説明

定期券発券装置

【課題】操作が容易で、しかも短時間で希望する経路の定期券を購入できる定期券発券装置を提供する。
【解決手段】制御部1は、タッチパネル付き表示部2を通じて入力された乗車駅及び降車駅に基づいてその乗車区間の一般経路を記憶部7から検索し、検索した一般経路を前記表示部2に利用頻度の高い順に選択可能に表示すると共に、その一般経路の再検索指示キーを表示し、再検索指示キーが選択されたときは、乗車区間内での途中の駅名を選択可能に表示し、先に選択された乗車駅と降車駅、及びその表示によって入力された途中の駅名に基づいてその乗車区間の特殊経路を記憶部7から検索し、検索した特殊経路を前記表示部2に利用頻度の高い順に選択可能に表示し、選択された特殊経路に基づき乗車区間の定期券を定期券発行部3から発行させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、鉄道などの交通機関で使用される定期券に係わり、さらに詳しくは、乗車駅と降車駅に基づいて定期券を発券する定期券発券装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の定期券発券装置として、乗車駅と降車駅及び経由駅情報を入力する駅名操作部と、乗車駅と降車駅との組み合わせから想定される経由候補情報が格納された経由候補記憶部と、駅名操作部の操作により入力された乗車駅と降車駅及び経由駅情報から経由候補記憶部に格納された経由候補情報を検索する経由候補検索部と、通勤/通学や有効期間などの発行条件を入力するための入力部と、定期券を発行する発券部とを備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開平8−161600号公報(第7頁、図1−2)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
前述した従来の定期券発券装置は、新規の定期券を購入する際、乗車駅と降車駅を特定することは容易であるが、特定した乗車区間内で多くの経由候補が存在した場合には、経路を選択するのに時間を要し、操作が複雑であった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明に係る定期券発券装置は、乗車駅を選択可能に表示する乗車駅入力手段と、降車駅を選択可能に表示する降車駅入力手段と、選択された乗車駅及び降車駅に基づいてその乗車区間の一般経路を予め設定されたデータから検索する一般経路検索手段と、検索された一般経路を利用頻度の高い順に選択可能に表示すると共に、その一般経路の再検索指示キーを表示する一般経路設定手段と、再検索指示キーが選択されたときに、乗車区間内での途中の駅名を選択可能に表示する途中駅名入力手段と、先に選択された乗車駅と降車駅、及び途中駅名入力手段により選択された途中の駅名に基づいてその乗車区間の特殊経路を予め設定されたデータから検索する特殊経路検索手段と、検索された特殊経路を利用頻度の高い順に選択可能に表示する特殊経路設定手段と、選択された特殊経路に基づいて乗車区間の定期券を発行する定期券発行手段とを備えたものである。
【発明の効果】
【0005】
本発明においては、乗車駅及び降車駅が入力されたとき、その乗車区間の一般経路を利用頻度の高い順に選択可能に表示し、また、再検索指示キーの選択後に途中駅名が入力されたときは、前記乗車区間の特殊経路を利用頻度の高い順に選択可能に表示するようにしたので、一般経路の利用者も特殊経路の利用者も共に、操作が容易で、しかも短時間で希望する経路を選択できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
実施の形態
図1は本発明の実施の形態を示す定期券発券装置のブロック構成図、図2は定期券発券装置の正面図である。
本実施の形態の定期券発券装置は、制御部1と、例えば液晶ディスプレイからなるタッチパネル付き表示部2と、定期券の発行や読み取りを行う定期券発行部3と、硬貨の入出金を行う硬貨入出部4と、紙幣の入出金を行う紙幣入出部5と、クレジットカード、ICカード、現金カードなどを取り扱うカード処理部6と、例えばMO(光磁気)ディスクが装着されるMOドライバからなる記憶部7と、切符の発行や読み取りを行う発券プリンタ部8とを備えている。
【0007】
また、この定期券発券装置は、図2に示すように、硬貨を投入するための硬貨投入口4aと、釣り銭の硬貨を排出するための硬貨排出口4bと、一万円札や五千円札などの紙幣を挿入するための紙幣投入口5aと、釣り銭の札を排出するための紙幣排出口5bと、クレジットカードなどを挿入するためのカード挿入口6aと、本装置の操作がわからなかったりトラブルが起きたときに係員を呼び出すための係員呼出ボタン9と、発券処理された乗車券や特急券、定期券などの各種券類を排出するための発券口10とを備えている。
【0008】
前記の記憶部7には、動作説明時に詳述するが、乗車券や定期券などの券類に応じて購入できるように誘導する各種画像、乗車駅及び降車駅の乗車区間に応じて設定された候補の一般経路(路線名含む)、乗車駅、降車駅及び途中の駅名(例えば乗換駅名や通過駅名)に応じて設定された候補の特殊経路(路線名含む)、自社路線、他社路線、在来線及び新幹線の各路線名にそれぞれ設定された文字色、駅名(途中駅名含む)の先頭一文字のカナ及び先頭から例えば二文字までのカナに対応して設定された候補の各種の駅名などがデータとして格納されている。この二文字による検索は、一文字で検索した駅名の数が所定数以上のとき、つまり、表示部2の一画面上に表示しきれない場合に駅名を限定するのに用いるためであり、二文字のカナが入力されたときは、二文字のカナに対応する駅名が検索されるようになっている。
【0009】
前述した制御部1は、乗車駅入力部1a、降車駅入力部1b、一般経路検索部1c、一般経路設定部1d、途中駅名入力部1e、特殊経路検索部1f、特殊経路設定部1g及び路線名識別設定部1hを有し、タッチパネル付き表示部2(以下、単に「表示部2」という)に、乗車に必要な券類を選択させる各種のメニュー選択キーの画像を表示している。例えば、定期券が選択されたときは、新規定期券又は継続定期券の何れかを選択させる購入区分画像を表示し、新規定期券が選択されたときは、通勤定期券か新幹線定期券の何れかを選択させる選択キーの画像を表示し、何れか一方が選択されたときは定期券の有効期間と利用開始日を入力させる各種選択キーの画像を表示する。
【0010】
後で詳述するが、希望する乗車区間での経路が選択されたときは、購入者の個人情報(名前・性別・年齢・電話番号)を入力させる各種操作キーの画像を順に表示部2に表示し、この誘導により購入者の個人情報が入力されたときは、今まで入力された定期券の購入に必要な各種情報を表示部2に表示すると共に、確認を促す確認キーの画像を表示し、この確認キーの選択を検知したときは、代金受領のための代金処理、及び定期券発行のための発券処理を行う。前述した各種の画像は記憶部7から読み込んだものである。代金処理については、硬貨入出部4及び紙幣入出部5を通じて投入金額を認識し、かつ演算処理し、釣り銭があるときは、硬貨入出部4及び紙幣入出部5を制御して釣り銭の返却を行わせるようにする。発券処理については、前述した各種の入力情報をデータとして定期券発行部3に通知し、定期券の表面及び磁気ストライプに記録するように制御する。
【0011】
制御部1の乗車駅入力部1aは、定期券の有効期間と利用開始日の入力が終了したときに、50音のカナキーの画像を記憶部7から読み込んで、表示部2にカナ入力可能に表示し、何れか一つのカナキーが選択されたときは、その一文字のカナに対応して設定された候補の各種駅名を記憶部7から検索し、表示部2にその各種の駅名を表示して乗車駅を選択可能にする。降車駅入力部1bは、乗車駅が選択されたとき、前記と同様に50音のカナキーの画像を記憶部7から読み込んで、表示部2にカナ入力可能に表示し、何れか一つのカナキーが選択されたときは、その一文字のカナに対応して設定された候補の各種駅名を記憶部7から検索し、表示部2にその各種の駅名を表示して降車駅を選択可能にする。また、乗車駅入力部1a及び降車駅入力部1bは、一文字から検索した候補の各種駅名が所定数以上のときは、二文字を入力するように表示部7を通して促し、二文字のカナキーが選択されたときは、二文字に対応して設定された候補の各種駅名を記憶部7から検索し、表示部2にその各種の駅名を表示して乗車駅や降車駅を選択可能にする。
【0012】
一般経路検索部1cは、選択された乗車駅及び降車駅に基づいてその乗車区間における各種候補の一般経路を記憶部7から読み込み一般経路設定部1dに通知する。この一般経路設定部1dは、一般経路検索部1cから受けた各種候補の一般経路を表示部2に利用頻度の高い順、例えば距離の短い順に選択可能に表示する共に、再検索指示キーを表示し、この再検索指示キーが選択されたときは、途中駅名入力部1eにその旨を通知する。なお、ここで、何れか一つの一般経路が選択されたときは、その情報をデータとして定期券発行部3に通知するようになっている。
【0013】
途中駅名入力部1eは、再検索指示キーが選択されたとき、50音のカナキーの画像を記憶部7から読み込んで、表示部2にカナ入力可能に表示し、何れか一つのカナキーが選択されたときは、その一文字のカナに対応して設定された候補の各種途中駅(乗換駅名や通過駅名)を記憶部7から検索し、表示部2にその途中の駅名を表示して選択可能にし、この中から途中の駅名が選択されたときは、その途中の駅名を特殊経路検索部1fに通知する。また、一文字から検索した候補の各種途中駅名が所定数以上のときは、二文字を入力するように表示部7を通して促し、二文字のカナキーが選択されたときは、二文字に対応して設定された候補の各種途中駅名を記憶部7から検索し、表示部2にその各種の途中駅名を表示して選択可能にする。特殊経路検索部1fは、先に選択された乗車駅と降車駅及び途中の駅名に基づいてその乗車区間における各種候補の特殊経路を記憶部7から読み込み特殊経路設定部1gに通知する。特殊経路検索部1fによる検索は、前記に限定するものではなく、例えば、選択された途中駅名に基づいて一般経路検索部1cが抽出した一般経路の中から特殊経路を抽出しても構わない。
【0014】
この特殊経路設定部1gは、特殊経路設定部1gから受けた各種候補の特殊経路を表示部2に利用頻度の高い順に表示し、何れか一つの特殊経路が選択されたときは、その情報をデータとして定期券発行部3に通知する。定期券発行部3は、特殊経路設定部1gからの特殊経路を受けたとき、その乗車区間の定期券を発行し、発券口10から排出する。路線名識別設定部1hは、選択された一般経路又は特殊経路の乗車区間が表示部2に表示された際、各路線名に設定されている文字色を記憶部7から読み込んで各路線名に色付けする。これは、前述したように自社路線と他社路線の区別、また在来線と新幹線の区別が視覚を通してわかるようにしたものである。
【0015】
次に、前記のように構成された定期券発券装置において、定期券を発行する場合の動作を図3乃至図8に基づいて説明する。図3乃至図8は定期券発券装置における定期券購入時の操作画面図である。
まず、図3(a)に示すように、本装置の表示部2に表示されている「新幹線指定席」、「新幹線自由席」、「在来線指定席」、「定期券」など各種のメニュー選択キーの中から定期券キーが選択されると、制御部1は、新規定期券又は継続定期券の何れかを選択させる購入区分画像を表示する(b)。そして、この画像から例えば新規定期券が選択された場合は、通勤定期券か新幹線定期券の何れかを選択させる選択キーの画像を表示する(c)。この画像から通勤定期券が選択されたときは、図4(d)に示すように、定期券の有効期間及び利用開始日を入力させる各種選択キーの画像を表示し、かつ、この画面の右側にこれから入力される各種情報(有効期間・利用開始日・乗車駅・降車駅・経路・購入者の名前・性別・年齢・電話番号)を記録するガイド表示エリアを表示する。有効期間及び利用開始日がキー操作により選択されると、制御部1の乗車駅入力部1aが、50音のカナキーの画像を表示部2に表示して、乗車駅名をカナで入力するように促す(e)。ここで、例えば「と」のカナキーが選択されたときは、その一文字のカナに対応して設定された候補の各種駅名(乗車駅)を表示部2に選択可能に表示する(f)。また、前記の乗車駅入力部1aは、一文字から検索した候補の各種駅名が所定数以上のときは、二文字を入力するように表示部7を通して促し、二文字のカナキーが選択されたときは、二文字に対応して設定された候補の各種駅名(乗車駅)を表示部2に選択可能に表示する(図示せず)。
【0016】
図4(f)の画面において、例えば乗車駅の「東京」が選択されると、降車駅入力部1bが、図5(g)に示すように、50音のカナキーの画像を表示部2に表示して、降車駅名をカナで入力するように促す。この50音のカナキーの中から「と」のカナキーが選択されたときは、その一文字のカナに対応して設定された候補の各種駅名(乗車駅)を表示部2に選択可能に表示する(h)。また、前記の降車駅入力部1bは、前記と同様に一文字から検索した候補の各種駅名が所定数以上のときは、二文字を入力するように表示部7を通して促し、二文字のカナキーが選択されたときは、二文字に対応して設定された候補の各種駅名(降車駅)を表示部2に選択可能に表示する(図示せず)。図5(h)の画面において、例えば降車駅の「東海」が選択されると、一般経路検索部1cが、選択された乗車駅(東京)及び降車駅(東海)に基づいてその乗車区間における各種候補の一般経路を記憶部7から読み込んで一般経路設定部1dに通知し、一般経路設定部1dは、一般経路検索部1cから受けた各種候補の一般経路を表示部2に距離の短い順に選択可能に表示する共に、再検索指示キー(「この中にない」)を表示する(i)。この時、路線名識別設定部1hは、表示部2に表示された各一般経路の路線名に対応して設定されている文字色を記憶部7から読み込んで各路線名に色付けする。この画面において、何れかの一般経路が選択されたときは、その情報をデータとして定期券発行部3に通知し、再検索指示キーが選択されたときは、途中駅名入力部1eにその旨を通知する。
【0017】
途中駅名入力部1eは、再検索指示キーが選択されると、図6(j)に示すように、前記と同様に50音のカナキーの画像を表示部2に表示して、途中駅名をカナで入力するように促す。この50音のカナキーの中から何れか一つのカナキーが選択されたときは、その一文字のカナに対応して設定された候補の各種駅名を表示部2に選択可能に表示する(k)。また、途中駅名入力部1eは、一文字から検索した候補の各種途中駅名が所定数以上のときは、二文字を入力するように表示部7を通して促し、二文字のカナキーが選択されたときは、二文字に対応して設定された候補の各種途中駅名を表示部2に選択可能に表示する(図示せず)。図6(k)の画面から例えば「東雲」が選択されたときは、その駅名を特殊経路検索部1fに通知する。この時、特殊経路検索部1fは、先に選択された乗車駅(東京)と降車駅(東海)及び途中の駅名(東雲)に基づいてその乗車区間における各種候補の特殊経路を記憶部7から読み込み特殊経路設定部1gに通知する。
【0018】
この特殊経路設定部1gは、特殊経路設定部1gから受けた各種候補の特殊経路を表示部2に距離の短い順に表示する(l)。この時、路線名識別設定部1hは、表示部2に表示された各特殊経路の路線名に対応して設定されている文字色を記憶部7から読み込んで各路線名に色付けする。この画面において、何れか一つの特殊経路が選択されたときは、制御部1は、図7(m)に示すように、50音のカナキーの画像を表示部2に表示して、購入者の名前をカナで入力するように促し、名前の入力後に確定キーが選択されたときは、性別及び年齢を入力させる画像を表示部2に表示し(n)、性別及び年齢の入力後に前記と同様に確定キーが選択されたときは、電話番号を入力させる画像を表示部2に表示し(o)、電話番号の入力後に確定キーが選択されたときは、図8(p)に示すように、今まで入力された定期券の購入に必要な各種情報を表示部2に表示する。ここで、確認キーが選択されると、代金受領のための代金処理を行い、前記の各種情報をデータとして定期券発行部3に通知し、定期券の表面及び磁気ストライプに記録するように制御する。
【0019】
以上のように本実施の形態によれば、駅名の先頭一文字或いは二文字から希望する乗車駅及び降車駅を選択可能に表示し、選択された乗車駅及び降車駅に基づいてその乗車区間内での各種候補の一般経路を距離の短い順に選択可能に表示し、また、再検索指示キーの選択後に途中駅名の先頭一文字或いは二文字から乗車区間内での各種候補の特殊経路を距離の短い順に選択可能に表示するようにしたので、一般経路の利用者も特殊経路の利用者も共に、操作が容易で、しかも短時間で希望する経路の定期券を購入できる。
【0020】
なお、前記の実施の形態では、タッチパネル付き表示部2の一例として液晶ディスプレイを述べたが、これに代えてCRTディスプレイやプラズマディスプレイであってもよい。また、記憶部7としてMOドライバを挙げたが、これに代えてROMやRAMなどの半導体メモリ、FDが装着されるFDドライバ、HD(ハードディスク)が装着されるHDドライバの何れでもよい。
また、自社路線と他社路線の区別、在来線と新幹線の区別を色分けでわかるようにしたが、これに代えて、例えば、他社路線と新幹線の路線を点滅させて他の路線と区別できるようにしてもよい。
さらに、候補の一般経路又は特殊経路を距離の短い順に表示するようにしたが、これに代えて、例えば、乗換の少ない順或いは乗車時間の短い順に候補の一般経路、特殊経路を表示するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明の実施の形態を示す定期券発券装置のブロック構成図である。
【図2】定期券発券装置の正面図である。
【図3】定期券発券装置における定期券購入時の操作画面図である。
【図4】図3に続く操作画面図である。
【図5】図4に続く操作画面図である。
【図6】図5に続く操作画面図である。
【図7】図6に続く操作画面図である。
【図8】図7に続く操作画面図である。
【符号の説明】
【0022】
1 制御部、1a 乗車駅入力部、1b 降車駅入力部、1c 一般経路検索部、1d 一般経路設定部、1e 途中駅名入力部、1f 特殊経路検索部、1g 特殊経路設定部、1h 路線名識別設定部、2 タッチパネル付き表示部、3 定期券発行部、4 硬貨入出部、5 紙幣入出部、6 カード処理部、7 記憶部、8 発券プリンタ部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
乗車駅を選択可能に表示する乗車駅入力手段と、
降車駅を選択可能に表示する降車駅入力手段と、
選択された乗車駅及び降車駅に基づいてその乗車区間の一般経路を予め設定されたデータから検索する一般経路検索手段と、
検索された一般経路を利用頻度の高い順に選択可能に表示すると共に、その一般経路の再検索指示キーを表示する一般経路設定手段と、
前記再検索指示キーが選択されたときに、前記乗車区間内での途中の駅名を選択可能に表示する途中駅名入力手段と、
先に選択された乗車駅と降車駅、及び前記途中駅名入力手段により選択された途中の駅名に基づいてその乗車区間の特殊経路を予め設定されたデータから検索する特殊経路検索手段と、
検索された特殊経路を利用頻度の高い順に選択可能に表示する特殊経路設定手段と、
選択された特殊経路に基づいて前記乗車区間の定期券を発行する定期券発行手段と
を備えたことを特徴とする定期券発券装置。
【請求項2】
前記途中駅名は、乗換駅名又は通過駅名であることを特徴とする請求項1記載の定期券発券装置。
【請求項3】
乗車駅及び降車駅の乗車区間内での自社路線と他社路線、在来線と新幹線の相違が視覚を通して識別できるように表示する路線名識別設定手段を備えていることを特徴とする請求項1又は2記載の定期券発券装置。
【請求項4】
前記乗車駅入力手段及び前記降車駅入力手段並びに前記途中駅名入力手段は、文字を入力可能に表示し、駅名の先頭一文字が入力されたとき、その一文字から想定される各種の駅名を予め設定されたデータから読み込んで、その各種の駅名から選択可能に表示することを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の定期券発券装置。
【請求項5】
前記乗車駅入力手段及び前記降車駅入力手段並びに前記途中駅名入力手段は、一文字から読み込んだ各種の駅名が所定数以上のとき駅名の先頭から複数文字入力するように促し、複数の文字が入力されたときは、その複数文字から想定される各種の駅名を予め設定されたデータから読み込んで、その各種の駅名から選択可能に表示することを特徴とする請求項4記載の定期券発券装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2007−279940(P2007−279940A)
【公開日】平成19年10月25日(2007.10.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−103986(P2006−103986)
【出願日】平成18年4月5日(2006.4.5)
【出願人】(000000295)沖電気工業株式会社 (6,645)
【出願人】(592048741)鉄道情報システム株式会社 (5)
【Fターム(参考)】