説明

官能化されたポリウレタン(PU)樹脂、その製造方法並びにその使用

【課題】鉱物表面及び非鉱物表面の永続的な撥油性、撥水性及び防汚性の被覆のための応用分野に関して改善された加工特性、特に更に改善された特性プロフィールを有する更なる官能化されたポリウレタン樹脂を提供する。
【解決手段】本願明細書中に記載の成分(I)と(II)と(III)とを含有する官能化されたポリウレタン樹脂を製造する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
以下の成分(I)と(II)と(III)とを含有する官能化されたポリウレタン樹脂、
バインダー成分(I)100.0〜100.1質量部
該成分は、フッ素修飾され、アニオン的及び/又は非イオン的及び/又はカチオン的に安定化されたオリゴウレタン又はポリウレタンの分散液又は溶液であって、ポリマーに結合されたフッ素含有量は、0.01〜10質量%であり、分子量は、10000〜1000000ダルトンであり、遊離アミノ基は、0〜25質量%であり、かつ/又は遊離ヒドロキシル基は、0〜25質量%であり、以下の構成成分(i)ないし(xiii)を有する
(i)フッ素変性された(ポリマーの)疎水化成分及び疎油化成分(A)0.3〜7.5質量部
該成分は、ポリマーに結合されたフッ素含有量0.5〜90質量%であり、イソシアネート基に対して反応性の2個又はそれ以上のアミノ基及び/又はヒドロキシル基及び/又はメルカプト基又はヒドロキシル基に対して反応性の2個又はそれ以上のイソシアナト基を有し、かつ分子量は、250〜25000ダルトンであり、該成分は、
以下の(1)及び/又は(2)及び/又は(3)及び/又は(4)及び/又は(5)及び/又は(6)及び/又は(7)及び/又は(8)及び/又は(9)及び/又は(10)及び/又は(11)及び/又は(12)及び/又は(13)及び/又は(14)及び/又は(15)及び/又は(16)及び/又は(17)及び/又は(18)及び/又は(19)及び/又は(20)及び/又は(21)及び/又は(22)及び/又は(23)及び/又は(24)及び/又は(25)及び/又は(26)及び/又は(27)及び/又は(28)及び/又は(29)及び/又は(30)及び/又は(31)及び/又は(32)及び/又は(33)及び/又は(34)及び/又は(35)からなる
(1)(ペル)フルオロアルキルアルコール成分(A1)及び/又は(ペル)フルオロアルキルアルキレンアミン成分(A2)及び/又はフッ素修飾されたマクロモノマー成分又はテレケリック成分(A3)5〜95質量%と、二官能性のポリイソシアネート成分(C1)75〜5質量%と、アミノアルコール成分(A4)及び/又はメルカプトアルコール成分(A5)75〜5質量%とからなる2個又はそれ以上のヒドロキシル基を有する反応生成物
前記(ペル)フルオロアルキルアルコール成分(A1)及び/又は(ペル)フルオロアルキルアルキレンアミン成分(A2)は、一般式
CF3−(CF2x−(CH2y−O−Az−H
及び/又は
CR3−(CR2x−(CH2y−O−Az−H
[式中、Rは、互いに無関係に、H、F、CF3である]で示される末端メチレン基(炭化水素スペーサー)を有するペルフルオロアルキルアルコール、及び/又は一般式
CF3−CF2−CF2−[O−CF(CF3)−CF2x−O−CF(CF3)−(CH2y−O−Az−H
[式中、xは、3〜20であり、yは、1〜6であり、zは、0〜100であり、Aは、CRiii−CRiiiiv−O又は(CRiiia−O又はCO−(CRiiib−Oであり、Ri、Rii、Riii、Rivは、互いに無関係に、H、アルキル、シクロアルキル、アリール、1〜25個の炭素原子を有する任意の有機基であり、a,bは、3〜5である]で示されるヘキサフルオロプロペンオキシド(HFPO)オリゴマーアルコールからなり、その際、ポリアルキレンオキシド−構造単位Azは、任意のアルキレンオキシドからなるホモポリマー、コポリマーもしくはブロックコポリマー又はポリオキシアルキレングリコール又はポリラクトンであり、
前記フッ素修飾されたマクロモノマー成分又はテレケリック成分(A3)は、ポリマーに結合したフッ素含有量1〜99質量%と分子量100〜10000ダルトンを有し、主鎖及び/又は側鎖中に内部に及び/又は側鎖に及び/又は末端に位置する構造要素
−(CF2−CF2x
及び/又は
−(CR2−CR2x
及び/又は
−[CF2−CF(CF3)−O]x
及び/又は
−(CR2−CR2−O)x
を有し、それぞれは1個又はそれ以上の反応性(環状)脂肪族及び/又は芳香族のヒドロキシル基及び/又は第一級及び/又は第二級のアミノ基及び/又はメルカプト基を有し、
前記二官能性のポリイソシアネート成分(C1)は、2個又はそれ以上の(環状)脂肪族及び/又は芳香族の同一もしくは異なる反応性を有するイソシアネート基を有し、
前記アミノアルコール成分(A4)は、1個の(環状)脂肪族及び/又は芳香族の第一級もしくは第二級のアミノ基と1個又はそれ以上の(環状)脂肪族及び/又は芳香族のヒドロキシル基を有し、
前記メルカプトアルコール成分(A5)は、1個の(環状)脂肪族及び/又は芳香族のメルカプト基と1個又はそれ以上の(環状)脂肪族及び/又は芳香族のヒドロキシル基を有し、その際、
前記反応はジイソシアネートの場合にモル比1:1:1で任意に実施されており、かつその反応生成物は、一般式
(A1/2/3)−(C1)−(A4/5
を有し、その際、(A1/2/3)は、脱プロトン化された成分(A1)及び/又は(A2)及び/又は(A3)であり、(A4/5)は、脱プロトン化された成分(A4)及び/又は(A5)であり、かつ(C1)は、プロトン化された成分(C1)である
(2)一官能性のヘキサフルオロプロペンオキシド成分(A6)5〜95質量%とアミノアルコール成分(A4)及び/又はメルカプトアルコール成分(A5)95〜5質量%とからなる2個又はそれ以上のヒドロキシル基を有する反応生成物
前記一官能性のヘキサフルオロプロペンオキシド成分(A6)は、一般式
CF3−CF2−CF2−O−(CF(CF3)−CF2−O)m−CF(CF3)−COR1
[式中、mは、1〜20であり、R1は、F、OH、OMe、OEtである]で示される一官能性のヘキサフルオロプロペンオキシドオリゴマーからなり、
その際、HR1の脱離下に、一般式
(A6)−(A4/5
[式中、(A6)は、成分(A6)のカルボニル基である]で示される付加物が得られ、そして該反応は、有利にはモル比1:1で任意に実施されている
(3)二官能性のヘキサフルオロプロペンオキシド成分(A7)5〜95質量%とアミノアルコール成分(A4)及び/又はメルカプトアルコール成分(A5)95〜5質量%とからなる2個又はそれ以上のヒドロキシル基を有する反応生成物
前記二官能性のヘキサフルオロプロペンオキシド成分(A7)は、一般式
1OC−CF(CF3)−(O−CF2−CF(CF3n)−O−(CF2o−O−(CF(CF3)−CF2−O)n−CF(CF3)−COR1
[式中、nは、1〜10であり、oは、2〜6である]で示される二官能性のヘキサフルオロプロペンオキシドオリゴマーからなり、
その際、HR1の脱離下に、一般式
(A4/5)−(A7)−(A4/5
[式中、(A7)は、成分(A7)のカルボニル基である]で示される付加物が得られ、そして該反応は、有利にはモル比1:2で任意に実施されている
(4)(ペル)フルオロアルキルアルコール成分(A1)及び/又は(ペル)フルオロアルキルアルキレンアミン成分(A2)及び/又はフッ素修飾されたマクロモノマー成分又はテレケリック成分(A3)5〜95質量%と、一般式
X−CO−Y
[式中、X,Yは、F、Cl、Br、I、CCl3、R2、OR2であり、R2は、アルキル、シクロアルキル、アリール、1〜25個の炭素原子と0〜10個の窒素原子と0〜10個の酸素原子とを有する任意の有機基である]で示されるカルボニル成分(A8)75〜5質量%と、アミノアルコール成分(A4)及び/又はメルカプトアルコール成分(A5)75〜5質量%とからなる2個又はそれ以上のヒドロキシル基を有する反応生成物
その際、
第一段階で、HX及び/又はHYの脱離下に、一般式
(A1/2/3)−CO−Y及び/又はX−CO−(A1/2/3
及び/又は
(A4/5)−CO−Y及び/又はX−CO−(A4/5
で示される付加物が得られ、そして
第二段階で、HX及び/又はHYの脱離下に、一般式
(A1/2/3)−CO−(A4/5
で示される付加物が得られ、そして該反応は、有利にはモル比1:1:1で任意に実施されている
又は
事前に製造された一般式
(A1/2/3)−CO−Y及び/又はX−CO−(A1/2/3
で示される付加物5〜95質量%とアミノアルコール成分(A4)及び/又はメルカプトアルコール成分(A5)95〜5質量%とからなる反応生成物
その際、HX及び/又はHYの脱離下に、一般式
(A1/2/3)−CO−(A4/5
で示される付加物が得られ、そして該反応は、有利にはモル比1:1で任意に実施されている
又は
事前に製造された一般式
(A4/5)−CO−Y及び/又はX−CO−(A4/5
で示される付加物5〜95質量%と(ペル)フルオロアルキルアルコール成分(A1)及び/又は(ペル)フルオロアルキルアルキレンアミン成分(A2)及び/又はフッ素修飾されたマクロモノマー成分又はテレケリック成分(A3)95〜5質量%とからなる反応生成物
その際、HX及び/又はHYの脱離下に、一般式
(A1/2/3)−CO−(A4/5
で示される付加物が得られ、そして該反応は、有利にはモル比1:1で任意に実施されている
(5)(ペル)フルオロアルキルアルコール成分(A1)及び/又は(ペル)フルオロアルキルアルキレンアミン成分(A2)及び/又はフッ素修飾されたマクロモノマー成分又はテレケリック成分(A3)5〜95質量%と、アミノアルコール成分(A4)及び/又はメルカプトアルコール成分(A5)75〜5質量%と、三官能性又はより多官能性のポリイソシアネート成分(C2)75〜5質量%とからなる2個又はそれ以上のヒドロキシル基を有する反応生成物
その際、前記反応はトリイソシアネートの場合に、有利にはモル比2:1:1又は1:2:1で任意に実施されている
(6)(ペル)フルオロアルキルアルコール成分(A1)及び/又は(ペル)フルオロアルキルアルキレンアミン成分(A2)及び/又はフッ素修飾されたマクロモノマー成分又はテレケリック成分(A3)5〜75質量%と、アミノアルコール成分(A4)及び/又はメルカプトアルコール成分(A5)50〜5質量%と、一官能性のポリアルキレングリコール成分(A9)及び/又は一官能性のポリオキシアルキレンアミン成分(A10)50〜5質量%と、三官能性又はより多官能性のポリイソシアネート成分(C2)50〜5質量%とからなる2個又はそれ以上のヒドロキシル基を有する反応生成物
前記一官能性のポリアルキレングリコール成分(A9)及び/又は一官能性のポリオキシアルキレンアミン成分(A10)は、一ヒドロキシ官能性のポリエチレングリコール及び/又はポリ(エチレングリコール−ブロック−ポリアルキレングリコール)及び/又はポリ(エチレングリコール−コ−ポリアルキレングリコール)及び/又はポリ(エチレングリコール−ランダム−ポリアルキレングリコール)からなり、その際、それらはエチレンオキシド25〜99質量%を有し、かつ一般式
3−O−Az'−H
[式中、z′は、5〜150であり、R3は、アルキル、シクロアルキル、アリール、1〜25個の炭素原子を有する任意の有機基である]で示される3〜25個の炭素原子を有する更なるアルキレンオキシド0〜74質量%を有し、
かつ/又は
前記一官能性のポリアルキレングリコール成分(A9)及び/又は一官能性のポリオキシアルキレンアミン成分(A10)は、一アミノ官能性のポリエチレングリコール及び/又はポリ(エチレングリコール−ブロック−ポリアルキレングリコール)及び/又はポリ(エチレングリコール−コ−ポリアルキレングリコール)及び/又はポリ(エチレングリコール−ランダム−ポリアルキレングリコール)からなり、その際、それらはエチレンオキシド25〜99質量%を有し、かつ一般式
3−O−Az'-1−CRiii−CRiiiiv−NH2
で示される3〜25個の炭素原子を有する更なるアルキレンオキシド0〜74質量%を有し、その際、
前記反応はトリイソシアネートの場合に、有利にはモル比1:1:1:1で任意に実施されている
(7)(ペル)フルオロアルキルアルコール成分(A1)及び/又は(ペル)フルオロアルキルアルキレンアミン成分(A2)及び/又はフッ素修飾されたマクロモノマー成分又はテレケリック成分(A3)5〜95質量%と、アミノアルコール成分(A4)及び/又はメルカプトアルコール成分(A5)75〜5質量%と、トリアジン成分(A11)75〜5質量%とからなる2個又はそれ以上のヒドロキシル基を有する反応生成物
前記トリアジン成分(A11)は、塩化シアヌルあるいは2,4,6−トリクロロ−1,3,5−トリアジンからなり、その際、前記反応は、有利にはモル比2:1:1又は1:2:1で任意に実施されている
(8)(ペル)フルオロアルキルアルコール成分(A1)及び/又は(ペル)フルオロアルキルアルキレンアミン成分(A2)及び/又はフッ素修飾されたマクロモノマー成分又はテレケリック成分(A3)5〜75質量%と、アミノアルコール成分(A4)及び/又はメルカプトアルコール成分(A5)50〜5質量%と、一官能性のポリアルキレングリコール成分(A9)及び/又は一官能性のポリオキシアルキレンアミン成分(A10)50〜5質量%と、トリアジン成分(A11)50〜5質量%とからなる2個又はそれ以上のヒドロキシル基を有する反応生成物
前記トリアジン成分(A11)は、塩化シアヌルあるいは2,4,6−トリクロロ−1,3,5−トリアジンからなり、その際、前記反応は、有利にはモル比1:1:1:1で任意に実施されている
(9)(ペル)フルオロアルキルアルコール成分(A1)及び/又は(ペル)フルオロアルキルアルキレンアミン成分(A2)及び/又はフッ素修飾されたマクロモノマー成分又はテレケリック成分(A3)5〜75質量%と、アミノアルコール成分(A4)及び/又はメルカプトアルコール成分(A5)50〜5質量%と、ヒドロキシカルボン酸成分(A12)50〜5質量%と、三官能性又はより多官能性のポリイソシアネート成分(C2)50〜5質量%とからなる2個又はそれ以上のヒドロキシル基を有する反応生成物
前記ヒドロキシカルボン酸成分(A12)は、モノヒドロキシカルボン酸及び/又はジヒドロキシカルボン酸であって、ポリイソシアネートに対して反応性の1及び/又は2個のヒドロキシル基とポリイソシアネートに対して不活性な1個のカルボキシル基とを有するカルボン酸からなり、その際、
前記反応はトリイソシアネートの場合に、有利にはモル比1:1:1:1で任意に実施されている
(10)(ペル)フルオロアルキルアルコール成分(A1)及び/又は(ペル)フルオロアルキルアルキレンアミン成分(A2)及び/又はフッ素修飾されたマクロモノマー成分又はテレケリック成分(A3)5〜75質量%と、アミノアルコール成分(A4)及び/又はメルカプトアルコール成分(A5)50〜5質量%と、NCN成分(A13)50〜5質量%と、三官能性又はより多官能性のポリイソシアネート成分(C2)50〜5質量%とからなる2個又はそれ以上のヒドロキシル基を有する反応生成物
前記NCN成分(A13)は、ポリイソシアネートに対して反応性でかつ酸性NHの1個のアミノ基を有するシアナミドからなり、その際、前記反応はトリイソシアネートの場合に、有利にはモル比1:1:1:1で任意に実施されている
(11)(ペル)フルオロアルキルアルコール成分(A1)及び/又は(ペル)フルオロアルキルアルキレンアミン成分(A2)及び/又はフッ素修飾されたマクロモノマー成分又はテレケリック成分(A3)5〜75質量%と、アミノアルコール成分(A4)及び/又はメルカプトアルコール成分(A5)50〜5質量%と、ヒドロキシカルボン酸成分(A12)50〜5質量%と、トリアジン成分(A11)50〜5質量%とからなる2個又はそれ以上のヒドロキシル基を有する反応生成物
前記ヒドロキシカルボン酸成分(A12)は、モノヒドロキシカルボン酸及び/又はジヒドロキシカルボン酸であって、ポリイソシアネートに対して反応性の1及び/又は2個のヒドロキシル基とポリイソシアネートに対して不活性な1個のカルボキシル基とを有するカルボン酸からなり、
前記トリアジン成分(A11)は、塩化シアヌルあるいは2,4,6−トリクロロ−1,3,5−トリアジンからなり、その際、前記反応は、有利にはモル比1:1:1:1で任意に実施されている
(12)(ペル)フルオロアルキルアルコール成分(A1)及び/又は(ペル)フルオロアルキルアルキレンアミン成分(A2)及び/又はフッ素修飾されたマクロモノマー成分又はテレケリック成分(A3)5〜75質量%と、アミノアルコール成分(A4)及び/又はメルカプトアルコール成分(A5)50〜5質量%と、NCN成分(A12)50〜5質量%と、トリアジン成分(A11)50〜5質量%とからなる2個又はそれ以上のヒドロキシル基を有する反応生成物
前記NCN成分(A12)は、ポリイソシアネートに対して反応性でかつ酸性NHの1個のアミノ基を有するシアナミドからなり、
前記トリアジン成分(A11)は、塩化シアヌルあるいは2,4,6−トリクロロ−1,3,5−トリアジンからなり、
その際、前記反応は、有利にはモル比1:1:1:1で任意に実施されている
(13)(ペル)フルオロアルキルアルコール成分(A1)及び/又は(ペル)フルオロアルキルアルキレンアミン成分(A2)及び/又はフッ素修飾されたマクロモノマー成分又はテレケリック成分(A3)5〜75質量%と、アミノアルコール成分(A4)及び/又はメルカプトアルコール成分(A5)50〜5質量%と、低分子のポリオール成分(B1)及び/又は疎水修飾された低分子のポリオール成分(B2)及び/又はアニオン的に修飾可能な及び/又はカチオン的に修飾可能なポリオール成分(B3)及び/又は非イオン的に親水性のポリマーのポリオール成分(B4)及び/又は高分子の(ポリマーの)ポリオール成分(B5)50〜5質量%と、二官能性のポリイソシアネート成分(C1)50〜5質量%とからなる2個又はそれ以上のヒドロキシル基を有する反応生成物
その際、前記反応は、有利にはモル比1:1:1:2で任意に実施されており、そして該反応生成物は、一般式
(A1/2/3)−(C1)−(B1/2/3/4/5)−(C1)−(A4/5
[式中、(B1/2/3/4/5)は、脱プロトン化された成分(B1)及び/又は(B2)及び/又は(B3)及び/又は(B4)及び/又は(B5)である]を有する
(14)(ペル)フルオロアルキルアルコール成分(A1)及び/又は(ペル)フルオロアルキルアルキレンアミン成分(A2)及び/又はマクロモノマー成分又はテレケリック成分(A3)5〜75質量%と、アミノアルコール成分(A4)及び/又はメルカプトアルコール成分(A5)50〜5質量%と、多官能性のポリアルキレングリコール成分(A14)及び/又は多官能性のポリオキシアルキレンアミン成分(A15)50〜5質量%と、二官能性のポリイソシアネート成分(C1)50〜5質量%とからなる2個又はそれ以上のヒドロキシル基を有する反応生成物
前記多官能性のポリアルキレングリコール成分(A14)及び/又は多官能性のポリオキシアルキレンアミン成分(A15)は、多ヒドロキシ官能性のポリエチレングリコール及び/又はポリ(エチレングリコール−ブロック−ポリアルキレングリコール)及び/又はポリ(エチレングリコール−コ−ポリアルキレングリコール)及び/又はポリ(エチレングリコール−ランダム−ポリアルキレングリコール)からなり、その際、それらはエチレンオキシド25〜99質量%を有し、かつ一般式
4(−O−Az'−H)z''
[式中、z′′は、2〜6であり、R4は、アルキル、シクロアルキル、アリール、1〜25個の炭素原子を有する任意の有機基である]で示される3〜25個の炭素原子を有する更なるアルキレンオキシド0〜74質量%を有し、
かつ/又は
前記多官能性のポリアルキレングリコール成分(A14)及び/又は多官能性のポリオキシアルキレンアミン成分(A15)は、多アミノ官能性のポリエチレングリコール及び/又はポリ(エチレングリコール−ブロック−ポリアルキレングリコール)及び/又はポリ(エチレングリコール−コ−ポリアルキレングリコール)及び/又はポリ(エチレングリコール−ランダム−ポリアルキレングリコール)からなり、その際、それらはエチレンオキシド25〜99質量%を有し、かつ一般式
4(−O−Az'-1−CRiii−CRiiiiv−NH2z''
で示される3〜25個の炭素原子を有する更なるアルキレンオキシド0〜74質量%を有し、その際、
前記反応は二官能性のポリアルキレングリコールあるいはポリオキシアルキレンアミンの場合に、有利にはモル比1:1:1:2で任意に実施されており、そして該反応生成物は、一般式
(A1/2/3)−(C1)−(A14/15)−(C1)−(A4/5
[式中、(A14/15)は、脱プロトン化された成分(A14)及び/又は(A15)である]を有する
(15)(ペル)フルオロアルキルアルコール成分(A1)及び/又は(ペル)フルオロアルキルアルキレンアミン成分(A2)及び/又はマクロモノマー成分又はテレケリック成分(A3)及び/又はR1がOHであるヘキサフルオロプロペンオキシド成分(A6)及び/又はR1がOHであるヘキサフルオロプロペンオキシド成分(A7)及び/又は一般式
CF3−(CF2x−(CH2y−COOH
及び/又は
CR3−(CR2x−(CH2y−COOH
で示される(ペル)フルオロアルキルアルカンカルボン酸成分(A16)5〜95質量%と、アミノアルコール成分(A4)及び/又はメルカプトアルコール成分(A5)及び/又は1個又はそれ以上のヒドロキシル基を有する脂肪アルコール成分(A17)及び/又は1個又はそれ以上のアミノ基を有する(不)飽和脂肪アミン成分(A18)及び/又は1つ又はそれ以上のカルボキシル基を有する脂肪酸成分(A19)75〜5質量%と、2個又はそれ以上のエポキシ基を有するエポキシ成分(A20)75〜5質量%とからなる2個又はそれ以上のヒドロキシル基を有する反応生成物
その際、前記反応は有利にはモル比1:1:1で任意に実施されており、そして該反応生成物は、一般式
(A1/2/3/6/7/16)−CH2−CH(OH)−R5−CH(OH)−CH2−(A4/5/17/18/19
及び/又は
HO−CH2−CH((A1/2/3/6/7/16))−R5−CH((A4/5/17/18/19))−CH2−OH
及び/又は
(A1/2/3/6/7/16)−CH2−CH(OH)−R5−CH((A4/5/17/18/19))−CH2−OH
及び/又は
HO−CH2−CH((A1/2/3/6/7/16))−R5−CH(OH)−CH2−(A4/5/17/18/19
[式中、(A1/2/3/6/7/16)は、脱プロトン化された成分(A1)及び/又は(A2)及び/又は(A3)及び/又は(A6)及び/又は(A7)及び/又は(A16)であり、(A4/5/17/18/19)は、脱プロトン化された成分(A4)及び/又は(A5)及び/又は(A17)及び/又は(A18)及び/又は(A19)であり、R5は、アルキル、シクロアルキル、アリール、2〜50個の炭素原子と0〜25個の酸素原子と0〜25個の窒素原子とを有する任意の有機基である]を有する
(16)(ペル)フルオロアルキルアルコール成分(A1)及び/又は(ペル)フルオロアルキルアルキレンアミン成分(A2)及び/又はマクロモノマー成分又はテレケリック成分(A3)5〜95質量%と、ウレットジオン基で修飾されたポリイソシアネート成分(C3)75〜5質量%と、アミノアルコール成分(A4)及び/又はメルカプトアルコール成分(A5)75〜5質量%とからなる2個又はそれ以上のヒドロキシル基を有する反応生成物
その際、前記反応は、有利にはモル比2:1:2で任意に実施されている
(17)(ペル)フルオロアルキルアルコール成分(A1)及び/又は(ペル)フルオロアルキルアルキレンアミン成分(A2)及び/又はマクロモノマー成分又はテレケリック成分(A3)5〜95質量%と、三官能性又はそれより多官能性のポリイソシアネート成分(C2)95〜5質量%とからなる2個又はそれ以上のイソシアネート基を有する反応生成物
その際、前記反応は、有利にはモル比1:1で任意に実施されている
(18)(ペル)フルオロアルキルアルコール成分(A1)及び/又は(ペル)フルオロアルキルアルキレンアミン成分(A2)及び/又はマクロモノマー成分又はテレケリック成分(A3)5〜95質量%と、アミノアルコール成分(A4)及び/又はメルカプトアルコール成分(A5)75〜5質量%と、ナトリウムスルホネート基で修飾されたポリイソシアネート成分(C4)75〜5質量%とからなる2個又はそれ以上のヒドロキシル基を有する反応生成物
その際、前記反応は、有利にはモル比1:1:1で任意に実施されている
(19)(ペル)フルオロアルキルアルコール成分(A1)及び/又は(ペル)フルオロアルキルアルキレンアミン成分(A2)及び/又はマクロモノマー成分又はテレケリック成分(A3)5〜95質量%と、不飽和基で修飾されたモノイソシアネート成分(C5)75〜5質量%と、アミノアルコール成分(A4)及び/又はメルカプトアルコール成分(A5)75〜5質量%とからなる2個又はそれ以上のヒドロキシル基を有する反応生成物
その際、前記反応は、有利にはモル比1:1:1で任意に実施されている
(20)(ペル)フルオロアルキルアルコール成分(A1)及び/又は(ペル)フルオロアルキルアルキレンアミン成分(A2)及び/又はマクロモノマー成分又はテレケリック成分(A3)5〜95質量%と、エステル基で修飾されたモノイソシアネート成分(C6)75〜5質量%と、アミノアルコール成分(A4)及び/又はメルカプトアルコール成分(A5)75〜5質量%とからなる2個又はそれ以上のヒドロキシル基を有する反応生成物
その際、前記反応は、有利にはモル比1:1:1で任意に実施されている
(21)(ペル)フルオロアルキルアルコール成分(A1)及び/又は(ペル)フルオロアルキルアルキレンアミン成分(A2)及び/又はマクロモノマー成分又はテレケリック成分(A3)5〜95質量%と、二官能性のポリイソシアネート成分(C1)75〜5質量%と、ヒドロキシ官能性で2個又はそれ以上のヒドロキシル基を有する(不)飽和のトリグリセライド成分(A21)75〜5質量%とからなる2個又はそれ以上のヒドロキシル基を有する反応生成物
その際、前記反応は、有利にはモル比1:1:1で任意に実施されている
(22)(ペル)フルオロアルキルアルコール成分(A1)及び/又は(ペル)フルオロアルキルアルキレンアミン成分(A2)及び/又はマクロモノマー成分又はテレケリック成分(A3)5〜95質量%と、ヒドロキシ官能性及びエポキシ官能性で1個又はそれ以上のヒドロキシル基及び/又は1個又はそれ以上のエポキシ基を有する(不)飽和のトリグリセライド成分(A22)95〜5質量%とからなる2個又はそれ以上のヒドロキシル基を有する反応生成物
その際、前記反応は、有利にはモル比1:1で任意に実施されている
(23)一般式
3F−(CF2x−(CH2y−CHOCH2
及び/又は
CR3−(CR2x−(CH2y−CHOCH2
及び/又は
CR3−(CR2x−(CH2y−O−CH2−CHOCH2
で示される(ペル)フルオロアルキルアルキレンオキシド成分(A23)5〜95質量%と、アミノアルコール成分(A4)及び/又はメルカプトアルコール成分(A5)95〜5質量%とからなる2個又はそれ以上のヒドロキシル基を有する反応生成物
その際、前記反応は、有利にはモル比1:1で任意に実施されている
(24)(ペル)フルオロアルキルアルキレンオキシド成分(A23)5〜95質量%と、連鎖延長成分又は連鎖停止成分(E)95〜5質量%とからなる2個又はそれ以上のヒドロキシル基を有する反応生成物
その際、前記反応は、1個の第一級アミノ基を有するモノアミンの場合に、有利にはモル比2:1で、2個の第一級アミノ基を有するジアミンの場合に、有利にはモル比4:1で、1個の第一級アミノ基と1個の第二級アミノ基を有するジアミンの場合に、有利にはモル比3:1で、1個の第一級アミノ基と1個の第二級アミノ基を有するジアミンの場合に、有利にはモル比2:1で、任意に実施されている
(25)(ペル)フルオロアルキルアルキレンオキシド成分(A23)5〜95質量%と、二官能性のポリイソシアネート成分(C1)75〜5質量%と、アミノアルコール成分(A4)及び/又はメルカプトアルコール成分(A5)75〜5質量%とからなる2個又はそれ以上のヒドロキシル基を有する反応生成物
その際、オキサゾリドン構造が形成され、そして前記反応は、有利にはモル比1:1:1で任意に実施されている
(26)(ペル)フルオロアルキルアルコール成分(A1)及び/又は(ペル)フルオロアルキルアルキレンアミン成分(A2)及び/又はマクロモノマー成分又はテレケリック成分(A3)5〜95質量%と、ヒドロキシ官能性で1個又はそれ以上のヒドロキシル基及び/又は1個又はそれ以上のエポキシ基を有するエポキシ成分(A24)及び/又はヒドロキシ官能性で1個又はそれ以上のヒドロキシル基及び/又は1個又はそれ以上のオキセタン基を有するオキセタン成分(A25)95〜5質量%とからなる2個又はそれ以上のヒドロキシル基を有する反応生成物
その際、前記反応は、有利にはモル比1:1で任意に実施されている
(27)(ペル)フルオロアルキルアルコール成分(A1)及び/又は(ペル)フルオロアルキルアルキレンアミン成分(A2)及び/又はマクロモノマー成分又はテレケリック成分(A3)5〜95質量%と、ヒドロキシ官能性で1個又はそれ以上のヒドロキシル基及び/又は1個又はそれ以上のエポキシ基を有するシクロプロパン成分(A26)及び/又はヒドロキシ官能性で1個又はそれ以上のヒドロキシル基及び/又は1個又はそれ以上のオキセタン基を有するシクロブタン成分(A27)95〜5質量%とからなる2個又はそれ以上のヒドロキシル基を有する反応生成物
その際、前記反応は、有利にはモル比1:1で任意に実施されている
(28)(ペル)フルオロアルキルアルコール成分(A1)及び/又は(ペル)フルオロアルキルアルキレンアミン成分(A2)及び/又はマクロモノマー成分又はテレケリック成分(A3)5〜75質量%と、二官能性のポリイソシアネート成分(C1)50〜5質量%と、ヒドロキシ官能性のラクトン成分(A28)50〜5質量%と、アミノアルコール成分(A4)及び/又はメルカプトアルコール成分(A5)50〜5質量%とからなる2個又はそれ以上のヒドロキシル基を有する反応生成物
その際、前記反応は、有利にはモル比1:1:1:1で任意に実施されている
(29)フッ素修飾された(メタ)アクリレート成分(A29)5〜95質量%と、アミノアルコール成分(A4)及び/又はメルカプトアルコール成分(A5)95〜5質量%とからなる2個又はそれ以上のヒドロキシル基を有する反応生成物
その際、前記反応は、有利にはモル比1:1で任意に実施されている
(30)(ペル)フルオロアルキルアルコール成分(A1)及び/又は(ペル)フルオロアルキルアルキレンアミン成分(A2)及び/又はマクロモノマー成分又はテレケリック成分(A3)5〜95質量%と、イソシアネート基に対して反応性の1個の第一級もしくは第二級のアミノ基又はイソシアネート基に対して反応性の1個のヒドロキシル基とイソシアネート基に対して潜在的に反応性のもしくは封鎖された1個又はそれ以上の第一級及び/又は第二級のアミノ基及び/又はヒドロキシル基とを有する潜在的硬化成分(A30)75〜5質量%と、水75〜5質量%とからなる1個又はそれ以上の第一級及び/又は第二級のアミノ基及び/又は1個又はそれ以上のヒドロキシル基を有する反応生成物
その際、
第一段階で、まず成分(A1)及び/又は(A2)及び/又は(A3)と(A30)とを反応させ、
第二段階で、第一段階からのその付加物と水とを反応させ、そして
第三段階で、場合により遊離した分解生成物を除去する、
前記反応は、有利にはモル比1:1:1で任意に実施されている
(31)一般式
3F−(CF2x−(CH2y−NCO
及び/又は
CR3−(CR2x−(CH2y−NCO
で示される(ペル)フルオロアルキルアルキレンイソシアネート成分(A31)5〜95質量%と、アミノアルコール成分(A4)及び/又はメルカプトアルコール成分(A5)95〜5質量%とからなる2個又はそれ以上のヒドロキシル基を有する反応生成物
その際、一般式
(A31)−(A4/5
[式中、(A31)は、プロトン化された成分(A31)である]で示される付加物が得られ、そして前記反応は、有利にはモル比1:1で任意に実施されている
(32)一般式
3F−(CF2x−(CH2y−COR6
及び/又は
CR3−(CR2x−(CH2y−COR6
[式中、R6は、Cl、OMe、OEtである]で示される(ペル)フルオロアルキルアルカンカルボン酸誘導体成分(A32)5〜95質量%と、アミノアルコール成分(A4)及び/又はメルカプトアルコール成分(A5)95〜5質量%とからなる2個又はそれ以上のヒドロキシル基を有する反応生成物
その際、HR6の脱離下に、一般式
(A32)−(A4/5
[式中、(A32)は、成分(A32)のカルボニル基である]で示される付加物が得られ、そして前記反応は、有利にはモル比1:1で任意に実施されている
(33)変法(1)、(5)、(6)、(9)、(10)、(13)、(14)、(16)ないし(22)による反応生成物
その際、(ペル)フルオロアルキルアルコール成分(A1)及び/又は(ペル)フルオロアルキルアルキレンアミン成分(A2)及び/又はマクロモノマー成分又はテレケリック成分(A3)は、(ペル)フルオロアルキルアルカンカルボン酸成分(A32)と置き換えられており、そしてCO2アミド構造の脱離下に得られる
(34)変法(1)ないし(16)及び(18)ないし(33)による2個又はそれ以上のヒドロキシル基を有するアルコキシ化された反応生成物
その際、該アルコキシ化された反応生成物は、一般式
(U)−(Az'−H)z''
[式中、(U)は、脱プロトン化された反応生成物(1)ないし(16)及び(18)ないし(33)である]を有する
(35)1個又はそれ以上のアミノ基及び/又はヒドロキシル基及び/又はイソシアナト基及び/又はメルカプト基と1個又はそれ以上のペルフルオロアルキル基とを有し、一般式
(R7u8v9wSiO1.5p
[式中、0<u<1であり、0<v<1であり、0<w<1であり、u+v+wは1であり、pは4、6、8、10、12であり、かつR7,R8,R9は、互いに無関係に、1〜250個の炭素原子と1〜50個の窒素原子及び/又は0〜50個の酸素原子及び/又は3〜100個のフッ素原子及び/又は0〜50個のケイ素原子及び/又は0〜50個の硫黄原子を有する任意の無機及び/又は有機でポリマーであってよい基である]で示される多面体のオリゴマーのポリシラセスキオキサン成分(A33
(ii)イソシアネート基に対して反応性の2個又はそれ以上のヒドロキシル基を有し、かつ分子量62〜499ダルトンを有する少なくとも1種の低分子のポリオール成分(B1)0.1〜2.5質量部
(iii)イソシアネート基に対して反応性の2個又はそれ以上のヒドロキシル基を有し、かつ分子量118〜750ダルトンを有する少なくとも1種の疎水修飾された低分子のポリオール成分であって、その主鎖及び/又は側鎖に位置する構造要素
−(CH2k
[式中、k≧8である]を有するポリオール成分(B2)0〜2.5質量部
(iv)1個又はそれ以上の不活性のカルボン酸基及び/又はホスホン酸基及び/又はスルホン酸基あるいは1個又はそれ以上の第三級アミノ基及びイソシアネート基に対して反応性の2個又はそれ以上のヒドロキシル基を有し、かつ分子量104〜499ダルトンを有する少なくとも1種のアニオン的に修飾可能な及び/又はカチオン的に修飾可能なポリオール成分(B3)0〜2.5質量部
前記不活性のカルボン酸基及び/又はホスホン酸基及び/又はスルホン酸基は、塩基によって部分的又は完全にカルボキシレート基及び/又はホスホネート基及び/又はスルホネート基に変換されていてよく又は既にカルボキシレート基及び/又はホスホネート基及び/又はスルホネート基の形で存在する
前記第三級アミノ基は、酸によってアンモニウム基に変換されていてよく又は既にアンモニウム基の形で存在する
(v)イソシアネート基に対して反応性の2個又はそれ以上のヒドロキシル基を有し、かつ分子量500〜5000ダルトンを有する少なくとも1種の非イオン的に親水性のポリマーのポリオール成分(B4)0.1〜2.5質量部
(vi)イソシアネート基に対して反応性の1個又はそれ以上のヒドロキシル基を有し、かつ分子量500〜10000ダルトンを有する少なくとも1種の高分子の(ポリマーの)ポリオール成分(B5)1.0〜25.0質量部
(vii)2個又はそれ以上の反応性の(環状)脂肪族及び/又は芳香族のイソシアネート基を有し、かつ分子量100〜5000ダルトンを有するポリイソシアネート及び/又はポリイソシアネート誘導体及び/又はポリイソシアネート同族体からなる少なくとも1種のポリイソシアネート成分(C)1.0〜25.0質量部
(viii)無機及び/又は有機の塩基あるいは酸からなる少なくとも1種の中和成分(D)0.1〜2.5質量部
(ix)イソシアネート基に対して反応性の1個又はそれ以上の第一級及び/又は第二級の(環状)脂肪族及び/又は芳香族のアミノ基及び/又はイソシアネート基に対して反応性の1個又はそれ以上のヒドロキシル基を有し、かつ分子量60〜5000ダルトンを有する少なくとも1種の(ポリマーの)連鎖延長成分及び/又は連鎖停止成分(E)0.1〜2.5質量部
(x)一次粒子及び/又は凝集物及び/又は集塊物の形の無機及び/又は有機のナノ粒子又はナノ複合材料からなる少なくとも1種の反応性のナノ粒子成分であって、疎水化及び/又はドーピング及び/又は被覆されていてよく、かつ反応性のアミノ基及び/又はヒドロキシル基及び/又はメルカプト基及び/又はイソシアナト基及び/又はエポキシ基及び/又はメタクリロイル基及び/又は一般式−Si(OR13-x'2x'のシラン基で表面修飾されている反応性のナノ粒子成分(F)0〜2.5質量部
(xi)高沸点及び/又は低沸点の有機溶剤からなる少なくとも1種の溶剤成分(G)0〜100.0質量部
(xii)少なくとも1種の触媒成分(H)0〜0.1質量部
(xiii)水(I)97.3〜100.0質量部
2個又はそれ以上の反応性の(環状)脂肪族及び/又は芳香族のイソシアネート基を有するポリイソシアネート及び/又はポリイソシアネート誘導体及び/又はポリイソシアネート同族体又はカルボジイミド架橋剤からなり、かつ分子量100〜5000ダルトンを有する少なくとも1種の硬化成分(II)0〜50.0質量部
配合成分(III)0〜300.0質量部。
【請求項2】
請求項1記載の官能化されたポリウレタン樹脂であって、エタノールアミン及び/又はN−メチルエタノールアミン及び/又はジエタノールアミン及び/又はジイソプロパノールアミンを成分(A4)として合成されることを特徴とする、官能化されたポリウレタン樹脂。
【請求項3】
請求項1又は2記載の官能化されたポリウレタン樹脂であって、2−メルカプトエタノール及び/又はチオグリセロールを成分(A5)として合成されることを特徴とする、官能化されたポリウレタン樹脂。
【請求項4】
請求項1から3までのいずれか1項記載の官能化されたポリウレタン樹脂であって、ブタン−1,4−ジオール及び/又はトリメチロールプロパンを成分(B1)として合成されることを特徴とする、官能化されたポリウレタン樹脂。
【請求項5】
請求項1から4までのいずれか1項記載の官能化されたポリウレタン樹脂であって、一般式
n2n+1−CHOH−CH2OH
[式中、nは8〜48である]で示される10〜50個の炭素原子を有する1,2−ジヒドロキシアルカンジオール、
及び/又は
一般式
n2n+1−CHOCH2
[式中、nは8〜48である]で示されるアルキレン−1−オキシド成分(A34)5〜95とアミノアルコール成分(A4)及び/又はメルカプトアルコール成分(A5)95〜5質量%とからの2個又はそれ以上のヒドロキシル基を有する反応生成物
その際、前記反応は、有利にはモル比1:1で任意に実施されている
及び/又は
一般式
HO−Cn2n−OH
[式中、nは10〜50である]で示される10〜50個の炭素原子を有するα,ω−ジヒドロキシアルカンジオール
及び/又は
(不)飽和脂肪アルコール成分(A17)及び/又は(不)飽和脂肪アミン成分(A18)及び/又は(不)飽和脂肪酸成分(A19)5〜95質量%と、二官能性のポリイソシアネート成分(C1)75〜5質量%と、アミノアルコール成分(A4)及び/又はメルカプトアルコール成分(A5)75〜5質量%とからの2個又はそれ以上のヒドロキシル基を有する反応生成物
その際、前記反応は、有利にはモル比1:1:1で任意に実施されている
を成分(B2)として合成されることを特徴とする、官能化されたポリウレタン樹脂。
【請求項6】
請求項1から5までのいずれか1項記載の官能化されたポリウレタン樹脂であって、ジメチロールプロピオン酸及び/又はN−メチルジエタノールアミンを成分(B3)として合成されることを特徴とする、官能化されたポリウレタン樹脂。
【請求項7】
請求項1から6までのいずれか1項記載の官能化されたポリウレタン樹脂であって、一官能性のポリアルキレングリコール成分(A9)及び/又は一官能性のポリオキシアルキレンアミン成分(A10)5〜95質量%と、二官能性のポリイソシアネート成分(C1)75〜5質量%と、アミノアルコール成分(A4)及び/又はメルカプトアルコール成分(A5)75〜5質量%とからの2個又はそれ以上のヒドロキシル基を有する反応生成物、その際、前記反応は、有利にはモル比1:1:1で任意に実施されている
を成分(B4)として合成されることを特徴とする、官能化されたポリウレタン樹脂。
【請求項8】
請求項1から7までのいずれか1項記載の官能化されたポリウレタン樹脂であって、(疎水修飾された)ポリアルキレングリコール、(不)飽和の脂肪族及び/又は芳香族のポリエステル、ポリカプロラクトン、ポリカーボネート、ポリカーボネート−ポリカプロラクトン−組合せ物、α,ω−ポリブタンジエンポリオール、α,ω−ポリメタクリレートジオール、α,ω−ポリスルフィドジオール、α,ω−ジヒドロキシアルキルポリジメチルシロキサン、ヒドロキシ官能性のエポキシ樹脂、ヒドロキシ官能性のケトン樹脂、アルキド樹脂、グリセロールと(不)飽和でヒドロキシ官能性であってよい1〜30個の炭素原子を有しかつ官能性fOH≧2を有する脂肪酸とからのモノエステル及び/又はジエステル及び/又はトリエステル、二量体脂肪酸ジアルコール、ビスエポキシド及び/又はトリスエポキシド及び(不)飽和の脂肪酸を基礎とする反応生成物、あらゆる種類の他のヒドロキシ官能性のマクロモノマー及びテレケリック成分、あらゆる種類の複合ポリマーを成分(B5)として合成されることを特徴とする、官能化されたポリウレタン樹脂。
【請求項9】
請求項1から8までのいずれか1項記載の官能化されたポリウレタン樹脂であって、イソホロンジイソシアネートを成分(C1)として合成されることを特徴とする、官能化されたポリウレタン樹脂。
【請求項10】
請求項1から9までのいずれか1項記載の官能化されたポリウレタン樹脂であって、1,6−ジイソシアナトヘキサンのイソシアヌレートを成分(C2)として合成されることを特徴とする、官能化されたポリウレタン樹脂。
【請求項11】
請求項1から10までのいずれか1項記載の官能化されたポリウレタン樹脂であって、1,6−ジイソシアナトヘキサンのウレットジオンを成分(C3)として合成されることを特徴とする、官能化されたポリウレタン樹脂。
【請求項12】
請求項1から11までのいずれか1項記載の官能化されたポリウレタン樹脂であって、3−シクロヘキシルアミノ−1−プロパンスルホン酸−ナトリウム塩で修飾された、1,6−ジイソシアナトヘキサンのイソシアヌレートを成分(C4)として合成されることを特徴とする、官能化されたポリウレタン樹脂。
【請求項13】
請求項1から12までのいずれか1項記載の官能化されたポリウレタン樹脂であって、メタクリル酸−2−イソシアナトアルキルエステルを成分(C5)として合成されることを特徴とする、官能化されたポリウレタン樹脂。
【請求項14】
請求項1から13までのいずれか1項記載の官能化されたポリウレタン樹脂であって、イソシアナトアルキルアルカン酸エステルを成分(C6)として合成されることを特徴とする、官能化されたポリウレタン樹脂。
【請求項15】
請求項1から14までのいずれか1項記載の官能化されたポリウレタン樹脂であって、トリエチルアミン及び/又はギ酸を成分(D)として合成されることを特徴とする、官能化されたポリウレタン樹脂。
【請求項16】
請求項1から15までのいずれか1項記載の官能化されたポリウレタン樹脂であって、エチレンジアミン及び/又はジエタノールアミンを成分(E)として合成されることを特徴とする、官能化されたポリウレタン樹脂。
【請求項17】
請求項1から16までのいずれか1項記載の官能化されたポリウレタン樹脂であって、(反応性)ナノ粒子成分(F)として、二酸化ケイ素及び/又は二酸化チタン及び/又は酸化亜鉛を基礎とするナノ粒子を使用し、その際、該ナノ粒子が固体形及び/又は分散液及び/又はペーストの形で存在することを特徴とする、官能化されたポリウレタン樹脂。
【請求項18】
請求項1から17までのいずれか1項記載の官能化されたポリウレタン樹脂であって、全成分(F)の少なくとも50質量%が最大で500nmの粒度(規格:DIN53206−1、顔料の検査;粒度分析、基本概念)を有し、かつこの粒度を有する粒子の集合は比表面積(規格:DIN66131、ブルナウアー、エメット、テラー(BET)によるガス吸着による固体の比表面積の測定)10〜200m2/gを見積もることを特徴とする、官能化されたポリウレタン樹脂。
【請求項19】
請求項1から18までのいずれか1項記載の官能化されたポリウレタン樹脂であって、全成分(F)の少なくとも70質量%、有利には少なくとも90質量%が10〜300nmの粒度(規格:DIN53206−1、顔料の検査;粒度分析、基本概念)を有し、かつこの粒度を有する粒子の集合は比表面積(規格:DIN66131、ブルナウアー、エメット、テラー(BET)によるガス吸着による固体の比表面積の測定)30〜100m2/gを見積もることを特徴とする、官能化されたポリウレタン樹脂。
【請求項20】
請求項1から19までのいずれか1項記載の官能化されたポリウレタン樹脂であって、N−エチルピロリドンを成分(G)として合成されることを特徴とする、官能化されたポリウレタン樹脂。
【請求項21】
請求項1から20までのいずれか1項記載の官能化されたポリウレタン樹脂であって、ジブチルスズジラウレートを成分(H)として合成されることを特徴とする、官能化されたポリウレタン樹脂。
【請求項22】
請求項1から21までのいずれか1項記載の官能化されたポリウレタン樹脂であって、多官能性の1,6−ジイソシアナトヘキサン誘導体又はその好適な組合せを硬化成分(II)として合成されることを特徴とする、官能化されたポリウレタン樹脂。
【請求項23】
請求項1から22までのいずれか1項記載の官能化されたポリウレタン樹脂であって、(官能化された及び/又は反応性の)無機及び/又は有機の充填剤及び/又は軽量充填剤、(官能化された)無機及び/又は有機の顔料及び担持材料、(官能化された及び/又は反応性の)無機及び/又は有機のナノ材料、無機及び/又は有機の繊維、グラファイト、カーボンブラック、炭素繊維、金属繊維及び金属粉、あらゆる種類の導電性有機ポリマー、あらゆる種類の他のポリマー及び/又はポリマー分散液、あらゆる種類の再分散可能な分散粉末、あらゆる種類の超吸収体、あらゆる種類の他の有機及び無機の化合物、可塑剤、消泡剤、脱泡剤、滑沢剤及び均展剤、基体湿潤添加剤、湿潤添加剤及び分散添加剤、疎水化剤、レオロジー添加剤、凝集助剤、艶消し剤、定着剤、凍結防止剤、酸化防止剤、UV安定剤、殺生剤、水、溶剤及び全ての他の触媒を配合剤(III)として合成されることを特徴とする、官能化されたポリウレタン樹脂。
【請求項24】
請求項1から23までのいずれか1項記載の官能化されたポリウレタン樹脂であって、成分(F)及び(III)が、被覆された及び/又はマイクロカプセル化された及び/又は担体固定された及び/又は親水化された及び/又は溶剤を含有した形で存在し、かつ場合により遅れて遊離されることを特徴とする、官能化されたポリウレタン樹脂。
【請求項25】
請求項1から24までのいずれか1項記載の官能化されたポリウレタン樹脂であって、成分(A)、(B)、(C)及び場合により(F)を含有するポリウレタン−プレポリマーのNCO/(OH+NH(2))−当量比が、1.25〜2.5、有利には1.5〜2.25の値に調整されていることを特徴とする、官能化されたポリウレタン樹脂。
【請求項26】
請求項1から25までのいずれか1項記載の官能化されたポリウレタン樹脂であって、成分(A)、(B)、(C)、場合により(D)、場合により(E)及び場合により(F)を含有するポリウレタン−オリゴマー又はポリウレタン−ポリマーの中和度が、カルボン酸基及び/又はホスホン酸基及び/又はスルホン酸基及び/又は第三級アミノ基に対して、50〜100当量%、有利には60〜90当量%に調整されていることを特徴とする、官能化されたポリウレタン樹脂。
【請求項27】
請求項1から26までのいずれか1項記載の官能化されたポリウレタン樹脂であって、成分(A)、(B)、(C)、場合により(D)、場合により(E)及び場合により(F)を含有するポリウレタン−オリゴマー又はポリウレタン−ポリマーの電荷密度が、5〜50ミリ当量・(100g)-1、有利には15〜35ミリ当量・(100g)-1に調節され、かつ成分(A)、(B)、(C)、場合により(D)、場合により(E)及び場合により(F)を含有するポリウレタン−オリゴマー又はポリウレタン−ポリマーの酸価が、2.5〜30ミリ当量KOH・g-1、有利には7.5〜20ミリ当量KOH・g-1に調整されていることを特徴とする、官能化されたポリウレタン樹脂。
【請求項28】
請求項1から27までのいずれか1項記載の官能化されたポリウレタン樹脂であって、成分(A)、(B)、(C)、場合により(D)、場合により(E)及び場合により(F)を含有するポリウレタン−オリゴマー又はポリウレタン−ポリマーの連鎖延長度又は連鎖停止度が、成分(A)、(B)及び(C)を含有するポリウレタン−プレポリマーの遊離のイソシアネート基に対して、0〜100当量%、有利には80〜90当量%に調整されていることを特徴とする、官能化されたポリウレタン樹脂。
【請求項29】
請求項1から28までのいずれか1項記載の官能化されたポリウレタン樹脂であって、成分(A)、(B)、(C)、場合により(D)、場合により(E)及び場合により(F)を含有するポリウレタン−プレポリマー又はポリウレタン−ポリマーの遊離アミノ基及び/又はヒドロキシル基の官能化度が、成分(A)、(B)及び(C)を含有するポリウレタン−プレポリマーの遊離のイソシアネート基に対して、0〜500当量%、有利には0〜300当量%に調節されていることを特徴とする、官能化されたポリウレタン樹脂。
【請求項30】
請求項1から29までのいずれか1項記載の官能化されたポリウレタン樹脂であって、成分(A)、(B)、(C)、場合により(D)、場合により(E)及び場合により(F)を含有するポリウレタン−オリゴマー又はポリウレタン−ポリマーのポリエチレンオキシド含量が、0〜10質量%、有利には2〜8質量%に調整されていることを特徴とする、官能化されたポリウレタン樹脂。
【請求項31】
請求項1から29までのいずれか1項記載の官能化されたポリウレタン樹脂であって、成分(A)、(B)、(C)、場合により(D)、場合により(E)及び場合により(F)を含有するポリウレタン−オリゴマー又はポリウレタン−ポリマーのフッ素含量が、0.01〜10質量%、有利には0.5〜5質量%に調整されていることを特徴とする、官能化されたポリウレタン樹脂。
【請求項32】
請求項1から31までのいずれか1項記載の官能化されたポリウレタン樹脂であって、成分(A)、(B)、(C)、場合により(D)、場合により(E)及び場合により(F)を含有するポリウレタン−オリゴマー又はポリウレタン−ポリマーの平均分子量(数平均)が、10000〜1000000ダルトンに調整されていることを特徴とする、官能化されたポリウレタン樹脂。
【請求項33】
請求項1から28までのいずれか1項記載の官能化されたポリウレタン樹脂であって、成分(A)、(B)、(C)、場合により(D)、場合により(E)及び場合により(F)を含有するポリウレタン−オリゴマー又はポリウレタン−ポリマーの固体含量が、バインダー成分(I)の全量に対して30〜60質量%、有利には40〜50質量%に調整されていることを特徴とする、官能化されたポリウレタン樹脂。
【請求項34】
請求項1から29までのいずれか1項記載の官能化されたポリウレタン樹脂であって、バインダー成分(I)のpH値が、5〜10、有利には7〜8に調整されていることを特徴とする、官能化されたポリウレタン樹脂。
【請求項35】
請求項1から30までのいずれか1項記載の官能化されたポリウレタン樹脂であって、バインダー成分(I)の粘度(ブルックフィールド、20℃)が、10〜500mPa・s、有利には25〜250mPa・sに調整されていることを特徴とする、官能化されたポリウレタン樹脂。
【請求項36】
請求項1から31までのいずれか1項記載の官能化されたポリウレタン樹脂であって、水性バインダー成分(I)のミセルの平均粒径が、10〜500nm、有利には25〜250nmに調整されていることを特徴とする、官能化されたポリウレタン樹脂。
【請求項37】
請求項1から33までのいずれか1項記載の官能化されたポリウレタン樹脂であって、バインダー成分(I)と硬化成分(II)との比率が、20:1〜2:1、有利には3:1〜5:1であることを特徴とする、官能化されたポリウレタン樹脂。
【請求項38】
請求項1から33までのいずれか1項記載の官能化されたポリウレタン樹脂であって、フッ素含量が、バインダー成分(I)と硬化成分(II)とから製造されているという前提で、0.01〜10質量%、有利には0.5〜5質量%に調整されていることを特徴とする、官能化されたポリウレタン樹脂。
【請求項39】
請求項1から38までのいずれか1項記載の官能化されたポリウレタン樹脂の製造方法において、フッ素修飾された(ポリマーの)疎水化成分及び疎油化成分(A)を、以下の反応(1)及び/又は(2)及び/又は(3)及び/又は(4)及び/又は(5)及び/又は(6)及び/又は(7)及び/又は(8)及び/又は(9)及び/又は(10)及び/又は(11)及び/又は(12)及び/又は(13)及び/又は(14)及び/又は(15)及び/又は(16)及び/又は(17)及び/又は(18)及び/又は(19)及び/又は(20)及び/又は(21)及び/又は(22)及び/又は(23)及び/又は(24)及び/又は(25)及び/又は(26)及び/又は(27)及び/又は(28)及び/又は(29)及び/又は(30)及び/又は(31)及び/又は(32)及び/又は(33)及び/又は(34)及び/又は(35)によって製造することを特徴とする方法、
(1)(ペル)フルオロアルキルアルコール成分(A1)及び/又は(ペル)フルオロアルキルアルキレンアミン成分(A2)及び/又はフッ素修飾されたマクロモノマー成分又はテレケリック成分(A3)5〜95質量%と、二官能性のポリイソシアネート成分(C1)75〜5質量%と、アミノアルコール成分(A4)及び/又はメルカプトアルコール成分(A5)75〜5質量%との反応
前記(ペル)フルオロアルキルアルコール成分(A1)及び/又は(ペル)フルオロアルキルアルキレンアミン成分(A2)は、一般式
CF3−(CF2x−(CH2y−O−Az−H
及び/又は
CR3−(CR2x−(CH2y−O−Az−H
[式中、Rは、互いに無関係に、H、F、CF3である]で示される末端メチレン基(炭化水素スペーサー)を有するペルフルオロアルキルアルコール、及び/又は一般式
CF3−CF2−CF2−[O−CF(CF3)−CF2x−O−CF(CF3)−(CH2y−O−Az−H
[式中、xは、3〜20であり、yは、1〜6であり、zは、0〜100であり、Aは、CRiii−CRiiiiv−O又は(CRiiia−O又はCO−(CRiiib−Oであり、Ri、Rii、Riii、Rivは、互いに無関係に、H、アルキル、シクロアルキル、アリール、1〜25個の炭素原子を有する任意の有機基であり、a,bは、3〜5である]で示されるヘキサフルオロプロペンオキシド(HFPO)オリゴマーアルコールからなり、その際、ポリアルキレンオキシド−構造単位Azは、任意のアルキレンオキシドからなるホモポリマー、コポリマーもしくはブロックコポリマー又はポリオキシアルキレングリコール又はポリラクトンであり、
前記フッ素修飾されたマクロモノマー成分又はテレケリック成分(A3)は、ポリマーに結合したフッ素含有量1〜99質量%と分子量100〜10000ダルトンを有し、主鎖及び/又は側鎖中に内部に及び/又は側鎖に及び/又は末端に位置する構造要素
−(CF2−CF2x
及び/又は
−(CR2−CR2x
及び/又は
−[CF2−CF(CF3)−O]x
及び/又は
−(CR2−CR2−O)x
を有し、それぞれは1個又はそれ以上の反応性(環状)脂肪族及び/又は芳香族のヒドロキシル基及び/又は第一級及び/又は第二級のアミノ基及び/又はメルカプト基を有し、
前記二官能性のポリイソシアネート成分(C1)は、2個又はそれ以上の(環状)脂肪族及び/又は芳香族の同一もしくは異なる反応性を有するイソシアネート基を有し、
前記アミノアルコール成分(A4)は、1個の(環状)脂肪族及び/又は芳香族の第一級もしくは第二級のアミノ基と1個又はそれ以上の(環状)脂肪族及び/又は芳香族のヒドロキシル基を有し、
前記メルカプトアルコール成分(A5)は、1個の(環状)脂肪族及び/又は芳香族のメルカプト基と1個又はそれ以上の(環状)脂肪族及び/又は芳香族のヒドロキシル基を有し、その際、
前記反応はジイソシアネートの場合にモル比1:1:1で任意に実施し、かつその反応生成物は、一般式
(A1/2/3)−(C1)−(A4/5
を有し、その際、(A1/2/3)は、脱プロトン化された成分(A1)及び/又は(A2)及び/又は(A3)であり、(A4/5)は、脱プロトン化された成分(A4)及び/又は(A5)であり、かつ(C1)は、プロトン化された成分(C1)である
及び/又は
(2)一官能性のヘキサフルオロプロペンオキシド成分(A6)5〜95質量%とアミノアルコール成分(A4)及び/又はメルカプトアルコール成分(A5)95〜5質量%との反応
前記一官能性のヘキサフルオロプロペンオキシド成分(A6)は、一般式
CF3−CF2−CF2−O−(CF(CF3)−CF2−O)m−CF(CF3)−COR1
[式中、mは、1〜20であり、R1は、F、OH、OMe、OEtである]で示される一官能性のヘキサフルオロプロペンオキシドオリゴマーからなり、
その際、HR1の脱離下に、一般式
(A6)−(A4/5
[式中、(A6)は、成分(A6)のカルボニル基である]で示される付加物が得られ、そして該反応は、有利にはモル比1:1で任意に実施する
及び/又は
(3)二官能性のヘキサフルオロプロペンオキシド成分(A7)5〜95質量%とアミノアルコール成分(A4)及び/又はメルカプトアルコール成分(A5)95〜5質量%との反応
前記二官能性のヘキサフルオロプロペンオキシド成分(A7)は、一般式
1OC−CF(CF3)−(O−CF2−CF(CF3n)−O−(CF2o−O−(CF(CF3)−CF2−O)n−CF(CF3)−COR1
[式中、nは、1〜10であり、oは、2〜6である]で示される二官能性のヘキサフルオロプロペンオキシドオリゴマーからなり、
その際、HR1の脱離下に、一般式
(A4/5)−(A7)−(A4/5
[式中、(A7)は、成分(A7)のカルボニル基である]で示される付加物が得られ、そして該反応は、有利にはモル比1:2で任意に実施する
及び/又は
(4)(ペル)フルオロアルキルアルコール成分(A1)及び/又は(ペル)フルオロアルキルアルキレンアミン成分(A2)及び/又はフッ素修飾されたマクロモノマー成分又はテレケリック成分(A3)5〜95質量%と、一般式
X−CO−Y
[式中、X,Yは、F、Cl、Br、I、CCl3、R2、OR2であり、R2は、アルキル、シクロアルキル、アリール、1〜25個の炭素原子と0〜10個の窒素原子と0〜10個の酸素原子とを有する任意の有機基である]で示されるカルボニル成分(A8)75〜5質量%と、アミノアルコール成分(A4)及び/又はメルカプトアルコール成分(A5)75〜5質量%との反応
その際、
第一段階で、HX及び/又はHYの脱離下に、一般式
(A1/2/3)−CO−Y及び/又はX−CO−(A1/2/3
及び/又は
(A4/5)−CO−Y及び/又はX−CO−(A4/5
で示される付加物が得られ、そして
第二段階で、HX及び/又はHYの脱離下に、一般式
(A1/2/3)−CO−(A4/5
で示される付加物が得られ、そして該反応は、有利にはモル比1:1:1で任意に実施する
又は
事前に製造された一般式
(A1/2/3)−CO−Y及び/又はX−CO−(A1/2/3
で示される付加物5〜95質量%とアミノアルコール成分(A4)及び/又はメルカプトアルコール成分(A5)95〜5質量%との反応
その際、HX及び/又はHYの脱離下に、一般式
(A1/2/3)−CO−(A4/5
で示される付加物が得られ、そして該反応は、有利にはモル比1:1で任意に実施する
又は
事前に製造された一般式
(A4/5)−CO−Y及び/又はX−CO−(A4/5
で示される付加物5〜95質量%と(ペル)フルオロアルキルアルコール成分(A1)及び/又は(ペル)フルオロアルキルアルキレンアミン成分(A2)及び/又はフッ素修飾されたマクロモノマー成分又はテレケリック成分(A3)95〜5質量%との反応
その際、HX及び/又はHYの脱離下に、一般式
(A1/2/3)−CO−(A4/5
で示される付加物が得られ、そして該反応は、有利にはモル比1:1で任意に実施する
及び/又は
(5)(ペル)フルオロアルキルアルコール成分(A1)及び/又は(ペル)フルオロアルキルアルキレンアミン成分(A2)及び/又はフッ素修飾されたマクロモノマー成分又はテレケリック成分(A3)5〜95質量%と、アミノアルコール成分(A4)及び/又はメルカプトアルコール成分(A5)75〜5質量%と、三官能性又はより多官能性のポリイソシアネート成分(C2)75〜5質量%との反応
その際、前記反応はトリイソシアネートの場合にモル比2:1:1又は1:2:1で任意に実施する
及び/又は
(6)(ペル)フルオロアルキルアルコール成分(A1)及び/又は(ペル)フルオロアルキルアルキレンアミン成分(A2)及び/又はフッ素修飾されたマクロモノマー成分又はテレケリック成分(A3)5〜75質量%と、アミノアルコール成分(A4)及び/又はメルカプトアルコール成分(A5)50〜5質量%と、一官能性のポリアルキレングリコール成分(A9)及び/又は一官能性のポリオキシアルキレンアミン成分(A10)50〜5質量%と、三官能性又はより多官能性のポリイソシアネート成分(C2)50〜5質量%との反応
前記一官能性のポリアルキレングリコール成分(A9)及び/又は一官能性のポリオキシアルキレンアミン成分(A10)は、一ヒドロキシ官能性のポリエチレングリコール及び/又はポリ(エチレングリコール−ブロック−ポリアルキレングリコール)及び/又はポリ(エチレングリコール−コ−ポリアルキレングリコール)及び/又はポリ(エチレングリコール−ランダム−ポリアルキレングリコール)からなり、その際、それらはエチレンオキシド25〜99質量%を有し、かつ一般式
3−O−Az'−H
[式中、z′は、5〜150であり、R3は、アルキル、シクロアルキル、アリール、1〜25個の炭素原子を有する任意の有機基である]で示される3〜25個の炭素原子を有する更なるアルキレンオキシド0〜74質量%を有し、
かつ/又は
前記一官能性のポリアルキレングリコール成分(A9)及び/又は一官能性のポリオキシアルキレンアミン成分(A10)は、一アミノ官能性のポリエチレングリコール及び/又はポリ(エチレングリコール−ブロック−ポリアルキレングリコール)及び/又はポリ(エチレングリコール−コ−ポリアルキレングリコール)及び/又はポリ(エチレングリコール−ランダム−ポリアルキレングリコール)からなり、その際、それらはエチレンオキシド25〜99質量%を有し、かつ一般式
3−O−Az'-1−CRiii−CRiiiiv−NH2
で示される3〜25個の炭素原子を有する更なるアルキレンオキシド0〜74質量%を有し、その際、
前記反応はトリイソシアネートの場合に、有利にはモル比1:1:1:1で任意に実施する
及び/又は
(7)(ペル)フルオロアルキルアルコール成分(A1)及び/又は(ペル)フルオロアルキルアルキレンアミン成分(A2)及び/又はフッ素修飾されたマクロモノマー成分又はテレケリック成分(A3)5〜95質量%と、アミノアルコール成分(A4)及び/又はメルカプトアルコール成分(A5)75〜5質量%と、トリアジン成分(A11)75〜5質量%との反応
前記トリアジン成分(A11)は、塩化シアヌルあるいは2,4,6−トリクロロ−1,3,5−トリアジンからなり、その際、前記反応は、有利にはモル比2:1:1又は1:2:1で任意に実施する
及び/又は
(8)(ペル)フルオロアルキルアルコール成分(A1)及び/又は(ペル)フルオロアルキルアルキレンアミン成分(A2)及び/又はフッ素修飾されたマクロモノマー成分又はテレケリック成分(A3)5〜75質量%と、アミノアルコール成分(A4)及び/又はメルカプトアルコール成分(A5)50〜5質量%と、一官能性のポリアルキレングリコール成分(A9)及び/又は一官能性のポリオキシアルキレンアミン成分(A10)50〜5質量%と、トリアジン成分(A11)50〜5質量%との反応
前記トリアジン成分(A11)は、塩化シアヌルあるいは2,4,6−トリクロロ−1,3,5−トリアジンからなり、その際、前記反応は、有利にはモル比1:1:1:1で任意に実施する
及び/又は
(9)(ペル)フルオロアルキルアルコール成分(A1)及び/又は(ペル)フルオロアルキルアルキレンアミン成分(A2)及び/又はフッ素修飾されたマクロモノマー成分又はテレケリック成分(A3)5〜75質量%と、アミノアルコール成分(A4)及び/又はメルカプトアルコール成分(A5)50〜5質量%と、ヒドロキシカルボン酸成分(A12)50〜5質量%と、三官能性又はより多官能性のポリイソシアネート成分(C2)50〜5質量%との反応
前記ヒドロキシカルボン酸成分(A12)は、モノヒドロキシカルボン酸及び/又はジヒドロキシカルボン酸であって、ポリイソシアネートに対して反応性の1及び/又は2個のヒドロキシル基とポリイソシアネートに対して不活性な1個のカルボキシル基とを有するカルボン酸からなり、その際、
前記反応はトリイソシアネートの場合に、有利にはモル比1:1:1:1で任意に実施する
及び/又は
(10)(ペル)フルオロアルキルアルコール成分(A1)及び/又は(ペル)フルオロアルキルアルキレンアミン成分(A2)及び/又はフッ素修飾されたマクロモノマー成分又はテレケリック成分(A3)5〜75質量%と、アミノアルコール成分(A4)及び/又はメルカプトアルコール成分(A5)50〜5質量%と、NCN成分(A13)50〜5質量%と、三官能性又はより多官能性のポリイソシアネート成分(C2)50〜5質量%との反応
前記NCN成分(A13)は、ポリイソシアネートに対して反応性でかつ酸性NHの1個のアミノ基を有するシアナミドからなり、その際、前記反応はトリイソシアネートの場合に、有利にはモル比1:1:1:1で任意に実施する
及び/又は
(11)(ペル)フルオロアルキルアルコール成分(A1)及び/又は(ペル)フルオロアルキルアルキレンアミン成分(A2)及び/又はフッ素修飾されたマクロモノマー成分又はテレケリック成分(A3)5〜75質量%と、アミノアルコール成分(A4)及び/又はメルカプトアルコール成分(A5)50〜5質量%と、ヒドロキシカルボン酸成分(A12)50〜5質量%と、トリアジン成分(A11)50〜5質量%との反応
前記ヒドロキシカルボン酸成分(A12)は、モノヒドロキシカルボン酸及び/又はジヒドロキシカルボン酸であって、ポリイソシアネートに対して反応性の1及び/又は2個のヒドロキシル基とポリイソシアネートに対して不活性な1個のカルボキシル基とを有するカルボン酸からなり、
前記トリアジン成分(A11)は、塩化シアヌルあるいは2,4,6−トリクロロ−1,3,5−トリアジンからなり、その際、前記反応は、有利にはモル比1:1:1:1で任意に実施する
及び/又は
(12)(ペル)フルオロアルキルアルコール成分(A1)及び/又は(ペル)フルオロアルキルアルキレンアミン成分(A2)及び/又はフッ素修飾されたマクロモノマー成分又はテレケリック成分(A3)5〜75質量%と、アミノアルコール成分(A4)及び/又はメルカプトアルコール成分(A5)50〜5質量%と、NCN成分(A12)50〜5質量%と、トリアジン成分(A11)50〜5質量%との反応
前記NCN成分(A12)は、ポリイソシアネートに対して反応性でかつ酸性NHの1個のアミノ基を有するシアナミドからなり、
前記トリアジン成分(A11)は、塩化シアヌルあるいは2,4,6−トリクロロ−1,3,5−トリアジンからなり、
その際、前記反応は、有利にはモル比1:1:1:1で任意に実施する
及び/又は
(13)(ペル)フルオロアルキルアルコール成分(A1)及び/又は(ペル)フルオロアルキルアルキレンアミン成分(A2)及び/又はフッ素修飾されたマクロモノマー成分又はテレケリック成分(A3)5〜75質量%と、アミノアルコール成分(A4)及び/又はメルカプトアルコール成分(A5)50〜5質量%と、低分子のポリオール成分(B1)及び/又は疎水修飾された低分子のポリオール成分(B2)及び/又はアニオン的に修飾可能な及び/又はカチオン的に修飾可能なポリオール成分(B3)及び/又は非イオン的に親水性のポリマーのポリオール成分(B4)及び/又は高分子の(ポリマーの)ポリオール成分(B5)50〜5質量%と、二官能性のポリイソシアネート成分(C1)50〜5質量%との反応
その際、前記反応は、有利にはモル比1:1:1:2で任意に実施し、そして該反応生成物は、一般式
(A1/2/3)−(C1)−(B1/2/3/4/5)−(C1)−(A4/5
[式中、(B1/2/3/4/5)は、脱プロトン化された成分(B1)及び/又は(B2)及び/又は(B3)及び/又は(B4)及び/又は(B5)である]を有する
及び/又は
(14)(ペル)フルオロアルキルアルコール成分(A1)及び/又は(ペル)フルオロアルキルアルキレンアミン成分(A2)及び/又はマクロモノマー成分又はテレケリック成分(A3)5〜75質量%と、アミノアルコール成分(A4)及び/又はメルカプトアルコール成分(A5)50〜5質量%と、多官能性のポリアルキレングリコール成分(A14)及び/又は多官能性のポリオキシアルキレンアミン成分(A15)50〜5質量%と、二官能性のポリイソシアネート成分(C1)50〜5質量%との反応
前記多官能性のポリアルキレングリコール成分(A14)及び/又は多官能性のポリオキシアルキレンアミン成分(A15)は、多ヒドロキシ官能性のポリエチレングリコール及び/又はポリ(エチレングリコール−ブロック−ポリアルキレングリコール)及び/又はポリ(エチレングリコール−コ−ポリアルキレングリコール)及び/又はポリ(エチレングリコール−ランダム−ポリアルキレングリコール)からなり、その際、それらはエチレンオキシド25〜99質量%を有し、かつ一般式
4(−O−Az'−H)z''
[式中、z′′は、2〜6であり、R4は、アルキル、シクロアルキル、アリール、1〜25個の炭素原子を有する任意の有機基である]で示される3〜25個の炭素原子を有する更なるアルキレンオキシド0〜74質量%を有し、
かつ/又は
前記多官能性のポリアルキレングリコール成分(A14)及び/又は多官能性のポリオキシアルキレンアミン成分(A15)は、多アミノ官能性のポリエチレングリコール及び/又はポリ(エチレングリコール−ブロック−ポリアルキレングリコール)及び/又はポリ(エチレングリコール−コ−ポリアルキレングリコール)及び/又はポリ(エチレングリコール−ランダム−ポリアルキレングリコール)からなり、その際、それらはエチレンオキシド25〜99質量%を有し、かつ一般式
4(−O−Az'-1−CRiii−CRiiiiv−NH2z''
で示される3〜25個の炭素原子を有する更なるアルキレンオキシド0〜74質量%を有し、その際、
前記反応は二官能性のポリアルキレングリコールあるいはポリオキシアルキレンアミンの場合に、有利にはモル比1:1:1:2で任意に実施し、そして該反応生成物は、一般式
(A1/2/3)−(C1)−(A14/15)−(C1)−(A4/5
[式中、(A14/15)は、脱プロトン化された成分(A14)及び/又は(A15)である]を有する
及び/又は
(15)(ペル)フルオロアルキルアルコール成分(A1)及び/又は(ペル)フルオロアルキルアルキレンアミン成分(A2)及び/又はマクロモノマー成分又はテレケリック成分(A3)及び/又はR1がOHであるヘキサフルオロプロペンオキシド成分(A6)及び/又はR1がOHであるヘキサフルオロプロペンオキシド成分(A7)及び/又は一般式
CF3−(CF2x−(CH2y−COOH
及び/又は
CR3−(CR2x−(CH2y−COOH
で示される(ペル)フルオロアルキルアルカンカルボン酸成分(A16)5〜95質量%と、アミノアルコール成分(A4)及び/又はメルカプトアルコール成分(A5)及び/又は1個又はそれ以上のヒドロキシル基を有する脂肪アルコール成分(A17)及び/又は1個又はそれ以上のアミノ基を有する(不)飽和脂肪アミン成分(A18)及び/又は1つ又はそれ以上のカルボキシル基を有する脂肪酸成分(A19)75〜5質量%と、2個又はそれ以上のエポキシ基を有するエポキシ成分(A20)75〜5質量%との反応
その際、前記反応は有利にはモル比1:1:1で任意に実施し、そして該反応生成物は、一般式
(A1/2/3/6/7/16)−CH2−CH(OH)−R5−CH(OH)−CH2−(A4/5/17/18/19
及び/又は
HO−CH2−CH((A1/2/3/6/7/16))−R5−CH((A4/5/17/18/19))−CH2−OH
及び/又は
(A1/2/3/6/7/16)−CH2−CH(OH)−R5−CH((A4/5/17/18/19))−CH2−OH
及び/又は
HO−CH2−CH((A1/2/3/6/7/16))−R5−CH(OH)−CH2−(A4/5/17/18/19
[式中、(A1/2/3/6/7/16)は、脱プロトン化された成分(A1)及び/又は(A2)及び/又は(A3)及び/又は(A6)及び/又は(A7)及び/又は(A16)であり、(A4/5/17/18/19)は、脱プロトン化された成分(A4)及び/又は(A5)及び/又は(A17)及び/又は(A18)及び/又は(A19)であり、R5は、アルキル、シクロアルキル、アリール、2〜50個の炭素原子と0〜25個の酸素原子と0〜25個の窒素原子とを有する任意の有機基である]を有する
及び/又は
(16)(ペル)フルオロアルキルアルコール成分(A1)及び/又は(ペル)フルオロアルキルアルキレンアミン成分(A2)及び/又はマクロモノマー成分又はテレケリック成分(A3)5〜95質量%と、ウレットジオン基で修飾されたポリイソシアネート成分(C3)75〜5質量%と、アミノアルコール成分(A4)及び/又はメルカプトアルコール成分(A5)75〜5質量%との反応
その際、前記反応は、有利にはモル比2:1:2で任意に実施する
及び/又は
(17)(ペル)フルオロアルキルアルコール成分(A1)及び/又は(ペル)フルオロアルキルアルキレンアミン成分(A2)及び/又はマクロモノマー成分又はテレケリック成分(A3)5〜95質量%と、三官能性又はそれより多官能性のポリイソシアネート成分(C2)95〜5質量%との反応
その際、前記反応は、有利にはモル比1:1で任意に実施する
及び/又は
(18)(ペル)フルオロアルキルアルコール成分(A1)及び/又は(ペル)フルオロアルキルアルキレンアミン成分(A2)及び/又はマクロモノマー成分又はテレケリック成分(A3)5〜95質量%と、アミノアルコール成分(A4)及び/又はメルカプトアルコール成分(A5)75〜5質量%と、ナトリウムスルホネート基で修飾されたポリイソシアネート成分(C4)75〜5質量%との反応
その際、前記反応は、有利にはモル比1:1:1で任意に実施する
及び/又は
(19)(ペル)フルオロアルキルアルコール成分(A1)及び/又は(ペル)フルオロアルキルアルキレンアミン成分(A2)及び/又はマクロモノマー成分又はテレケリック成分(A3)5〜95質量%と、不飽和基で修飾されたモノイソシアネート成分(C5)75〜5質量%と、アミノアルコール成分(A4)及び/又はメルカプトアルコール成分(A5)75〜5質量%との反応
その際、前記反応は、有利にはモル比1:1:1で任意に実施する
及び/又は
(20)(ペル)フルオロアルキルアルコール成分(A1)及び/又は(ペル)フルオロアルキルアルキレンアミン成分(A2)及び/又はマクロモノマー成分又はテレケリック成分(A3)5〜95質量%と、エステル基で修飾されたモノイソシアネート成分(C6)75〜5質量%と、アミノアルコール成分(A4)及び/又はメルカプトアルコール成分(A5)75〜5質量%との反応
その際、前記反応は、有利にはモル比1:1:1で任意に実施する
及び/又は
(21)(ペル)フルオロアルキルアルコール成分(A1)及び/又は(ペル)フルオロアルキルアルキレンアミン成分(A2)及び/又はマクロモノマー成分又はテレケリック成分(A3)5〜95質量%と、二官能性のポリイソシアネート成分(C1)75〜5質量%と、ヒドロキシ官能性で2個又はそれ以上のヒドロキシル基を有する(不)飽和のトリグリセライド成分(A21)75〜5質量%との反応
その際、前記反応は、有利にはモル比1:1:1で任意に実施する
及び/又は
(22)(ペル)フルオロアルキルアルコール成分(A1)及び/又は(ペル)フルオロアルキルアルキレンアミン成分(A2)及び/又はマクロモノマー成分又はテレケリック成分(A3)5〜95質量%と、ヒドロキシ官能性及びエポキシ官能性で1個又はそれ以上のヒドロキシル基及び/又は1個又はそれ以上のエポキシ基を有する(不)飽和のトリグリセライド成分(A22)95〜5質量%との反応
その際、前記反応は、有利にはモル比1:1で任意に実施する
及び/又は
(23)一般式
3F−(CF2x−(CH2y−CHOCH2
及び/又は
CR3−(CR2x−(CH2y−CHOCH2
及び/又は
CR3−(CR2x−(CH2y−O−CH2−CHOCH2
で示される(ペル)フルオロアルキルアルキレンオキシド成分(A23)5〜95質量%と、アミノアルコール成分(A4)及び/又はメルカプトアルコール成分(A5)95〜5質量%との反応
その際、前記反応は、有利にはモル比1:1で任意に実施する
及び/又は
(24)(ペル)フルオロアルキルアルキレンオキシド成分(A23)5〜95質量%と、連鎖延長成分又は連鎖停止成分(E)95〜5質量%との反応
その際、前記反応は、1個の第一級アミノ基を有するモノアミンの場合に、有利にはモル比2:1で、2個の第一級アミノ基を有するジアミンの場合に、有利にはモル比4:1で、1個の第一級アミノ基と1個の第二級アミノ基を有するジアミンの場合に、有利にはモル比3:1で、1個の第一級アミノ基と1個の第二級アミノ基を有するジアミンの場合に、有利にはモル比2:1で、任意に実施する
及び/又は
(25)(ペル)フルオロアルキルアルキレンオキシド成分(A23)5〜95質量%と、二官能性のポリイソシアネート成分(C1)75〜5質量%と、アミノアルコール成分(A4)及び/又はメルカプトアルコール成分(A5)75〜5質量%との反応
その際、オキサゾリドン構造が形成され、そして前記反応は、有利にはモル比1:1:1で任意に実施する
及び/又は
(26)(ペル)フルオロアルキルアルコール成分(A1)及び/又は(ペル)フルオロアルキルアルキレンアミン成分(A2)及び/又はマクロモノマー成分又はテレケリック成分(A3)5〜95質量%と、ヒドロキシ官能性で1個又はそれ以上のヒドロキシル基及び/又は1個又はそれ以上のエポキシ基を有するエポキシ成分(A24)及び/又はヒドロキシ官能性で1個又はそれ以上のヒドロキシル基及び/又は1個又はそれ以上のオキセタン基を有するオキセタン成分(A25)95〜5質量%との反応
その際、前記反応は、有利にはモル比1:1で任意に実施する
及び/又は
(27)(ペル)フルオロアルキルアルコール成分(A1)及び/又は(ペル)フルオロアルキルアルキレンアミン成分(A2)及び/又はマクロモノマー成分又はテレケリック成分(A3)5〜95質量%と、ヒドロキシ官能性で1個又はそれ以上のヒドロキシル基及び/又は1個又はそれ以上のエポキシ基を有するシクロプロパン成分(A26)及び/又はヒドロキシ官能性で1個又はそれ以上のヒドロキシル基及び/又は1個又はそれ以上のオキセタン基を有するシクロブタン成分(A27)95〜5質量%との反応
その際、前記反応は、有利にはモル比1:1で任意に実施する
及び/又は
(28)(ペル)フルオロアルキルアルコール成分(A1)及び/又は(ペル)フルオロアルキルアルキレンアミン成分(A2)及び/又はマクロモノマー成分又はテレケリック成分(A3)5〜75質量%と、二官能性のポリイソシアネート成分(C1)50〜5質量%と、ヒドロキシ官能性のラクトン成分(A28)50〜5質量%と、アミノアルコール成分(A4)及び/又はメルカプトアルコール成分(A5)50〜5質量%との反応
その際、前記反応は、有利にはモル比1:1:1:1で任意に実施する
及び/又は
(29)フッ素修飾された(メタ)アクリレート成分(A29)5〜95質量%と、アミノアルコール成分(A4)及び/又はメルカプトアルコール成分(A5)95〜5質量%との反応
その際、前記反応は、有利にはモル比1:1で任意に実施する
及び/又は
(30)(ペル)フルオロアルキルアルコール成分(A1)及び/又は(ペル)フルオロアルキルアルキレンアミン成分(A2)及び/又はマクロモノマー成分又はテレケリック成分(A3)5〜95質量%と、イソシアネート基に対して反応性の1個の第一級もしくは第二級のアミノ基又はイソシアネート基に対して反応性の1個のヒドロキシル基とイソシアネート基に対して潜在的に反応性のもしくは封鎖された1個又はそれ以上の第一級及び/又は第二級のアミノ基及び/又はヒドロキシル基とを有する潜在的硬化成分(A30)75〜5質量%と、水75〜5質量%との反応
その際、
第一段階で、まず成分(A1)及び/又は(A2)及び/又は(A3)と(A30)とを反応させ、
第二段階で、第一段階からのその付加物と水とを反応させ、そして
第三段階で、場合により遊離した分解生成物を除去する、
前記反応は、有利にはモル比1:1:1で任意に実施する
及び/又は
(31)一般式
3F−(CF2x−(CH2y−NCO
及び/又は
CR3−(CR2x−(CH2y−NCO
で示される(ペル)フルオロアルキルアルキレンイソシアネート成分(A31)5〜95質量%と、アミノアルコール成分(A4)及び/又はメルカプトアルコール成分(A5)95〜5質量%との反応
その際、一般式
(A31)−(A4/5
[式中、(A31)は、プロトン化された成分(A31)である]で示される付加物が得られ、そして前記反応は、有利にはモル比1:1で任意に実施する
及び/又は
(32)一般式
3F−(CF2x−(CH2y−COR6
及び/又は
CR3−(CR2x−(CH2y−COR6
[式中、R6は、Cl、OMe、OEtである]で示される(ペル)フルオロアルキルアルカンカルボン酸誘導体成分(A32)5〜95質量%と、アミノアルコール成分(A4)及び/又はメルカプトアルコール成分(A5)95〜5質量%との反応
その際、HR6の脱離下に、一般式
(A32)−(A4/5
[式中、(A32)は、成分(A32)のカルボニル基である]で示される付加物が得られ、そして前記反応は、有利にはモル比1:1で任意に実施する
及び/又は
(33)CO2アミド構造の脱離下に得られる、変法(1)、(5)、(6)、(9)、(10)、(13)、(14)、(16)ないし(22)による反応生成物における、(ペル)フルオロアルキルアルコール成分(A1)及び/又は(ペル)フルオロアルキルアルキレンアミン成分(A2)及び/又はマクロモノマー成分又はテレケリック成分(A3)の(ペル)フルオロアルキルアルカンカルボン酸成分(A32)による置き換え
及び/又は
(34)変法(1)ないし(16)及び(18)ないし(33)による反応生成物のアルコキシ化
その際、該アルコキシ化された反応生成物は、一般式
(U)−(Az'−H)z''
[式中、(U)は、脱プロトン化された反応生成物(1)ないし(16)及び(18)ないし(33)である]を有する
及び/又は
(35)一般式
(R7u8v9wSiO1.5p
[式中、0<u<1であり、0<v<1であり、0<w<1であり、u+v+wは1であり、pは4、6、8、10、12であり、かつR7,R8,R9は、互いに無関係に、1〜250個の炭素原子と1〜50個の窒素原子及び/又は0〜50個の酸素原子及び/又は3〜100個のフッ素原子及び/又は0〜50個のケイ素原子及び/又は0〜50個の硫黄原子を有する任意の無機及び/又は有機でポリマーであってよい基である]で示される多面体のオリゴマーのポリシラセスキオキサン成分(A33)の使用
その際、それぞれの反応成分の反応は一段階又は多段階の(重)付加反応(及び脱離反応)によって、かつ場合によりあらゆる種類の溶剤及び/又は触媒の存在下に行う。
【請求項40】
請求項39記載の方法において、(1)によるフッ素修飾された(ポリマーの)疎水化成分及び疎油化成分(A)の製造のために、以下の工程で
(1a)成分(A1)及び/又は(A2)及び/又は(A3)と成分(C1)とを、成分(G)及び(H)の存在又は不在下に反応させ、その際、有利には成分(A1)及び/又は(A2)及び/又は(A3)を成分(C1)に添加する
(1b)工程(1a)からの前駆付加物と成分(A4)及び/又は(A5)とを、成分(G)及び(H)の存在又は不在下に反応させ、その際、有利には工程(1a)からの前駆付加物を成分(A4)及び/又は(A5)に添加する
その際、工程(1a)及び(1b)による反応は、2つの別々の反応器で又は1つの反応器中で実施して制御することで、一般式
(A1/2/3)−(C1)−(A4/5
で示される主生成物50〜95質量%、有利には70〜95質量%、特に有利には90〜95質量%と、一般式
(A1/2/3)−(C1)−(A1/2/3
及び/又は
(A4/5)−(C1)−(A4/5
及び/又は
(A1/2/3)−(C1)−(A4/5)−(C1)−(A1/2/3
及び/又は
(A1/2/3)−(C1)−(A4/5)−(C1)−(A4/5
及び/又は
(A4/5)−(C1)−(A4/5)−(C1)−(A4/5
で示される主だった副生成物及び/又は高級オリゴマー50〜5質量%、有利には30〜5質量%、特に有利には10〜5質量%未満とが生成することを特徴とする方法。
【請求項41】
請求項39又は40記載の方法において、非イオン的に親水性のポリマーのポリオール成分(B4)の製造のために、以下の工程
(i)成分(A9)及び/又は(A10)と成分(C1)とを、成分(G)及び(H)の存在又は不在下に反応させ、その際、有利には成分(A9)及び/又は(A10)を成分(C1)に添加する
(ii)工程(i)からの前駆付加物と成分(A4)及び/又は(A5)とを、成分(G)及び(H)の存在又は不在下に反応させ、その際、有利には工程(i)からの前駆付加物を成分(A4)及び/又は(A5)に添加する
その際、工程(i)及び(ii)は、2つの別々の反応器で又は1つの反応器中で実施して制御することで、一般式
(A9/10)−(C1)−(A4/5
で示される主生成物50〜95質量%、有利には70〜95質量%、特に有利には90〜95質量%と、一般式
(A9/10)−(C1)−(A9/10
及び/又は
(A4/5)−(C1)−(A4/5
及び/又は
(A9/10)−(C1)−(A4/5)−(C1)−(A9/10
及び/又は
(A9/10)−(C1)−(A4/5)−(C1)−(A4/5
及び/又は
(A4/5)−(C1)−(A4/5)−(C1)−(A4/5
で示される主だった副生成物及び/又は高級オリゴマー50〜5質量%、有利には30〜5質量%、特に有利には10〜5質量%未満とが生成することを特徴とする方法。
【請求項42】
請求項1から38までのいずれか1項記載の官能化されたポリウレタン樹脂をフッ素修飾されたポリウレタン被覆の製造のために用いる使用であって、以下のことを特徴としている使用、
工程a)において、バインダー成分(I)を製造し、その際、
工程a1)において、成分(A1)〜(A33)、(B1)〜(B5)及び(C1)〜(C6)を任意に反応もしくは重付加させて、成分(A)とし、その際、場合により成分(G)と(H)は一緒に存在し、次いで
工程a2.1.1)において、成分(A)及び(C)を反応もしくは重付加させて、前駆付加物とし、その際、場合により成分(G)と(H)は一緒に存在し、次いで
工程a2.1.2)において、場合により工程a2.1.1)からのイソシアナト官能性前駆付加物と成分(B4)とを反応もしくは重付加させて、前駆付加物とし、その際、場合により成分(G)と(H)は一緒に存在し、次いで
工程a2.1.3)において、工程a2.1.1)又は工程a2.1.2)からのイソシアナト官能性前駆付加物と成分(B1)、(B2)及び(B5)とを反応もしくは重付加させて、前駆付加物又はイソシアナト官能性のオリゴウレタン又はポリウレタン−プレポリマーとし、その際、場合により成分(G)と(H)は一緒に存在し、次いで
工程a2.1.4)において、場合により工程a2.1.3)からのイソシアナト官能性前駆付加物と成分(B3)とを反応もしくは重付加させて、イソシアナト官能性のオリゴウレタン又はポリウレタン−プレポリマーとし、その際、場合により成分(G)と(H)は一緒に存在し
又は
工程a2.2.1)において、成分(C)と成分(A)及び(B)の事前に製造された混合物10〜90質量%とを反応もしくは重付加させて、前駆付加物とし、その際、場合により成分(G)と(H)は一緒に存在し、かつ次いで
工程a2.2.2)において、工程a2.2.1)からの前駆付加物と成分(A)及び(B)の事前に製造された混合物90〜10%とを反応もしくは重付加させて、オリゴウレタン又はポリウレタン−プレポリマーとし、その際、場合により成分(G)と(H)は一緒に存在し、
又は
工程a2.3)において、成分(A)、(B)及び(B)を一段階又は多段階で反応もしくは重付加させて、イソシアナト官能性のオリゴウレタン又はポリウレタン−プレポリマーとし、その際、場合により成分(G)と(H)は一緒に存在し、かつ引き続き
工程a3)において、場合により工程a2.1.3)又は工程a2.1.4)又は工程a2.2.2)又は工程a2.3)からのイソシアナト官能性のオリゴウレタン又はポリウレタン−プレポリマーと成分(E)とを反応させ、その際、場合により成分(G)と(H)は一緒に存在し、次いで
工程a4)において、場合により、工程a2.1.3)又は工程a2.1.4)又は工程a2.2.2)又は工程a2.3)又は工程a3)からのアミノ官能性及び/又はヒドロキシ官能性又はイソシアナト官能性のオリゴウレタン又はポリウレタン−プレポリマーと成分と成分(D)とを反応もしくは直接的に中和し、次いで
工程a5)において、工程a2.1.3)又は工程a2.1.4)又は工程a2.2.2)又は工程a2.3)又は工程a3)又は工程a4)からの(中和された)アミノ官能性及び/又はヒドロキシ官能性又はイソシアナト官能性のオリゴウレタン又はポリウレタン−プレポリマーを成分(I)で成層し、該混合物を分散させ、次いで
工程a6)において、場合により、工程a5)からの(中和された)オリゴウレタン又はポリウレタンの前駆分散液又は溶液と成分(E)とを反応もしくは重付加させ、次いで
工程a7)において、場合により、前記のオリゴウレタン又はポリウレタン−プレポリマー分散液又は溶液から、再蒸留によって、部分的に又は完全に成分(G)を除去し、次いで
工程b)において、場合により、工程a)からのバインダー成分(I)と硬化成分(II)とを反応させ、かつ最後に
工程c)において、工程a)又は工程b)から得られた被覆系を任意の基体上に適用することによって、フッ素修飾されたポリウレタン被覆を製造する、その際、
場合により、工程a)ないし工程c)において、成分(F)は任意に一緒に反応させ、かつ配合成分(III)は一緒に存在する。
【請求項43】
請求項42記載の使用であって、工程a1)ないし工程a6)において、反応を、部分的に又は完全に実施することを特徴とする使用。
【請求項44】
請求項42又は43記載の使用であって、工程a6)において、場合により更に存在する遊離のイソシアネート基を成分(I)と反応させることを特徴とする使用。
【請求項45】
請求項42から44までのいずれか1項記載の使用であって、工程a5)の代わりに、工程a2.1.3)又は工程a2.1.4)又は工程a2.2.2)又は工程a2.3)又は工程a3)又は工程a4)からの(中和された)アミノ官能性及び/又はヒドロキシ官能性又はイソシアナト官能性のオリゴウレタン又はポリウレタン−プレポリマーを成分(I)中に任意に導入分散させるか、又は成分(I)を、工程a2.1.3)又は工程a2.1.4)又は工程a2.2.2)又は工程a2.3)又は工程a3)又は工程a4)からの(中和された)アミノ官能性及び/又はヒドロキシ官能性又はイソシアナト官能性のオリゴウレタン又はポリウレタン−プレポリマー中に任意に導入分散させることを特徴とする使用。
【請求項46】
請求項42から45までのいずれか1項記載の使用であって、工程a4)及び工程a5)の代わりに、成分(D)を成分(I)中に任意に装入することを特徴とする使用。
【請求項47】
請求項42から46までのいずれか1項記載の使用であって、工程a1)を、温度40〜200℃、有利には60〜180℃で実施することを特徴とする使用。
【請求項48】
請求項42から47までのいずれか1項記載の使用であって、工程a2)、工程a3)及び工程a4)を、温度40〜120℃、有利には80〜100℃で実施することを特徴とする使用。
【請求項49】
請求項42から48までのいずれか1項記載の使用であって、工程a5)及び工程a6)を、温度20〜60℃、有利には30〜50℃で実施することを特徴とする使用。
【請求項50】
請求項42から49までのいずれか1項記載の使用であって、工程b)及び工程c)を、温度10〜50℃、有利には20〜40℃で実施することを特徴とする使用。
【請求項51】
請求項1から38までのいずれか1項記載の官能化されたポリウレタン樹脂を、建築分野又は工業分野において、セメント(コンクリート、モルタル)、石灰、石膏、硬石膏、ジオポリマー、クレー、エナメル、織物及びテキスタイル、ガラス、ゴム、木及び木材、人工石及び天然石、皮革及び人工皮革、セラミック、プラスチック及びガラス繊維強化プラスチック(GFK)、金属及び合金、紙、ポリマー、複合材料を基礎とする無機表面及び非無機表面の持続的な撥油、撥水及び防汚性の被覆のために用いる使用。
【請求項52】
請求項51記載の官能化されたポリウレタン樹脂の使用であって、建築分野又は工業分野において、使用事例
・ペイント及び塗料
・被覆系
・シーリング
において、撥油、撥水及び防汚性の被覆系の製造のために用いる使用。
【請求項53】
請求項51又は52記載の使用であって、建築分野又は工業分野において、使用事例
・落書き防止被覆
・防汚被覆
・易洗浄性被覆
・低吸塵被覆
・落書き防止被覆用剤
・防汚被覆用剤
・易洗浄性被覆用剤
・低吸塵被覆用剤
・ロータス効果(登録商標)を有する表面
における撥油、撥水及び防汚性の被覆系の製造のために用いる使用。
【請求項54】
請求項51から53までのいずれか1項記載の使用であって、建築分野又は工業分野において、使用事例
・バルコニー用被覆
・床用被覆
・コイルコーティング
・屋根(瓦)用被覆
・焼き付け塗料
・ファッサード要素用被覆
・ファッサード用ペイント
・織物用被覆及びテキスタイル用被覆
・木材用及び家具用塗料
・工場床
・皮革加工
・充填剤、ナノ粒子及び顔料の表面修飾
・紙用被覆
・公園デッキ用被覆
・PCC被覆系
・ひび割れ架橋性被覆系
・動翼用被覆(風力発電所)
・船舶用ペイント
・運動場用塗料
において、撥油、撥水及び防汚性の被覆系の製造のために用いる使用。
【請求項55】
請求項51から54までのいずれか1項記載の使用であって、建築分野又は工業分野において、使用事例
・シーリング
・建造物保護
・防蝕
・タイルと継ぎ目
・接着剤とシーリング剤
・上塗りと化粧塗り
・断熱複合システム(WDVS)と断熱システム(WDS)
において、撥油、撥水及び防汚性の被覆系の製造のために用いる使用。
【請求項56】
請求項51から55までのいずれか1項記載の使用であって、建築分野又は工業分野において、コンクリート、例えば
・現場コンクリート
・コンクリート製品(コンクリート完成品、コンクリート商品、コンクリート石材)
・現場打ちコンクリート
・グナイト
・レディーミックストコンクリート
の持続性の撥油、撥水及び防汚性の被覆及び/又は大規模疎水化/疎油化のために用いる使用。
【請求項57】
請求項51から56までのいずれか1項記載の使用であって、一成分形又は二成分形で用いる使用。
【請求項58】
請求項51から57までのいずれか1項記載の使用であって、施与量1〜1000g/m2で用いる使用。
【請求項59】
請求項51から58までのいずれか1項記載の使用であって、層厚1〜1000μmで用いる使用。
【請求項60】
請求項51から59までのいずれか1項記載の使用であって、あらゆる種類の従来のバインダーもしくはそれから製造される配合物と組み合わせて用いる使用。
【請求項61】
請求項51から60までのいずれか1項記載の使用であって、あらゆる種類の従来のバインダーもしくはそれから製造される配合物との任意の組合せにおいて、
・下塗り
・第一上塗り
・第二上塗り
・シーリング
として用いる使用。
【請求項62】
請求項51から61までのいずれか1項記載の使用であって、あらゆる種類の従来のバインダーもしくはそれから製造される配合物との任意の組合せにおいて、
・補修
・再仕上げ塗り
・混合型のシステム構成
において用いる使用。

【公開番号】特開2008−88396(P2008−88396A)
【公開日】平成20年4月17日(2008.4.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−306947(P2006−306947)
【出願日】平成18年11月13日(2006.11.13)
【出願人】(503343336)コンストラクション リサーチ アンド テクノロジー ゲーエムベーハー (139)
【氏名又は名称原語表記】Construction Research & Technology GmbH
【住所又は居所原語表記】Dr.−Albert−Frank−Strasse 32, D−83308 Trostberg, Germany
【Fターム(参考)】