説明

干渉対物レンズ及びこれを有する顕微鏡装置

【課題】 構成の簡素化を図りつつ、高NAで、長作動距離を有する干渉対物レンズ及びこれを有する顕微鏡装置を提供する。
【解決手段】 干渉対物レンズ10は、参照ミラー12と、光源31からの照明光を試料34へ向かう光と参照ミラー12へ向かう光とに分割する光路分割プリズム11と、光路分割プリズム11を内部に備え、この光路分割プリズム11と試料34との間に配置された第1のレンズ群21と、光路分割プリズム11と参照ミラー12との間に配置された第2のレンズ群22とを含む、複数のレンズからなる対物レンズ系20とを有し、対物レンズ系20を構成するレンズを介して光路分割プリズム11に入射した照明光を、第1のレンズ群21を介して試料34へ向かう光と、第2のレンズ群22を介して参照ミラー12へ向かう光とに分割し、試料34から第1のレンズ群21を通して得られる反射光と、参照ミラー12から第2のレンズ群22を通して得られる反射光とを光路分割プリズム11で重ね合わせて干渉縞を形成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、干渉対物レンズ及びこれを有する顕微鏡装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、試料表面の微細構造を高精度に測定する手段として、光の干渉を利用した干渉顕微鏡が知られている(例えば、特許文献1を参照)。干渉顕微鏡は、干渉対物レンズを透過した照明光を試料表面に照射し、試料表面で反射した反射光(以下、測定光)と、干渉対物レンズ内に設けられた参照面から反射した反射光(以下、参照光)とを干渉させた干渉縞から、試料表面を観察するとともにその凹凸を測定するものである。このような干渉顕微鏡として、ミロー型、マイケルソン型、リニーク型の対物レンズを用いたものが知られている。
【0003】
例えば、図3に示すように、ミロー型の干渉対物レンズ40は、対物レンズ41と、対物レンズ41と試料42との間に配設されたハーフミラー43と、対物レンズ41とハーフミラー43との間に配設された参照ミラー44とを備え、対物レンズ41を透過した照明光は、ハーフミラー43を介して透過光と反射光とに分割され、透過光は試料42の表面に照射され、反射光は参照ミラー44に照射され、試料42で反射された光と、参照ミラー44で反射された光とを互いに干渉させて、干渉縞を得るようになっている。
【0004】
また、図4に示すように、マイケルソン型の干渉対物レンズ50は、対物レンズ51と、対物レンズ51と試料52との間に配設された光路分割プリズム53と、光路分割プリズム53の一方の分割光路中に配設された参照ミラー54とを備え、対物レンズ51を透過した照明光は光路分割プリズム53に入射して、試料52へ向かう光路と、参照ミラー54へ向かう光路とに分割され、試料52で反射された光と、参照ミラー54で反射された光とを光路分割プリズム53で互いに干渉させて、干渉縞を得るようになっている。
【0005】
また、図5に示すように、リニーク型の干渉対物レンズ60は、照明光を試料65へ向かう光と参照ミラー64へ向かう光とに分割するハーフミラー61と、このハーフミラー61と試料65との間に配設された第1の対物レンズ62と、ハーフミラー61と参照ミラー64との間に配設され、第1の対物レンズ62と同じ光学性能を有する第2の対物レンズ63とを備え、ハーフミラー61に入射した照明光は、試料65へ向かう光路と、参照ミラー64へ向かう光路とに分割され、第1の対物レンズ62を透過して試料65で反射された光と、第2の対物レンズ63を透過して参照ミラー64で反射された光とをハーフミラー61で互いに干渉させて、干渉縞を得るようになっている。なお、ハーフミラー61、第1の対物レンズ62及び第2の対物レンズ63は、それぞれ独立して設けられた部材である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2008−299210号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、ミロー型の干渉対物レンズ40は、その上面に参照ミラー44が形成されている平板状の第1の光学部材45及び同じく上面にハーフミラー43が形成されている平板状の第2の光学部材46を、当該対物レンズ40と試料42との間に配置する構成であるため、対物レンズ40と試料42との間に広い空間を確保する必要があり、高NAにはなりきれず、かといって参照ミラー44が第1の光学部材45の中心付近に設けられているため、低NAでも作成するのは難しいという問題点があった。また、(マイケルソン型の対物レンズ50ほどではないものの)長作動距離の対物レンズを作ることも難しかった。
【0008】
また、マイケルソン型の干渉対物レンズ50は、当該対物レンズ50と試料52との間に光路分割プリズム53を配置する構成であるため、この対物レンズ50と試料52との間には広い空間を確保する必要があり、高NA、長作動距離の対物レンズを作ることが難しいという問題点があった。
【0009】
また、リニーク型の干渉対物レンズ60は、どんなタイプの対物レンズにも対応可能であるものの、独立して設けられた2つの対物レンズ63,64を、ハーフミラー61の後のそれぞれ光路長がぴったり一致するように極めて高精度に配置する必要があり、製造するのが容易ではないという問題点があった。
【0010】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、構成の簡素化を図りつつ、高NAで、長作動距離を有する干渉対物レンズ及びこれを有する顕微鏡装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
このような目的を達成するため、本発明の干渉対物レンズは、参照ミラーと、光源からの照明光を試料へ向かう光と前記参照ミラーへ向かう光とに分割する光路分割手段と、前記光路分割手段を内部に備え、この光路分割手段と前記試料との間に配置された第1のレンズ群と、前記光路分割手段と前記参照ミラーとの間に配置された第2のレンズ群とを含む、複数のレンズからなる対物レンズ系とを有し、前記対物レンズ系を構成するレンズを介して前記光路分割手段に入射した前記照明光を、前記第1のレンズ群を介して前記試料へ向かう光と、前記第2のレンズ群を介して前記参照ミラーへ向かう光とに分割し、前記試料から前記第1のレンズ群を通して得られる反射光と、前記参照ミラーから前記第2のレンズ群を通して得られる反射光とを前記光路分割手段で重ね合わせて干渉縞を形成する。
【0012】
なお、本発明の干渉対物レンズにおいては、前記光路分割手段から前記試料表面までの光路長と、前記光路分割手段から前記参照ミラーまでの光路長とを一致させるために、前記光路長の調整が可能な光路長調整手段を有することが好ましい。
【0013】
また、本発明の干渉対物レンズにおいては、前記光路長調整手段は、前記参照ミラーであり、前記参照ミラーは、前記光路分割手段から前記参照ミラーまでの前記光路長を調整するために、前記第2のレンズ群の光軸方向に沿って変位可能に設けられていることが好ましい。
【0014】
また、本発明の干渉対物レンズにおいては、前記参照ミラーは、前記干渉縞の縞間隔を調整するために、該ミラーの反射面と前記第2のレンズ群の光軸との交点を中心点として揺動可能に設けられていることが好ましい。
【0015】
また、本発明の干渉対物レンズにおいては、前記光路長調整手段は、前記光路分割手段であり、前記光路分割手段は、複数のプリズムが組み合わされたものであり、これら複数のプリズムの相対的な位置をずらすことにより、前記光路長の調整が可能であることが好ましい。
【0016】
また、本発明の干渉対物レンズにおいては、前記光路長調整手段は、所定の厚さを有する光学部材であり、前記光学部材は、前記光路分割手段から前記第1のレンズ群までの光路及び前記光路分割手段から前記第2のレンズ群までの光路の少なくともいずれか一方の光路上に配置することにより、前記光路長の調整が可能であることが好ましい。
【0017】
また、本発明の顕微鏡装置は、上記いずれかの干渉対物レンズを有する。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、構成の簡素化を図りつつ、高NAで、長作動距離を有する干渉対物レンズ及びこれを有する顕微鏡装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本実施形態に係る干渉対物レンズ及びこれを有する顕微鏡装置の構成を示す図である。
【図2】他の実施形態に係る干渉対物レンズ及びこれを有する顕微鏡装置の構成を示す図である。
【図3】ミロー型の干渉対物レンズの基本構成を示す図である。
【図4】マイケルソン型の干渉対物レンズの基本構成を示す図である。
【図5】リニーク型の干渉対物レンズの基本構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1を用いて、本実施形態に係る干渉対物レンズ及びこの干渉対物レンズを有する顕微鏡装置の構成について説明する。図1に示す顕微鏡装置1は、試料34側から順に、干渉対物レンズ10と、照明用ハーフミラー32と、検出器33とが配置され、さらに照明用ハーフミラー32の側方に光源31が配置されて構成されている。
【0021】
干渉対物レンズ10は、同一鏡筒13内に、参照ミラー12と、光源31からの照明光を試料34へ向かう光と参照ミラー12へ向かう光とに分割する光路分割プリズム11と、前記光路分割プリズム11を内部に備え、このプリズム11と試料34との間に配置された第1のレンズ群21と、光路分割プリズム11と参照ミラー12との間に配置され、第1のレンズ群21と同等の光学性能を有する第2のレンズ群22と、光路分割プリズム11の光源31側に配置され、1枚又は複数枚のレンズからなるレンズ群23とを有する対物レンズ系20とから構成され、光路分割プリズム11から試料34の表面までの光路長と、光路分割プリズム11から参照ミラー12までの光路長とが一致するように配置されて構成されている。
【0022】
光源31から射出された照明光は、照明用ハーフミラー32に照射され、一部の光がこの照明用ハーフミラー32を透過し、残りの光が試料34側に反射される。この照明用ハーフミラー32で反射された光は、干渉対物レンズ10に入射し、まず対物レンズ系20を構成する1枚又は複数枚のレンズからなるレンズ群23を介して光路分割プリズム11に入射し、第1のレンズ群21を介して試料34へ向かう光と、第2のレンズ群22を介して参照ミラー12へ向かう光とに分割される。そして、試料34から第1のレンズ群21を通して得られる反射光と、参照ミラー12から第2のレンズ群22を通して得られる反射光とを光路分割プリズム11で互いに重ね合わせ、干渉縞を形成する。このように形成された干渉縞は、対物レンズ系20を構成する1枚又は複数枚のレンズからなるレンズ群23及び照明用ハーフミラー32を透過し、検出器33に導かれる。そして、検出器33により検出された干渉縞の形状や変化を測定解析することにより、試料34の表面の凹凸情報が得られるように構成されている。
【0023】
このように本実施形態に係る干渉対物レンズ10を有する顕微鏡装置1は、対物レンズ系20内に、言い換えれば同一鏡筒13内に、光路分割プリズム11、第1のレンズ群21及び第2のレンズ群22を組み込んだ構成となっている。よって、これら部材がそれぞれ独立して設けられている図5に示すようなリニーク型の干渉対物レンズ60を有する顕微鏡装置と比べて、構成が簡素化され、光路分割プリズム11(ハーフミラー)から試料34の表面までの光路長と参照ミラー12までの光路長とが合わせやすくなり、製造容易性の向上を図ることができる。また、このように同一鏡筒13内に各部材を一旦組み込んでしまえば、これら部材の位置及び角度調整に対する高い精度と信頼性を確保できるため、扱いやすさを向上させることができる。さらに、第1のレンズ群21と試料34との間に広い空間を確保することが可能となるため、高倍、高NA、長作動距離を有する対物レンズへの対応や設計が可能である。
【0024】
以上のように、本実施形態に係る干渉対物レンズ10及びこれを有する顕微鏡装置1について、実施形態の構成要件を付して説明したが、本発明がこれに限定されるものではないことは言うまでもない。
【0025】
例えば、本実施形態の干渉対物レンズ10においては、光路分割プリズム11から試料34の表面までの光路長と、光路分割プリズム11から参照ミラー12までの光路長とを一致させるために、前記光路長の調整が可能な光路長調整手段を有することが好ましい。
【0026】
具体的には、上記光路長調整手段は、参照ミラー12であり、参照ミラー12は光路分割プリズム11から参照ミラー12までの光路長を調整するために、図2に示すように、第2のレンズ群22の光軸方向に沿って(図中では矢印aで示す方向に)変位可能に設けられていることが好ましい。
【0027】
この構成により、参照ミラー12は光軸方向に沿って変位させることで、光路分割プリズム11から参照ミラー12までの光路長を調整することができるため、参照ミラー12で反射される反射光を確実に光路分割プリズム11へ再帰させ、干渉縞を得ることができる。また、観察し易いように、干渉縞のコントラストといった調整も可能である。
【0028】
また、この構成により、参照ミラー12を十分試料共役面と離して調整すれば、干渉縞の無い観察も可能である。
【0029】
さらに好ましくは、参照ミラー12は、干渉縞の縞間隔を調整するために、図2に示すように、該ミラー12の反射面と第2のレンズ群22の光軸との交点(図中では点bで示す)を中心点として揺動可能に設けられていることが好ましい。
【0030】
この構成により、参照ミラー12は該ミラー12の反射面と第2のレンズ群22の光軸との交点bを中心点として揺動させることで、参照ミラー12で反射される反射光の角度を調整することができるため、干渉縞の縞間隔を調整することができる。また、参照ミラー12で反射される反射光を確実に光路分割プリズム11へ再帰させ、試料34からの反射光に干渉させることができる。さらに、参照ミラー12の角度を調整しても、光路分割プリズム11との光路長が変化しないため、参照光の光路長が調整された状態を維持したままで、参照ミラー12で反射される反射光の角度を調整することが可能である。
【0031】
また、上記光路長調整手段は、光路分割プリズム11であり、光路分割プリズム11は、複数のプリズムが組み合わされたものであり、これら複数のプリズムの相対的な位置をずらすことにより(例えば、各プリズムの対向間隔は維持したままで、図2中の矢印cで示すようにスライド移動)、前記光路長の調整が可能であることが好ましい。
【0032】
この構成により、光路分割プリズム11から第1のレンズ群21を介して試料34の表面までの光路長と、光路分割プリズム11から第2のレンズ群22を介して参照ミラー12までの光路長とを一致させ、試料34からの反射光と、参照ミラー12で反射される反射光とを確実に光路分割プリズム11へ再帰させ、干渉縞を得ることができる。
【0033】
また、上記光路長調整手段は、平行平板など所定の厚さを有する光学部材14であり、この光学部材14は、光路分割プリズム11から第1のレンズ群21までの光路(例えば、図2で示す位置14aや位置14b)及び光路分割プリズム11から第2のレンズ群22までの光路(例えば、図2で示す位置14cや位置14d)の少なくともいずれか一方の光路上に配置することにより、前記光路長の調整が可能であることが好ましい。
【0034】
このような構成により、所定の厚さを有する光学部材14を配置して光路長を調整することで、光路分割プリズム11から第1のレンズ群21を介して試料34の表面までの光路長と、光路分割プリズム11から第2のレンズ群22を介して参照ミラー12までの光路長とを一致させ、干渉縞を観察することができる。
【0035】
なお、光学部材14は、光路上から挿脱可能に構成することも可能である。また、光学部材14は、(図2中の位置14aや位置14cで示すように)光路分割プリズム11の試料34側のレンズ面や参照ミラー12側のレンズ面に貼り付けてもよい。また、光学部材14は、複数枚配置しても構わない。また、光学部材14は、光束入射位置を中心として回動可能となるように配置し、この光学部材14内での該光束の光路長を調整可能としてもよい。
【符号の説明】
【0036】
1 顕微鏡装置
10 干渉対物レンズ
11 光路分割プリズム(光路分割手段,光路長調整手段)
12 参照ミラー(光路長調整手段)
13 鏡筒
14 光学部材(光路長調整手段)
20 対物レンズ系
21 第1のレンズ群
22 第2のレンズ群
23 対物レンズ系内の構成レンズ群
31 光源
32 照明用ハーフミラー
33 検出器
34 試料

【特許請求の範囲】
【請求項1】
参照ミラーと、
光源からの照明光を試料へ向かう光と前記参照ミラーへ向かう光とに分割する光路分割手段と、
前記光路分割手段を内部に備え、この光路分割手段と前記試料との間に配置された第1のレンズ群と、前記光路分割手段と前記参照ミラーとの間に配置された第2のレンズ群とを含む、複数のレンズからなる対物レンズ系とを有し、
前記対物レンズ系を構成するレンズを介して前記光路分割手段に入射した前記照明光を、前記第1のレンズ群を介して前記試料へ向かう光と、前記第2のレンズ群を介して前記参照ミラーへ向かう光とに分割し、前記試料から前記第1のレンズ群を通して得られる反射光と、前記参照ミラーから前記第2のレンズ群を通して得られる反射光とを前記光路分割手段で重ね合わせて干渉縞を形成することを特徴とする干渉対物レンズ。
【請求項2】
前記光路分割手段から前記試料表面までの光路長と、前記光路分割手段から前記参照ミラーまでの光路長とを一致させるために、前記光路長の調整が可能な光路長調整手段を有することを特徴とする請求項1に記載の干渉対物レンズ。
【請求項3】
前記光路長調整手段は、前記参照ミラーであり、
前記参照ミラーは、前記光路分割手段から前記参照ミラーまでの前記光路長を調整するために、前記第2のレンズ群の光軸方向に沿って変位可能に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の干渉対物レンズ。
【請求項4】
前記参照ミラーは、前記干渉縞の縞間隔を調整するために、該ミラーの反射面と前記第2のレンズ群の光軸との交点を中心点として揺動可能に設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の干渉対物レンズ。
【請求項5】
前記光路長調整手段は、前記光路分割手段であり、
前記光路分割手段は、複数のプリズムが組み合わされたものであり、これら複数のプリズムの相対的な位置をずらすことにより、前記光路長の調整が可能であることを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載の干渉対物レンズ。
【請求項6】
前記光路長調整手段は、所定の厚さを有する光学部材であり、
前記光学部材は、前記光路分割手段から前記第1のレンズ群までの光路及び前記光路分割手段から前記第2のレンズ群までの光路の少なくともいずれか一方の光路上に配置することにより、前記光路長の調整が可能であることを特徴とする請求項2〜5のいずれか一項に記載の干渉対物レンズ。
【請求項7】
請求項1〜6のいずれか一項に記載の干渉対物レンズを有する顕微鏡装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2011−197166(P2011−197166A)
【公開日】平成23年10月6日(2011.10.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−61763(P2010−61763)
【出願日】平成22年3月18日(2010.3.18)
【出願人】(000004112)株式会社ニコン (12,601)
【Fターム(参考)】