された基本画面の中から、履歴情報の送信機能を持つ画面の表示がされユーザにより操作が行われる(ステップ502)。そして、ユーザが操作を行った画面部品に対応づけられた操作記述に従ってコンテンツデータ実行手段111が処理を行う(ステップ503)。この時、操作記述に履歴情報送信が含まれない場合は、ステップ502へ戻る(ステップ503NO→ステップ502)。
【0105】
また、操作記述に履歴情報送信が含まれる場合は、コンテンツデータ実行手段111は、サーバ通信手段112を介してコンテンツ配信サーバ4のコンテンツ配信ソフトウェア41に対して、ユーザ情報122と共に履歴情報124を履歴情報更新の処理要求として送信する(ステップ503YES→ステップ504)。
【0106】
続いて、コンテンツ配信ソフトウェア41の処理要求振分手段411は、受信した履歴情報更新の処理要求を履歴情報転送手段413に送信する。履歴情報転送手段413は、履歴情報更新の処理要求を学習管理サーバ2の学習管理ソフトウェア21へ転送する(ステップ505)。
【0107】
次に、学習管理サーバ2における学習管理ソフトウェア21の処理要求振分手段211は、受信した履歴情報更新の処理要求を履歴情報格納手段213に送信する。履歴情報格納手段213は、履歴情報更新の処理要求内のユーザ情報をユーザ認証手段214に送信する。そして、ユーザ認証手段214は、データベースアクセス手段216を介してユーザ情報テーブル231を検索して、一致するユーザ情報が存在するかどうかチェックを行い、認証結果を履歴情報格納手段213に返信する。
【0108】
履歴情報格納手段213は、受け取った認証結果が正常の場合は処理を継続し(ステップ506YES→ステップ508)、受け取った認証結果がエラーの場合は携帯端末1のコンテンツ表示ソフトウェア11へエラーを返信する(ステップ506NO→ステップ507)。
【0109】
次に、ステップ508において、履歴情報格納手段213は、データベースアクセス手段216を介して履歴情報の更新対象となるコンテンツがコンテンツ情報テーブル233に存在するか否かを検索する。そして、履歴情報の更新対象となるコンテンツがコンテンツ情報テーブル233に存在する場合、履歴情報格納手段213は、履歴情報更新の処理要求内のユーザ情報と履歴情報を使用してデータベースアクセス手段216を介して履歴情報テーブル232を更新し、正常完了の旨をコンテンツ配信サーバ4のコンテンツ配信ソフトウェア41へ返信する(ステップ508YES→ステップ509)。
【0110】
一方、ステップ508において、履歴情報の更新対象となるコンテンツがコンテンツ情報テーブル233に存在しない場合、携帯端末1のコンテンツ表示ソフトウェア11へエラーを返信する(ステップ508NO→ステップ507)。
【0111】
次に、コンテンツ配信サーバ4におけるコンテンツ配信ソフトウェア41の履歴情報転送手段413は、受信した処理結果を携帯端末1のコンテンツ表示ソフトウェア11へ返信する(ステップ510)。そして、コンテンツ表示ソフトウェア11のコンテンツデータ実行手段111は、サーバ通信手段112を介して履歴情報更新の処理要求の処理結果を受信し、正常完了であれば履歴更新の正常完了を表示する(ステップ511)。尚、学習管理サーバ2側からエラーが返信されてきた場合、コンテンツ表示ソフトウェア11のコンテンツデータ実行手段111により、携帯端末1においてエラーが表示される(ステップ507→ステップ512)。
【0112】
本実施形態では、コンテンツ配信サーバ4はインターネット3に接続し、学習管理サーバ2はイントラネット6に接続し、ファイヤーウォール5経由で通信を行う構成で説明しているが、ネットワークとサーバの接続構成に制限はない。例えば、コンテンツ配信サーバ4をファイヤーウォール5が管理するDMZ(DeMilitarized Zone)に配置する構成等も可能である。尚、実施形態1に他の構成として記載した内容は、実施形態2にも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0113】
【図1】第1の実施形態における学習システムの構成図である。
【図2】第1の実施形態における携帯端末1の構成図である。
【図3】第1の実施形態における学習管理サーバ2の構成図である。
【図4】第1の実施形態におけるコンテンツデータ123の構成図である。
【図5】第2の実施形態における学習システムの構成図である。
【図6】第2の実施形態におけるコンテンツ配信サーバ4の構成図である。
【図7】第2の実施形態における学習管理サーバ2の構成図である。
【図8】第1の実施形態におけるコンテンツダウンロード時の学習システムの動作について説明するためのフローチャートである。
【図9】第1の実施形態における学習中の履歴情報記録に関する学習システムの動作について説明するためのフローチャートである。
【図10】第1の本実施形態における履歴情報送信に関する学習システムの動作について説明するためのフローチャートである。
【図11】第2の実施形態におけるコンテンツダウンロード時の学習システムの動作について説明するためのフローチャートである。
【図12】第2の本実施形態における履歴情報送信に関する学習システムの動作について説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
【0114】
1 携帯端末
2 学習管理サーバ
3 インターネット
4 コンテンツ配信サーバ
5 ファイヤーウォール
6 イントラネット
11 コンテンツ表示ソフトウェア
12 ストレージ
21 学習管理ソフトウェア
22 コンテンツのベースデータ
22A コンテンツ
22N コンテンツ
23 データベース
41 コンテンツ配信ソフトウェア
111 コンテンツデータ実行手段
112 サーバ通信手段
113 コンテンツデータダウンロード手段
114 ストレージアクセス手段
121 基本画面データ
122 ユーザ情報
123 コンテンツデータ
123A 初期表示画面
123E1、123EN アンケートセット
123I 初期化処理
123M1、123MX メディアデータ
123S1、123SL 教材ページ
123T1、123TM テストセット
124 履歴情報
211、411 処理要求振分手段
212、412 コンテンツデータ配信手段
213 履歴情報格納手段
214 ユーザ認証手段
215 コンテンツデータアクセス手段
216 データベースアクセス手段
221 基本画面
231 ユーザ情報テーブル
232 履歴情報テーブル
233 コンテンツ情報テーブル
413 履歴情報転送手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
履歴情報を記録するストレージを有する携帯端末と、コンテンツのベースデータを有する学習管理サーバとを備えた学習システムの学習管理サーバであって、
前記コンテンツのベースデータ及び前記携帯端末からのコンテンツデータのダウンロード要求に基づいて、履歴処理を実行するスクリプトを含んだコンテンツデータを生成し、該コンテンツデータを前記携帯端末に送信する手段を備えていることを特徴とする学習管理サーバ。
【請求項2】
前記スクリプトは、前記携帯端末における前記コンテンツデータのダウンロード時に、コンテンツに対応する履歴情報を初期生成し、該履歴情報を前記携帯端末の前記ストレージに記録する記述を含んでいることを特徴とする請求項1記載の学習管理サーバ。
【請求項3】
前記スクリプトは、前記携帯端末によるユーザの学習時に、該スクリプトにより指定された所定のタイミングで、前記携帯端末の前記ストレージに履歴情報を記録する記述を含んでいることを特徴とする請求項1又は2に記載の学習管理サーバ。
【請求項4】
前記スクリプトは、該スクリプトにより指定された所定のタイミングで、前記学習管理サーバに対して、前記携帯端末の前記ストレージに格納された履歴情報を送信する記述を含んでいることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の学習管理サーバ。
【請求項5】
履歴情報を記録するストレージを有する携帯端末と、コンテンツのベースデータを有する学習管理サーバとを備えた学習システムにおける学習管理サーバの学習管理方法であって、
前記学習管理サーバが、前記コンテンツのベースデータ及び前記携帯端末からのコンテンツデータのダウンロード要求に基づいて、履歴処理を実行するスクリプトを含んだコンテンツデータを生成する工程と、
前記学習管理サーバが、生成した前記コンテンツデータを前記携帯端末に送信する工程と、
を有することを特徴とする学習管理サーバの学習管理方法。
【請求項6】
前記スクリプトは、前記携帯端末における前記コンテンツデータのダウンロード時に、コンテンツに対応する履歴情報を初期生成し、該履歴情報を前記携帯端末の前記ストレージに記録する記述を含んでいることを特徴とする請求項5記載の学習管理サーバの学習管理方法。
【請求項7】
前記スクリプトは、前記携帯端末によるユーザの学習時に、該スクリプトにより指定された所定のタイミングで、前記携帯端末の前記ストレージに履歴情報を記録する記述を含んでいることを特徴とする請求項5又は6に記載の学習管理サーバの学習管理方法。
【請求項8】
前記スクリプトは、該スクリプトにより指定された所定のタイミングで、前記学習管理サーバに対して、前記携帯端末の前記ストレージに格納された履歴情報を送信する記述を含んでいることを特徴とする請求項5から7のいずれか1項に記載の学習管理サーバの学習管理方法。
【請求項9】
請求項5から8に記載の学習管理サーバの学習管理方法を、コンピュータに実行させるための学習管理プログラム。
【請求項10】
請求項9記載の学習管理プログラムを記録した記録媒体。
【請求項11】
履歴情報を記録するストレージを有する携帯端末と、コンテンツのベースデータを有する学習管理サーバとを備えた学習システムであって、
前記学習サーバは、前記コンテンツのベースデータ及び前記携帯端末からのコンテンツデータのダウンロード要求に基づいて、履歴処理を実行するスクリプトを含んだコンテンツデータを生成し、該コンテンツデータを前記携帯端末に送信する手段を備えていることを特徴とする学習システム。
【請求項12】
履歴情報を記録するストレージを有する携帯端末と、コンテンツのベースデータを有するコンテンツ配信サーバと、学習管理サーバと、を備えた学習システムのコンテンツ配信サーバであって、
前記コンテンツのベースデータ及び前記携帯端末からのコンテンツデータのダウンロード要求に基づいて、履歴処理を実行するスクリプトを含んだコンテンツデータを生成し、該コンテンツデータを前記携帯端末に送信する手段を備えていることを特徴とするコンテンツ配信サーバ。
【請求項13】
前記スクリプトは、前記携帯端末における前記コンテンツデータのダウンロード時に、コンテンツに対応する履歴情報を初期生成し、該履歴情報を前記携帯端末の前記ストレージに記録する記述を含んでいることを特徴とする請求項12記載のコンテンツ配信サーバ。
【請求項14】
前記スクリプトは、前記携帯端末によるユーザの学習時に、該スクリプトにより指定された所定のタイミングで、前記携帯端末の前記ストレージに履歴情報を記録する記述を含んでいることを特徴とする請求項12又は13に記載のコンテンツ配信サーバ。
【請求項15】
前記スクリプトは、該スクリプトにより指定された所定のタイミングで、前記コンテンツ配信サーバに対して、前記携帯端末の前記ストレージに格納された履歴情報を送信する記述を含んでいることを特徴とする請求項12から14のいずれか1項に記載のコンテンツ配信サーバ。
【請求項16】
履歴情報を記録するストレージを有する携帯端末と、コンテンツのベースデータを有するコンテンツ配信サーバと、学習管理サーバと、を備えた学習システムにおけるコンテンツ配信サーバの学習管理方法であって、
前記コンテンツ配信サーバが、前記コンテンツのベースデータ及び前記携帯端末からのコンテンツデータのダウンロード要求に基づいて、履歴処理を実行するスクリプトを含んだコンテンツデータを生成する工程と、
前記コンテンツ配信サーバが、生成した前記コンテンツデータを前記携帯端末に送信する工程と、
を有することを特徴とするコンテンツ配信サーバの学習管理方法。
【請求項17】
前記スクリプトは、前記携帯端末における前記コンテンツデータのダウンロード時に、コンテンツに対応する履歴情報を初期生成し、該履歴情報を前記携帯端末の前記ストレージに記録する記述を含んでいることを特徴とする請求項16記載のコンテンツ配信サーバの学習管理方法。
【請求項18】
前記スクリプトは、前記携帯端末によるユーザの学習時に、該スクリプトにより指定された所定のタイミングで、前記携帯端末の前記ストレージに履歴情報を記録する記述を含んでいることを特徴とする請求項16又は17に記載のコンテンツ配信サーバの学習管理方法。
【請求項19】
前記スクリプトは、該スクリプトにより指定された所定のタイミングで、前記コンテンツ配信サーバに対して、前記携帯端末の前記ストレージに格納された履歴情報を送信する記述を含んでいることを特徴とする請求項16から18のいずれか1項に記載のコンテンツ配信サーバの学習管理方法。
【請求項20】
請求項16から19に記載のコンテンツ配信サーバの学習管理方法を、コンピュータに実行させるための学習管理プログラム。
【請求項21】
請求項20記載の学習管理プログラムを記録した記録媒体。
【請求項22】
履歴情報を記録するストレージを有する携帯端末と、コンテンツのベースデータを有するコンテンツ配信サーバと、学習管理サーバと、を備えた学習システムであって、
前記コンテンツ配信サーバは、前記コンテンツのベースデータ及び前記携帯端末からのコンテンツデータのダウンロード要求に基づいて、履歴処理を実行するスクリプトを含んだコンテンツデータを生成し、該コンテンツデータを前記携帯端末に送信する手段を備えていることを特徴とする学習システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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