説明

座標射撃

【課題】専用の銃型コントローラーを使用しないガンシューティーングゲームを提供すること。
【解決手段】ディスプレイ装置の画面前面に一定の距離を置いて直角に交わる多数の縦線と横線からなる方眼の網の目が表示し、テンキーでX座標、Y座標の数字入力をして射撃する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、ガンシューティングゲーム装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のガンシューティングゲーム装置では、ディスプレイ装置の画面上に表示される標的に向けて銃型コントローラーの引き金スイッチを押して射撃をしていた。家庭用ゲーム機においては本体付属のコントローラーは使えず、専用のコントローラーに付け替えなければならなかった。
【特許文献1】特開2006−346001
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
以上の技術によれば、ガンシューティングをするには専用のコントローラーが必要であり、専用コントローラーはガンシューティングゲームでのみしか使用できなかった。そこで、この発明は、ガンシューティングゲーム以外のゲームにも使用できるコントローラーで楽しめるゲーム内容を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
以上の課題を解決するために、本発明のガンシューティングゲーム装置は、ディスプレイ装置の画面前面に一定の距離を置いて直角に交わる多数の縦線と横線からなる方眼の網の目が表示し、テンキーでX座標、Y座標の数字入力をして射撃することを特徴とする。
【発明の効果】
【0005】
本発明のガンシューティングゲーム装置によれば、専用のコントローラーでなくてもガンシューティングゲームが楽しめる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。
【0007】
図1にはテンキーの正面図が示され、図2にはガンシューティングゲームを行う時のディスプレイ装置の画面表示例が示されている。
【0008】
本発明における入力装置は図1のような1から9までと0の数字入力が可能なテンキーである。テンキーの打ち方は電卓の打ち方と同じである。右手で入力する場合は1,4,7は人差し指で2,5,8は中指、3,6,9は薬指を使う。5のところにある小突起物を中指の触覚で感知する。小突起物はコンピューターのキーボードのFとJに設けられているものと同じ役割を果たし、そこが基準点となる。よって、5に中指を置けば、自然と4には人差し指が、6には薬指というホームポジションが自然と出来上がる。そして、4,5,6のホームポジションを基準に、7,8,9を押すには指を上にスライドさせ、1,2,3は下にスライドさせる。その他のキーは人それぞれである。
【0009】
本発明のガンシューティングゲームはテンキーのブランドタッチができなければ有意義には楽しめない。なぜなら、入力の都度、手元を見ていたのでは次々に出現する標的のスピードに対応できないからである。しかし、テンキーのブラインドタッチはキーボードのブラインドタッチよりも短時間でマスター可能である。
【0010】
図2のディスプレイ装置のゲーム画面には、背景や動く標的の前面に、一定の距離を置
いて直角に交わる多数の縦線と横線からなる方眼の網の目を透かし表示する。横線をX軸、縦線をY軸として、画面左下は(X座標,Y座標)=(0,0)とする。
【0011】
図2の画面左の標的を射撃する場合、例えばA点に向けて弾を飛ばそうとする。A点は左から3個目、下から12個目で(X座標,Y座標)=(3,12)なので、『0312』とテンキーで入力する。するとそこ向かって弾が飛んで、標的を倒す。仮に、標的外の座標の数字を入力した場合、例えばB点の座標(7,14)の数字『0714』を入力したとしても、弾は標的には当たらず、敵は倒れない。図3は以上のことをフローチャートにしたものである。
【0012】
瞬時に座標の読み取る能力も多少の訓練が必要であるが、図2のように基準となる軸には目立つ線や色を変えたり、例えば5の倍数の座標には点を打つなどすればわかりやすくなる。また5マス目ごとに色を変えることなども考えられる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本実施形態に係わるテンキーの正面図である。
【図2】ガンシューティングゲームを行う時のディスプレイ装置の画面表示例。
【図3】着弾決定処理を示すフローチャート。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ディスプレイ装置の画面上に表示される標的をテンキーによる数字入力によって射撃することを特徴とするガンシューティングゲーム装置。
【請求項2】
前記ディスプレイ装置の画面の前面には、一定の距離を置いて直角に交わる多数の縦線と横線からなる方眼の網の目が表示されていることを特徴とする請求項1記載のガンシューティングゲーム装置。
【請求項3】
前記射撃は、画面前面の網の目のX座標、Y座標の数字入力によることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のガンシューティングゲーム装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2008−237666(P2008−237666A)
【公開日】平成20年10月9日(2008.10.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−84064(P2007−84064)
【出願日】平成19年3月28日(2007.3.28)
【出願人】(307008864)
【Fターム(参考)】