安全確認ミラー
【課題】通路のコーナー周辺の死角領域をより明確に把握し易くした安全確認ミラーを提供する。
【解決手段】フレネルミラー3の幅方向中心C1に対して一方側に偏った部分を反射面2として有するので、安全確認ミラーをT字路、L字路、十字路の通路の壁面に設置すると、反射面2には、曲がろうとしている一方向の通路の死角領域が映されて、その状況を把握することができるとともに、不要な方向の状況は映らないようにすることができるので、安全確認ミラー1を見た人は、不要な像によって混乱することがなくなり、通路のコーナー周辺の死角領域をより明確に把握し易くなる。
【解決手段】フレネルミラー3の幅方向中心C1に対して一方側に偏った部分を反射面2として有するので、安全確認ミラーをT字路、L字路、十字路の通路の壁面に設置すると、反射面2には、曲がろうとしている一方向の通路の死角領域が映されて、その状況を把握することができるとともに、不要な方向の状況は映らないようにすることができるので、安全確認ミラー1を見た人は、不要な像によって混乱することがなくなり、通路のコーナー周辺の死角領域をより明確に把握し易くなる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、安全確認ミラーに関し、さらに詳しくは、通路のコーナー周辺の死角領域をより明確に把握し易くした安全確認ミラーに関するものである。
【背景技術】
【0002】
平面状の透明プラスチック板の裏面に、多数の環状の傾斜溝を同心円状に形成し、傾斜溝の傾斜角度を同心円中心から半径方向外側に向かって順次大きくし、傾斜溝の上に反射膜を積層したフレネルミラーが知られている(例えば、特許文献1参照)。フレネルミラーは、従来の凸面ミラーに比して厚さを小さくすることができるので、通路のコーナー周辺の死角を確認するために、T字路、L字路や十字路等の通路の壁面に設置しても邪魔にならない。
【0003】
例えば、T字路の死角を確認するためには、図11に例示するように通路P1が突き当る突き当り壁面W1にフレネルミラー3を設置することになる。このようにフレネルミラー3を設置すると、突き当り壁面W1に突き当る通路P1を直進してきた人H1は、フレネルミラー3を見ることにより、コーナーで曲がろうとしている方向の死角領域S1の状況を把握することができる。これにより、この人H1は、死角領域S1から進行してくる人H2や物等との衝突を防止できる。
【0004】
ところが、フレネルミラー3には、その人H1が曲がろうとしてない方向の領域S2の状況も映される。人H1が左側に曲がろうとする場合、自分が進んできた通路P1がある程度の幅を有していれば、領域S2側から進行してくる人H3や物等は、フレネルミラー3がなくても目視によって把握することができる。むしろ、その人H1が曲がろうとしてない方向の領域S2の状況がフレネルミラー3に映されると、その人H1は、その映された像によって混乱することがある。例えば、フレネルミラー3に映っている像が、自分が曲がろうとしている方向の状況なのか、曲がろうとしてない方向の状況なのかが分からなくなることがある。
【0005】
このように不要な像がフレネルミラー3に映されると、フレネルミラー3を見た人H1は混乱して必要な方向の死角領域S1を明確に把握できないことがある。L字路や十字路の通路の壁面にフレネルミラー3を設置した場合も同様の問題が生じる。
【0006】
また、フレネルミラー3を1枚そのままで使用する場合には、T字路の左右両側に延びる通路P2の左右両側の死角領域を映すために、フレネルミラー3を、突き当り壁面W1に、突き当る通路P1の幅方向中心C2に位置するように設置する必要がある。そのため、フレネルミラー3によって把握できる通路P2の左右両側の死角領域が小さくなるという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開平6−174906号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の目的は、通路のコーナー周辺の死角領域をより明確に把握し易くした安全確認ミラーを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するため本発明の安全確認ミラーは、フレネルミラーの幅方向中心に対して一方側に偏った部分を反射面として有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明の安全確認ミラーは、フレネルミラーの幅方向中心に対して一方側に偏った部分を反射面として有しているので、反射面に、曲がろうとしている一方向の通路の死角領域を映して、その状況を把握することができる。一方、不要な方向の状況は反射面に映らないようにすることができる。そのため、安全確認ミラーを見た人は、不要な像によって混乱することがなくなり、通路のコーナー周辺の死角領域をより明確に把握し易くなる。これにより、通路のコーナー周辺での不用意な衝突をより確実に防止することができる。
【0011】
また、本発明の安全確認ミラーは、専ら、一方向の通路の死角領域を映すために使用するので、必要な一方向の通路の死角領域を映すために適した位置に設置することができる。そのため、必要な方向のより広い範囲の状況を反射面に映すことが可能になるので、通路のコーナー周辺での不用意な衝突を防止するには益々有利になる。
【0012】
ここで、前記反射面の他方側端から、フレネルミラーの幅方向中心までの距離が100mm以下である仕様にすることが好ましい。これにより、反射面に、必要な方向の死角領域を映すとともに不要な像を映らないようにし易くなる。
【0013】
T字路またはL字路の突き当り壁面に設置する場合は、前記反射面の他方側端が、その突き当り壁面に突き当る通路の幅方向中心に対して、フレネルミラーにおける反射面の偏り方向と同じ方向側に位置するとともに、一方側端よりも前記通路の幅方向中心側に位置するように設置する。
【0014】
T字路の突き当り壁面に突き当る通路の壁面または十字路を形成する通路の壁面に設置する場合は、前記反射面の他方側端が、一方側端よりもT字路の突き当り壁面に突き当る通路の壁面の角部側または十字路を形成する通路の壁面の角部側に位置するように、その壁面の角部近傍に設置する。
【0015】
前記反射面の他方側端が、フレネルミラーの幅方向中心と一致する仕様にすると製造効率が向上する。即ち、1枚のフレネルミラーから無駄なく2つの反射面を得ることができる。
【0016】
前記反射面の一方側端の方向を示す表示部を表面に備えた仕様にすることもできる。この表示部によって、この方向に対する意識が喚起されるので、この方向の状況をより把握し易くなる。前記表示部を矢印にすることもできる。この場合、矢印によって、反射面の一方側端の方向が一見して分かるので、この方向の状況をさらに把握し易くなる。危険を知らせる表示部を表面に備えた仕様にすると、危険を喚起することができるので安全性がより向上する。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の安全確認ミラーを例示する正面図である。
【図2】図1の安全確認ミラーの一部拡大断面図である。
【図3】反射面の範囲を説明する平面図である。
【図4】安全確認ミラーの別の実施形態を例示する正面図である。
【図5】安全確認ミラーのさらに別の実施形態を例示する正面図である。
【図6】安全確認ミラーのさらに別の実施形態を例示する正面図である。
【図7】安全確認ミラーをT字路の突き当り壁面に設置した状態を例示する説明図である。
【図8】安全確認ミラーをL字路の突き当り壁面に設置した状態を例示する説明図である。
【図9】安全確認ミラーをT字路の角部近傍に設置した状態を例示する説明図である。
【図10】安全確認ミラーを十字路の角部近傍に設置した状態を例示する説明図である。
【図11】1枚のフレネルミラーをそのまま、T字路の突き当り壁面に設置した状態を例示する説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明の安全確認ミラーを、図に示した実施形態に基づいて説明する。
【0019】
図1および図2に例示するように、本発明の安全確認ミラー1は、フレネルミラー3の幅方向中心C1に対して一方側に偏った部分を反射面2として有している。反射面2は像を映す面である。
【0020】
フレネルミラー3は平面状の透明プラスチック板4の裏面に、多数の環状の傾斜溝5が同心円状に形成され、傾斜溝5の上に反射膜6が積層されている。透明プラスチック板4は、フレネルミラー3の本体とは別体として、これらを嵌合させて一体化させる構造にすることもできる。傾斜溝5の傾斜角度Aは同心円中心Cから半径方向外側に向かって順次大きくなっている。反射膜6の上には塗料等からなる保護層7が積層されている。透明プラスチック板4の裏面には、両面テープ8が取り付けられており、安全確認ミラー1は両面テープ8によって壁面に固定される。両面テープ8に代えて、或いは、両面テープ8に加えて、ネジ等によって安全確認ミラー1を壁面に固定することもできる。
【0021】
フレネルミラー3の幅方向中心C1とは、環状の傾斜溝5の中心を通り、1枚のフレネルミラー3を左右に2等分する線分である。この実施形態では、フレネルミラー3の幅方向中心C1に対して右側に偏った部分を反射面2として有している。反射面2の他方側端2bが、フレネルミラー3の幅方向中心C1と一致した仕様になっている。
【0022】
反射面2は、図1の実施形態に示した部分に限らず、例えば、図3において点線で囲まれた範囲2A、2Bにすることもできる。反射面2Aでは、他方側端2bの位置が幅方向中心C1に対して、フレネルミラー3における反射面2の偏り方向と反対側に位置している。反射面2Bでは、他方側端2bの位置が幅方向中心C1に対して、フレネルミラー3における反射面2の偏り方向と同じ側に位置している。反射面2A、2Bの他方側端2bから幅方向中心C1までの長さL1、L2は、例えば100mm以下にする。
【0023】
図4に安全確認ミラー1の別の実施形態を例示する。この実施形態は、反射面2の一方側端2aの方向を示す表示部9を表面に備えている。この表示部9として、具体的には矢印が表示されている。この表示部9としては、その他に、反射面2の一方側端2aの方向が右方向であれば「右」等の文字表示、左方向であれば「左」等の文字表示を用いることができる。
【0024】
安全確認ミラー1の表面には、反射面2が映す方向(一方側端2aの方向)に存在する物を示す特定表示9aを設けることもできる。特定表示9aとしては、「トイレ」、「会議室」、「受付」、「エレベータ」、「階段」、「消火器」等を例示できる。この特定表示9aは、表示部9とともに或いは、表示部9に代わって設けることができる。
【0025】
この実施形態は、さらに、危険を知らせる表示部10を表面に備えている。この表示部10としては、「危険」、「注意」等の文字表示を用いることができる。
【0026】
尚、安全確認ミラー1は、図5に例示する実施形態のように、すべての範囲をフレネルミラー3で構成することもできる。この場合、上記した表示部9、10や特定表示9aは、フレネルミラー3の表面に直接印刷する等によって設ける。
【0027】
図6に例示するようにフレネルミラー3を配置することもできる。この実施形態では、フレネルミラー3を安全確認ミラー1において、上下方向中途の位置に配置し、かつ左右両端をそのまま安全確認ミラー1の左右両端としている。そして、フレネルミラー3の上下に配置されたプラスチック板は、適宜着色されている。この実施形態では、フレネルミラー3が際立つことなく自然な感じで壁面に設置することができる。
【0028】
安全確認ミラー1の厚さは、例えば2.0mm〜5.0mm程度である。反射面2の形状は、図1のような四角形、図4のような一方側端2aを突出した円弧状にした形状、三角形、円形、楕円形、台形等の種々の形状を採用することができる。反射面2の大きさは、四角形の場合、一辺が100mm〜500mm程度である。他の形状の場合も、四角形の場合の面積に相当する大きさである。
【0029】
傾斜溝5の半径方向配置ピッチは、例えば0.1mm〜0.5mm、好ましくは0.2mm〜0.4mm程度である。透明プラスチック板4には、ポリカーボネート(PC)、アクリル(PMMA)、塩化ビニル(PVC)、ポリエチレン(PET)等の透明性に優れた樹脂を用いるとよい。反射膜6としては、金属蒸着膜や金属メッキ膜等を用いることができる。反射膜6の厚さは、例えば10nm〜200nm程度である。
【0030】
安全確認ミラー1を設置する場所は、特に限定されないが、主に屋内の壁面に設置する。例えば、病院、学校、オフィスビル等の様々な場所に設置することができる。
【0031】
安全確認ミラー1をT字路の突き当り壁面W1に設置する場合は、図7に例示するように、反射面2の他方側端2bが、その突き当り壁面W1に突き当る通路P1の幅方向中心C2に対して、フレネルミラー3における反射面2の偏り方向と同じ方向側に位置するように設置する。この際に、反射面2の他方側端2bが、一方側端2aよりも通路P1の幅方向中心C2側に位置するように設置する。
【0032】
突き当り壁面W1に向かって通路P1を進行してくる人H1が、コーナーで左側に曲がろうとする場合、この人H1は、対向する位置にある安全確認ミラー1を見ることにより、曲がろうとする方向の状態を把握することができる。即ち、通路P2を左側から右側に直進してくる人H2は、安全確認ミラー1の反射面2に映されるので、この人H1と人H2との衝突を防止することができる。また、この人H1は、無理に視線の向きを変えずに、自然な状態で安全確認ミラー1を見ることができる。
【0033】
反射面2には、専ら、一方側端2aの方向、即ち、人H1が曲がろうとしている方向の死角領域が映され、曲がろうとしていない方向の状況はほとんど映されない。そのため、この人H1は、不要な像によって混乱することがなくなり、通路のコーナー周辺の死角領域をより明確に把握し易くなる。
【0034】
この安全確認ミラー1は、専ら、一方向の通路の死角領域を映すために使用される。そのため、必要な一方向の通路の死角領域を映すために適した位置に設置することができる。したがって、安全確認ミラー1を、図11で例示したフレネルミラー3よりも左側に設置することができる。それ故、必要な方向のより広い範囲の状況を反射面2に映すことが可能になるので、通路のコーナー周辺での不用意な衝突を防止するには益々有利になる。
【0035】
図3に示したように、反射面2の他方側端2bからフレネルミラー3の幅方向中心C1までの長さL1、L2を、100mm以下にすると、反射面2に、必要な方向の死角領域を映すとともに不要な像を映らないようにし易くなる。
【0036】
また、通路P1の一方の壁面W3の延長線上に反射面2が位置するように安全確認ミラー1を設置するのがよい。これにより、反射面2に、必要な方向の死角領域を映すとともに不要な像を映らないようにし易くなる。特に、反射面2の一方側端2aを壁面W3の延長線と一致させるようにするのが好ましい。
【0037】
図4に例示したように、安全確認ミラー1の表面に、反射面2の一方側端2aの方向を示す表示部9を備えているとこの表示部9によって、安全確認ミラー1を見た人に対しては、この方向に対する意識が喚起されるので、この方向の状況をより把握し易くなる。表示部9を矢印にすると、一方側端2aの方向が一見して分かるので、必要な方向の状況をさらに把握し易くなる。
【0038】
また、安全確認ミラー1の表面に、危険を知らせる表示部10を備えていると、この表示部10によって、安全確認ミラー1を見た人に対しては、危険を喚起することができるので安全性がより向上する。
【0039】
ここでは、安全確認ミラー1を、通路P1の幅方向中心C2に対して左側に設置した場合を説明したが、幅方向中心C2に対して右側にも同様に設置することができる。
【0040】
安全確認ミラー1をL字路の突き当り壁面W4に設置する場合は、図8に例示するように、反射面2の他方側端2bが、その突き当り壁面W4に突き当る通路P3の幅方向中心C2に対して、フレネルミラー3における反射面2の偏り方向と同じ方向側に位置するように設置する。この際に、反射面2の他方側端2bが、一方側端2aよりも通路P3の幅方向中心C2側に位置するように設置する。
【0041】
これにより、反射面2には、専ら、一方側端2aの方向、即ち、人H1が曲がろうとしている方向の死角領域が映され、曲がろうとしていない方向の状況はほとんど映されない。そのため、この人H1は、不要な像によって混乱することがなくなり、通路のコーナー周辺の死角領域をより明確に把握し易くなる。
【0042】
また、図7の場合と同様に、通路P3の一方の壁面W7の延長線上に反射面2が位置するように安全確認ミラー1を設置するのがよい。これにより、反射面2に、必要な方向の死角領域を映すとともに不要な像を映らないようにし易くなる。特に、反射面2の一方側端2aを壁面W7の延長線と一致させるようにするのが好ましい。
【0043】
ここでは、安全確認ミラー1を、突き当り壁面W4に設置した場合を説明したが、もう一方の突き当り壁面W5についても同様に設置することができる。
【0044】
安全確認ミラー1をT字路の突き当り壁面W1に突き当る通路P1の壁面W2に設置する場合は、図9に例示するように、反射面2の他方側端2bが、一方側端2aよりも通路P1の壁面W2の角部CN側に位置するように、その壁面W2の角部CN近傍に設置する。
【0045】
これにより、反射面2には、専ら、一方側端2aの方向、即ち、人H1が曲がろうとしている方向の死角領域が映され、曲がろうとしていない方向の状況はほとんど映されない。そのため、この人H1は、不要な像によって混乱することがなくなり、通路のコーナー周辺の死角領域をより明確に把握し易くなる。
【0046】
ここでは、安全確認ミラー1を、壁面W2に設置した場合を説明したが、もう一方の壁面W3についても同様に設置することができる。
【0047】
安全確認ミラー1を十字路を形成する通路P5〜P8の壁面W9〜W16に設置する場合も、図9の場合と同様に設置することができる。即ち、図10に例示するように、反射面2の他方側端2bが、一方側端2aよりも十字路を形成する通路P5〜P8のそれぞれの壁面W9〜W16の角部CN側に位置するように、それぞれの壁面W9〜W16の角部CN近傍に設置する。
【符号の説明】
【0048】
1 安全確認ミラー
2、2A、2B 反射面
2a 一方側端
2b 他方側端
3 フレネルミラー
4 透明プラスチック板
5 環状の傾斜溝
6 反射膜
7 保護層
8 両面テープ
9 一方側端の方向を示す表示部
9a 特定表示
10 危険を知らせる表示部
P1〜P8 通路
W1〜W16 壁面
C1 フレネルミラーの幅方向中心
C2 通路の幅方向中心
【技術分野】
【0001】
本発明は、安全確認ミラーに関し、さらに詳しくは、通路のコーナー周辺の死角領域をより明確に把握し易くした安全確認ミラーに関するものである。
【背景技術】
【0002】
平面状の透明プラスチック板の裏面に、多数の環状の傾斜溝を同心円状に形成し、傾斜溝の傾斜角度を同心円中心から半径方向外側に向かって順次大きくし、傾斜溝の上に反射膜を積層したフレネルミラーが知られている(例えば、特許文献1参照)。フレネルミラーは、従来の凸面ミラーに比して厚さを小さくすることができるので、通路のコーナー周辺の死角を確認するために、T字路、L字路や十字路等の通路の壁面に設置しても邪魔にならない。
【0003】
例えば、T字路の死角を確認するためには、図11に例示するように通路P1が突き当る突き当り壁面W1にフレネルミラー3を設置することになる。このようにフレネルミラー3を設置すると、突き当り壁面W1に突き当る通路P1を直進してきた人H1は、フレネルミラー3を見ることにより、コーナーで曲がろうとしている方向の死角領域S1の状況を把握することができる。これにより、この人H1は、死角領域S1から進行してくる人H2や物等との衝突を防止できる。
【0004】
ところが、フレネルミラー3には、その人H1が曲がろうとしてない方向の領域S2の状況も映される。人H1が左側に曲がろうとする場合、自分が進んできた通路P1がある程度の幅を有していれば、領域S2側から進行してくる人H3や物等は、フレネルミラー3がなくても目視によって把握することができる。むしろ、その人H1が曲がろうとしてない方向の領域S2の状況がフレネルミラー3に映されると、その人H1は、その映された像によって混乱することがある。例えば、フレネルミラー3に映っている像が、自分が曲がろうとしている方向の状況なのか、曲がろうとしてない方向の状況なのかが分からなくなることがある。
【0005】
このように不要な像がフレネルミラー3に映されると、フレネルミラー3を見た人H1は混乱して必要な方向の死角領域S1を明確に把握できないことがある。L字路や十字路の通路の壁面にフレネルミラー3を設置した場合も同様の問題が生じる。
【0006】
また、フレネルミラー3を1枚そのままで使用する場合には、T字路の左右両側に延びる通路P2の左右両側の死角領域を映すために、フレネルミラー3を、突き当り壁面W1に、突き当る通路P1の幅方向中心C2に位置するように設置する必要がある。そのため、フレネルミラー3によって把握できる通路P2の左右両側の死角領域が小さくなるという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開平6−174906号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の目的は、通路のコーナー周辺の死角領域をより明確に把握し易くした安全確認ミラーを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するため本発明の安全確認ミラーは、フレネルミラーの幅方向中心に対して一方側に偏った部分を反射面として有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明の安全確認ミラーは、フレネルミラーの幅方向中心に対して一方側に偏った部分を反射面として有しているので、反射面に、曲がろうとしている一方向の通路の死角領域を映して、その状況を把握することができる。一方、不要な方向の状況は反射面に映らないようにすることができる。そのため、安全確認ミラーを見た人は、不要な像によって混乱することがなくなり、通路のコーナー周辺の死角領域をより明確に把握し易くなる。これにより、通路のコーナー周辺での不用意な衝突をより確実に防止することができる。
【0011】
また、本発明の安全確認ミラーは、専ら、一方向の通路の死角領域を映すために使用するので、必要な一方向の通路の死角領域を映すために適した位置に設置することができる。そのため、必要な方向のより広い範囲の状況を反射面に映すことが可能になるので、通路のコーナー周辺での不用意な衝突を防止するには益々有利になる。
【0012】
ここで、前記反射面の他方側端から、フレネルミラーの幅方向中心までの距離が100mm以下である仕様にすることが好ましい。これにより、反射面に、必要な方向の死角領域を映すとともに不要な像を映らないようにし易くなる。
【0013】
T字路またはL字路の突き当り壁面に設置する場合は、前記反射面の他方側端が、その突き当り壁面に突き当る通路の幅方向中心に対して、フレネルミラーにおける反射面の偏り方向と同じ方向側に位置するとともに、一方側端よりも前記通路の幅方向中心側に位置するように設置する。
【0014】
T字路の突き当り壁面に突き当る通路の壁面または十字路を形成する通路の壁面に設置する場合は、前記反射面の他方側端が、一方側端よりもT字路の突き当り壁面に突き当る通路の壁面の角部側または十字路を形成する通路の壁面の角部側に位置するように、その壁面の角部近傍に設置する。
【0015】
前記反射面の他方側端が、フレネルミラーの幅方向中心と一致する仕様にすると製造効率が向上する。即ち、1枚のフレネルミラーから無駄なく2つの反射面を得ることができる。
【0016】
前記反射面の一方側端の方向を示す表示部を表面に備えた仕様にすることもできる。この表示部によって、この方向に対する意識が喚起されるので、この方向の状況をより把握し易くなる。前記表示部を矢印にすることもできる。この場合、矢印によって、反射面の一方側端の方向が一見して分かるので、この方向の状況をさらに把握し易くなる。危険を知らせる表示部を表面に備えた仕様にすると、危険を喚起することができるので安全性がより向上する。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の安全確認ミラーを例示する正面図である。
【図2】図1の安全確認ミラーの一部拡大断面図である。
【図3】反射面の範囲を説明する平面図である。
【図4】安全確認ミラーの別の実施形態を例示する正面図である。
【図5】安全確認ミラーのさらに別の実施形態を例示する正面図である。
【図6】安全確認ミラーのさらに別の実施形態を例示する正面図である。
【図7】安全確認ミラーをT字路の突き当り壁面に設置した状態を例示する説明図である。
【図8】安全確認ミラーをL字路の突き当り壁面に設置した状態を例示する説明図である。
【図9】安全確認ミラーをT字路の角部近傍に設置した状態を例示する説明図である。
【図10】安全確認ミラーを十字路の角部近傍に設置した状態を例示する説明図である。
【図11】1枚のフレネルミラーをそのまま、T字路の突き当り壁面に設置した状態を例示する説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明の安全確認ミラーを、図に示した実施形態に基づいて説明する。
【0019】
図1および図2に例示するように、本発明の安全確認ミラー1は、フレネルミラー3の幅方向中心C1に対して一方側に偏った部分を反射面2として有している。反射面2は像を映す面である。
【0020】
フレネルミラー3は平面状の透明プラスチック板4の裏面に、多数の環状の傾斜溝5が同心円状に形成され、傾斜溝5の上に反射膜6が積層されている。透明プラスチック板4は、フレネルミラー3の本体とは別体として、これらを嵌合させて一体化させる構造にすることもできる。傾斜溝5の傾斜角度Aは同心円中心Cから半径方向外側に向かって順次大きくなっている。反射膜6の上には塗料等からなる保護層7が積層されている。透明プラスチック板4の裏面には、両面テープ8が取り付けられており、安全確認ミラー1は両面テープ8によって壁面に固定される。両面テープ8に代えて、或いは、両面テープ8に加えて、ネジ等によって安全確認ミラー1を壁面に固定することもできる。
【0021】
フレネルミラー3の幅方向中心C1とは、環状の傾斜溝5の中心を通り、1枚のフレネルミラー3を左右に2等分する線分である。この実施形態では、フレネルミラー3の幅方向中心C1に対して右側に偏った部分を反射面2として有している。反射面2の他方側端2bが、フレネルミラー3の幅方向中心C1と一致した仕様になっている。
【0022】
反射面2は、図1の実施形態に示した部分に限らず、例えば、図3において点線で囲まれた範囲2A、2Bにすることもできる。反射面2Aでは、他方側端2bの位置が幅方向中心C1に対して、フレネルミラー3における反射面2の偏り方向と反対側に位置している。反射面2Bでは、他方側端2bの位置が幅方向中心C1に対して、フレネルミラー3における反射面2の偏り方向と同じ側に位置している。反射面2A、2Bの他方側端2bから幅方向中心C1までの長さL1、L2は、例えば100mm以下にする。
【0023】
図4に安全確認ミラー1の別の実施形態を例示する。この実施形態は、反射面2の一方側端2aの方向を示す表示部9を表面に備えている。この表示部9として、具体的には矢印が表示されている。この表示部9としては、その他に、反射面2の一方側端2aの方向が右方向であれば「右」等の文字表示、左方向であれば「左」等の文字表示を用いることができる。
【0024】
安全確認ミラー1の表面には、反射面2が映す方向(一方側端2aの方向)に存在する物を示す特定表示9aを設けることもできる。特定表示9aとしては、「トイレ」、「会議室」、「受付」、「エレベータ」、「階段」、「消火器」等を例示できる。この特定表示9aは、表示部9とともに或いは、表示部9に代わって設けることができる。
【0025】
この実施形態は、さらに、危険を知らせる表示部10を表面に備えている。この表示部10としては、「危険」、「注意」等の文字表示を用いることができる。
【0026】
尚、安全確認ミラー1は、図5に例示する実施形態のように、すべての範囲をフレネルミラー3で構成することもできる。この場合、上記した表示部9、10や特定表示9aは、フレネルミラー3の表面に直接印刷する等によって設ける。
【0027】
図6に例示するようにフレネルミラー3を配置することもできる。この実施形態では、フレネルミラー3を安全確認ミラー1において、上下方向中途の位置に配置し、かつ左右両端をそのまま安全確認ミラー1の左右両端としている。そして、フレネルミラー3の上下に配置されたプラスチック板は、適宜着色されている。この実施形態では、フレネルミラー3が際立つことなく自然な感じで壁面に設置することができる。
【0028】
安全確認ミラー1の厚さは、例えば2.0mm〜5.0mm程度である。反射面2の形状は、図1のような四角形、図4のような一方側端2aを突出した円弧状にした形状、三角形、円形、楕円形、台形等の種々の形状を採用することができる。反射面2の大きさは、四角形の場合、一辺が100mm〜500mm程度である。他の形状の場合も、四角形の場合の面積に相当する大きさである。
【0029】
傾斜溝5の半径方向配置ピッチは、例えば0.1mm〜0.5mm、好ましくは0.2mm〜0.4mm程度である。透明プラスチック板4には、ポリカーボネート(PC)、アクリル(PMMA)、塩化ビニル(PVC)、ポリエチレン(PET)等の透明性に優れた樹脂を用いるとよい。反射膜6としては、金属蒸着膜や金属メッキ膜等を用いることができる。反射膜6の厚さは、例えば10nm〜200nm程度である。
【0030】
安全確認ミラー1を設置する場所は、特に限定されないが、主に屋内の壁面に設置する。例えば、病院、学校、オフィスビル等の様々な場所に設置することができる。
【0031】
安全確認ミラー1をT字路の突き当り壁面W1に設置する場合は、図7に例示するように、反射面2の他方側端2bが、その突き当り壁面W1に突き当る通路P1の幅方向中心C2に対して、フレネルミラー3における反射面2の偏り方向と同じ方向側に位置するように設置する。この際に、反射面2の他方側端2bが、一方側端2aよりも通路P1の幅方向中心C2側に位置するように設置する。
【0032】
突き当り壁面W1に向かって通路P1を進行してくる人H1が、コーナーで左側に曲がろうとする場合、この人H1は、対向する位置にある安全確認ミラー1を見ることにより、曲がろうとする方向の状態を把握することができる。即ち、通路P2を左側から右側に直進してくる人H2は、安全確認ミラー1の反射面2に映されるので、この人H1と人H2との衝突を防止することができる。また、この人H1は、無理に視線の向きを変えずに、自然な状態で安全確認ミラー1を見ることができる。
【0033】
反射面2には、専ら、一方側端2aの方向、即ち、人H1が曲がろうとしている方向の死角領域が映され、曲がろうとしていない方向の状況はほとんど映されない。そのため、この人H1は、不要な像によって混乱することがなくなり、通路のコーナー周辺の死角領域をより明確に把握し易くなる。
【0034】
この安全確認ミラー1は、専ら、一方向の通路の死角領域を映すために使用される。そのため、必要な一方向の通路の死角領域を映すために適した位置に設置することができる。したがって、安全確認ミラー1を、図11で例示したフレネルミラー3よりも左側に設置することができる。それ故、必要な方向のより広い範囲の状況を反射面2に映すことが可能になるので、通路のコーナー周辺での不用意な衝突を防止するには益々有利になる。
【0035】
図3に示したように、反射面2の他方側端2bからフレネルミラー3の幅方向中心C1までの長さL1、L2を、100mm以下にすると、反射面2に、必要な方向の死角領域を映すとともに不要な像を映らないようにし易くなる。
【0036】
また、通路P1の一方の壁面W3の延長線上に反射面2が位置するように安全確認ミラー1を設置するのがよい。これにより、反射面2に、必要な方向の死角領域を映すとともに不要な像を映らないようにし易くなる。特に、反射面2の一方側端2aを壁面W3の延長線と一致させるようにするのが好ましい。
【0037】
図4に例示したように、安全確認ミラー1の表面に、反射面2の一方側端2aの方向を示す表示部9を備えているとこの表示部9によって、安全確認ミラー1を見た人に対しては、この方向に対する意識が喚起されるので、この方向の状況をより把握し易くなる。表示部9を矢印にすると、一方側端2aの方向が一見して分かるので、必要な方向の状況をさらに把握し易くなる。
【0038】
また、安全確認ミラー1の表面に、危険を知らせる表示部10を備えていると、この表示部10によって、安全確認ミラー1を見た人に対しては、危険を喚起することができるので安全性がより向上する。
【0039】
ここでは、安全確認ミラー1を、通路P1の幅方向中心C2に対して左側に設置した場合を説明したが、幅方向中心C2に対して右側にも同様に設置することができる。
【0040】
安全確認ミラー1をL字路の突き当り壁面W4に設置する場合は、図8に例示するように、反射面2の他方側端2bが、その突き当り壁面W4に突き当る通路P3の幅方向中心C2に対して、フレネルミラー3における反射面2の偏り方向と同じ方向側に位置するように設置する。この際に、反射面2の他方側端2bが、一方側端2aよりも通路P3の幅方向中心C2側に位置するように設置する。
【0041】
これにより、反射面2には、専ら、一方側端2aの方向、即ち、人H1が曲がろうとしている方向の死角領域が映され、曲がろうとしていない方向の状況はほとんど映されない。そのため、この人H1は、不要な像によって混乱することがなくなり、通路のコーナー周辺の死角領域をより明確に把握し易くなる。
【0042】
また、図7の場合と同様に、通路P3の一方の壁面W7の延長線上に反射面2が位置するように安全確認ミラー1を設置するのがよい。これにより、反射面2に、必要な方向の死角領域を映すとともに不要な像を映らないようにし易くなる。特に、反射面2の一方側端2aを壁面W7の延長線と一致させるようにするのが好ましい。
【0043】
ここでは、安全確認ミラー1を、突き当り壁面W4に設置した場合を説明したが、もう一方の突き当り壁面W5についても同様に設置することができる。
【0044】
安全確認ミラー1をT字路の突き当り壁面W1に突き当る通路P1の壁面W2に設置する場合は、図9に例示するように、反射面2の他方側端2bが、一方側端2aよりも通路P1の壁面W2の角部CN側に位置するように、その壁面W2の角部CN近傍に設置する。
【0045】
これにより、反射面2には、専ら、一方側端2aの方向、即ち、人H1が曲がろうとしている方向の死角領域が映され、曲がろうとしていない方向の状況はほとんど映されない。そのため、この人H1は、不要な像によって混乱することがなくなり、通路のコーナー周辺の死角領域をより明確に把握し易くなる。
【0046】
ここでは、安全確認ミラー1を、壁面W2に設置した場合を説明したが、もう一方の壁面W3についても同様に設置することができる。
【0047】
安全確認ミラー1を十字路を形成する通路P5〜P8の壁面W9〜W16に設置する場合も、図9の場合と同様に設置することができる。即ち、図10に例示するように、反射面2の他方側端2bが、一方側端2aよりも十字路を形成する通路P5〜P8のそれぞれの壁面W9〜W16の角部CN側に位置するように、それぞれの壁面W9〜W16の角部CN近傍に設置する。
【符号の説明】
【0048】
1 安全確認ミラー
2、2A、2B 反射面
2a 一方側端
2b 他方側端
3 フレネルミラー
4 透明プラスチック板
5 環状の傾斜溝
6 反射膜
7 保護層
8 両面テープ
9 一方側端の方向を示す表示部
9a 特定表示
10 危険を知らせる表示部
P1〜P8 通路
W1〜W16 壁面
C1 フレネルミラーの幅方向中心
C2 通路の幅方向中心
【特許請求の範囲】
【請求項1】
フレネルミラーの幅方向中心に対して一方側に偏った部分を反射面として有することを特徴とする安全確認ミラー。
【請求項2】
前記反射面の他方側端から、フレネルミラーの幅方向中心までの距離が100mm以下である請求項1に記載の安全確認ミラー。
【請求項3】
前記反射面の他方側端が、T字路またはL字路の突き当り壁面に突き当る通路の幅方向中心に対して、フレネルミラーにおける反射面の偏り方向と同じ方向側に位置するとともに、一方側端よりも前記通路の幅方向中心側に位置するように設置される請求項1または2に記載の安全確認ミラー。
【請求項4】
前記反射面の他方側端が、一方側端よりもT字路の突き当り壁面に突き当る通路の壁面の角部側または十字路を形成する通路の壁面の角部側に位置するように、その壁面の角部近傍に設置される請求項1または2に記載の安全確認ミラー。
【請求項5】
前記反射面の他方側端が、フレネルミラーの幅方向中心と一致する請求項1〜4のいずれかに記載の安全確認ミラー。
【請求項6】
前記反射面の一方側端の方向を示す表示部を表面に備えた請求項1〜5のいずれかに記載の安全確認ミラー。
【請求項7】
前記表示部が矢印である請求項6に記載の安全確認ミラー。
【請求項8】
危険を知らせる表示部を表面に備えた請求項1〜7のいずれかに記載の安全確認ミラー。
【請求項1】
フレネルミラーの幅方向中心に対して一方側に偏った部分を反射面として有することを特徴とする安全確認ミラー。
【請求項2】
前記反射面の他方側端から、フレネルミラーの幅方向中心までの距離が100mm以下である請求項1に記載の安全確認ミラー。
【請求項3】
前記反射面の他方側端が、T字路またはL字路の突き当り壁面に突き当る通路の幅方向中心に対して、フレネルミラーにおける反射面の偏り方向と同じ方向側に位置するとともに、一方側端よりも前記通路の幅方向中心側に位置するように設置される請求項1または2に記載の安全確認ミラー。
【請求項4】
前記反射面の他方側端が、一方側端よりもT字路の突き当り壁面に突き当る通路の壁面の角部側または十字路を形成する通路の壁面の角部側に位置するように、その壁面の角部近傍に設置される請求項1または2に記載の安全確認ミラー。
【請求項5】
前記反射面の他方側端が、フレネルミラーの幅方向中心と一致する請求項1〜4のいずれかに記載の安全確認ミラー。
【請求項6】
前記反射面の一方側端の方向を示す表示部を表面に備えた請求項1〜5のいずれかに記載の安全確認ミラー。
【請求項7】
前記表示部が矢印である請求項6に記載の安全確認ミラー。
【請求項8】
危険を知らせる表示部を表面に備えた請求項1〜7のいずれかに記載の安全確認ミラー。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公開番号】特開2012−88565(P2012−88565A)
【公開日】平成24年5月10日(2012.5.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−235778(P2010−235778)
【出願日】平成22年10月20日(2010.10.20)
【出願人】(390010526)コミー株式会社 (10)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年5月10日(2012.5.10)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年10月20日(2010.10.20)
【出願人】(390010526)コミー株式会社 (10)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]