説明

寸法を低減した暖房、換気、および/または空調装置

【課題】暖房、換気、および/または空調装置を小型化する。
【解決手段】自動車のための暖房、換気、および/または空調装置は、車両車室の中に分配されるべき空気流を循環させ、暖房、換気、および/または空調装置の中に空気流を吸入することができる、少なくとも1つの空気吸入導管18を有する空気入口ハウジング2と、暖房、換気、および/または空調装置の外部に空気流を拡散させることができる、少なくとも1つの空気分配導管30aとを備えている。更に、空気分配導管30aは、空気入口ハウジング2と一体化されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、主として、自動車のための暖房、換気、および/または空調装置に関する。特に、本発明は、寸法を低減した暖房、換気、および/または空調装置に関する。
【背景技術】
【0002】
暖房、換気、および/または空調装置は、
−暖房、換気、および/または空調装置の中に空気流を吸入するための、空気入口ハウジング、または空気入口モジュールと、
−暖房、換気、および/または空調装置の中に吸入した空気流を熱処理するための、温度調節ハウジング、または温度調節モジュールと、
−暖房、換気、および/または空調装置の中で処理した空気流を、車室の種々のゾーンに向けて拡散させるための、空気分配ハウジング、または空気分配モジュールとを備えている。
【0003】
暖房、換気、および/または空調装置は、車室の中に設置されている。詳細には、車室の前にあるゾーンの中のダッシュボードの下に設置されている。
【0004】
ダッシュボードの体積は、乗客を収容するために利用可能な車室内部の空間を小さくさせる。さらに、多くの追加的な装置が車室内に設置されており、これにより、内部の空間が更に狭くなることになる。しかしながら、車室内の乗客の最大の快適さを保証するためには、乗客のために、最大の内部空間が確保されなければならない。
【0005】
従って、車両の種々の装置は、最小の体積を有し、しかも、最適な動作が保証されなければならない。このような制約は、暖房、換気、および/または空調装置に対して強く課せられる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従って、本発明の1つの目的は、上記した期待に積極的に応えることであり、上記の不都合さを克服し、寸法を小とした暖房、換気、および/または空調装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、自動車のための、暖房、換気、および/または空調装置に関する。この装置は、車室の中に分配されるべき空気流を循環させる。本発明における暖房、換気、および/または空調装置は、
−暖房、換気、および/または空調装置の中に空気流を吸入しうるようになっている、少なくとも1つの空気吸入導管を含む空気入口ハウジングと、
−暖房、換気、および/または空調装置の外部に空気流を拡散させることができるようになっている、少なくとも1つの空気分配導管とを備えている。空気分配導管は、空気入口ハウジングと一体化されていることが望ましい。
【0008】
従って、空気分配導管を入口ハウジングの中に一体化することにより、暖房、換気、および/または空調装置の全体寸法を低減させることができる。さらにまた、単純化した構成の空気分配導管を提供することにより、空気流が被る圧力損失を最小にすることができる。さらに、種々のゾーンの最終点のところで、空気分配導管の設置が簡単になる。最後に、車室の中での、暖房、換気、および/または空調装置の組み立て、および一体化が、簡単かつ容易となる。
【0009】
従って、本発明は、小型化すること、および車室の異なるゾーンに、空気拡散器を配置するという要求に応えることができる。
【0010】
本発明の1つの視点によれば、空気分配導管は、少なくとも1つの局所的変形部を含む外部隔壁によって画定されている。この局所的変形部には、空気分配導管の少なくとも一部を収容してあることが望ましい。
【0011】
さらに詳細には、空気吸入導管の外部隔壁は、第1の湾曲部を有する第1の部分と、空気吸入導管の第1の部分の第1の湾曲部とは反対になっている第2の湾曲部を有する、少なくとも1つの逆セクションを含んでいる。この構成における逆セクションは、空気吸入導管の少なくとも一部を収容している局所的変形をなしている。
【0012】
さらに、ある実施形態においては、局所的変形は、空気入口から空気入口ハウジングの中に空気流を循環させている空気入口導管のところに設けられている。
【0013】
代替としてまたは追加として、局所的変形を、空気入口ハウジングの吸入室のところに設けることもある。
【0014】
以下の詳細な記述を読むことにより、本発明を、よりよく理解することができ、また上記した以外の特徴および利点も明らになると思う。ここで説明する実施形態は、添付の図面を参照して、例示目的をもって、また非限定的な例として示すものであって、これらは、本発明とその実施形態の完全な理解を助け、また、本発明の範囲を定めることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の暖房、換気、および/または空調装置の前方斜視図である。
【図2】本発明の暖房、換気、および/または空調装置の後方斜視図である。
【図3】本発明の暖房、換気、および/または空調装置の側面図である。
【図4】本発明の暖房、換気、および/または空調装置の上部の詳細図である。
【図5】本発明の空気入口ハウジングの後方斜視図である。
【図6】本発明における入口ハウジングの側方斜視図と、図5のVI−VIにおける断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
異なる図において、特に断らない限り、同じ要素には、同じ符号を有し、また、同じ要素は、同じ技術的特性と同じ機能とを有している。
【0017】
図1から図3は、それぞれ、暖房、換気、および/または空調装置1の、前方斜視図、後方斜視図、および側面図である。この暖房、換気、および/または空調装置1は、車両車室の中に分配されるべき空気流を、空気熱力学的処理をするために、自動車に装備されている暖房、換気、および/または空調システムの中に組み込まれ、その一部分を形成している。分配される空気流により、車両内の乗客に対して、快適な温度を保持することができる。
【0018】
この目的のために、暖房、換気、および/または空調装置1は、空気入口ハウジング2、温度調節ハウジング4、および空気分配ハウジング6を備えている。
【0019】
空気入口ハウジング2は、ブロア(図示せず)を収容し、暖房、換気、および/または空調装置1の中へ空気流を移動させる。車両車室の中に分配するための空気流は、外部空気流12および/または再循環空気流14であり、それぞれ、外部空気入口8および/または再循環空気入口10を通して吸入される。
【0020】
その結果、空気入口ハウジング2に入ってくる外部空気流12、および/または再循環空気流14は、内部空気流16となって、暖房、換気、および/または空調装置1の内部に循環して行き、そこで熱処理される。内部空気流16は、車両車室の中に分配するための空気流であり、これにより、車両の乗客に快適な温度を与える。
【0021】
暖房、換気、および/または空調装置1は、内部の区画を決める隔壁を備え、その内部に、空気流(特に、内部空気流16)の空気熱力学的処理に必要な構成要素のアセンブリが配置されている。
【0022】
車室の中に分配される空気流は、外部空気流12、および/または再循環空気流14から構成され、外部空気入口8、および/または再循環空気入口10と接続されている空気吸入導管18によって、空気入口ハウジング2の中に導かれ、温度調節ハウジング4の開口20に循環して行く。これは、図6に示されている。開口20は、温度調節ハウジング4の隔壁の上に設けられており、これにより、空気入口ハウジングから温度調節ハウジング4に至る空気流の通路が形成されている。
【0023】
空気流(内部空気流16等)を希望する温度に調節するために、温度調節ハウジング4は、熱処理手段(蒸発器、ラジエータ、フラップ等)を備えている。
【0024】
そのため、内部空気流16は、所望の温度で、温度調節ハウジング4を出て、空気分配ハウジング6の中に入り、割り振られて、車両車室の種々のゾーンに分配される。
【0025】
これを行うために、空気分配ハウジング6は、いくつかの分配出口を有している。図1以下に示す実施形態では、空気分配ハウジング6、従って、暖房、換気、および/または空調装置1は、
−車両のフロントガラスのところに空気流を拡散させるための霜取り出口22、または霜取り空気流16aと、
−車両のダッシュボードの中央部分に配置されている、少なくとも1つの換気装置のところで空気流を拡散させるための、少なくとも1つの換気出口24、または換気空気流16bと、
−車両のダッシュボードの側面部分に配置されている、少なくとも1つの換気装置のところで空気流を拡散させるための、少なくとも1つの側面出口26(特に、右側面出口26aおよび左側面出口26b)、または側面換気空気流(特に、右側面換気空気流16cおよび左側面換気空気流16d)と、
−車両車室の低い部分に配置されている、少なくとも1つの空気出口のところで内部空気流16を拡散させるための、少なくとも1つの「足」出口28(特に、右側「足」出口28a、および左側「足」出口28b)、または「足」空気流(特に、右側「足」空気流16e、および左側「足」空気流16f)とを備えている。
【0026】
さらに、別の実施形態(図示せず)では、空気分配ハウジング6、従って、暖房、換気、および/または空調装置1はまた、追加的空気出口を有し、空気流(内部空気流16等)を、車室の他のゾーン(特に、車室の後部ゾーン)に向けて拡散させることができるようになっている。
【0027】
空気流を空気分配ハウジング6から車両車室の種々のゾーンに導くために、車室の種々のゾーンに空気流を分配するための空気拡散器は、空気分配導管(特に、右側面空気導管30aおよび左側面空気導管30b)によって、種々の異なる空気出口(すなわち、霜取り出口22、換気出口24、側面出口26、足出口28等)に接続されている。
【0028】
図1〜図3では、右側面空気導管30a、および左側面空気導管30bだけが示されている。しかしながら、本発明は、右側面空気導管30aおよび/または左側面空気導管30bに限定されるものではない。本発明は、暖房、換気および/または空調装置1の近傍環境の中に置かれている全てのタイプの導管および/または装置に関連している。
【0029】
「近傍環境の中に置かれている導管および/または装置」という用語は、暖房、換気、および/または空調装置1の近傍に設置されている要素で、それらの外形寸法が、暖房、換気、および/または空調装置1の隔壁と干渉し合う可能性がある要素であると理解されるべきである。
【0030】
暖房、換気、および/または空調装置1を、より小型にするために、本発明は、空気入口ハウジング2の特別な配置を提案するものである。さらに具体的には、空気入口ハウジング2を、少なくとも局所的に形状を調整することにより、右側面空気導管30aを通しての空気の通過を容易にするものである。
【0031】
これまでの図に示す実施形態は、右側を走行する自動車、従って左側にハンドルが配置されている自動車に装備するための、暖房、換気、および/または空調装置1に特定している。この構造では、空気入口ハウジング2は、暖房、換気、および/または空調装置1の右側に配置される。
【0032】
左側走行、従って、右側にハンドルが配置されている自動車の構造では、空気入口ハウジング2は、暖房、換気、および/または空調装置1の左側に配置される。本発明は、左側面空気導管30bを通しての空気の通過を容易にするように、少なくとも局所的に形状を調整した空気入口ハウジング2に適用することもできる。
【0033】
あるいは、別の実施形態では、自動車が左側運転であっても、または右側運転であっても、空気入口ハウジング2の位置は変更されない。
【0034】
以下では、図4および図5を参照して、本発明による空気入口ハウジング2の構造を詳細に説明する。具体的には、図4は、暖房、換気、および/または空調装置1の上側部分の詳細図であり、図5は、空気入口ハウジング2の背面斜視図である。
【0035】
空気入口ハウジング2は、空気吸入導管18を画定している外部隔壁38を備えている。本発明においては、空気吸入導管18の外部隔壁38は、少なくとも1つの第1の導管部分と1つの第2の導管部分とを備えている。
【0036】
更に具体的には、第1の導管部分は、第1の湾曲部に沿って延伸するように構成されている。第1の湾曲部では、第1の導管部分の表面が、突面または上に張り出した形である。あるいは、少なくとも局所的には、空気吸入導管18の第1の部分の第1の湾曲部は、存在しなくてもよい。
【0037】
さらに、本発明においては、外部隔壁38は、本発明による空気吸入導管18を画定しており、少なくとも1つの変曲点を有する。変曲点は、第1の導管部分と第2の導管部分とが交わった点である。従って、第2の導管部分は、空気吸入導管18の、少なくとも1つの逆セクション42を規定しており、逆セクション42は、第2の湾曲部に沿って、空気吸入導管18の第1の部分の第1の湾曲部とは反対の方向に延伸している。従って、空気吸入導管18の逆セクション42は、凹面形の表面を有している。
【0038】
特に、種々の図で示す実施形態では、空気吸入導管18の全ての部分は、空気吸入導管18の逆セクション42を除いて、第1の湾曲部に沿って延伸し、凸面形状をしている。そして、外部空気入口8および再循環空気入口10の方向に向っている。
【0039】
逆に、空気吸入導管18の逆セクション42は、第2の湾曲部に沿って延伸し、凹面形状をしている。そして、外部空気入口8および再循環空気入口10の反対方向に向っている。
【0040】
外部空気入口8、および再循環空気入口10は、それぞれ、空気吸入導管18の第1の部分の上に、および外部隔壁38の凸面部分の上に配置されていることが望ましい。
【0041】
従って、逆セクション42は、空気吸入導管18の局所的変形44を規定している。この局所的変形44によって、空気吸入導管18における外部通路が確保されている。
【0042】
特に、局所的変形44によって、暖房、換気、および/または空調装置1の近傍環境の中に配置されている、全てのタイプの導管および/または装置の通路が確保され、暖房、換気、および/または空調装置1の境界を規定している隔壁との干渉をなくすことができる。
【0043】
局所的変形44によって、右側面空気導管30aおよび/または左側面空気導管30bの配置が可能となり、空気入口ハウジング2および空気分配ハウジング6の全体寸法を低減させることが可能になるので有利である。代替として、または追加として、局所的変形44によって、車両のビーム(梁)強化等の構造要素の通路を確保することができる。この目的のために、別の実施形態においては、空気吸入導管18に、1つまたは複数の、異なる局所的変形44を設け、これにより、暖房、換気および/または空調装置1の近傍環境の中に設置されている、複数の導管および/または装置の通路を確保することができる。
【0044】
本発明によれば、局所的変形44によって、空気吸入導管18の区間を減少させることができる。しかしながら、右側面空気導管30aおよび/または左側面空気導管30bの通路区間は維持される。
【0045】
このように、右側面空気導管30a、および左側面空気導管30bは、いずれも、暖房、換気、および/または空調装置1の中に容易に一体化することができる。
【0046】
従って、車室の異なるゾーンの中にある空気拡散器の特別な小型化と配置とに対する要求を満足させるために、本発明は、大きな利点を提供する。
【0047】
さらに、空気吸入導管18の局所的変形44によって、右側面空気導管30aおよび左側面空気導管30bは、いずれも、圧力の損失を抑えるように構成することができる。右側面空気導管30aおよび左側面空気導管30bは、いずれも、空気吸入導管18の局所的変形44によって規定されている外部通路の中に一体化されているので、内部空気流16の流れは、突然の変化を起こさない。
【0048】
図6は、本発明による空気入口ハウジング2に関し、側方斜視図と、図5のVI−VI面における断面図を示している。図に示すように、空気吸入導管18は、少なくとも1つの空気入口チャネル46と1つの吸入室48とから構成されている。
【0049】
更に詳細には、吸入室48は、空気流(特に、外部空気流12および/または再循環空気14)が流れる方向に沿って、外部空気入口8および/または再循環空気入口10の下流に配置されている。従って、吸入室48は、外部空気流12および/または再循環空気流14を収集して、内部空気流16とすることができる。
【0050】
その結果、吸入室48は、開口20を通して温度調節ユハウジング4と接続される。
【0051】
さらに、空気入口チャネル46は、外部空気流12および/または再循環空気流14を循環させることができる。この目的のために、空気入口チャネル46は、外部空気流12および/または再循環空気流14の流れる方向に沿って、吸入室48の上流に配置されている。
【0052】
空気入口チャネル46は、第1の湾曲部がない空気吸入導管18の第1の部分の一部であることが望ましい。
【0053】
本発明の種々の実施形態においては、逆セクション42は、空気吸入導管18の境界を規定している外部隔壁38の上に配置されている。
【0054】
特定の例においては、逆セクション42は、吸入室48のところで、空気吸入導管18の境界を規定している外部隔壁38の上に配置されている。代替として、または追加として、逆セクション42は、空気入口チャネル46のところで、空気吸入導管18の境界を規定している外部隔壁38の上に配置されている。
【0055】
本発明は、上記で説明した実施形態に限定されるものではなく、これらの実施形態は、例としてのみ提供されたものであるということは明らかである。本発明は、種々の変更、代替の形式、および、本発明の技術分野における当業者が着想することができると考えられる、他の変形、更に、上記で説明した種々の実施形態を、個別にまたは一緒に使用する等の、全ての組み合わせを包含している。
【符号の説明】
【0056】
1 暖房、換気、および/または空調装置
2 空気入口ハウジング
4 温度調節ハウジング
6 空気分配ハウジング
8 外部空気入口
10 再循環空気入口
12 外部空気流
14 再循環空気流
16 内部空気流
16a 霜取り空気流
16b 換気空気流
16c 右側面換気空気流
16d 左側面換気空気流
16e 右側「足」空気流
16f 左側「足」空気流
18 空気吸入導管
20 開口
22 霜取り出口
24 換気出口
26 側面出口
26a 右側面出口
26b 左側面出口
28 「足」出口
28a 右側「足」出口
28b 左側「足」出口
30a 右側面空気導管
30b 左側面空気導管
38 外部隔壁
42 逆セクション
44 局所的変形
46 空気入口チャネル
48 吸入室

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両の車室の中に分配されるべき空気流を循環させるための暖房、換気、および/または空調装置(1)であって、
前記暖房、換気、および/または空調装置(1)の中に空気流を吸入することができる、少なくとも1つの空気吸入導管(18)を有する空気入口ハウジング(2)と、
前記暖房、換気、および/または空調装置(1)の外部に前記空気流を拡散させることができる、少なくとも1つの空気分配導管(30a、30b)とを備え、
前記空気分配導管(30a、30b)は、前記空気入口ハウジング(2)と一体化されていることを特徴とする暖房、換気、および/または空調装置(1)。
【請求項2】
前記空気分配導管(30a、30b)は、少なくとも1つの局所的変形(44)を有する外部隔壁(38)によって境界が定められていることを特徴とする、請求項1に記載の暖房、換気、および/または空調装置(1)。
【請求項3】
前記局所的変形(44)は、少なくとも部分的に、前記空気吸入導管(18)を収容していることを特徴とする、請求項2に記載の暖房、換気、および/または空調装置(1)。
【請求項4】
前記空気吸入導管(18)の前記外部隔壁(38)は、第1の湾曲部を有する第1の部分と、前記空気吸入導管(18)の前記第1の部分の前記第1の湾曲部とは反対の第2の湾曲部を有する、少なくとも1つの逆セクション(42)を有することを特徴とする、請求項2または3に記載の暖房、換気、および/または空調装置(1)。
【請求項5】
前記逆セクション(42)は、少なくとも部分的に前記空気吸入導管(18)を収容している前記局所的変形(44)を規定していることを特徴とする、請求項4に記載の暖房、換気、および/または空調装置(1)。
【請求項6】
前記局所的変形(44)は、前記空気流を、空気入口(8、10)から前記空気入口ハウジング(2)の中に循環させている空気入口チャネル(46)のところに配置されていることを特徴とする、請求項2〜5のいずれか1項に記載の暖房、換気、および/または空調装置(1)。
【請求項7】
前記局所的変形(44)は、前記空気入口ハウジング(2)の吸入室(48)のところに配置されていることを特徴とする、請求項2〜6のいずれか1項に記載の暖房、換気、および/または空調装置(1)。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2013−32149(P2013−32149A)
【公開日】平成25年2月14日(2013.2.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−169235(P2012−169235)
【出願日】平成24年7月31日(2012.7.31)
【出願人】(505113632)ヴァレオ システム テルミク (81)
【Fターム(参考)】