説明

家具のタオルハンガー装置

【課題】タオルハンガーを掛止具保持部材に対して前面側から着脱することができ、タオルハンガーの取り付け取外し作業が簡単に行える家具のタオルハンガー装置を提供する。
【解決手段】家具の前面側に固定したレール状の掛止具保持部材3と、前記掛止具保持部材3にその前面から着脱自在に係止固定する掛止具6が両端に設けられたタオルハンガー4であって、前記掛止具6は、差し込み掛止部8を前記掛止具保持部材3の内部に前面の開口3cから挿入することで、係合凹部10が前壁3dの下縁に係合して抜け止め状態になり、差し込み掛止部8に設けた弾性部材9によって、掛止具6を掛止具保持部材3に対しての長さ方向に移動しないように弾力的に固定する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、厨房家具等の前面上部にタオル等の長尺物を吊り掛けることができるようにした家具のタオルハンガー装置に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、キッチン台のような厨房家具や洗面台等の家具において、収納部前扉の前面にタオル等の長尺物を吊り掛けることができる、収納部前扉に取付けるタオルハンガー装置は既に提案されている。
【0003】
上記従来のタオルハンガー装置は、家具における扉の前面上部に固定したレール状の掛止具保持部材と、前記掛止具保持部材に取付ける掛止具が両端に設けられたタオルハンガーとからなり、掛止具保持部材は、内部が中空で前面に開口を有し、この開口の上部が前壁になっている断面形状に形成され、扉を開閉する把手を兼ねるようになっている(例えば、特許文献1乃至3参照)。
【0004】
上記タオルハンガーは、ハンガーパイプを支持する掛止具が掛止具保持部材に対して端部の開放端から挿入するような構造になっており、特許文献1では、掛止具保持部材に対する取付け状態で、タオルハンガーを掛止具保持部材の長さ方向に移動可能とし、これによってタオルハンガーを隣の扉に移動させることができるようにしている。
【0005】
また、特許文献2と3では、掛止具に弾性体を設け、掛止具保持部材の長さ方向へ安易に移動するのを防ぐようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特許第3873070号公報
【特許文献2】特開2005−180088号公報
【特許文献3】特開2008−261220号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、上記のような従来のタオルハンガー装置は、タオルハンガーが掛止具保持部材の長さ方向へ移動可能になっているので、タオルハンガーに対して不用意な外力が加わると、タオルハンガーが移動することになり、タオルハンガーの取り付け位置が変動するという不都合があると共に、タオルハンガーを取換えたい場合、掛止具保持部材の左右端の何れかにスライドさせて取外す必要があるので、掛止具保持部材の両端にストッパーや障害物があると、一旦扉を開けてストッパーを取外したり障害物を逃がす必要があり、このため、取換え作業に手間がかかることになる。
【0008】
また、タオルハンガーが掛止具保持部材の長さ方向へ移動しないようにするには、別途ロック機構を設ける必要があり、掛止具の構造が複雑になるだけでなく、タオルハンガーの取り付け取外し時にロック機構の操作が余分に必要となる。
【0009】
そこで、この発明の課題は、上記のような問題点を解決するため、タオルハンガーを掛止具保持部材に対して前面側から着脱することができるようにし、タオルハンガーの取り付け取外し作業が簡単に行え、しかも、掛止具保持部材に対してタオルハンガーが不用意に移動することがなく、しかも、掛止具保持部材の断面形状が多少変わっても取付けが行える家具のタオルハンガー装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記のような課題を解決するため、この発明は、家具の前面に固定したレール状の掛止具保持部材と、前記掛止具保持部材にその前面から着脱自在に係止固定する掛止具が両端に設けられたタオルハンガーとからなり、前記掛止具は、前記掛止具保持部材の内部に前面の開口から挿入することで、抜け止め可能な状態に掛止して取付けることができるように形成され、前記掛止具を、掛止具保持部材に対しての長さ方向に移動しないように弾力的に固定するようにしたものである。
【0011】
また、上記掛止具保持部材は、内部が中空で前面に開口を有し、この開口の上部が前壁になっている断面形状に形成され、上記掛止具は、先端でハンガーパイプを支持するアームの後端部に、前記掛止具保持部材の内部に対する差し込み掛止部を設けて形成され、この差し込み掛止部が、前記掛止具保持部材の内部に前面の開口から挿入しながら、掛止具保持部材の内部で起こすようにすることで、上記前壁に係合して抜け止め状に取付けることができるように形成され、前記差し込み掛止部に、掛止具保持部材へ圧接することで、前記掛止具を掛止具保持部材の長さ方向に移動しないように固定する弾性部材を設けた構造とすることができる。
【0012】
ここで、上記掛止具保持部材は、アルミや合成樹脂を用い、断面略角形のレール状に形成され、厨房家具等の扉における上部に固定され、その中空内部は下面が後方へ上りの緩い傾斜面となり、前面が長さ方向の全長にわたって開口し、この開口の上部が下向きの前壁になっている。
【0013】
上記掛止具の後端に設けた差し込み掛止部は、掛止具保持部材の中空内部に納まる形状となり、開口から中空内部に差し込んで起こすようにすると、その下縁が中空内部の傾斜面上に載り、上端部の前側に設けた略V字状の係合凹部が前壁の下縁に係合し、前方への抜け止め状態となる。
【0014】
上記差し込み掛止部が掛止具保持部材に納まる状態で、上記アームは差し込み掛止部から斜め下向き前方へ突出し、その重量が差し込み掛止部に対して、傾斜面上に載る下縁を支点とする前傾方向に作用するため、係合凹部と前壁の係合状態が保持され、差し込み掛止部の前方への抜け止め状態が保たれることになる。
【0015】
また、掛止具保持部材に対して掛止具を移動しないように固定する弾性部材は、差し込み掛止部の上部に設けた上ばね式と差し込み掛止部の下部に設けた下ばね式の何れかを採用することができる。
【0016】
上ばね式の弾性部材は、差し込み掛止部の上部に設けた係合凹部に対して下側に可動となる弾性板によって形成され、掛止具保持部材に差し込み掛止部を差込んだ状態で、前記弾性板が前壁の下縁に圧接して差し込み掛止部を押し下げ、差し込み掛止部を掛止具保持部材の長さ方向に移動しないように固定するようになっている。
【0017】
上記下ばね式の弾性部材は、差し込み掛止部の下部に下向きの弾性を有する弾性板によって形成され、掛止具保持部材に差し込み掛止部を差し込んだ状態で、この弾性板が中空内部の傾斜面に圧接し、差し込み掛止部を押し上げることで、掛止具保持部材の長さ方向に移動しないように固定するようになっている。
【発明の効果】
【0018】
この発明によると、家具の前面に固定した掛止具保持部材に対して、タオルハンガーを前面側から着脱することができるようにしたので、掛止具保持部材の両端に障害物がある場合でも、タオルハンガーの取り付け取外し時に扉を一々開く必要がなく、掛止具保持部材の取り付けたい位置へ直接取付けることができるので、タオルハンガーの取り付け取外し作業が簡単に能率よく行えることになる。
【0019】
また、差し込み掛止部に、掛止具を掛止具保持部材の長さ方向に移動しないように固定する弾性部材を設けたので、掛止具保持部材に対してタオルハンガーを固定化することができ、掛止具保持部材に対してタオルハンガーが不用意に移動することがない取付けが得られることになる。
【0020】
更に、差し込み掛止部を弾性部材で固定化するので、差し込み掛止部に別途ロック機構を設ける必要がなく、構造の簡略化が図れると共に、差し込み掛止部の上部前側の係合凹部を前壁に係合させて固定するので、掛止具保持部材の奥行き等の断面形状が多少変わってもタオルハンガーの取付けが行えることになる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】(a)はこの発明に係るタオルハンガー装置において、差し込み掛止部に設ける弾性部材に上ばね式を採用したタオルハンガー取り付け前の分解斜視図、(b)は同じくタオルハンガー取り付け状態を示す斜視図
【図2】(a)は差し込み掛止部に設ける弾性部材に上ばね式を採用したタオルハンガーの斜視図、(b)はこのタオルハンガーにおける掛止具の要部を切り欠いた縦断側面図
【図3】差し込み掛止部に設ける弾性部材に上ばね式を採用したタオルハンガーを掛止具保持部材に固定した状態を示し、(a)は掛止具保持部材の奥行き幅が広い場合の縦断側面図、(b)は掛止具保持部材の奥行き幅が狭い場合の縦断側面図
【図4】(a)は差し込み掛止部に設ける弾性部材に下ばね式を採用したタオルハンガーの斜視図、(b)はこのタオルハンガーにおける掛止具の要部を切り欠いた縦断側面図
【図5】差し込み掛止部に設ける弾性部材に下ばね式を採用したタオルハンガーを掛止具保持部材に固定した状態を示し、(a)は掛止具保持部材の奥行き幅が広い場合の縦断側面図、(b)は掛止具保持部材の奥行き幅が狭い場合の縦断側面図
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0023】
図1(a)、(b)のように、タオルハンガー装置1は、キッチン台等の厨房家具における扉2の前面上部に固定したレール状の掛止具保持部材3と、この掛止具保持部材3に前面側から着脱自在に取付けるタオルハンガー4とからなり、前記掛止具保持部材3は、アルミや合成樹脂を用い、断面略角形のレール状に形成され、扉2における上面にビス止め等の手段で固定され、その中空内部3aは下面が後方へ上りの緩い傾斜面3bとなり、前面が長さ方向の全長にわたって開口3cし、この開口3cの上部が下向きの前壁3dになり、扉2を開閉する把手を兼ねるようになっている。
【0024】
上記タオルハンガー4は、所定の長さを有するハンガーパイプ5の両端に一対となる掛止具6を設けて形成され、この掛止具6は、合成樹脂や金属を用い、図1乃至図3では、掛止具保持部材3の長さ方向に沿って幅を有する断面下向きコ字形の棒状に、また、図4と図5では、内部が中実の棒状になっており、先端でハンガーパイプ5を支持するアーム7の後端部に、前記掛止具保持部材3の内部に対する差し込み掛止部8を設け、この差し込み掛止部8に、前記掛止具6を掛止具保持部材3の長さ方向に移動しないように固定する弾性部材9を設けた構造になっている。
【0025】
この差し込み掛止部は、図3のように、掛止具保持部材3の中空内部3aに納まる形状となり、開口3cから中空内部3aに差し込んで起こすようにすると、その下縁が中空内部3aの傾斜面3b上に載り、上端部の前側に設けた略V字状の係合凹部10が前壁3dの下縁に係合し、前記掛止具保持部材3の前方へ抜け止め状態で取り付けることができるようになっている。
【0026】
図3のように、上記差し込み掛止部8が掛止具保持部材3に納まる状態で、上記アーム7は差し込み掛止部8から斜め下向き前方へ突出し、その重量が差し込み掛止部8に対して、傾斜面3b上に載る下面を支点とする前傾方向に作用するため、係合凹部10と前壁3dの係合状態が保持され、差し込み掛止部8の前方への抜け止め状態が保たれることになる。
【0027】
上記掛止具保持部材3に対して掛止具6を移動しないように固定する弾性部材9は、掛止具保持部材3への圧接により、掛止具6が掛止具保持部材3の長さ方向に移動しないようにするものであり、この弾性部材9を、差し込み掛止部8の上部に設けた上ばね式と、差し込み掛止部の下部に設けた下ばね式の何れかを採用することができる。
【0028】
上ばね式の弾性部材9は、図1乃至図3に示すように、差し込み掛止部8の係合凹部10を設けた部分の前面側位置に、差し込み掛止部8の上壁12から前壁にわたるコ字状の切り欠き11を係合凹部10とラップするように設け、この切り欠き11で囲んだ部分が、上壁12から前方に向かって突出してその先端が下向きに屈曲し、下向き屈曲部の下端に前方屈曲片9aを設けた弾性板9bに形成され、図2(b)のように、前記弾性板9bは、自然状態で前方屈曲片9aの上面が係合凹部10の上面開口の高さに位置し、下側に向けて可動となって上方への復帰弾性を備え、掛止具保持部材3に差し込み掛止部8を差し込んだ状態で、前記弾性板9bの前方屈曲片9aが前壁3dの下縁に圧接して差し込み掛止部8を押し下げ、この差し込み掛止部8を掛止具保持部材3の長さ方向に移動しないように固定するようになっている。
【0029】
また、下ばね式の弾性部材9は、図4と図5のように、差し込み掛止部8の下部に、三辺が差し込み掛止部8の下部における凹窪部13で囲まれた弾性板9cによって形成され、この弾性板9cは、図4(b)のように、自然状態で差し込み掛止部8の下面から下方に突出し、掛止具保持部材3に差し込み掛止部8を差し込んだ状態で、この弾性板9cが中空内部3aの傾斜面3bに圧接し、差し込み掛止部8を押し上げることで、掛止具保持部材3の長さ方向に移動しないように固定するようになっている。
【0030】
この発明のタオルハンガー装置1は、上記のような構成であり、掛止具保持部材3は、キッチン台、包丁フラップ、流し台等の厨房家具や洗面台等の扉や前板の上部に取り付け、その溝形断面形状により、扉や前板の開閉に利用する。
【0031】
上記扉2や前板の上部に固定した掛止具保持部材3にタオルハンガー4を取付けるには、図1(a)のように、掛止具保持部材3の前面部にタオルハンガー4を臨ませ、タオルハンガー4の両側掛止具6の差し込み掛止部8を寝かせた姿勢で開口3cから掛止具保持部材3の内部に差し入れ、前記差し込み掛止部8が掛止具保持部材3の内部で起きるようにタオルハンガー4全体を下向きに回動させる。
【0032】
掛止具保持部材3の内部で差し込み掛止部8が起きた状態になると、図3のように、差し込み掛止部8の下面が傾斜面3bの上に載り、上部の係合凹部10が前壁3dの下縁に係合し、差し込み掛止部8は、掛止具保持部材3に対して前方に向けて抜け止め状態となり、アーム7は差し込み掛止部8から斜め下向き前方へ突出し、図1(b)のように、扉2の前方に位置するハンガーパイプ5にタオルaを掛けることができる。
【0033】
このように、掛止具保持部材3へのタオルハンガー4の取り付けが、掛止具保持部材3の前側から、差し込み掛止部8を差し込むだけで行えるので、タオルハンガー4を所望する取り付け位置に対して直接取付けることができ、取り付け作業がワンタッチで能率よく行えると共に、掛止具保持部材3の両端に障害物があるような場合でも、一々扉2を開かずに取り付けが行えることになる。
【0034】
上記のように、掛止具保持部材3の内部に差し込み掛止部8が納まると、上ばね式では図3(a)と(b)のように、弾性部材9が前壁3dの下縁へ弾力的に圧接し、また、下ばね式では図5(a)と(b)のように、弾性部材9が傾斜面3bへ弾力的に圧接し、差し込み掛止部8が掛止具保持部材3に固定化され、これによって、タオルハンガー4は、外部から外力が加わっても掛止具保持部材3の長さ方向に不用意に移動することがない。
【0035】
また、タオルハンガー4を取外す場合は、上記した取り付け時とは逆に、タオルハンガー4全体を、弾性部材9の弾性に抗して上方に回動させるようにしながら手前に引くようにし、差し込み掛止部8を掛止具保持部材3の内部から抜き取るようにすればよく、タオルハンガー4を扉2の前方に直接取外すことができるので、掛止具保持部材3の両端に障害物があるような場合でも、一々扉2を開かずに取り外しが行え、作業性の向上が図れることになる。
【0036】
この発明のタオルハンガー装置1は、上記のように、差し込み掛止部8を掛止具保持部材3に弾性部材9で固定化するので、タオルハンガー4の固定のために、差し込み掛止部8に別途ロック機構を設ける必要がなく、構造の簡略化が図れることになる。
【0037】
上記掛止具保持部材3は、厨房家具の仕様によって多少異なる場合があり、例えば、扉2の厚みが異なる場合、図3(a)と図5(a)のように扉2の厚みが厚いときは掛止具保持部材3の前後奥行きの幅が広くなり、図3(b)と図5(b)のように扉2の厚みが薄いときは掛止具保持部材3の前後奥行きの幅が狭くなる。
【0038】
ところで、この発明のタオルハンガー装置1は、差し込み掛止部8の上部前側に設けた係合凹部10を前壁3dに係合させ、掛止具保持部材3の上下と前部で固定するので、差し込み掛止部3の奥行き寸法の設定には融通性があり、従って、差し込み掛止部8の奥行き寸法を前後の幅が狭い掛止具保持部材3に対応するものにすれば、前後の幅が広い掛止具保持部材にもそのまま使用することができることになる。
【符号の説明】
【0039】
1 タオルハンガー装置
2 扉
3 掛止具保持部材
4 タオルハンガー
5 ハンガーパイプ
6 掛止具
7 アーム
8 差し込み掛止部
9 弾性部材
10 係合凹部
11 切り欠き
12 上壁
13 凹窪部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
家具の前面に固定したレール状の掛止具保持部材と、前記掛止具保持部材にその前面から着脱自在に係止固定する掛止具が両端に設けられたタオルハンガーとからなり、
前記掛止具は、前記掛止具保持部材の内部に前面の開口から挿入することで、抜け止め可能な状態に掛止して取付けることができるように形成され、
前記掛止具を、掛止具保持部材に対しての長さ方向に移動しないように弾力的に固定するようにした家具のタオルハンガー。
【請求項2】
上記掛止具保持部材は、内部が中空で前面に開口を有し、この開口の上部が前壁になっている断面形状に形成され、
上記掛止具は、先端でハンガーパイプを支持するアームの後端部に、前記掛止具保持部材の内部に対する差し込み掛止部を設けて形成され、
この差し込み掛止部が、前記掛止具保持部材の内部に前面の開口から挿入しながら、掛止具保持部材の内部で起こすようにすることで、上記前壁に係合して抜け止め状に取付けることができるように形成され、
前記差し込み掛止部に、掛止具保持部材に圧接することで、前記掛止具を掛止具保持部材の長さ方向に移動しないように固定する弾性部材を設けた請求項1に記載の家具のタオルハンガー。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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