説明

帳票設計装置、帳票設計方法およびプログラム

【課題】低性能プリンタを利用しても、帳票のレイアウトを容易に設計して印刷できる帳票設計装置を提供する。
【解決手段】本発明に係る帳票設計装置10は、帳票のレイアウトについてユーザからの入力を受け付ける帳票設計ツール21と、帳票設計ツールから受け取った帳票設計情報100に基づいて論理ページ200を確保する設計情報取得部31と、帳票設計情報に基づいて論理ページ上に行および文字の区切りであるグリッド201を作成する領域・桁数管理部32と、帳票設計情報から文字種別の変更の有無を判断する文字種別取得部34と、文字種別の変更が行われる範囲における文字ピッチを検出する文字ピッチ検出部35と、文字種別の変更が行われる範囲において文字ピッチに基づいてグリッドを再作成するグリッド再生成部37とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は帳票の設計に関し、特に帳票上の文字のレイアウトに関する。
【背景技術】
【0002】
各種業務システムにおいて、発注、発送などに使用される帳票にプリンタで印刷する必要が生じることが多くある。また、その帳票が複写用紙(カーボン紙)を利用したものであることも多い。その際、帳票に予め印刷された定型の項目欄に、正しく文字が印刷されるように印刷フォーマットを調整する必要がある。
【0003】
帳票の印刷には、今なおドットインパクトプリンタが利用されることが多い。ドットインパクトプリンタは、現在の主流であるレーザープリンタやインクジェットプリンタなどの高性能プリンタと比べて解像度や印刷速度、印刷時の騒音などの性能において劣る。しかしながら、レーザープリンタやインクジェットプリンタでは複写用紙に対して印刷することが不可能であるのに対して、ドットインパクトプリンタは複写用紙への印刷に適している。
【0004】
なお、定型の項目欄に文字を印刷もしくは入力する技術として、次に示す文献がある。特許文献1には、写真入りの年賀状やハガキなどの作成を行う画像合成装置で、テキスト枠の表示サイズに応じて、該テキスト枠に入る文字のサイズを変更するという技術が記載されている。特許文献2には、手書き文字認識装置で、入力する手書き文字のサイズを示す枠を入力装置上に表示するという技術が記載されている。特許文献3には、表を画面に表示する装置で、入力された文字数に応じて表の書式を変更して表示するという技術が記載されている。
【0005】
【特許文献1】特開2002−352256号公報
【特許文献2】特開2001−357355号公報
【特許文献3】特開平06−266743号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
定型の項目欄に、正しく文字が印刷されるように印刷フォーマットを設計および調整する作業は、経験を積んだ熟練した作業者が行う必要のある作業である。失敗することも多く、その場合はコストの高い複写用紙が無駄にされることになる。特に、1つの伝票の中に異なる種類のフォントや文字サイズを含む場合、その作業は繁雑になる。
【0007】
また、ドットインパクトプリンタなどのような低性能プリンタは、印刷する文書のレイアウトを自由に作成できるものではなく、行ピッチを行ごとに変更し、文字ピッチを文字ごとに変更する程度の制御しかできない。
【0008】
そこで、直感的に帳票のレイアウトを容易に設計して印刷できるツールが必要となる。かつ、そのツールは低性能プリンタを利用しても、帳票のレイアウトを容易にできるものでなければならない。
【0009】
しかしながら、前述の特許文献1は特定のテキスト枠全体のサイズを調整するものであり、また同文献の段落0002にあるように、写真入りの年賀状やハガキなどの作成を行う画像合成装置に関するものである。つまり同文献の技術は、レイアウトを自由に作成できる高性能プリンタを前提としたものであり、低性能プリンタに適する技術ではない。また、これに特許文献2〜3の技術を組み合わせたとしても、低性能プリンタに適用可能な技術とはならない。
【0010】
本発明の目的は、低性能プリンタを利用しても、帳票のレイアウトを容易に設計して印刷できる帳票設計装置、帳票設計方法およびプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記目的を達成するため、本発明に係る帳票設計装置は、帳票に印刷される文字をレイアウトする帳票設計装置であって、帳票のレイアウトについてユーザからの入力を受け付ける帳票設計ツールと、帳票設計ツールから受け取った帳票設計情報に基づいて論理ページを確保する設計情報取得部と、帳票設計情報に基づいて論理ページ上に行および文字の区切りであるグリッドを作成する領域・桁数管理部と、帳票設計情報から文字種別の変更の有無を判断する文字種別取得部と、文字種別の変更が行われる範囲における文字ピッチを検出する文字ピッチ検出部と、文字種別の変更が行われる範囲において文字ピッチに基づいてグリッドを再作成するグリッド再生成部とを有することを特徴とする。
【0012】
上記目的を達成するため、本発明に係る帳票設計方法は、帳票に印刷される文字をレイアウトする帳票設計方法であって、帳票のレイアウトについてユーザからの入力を受け付け、ユーザから入力された帳票設計情報に基づいて論理ページを確保し、帳票設計情報に基づいて論理ページ上に行および文字の区切りであるグリッドを作成し、帳票設計情報から文字種別の変更の有無を判断し、文字種別の変更が行われる範囲における文字ピッチを検出し、文字種別の変更が行われる範囲において文字ピッチに基づいてグリッドを再作成することを特徴とする。
【0013】
上記目的を達成するため、本発明に係る帳票設計プログラムは、帳票に印刷される文字をレイアウトする帳票設計装置を制御するコンピュータに、帳票のレイアウトについてユーザからの入力を受け付ける処理と、ユーザから入力された帳票設計情報に基づいて論理ページを確保する処理と、帳票設計情報に基づいて論理ページ上に行および文字の区切りであるグリッドを作成する処理と、帳票設計情報から文字種別の変更の有無を判断する処理と、文字種別の変更が行われる範囲における文字ピッチを検出する処理と、文字種別の変更が行われる範囲において文字ピッチに基づいてグリッドを再作成する処理とを実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明は、文字種別の変更が行われる範囲において文字ピッチに基づいてグリッドを再作成するように構成したので、帳票印刷に適した文字ピッチで帳票に文字を印刷することができる。これによって、低性能プリンタを利用しても、帳票のレイアウトを容易に設計して印刷できるという、従来にない優れた帳票設計装置、帳票設計方法およびプログラムを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
図1は、本発明の実施の形態に係る帳票設計装置10の構成を示す概念図である。典型的には帳票設計装置10はコンピュータ装置であり、該コンピュータ装置で実行されるプログラムとしても本実施の形態を実現することができるが、この形態に限られるものでもない。
【0016】
帳票設計装置10は、CPU、RAM、およびOSなどを合わせた、プログラムを実行する主体である制御部11と、入力装置であるキーボード12、出力装置であるディスプレイ13およびプリンタ14を備える。コンピュータ装置を構成するにはこれら以外にも、たとえばキーボード12、ディスプレイ13およびプリンタ14のためのインターフェイスおよびデバイスドライバなど、多くの要素がある。しかしながら、それらは公知であるので図示せず、また説明しない。
【0017】
制御部11は、帳票設計ツール21と、グリッド補正ツール22とを、アプリケーションソフトとして実行する。グリッド補正ツール22は、設計情報取得部31、領域・桁数管理部32、配置位置取得部33、文字種別取得部34、文字ピッチ検出部35、設計情報蓄積部36、グリッド再生成部37、および帳票描画部38といった各機能部を備える。
【0018】
帳票設計ツール21は、帳票のフォーマットに関する情報であるフォーマット情報15をあらかじめ持ち、キーボード12などによるユーザからの入力およびフォーマット情報15に基づいて、帳票を設計し、設計された帳票のイメージをディスプレイ13に表示し、またプリンタ14で印刷する。ユーザから帳票のレイアウトについて入力されると、グリッド補正ツール22を起動し、フォーマット情報15およびユーザの入力に基づいて生成された帳票設計情報(詳しくは後述)をグリッド補正ツール22に渡す。
【0019】
設計情報取得部31は、帳票設計ツール21から送られてくる帳票設計情報を読み取り、印刷領域を確保する。以後、ここでいう印刷領域のことを論理ページ200という。領域・桁数管理部32は、論理ページ200上に初期状態のグリッド(詳しくは後述)を作成し、論理ページ200の情報を管理する。配置位置取得部33は、帳票設計情報の中から行の配置についての情報を取得する。文字種別取得部34は、帳票設計情報の中から各々の文字についての情報、具体的にはフォントの種類および大きさなど(以後文字種別という)、を取得する。
【0020】
文字種別取得部34は、帳票設計情報から各々の文字についての情報を取得し、文字種別の変更の有無を検出する。文字種別の変更があった場合、文字ピッチ検出部35がその変更の対象となる範囲の文字ピッチを帳票設計情報から検出し、この文字ピッチに基づいて行および文字の区切りであるグリッドの幅を調整する。
【0021】
設計情報蓄積部36は、配置位置取得部33、文字種別取得部34、および文字ピッチ検出部35によって論理ページ上に配置された文字についての情報を、RAMおよびハードディスクなどの記憶装置(図示せず)に保持する。
【0022】
グリッド再生成部37は、文字ピッチ幅が補正された場合に論理ページ200上にグリッドを再作成する。帳票描画部38は、再作成されたグリッドに基づいて論理ページ200上に文字が入った帳票を描画して、描画された論理ページ200を帳票設計ツール21に返す。帳票設計ツール21は、この論理ページ200をユーザからの操作に応じてディスプレイ13およびプリンタ14に出力する。
【0023】
図2は、図1で示した帳票設計ツール21がグリッド補正ツール22に渡す帳票設計情報100のデータ構成を示す概念図である。帳票設計情報100は大きく分けてヘッダ情報110、行情報120、項目情報130とで構成される。帳票設計情報100は帳票設計ツール21が、フォーマット情報15およびユーザの入力に基づいて生成する。
【0024】
ヘッダ情報110は、論理ページ全体に適用される情報であり、論理ページの大きさを表す印刷領域サイズ111と、論理ページに収めたい文字の桁数である印刷桁数112と、文字間のピッチの規定値である規定値文字ピッチ113とを含む。ヘッダ情報110は、帳票設計ツール21から送られる初期情報であり、これに基づいて設計情報取得部31が論理ページを確保し、領域・桁数管理部32がこの上に初期状態のグリッドを描く。
【0025】
行情報120は、1行ごとに適用される情報であり、論理ページ先頭からの行番号である行番号121と、前の行との間のピッチである行ピッチ122とを含む。行ピッチ122は、行番号121ごとに異なる値を与えられるようにすることができる。配置位置取得部33は、行情報120に基づいて論理ページ上に行を確保する。
【0026】
項目情報130は、行の中で特定の範囲の文字にだけ適用される情報であり、1行の中に複数存在しうる。文字種別取得部34がこの情報を取得し、文字ピッチ検出部35がこれによって文字の配置を行い、グリッド再生成部37がグリッドを再作成する。
【0027】
項目情報130は、その項目が適用される範囲の開始点と終了点を行先頭から○文字目〜○文字目という形で表す開始位置131および終了位置132と、開始位置131と終了位置132の間の桁数である桁数133と、その範囲に適用される文字種別134(フォントの種類、大きさなどを含む)と、その範囲に適用される文字ピッチ幅135、その範囲に適用されるその他設計情報136(たとえば下線、太字、斜体などのような文字の装飾についての情報など)を含む。なお、帳票設計情報100は、以上で述べていない任意の情報を含むことができる。
【0028】
図3は、図1で示したグリッド補正ツール22によって作成される論理ページ200の例を示す概念図である。図3(a)は、領域・桁数管理部32が、ヘッダ情報110に基づいて、規定値文字ピッチ113によって論理ページ200上にグリッド201を描いた論理ページ200である。配置位置取得部33は、行情報120に基づいて行ピッチ122だけ改行した行を確保する。
【0029】
図3(b)は、設計情報取得部31が帳票設計ツール21から受信した帳票設計情報で、一部の文字で文字種別が変更されていた場合を示す。図示されているのは、開始位置131〜終了位置132の範囲の文字で、文字種別が変更されている場合である。この結果、開始位置131〜終了位置132の範囲の文字が、グリッド201から外れて表示されている。
【0030】
文字種別取得部34が、開始位置131で文字種別が変更されていることを検出する。図3(c)は、文字ピッチ検出部35が開始位置131〜終了位置132の範囲で文字ピッチ幅135に基づいて文字ピッチを調節し、グリッド再生成部37がこの範囲のグリッド201を再作成した状態を示す。図3(d)は、再作成されたグリッド201に指定された文字種別134で文字列を含めて表示して、帳票描画部38が描画した論理ページ200である。
【0031】
図4は、図1で示したグリッド補正ツール22が実行する処理を表すフローチャートである。処理を開始して、まず設計情報取得部31がヘッダ情報110を取得して論理ページ200を確保し(ステップS301)、領域・桁数管理部32が行ピッチ122および規定値文字ピッチ113によって論理ページ200上にグリッド201を描く(ステップS302、図3(a)の状態)。
【0032】
続いて、配置位置取得部33が、行情報120に基づいて行を確保する(ステップS303)と、文字種別取得部34が項目情報130を取得し(ステップS304)、その中から判断を行う行内位置を指定し(ステップS305)、指定された行内位置において文字種別の変更の有無を判断する(ステップS306)。ステップS306で文字種別の変更がなければステップS310に進む。
【0033】
ステップS306で文字種別の変更があった場合、文字ピッチ検出部35が開始位置131〜終了位置132の範囲で文字ピッチ幅135に基づいて文字ピッチを調節し(ステップS307)、調節された文字ピッチに基づいて行内位置を更新し(ステップS308)、開始位置131〜終了位置132の範囲でグリッド再生成部37がグリッド201を再作成する(ステップS309、図3(c)の状態)。
【0034】
現在の行位置および行内位置について判断し(ステップS310)、行末でなければそのまま次の行内位置に進んで(ステップS311)ステップS304からの処理を繰り返し、行内位置が行末であれば次の行に進んで(ステップS312)ステップS303からの処理を繰り返す。行が論理ページ200の文末であれば、最終的に得られた論理ページ200を帳票描画部38が描画し、帳票設計ツール21に出力する(ステップS313、図3(d)の状態)。
【0035】
帳票設計ツール21は、グリッド補正ツール22から出力された論理ページ200を、ディスプレイ13に表示し、ユーザから印刷の操作があればプリンタ14に出力する。論理ページ200が、たとえば行末および文末で文字がこぼれるなど、ユーザが意図したレイアウトにならなかった場合、ユーザは帳票設計ツール21に対する入力をやり直して図4に示した処理を再実行させることができる。これによってユーザは、論理ページ200が意図した通りのレイアウトになったことを確認してから、該論理ページ200をプリンタ14に印刷させることができる。従って、印刷の失敗を少なくすることができ、コストの高い複写用紙のロスを少なくすることができる。
【0036】
また、論理ページ200はグリッド201を含むので、ディスプレイ13上での論理ページ200にグリッド201を含めて表示することができるので、ユーザは直感的にレイアウトを把握することができる。もちろん、論理ページ200をプリンタ14で印刷する場合には、グリッド201を含めないで印刷するようにすればよい。
【0037】
論理ページ200の作成は、文字ピッチもしくは行ピッチによる制御で行われている。従って、低性能プリンタによる印刷に適している。
【0038】
これまで本発明について図面に示した特定の実施の形態をもって説明してきたが、本発明は図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の効果を奏する限り、これまで知られたいかなる構成であっても採用することができることは言うまでもないことである。
【産業上の利用可能性】
【0039】
帳票を印刷するシステム全般に適用することができる。特にドットインパクトプリンタなどの低性能プリンタによる印刷に適している。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】本発明の実施の形態に係る帳票設計装置の構成を示す概念図である。
【図2】図1で示した帳票設計ツールがグリッド補正ツールに渡す帳票設計情報のデータ構成を示す概念図である。
【図3】図1で示したグリッド補正ツールによって作成される論理ページの例を示す概念図である。
【図4】図1で示したグリッド補正ツールが実行する処理を表すフローチャートである。
【符号の説明】
【0041】
10 帳票設計装置
11 制御部
12 キーボード
13 ディスプレイ
14 プリンタ
21 帳票設計ツール
22 グリッド補正ツール
31 設計情報取得部
32 領域・桁数管理部
33 配置位置取得部
34 文字種別取得部
35 文字ピッチ検出部
36 設計情報蓄積部
37 グリッド再生成部
38 帳票描画部
100 帳票設計情報
110 ヘッダ情報
111 印刷領域サイズ
112 印刷桁数
113 規定値文字ピッチ
120 行情報
121 行番号
122 行ピッチ
130 項目情報
131 開始位置
132 終了位置
133 桁数
134 文字種別
135 文字ピッチ幅
136 その他設計情報
200 論理ページ
201 グリッド















【特許請求の範囲】
【請求項1】
帳票に印刷される文字をレイアウトする帳票設計装置であって、
前記帳票のレイアウトについてユーザからの入力を受け付ける帳票設計ツールと、
前記帳票設計ツールから受け取った帳票設計情報に基づいて論理ページを確保する設計情報取得部と、
前記帳票設計情報に基づいて前記論理ページ上に行および文字の区切りであるグリッドを作成する領域・桁数管理部と、
前記帳票設計情報から文字種別の変更の有無を判断する文字種別取得部と、
前記文字種別の変更が行われる範囲における文字ピッチを検出する文字ピッチ検出部と、
前記文字種別の変更が行われる範囲において前記文字ピッチに基づいて前記グリッドを再作成するグリッド再生成部と
を有することを特徴とする帳票設計装置。
【請求項2】
前記論理ページを前記帳票設計ツールに出力する帳票描画部を有することを特徴とする、請求項1に記載の帳票設計装置。
【請求項3】
前記文字種別取得部が、前記論理ページ上に配置される1文字ごとに前記文字種別の変更の有無を判断することを特徴とする、請求項2に記載の帳票設計装置。
【請求項4】
前記帳票設計情報が、前記文字ピッチの初期値を含み、
前記領域・桁数管理部が前記文字ピッチの前記初期値に基づいて前記グリッドを作成することを特徴とする、請求項2に記載の帳票設計装置。
【請求項5】
前記帳票設計ツールが、前記論理ページをディスプレイに出力することを特徴とする、請求項2に記載の帳票設計装置。
【請求項6】
帳票に印刷される文字をレイアウトする帳票設計方法であって、
前記帳票のレイアウトについてユーザからの入力を受け付け、
前記ユーザから入力された帳票設計情報に基づいて論理ページを確保し、
前記帳票設計情報に基づいて前記論理ページ上に行および文字の区切りであるグリッドを作成し、
前記帳票設計情報から文字種別の変更の有無を判断し、
前記文字種別の変更が行われる範囲における文字ピッチを検出し、
前記文字種別の変更が行われる範囲において前記文字ピッチに基づいて前記グリッドを再作成する
ことを特徴とする帳票設計方法。
【請求項7】
帳票に印刷される文字をレイアウトする帳票設計装置を制御するコンピュータに、
前記帳票のレイアウトについてユーザからの入力を受け付ける処理と、
前記ユーザから入力された帳票設計情報に基づいて論理ページを確保する処理と、
前記帳票設計情報に基づいて前記論理ページ上に行および文字の区切りであるグリッドを作成する処理と、
前記帳票設計情報から文字種別の変更の有無を判断する処理と、
前記文字種別の変更が行われる範囲における文字ピッチを検出する処理と、
前記文字種別の変更が行われる範囲において前記文字ピッチに基づいて前記グリッドを再作成する処理と
を実行させることを特徴とする帳票設計プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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