説明

導電性ゴムローラー及び転写ローラー

【課題】転写ローラーや帯電ローラーあるいは現像ローラー等の導電性芯材上にゴム層が成形されている導電性低充填配合ゴムローラーにおいて、該ゴム層へ導電性芯材を挿入した時に、該ゴム層に裂けや、切れ等の不具合の無い導電性ゴムローラーを提供する。
【解決手段】本発明は、導電性芯材上にゴム材料がアクリロニトリルブタジエンゴム若しくはエピクロルヒドリンゴム又はそれらの混合物を主成分とし、更に液状ポリブタジエンが添加されてなるゴム層が成形されている導電性ゴムローラーであって、該液状ポリブタジエンの分子量が1000〜2000、且つ、含有量が該ゴム主成分100質量部に対して0.1〜10質量部であることを特徴とする導電性ゴムローラーである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は電子写真複写装置、プリンター、静電記録装置等の画像形成装置において使用される導電性ローラーに関し、特には感光体等の像担持体に電子写真プロセス、静電記録プロセス等の作像手段で形成担持させたトナー像による可転写画像を紙等の記録媒体、転写材に転写させる転写装置の転写ローラーに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、電子写真方式の画像形成装置の多くは、有害とされているオゾンの発生が非常に少ない接触転写方式を採用しており、なかでも転写部での被記録材搬送性に優れたローラー転写方式が主流となっている。
【0003】
ローラー転写方式は、弾性ゴム層を有する転写ローラーを像担持体である感光ドラムに圧接して転写ニップを形成し、前記転写ニップで被記録材を搬送しつつ、転写ローラーに印加された転写バイアスの作用で感光ドラム上のトナー像を被記録材上へ転写するものである。
【0004】
転写ローラーは一般的に、SUS、Fe等の芯金上にカーボン、イオン導電性フィラー等によりその抵抗を1×105〜1×1010[Ω]とした導電性スポンジ弾性層を形成した硬度20〜40度(ASKER−C)の弾性スポンジローラーが用いられている。また近年、様々な被記録材に印字する市場の要求が高まるに従い、より搬送性に優れた導電性ソリッドゴムを弾性層としたソリッド転写ローラーを用いた画像形成装置も開発されている。
【0005】
ソリッド転写ローラーは、その弾性層が高い復元力を有するソリッド状ゴムであるため、従来のスポンジタイプの転写ローラーに比較して転写ニップ部での被記録材保持力が高く、給紙のバックテンションや、葉書や厚紙などが被記録材搬送路にこすれて生じる搬送抵抗などに対しても影響を受けにくく、より安定した被記録材搬送が行えるというメリットがある。
【0006】
複写機、プリンター等の電子写真方式の画像形成装置に用いる転写ローラーや帯電ローラーあるいは現像ローラーに関しては、従来より、これらのローラーの感光体やベルトなどへの張り付きや、該ローラーからの流動成分のブリードに起因する汚染の問題があった。該張り付き防止、又は、汚染防止を目的とした方法として、紫外線照射を行うことにより表面にあるゴムを改質させる方法(例えば、特許文献1参照)や、導電性フィラーを分散させたウレタン樹脂などをコーティングする方法(例えば、特許文献2参照)が用いられてきたが、いずれも、満足できるものではなかった。
【0007】
例えば、紫外線照射法においては、照射線量、波長等の条件設定が難しく、強力に照射すると予期しない官能基が発生し、逆に感光体等との密着性が増し、或いは、ゴミ等の付着を促し、汚染問題の可能性が生ずる。
【0008】
また、上記フィラー分散系の塗料のコーティングは、作用するフィラーの分散が不均一であることによる塗工ムラ、帯電ムラ等の問題解消が困難であり、十分な問題解決策とはなってはいなかった。
【特許文献1】特開平11−190928号公報
【特許文献2】特開平10−177288号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
従って、本発明は、転写ローラーや帯電ローラーあるいは現像ローラー等の導電性芯材上にゴム層が成形されている導電性ゴムローラーにおいて、該ゴム層へ導電性芯材を挿入した時に、該ゴム層が裂けや切れ等の不具合の発生の無い導電性ゴムローラーを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明では、上記問題を解決するために、以下の構成としたものである。
【0011】
(1)導電性芯材上にゴム材料がアクリロニトリルブタジエンゴム若しくはエピクロルヒドリンゴム又はそれらの混合物を主成分とし、更に液状ポリブタジエンが添加されてなるゴム層が成形されている導電性ゴムローラーであって、該液状ポリブタジエンの分子量が1000〜2000、且つ、含有量が該ゴム主成分100質量部に対して0.1〜10質量部であることを特徴とする導電性ゴムローラー。
【0012】
(2)該ゴム主成分に、分子量が200以上650以下であるチウラムジスルフィド系促進剤(A)とチアゾール系促進剤(B)を質量比が(A)>(B)となるように添加したことを特徴とする、(1)の導電性ゴムローラー。
【0013】
(3)該ゴム主成分に、DBP吸油量が0.2〜1.9ml/gであるカーボンブラックを該ゴム主成分100質量部に対して3〜15質量部添加したことを特徴とする(1)乃至(2)のいずれかの導電性ゴムローラー。
【0014】
(4)該ゴム層の伸び(Eb)が500%以上であることを特徴とする(1)乃至(3)のいずれかの導電性ゴムローラー。
【0015】
(5)該ゴム層の引き裂き強度(TR)が10〜20N/mであることを特徴とする(1)乃至(4)のいずれかの導電性ゴムローラー。
【0016】
(6)該ゴム層が発泡体で構成したことを特徴とする(1)乃至(5)のいずれかの導電性ゴムローラー。
【0017】
(7)電子写真装置の画像担持体に当接して使用される転写ローラーが、(1)乃至(6)のいずれかの導電性ゴムローラーであることを特徴とする転写ローラー。
【発明の効果】
【0018】
本発明は、ゴム材料の主成分が、アクリロニトリルブタジエンゴム、エピクロルヒドリンゴムのいずれか1方又は、混合されたものであっても、これに液状ブタジエンゴムが所定量配合されたものであれば、本発明の課題とする感光体等への張り付きも無く、汚染の問題も解消され、裂けにくいゴム強度が得られる。
【0019】
従って、例えば、転写ローラーとして使用した場合に、芯金(導電性芯材)挿入工程での収率の向上は元より、上記張り付き現象が起因となった筋状や雲状の画像の発生も無く、また、ブリードを抑えた配合により、スリーブ表面汚染による、黒点等の異常画像もない。更に、紫外線処理等の後工程加えることによるコストアップも無く、紫外線照射量の不足・過剰に起因する問題も生じないため、良好な画像を形成することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下、本発明について詳細に説明する。
【0021】
図1は本発明の導電性ローラーの一例を示す斜視図である。61は芯金(導電性芯材)、62は弾性層(ゴム層)である。
【0022】
次に、図2に、本発明に係る導電性ローラーを電子写真装置に利用した一例を示す。同図に示す電子写真装置は、プロセスカートリッジを使用したレーザプリンターであり、同図はその概略構成を示す縦断面図である。また、同図に示す電子写真装置には、転写ローラーを有する転写装置が装着されている。
【0023】
同図に示す画像形成装置は、像担持体として、ドラム型の電子写真感光体(以下「感光ドラム」という。)1を備えている。感光ドラム1は、接地された円筒アルミニウム基体の外周面に、有機感光体(OPC)からなる感光層を設けたものである。この感光ドラム1は、駆動手段(不図示)により、矢印A方向に所定のプロセススピード(周速度)、例えば50mm/secで回転駆動される。
【0024】
感光ドラム1表面は、接触帯電部材としての帯電ローラー2によって均一に帯電される。帯電ローラー2は、感光ドラム1表面に接触配置されており、感光ドラム1の矢印A方向の回転に伴って矢印方向に従動回転する。帯電ローラー2には、帯電バイアス印加電源(高圧電源)により振動電圧(交流電圧VAC+直流電圧VDC)が印加され、これにより感光ドラム1表面は、−600V(暗部電位Vd)に一様に帯電処理される。帯電後の感光ドラム1表面は、レーザスキャナから出力されてミラーによって反射されたレーザ光、すなわち、目的の画像情報の時系列電気デジタル画像信号に対応して変調されたレーザ光3により走査露光を受ける。これにより、感光ドラム1表面には、目的の画像情報に対応した静電潜像(明電部位Vl=−150V)が形成される。
【0025】
その静電潜像は、現像装置4の現像スリーブに印加された現像バイアスによって、負に帯電されたトナー5が付着され、トナー像として反転現像される。
【0026】
一方、給紙部(不図示)から給搬送された紙等の転写材7が、転写ガイドにガイドされて、感光ドラム1と転写ローラー6との間の転写部(転写ニップ部)に、感光ドラム1上のトナー像とタイミングを合わせるようにして供給される。転写部に供給された転写材7は、転写バイアス印加電源により転写ローラー6に印加された転写バイアスによって、表面に感光ドラム1上のトナー像が転写される。転写ローラー6の61は芯金(導電性芯材)、62は弾性層(ゴム層)である。このとき、転写材7に転写されないで感光ドラム1表面に残ったトナー(残留トナー)は、クリーニング装置9のクリーニングブレード8によって除去される。
【0027】
転写部を通った転写材7は、感光ドラム1から分離されて定着装置10へ導入され、ここでトナー像の定着処理を受け、画像形成物(プリント)として画像形成装置本体(不図示)外部に排出される。
【0028】
本発明において、導電性ローラー(図1)は以下のようにして作成した。
【0029】
[導電性ローラー]
ゴム組成物は、ゴム主成分としてアクリロニトリルブタジエンゴム、エピクロルヒドリンゴムのいずれか1方、又は、両者の混合物とし、これに液状ポリブタジエンを所定量混合する。
【0030】
液状ポリブタジエンは、ゴム主成分100質量部に対して0.1〜10質量部添加される。0.1質量部未満であると、ゴム主成分や他の材料との馴染みが悪くなり、また、10質量部を超えると、必要以上に硬度が低下し、其のことが起因の不具合が生じる。また、液状ポリブタジエンの分子量は1000〜2000である。1000未満であると、ブリードが生じ、2000を超えると、液状ポリブタジエンとしての期待した作用が薄れる。
【0031】
カーボンブラックについては、ゴム主成分100質量部に対して3〜15質量部添加されていることが望ましく、3質量部未満であると、引き裂き特性が悪くなる傾向があり、また、15質量部を超えると、イオン導電性より電子導電特性が勝る不具合が生ずる懸念がある。また、カーボンブラックのDBP吸油量が0.2〜1.9ml/gであることが望ましく、0.2ml/g未満若しくは1.9ml/gを超えるとイオン導電特性に支障をきたし易い
形成されたゴム層の伸び(Eb)は500%以上であることが望ましく、500%未満であると、圧接時のゴム層の伸びの追随性が悪くなり亀裂が生じやすいため、本発明の効果を十分に発揮することが難しくなる傾向がある。
【0032】
また、該ゴム層の引き裂き強度(TR)が10〜20N/mであることが望ましく、10N/m未満の場合には強度が不十分となり、20N/m超えると加工が難しくなる傾向がある。
【0033】
また、硫黄等の加硫剤、スルフィド系の加硫促進剤、カーボンブラック等の導電材他の、助剤を混合したものである。この中でも、チウラムジスルフィド系促進剤(A)とチアゾール系促進剤(B)は、その質量比がA>Bとなることが望ましい。更に、該チウラムジスルフィド系促進剤(A)の分子量は200以上650以下であることが望ましい。分子量が200未満であると、配合難となり、650を超えると、運動性が落ち、促進剤として機能性が低下する傾向がある。
【0034】
次に、押出し機(不図示)を用いてゴム組成物を押出し、未加硫のチューブ状の導電性ゴム成形物を得た後、加硫缶にて140〜160℃×30〜40分の加硫を行い、チューブ状の導電性ゴム成形物を作成し、次いでφ4〜10mmの導電性芯材を前記チューブ状の導電性ゴム成形物の内径部に圧入し、ローラー状の成形体を得た。この成形体を、研磨砥石GC#60〜120を取り付けた研磨機(不図示)にセットし、研磨条件として回転速度1500〜2000RPM、送り速度300〜700m/分で外径がφ略15mmになるように研磨し、導電性芯材とゴム層からなる導電性ローラーを作成した。
【実施例】
【0035】
以下に本発明について実施例及び比較例を挙げて、より具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。実施例中、「部」は質量部を示す。
【0036】
各実施例及び比較例で使用した資材は以下の通りである。
【0037】
アクリロニトリルブタジエンゴム
[商品名 ニポールDN401LL 日本ゼオン(株)製]
エピクロルヒドリンゴム
[商品名 ゼクロン3106 日本ゼオン(株)製]
・加硫剤
イオウ
[商品名 Rhenogran S−80 バイエル(株)製]
・加硫促進剤
2−メルカプトベンゾチアゾール(MBT)
ジベンゾチアジルジスルフィド(MBTS)
[商品名 Rhenogran BTS−80 バイエル(株)製]
テトラキス(2−エチルヘキシル)チウラムジスルフィド(TETD)
[商品名 ノックマスターTOT−N80ES 大内新興化学工業(株)製]
・発泡剤、発泡助剤
アゾジカルボンアミド
[商品名 セルマイクM257 三協化成(株)製]
尿素
[商品名 セルマイクM258 三協化成(株)製]
・その他の資材
液状ポリブタジエン
[商品名 Polyoil110 日本ゼオン(株)製]
カーボン
[商品名 旭35 旭カーボン(株)製]
酸化亜鉛
[商品名 亜鉛華2種 ハクスイテック(株)製]
ステアリン酸
[商品名 ルナックS 花王(株)製]
【0038】
また、伸び(Eb)引き裂き強度(TR)挿入性に関する特性は、以下の方法により測定した。
【0039】
導電性芯材
[材質:SUM23L 無電解Ni鍍金処理]
〈伸び(Eb)〉JIS K6251による。
【0040】
3号ダンベル使用 引っ張り速度:500mm/min
〈引き裂き強度(TR)〉JIS K6252による。
【0041】
B型使用 引っ張り速度:500mm/min
〈挿入性〉ゴム層に導電性芯材を挿入した時に、切れや裂け(引き裂き)が発生しなかった物を○とし、切れや裂けが発生した物を×とした。
【0042】
(実施例1〜9)
本発明のローラーのゴム材料主成分として、アクリロニトリルブタジエンゴムを72部、エピクロルヒドリンゴムを28部とした系列で、これに液状ポリブタジエンを0.5〜10質量%加えたものを実施例表1の1〜5とした。
【0043】
原材料をミキサー及びオープンロールで混練りを行い、ゴム組成物を調製した。
【0044】
次に、押出し機(不図示)を用いてゴム組成物を押出し、未加硫のチューブ状の導電性ゴム成形物を得た後、加硫缶にて160℃×30分の加硫を行い、チューブ状の導電性ゴム成形物を作成し、次いでφ4〜10mmの導電性芯材を前記チューブ状の導電性ゴム成形物の内径部に圧入し、ローラー状の成形体を得た。この成形体を、研磨砥石GC80を取り付けた研磨機にセットし、研磨条件として回転速度1800RPM、送り速度500m/分で外径がφ15mmになるように研磨し、導電性芯材とゴム層からなる導電性ローラーを作成した。
【0045】
他にアクリロニトリルブタジエンゴムを、100部、50部、25部、0部(主成分の残量は、エピクロルヒドリンゴムとしている)とした系列を夫々、実施例を表1の6〜9とし、液状ポリブタジエンを、該主成分に対して、5部とし、その他は該主成分ゴムの比率に依存せずに、液状ポリブタジエンにより、本発明の効果が保証されることを証明するものとした。
【0046】
本発明では、導電性ローラー(転写ローラー)のローラー抵抗値が、用途で求められる数値範囲であることは、当然のこととして、実施例・比較例のローラーの抵抗値を明記していないが、所定の装置での、所定用途で求められるローラー抵抗値範囲に調整したものであることは言うまでもない。従って、本発明では、その課題とする項目である、感光体等への張り付きや、汚染に対する効果を持ち、圧入に対する強度特性を評価する。
【0047】
(比較例1〜5)
また、比較例としては、液状ポリブタジエンの存在が不可欠であること、また、その存在量が、多すぎても不具合が生ずるものであることを証明する事例を挙げた。
【0048】
液状ポリブタジエンを添加しなかった以外は実施例1と同様にして、導電性芯材とゴム層からなる導電性ローラーを作成した。
【0049】
【表1】

【0050】
【表2】

【0051】
【表3】

【0052】
【表4】

【図面の簡単な説明】
【0053】
【図1】本発明に係る転写ローラーの全体図。
【図2】本発明に係る画像形成装置の全体断面図。
【符号の説明】
【0054】
1…感光ドラム
2…帯電装置
3…露光光
4…現像装置
5…トナー
6…転写ローラー
7…記録媒体
8…クリーニングブレード
9…廃トナー容器(クリーニング装置)
10…定着装置
61…芯金(導電性芯材)
62…弾性層(ゴム層)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
導電性芯材上にゴム材料がアクリロニトリルブタジエンゴム若しくはエピクロルヒドリンゴム又はそれらの混合物を主成分とし、更に液状ポリブタジエンが添加されてなるゴム層が成形されている導電性ゴムローラーであって、該液状ポリブタジエンの分子量が1000〜2000、且つ、含有量が該ゴム主成分100質量部に対して0.1〜10質量部であることを特徴とする導電性ゴムローラー。
【請求項2】
該ゴム主成分に、分子量が200以上650以下であるチウラムジスルフィド系促進剤(A)とチアゾール系促進剤(B)を質量比が(A)>(B)となるように添加したことを特徴とする請求項1に記載の導電性ゴムローラー。
【請求項3】
該ゴム主成分に、DBP吸油量が0.2〜1.9ml/gであるカーボンブラックを該ゴム主成分100質量部に対して3〜15質量部添加したことを特徴とする請求項1乃至2のいずれかに記載の導電性ゴムローラー。
【請求項4】
該ゴム層の伸び(Eb)が500%以上であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の導電性ゴムローラー。
【請求項5】
該ゴム層の引き裂き強度(TR)が10〜20N/mであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の導電性ゴムローラー。
【請求項6】
該ゴム層が発泡体で構成したことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の導電性ゴムローラー。
【請求項7】
電子写真装置の画像担持体に当接して使用される転写ローラーが、請求項1乃至6のいずれかに記載の導電性ゴムローラーであることを特徴とする転写ローラー。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2006−91118(P2006−91118A)
【公開日】平成18年4月6日(2006.4.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−273526(P2004−273526)
【出願日】平成16年9月21日(2004.9.21)
【出願人】(393002634)キヤノン化成株式会社 (640)
【Fターム(参考)】