説明

帯鋸盤における切粉除去装置

【課題】ブラシが帯鋸刃から離反する方向へ大きくバウンドすることを抑制する切粉除去装置を提供する。
【解決手段】モータ11によって回転されるブラシ9を、帯鋸盤における帯鋸刃5方向へ付勢する付勢手段43と、ブラシ9の帯鋸刃5方向への移動を規制して、帯鋸刃5とブラシ9とのオーバラップ量を常に適正量に保持するための規制部材と、帯鋸刃5との干渉によって帯鋸刃5から離反する方向へ前記ブラシ9がバウンドすることを抑制するための緩衝装置47と、を備え、付勢手段43は、モータ11を一体的に取付けたモータ支持部材13とモータ支持部材13に回動自在に備えられかつブラシを9回転自在に支持したブラシ支持部材15との間に備えられ、緩衝装置47は、ブラシ支持部材15から離反して別個に備えられた緩衝装置支持部材に備えられており、かつ帯鋸刃5からブラシ9が離反する方向とほぼ平行に備えられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば竪型帯鋸盤や横型帯鋸盤などの帯鋸盤における帯鋸刃に付着した切粉を除去するための切粉除去装置に係り、さらに詳細には、帯鋸刃から切粉を除去するための回転ブラシが、帯鋸刃から離反する方向へ大きくバウンドすることを抑制することのできる切粉除去装置に関する。
【背景技術】
【0002】
帯鋸刃によって金属材料を切断するとき、帯鋸刃における鋸歯の歯先に切粉が付着して構成刃先となることがある。この構成刃先が生じると、切断面が粗くなると共に、歯先から構成刃先が脱落することを繰り返し、場合によっては衝撃により歯先にチッピングを生じることがある。そこで、帯鋸刃の走行方向に対して直交する方向に回転する回転ブラシによって、帯鋸刃に付着した切粉の除去が行われている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平9−272014号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記特許文献1に記載の構成は、一方向に回転走行する帯鋸刃に対して、モータによって回転される回転ブラシの回転方向を、上記走行方向に対して直交する方向に保持し、上記回転ブラシを帯鋸刃方向へ押圧付勢して、帯鋸刃における鋸歯に付着した切粉の除去を行う構成である。この構成によれば、鋸歯の歯先に付着した切粉を除去することができ望ましいものである。
【0005】
しかし、帯鋸刃における多数の鋸歯の歯高寸法及び各鋸歯のピッチは必ずしも一定ではなく、しかも直歯及び左右のアサリ歯の配置関係も一定ではないので、前記回転ブラシの摩耗は必ずしも一定になるものではなく、例えば多角形のような形に偏摩耗することがある。したがって、回転ブラシによって帯鋸刃に付着した切粉の除去を行うとき、回転ブラシは、帯鋸刃に対して接近離反する方向(帯鋸刃に対する回転ブラシのオーバラップ量が大きくなったり、小さくなったりする方向)に振動することがあり、回転ブラシと帯鋸刃との干渉によって帯鋸刃から離反する方向へ回転ブラシが大きくバウンドすることがある。
【0006】
上述のように、回転ブラシが大きくバウンドすると、時として回転ブラシが帯鋸刃から離反することがあり、切粉の除去が不充分になることがある。そこで、回転ブラシが帯鋸刃から離反する方向へバウンドすることを抑えることのできる切粉除去装置が要望されていた。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、前述のごとき問題に鑑みてなされたもので、帯鋸盤における切粉除去装置であって、モータによって回転されるブラシを、帯鋸盤における帯鋸刃方向へ付勢する付勢手段と、前記ブラシの前記帯鋸刃方向への移動を規制して、前記帯鋸刃と前記ブラシとのオーバラップ量を常に適正量に保持するための規制部材と、前記帯鋸刃との干渉によって前記帯鋸刃から離反する方向へ前記ブラシがバウンドすることを抑制するための緩衝装置と、を備えていることを特徴とするものである。
【0008】
また、前記帯鋸盤における切粉除去装置において、前記付勢手段と前記緩衝装置は、前記モータを一体的に取付けたモータ支持部材と当該モータ支持部材に回動自在に備えられかつ前記ブラシを回転自在に支持したブラシ支持部材との間に互いに隣接して備えられていることを特徴とするものである。
【0009】
また、前記帯鋸盤における切粉除去装置において、前記付勢手段は、前記モータを一体的に取付けたモータ支持部材と当該モータ支持部材に回動自在に備えられかつ前記ブラシを回転自在に支持したブラシ支持部材との間に備えられ、前記緩衝装置は、前記ブラシ支持部材から離反して別個に備えられた緩衝装置支持部材に備えられており、かつ前記帯鋸刃から前記ブラシが離反する方向とほぼ平行に備えられていることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、帯鋸刃から離反する方向へブラシが大きくバウンドすることを抑制するための緩衝装置を備えているので、帯鋸刃に対して接近離反する方向へのブラシの振動のうち、離反する方向への振動を効果的に抑制することができる。したがって、帯鋸刃からブラシが離反するようなことがなく、帯鋸刃からの切粉の除去をより確実に行うことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る切粉除去装置の全体的構成の説明図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る切粉除去装置における弾性部材の部分の説明図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る切粉除去装置における緩衝装置の部分の説明図である。
【図4】第2の実施形態に係る切粉除去装置の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
図1を参照するに、本発明の実施形態に係る切粉除去装置1は、帯鋸盤(帯鋸盤の全体的構成は図示省略)における本体フレーム3に装着してある。より詳細には、前記切粉除去装置1は、帯鋸刃5を掛回した駆動ホイール(又は従動ホイール)7に近接した位置において、前記帯鋸刃5に付着した切粉を除去すべく備えられている。
【0013】
すなわち、切粉除去装置1は、前記帯鋸刃5に付着した切粉を除去するためのブラシ(回転ブラシ)9を回転するためのモータ11が備えられており、このモータ11を一体的に取付けたL字形状のモータ支持部材13が取付けボルト等のごとき取付具によって前記本体フレーム3に着脱可能に取付けてある。このモータ支持部材13には、前記ブラシ9を回転自在に支持したブラシ支持部材15が回動自在に備えられている。
【0014】
より詳細には、前記ブラシ支持部材15には、L字形状の軸受ハウジング17が一体的に取付けてあり、この軸受ハウジング17の基端部側に回転自在に内装された中間軸19と軸受ハウジング17の先端部側に回動自在に内装された回転軸21はベベルギア23を介して連動連結してある。そして、前記回転軸21の先端部に前記ブラシ9がナットなどのごとき取付具25によって着脱交換可能に取付けてある。前記中間軸19は、前記帯鋸刃5の走行方向に対して直交する方向に長く設けてあり、前記回転軸21は帯鋸刃5の走行方向と平行に設けてある。また、前記軸受ハウジング17の先端部には、前記ブラシ9によって除去された切粉が周囲に飛散することを防止するための飛散防止カバー27が取付けてあり、この飛散防止カバー27には、前記モータ支持部材13に対して前記ブラシ支持部材15を回動するためのハンドル29が取付けてある。
【0015】
前記モータ11の出力軸31と前記中間軸19は同一平面内に配置してあり、かつ出力軸31と中間軸19は自在継手33を介して連動連結してある。前記モータ支持部材13に対する前記ブラシ支持部材15の回動は、前記自在継手33に対応して前記ブラシ支持部材15に備えた回動軸35を、前記モータ支持部材13に備えた軸受37によって支持した構成において行われるものである。前記回動軸35を中心としてのブラシ支持部材15の回動方向は、前記帯鋸刃5に対してブラシ9が接近離反する方向、すなわち、図1において、ブラシ9が紙面に対して垂直な方向に移動する方向である。なお、前記モータ11の駆動によるブラシ9の回転方向は、ループ状の帯鋸刃5の内側から外側へ切粉を除去する方向である。
【0016】
前記ブラシ9によって帯鋸刃5に付着した切粉を除去すると、ブラシ9は次第に摩耗するので、ブラシ9の摩耗限界を検出するために、前記回動軸35には扇形状の被検知部材39が一体的に取付けてあり、前記モータ支持部材13には、上記被検知部材39を検知するための適宜のセンサ41が備えられている。したがって、前記回動軸35が次第に回動し、前記被検知部材39が前記センサ41に対応した位置からずれて、センサ41によって被検知部材39を検知できなくなったときに、ブラシ9の摩耗が限界に達したこととして検知できるものである。
【0017】
前記ブラシ9を前記帯鋸刃5の方向へ押圧付勢するために、前記モータ支持部材13と前記ブラシ支持部材15との間には、付勢手段の1例としてコイルスプリングなどのごとき弾性部材43が張設してある。上記弾性部材43は、前記ブラシ9を前記帯鋸刃5の方向へ常に付勢するときには、図2に示すように、前記回動軸35よりも前記帯鋸刃5に近接した側に位置している。そして、前記ハンドル29を把持して、ブラシ9の着脱交換を行うべく、ブラシ支持部材15を、図2において時計回り方向へ大きく回動したときには、死点としての前記回動軸35の中心を越えて、前記帯鋸刃5に対して前記回動軸35よりも離反した側に位置するものである。したがって、この場合には、ブラシ9は帯鋸刃5から離反する方向へ常に付勢されていることになるものである。
【0018】
なお、前述のごとく、ブラシ9を帯鋸刃5の方向へ常に付勢した状態においては、前記帯鋸刃5と前記ブラシ9とのオーバラップ量を常に一定の適正量(適正値)に保持するために、前記ブラシ9に当接して帯鋸刃5方向への移動を規制するための規制部材の1例としての当接ローラ45(図2参照)が、前記帯鋸刃5に近接した位置において前記本体フレーム3に回転自在に備えられている。
【0019】
上述のごとき構成において、帯鋸刃5を一定方向へ走行してワーク(図示省略)の切断を行い、上記帯鋸刃5に付着した切粉を除去するために、前記ブラシ9を前記当接ローラ45に押圧当接した状態に保持すると共にモータ11の駆動によってブラシ9を回転すると、帯鋸刃5に付着した切粉はブラシ9によって除去される。この際、前記ブラシ9の摩耗形態や帯鋸刃5の種類、走行速度等によって、ブラシ9が帯鋸刃5から離反する方向へ大きくバウンドすることがある。このように、ブラシ9が大きくバウンドすると、ブラシ9が帯鋸刃5から離れることがあり、切粉除去の確実性に欠けることがある。
【0020】
そこで、本実施形態においては、ブラシ9が帯鋸刃5から離反する方向へ大きくバウンドすることを抑制するための緩衝装置47が設けられている。より詳細には、前記緩衝装置47は、ショックアブソーバからなるものであって、外周面に雄ねじを形成したシリンダ49内に、ピストンロッド51を突出する方向へ押圧付勢した復帰用スプリング(図示省略)を備える。さらに、前記シリンダ49内には、前記ピストンロッド51が衝撃的に内方向へ押圧されたときに、上記衝撃を緩和するための流体回路(例えばオリフィス,アキュムレータ等)が備えられている。なお、この種のショックアブソーバは周知であるから、ショックアブソーバの構成についての詳細な説明は省略する。
【0021】
前記緩衝装置47は、前記モータ支持部材13と前記ブラシ支持部材15との間において、図1に示すように、前記付勢手段43に隣接して備えられている。より詳細には、前記モータ支持部材13には、前記回動軸35と平行な回動軸53が回動自在に備えられており、この回動軸53と一体的なブラケット55には、前記回動軸53に対して直交する方向に長い一対のガイドバー57が備えられている。そして、上記ガイドバー57に移動自在に支持されたスライド支持部材59に前記ショックアブソーバの前記シリンダ49が位置調節可能に螺着固定されている。なお、前記スライド支持部材59は、前記ガイドバー57の先端部に備えたストッパー61に当接して、図1において右方向への移動を規制されている。
【0022】
前記ブラシ支持部材15には前記回動軸53と平行な支持軸63が備えられており、この支持軸63にはブラケット65が回動自在に支持されている。このブラケット65には、前記回動軸53方向へ延伸した一対のガイドバー67(図3参照)が一体的に備えられている。そして、このガイドバー67に摺動自在に支持されたスライド部材69は、ガイドバー67の先端部に備えたストッパー71に当接して、図1、図3においての左方向への移動が規制されている。そして、前記ショックアブソーバにおける前記ピストンロッド51の先端部は、図1,3に示すように、前記スライド部材69に当接してある。
【0023】
すなわち、前記スライド部材69は、ショックアブソーバにおけるピストンロッド51によって押圧されて、ガイドバー67のストッパー71に当接した状態にある。そして、スライド支持部材59は、前記ピストンロッド51が前記スライド部材69を押圧した反力によってガイドバー57のストッパー61に当接した状態にあるものである。なお、前記スライド支持部材59は、前記ガイドバー67にも移動自在に支持されている。そして、前記スライド部材69は、前記ガイドバー57にも移動自在に支持されている。
【0024】
以上のごとき構成において、ブラシ9が帯鋸刃5から離反する方向へ衝撃的に大きくバウンドしようとすると、ブラシ支持部材15は、前記弾性部材43の付勢力に抗して、図2,3において時計回り方向へ衝撃的に回動する傾向にある。そして、ブラシ支持部材15が回動すると、スライド部材69がガイドバー67を介して引っ張られることとなり、ショックアブソーバのピストンロッド51をシリンダ49内へ押圧するので、ブラシ9の衝撃的なバウンドが抑制されることになる。したがって、ブラシ9が帯鋸刃5から離反するようなことがなく、帯鋸刃5に付着した切粉の除去を安定的に確実に行うことができるものである。なお、前記ピストンロッド51の戻りは、前記シリンダ49内に備えた復帰用スプリング等の作用によって行われものである。
【0025】
上記説明より理解されるように、前記ショックアブソーバは、ブラシ9が帯鋸刃5から離反する方向への衝撃的なバウンドを抑制するものであるから、ブラシ9が帯鋸刃5に対して接近離反する方向に振動(共振)する傾向にある場合であっても、ブラシ9の振動を効果的に抑制することができるものであり、前述したごとき従来の問題を解消し得るものである。
【0026】
図4は、切粉除去装置の第2の実施形態を示すものである。この第2の実施形態において、前記実施形態と同一機能を奏する構成要素には、同一符号を付することとして重複した説明は省略する。
【0027】
この第2の実施形態においては、前記ホイール7の部分を覆って前記本体フレーム3にヒンジを介して開閉可能に備えられた(本体フレーム3に対する取付状態は図示省略)開閉蓋73に前記緩衝装置(ショックアブソーバ)47を取付けた構成である。
【0028】
より詳細には、前記ブラシ支持部材15には、先端側をV字形状に屈曲した作動部材75が一体的に取付けてあり、この作動部材75において屈曲部を支点として弾性変位可能な押圧片75Aの先端部付近に前記ショックアブソーバ47におけるピストンロッド51の先端部が当接してある。そして、前記開閉蓋73は、前記本体フレーム3に一体的に備えたホイールカバー77にヒンジ79を介して開閉自在に取付けてある。
【0029】
上記開閉蓋73は、前記ブラシ支持部材15とは別個の緩衝材支持部材を構成するものであって、この開閉蓋73の内面に取付けた支持ブラケット81に前記ショックアブソーバ47が取付けてある。より詳細には、前記支持ブラケット81には、前記開閉蓋73が閉じられた状態にあるときに、前記作動部材75の前記押圧片75Aとほぼ平行になる支持部81Aが屈曲して備えられている。この支持部81Aは屈曲部を支点として弾性変形可能な構成であって、この支持部81Aに前記ショックアブソーバ47が取付けてある。
【0030】
すなわち、前記ショックアブソーバ47は、前記ブラシ9が大きくバウンドして帯鋸刃5から離反する方向へのブラシ9の移動方向とほぼ平行な方向(本例においては、ブラシ9は回動軸35を中心として回動するので、当該ブラシ9の回動軌跡の接線とほぼ平行な方向)に取付けてある。換言すれば、前記ショックアブソーバ47は、前記動作部材75における前記押圧片75Aに対してほぼ垂直な方向に取付けてある。
【0031】
上記構成によれば、帯鋸刃5から離反する方向へのブラシ9の移動方向とほぼ平行な方向にショックアブソーバ47が備えられているので、ブラシ9が帯鋸刃5から離反する方向へ大きくバウンドすることをより効果的に抑制することができる。また、ショックアブソーバ47が弾性変形可能な支持部81Aに取付けてあり、かつピストンロッド51が弾性変形可能な押圧片75Aに当接してあるので、上記支持部81A、押圧片75Aの弾性変形も相俟って、ブラシ9の大きなバウンドをより効果的に抑制することができるものである。
【符号の説明】
【0032】
1 切粉除去装置
5 帯鋸刃
7 駆動ホイール(又は従動ホイール)
9 ブラシ(回転ブラシ)
11 モータ
13 モータ支持部材
15 ブラシ支持部材
27 飛散防止カバー
29 ハンドル
31 出力軸
35 回動軸
43 弾性部材(付勢手段)
45 当接ローラ(規制部材)
47 緩衝装置(ショックアブソーバ)
49 シリンダ
51 ピストンロッド
57,67 ガイドバー
59 スライド支持部材
61,71 ストッパー
69 スライド部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
帯鋸盤における切粉除去装置であって、モータによって回転されるブラシを、帯鋸盤における帯鋸刃方向へ付勢する付勢手段と、前記ブラシの前記帯鋸刃方向への移動を規制して、前記帯鋸刃と前記ブラシとのオーバラップ量を常に適正量に保持するための規制部材と、前記帯鋸刃との干渉によって前記帯鋸刃から離反する方向へ前記ブラシがバウンドすることを抑制するための緩衝装置と、を備えていることを特徴とする帯鋸盤における切粉除去装置。
【請求項2】
請求項1に記載の帯鋸盤における切粉除去装置において、前記付勢手段は、前記モータを一体的に取付けたモータ支持部材と当該モータ支持部材に回動自在に備えられかつ前記ブラシを回転自在に支持したブラシ支持部材との間に備えられ、前記緩衝装置は、前記ブラシ支持部材から離反して別個に備えられた緩衝装置支持部材に備えられており、かつ前記帯鋸刃から前記ブラシが離反する方向とほぼ平行に備えられていることを特徴とする帯鋸盤における切粉除去装置。
【請求項3】
請求項1に記載の帯鋸盤における切粉除去装置において、前記付勢手段と前記緩衝装置は、前記モータを一体的に取付けたモータ支持部材と当該モータ支持部材に回動自在に備えられかつ前記ブラシを回転自在に支持したブラシ支持部材との間に互いに隣接して備えられていることを特徴とする帯鋸盤における切粉除去装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2011−167771(P2011−167771A)
【公開日】平成23年9月1日(2011.9.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−31018(P2010−31018)
【出願日】平成22年2月16日(2010.2.16)
【出願人】(390014672)株式会社アマダ (548)
【出願人】(504279326)株式会社アマダマシンツール (65)
【出願人】(309039347)株式会社アマダマシンツールエムエフジー (5)
【Fターム(参考)】