説明

廃プラスチック処理設備およびそれを用いた排出ガスの湿度低減方法

【課題】成形装置から排出される集塵ガスの湿度を低下させることにより脱臭性能を向上させる廃プラスチック処理設備およびそれを用いた排出ガスの脱臭方法を提供する。
【課題を解決するための手段】廃プラスチックを減容し成形する成形装置から発生する蒸気含有臭気ガスを脱臭する脱臭装置を有する廃プラスチック処理設備において、廃プラスチックの成形装置の出口に排気ダクトを設け該ダクトに空気を吸込む吸込み口を設けることにより蒸気含有臭気ガスを冷却して蒸気をドレン化するとともに、前記ドレンを排出することにより前記成形装置から発生する臭気ガスの湿度を低減することを特徴とする廃プラスチック処理設備およびそれを用いた排出ガスの脱臭方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、廃プラスチック処理設備およびそれを用いた排出ガスの脱臭方法に関する。具体的には、廃プラスチックを減容し成形する成形装置から発生する蒸気含有臭気ガスを脱臭する脱臭装置を有する廃プラスチック処理設備およびそれを用いた排出ガスの脱臭方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、産業廃棄物あるいは一般廃棄物として廃棄される廃プラスチックが増加の一途をたどっている。一方、地球規模での環境保全の大きなテーマとして、炭酸ガス削減への要求が高まっており、廃プラスチックを従来の単純消却や埋め立てで処理するのではなく、素材あるいは熱源としてリサイクルすることに取り組むケースが増えている。特に、現状の廃プラスチックが多種類のプラスチックが混在する状況にある中で、処理コスト面からサーマルリサイクルが注目され、多くの工業炉で廃プラスチックのサーマルリサイクルの実用化、あるいは実用化研究がなされており、廃プラスチックの処理設備が種々提案されている。
【0003】
例えば、廃プラスチックの成形装置に関しては、特開平11−348038号公報(下記特許文献1)に、吐出物を切断する際の切断抵抗が小さく、吐出物の状態変動が生じても、溶融状態で吐出された棒状のプラスチックが切断刃に付着したり、切断できなくなったりすることはなく、連続切断においても安定した切れが保持される、廃プラスチックの減容成形用の切断装置が記載されている。
【0004】
また、廃プラスチック処理設備の排ガス処理方法に関しては、特開昭61−11521号公報(下記特許文献2〉に、プラスチックを含む都市ゴミあるいは原子力発電所の固体廃棄物を大幅に減溶化処理する際に発生する排ガスを、外部加熱部を加熱する誘導加熱コイルの冷却用媒体の冷却に用いることにより、余分な付帯設備を要しない排ガス処理方法が提案されている。
【0005】
しかし、容器包装リサイクル法によって自治体より排出される廃プラスチックをコークス原料としてリサイクルする設備においては、廃プラスチックを減容し成形する成形装置から蒸気およびミストを含む高湿度の臭気ガスが発生するという問題点があった。
【0006】
従来設備では、成形機系から直接捕集した集塵空気の湿度が高いため、集塵機内の濾布が湿潤状態となっていた。また、集塵機後段へ流れる空気が高湿度雰囲気となりおよびミストを含んでいるため水分により、脱臭装置の能力が十分に発揮されていなかった。
【特許文献1】特開平11−348038号公報
【特許文献2】特開昭61−11521号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
そこで、本発明は、成形装置から排出される集塵ガスの湿度を低下させることにより脱臭性能を向上させる廃プラスチック処理設備およびそれを用いた排出ガスの脱臭方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、前述の課題を解決するために鋭意検討の結果、成形装置から発生する蒸気含有臭気ガスの排気ダクトに機外の空気を吸込み蒸気を冷却によりドレン化して成形装置から排出される集塵ガスの湿度を低下させることにより脱臭性能を向上させる廃プラスチック処理設備およびそれを用いた排出ガスの脱臭方法を提供するものであり、その要旨とするところは特許請求の範囲に記載したとおりの下記内容である。
(1)廃プラスチックを減容し成形する成形装置から発生する蒸気およびミスト含有臭気ガスを集じんする集じん装置を有する廃プラスチック処理設備において、廃プラスチックの成形装置の機体出口に排気ダクトを設け該ダクトに空気を吸込む吸込み口を設けることにより蒸気およびミスト含有臭気ガスを冷却して蒸気をドレン化するとともに、前記空気吸込み口に設けたドレンパンにより前記ドレン排出するとともに、前記排気ダクトを連結したヘッダを傾斜ヘッダとし、該傾斜ヘッダの最下部にドレン抜き設けて、前記ドレンを排出することにより前記成形装置から発生する臭気ガスの湿度およびミストを低減することを特徴とする廃プラスチック処理設備。
(2)前記傾斜ヘッダを垂直ヘッダとし、該垂直ヘッダの下部にドレン抜きを設けたことを特徴とする(1)に記載の廃プラスチック処理設備。
(3)前記傾斜ヘッダの後段に、撥水加工を施した濾布を有する集塵機と、その集じん機の後段に前記成形装置から排出される臭気ガスを衝突させて該臭気ガスに含まれるミストを除去するフィルタと、前記成形装置から排出される臭気ガスと他の低湿度ガスとを混合希釈する混合ダクトとを設けたことを特徴とする(1)に記載の廃プラスチック処理設備。
(4)前記垂直ヘッダの後段に、撥水加工を施した濾布を有する集塵機と、その集じん機の後段に前記成形装置から排出される臭気ガスを衝突させて該臭気ガスに含まれるミストを除去するフィルタと、前記成形装置から排出される臭気ガスと他の低湿度ガスとを混合希釈する混合ダクトとを設けたことを特徴とする(2)に記載の廃プラスチック処理設備。
(5)前記混合ダクトの後段に設けられた排気ブロワの出口に前記混合希釈したガスを加熱するヒータとを有することを特徴とする(1)乃至(4)のいずれか一項に記載の廃プラスチック処理設備。
(6)(1)乃至(5)のいずれか一項に記載の廃プラスチック処理設備における排出ガスの脱臭方法であって、廃プラスチックの成形装置の出口に設けられた排気ダクトに設けられた吸込み口から空気を吸込むことにより蒸気含有臭気ガスを冷却して該蒸気をドレン化し、前記空気吸込み口に設けたドレンパンにより、前記ドレンを排出するとともに、前記排気ダクトを連結した傾斜ヘッダにより前記ドレンを排出することを特徴とする廃プラスチック処埋設備における排出ガスの脱臭方法。
<作用>
(1)の発明によれば、廃プラスチックの成形装置の機体の出口に排気ダクトを設け該ダクトに空気を吸込む吸込み口を設けることにより空気を吸込むことにより蒸気およびミスト含有臭気ガスを冷却して蒸気をドレン化するとともに、前記排気ダクトを連結したヘッダを傾斜ヘッダとし該傾斜ヘッダの最下部にドレン抜きを設けて前記ドレンを排出することにより集じん機への持ち込み水分を減らし、後段へ流れる前記成形装置から発生する臭気ガスの湿度を低減することができる。
(2)の発明によれば、前記傾斜ヘッダを垂直ヘッダとし、該垂直ヘッダの下部にドレン抜き設けることによって垂直ヘッダによりヘッダ無いに発生したドレンはヘッダの下部に集められ、垂直ヘッダの下部に設けたドレン抜きから排出され、集じん機への持ち込み水分を減らし、後段へ流れる前記成形装置から発生する臭気ガスの湿度を低減することができる。
(3)の発明によれば、前記傾斜ヘッダの後段に、掛水加工を施した濾布を有する集塵機と、前記成形装置から排出される臭気ガスを衝突させて該臭気ガスに含まれるミストを除去するフィルタと、前記成形装置から排出される臭気ガスと他の低湿度ガスとを混合希釈して混合させたので、成形装置から排出される臭気ガスの湿度を低減することができる。
(4)の発明によれば、前記垂直ヘッダの後段に、撥水加工を施した濾布を有する集塵機と、その集じん機の後段に前記成形装置から排出される臭気ガスを衝突させて該臭気ガスに含まれるミストを除去するフィルタと、前記成形装置から排出される臭気ガスと他の低湿度ガスとを混合希釈して混合させたので、成形装置から排出される臭気ガスの湿度を低減することができる。
(5)の発明によれば、該混合ダクトの後段に設けられた排気ブロワの出口に前記混合希釈したガスを加熱するヒータを有するので、混合希釈後のガスが高湿でも、ヒータにより湿度低下できる。
(6)の発明によれば、廃プラスチックの成形装置の出口に設けられた排気ダクトに設けられた吸込み口から空気を吸込むことにより蒸気を含有臭気ガスを冷却して該蒸気をドレン化し、前記空気吸込み口に設けたドレンパンにより前記ドレンを排出するとともに、前記排気ダクトを連結した傾斜ヘッダまたは垂直ヘッダからもドレンを排出することにより、成形装置から発生する臭気ガスの湿度を低減することにより脱臭装置の脱臭性能を向上させることができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、成形装置から排出される集塵ガスの湿度を低下させることにより脱臭性能を向上させる廃プラスチック処理設備およびそれを用いた排出ガスの脱臭方法を提供することができるなど、産業上有用な著しい効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
本発明を実施するための最良の形態について図1乃至図3を用いて詳細に説明する。
【0011】
図1は、本発明の廃プラスチック処理設備の実施形態を例示する図である。図2は、他の実施例を示す。
【0012】
本発明者等は、従来の脱臭装置を有する廃プラスチック処理設備について検討の結果、以下の問題点を見出した。
・成形装置から発生する蒸気がドレン化し集塵機へ水分が持ち込まれていた。
・集塵機の濾布が湿潤状態となり、濾布に付着した水分が「ミスト+高湿度」の空気で後方へ流れ、脱臭剤にミストが付着し高湿度状態となり脱臭性能が発揮されないという技術的課題があった。
・脱臭剤の脱臭性能発揮には、湿度80%以下が望ましい。
【0013】
そこで、本発明者等は鋭意検討の結果、集塵ガスの湿度を低減するには、以下の方法が有効であることを見出した。
1)成形装置からの排出ガスと共に空気を吸込むことにより蒸気およびミスト含有臭気ガスを急冷させて吸引の初期段階でドレン化し回収する。これにより後流(集塵機)への持込水分が少なくなる。
2)傾斜ダクトによりダクト内ドレン水を排出してプラスチック粉・フラフのダクト内堆積を防止し、後流(集塵機)への持込水分を減少させる。
3)集塵機に用いる濾布に例えばガラスコーティングもしくはテフロン(登録商標)含浸等の撥水加工を施すことにより、濾布表面の水分を積極的に落として、濾布湿式状態を防止し、後流(脱臭装置)への持込水分を減少させる。
4)集じん機後段に飛散する臭気ガス中のミストを衝突させて該臭気ガスに含まれるミストを除去するフィルタを設けることにより、後段機器にミストが飛ぶことを防止する。
5)フィルタを通過した高湿度空気に低湿度空気を混合希釈することにより湿度低下させる。
6)排気ブロワの出口に混合希釈したガスを加熱するヒータを設けて加温することで湿度を低下させる。
【0014】
本発明の好ましい実施形態について図1を用いて説明する。
【0015】
図1において、1は成形装置、2は排気ダクト、3は吸込み口、4は排気ダクト、5は吸込み口、6は吸込み口、7、8は吸気ダクト、9はドレン管、10は傾斜ヘッダ、11はドレン管、12は成形装置系集塵機、13はフィルタ、14は成形装置系ダクト、15は混合ダクト、16は 排気ブロワ、17はヒータ、18は脱臭装置、19は排気ダクト、20は定量供給装置、21は定量供給コンベア、22は供給装置、23は供給コンベア、24はフード、25は吸気ダクト、26はフード、27は吸気ダクト、28は 吸気ヘッダ、29は集塵機、30は集塵ダクト、31はドレンポットを示す。
【0016】
まず、自治体より排出される廃プラスチックは、図示されていない風力選別機により選別され、図1の点線で示す常温、常湿の風力・粉塵系と、実線で示す高湿度の成形機系に分けられる。
【0017】
低湿度風力粉塵系の排ガスはフード24,26により吸気され、吸気ダクト27および吸気ヘッダ28を介して集塵機29に供給されて塵が取り除かれたうえ、集塵ダクト30を介して混合ダクト15にて、成形機系と合流する。
【0018】
高湿度の成形装置系の廃プラスチックは、供給コンベア23、供給装置22、定量供給コンベア21、定量供給装置20を介して成形装置1に供給され、減容され成形されてプラスチック成形品となる。この廃プラスチックは高湿度であり100℃程度に昇温するため、成形装置の排ガスは蒸気およびミストを含有する臭気ガスとなっている。
【0019】
そこで、本発明においては、成形装置から排出される臭気ガスの排気ダクト2,4に空気を吸込む吸込み口3,5を設け、臭気ガス中に外気を混入させることにより、臭気ガスを常温まで急冷して、結露現象を起こさせることにより、臭気ガス中の蒸気をドレン化させることができる。本設備では空気を吸込む吸込み口3,5を2ケ所設けたが、発生する蒸気量等により空気吸込み口は1ケ所にすることも可能である。
【0020】
また、成形装置から排出される臭気ガスを、排気ダクトヘッダ4、7、81は、10〜20度程度傾斜した傾斜ヘッダ10に導入することにより、ドレンが重力によってドレン管9に流れ込みドレンポット31に溜まるので、成形装置から排出される臭気ガスの湿度を低減することができる。
【0021】
湿度が低減した臭気ガスは、成形機系集塵機12にて、塵が除去された後、フィルタ13によって、成形装置から排出される臭気ガスを衝突させて該臭気ガスに含まれる水滴が除去される。
【0022】
本発明においては、集塵機13に用いる濾布の種類は問わないが、例えばガラスコーティングもしくは、テフロン(登録商標)等の撥水加工を施した濾布を用いることにより、湿度が高い排ガスからの集塵効果を高めることができる。
【0023】
また、図1に示すように、成形装置から排出される臭気ガスと前記成形装置の前段から排出される風力粉塵系の低湿度ガスとを混合希釈する混合ダクト15を設けることにより、臭気ガスの湿度を低減することができる。
【0024】
また、該混合ダクト18の後段に設けられた排気ブロワ19の出口に前記混合希釈したガスをさらに加熱するヒータ17を設けることにより、臭気ガスの湿度を低減することができ、脱臭装置18により脱臭した後、排気ダクト19を介して無臭のガスとして排出することができる。
【0025】
なお、図1の実施形態においては、混合ダクト15およびフィルタ13を成形機系集塵機12の後段に設けているが、混合ダクト15およびフィルタ13を成形機系集塵機12の前段に設けることにより、排ガスの湿度に応じて別々の集塵機を設ける必要がなく、設備が簡素化できるうえ設備コストを低減することができる。図2は風力・粉塵系集塵機の出側にヒータ17を配置したもので、風力・粉塵系のガスを加熱して、成形機系ガスに混合させることで、混合後のガスの湿度を低減することができ、かつ、ヒータの容量を大幅に低減させることが出来る。図3は傾斜ヘッダに代わって垂直ヘッダとしたものである。
【実施例】
【0026】
図1に示す本発明の廃プラスチック処理設備を20日間テストにて確認したところ、本発明により下記のように集塵空気の湿度低減をすることで、脱臭性能を発揮させることができ、本発明の効果が確認された。
・ 計画値:外気湿度79%において、脱臭装置入側湿度70%以下
・ 実績値:外気湿度50%において、脱臭装置入側湿度30〜40%
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本発明の廃プラスチック処理設備の実施形態を例示する図である。
【図2】風力・粉塵系集塵機の出側にヒータを配置した本発明の実施形態を例示する図である。
【図3】傾斜ヘッダに代わって垂直ヘッダとした本発明の実施形態を例示する図である。
【符号の説明】
【0028】
1 成形装置
2 排気ダクト
3 吸込み口
4 排気ダクト
5 吸込みロ
6 フード
7 吸気ダクト
8 吸気ダクト
9 ドレン管
10 傾斜ヘッダ
11 ドレン管
12 成形機系集塵機
13 フィルタ
14 成形機系ダクト
15 混合ダクト
16 排気ブロワ
17 ヒータ
18 脱臭装置
19 排気ダクト
20 定量供給装置
21 定量供給コンベア
22 供給装置
23 供給コンベア
24 フード
25 吸気ダクト
26 フード
27 吸気ダクト
28 吸気ヘッダ
29 風力・粉塵系集塵機
30 風力・粉塵系集塵ダクト
31 ドレン抜き
32 垂直ヘッダ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
廃プラスチックを減容し成形する成形装置から発生する蒸気およびミスト含有臭気ガスを集じんする集じん装置を有する廃プラスチック処理設備において、
廃プラスチックの成形装置の機体出口に排気ダクトを設け該ダクトに空気を吸込む吸込み口を設けることにより蒸気およびミスト含有臭気ガスを冷却して蒸気をドレン化するとともに、前記空気吸込み口に設けたドレンパンにより前記ドレン排出するとともに、前記排気ダクトを連結したヘッダを傾斜ヘッダとし、該傾斜ヘッダの最下部にドレン抜き設けて、前記ドレンを排出することにより前記成形装置から発生する臭気ガスの湿度およびミストを低減することを特徴とする廃プラスチック処理設備。
【請求項2】
前記傾斜ヘッダを垂直ヘッダとし、該垂直ヘッダの下部にドレン抜きを設けたことを特徴とする請求項1に記載の廃プラスチック処理設備。
【請求項3】
前記傾斜ヘッダの後段に、撥水加工を施した濾布を有する集塵機と、その集じん機の後段に前記成形装置から排出される臭気ガスを衝突させて該臭気ガスに含まれるミストを除去するフィルタと、前記成形装置から排出される臭気ガスと他の低湿度ガスとを混合希釈する混合ダクトとを設けたことを特徴とする請求項1に記載の廃プラスチック処理設備。
【請求項4】
前記垂直ヘッダの後段に、撥水加工を施した濾布を有する集塵機と、その集じん機の後段に前記成形装置から排出される臭気ガスを衝突させて該臭気ガスに含まれるミストを除去するフィルタと、前記成形装置から排出される臭気ガスと他の低湿度ガスとを混合希釈する混合ダクトとを設けたことを特徴とする請求項2に記載の廃プラスチック処理設備。
【請求項5】
前記混合ダクトの後段に設けられた排気ブロワの出口に前記混合希釈したガスを加熱するヒータとを有することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の廃プラスチック処理設備。
【請求項6】
請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の廃プラスチック処理設備における排出ガスの湿度低減方法であって、廃プラスチックの成形装置の出口に設けられた排気ダクトに設けられた吸込み口から空気を吸込むことにより蒸気含有臭気ガスを冷却して該蒸気をドレン化し、前記空気吸込み口に設けたドレンパンにより、前記ドレンを排出するとともに、前記排気ダクトを連結した傾斜ヘッダにより前記ドレンを排出することを特徴とする廃プラスチック処理設備における排出ガスの湿度低減方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2008−284727(P2008−284727A)
【公開日】平成20年11月27日(2008.11.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−129950(P2007−129950)
【出願日】平成19年5月16日(2007.5.16)
【出願人】(306022513)新日鉄エンジニアリング株式会社 (897)
【出願人】(390022873)日鐵プラント設計株式会社 (275)
【出願人】(000006655)新日本製鐵株式会社 (6,474)
【Fターム(参考)】