説明

平板表示装置及びその駆動方法

【課題】 平板表示装置及びその駆動方法を提供する。
【解決手段】本発明に係る平板表示装置100は、一つのフレームに対応するディジタル信号を、n個のディジタルサブフレーム信号に分割する処理ユニット122を含む制御部120と、制御部からディジタルサブフレーム信号を受けて、n個のアナログサブフレーム信号を発生して表示部140に供給する駆動部130と、前記n個のアナログサブフレーム信号を受けて、これに対応するイメージを実現する表示部140とを含み、n個のディジタルサブフレーム信号に対応する輝度の平均値は、分割前のディジタル信号の輝度と同一であり、n個のディジタルサブフレーム信号のビット数は、ディジタル信号のビット数より小さい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、平板表示装置及びその駆動方法に関する。
【背景技術】
【0002】
最近、平板表示装置(FPD)は、マルチメディアの発達とともにその重要性が増大されている。これに応じて、液晶ディスプレイ(LCD)、プラズマディスプレイパネル(PDP)、電界放出表示装置(FED)、有機電界発光表示装置等の多様な平面形ディスプレイが実用化されている。
【0003】
この中で、N×M個のマトリックス形式に交差するデータラインとスキャンラインの領域に各々のサブピクセルが形成された平板表示装置は、前記データライン及びスキャンラインに電気接続された駆動部からデータ信号とスキャン信号の供給を受けて所望の映像を表現する。
【0004】
平板表示装置の映像の品質を向上させるためには、多様な階調を表現しなければならないが、多様な階調を表現するには、デジタルデータ信号のビット数が増加する。しかし、これを実現するためには、駆動部の出力ビット数も増加させなければならないので、階調表現に基づく装置の制約が発生する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した問題点を解決するための本発明の目的は、1つのデジタル信号をn個のデジタルサブフレーム信号に分割して、このn個のデジタルサブフレームを伝送して、駆動部の出力ビットを減らすことによって、装置の制約を解消できる平板表示装置及びその駆動方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前述した課題を解決するために、本発明の平板表示装置は、一つのフレームに対応するデジタル信号をn個のデジタルサブフレーム信号に分割する処理ユニットを含む制御部と、この制御部から前記デジタルサブフレーム信号の供給を受けて、n個のアナログサブフレーム信号を発生して表示部に供給する駆動部と、n個のアナログサブフレーム信号の供給を受けてそれに対応するイメージを実現する表示部とを含み、n個のデジタルサブフレーム信号にあたる輝度の平均値が、分割前のデジタル信号の輝度と同一で、n個のデジタルサブフレーム信号のビット数が、前記デジタル信号のビット数より小さいことを特徴とする。
【0007】
また、本発明に係る平板表示装置の駆動方法は、スキャンライン及びデータラインの交差領域に位置するサブピクセルを含む表示部に、前記スキャンラインを介してスキャン信号を供給するスキャン信号供給段階、外部から供給された一つのフレームにあたるデジタル信号をn個のデジタルサブフレーム信号に分割するデータ信号処理段階、及び分割された前記n個のデジタルサブフレーム信号をn個のアナログサブフレーム信号に変換して、前記データラインを介して前記表示部に供給するデータ信号供給段階を含み、
前記n個のデジタルサブフレーム信号にあたる輝度の平均値が、分割前の前記デジタル信号の輝度と同じく、前記n個のデジタルサブフレーム信号のビット数が、前記デジタル信号のビット数より小さいことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明は、多様な階調表現を可能としながら、駆動部の大きさを減少または維持させることができて、階調表現に係る装置の制約を解消させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下に、添付された図面を参照して、本発明に係る具体的な実施形態を説明する。
図1は、本発明の一つの実施形態に係る平板表示装置の概略的なブロック図である。
【0010】
図1に示された平板表示装置100は、メモリー110、制御部120、駆動部130及び表示部140を含む。メモリー110は、各デジタル信号が1つのフレームに対応するデジタル信号として、外部から供給を受けた映像信号を記憶する。
【0011】
制御部120は、メモリー110から供給を受けた一つのフレームに対応するデジタル信号を補正するガンマ補正部121を含む。そして、ガンマ補正部121によってガンマ補正されたデジタル信号をn個のデジタルサブフレーム信号に分割して出力する処理ユニット122を含む。
【0012】
一方、処理ユニット122によって分割されたn個のデジタルサブフレーム信号にあたる輝度の平均値は、分割前の一つのフレームに対応するデジタル信号の輝度と同じであるが、n個のデジタルサブフレーム信号のビット数は、デジタル信号のビット数より小さい。
【0013】
分割されたn個のデジタルサブフレーム信号は、駆動部130に供給されて、駆動部130は、n個のデジタルサブフレーム信号をn個のアナログサブフレーム信号に変換し、さらに、n個のサブフレーム間で、これらのn個のアナログサブフレーム信号を表示部140に供給する。
【0014】
表示部140は、スキャンラインとデータラインの交差領域に位置したサブピクセルを含む。各々のサブピクセルは、第1電極、第2電極及び第1電極と第2電極の間に位置する有機発光層または液晶層を含むことができる。すなわち、平板表示装置は、有機電界発光表示装置または液晶平板表示装置である。また、各々のサブピクセルは、一つ以上の薄膜トランジスタ及びキャパシタを含むことができる。
【0015】
表示部140は、n個のサブフレームの間で、n個のデジタルサブフレーム信号に対応するイメージを実現して、一つのフレームの間に実現される輝度は、メモリーに記憶された一つのフレームに相当するデジタル信号に対応する輝度と同一である。
【0016】
図2は、本発明の一つの実施形態に係る平板表示装置のデジタル信号の処理段階を説明するためのブロック図である。
本発明の理解を助けるためにメモリー110に記憶された、一つのフレームに相当するデジタル信号を6ビットに形成する。そして、制御部120のガンマ補正部121で出力されるデジタル信号は、7ビットに形成され、 処理ユニット122を通じて出力されるn個のデジタルフレーム信号は、5ビットに形成される。しかし、本発明は、予め形成された信号のビット数に限定されない。
【0017】
図2を参照すれば、メモリー110に記憶された6ビットのデジタル信号は、ガンマ補正部121に出力される。ガンマ補正部121は、平板表示装置の特性を考慮した非線形伝達関数の一種であるガンマ曲線を使って、デジタル信号を補正するものである。ガンマ補正部121は、ルックアップ表を含むことができるし、デジタル信号は、ガンマ補正部のルックアップ表(LUT)によって補正される。ガンマ曲線は、平板表示装置が有機電界発光表示装置の場合、有機発光層の発光特性、特に、発光材料の特性に相応するように作成される。
【0018】
本発明の一つの実施形態において、ガンマ補正部121は、メモリー110から供給された一つのフレームに対応するデジタル信号のビット数を、1ビット以上増加させて7ビットのデジタル信号に補正する。
【0019】
しかし、本発明の実施形態と異なり、デジタル信号がガンマ補正部121によって補正されても、ビット数は補正の前と等しい場合があり、補正されたデジタル信号のビット数が増加するほど、階調をより細分して表現することができる。
【0020】
ガンマ補正部121から出力された7ビットのデジタル信号は、処理ユニットに供給される。処理ユニット122は、駆動部の出力ビット数を減らすために、7ビットのデジタル信号を処理して4個の5ビットデジタルサブフレーム信号に分割する。
【0021】
ここで、処理ユニット122は、7ビットのデジタル信号に対応する輝度と4個の5ビットデジタルサブフレーム信号に対応する輝度が同一となるように7ビットのデジタル信号を分割する。
【0022】
例えば、処理ユニット122は、7ビットのデジタル信号に対して、4個の5ビットのデジタルサブフレーム信号を発生する。この内、2個のデジタルサブフレーム信号は7ビットのデジタル信号の下位二つのビットを削除した値であり、1個のデジタルサブフレーム信号は、7ビットのデジタル信号の下位二つのビットを削除した値に、削除した二つのビットの内で下位ビットを加えた値であり、残り1個のデジタルサブフレーム信号は、7ビットのデジタル信号の下位二つのビットを削除した値に、削除した二つのビットの内で上位ビットを加えた値である。
【0023】
すなわち、ガンマ補正部121を介して補正された7ビットのデジタル信号の下位2ビットが、00の場合、処理ユニット122を介して出力された4個のデジタルサブフレーム信号の全体ビット値は、4個のサブフレーム間で同一であり、下位2ビットが01、10または11の場合、処理ユニット122を介して出力された4個のデジタルサブフレーム信号の全体ビット値は、4個のサブフレーム間で一つ以上異なる。
【0024】
説明の理解を助けるために、図3に示されたメモリー値の内でデジタル信号 "3(000011)"、"4(000100)"及び"8(001001)"を利用して一連の過程を説明する。
【0025】
先ず、デジタル信号 "3(000011)"の例を説明すれば、メモリー110に記憶された6ビットのデジタル信号"3(000011)"は、ガンマ補正部121のルックアップ表(LUT)を通じて1ビットが増加することにより、"2(0000100)"になる。7ビットのデジタル信号"2(00001 00)"は、処理されて、4個のデジタルサブフレーム信号に分けられる。
【0026】
この時、7ビットのデジタル信号"2(0000100)"の内下位2ビットを削除すると、5ビットの"1(00001)"になる。そして、7ビットの内で下位2ビットは"00"なので、4個のデジタルフレーム信号は等しい。すなわち、処理ユニット122は四つのサブフレーム間 で"1(00001)、1(00001)、1(00001)、1(00001)"を出力する。
【0027】
4個のデジタルサブフレーム信号の平均は、"1"に表示されるが、デジタルサブフレーム信号の最下位ビットは、実質的にガンマ補正部で補正されたデジタル信号の下位三番目ビットと等しい値を有する。すなわち、補正されたデジタル信号と4個のデジタルサブフレーム信号の平均値は、"2に等しい。したがって、駆動部130は、4個の5ビットデジタルサブフレーム信号の供給を受けて、4個の5ビットデジタルサブフレーム信号の輝度の平均値と7ビットの補正されたデジタル信号の輝度が同一となるように、 4個の5ビットデジタルサブフレーム信号を4個のアナログサブフレーム信号に変換する。
【0028】
したがって、表示部140に実質的に供給されるデータ信号の量は、ガンマ補正部121の値"3.5"と同一になり、結局、これらの輝度は表示部140上で同一に実現される。
【0029】
次に、デジタル信号"4 (000100)"の例を説明する。
メモリー110の6ビットのデジタル信号"4 (000100)"は、ガンマ補正部121によって1ビット増加して7ビットの"1 (0000111)"になる。7ビットのデジタル信号 "1 (0000111)"は、処理されて4個のデジタルサブフレーム信号に分割される。
【0030】
この時、処理ユニット122は、7ビットのデジタル信号"1 (0000111)"の下位2ビットを削除して、2個の5ビットデジタルサブフレーム信号"1" (00001)を発生する。その後、削除した2ビットの内で下位ビットを5ビットのデジタルサブフレーム信号に加えて、 削除した 2ビットの中で上位ビットを5ビットのデジタルサブフレーム信号に加えて、二つのサブフレーム信号を発生させる。すなわち、4個のデジタルサブフレーム信号は、それぞれ"1(00001)、1(00001)、2(00010)、3(00011)" である。
【0031】
4個のデジタルサブフレーム信号の平均値は、"1.75"に表示されるものの、実質的に5ビットのデジタルサブフレーム信号の最下位ビットは、7ビットのデジタルサブフレーム信号の下位三番目ビットと等しい。すなわち、補正されたデジタル信号と4個のデジタルサブフレーム信号の平均値は、3.5として等しい。したがって、駆動部130は、4個の5ビットデジタルサブフレーム信号の供給を受けて、4個の5ビットデジタルサブフレーム信号の輝度の平均値と補正された7ビットデジタル信号の輝度がほぼ同一となるように、4個の5ビットデジタルサブフレーム信号を4個のアナログサブフレーム信号に変換する。
【0032】
したがって、表示部140に実質的に供給された量は、ガンマ補正部121の値 "3.5"と同一になって、結局、これらの輝度は表示部140上で同一に実現される。
【0033】
次に、デジタル信号"8(001001)"の例を説明する。
メモリー110に記憶されたデジタル信号"8(001000)"は、ガンマ補正部121を通じて1ビットが増加した"7 (0001110)"になる。デジタル信号"7 (0001110)"は、処理ユニット122によって処理されて4個のデジタルサブフレーム信号に分けられる。
【0034】
この時、処理ユニット122は、7ビットの内で下位2ビットを削除して、2個の5ビットデジタルサブフレーム信号"3(00011)を発生する。その後、前記5ビットデジタルサブフレーム信号"3(00011)"に削除したビット(10)の内下位ビットを加えて、前記5ビットデジタルサブフレーム信号"3(00011)" に、削除したビット10の内上位ビットを加えて、2個のデジタルサブフレーム信号を発生する。すなわち4個の5ビットデジタルサブフレーム信号は、それぞれ "3(00011)、3(00011)、3(00011)、5(00101)"である。
【0035】
一方、デジタルサブフレーム信号の平均値は、3.5に表示されるものの、実質的に5ビットデジタルサブフレーム信号の最下位ビットは、7ビットデジタルサブフレーム信号の下位三番目ビットと等しい。すなわち、 補正されたデジタル信号と4個のデジタルサブフレーム信号の平均値は 7に等しい。したがって、駆動部130は、4個の5ビットデジタルサブフレーム信号の供給を受けて、4個の5ビットデジタルサブフレーム信号の輝度の平均値と補正された7ビットデジタル信号の輝度が同一となるように、4個の5ビットデジタルサブフレーム信号を4個のアナログサブフレーム信号に変換する。
【0036】
したがって、表示部140に実質的に供給された量は、ガンマ補正部121の値 "7"と同一になって、結局、これらの輝度は表示部140上で同一に実現される。
【0037】
本発明の一つの実施形態では、7ビットデジタル信号をデジタル信号の最下位2ビットを削除して4個の5ビットデジタルサブフレーム信号を生成したが、最下位1ビットを削除して2個の6ビットデジタルサブフレーム信号を発生こともでき、デジタルサブフレーム信号の数はこれに限らない。
【0038】
また、本発明の一つの実施形態では、7ビットのデジタル信号を分割する際して、下位2ビットを削除した値を基準にしてプロセッシングする方法を説明したが、ここに限らないし、複数のデジタルサブフレーム信号の平均値の分割前のデジタル信号と等しければ関係ない。すなわち、本発明の一つの実施形態で(1、1、2、3)で分割したら、(0、2、2、3)または (4 0 0 3)に処理することも可能である。
【0039】
そして、制御部120は、赤色、緑色、青色の内で何れか一つのデジタル信号を選択してn個のデジタルサブフレーム信号で分割することができる。したがって、階調をより多様に表現しなければならない必要がある色相の場合、ガンマ補正部によって微細に補正してビット数を高めた後、これを処理ユニットによって、デジタルサブフレーム信号に分割して表示部に供給することができる。すなわち、駆動部の出力ビット数を高めなくても平板表示装置の画面の品質を向上させることができる。
【0040】
図3は、本発明の一つの実施形態に係る平板表示装置の駆動方法を示す流れ図である。
図1及び図3を参照すれば、スキャン信号供給段階(S220)は、スキャンライン及びデータラインの交差領域に位置するサブピクセルを含む表示部140にスキャンラインを介してスキャン信号を供給する段階である。
【0041】
データ信号処理段階(S240)は、外部から供給された一つのデジタル信号をn個のデジタルサブフレーム信号で分割する段階である。
データ信号処理段階(S240)では、ルックアップ表を含むガンマ補正部121を利用して一つのフレームに対応するデジタル信号のビット数を、1ビット以上増加してガンマ補正をし、処理ユニット122を利用してガンマ補正されたデジタル信号をn個のデジタルサブフレーム信号で分割することができる。
【0042】
処理されたデータ信号供給段階(S260)で、駆動部130は、n個のデジタルサブフレーム信号の輝度の平均値と補正されたデジタル信号の輝度が同一となるように、n個のデジタルサブフレーム信号をn個のアナログサブフレーム信号に変換してn個のサブフレーム間表示部140に供給する。
【0043】
以上添付した図面を参照して、本発明の実施形態を説明したが、上述した本発明の技術的構成は、本発明の技術分野に属する当業者が、本発明の技術的思想や必須特徴部分を変更しなくても他の具体的な形態で実施されることができるということを理解できる。
【0044】
したがって、上記した実施形態は、すべての面において、例示的なものであり、限定的ではないことを理解されなければならない。同時に、本発明の技術範囲は、詳細な説明よりも特許請求範囲によって現わされる。また、特許請求範囲の意味及び範囲そしてその等価的概念から導出されるすべての変更または変形された形態は、本発明の技術範囲に含まれるものである。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】本発明の一つの実施形態に係る平板表示装置の概略的なブロック図である。
【図2】本発明の一つの実施形態に係るデジタル信号の処理を説明するためのブロック図である。
【図3】本発明の一つの実施形態に係る平板表示装置の駆動方法を示す流れ図である。
【符号の説明】
【0046】
100 平板表示装置
110 メモリー
121 ガンマ補正部
122 処理ユニット
130 駆動部
140 表示部



【特許請求の範囲】
【請求項1】
一つのフレームに対応するディジタル信号をn個のディジタルサブフレーム信号に分割する処理ユニットを含む制御部と、
前記制御部から前記ディジタルサブフレーム信号を受けて、n個のアナログサブフレーム信号を発生して表示部に供給する駆動部と、
前記n個のアナログサブフレーム信号を受けて、これに対応するイメージを実現する表示部とを含み、
前記n個のディジタルサブフレーム信号に対応する輝度の平均値は、分割前の前記ディジタル信号の輝度と同一であり、前記n個のディジタルサブフレーム信号のビット数は、前記ディジタル信号のビット数より低いことを特徴とする平板表示装置。
【請求項2】
前記制御部は、
前記一つのフレームに対応するディジタル信号をルックアップ表を参照して補正するガンマ補正部を含み、前記ディジタル信号は、前記ガンマ補正部によって補正されることを特徴とする請求項1記載の平板表示装置。
【請求項3】
前記ガンマ補正部は、前記ディジタル信号のビット数を1ビット以上増加させるように補正することを特徴とする請求項1記載の平板表示装置。
【請求項4】
前記処理ユニットは、
前記ディジタル信号の下位1ビット以上を除去して、n個のディジタルサブフレーム信号に分割して出力することを特徴とする請求項1記載の平板表示装置。
【請求項5】
前記ガンマ補正部を介して補正された前記一つのフレームに対応するディジタル信号は、7ビットであり、前記処理ユニットは、7ビットのディジタル信号を4個の5ビットディジタルサブフレーム信号に分割することを特徴とする請求項2記載の平板表示装置。
【請求項6】
前記ディジタルサブフレーム信号の少なくともいずれか二つは、7ビットのディジタル信号の下位2ビットを除去した5ビットの値であることを特徴とする請求項5記載の平板表示装置。
【請求項7】
前記ディジタルサブフレーム信号の少なくともいずれか三つは、7ビットのディジタル信号の下位2ビットを除去した5ビットの値で、残り一つの大きさは、前記三つのサブフレーム信号の大きさより大きいことを特徴とする請求項6記載の平板表示装置。
【請求項8】
前記ディジタルサブフレーム信号の他の二つの大きさは、前記いずれかの二つの大きさより大きく、前記他の二つのいずれか一方の大きさは他方の大きさより大きいことを特徴とする請求項6記載の平板表示装置。
【請求項9】
前記駆動部は、
前記n個のディジタルサブフレーム信号が示す輝度と前記ディジタル信号が示す輝度が同一となるように、前記n個のディジタルサブフレーム信号をn個のアナログサブフレーム信号に変換することを特徴とする請求項1記載の平板表示装置。
【請求項10】
前記制御部は、
赤色、緑色、青色のいずれか一つ以上のディジタル信号をn個のサブフレーム信号に分割することを特徴とする請求項1記載の平板表示装置
【請求項11】
前記表示部は、
スキャンライン及びデータラインの交差領域に位置したサブピクセルを含み、
各々のサブピクセルは、第1電極、第2電極及び二つの電極の間に介在された有機発光層を含むことを特徴とする請求項1記載の平板表示装置。
【請求項12】
各々のサブピクセルは、
前記一つ以上の薄膜トランジスタ及びキャパシタを含むことを特徴とする請求項11記載の平板表示装置。
【請求項13】
スキャンライン及びデータラインの交差領域に位置するサブピクセルを含む表示部に、前記スキャンラインを介してスキャン信号を供給するスキャン信号供給段階と、
外部から供給された一つのフレームに対応するディジタル信号をn個のディジタルサブフレーム信号に分割するデータ信号処理段階と、
分割された前記n個のディジタルサブフレーム信号をn個のアナログサブフレーム信号に変換して、前記データラインを介して前記表示部に供給するデータ信号供給段階を含み、
前記n個のディジタルサブフレーム信号に対応する輝度の平均値は、分割前の前記ディジタル信号の輝度と同一であり、前記n個のディジタルサブフレーム信号のビット数は、前記ディジタル信号のビット数より低いことを特徴とする平板表示装置の駆動方法。
【請求項14】
前記データ信号処理段階では、
ルックアップ表を含むガンマ補正部を利用して前記ディジタル信号を補正し、
前記処理ユニットを利用して前記補正されたディジタル信号をn個のディジタルサブフレーム信号に分割することを特徴とする請求項13記載の平板表示装置の駆動方法。
【請求項15】
前記ガンマ補正部は、前記ディジタル信号のビット数を1ビット以上増加させるように補正することを特徴とする請求項14記載の平板表示装置の駆動方法。
【請求項16】
前記処理ユニットは、
前記ディジタル信号の下位1ビット以上を除去して、n個のディジタルサブフレーム信号に分割して出力することを特徴とする請求項14記載の平板表示装置の駆動方法。
【請求項17】
前記ディジタルサブフレーム信号の少なくともいずれか二つは、7ビットのディジタル信号の下位2ビットを除去した5ビットの値であることを特徴とする請求項16記載の平板表示装置の駆動方法。
【請求項18】
前記ディジタルサブフレーム信号の少なくともいずれか三つは、7ビットのディジタル信号の下位2ビットを除去した5ビットの値で、残り一つの大きさは、前記三つのサブフレーム信号の大きさより大きいことを特徴とする請求項16記載の平板表示装置の駆動方法。
【請求項19】
前記ディジタルサブフレーム信号の他の二つの大きさは、前記いずれかの二つの大きさより大きく、前記他の二つのいずれか一方の大きさは、他方の大きさより大きいことを特徴とする請求項17記載の平板表示装置の駆動方法。
【請求項20】
前記n個のディジタルサブフレーム信号は、前記n個のディジタルサブフレーム信号が示す輝度と前記ディジタル信号が示す輝度が同一となるように、n個のアナログサブフレーム信号に変換されることを特徴とする請求項13記載の平板表示装置の駆動方法。
【請求項21】
前記ディジタル信号は、赤色、緑色、青色のいずれか一つ以上のディジタル信号であることを特徴とする請求項13記載の平板表示装置の駆動方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2008−139810(P2008−139810A)
【公開日】平成20年6月19日(2008.6.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−42437(P2007−42437)
【出願日】平成19年2月22日(2007.2.22)
【出願人】(596066770)エルジー エレクトロニクス インコーポレーテッド (384)
【Fターム(参考)】