説明

床構造体および床構造体を備えた動物収容室

【課題】動物の習性を利用した効率の良い床構造体および該床構造体を使用した動物収容室を提供する。
【解決手段】床構造体1は動物収容室150内部に設けられており、高床部110、高床部床面111、給湯管112、低床部120、低床部床面121、蹴上げ130により構成されている。動物収容室150内部の床面に蹴上げ130が短手方向中央近傍に設けられており、蹴上げ130は長手方向にわたって高さ15cmに形成されている。該蹴上げ130を境にして高床部110と低床部120が構成されている。高床部110の高床部床面111の下方内部には、2本の給湯管112が敷設されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は床構造体および床構造体を備えた動物収容室に係り、更に詳しくは、動物収容空間内の床面に段差を形成し、高床部分に床暖房を設けた床構造体、および該床構造体を備えた動物収容室に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、動物、特に犬猫等は、床面に高低差がある場合、高床側で休息および睡眠を取り、低床側で運動、摂食および排便を行うという習性を有している。これは、自分の寝床を清潔に保つと同時に、休息等する場所から自分の臭いを出さないようにするためであるといわれている。
【0003】
上記の習性を利用して、動物園や保健所等の動物収容施設のなかには、収容室内の床面に段差を形成した動物収容室があり、例えば下記のようなものが提案されている。
【0004】
【特許文献1】登録実用新案第3052798号公報
【0005】
上記特許文献1に記載された高床式構造の動物収容室を使用した場合、餌の食べかすや糞で汚れやすい低床側のみ掃除すればよいため、清掃等の管理負担が軽減されるという利点がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、上記装置には、下記のような課題があった。
即ち、動物収容施設は日本全国に建設されており、年間を通じて稼働しているのが通常であるが、動物収容施設内に設けられた上記特許文献1に係る動物収容室は暖房設備を有しないため、冬季に収容された動物が凍死してしまうおそれがある。特に、寒冷地の施設においては凍死の可能性が高まる。
凍死防止策としては、収容室内にエアコン等の暖房設備を使用すればよいが、暖房設備の設置費用および維持費用により運営コストが高くなるという課題があった。
【0007】
ところで、平成12年12月1日に改正された「動物の愛護および管理に関する法律」が施行され、これを受けた一部の自治体は動物愛護に関する条例等の改正を行っている。上記条例等が適用される自治体の施設等では、動物の保護期間を延長し、その間にインターネット等により広く里親等の貰い請け人を募る等の活動を始め、一定の成果が上っている。
【0008】
しかし、貰い請けの際に、大部屋にまとめて収容している動物については、敬遠される傾向がある。これは、貰い請け人が、病気感染のおそれのある個体や、動物同士の喧嘩による怪我をした個体の貰い受けを嫌うためである。
【0009】
このため、被保護動物収容施設は、従来の大部屋に多数の動物を収容する態様から、間仕切り等により個体ごとに収容する態様に変化しつつある。更に、上記個別の収容室は、間仕切りに強化プラスティック等を使用し、隣り合う収容室をほぼ完全に遮断する傾向にある。
【0010】
しかし、上記施設は、各部屋が間仕切りによって遮断されているためエアコンは効きづらく、また、個々の収容室毎に暖房設備を設置することは設置および維持費用の負担も大きい。
【0011】
(発明の目的)
(1)そこで、本発明の目的は、動物の習性を利用した効率の良い床構造体を提供することにある。
(2)本発明の他の目的は、動物の習性を利用し、区画されていても各部屋の暖房効率が良い床構造体を提供することにある。
(3)また、本発明の他の目的は、工場等から回収した廃熱を利用することにより、環境負荷の少ない床構造体および動物収容室を提供することにある。
(4)更にまた、本発明の他の目的は、上述の床構造体を使用した動物収容室を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記目的を達成するために講じた本発明の手段は次のとおりである。
第1の発明にあっては、
動物収容室の内部に、高さの異なる床を形成し、
高い部分の床面は、暖房装置により加熱または保温されることを特徴とする、
床構造体である。
【0013】
第2の発明にあっては、
動物収容室の内部に、少なくとも高低二段以上の段差を有する床が設けられており、
高床部の床面は、暖房装置により加熱または保温されることを特徴とする、
床構造体である。
【0014】
第3の発明にあっては、
高床部内部は、熱媒体が循環できるよう配管がなされており、
熱媒体は、配管の中を循環して高床部床面を加熱または保温し、循環後回収して再利用可能であることを特徴とする、
第1または第2の発明に係る床構造体である。
【0015】
第4の発明にあっては、
高床部内部は、空洞に形成され、空洞の下方には断熱材が配置されており、
該空洞内部には、熱媒体が循環できるよう配管がなされており、
熱媒体は、配管の中を循環して高床部床面を加熱または保温し、循環後回収して再利用可能であることことを特徴とする、
第1、第2または第3の発明に係る床構造体である。
【0016】
第5の発明にあっては、
暖房装置は、工場、ゴミ焼却場または当該床構造体が敷設された動物処分施設から出る廃熱を利用したものであることを特徴とする、
第1、第2、第3または第4の発明に係る床構造体である。
【0017】
第6の発明にあっては、
第1、第2、第3、第4または第5の発明に係る床構造体を備えていることを特徴とする、
動物収容室である。
【0018】
本発明において、「高さの異なる床」は、動物収容室内部の床に高い箇所と低い箇所が形成されたものであればよく、例えば、坂状に傾斜した床であってもよいし、少なくとも高低二段以上の段差を設けた床等であってもよい。
【0019】
本発明において、「動物収容室」は、動物を収容するために形成されたものであればよく、例えば、多数匹を収容可能な空間であってもよいし、1匹ずつ収容するよう形成された個別の収容空間あるいはケージ等であってもよい。
【0020】
本発明において、「暖房装置」は、例えば、温水または加熱したオイル等を循環させる暖房装置が挙げられるが、これに限定するものではなく、電気式ヒーター等であってもよい。
また、例えば暑さが厳しい場合などは、施設内の動物が熱射病等により死亡する場合もあるので、上記暖房装置に代えて、冷房装置または冷却した熱媒体を循環させる温度調整装置を使用してもよい。
【0021】
(作 用)
動物収容室に保護対象となる動物を入れる。
動物(特に犬猫)は、その習性により収容室内部に設けられた高低の段差のうち、高床部で休息および睡眠を取り、低床部で運動、摂食および排便を行う。
動物は、休息および睡眠の際は高床部に移動し、高床部は暖房装置により適温に暖められているので、動物は凍死しないか、または凍死しにくい。
【0022】
加熱等された熱媒体が循環できるよう配管がなされた床構造体にあっては、循環後の熱媒体を回収して再利用する。
【0023】
また、工場、ゴミ焼却場または当該床構造体が敷設された動物処分施設から出る廃熱が利用可能である場合、上記循環型の暖房装置の熱源とする。
【発明の効果】
【0024】
(1)本発明によれば、収容された動物がその性質上休息及び睡眠を取る高床部に暖房装置が設置されているため、収容した動物が凍死しないか、または凍死しにくい。
(2)本発明に係る床構造体は高床部にのみ設置するものであるため、施工時に必要な資材および機材が少なくて済む。更に、暖房設備稼働時の燃料等の無駄が少なく、効率が良い。上記理由から、設置費用及び維持運営費用が軽減されることになり、施設を運営する側の経済的負担が軽減される。
(3)加熱等された熱媒体が循環できるよう配管がなされ、循環後の熱媒体を回収して再利用する設備を使用する上記床構造体は、再加熱等に要するエネルギーを節約できるので環境負荷が少ない。
(4)工場、ゴミ焼却場または当該床構造体が敷設された動物処分施設から出る廃熱を利用した循環型暖房装置を備えた上記床構造体は、更に環境負荷が少なくなるうえ、施設運営費用が節約できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
本発明の実施の形態を図面に基づき更に詳細に説明する。
図1は、第1の実施の形態に係る床構造体の一部を切り欠いた斜視使用状態説明図である。
【0026】
図1で示す床構造体1は、動物収容室150内部に設けられており、高床部110と、高床部床面111と、給湯管112と、低床部120と、低床部床面121と、蹴上げ130により構成されている。
【0027】
図1に示す動物収容室150内部の床面には、蹴上げ130が短手方向中央近傍に設けられている。蹴上げ130は、長手方向にわたって形成されており、高さ15cmに形成されている。該蹴上げ130を境にして、高床部110と低床部120が構成されている。
高床部110の高床部床面111の下方内部には、2本の給湯管112が敷設されている。
【0028】
なお、本実施の形態に係る床構造体1の床部はコンクリートにより形成されているが、他の材料、例えばモルタル漆喰等により形成してもよいし、またコンクリート等の上からシート状のビニル樹脂やステンレススチールの板材を敷設してもよい。この場合、清掃等を行う際に便利である。
【0029】
本実施の形態に係る床構造体1の蹴上げは、高さ15cmに形成しているが、この高さに限定するものではなく、収容する動物の体格や性質に応じた高さに形成すればよい。
【0030】
本実施の形態に係る床構造体1の高床部に敷設された給湯管は2本であるが、この数には限定されず、例えば1本あるいは3本以上であってもよい。また、蛇行等した給湯管を敷設してもよい。
【0031】
(作 用)
図1を参照して本実施の形態で示す床構造体1の作用を説明する。
まず、動物収容室150内部に、動物(本実施の形態では犬D1,D2,D3)を収容する。
【0032】
犬D1,D2は、その習性により収容室内部に設けられた高低の段差のうち、高床部床面111で休息および睡眠を取る。
ボイラー(図示省略)により加熱された湯は、高床部110内部に設けられた給湯管112を流れている。
これにより、高床部床面111は、加熱および一定の温度に保たれるため、休息および睡眠の際に収容された犬は凍死しないか、または凍死しにくい。
一方、摂食する犬D3は、低床部に設けられた餌容器140から餌食み等する。
【0033】
図2は第2の実施の形態に係る床構造体の斜視図、
図3は第2の実施の形態に係る床構造体の側部断面図、
図4は第2の実施の形態に係る床構造体の各部屋への配管を示した説明図である。
図2ないし図4を使用して、第2の実施の形態に係る床構造体を説明する。
【0034】
図2および図3を参照する。
図2および図3に示す床構造体2は、第1の実施の形態に係る床構造体1とほぼ同様の構造であるが、間仕切り260より複数の空間に仕切られ、個室に形成された動物収容室250の内部に設けられている点が相違する。
【0035】
また、高床部210の内部には、筺状の空間部213が長手方向に向かって形成されている。
当該空間部213内には、断熱材214と、2本の給湯管212と、各給湯管の保持体217が設けられている。
【0036】
空間部213を、図3を参照し、側面視にて説明する。
空間部213は、高さ方向が短辺となり、幅方向が長辺となる側面視長方形に形成されている。
空間部213内部の所要箇所には、底面から立ち上げて形成された各保持体217が相対して設けられている。
相対して設けられた各保持体217の間には、シート状の断熱材216が設けられている。
各給湯管212は、相対する保持体217の内側に保持されており、各保持体217により空間部213内部の略中間の高さに位置するよう保持されている。
【0037】
各間仕切り260は、窓261、壁板262を備えている。
各間仕切り260は、床構造体2の延設された方向に所要の間隔を開けて、平行かつ並列に設けられている。(図2参照)
なお、各間仕切り260を設置する際の取付基礎部分は、高床部210に係る空間部213を避けて形成してある。(図示省略)
【0038】
各動物収容室250の通路側には、格子270が設けられている。格子270の上部は窓が設けられている。
【0039】
各動物収容室250および床構造体2は、コンクリートで形成された床215の上の設けられている。
床215の下方には、断熱材216が敷設してある。
【0040】
(作 用)
図2ないし図4を参照して、本実施の形態で示す床構造体2の作用を説明する。
まず、各動物収容室250に動物を1匹ずつ収容する。
従来の柵や格子の間仕切りは隙間から動物同士が傷つけあうことがあったが、本実施の形態に係る間仕切り260は、下方に設けられた壁板262が隣り合う収容室内に収容された動物の接触を防ぐため、動物同士が喧嘩して起こる怪我や、病気の感染を防止する。
管理者は、間仕切り260に設けられた窓261、あるいは通路側に設けられた格子270から、各動物収容室250内部を窺い、収容した動物の状態を観察する。
【0041】
なお、図2および図3に示す床構造体2の作用は、第1の実施の形態に係る床構造体1とほぼ同様であるため、説明を省略する。
【0042】
図4を参照して、図2および図3に示す床構造体2が設けられた動物収容施設の全体を説明する。
なお、図4に示す動物収容室250aないし動物収容室250jは、ほぼ同様の構造であるため、動物収容室250jにのみ詳細な符号を付し、他の動物収容室については符号を省略する。
【0043】
図4に示す床構造体2が設けられた施設は、給湯装置3を備えている。
給湯装置3は、給湯管212と、温水ボイラー310と、循環ポンプ320、温度調節弁330と、圧力調節弁340を備えている。
【0044】
温水ボイラー310から供給された温水は、循環ポンプ320により給湯管212を通じて、動物収容室250a,250b,250c,250d,250eへ供給され、高床部床面210を暖める。なお、給湯管212は、動物収容室250eに係る高床部210内部で折り返すよう敷設されている。このため、温水は、動物収容室250e,250d,250c,250b,250aの順で戻る。
【0045】
また、同様に、温水ボイラー310から供給された温水は、循環ポンプ320により給湯管212を通じて、動物収容室250f,250g,250h,250i,250jへ供給され、高床部床面210を暖める。なお、給湯管212は、動物収容室250jに係る高床部210内部で折り返すよう敷設されている。このため、温水は、動物収容室250j,250i,250h,250g,250fの順で戻る。
【0046】
循環した温水は、給湯管212を通じて、再び温水ボイラー310に回収される。
【0047】
なお、温水ボイラー310の熱源は、工場、ゴミ焼却場または当該床構造体が敷設された動物処分施設から出る廃熱を利用したものであってもよい。
また、動物処分施設の立地条件に適合したエネルギー取得手段、例えば、太陽熱発電、風力発電、地熱発電、水力発電、波力発電等によって暖房設備を稼働させてもよい。
【0048】
なお、本実施の形態に係る床構造体2の床部はコンクリートにより形成されているが、他の材料、例えばモルタル漆喰等により形成してもよいし、またコンクリート等の上からシート状のビニル樹脂やステンレススチールの板材を敷設してもよい。
【0049】
本実施の形態に係る床構造体2の蹴上げは、高さ15cmに形成しているが、この高さに限定するものではなく、収容する動物の体格や性質にあわせた高さに形成すればよい。
【0050】
本実施の形態に係る床構造体2の高床部に敷設された給湯管は2本であるが、この数には限定されず、例えば1本あるいは3本以上であってもよい。また、蛇行等した給湯管を敷設してもよい。
【0051】
なお、第1および第2の実施の形態に係る動物収容室は、低床部に餌および水の収容体、排泄物収容体または排泄物清掃装置、またはこれらを組み合わせたものを備えた構造であってもよい。
上記の餌および水の収容体、排泄物収容体または排泄物清掃装置を備えた床構造体は、動物が低床側で餌食み等し、また排泄する習性を利用したものである。
【0052】
上記構造を備えた動物収容室では、収容された動物は、低床部に設けられた餌および水の収容体から餌食み等し、動物がした排泄物は排泄物収容体または排泄物清掃装置により処理される。これにより、上記構造を備えた動物収容室は、低床部のみ清掃すればよく、動物管理の負担が少なくて済む。
【0053】
なお、上記の「排泄物収容体」は、動物の排泄物を収容する容器等を意味するが、これに限定するものではなく、例えば、動物の排泄に関する習慣を利用したもの、例えば猫が砂地に排便する習性を利用して、収容体内に砂状物や粒状物を配したもの等であってもよい。
【0054】
また、上記の「排泄物清掃装置」は、例えば、決まった場所に排便する習慣を持つ動物が排泄物収容体内にした便を、収容体ごと交換、または便のみ取り出す装置や、また、低床側を所要の角度に傾斜させて形成し、低い側には排水溝を設け、斜面の高い方から洗浄水を放出して斜面の低い側に便を流す装置等が挙げられる。
【0055】
本明細書で使用している用語と表現は、あくまでも説明上のものであって、なんら限定的なものではなく、本明細書に記述された特徴およびその一部と等価の用語や表現を除外する意図はない。また、本発明の技術思想の範囲内で、種々の変形態様が可能であるということは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0056】
【図1】第1の実施の形態に係る床構造体の一部を切り欠いた斜視使用状態説明図。
【図2】第2の実施の形態に係る床構造体の斜視図。
【図3】第2の実施の形態に係る床構造体の側部断面図。
【図4】第2の実施の形態に係る床構造体の各部屋への配管を示した説明図。
【符号の説明】
【0057】
1 床構造体
110 高床部
111 高床部床面
112 給湯管
120 低床部
121 低床部床面
130 蹴上げ
140 餌容器
150 動物収容室
2 床構造体
210 高床部
211 高床部床面
212 給湯管
213 空間部
214 断熱材
215 床
216 断熱材
217 保持体
220 低床部
221 低床部床面
230 蹴上げ
250 動物収容室
260 間仕切り
261 窓
262 壁板
270 格子
3 給湯装置
310 温水ボイラー
320 循環ポンプ
330 温度調節弁
340 圧力調節弁
D1 犬
D2 犬
D3 犬

【特許請求の範囲】
【請求項1】
動物収容室の内部に、高さの異なる床を形成し、
高い部分の床面は、暖房装置により加熱または保温されることを特徴とする、
床構造体。
【請求項2】
動物収容室の内部に、少なくとも高低二段以上の段差を有する床が設けられており、
高床部の床面は、暖房装置により加熱または保温されることを特徴とする、
床構造体。
【請求項3】
高床部内部は、熱媒体が循環できるよう配管がなされており、
熱媒体は、配管の中を循環して高床部床面を加熱または保温し、循環後回収して再利用可能であることを特徴とする、
請求項1または請求項2記載の床構造体。
【請求項4】
高床部内部は、空洞に形成され、空洞の下方には断熱材が配置されており、
該空洞内部には、熱媒体が循環できるよう配管がなされており、
熱媒体は、配管の中を循環して高床部床面を加熱または保温し、循環後回収して再利用可能であることことを特徴とする、
請求項1,2または請求項3記載の床構造体。
【請求項5】
暖房装置は、工場、ゴミ焼却場または当該床構造体が敷設された動物処分施設から出る廃熱を利用したものであることを特徴とする、
請求項1,2,3または請求項4記載の床構造体。
【請求項6】
請求項1,2,3,4または請求項5記載の床構造体を備えていることを特徴とする、
動物収容室。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate


【公開番号】特開2006−174777(P2006−174777A)
【公開日】平成18年7月6日(2006.7.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−372331(P2004−372331)
【出願日】平成16年12月22日(2004.12.22)
【出願人】(394006048)福岡酸素株式会社 (3)
【Fターム(参考)】