廃棄菌床とヨーグルトを利用した特殊肥料製造方法。
【課題】きのこの生産過程から発生する菌床培地を悪臭を発生することなく堆肥化し、植物の生長障害を発生しない特殊肥料の製造方法を提供する。
【解決手段】きのこ生産を終了した後に残る菌床を堆積し自然発酵後、乾燥した腐熟菌床に、廃棄牛乳に乳酸菌もしくはヨーグルトを混入し乳酸発酵を行うことで生成したヨーグルト状物質を添加し、混合攪拌する。混合物を発酵場において発酵させることにより特殊肥料を製造する。
【解決手段】きのこ生産を終了した後に残る菌床を堆積し自然発酵後、乾燥した腐熟菌床に、廃棄牛乳に乳酸菌もしくはヨーグルトを混入し乳酸発酵を行うことで生成したヨーグルト状物質を添加し、混合攪拌する。混合物を発酵場において発酵させることにより特殊肥料を製造する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、きのこ生産に伴う廃棄菌床と発酵乳生産に伴う廃棄牛乳を混合し、発酵、分解を利用して一体化することで、分解成分を蓄え、且つ、植物の成長を促す肥料的効果を持つ物質が生成される。などの肥料製造方法である。
【０００２】
きのこ生産過程から、生産終了後に菌床培地が残ります。これらの菌床が野積になっている光景をよく目にします。このように使われなくなった菌床に廃棄牛乳を利用し、付加価値をつけることで商品として販売し、廃棄物資源の有効利用を目的に開発されたものである。
［特許文献］ 本発明に類意した文献を検索しましたが、発見には至らなかった。したがって、類意したものは無いと考える。
［発明の開示］
［発明が解決しようとする課題］
【０００３】
発酵乳製造に伴う廃棄牛乳と、きのこ生産に伴う廃棄菌床、などの廃棄物資源有効利用。
［課題を解消するための手段］
【０００４】
菌床培地に肥料的効果を持たせるには木質の分解をしなければなりません。あらかじめ、ある程度腐熟させた菌床に、ヨーグルト菌を増殖させた牛乳を混合することで、乳酸菌、及び、その他の微生物作用により、木質を分解させ肥料的効果を蓄える物質が精製される。
［発明の効果］
【０００５】
廃棄物である牛乳と菌床に、微生物を用いて付加価値を付け、商品として販売することで、廃棄物の排出量を削減させる効果を示すとともに、資源の有効活用に寄与することが出来る。また、牛乳及びヨーグルト成分が肥料として土壌内に入ることで、新たな活性を示すとともに、新たな効果を発生する可能性を秘めている。
［発明を実施するための最良の形態］
【０００６】
本肥料製造方法は、一次発酵と二次発酵の二度による発酵工程がある。まず、一次発酵では、廃棄牛乳にヨーグルト菌を添加し、乳酸発酵を行うものであるが、このとき発酵を終了する時期が重要である。これは、木質の分解の二次発酵を想定したものである。さらに、二次発酵においては、発酵物の堆積方法が重要で、発酵中に二酸化炭素と水を排出する性質が見られ、これらの排出物を大気に放出する工夫が求められます。つまり、堆積物をあまり高く積み上げないことが、良好な発酵を促すことになります。
［実施例］
【０００７】
廃棄牛乳を器に入れ乳酸菌を添加し発酵を促すことでヨーグルト成分を蓄えた物質が生成される。さらに、あらかじめ腐食の進み、且つ、乾燥させた菌床にヨーグルト成分を蓄えた物質を入れ混合攪拌する。生成された混合物質を発酵場に移動し、一定量確保して発酵工程に入り一定期間発酵を促す。約２０日〜２５日の発酵工程を経て、本菌床とヨーグルトを原料とした特殊肥料が完成する。
［産業上の利用可能性］
【０００８】
現在まで、牛乳やヨーグルトを成分とした肥料は使われていないようです。本肥料の肥料的効果を知るため幾度かの試験を行った結果、極めて強い肥料的効果を確認しています。したがって、農業分野で、特殊肥料として利用されると考える。
【技術分野】
【０００１】
本発明は、きのこ生産に伴う廃棄菌床と発酵乳生産に伴う廃棄牛乳を混合し、発酵、分解を利用して一体化することで、分解成分を蓄え、且つ、植物の成長を促す肥料的効果を持つ物質が生成される。などの肥料製造方法である。
【０００２】
きのこ生産過程から、生産終了後に菌床培地が残ります。これらの菌床が野積になっている光景をよく目にします。このように使われなくなった菌床に廃棄牛乳を利用し、付加価値をつけることで商品として販売し、廃棄物資源の有効利用を目的に開発されたものである。
［特許文献］ 本発明に類意した文献を検索しましたが、発見には至らなかった。したがって、類意したものは無いと考える。
［発明の開示］
［発明が解決しようとする課題］
【０００３】
発酵乳製造に伴う廃棄牛乳と、きのこ生産に伴う廃棄菌床、などの廃棄物資源有効利用。
［課題を解消するための手段］
【０００４】
菌床培地に肥料的効果を持たせるには木質の分解をしなければなりません。あらかじめ、ある程度腐熟させた菌床に、ヨーグルト菌を増殖させた牛乳を混合することで、乳酸菌、及び、その他の微生物作用により、木質を分解させ肥料的効果を蓄える物質が精製される。
［発明の効果］
【０００５】
廃棄物である牛乳と菌床に、微生物を用いて付加価値を付け、商品として販売することで、廃棄物の排出量を削減させる効果を示すとともに、資源の有効活用に寄与することが出来る。また、牛乳及びヨーグルト成分が肥料として土壌内に入ることで、新たな活性を示すとともに、新たな効果を発生する可能性を秘めている。
［発明を実施するための最良の形態］
【０００６】
本肥料製造方法は、一次発酵と二次発酵の二度による発酵工程がある。まず、一次発酵では、廃棄牛乳にヨーグルト菌を添加し、乳酸発酵を行うものであるが、このとき発酵を終了する時期が重要である。これは、木質の分解の二次発酵を想定したものである。さらに、二次発酵においては、発酵物の堆積方法が重要で、発酵中に二酸化炭素と水を排出する性質が見られ、これらの排出物を大気に放出する工夫が求められます。つまり、堆積物をあまり高く積み上げないことが、良好な発酵を促すことになります。
［実施例］
【０００７】
廃棄牛乳を器に入れ乳酸菌を添加し発酵を促すことでヨーグルト成分を蓄えた物質が生成される。さらに、あらかじめ腐食の進み、且つ、乾燥させた菌床にヨーグルト成分を蓄えた物質を入れ混合攪拌する。生成された混合物質を発酵場に移動し、一定量確保して発酵工程に入り一定期間発酵を促す。約２０日〜２５日の発酵工程を経て、本菌床とヨーグルトを原料とした特殊肥料が完成する。
［産業上の利用可能性］
【０００８】
現在まで、牛乳やヨーグルトを成分とした肥料は使われていないようです。本肥料の肥料的効果を知るため幾度かの試験を行った結果、極めて強い肥料的効果を確認しています。したがって、農業分野で、特殊肥料として利用されると考える。
【特許請求の範囲】
【請求項１】
菌床を培地とした、きのこ生産は、各地で行われています。本、発明は、きのこ生産を終了した後に残る菌床のリサイクル活用を目的に開発された堆肥製造方法である。
まず、使用後の菌床を堆積し、一定期間、自然発酵および腐熟させた物を乾燥させることで、一定の含水率の乾燥腐熟菌床が形成される。もう一方の添加材料であるヨーグルト状物質は、発酵乳製造に伴い排出される廃棄牛乳に乳酸菌もしくはヨーグルトを混入し、外部からの熱を加えて一定期間乳酸発酵を行うことで、ヨーグルト状物質が生成される。次に、生成された乾燥腐熟菌床に、添加物である、ヨーグルト状物質を添加し、混合撹拌することで本肥料の基礎物質が形成される。さらに、形成された物質を発酵場において一定期間発酵させることで本発明商品である菌床とヨーグルトを利用した特殊堆肥が完成する。などの廃棄菌床とヨーグルトを利用した特殊肥料製造方法。
【請求項１】
菌床を培地とした、きのこ生産は、各地で行われています。本、発明は、きのこ生産を終了した後に残る菌床のリサイクル活用を目的に開発された堆肥製造方法である。
まず、使用後の菌床を堆積し、一定期間、自然発酵および腐熟させた物を乾燥させることで、一定の含水率の乾燥腐熟菌床が形成される。もう一方の添加材料であるヨーグルト状物質は、発酵乳製造に伴い排出される廃棄牛乳に乳酸菌もしくはヨーグルトを混入し、外部からの熱を加えて一定期間乳酸発酵を行うことで、ヨーグルト状物質が生成される。次に、生成された乾燥腐熟菌床に、添加物である、ヨーグルト状物質を添加し、混合撹拌することで本肥料の基礎物質が形成される。さらに、形成された物質を発酵場において一定期間発酵させることで本発明商品である菌床とヨーグルトを利用した特殊堆肥が完成する。などの廃棄菌床とヨーグルトを利用した特殊肥料製造方法。
【公開番号】特開２００６−３４７８６０（Ｐ２００６−３４７８６０Ａ）
【公開日】平成１８年１２月２８日（２００６．１２．２８）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００５−２０７７３５（Ｐ２００５−２０７７３５）
【出願日】平成１７年６月２０日（２００５．６．２０）
【出願人】（５０５２６９１４６）
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成１８年１２月２８日（２００６．１２．２８）
【国際特許分類】
【出願日】平成１７年６月２０日（２００５．６．２０）
【出願人】（５０５２６９１４６）
【Ｆターム（参考）】
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