説明

小型白熱電球および照明装置

【課題】 ランプの照射光の効率よい配光による明るさを向上させた小型白熱電球とそれを用いた照明装置を提供すること。
【解決手段】 ガラスバルブ5の下端部にはガラスバルブ5の下端をピンチシールしたピンチシール部7に反射膜16を形成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、小型白熱電球と、その小型白熱電球を用いた自動車の信号ランプである照明装置に関する。
【背景技術】
【0002】
自動車等の車両の前後部および側面には、各種の信号ランプとしての照明装置が設けられている。照明装置は、例えば、車両の発進、進路変更、左折や右折等するときに用いられるターンシグナルランプであり、また、自動車の後部にはブレーキランプが配置されている。
【0003】
ターンシグナルランプ装置は、反射鏡と橙色した透光性のレンズカバーとで構成した照明装置を構成する灯具内に無色透明なガラスバルブを有する小型白熱電球を配設し、電球の点滅によって橙色の信号を発光するものである。そして、この種装置は、ターンシグナルランプを点灯することによって、後続車や対向車のドライバに自車の進路等の情報を知らせることができる。なお、このターンシグナルランプ装置は夜間、あるいは薄暮やトンネル等周囲が暗い状態では、カバーの色彩の橙色の点滅信号を後続車や対向車のドライバに明瞭に見せることができて、それにより注意を喚起することができる。
【0004】
また、ストップ・テールランプは、小型白熱電球から出射した光が、直接に、あるいはハウジングの内面の反射面により反射された後、後方に進むことにより、カバーを介して、自動車の車体後方に向かって光ビームを照射するようになっている。その際、反射面の個々の微小反射面で反射された光は、その凸状の形状に基づいて拡散することにより、後方に対して比較的広い角度範囲に対して照射される。これにより、後方の広い角度範囲からの視認性が確保できるようになっている。
【0005】
なお、これらの自動車用の信号ランプに関しては、視認性が人命や安全に直接結びつくので、各種の配光規格が制定されている。そのため、自動車メーカは各種の配光規格に対応するため、通常、少なくとも米国向けと欧州・国内向けの仕様を用意して対応している。
【0006】
これらの信号ランプとして用いられている照明装置は、通常、光源としてウェッジベースランプといわれる小形白熱電球が用いられている。ウェッジベースランプは、形状的には、図8(a)に正面図を、(b)に側面図を示したように、小型白熱電球40は、ガラスバルブ41の下端部にマウント42を封止してなるほぼ板状のピンチシール部43が形成されている。このピンチシール部43は、マウント42から延出した一対のリード線44を気密に小型白熱電球4の外部に導出している。なお、ほぼ板状のピンチシール部43の長辺の寸法は、ガラスバルブ41の直径よりも小さく設定されている。
【0007】
図9は、照明装置の取り付け状態での配置関係を示す配置説明図である。光源として小型白熱電球(ウェッジベースランプ)40を用いた照明装置50の取り付け構造は、小型白熱電球40はリフレクタ51の下方に配置されているソケット52に固定されている。なお、リフレクタ51に小型白熱電球40をソケット52に固定あるいは離脱させるために、小型白熱電球40が通るための取り付け孔53が設けられている。この取り付け孔53は、内径が小型白熱電球40の外径よりも少し大きく設定されている。したがって、小型白熱電球40の外径と取り付け孔53の内径との間には所定間隔の隙間54が形成されている。
【0008】
なお、ウェッジベースランプ40のような白熱電球は、LEDと異なり、領域Dで示したように広がりのある配光を持つ光源であるので、ウェッジベースランプからの照射した下側(ソケット側)に向かって広がる光は、斜線で示した領域Eのように、取り付け孔53を通過したり、あるいはソケット52を照射する。しかしながら、取り付け孔53やソケット52には、ウェッジベースランプ40から照射した光を反射する機能は殆ど無い。そのため、ウェッジベースランプ40の下方に広がる光は、ウェッジベースランプ40の前方への照明としては活用できず、無駄な光となってしまう。
【0009】
なお、ハロゲン電球の管型バルブの封止側湾曲部等に可視光透過赤外線反射膜が形成された技術は開示されている。(例えば、特許文献1を参照)
また、リフレクタを備えた車両用ヘッドランプの構造についても開示されている。(例えば、特許文献2を参照)
【特許文献1】実開平5−72042号公報
【特許文献2】特開平8−96774号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
上述のように、自動車用の信号ランプに関しては、視認性が運転者等の人命や安全に直接的に結びつくものである。したがって、視認性向上のために、ランプの照射光の効率よい配光による明るさの向上が要望されている。また、併せて自動車の燃費低減のための省電力化、メンテナンスフリーを実現するための長寿命化について、自動車メーカからの強い要望もある。
【0011】
また、上述の特許文献1に記載されている技術では、ハロゲン電球の管型バルブの封止側湾曲部等に可視光透過赤外線反射膜が形成されたものであるので、赤外線に関しては反射するが、可視光に関して透過して管型バルブの外部へ放出してしまい、反射機能は無い。したがって、光の効率的な利用はできない。
【0012】
また、上述の特許文献1に記載されている技術では、ランプから出射した光はリフレクタでは反射するが、電球を保持している付け根部分(ソケット)での反射については言及されていない。したがって、電球を保持している付け根部分に照射された光の効率的な利用は明示されていない。
【0013】
本発明はこれらの事情に基づいてなされたもので、ランプの照射光の効率よい配光による明るさを向上させた小型白熱電球とそれを用いた照明装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0014】
本発明の小型白熱電球の実施の形態に係る第1の特徴は、密閉されたガラスバルブの内部に発光源が形成され、かつ、前記ガラスバルブの下端部には該ガラスバルブの下端をピンチシールし、前記発光源に接続したリード線を前記ガラスバルブの外部へ導出するピンチシール部が形成された小型白熱電球であって、
前記ピンチシール部には反射膜が形成されていることである。
【0015】
また、本発明の小型白熱電球の実施の形態に係る第2の特徴は、前記ピンチシール部に形成された前記反射膜は着色されていることである。
【0016】
また、本発明の照明装置の実施の形態に係る第1の特徴は、リフレクタに設けられた取付け孔を貫通して小型白熱電球がソケットに固定されている照明装置であって、
前記小型白熱電球とソケットの間には反射部材が介挿されていることである。
【0017】
また、本発明の照明装置の実施の形態に係る第2の特徴は、前記反射部材は、表面にめっきにより鏡面が形成された金属シートあるいはプラスチックシートであることである。
【0018】
また、本発明の照明装置の実施の形態に係る第3の特徴は、前記反射部材は、前記小型白熱電球側に湾曲した皿状の形状であることである。
【0019】
また、本発明の照明装置の実施の形態に係る第4の特徴は、前記反射部材は、着色されていることである。
【発明の効果】
【0020】
本発明によれば、光源である小型白熱電球からの光を効率よく配光させることにより、明るさを向上させた小型白熱電球とそれを用いた照明装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下、本発明の小型白熱電球とそれを用いた照明装置についての実施するための最良の形態を、図面を参照して説明する。
【0022】
図1に乗用車等の車両の後部を示す外観図である。すなわち、図1に示したように、乗用車1の後部には、後続車や対向車のドライバへは昼間や夜間に拘らず、常時視認性が良好で、適当な色度の光信号を発することができる信号用の照明装置2が設けられている。信号用の照明装置2は、後部のトランク3の左右の横の対称位置に配置されている。信号用の照明装置2の種類は、ブレーキランプ、ターンシグナルランプおよびストップランプ等である。また、これらの信号用の照明装置2の光源としては、通常、小型白熱電球であるウェッジベースランプが用いられている。
【0023】
次に、図2(a)に正面図を、図2(b)に側面図を示した本発明の対象となっている光源である小型白熱電球(ウェッジベースランプ)について説明する。
【0024】
小型白熱電球4は、形状的には、ガラスバルブ5の下端部に、ガラスバルブ5の内部に設けられたマウント6を封止している略板状のピンチシール部7が形成されている。このピンチシール部7は、マウント6から延出した一対のリード線8を気密に小型白熱電球4の外部に導出している。なお、略板状のピンチシール部7のガラスバルブ5の名が手方向と直交する方向の断面の長辺の寸法は、ガラスバルブ5の直径よりも小さく設定されている。
【0025】
すなわち、ガラスバルブ5は、鉛ガラスやソーダライムガラスなどの軟質ガラスによって成形され、形状的にはガラスバルブ5の頂部5tから、順次下方に連続して円柱状のストレート部位5a、バルブ絞り部位5bおよびピンチシール部7が形成されている。
【0026】
ガラスバルブ5の内部は、アルゴン、クリプトン、キセノン、窒素等の少なくとも一種以上を封入したガス入りの不活性ガスが封入されているか、あるいは、ガラスバルブ5内を真空雰囲気とした真空状態に保たれている。また、ガラスバルブ5の内部には、発光源としてタングステン製のコイリングされたフィラメント9が配置されている。このフィラメント9の両端は封着線であるリード線8と接続されている。リード線8の他端はガラスバルブ5の下端をピンチシールしたピンチシール部7を介してガラスバルブ5の外部に導出されている。なお、封着線であるリード線8は、例えば、芯金である42Ni−Fe線に20wt%ないし25wt%のCu層を被覆し、この表面にNiを被覆した三層の複合線を用いている。
【0027】
次に、小型白熱電球4を用いた照明装置について説明する。
【0028】
図3は、照明装置11として小型白熱電球4がソケット12に装着された際の、小型白熱電球4とソケット12とリフレクタ13との配置関係を説明する配置説明図である。
【0029】
すなわち、ソケット12とリフレクタ13は、それぞれ図示しない自動車等の構造部材によって所定位置に固定されて配置されている。リフレクタ13のソケット12対応する同軸位置には小型白熱電球4を着脱自在におこなうことができるランプ取り付け孔14が孔設されている。このランプ取り付け孔14を挿通して小型白熱電球4はソケット12に固定されている。したがって、小型白熱電球4の外径とランプ取り付け孔14との間には着脱の際に小型白熱電球4の外形を損傷しないように、所定の隙間15が形成されている。
【0030】
以下、本発明の小型白熱電球4と照明装置11の各実施形態について説明する。なお、小型白熱電球4の構造自体や、照明装置11としてのソケット12への取り付け状態は上述に説明したので、以下の各実施形態では省略する。なお、各実施形態では各部の名称と符号は上述の説明を援用する。
【0031】
(実施形態1)
図4(a)に正面図を、図4(b)に側面図を示す。実施形態1では、小型白熱電球4aのガラスバルブ5のバルブ絞り部位5bに反射膜16が形成されている。反射膜16の形成は、光を透過させず反射させる塗料(アルミなど)を真空蒸着、スパッタリング、スプレイによるコーティング、浸漬(ディップ)、ゾルゲル、静電塗装、イオンプレーティングやCVD等の手段で、アルミ等の材料を用いることにより形成する。なお、反射膜16の形成の際には、ピンチシール部7及びバルブストレート部位5aにはマスキングを施し、それらの箇所には反射膜16が形成されないようにしている。
【0032】
また、反射膜16を着色した着色被膜にすることにより、反射光を変色させた小型白熱電球4aとしての発光色を変更することが可能になる。着色被膜の顔料材料としては、例えば橙色や黄色の場合はクロムの酸化物等が、赤色の場合はセレンや鉄の酸化物等が用いられる。
【0033】
つまり、ガラスバルブ5のバルブ絞り部位5bに反射膜16が形成されていることにより、フィラメント9から照射して下方に向かった光は、反射膜16によって反射され、ガラスバルブ5の前方に向かって照射するように配光される。それにより、フィラメント9から照射された光を効率的に前方に配光することができ、小型白熱電球4aの配光効率をあげることができる。
【0034】
(実施形態2)
図5(a)に一部切欠正面図を、図5(b)に反射部材の平面図を示す。実施形態2では、小型白熱電球4と、この小型白熱電球4を保持するソケット12との間に、光を反射する反射部材17が介挿されている。反射部材17には中央部にピンチシール部7を密接状態で貫通させる矩形状の貫通孔18が形成されており、小型白熱電球4はピンチシール部7が貫通孔18を貫通した状態でソケット12に固定されている。
【0035】
なお、反射部材17としては、例えば、鏡面の金属シートや銀色にめっきされたプラスチックシート等が用いられている。
【0036】
実施形態2の場合も、ガラスバルブ5のバルブ絞り部位5bの下方のピンチシール部7に反射部材17が配置されている。したがって、フィラメント9(不図示)から照射して下方に向かった光は、反射部材17により反射してガラスバルブ5の前方に向かって照射するように配光される。また、反射部材17の外周は、小型白熱電球4とリフレクタ13との間に形成された隙間15を覆う位置まで延出しているので、隙間15に入る光も遮光されて反射面で反射するように配光される。
【0037】
それにより、フィラメント9から照射された光を効率的にフィラメント9の前方に配光することができ、小型白熱電球4の配光効率をあげることができる。
【0038】
また、反射部材17を着色した着色被膜にすることにより、反射光を変色させ小型白熱電球4としての発光色を変更することが可能になる。着色被膜の顔料材料としては、例えば橙色や黄色の場合はクロムの酸化物等が、赤色の場合はセレンや鉄の酸化物等が用いられる。
【0039】
(実施形態3)
図6(a)に正面図を、図6(b)に側面図を、図6(c)に反射部材19の平面図を示す。実施形態3では、実施形態2と同様に、小型白熱電球4と、この小型白熱電球4を保持するソケット12との間に、光を反射する反射部材19が介挿されている。ただし、反射部材19の形状が実施形態2とは異なる。
【0040】
実施形態3では、小型白熱電球4と、この小型白熱電球4を保持するソケット12との間に、光を反射する皿状の反射部材19を挿入する。反射部材19には中央部にピンチシール部7を密接状態で貫通させる矩形状の貫通孔18が形成されており、かつ、矩形状の貫通孔18には外側に向かって、複数本の切り込み21が放射状に形成されている。小型白熱電球4はピンチシール部7が貫通孔18を貫通した状態でソケット12に固定される。固定される際に、複数本の放射状切り込み21により皿状に変形し、バルブ絞り部位5bに対応する箇所が沿うように密接する。
【0041】
なお、反射部材19に形成されている複数本の放射状の切り込み21は、反射部材19を皿状に変形させるためのものであるので、反射部材19を皿状に成型してある場合は、複数本の放射状の切り込み21は特に設ける必要はない。
【0042】
実施形態3の場合も、反射部材19としては、例えば、鏡面の金属シートや銀色にめっきされたプラスチックシート等が用いられている。
【0043】
また、実施形態3の場合も、ガラスバルブ5のバルブ絞り部位5bに対応する箇所が沿うように密接して反射部材19が配置されている。したがって、フィラメント9から照射して下方に向かった光は、反射部材19により反射してガラスバルブ5の前方に向かって照射するように配光される。また、反射部材19の外周は、小型白熱電球4とリフレクタ13との間に形成された隙間15を覆う位置まで延出しているので、隙間15に入る光も遮断して反射するように配光される。
【0044】
それにより、フィラメント9から照射された光を効率的に前方に配光することができ、小型白熱電球4の配光効率をあげることができる。
【0045】
また、反射部材19を着色した着色被膜にすることにより、反射光を変色させ小型白熱電球4としての発光色を変更することが可能になる。着色被膜の顔料材料としては、例えば橙色や黄色の場合はクロムの酸化物等が、赤色の場合はセレンや鉄の酸化物等が用いられる。
【0046】
なお、上述の実施形態2および実施形態3において、用いる小型白熱電球4は、従来の電球を用いることができるが、もちろん、実施形態1で説明した小型白熱電球4aを用いることもできる。
【0047】
次に、上述の各実施形態と従来の場合との、配光特性の比較について説明する。
【0048】
図7は、上述の各実施形態と従来の場合との比較を示した配光イメージ説明図である。なお、図7においては、上述の各実施形態と従来の場合とが同時に表示されている。
【0049】
すなわち、従来の場合は、小型白熱電球4や、小型白熱電球4とソケット12との間には、特に小型白熱電球4から照射光を反射するための反射手段は設けられていない。したがって、小型白熱電球4から下方(ソケット12方向)への光は、リフレクタ13の隙間15から斜線で示した領域Aを照射する。
【0050】
その際の小型白熱電球4の前方に照射した光の配光イメージは、無地で示した領域Bである。
【0051】
一方、上述の各実施形態の場合は、小型白熱電球4や、小型白熱電球4とソケット12との間に小型白熱電球4から照射光を反射するための反射手段は設けられている。したがって、小型白熱電球4から下方(ソケット12方向)への光である領域Aを照射する光は、反射手段により反射される。そのため、斜線で示した領域Aは照明光の領域としては存在せず、小型白熱電球4の前方を照射している。
【0052】
その結果、小型白熱電球4の前方に照射した光の配光イメージは、無地で示した領域Bに斜線で示した領域Cが加わった領域となる。
【0053】
従って、各実施形態の場合は、従来の場合と比較すると、小型白熱電球4の前方への配光効率が向上したことが判る。
【0054】
実際に、各実施形態の場合と従来の場合とについて、小型白熱電球4の前方で全光束を測定した結果、各実施形態の場合の方が、4%明るくなっていることを確認した。
【0055】
この確認結果から、各実施形態の場合は以下のことが言える。
【0056】
(イ)従来と同じ特性の小型白熱電球を使用すれば、各実施形態の場合の方が明るくなる。
【0057】
(ロ)小型白熱電球を従来と同じ明るさにすれば、各実施形態の場合は消費電力を下げることができる。
【0058】
(ハ)小型白熱電球が従来と同じ消費電力ならば、各実施形態の場合は小型白熱電球の寿命が長くなる。
【0059】
(ニ)各実施形態の場合は、小型白熱電球等の反射面を着色することにより、微妙な発光色の調整が可能になる。
【0060】
(ホ)各実施形態の場合は、小型白熱電球がクリアの電球でクリアのレンズを使用している灯具であるならば、灯具の外観から小型白熱電球が見えづらくなる。それにより、灯具としてのデザイン性を向上させることができる。
【0061】
なお、本発明は上記の実施形態のそのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記の実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0062】
【図1】本発明の照明装置を搭載した車両の後部を示す外観図。
【図2】(a)は、本発明の対象となっている小型白熱電球の正面図、(b)はその側面図。
【図3】本発明の照明装置の配置図。
【図4】(a)は、本発明の実施形態の正面図、(b)はその側面図。
【図5】(a)は、本発明の実施形態の一部切欠正面図、(b)はその反射部材の平面図。
【図6】(a)は、本発明の実施形態の正面図、(b)はその側面図、(c)はその反射部材の平面図。
【図7】各実施形態と従来の場合との比較を示した配光イメージ説明図。
【図8】(a)従来のウェッジベースランプの正面図、(b)はその側面図。
【図9】従来の照明装置の取り付け状態での配置関係を示す配置説明図。
【符号の説明】
【0063】
1…乗用車、2、11…照明装置、4、4a…小型白熱電球、5…ガラスバルブ、6…マウント、7…ピンチシール部、8…リード線、9…フィラメント、12…ソケット、13…リフレクタ、14…ランプ取り付け孔、15…隙間、16…反射膜、17、19…反射部材、18…貫通孔、21…切り込み

【特許請求の範囲】
【請求項1】
密閉されたガラスバルブの内部に発光源が形成され、かつ、前記ガラスバルブの下端部には該ガラスバルブの下端をピンチシールし、前記発光源に接続したリード線を前記ガラスバルブの外部へ導出するピンチシール部が形成された小型白熱電球であって、
前記ピンチシール部には反射膜が形成されていることを特徴とする小型白熱電球。
【請求項2】
前記ピンチシール部に形成された前記反射膜は着色されていることを特徴とする請求項1記載の小型白熱電球。
【請求項3】
リフレクタに設けられた取付け孔を貫通して小型白熱電球がソケットに固定されている照明装置であって、
前記小型白熱電球とソケットの間には反射部材が介挿されていることを特徴とする照明装置。
【請求項4】
前記反射部材は、表面にめっきにより鏡面が形成された金属シートあるいはプラスチックシートであることを特徴とする請求項3記載の照明装置。
【請求項5】
前記反射部材は、前記小型白熱電球側に湾曲した皿状の形状であることを特徴とする請求項3または4に記載の照明装置。
【請求項6】
前記反射部材は、着色されていることを特徴とする請求項3乃至5のいずれか1項に記載の照明装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2008−41483(P2008−41483A)
【公開日】平成20年2月21日(2008.2.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−215661(P2006−215661)
【出願日】平成18年8月8日(2006.8.8)
【出願人】(000111672)ハリソン東芝ライティング株式会社 (995)
【Fターム(参考)】