弾球遊技機
【課題】遊技球打撃時の振動を最小限に抑制すると共に、耐久性を確保した発射杆を有する発射駆動機構を備えた弾球遊技機を提供する。
【解決手段】発射杆18の先端部に遊技球Pを打撃する打撃槌24を有し、打撃槌24は、発射杆本体23に固定されたケース25と、軟質部材からなる衝撃吸収吸収部材26と、硬質部材からなる打撃部材27を備え、ケース25内に衝撃吸収部材25が収容固定され、この衝撃吸収部材25に打撃部材27の遊技球打撃面28を含む先端部をケース25外に突出させた状態で内嵌されている。
【解決手段】発射杆18の先端部に遊技球Pを打撃する打撃槌24を有し、打撃槌24は、発射杆本体23に固定されたケース25と、軟質部材からなる衝撃吸収吸収部材26と、硬質部材からなる打撃部材27を備え、ケース25内に衝撃吸収部材25が収容固定され、この衝撃吸収部材25に打撃部材27の遊技球打撃面28を含む先端部をケース25外に突出させた状態で内嵌されている。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、弾球遊技機に関し、特に、発射駆動機構に備えた発射杆の先端部の打撃槌の構造を改良した弾球遊技機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、パチンコ機には、遊技球を遊技領域に発射する発射駆動機構と、この発射駆動機構を作動させる為の発射ハンドルなどが設けられている。この発射駆動機構は、ベース板と、このベース板の裏側に固定されたロータリソレノイドと、このロータリソレノイドの回動軸を介してベース板に回動自在に枢支された発射杆などを備えている。遊技者が発射ハンドルを回動操作すると、ロータリソレノイドが駆動されて発射杆が軸周りに発射方向へ回動し、発射杆の先端の打撃槌により遊技球が打撃されて遊技領域に発射される。
【0003】
特許文献1には、先端部にスプリング形状をなす衝突部材を有する発射槌を有する遊技球発射装置が開示されている。衝突部材としてのコイルスプリングは、その先端が発射槌の先端部から露出するように配置されている。
【0004】
また、特許文献2には、先端部に合成樹脂製の打球部が一体成形された発射杆を有する球発射装置が開示されている。発射杆は、インサート成形により、高反発弾性を有する合成樹脂材料が鋼製部材の周囲に被覆されており、そのインサート成形時に先端の打球部が一体成形される。
【特許文献1】特開2005−124910号公報
【特許文献2】特開2006−141625号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1においては、発射槌が発射位置に作動してコイルスプリングの先端により遊技球が打撃されて遊技領域に発射される。しかし、コイルスプリングの先端は、製作誤差により、その先端精度にばらつきがあるため、先端精度の低いコイルスプリングの先端で遊技球が打撃された場合、所望の発射方向及び飛距離で遊技球が発射されないという問題がある。また、遊技球を連続的に発射した場合、遊技球打撃時の衝突により、衝突部材が遊技盤に向かって前後方向に振動してがたつくため、次の遊技球対する衝突部材の先端の遊技球打撃位置がずれてしまい遊技球を一定の発射方向で且つ一定の飛距離のでる発射力で連続的に発射することができない。
【0006】
特許文献2においては、遊技中において遊技球が遊技領域に連続的に発射され続けることにより、合成樹脂材料で形成された打球部の打撃面に遊技球との衝突が繰り返し作用するので、打撃面が摩耗すると共に塑性変形するため、耐久性を確保することが難しい。また、遊技球を連続的に発射した場合、遊技球打撃時の衝突により、打球部が遊技盤に向かって前後方向に振動してがたつくため、次の遊技球と打球部の打撃面との遊技球打撃位置がずれてしまい、遊技球を一定の発射方向で且つ一定の飛距離のでる発射力で連続的に発射することができない。
本発明の目的は、遊技球打撃時の振動を最小限に抑制すると共に、耐久性を確保した発射杆を有する発射駆動機構を備えた弾球遊技機を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1の弾球遊技機は、遊技球を遊技領域に発射する発射駆動機構を備えた弾球遊技機において、発射駆動機構は、先端部に遊技球を打撃する打撃槌を有する発射杆を有し、打撃槌は、発射杆に固定されたケースと、軟質部材からなる衝撃吸収部材と、硬質部材からなる打撃部材とを備え、打撃部材の少なくとも一部は衝撃吸収部材を介してケース内に保持されていることを特徴としている。
【0008】
この発射駆動機構においては、遊技球を発射する場合、発射杆が遊技球発射位置に作動して、その先端部の打撃槌の打撃部材により遊技球が打撃され、遊技領域に発射される。遊技球を打撃した際、打撃部材の振動が衝撃吸収部材により緩衝され、打撃槌ががたつくことがない。
【0009】
請求項2の弾球遊技機は、請求項1の発明において、打撃部材の遊技球打撃面は、部分球面状又は平面に形成されていることを特徴としている。
請求項3の弾球遊技機は、請求項2に発明において、遊技球の中心を含む断面の面積よりも大きい面積の平面に形成されたことを特徴としている。
【0010】
請求項4の弾球遊技機は、請求項1の発明において、軟質部材がゴム製弾性部材であり、硬質部材が鋼製部材であることを特徴としている。
請求項5の弾球遊技機は、請求項1の発明において、ケースはカップ状に形成され、そのケース内に前記衝撃吸収部材が収容固定され、この衝撃吸収部材の遊技球打撃面を含む先端部をケース外に突出させた状態で内嵌されていることを特徴としている。
【発明の効果】
【0011】
本願の弾球遊技機によれば、打撃槌は、発射杆に固定されたケースと、軟質部材からなる衝撃吸収部材と、硬質部材からなる打撃部材とを備え、打撃部材の少なくとも一部は衝撃吸収部材を介してケース内に保持されているので、遊技球打撃時の打撃部材の振動を抑制でき、打撃部材の耐久性も確実に確保することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
本実施例は、遊技球を遊技領域に発射する発射駆動機構に、本発明を適用した場合の一例である。
【実施例】
【0013】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1示すように、パチンコ機1には、矩形枠状の前枠2の前側から遊技盤3が着脱自在に装着され、遊技盤3の前側に対応させて開閉可能な開閉扉4が設けられている。開閉扉4の前面には、遊技盤3の遊技領域5が視認可能な窓部6と、複数の装飾ランプ7と、複数のスピーカ8と、発射用の遊技球や入賞球を貯留する貯留皿9と、遊技者が回動操作可能な発射ハンドル10とが設けられている。なお、図示を省略するが、遊技盤3の遊技領域5には、複数の障害釘、電動役物や複数の入賞口などが設けられている。
【0014】
図2に示すように、前枠2内における鉛直な盤面を形成する遊技盤3の下側中央位置には、発射駆動機構11が設けられている。図3,図4に示すように、発射駆動機構11は、ベース板12と、発射レール13と、球静止部材14と、ロータリソレノイド15と、発射側ストッパー16と、戻り側ストッパー17と、発射杆18とを有し、これらの各部材12〜18が、ベース板12の所定位置に配設されている。以下の説明では、遊技盤3における前後左右を前後左右として説明する。
【0015】
図2に示すように、矩形状のベース板12は、前枠2内において遊技盤3の下側中央位置に鉛直方向に配置されている。図3,図4に示すようにベース板12には中央右寄りに軸孔12aが穿設され、その軸孔12aから出力軸15aがベース板12の前面から前方へ突出するようにロータリソレノイド15がベース板12の裏面に固定ネジ19で固定されている。
【0016】
発射レール13は、ベース板12の前面の左側において遊技盤3の外レール3aと内レール3bの間の球通路20(図2参照)に向けて斜め上方に配置されている。発射レール13は遊技球Pの直径の略2倍の長さに形成され、レールホルダー21によりネジで支持固定されている。発射レール13は遊技球Pの発射時のガイドとなるものであり、金属板をコ字状に屈曲して形成され、球送り機構(図示略)から送られてきた発射前の遊技球Pが載置される遊技球載置面13aには断面略V字状の案内溝13b(図4参照)が形成されている。この案内溝13bにより遊技盤3に対して遊技球Pの前後方向の位置を規制して打撃することができ、遊技領域5に発射された遊技球Pの遊技盤3や窓部6への接触が回避される。
【0017】
球静止部材14は、発射レール13の遊技球載置面13aの上方に配置されている。球静止部材14は、発射方向に向かって斜め上方に傾斜した傾斜面14aを有し、その傾斜面14aの下端が球送り機構から送られてきた発射前の遊技球Pを発射レール13の案内溝13bに一時静止させる。
【0018】
ベース板12の裏面に固定されたロータリソレノイド15は、パチンコ機1の前枠2の裏側に装備された発射制御基板(図示略)に接続されている。発射制御基板は、遊技者の発射ハンドル10への接触を検出すると共に、発射ハンドル10の操作時の回動量(回転角)を検出し、球送り機構を作動させて遊技球Pを1個ずつ発射駆動機構11の発射レール13に送ると共に、ロータリソレノイド15への通電を開始して、ロータリソレノイド15を発射ハンドル10の回動角度に応じたトルクで出力軸15aを回転駆動させる。ロータリソレノイド15の出力軸15aの先端には、発射杆18が固定されている。
【0019】
図6〜図8に示すように、発射杆18は、発射杆本体23と、この発射杆本体23の先端に固定された打撃槌24とを有する。発射杆本体23は、鋼製部材を所望の形状にプレス加工にて成形され、その基端部には軸孔23aが穿設されている。発射杆本体23は、その軸孔23aに嵌入したロータリソレノイド15の出力軸15aに固定ナット22により締め付け固定されている。
【0020】
図3に示すように、発射杆18は、ロータリソレノイド15非通電時には、戻り側ストッパー17に当接した状態で待機している。一方、ロータリソレノイド15が通電され回転駆動されると、図5に示すように、発射杆18は、発射杆本体23が発射側ストッパー16に衝突するまで正面視にて時計周り方向に回転駆動され、打撃槌24の先端部が発射レール13の遊技球載置面13aの案内溝13bに静止している遊技球Pを打撃する。打撃後、発射杆18は、発射側ストッパー16の弾発力、ロータリソレノイド15の復帰力により発射杆本体23が戻り側ストッパー17に当接するまで正面視にて反時計周りに回動する。そして、連続的に遊技球Pを打撃する場合、この往復回動動作を繰り返す。
【0021】
ここで、発射側ストッパー16と戻り側ストッパー17には、夫々、各ストッパー16,17に発射杆18の発射杆本体23が衝突した際の衝撃を緩衝する為に発射杆本体23と当接する部分に弾性部材取付け部から突出するようにゴム製弾性部材16a,17aが取り付けられている。このゴム製弾性部材16a,17aとして、例えば、ウレタンゴムやナイロンエラストマーなどが使用される。この発射側ストッパー16と戻り側ストッパー17により、発射杆18の回動範囲が制限され所定角度の範囲で回動動作を行う。
【0022】
発射杆本体23の先端には遊技球Pを打撃する打撃槌24が固定されている。この打撃槌24は、ケース25と、衝撃吸収部材26と、打撃部材27とを備えている。ケース25は鋼製部材で構成され、前後方向の幅が遊技球Pの直径と略同一のカップ形状に成形され、底面が発射杆本体23の先端に溶接にて接合されている。
【0023】
図8に示すように、ケース25内には、衝撃吸収部材26がケース25内面に沿って正面視にてコ字状に収容されて接着剤を介して固定されている。衝撃吸収部材26は、遊技球P打撃時の打撃部材27の前後方向の振動を緩衝する為、適度な硬さを有しつつ弾性力のある合成樹脂又はゴム製の弾性部材(軟質部材)で構成されたある程度の厚みをもった層で形成されている。弾性部材としては、高分子エラストマー(例えば、ナイロンエラストマーやポリエステルエラストマーなど)が使用される。
【0024】
打撃部材27は、硬質部材からなる鋼製部材で構成され、前後方向に遊技球Pの直径よりも僅かに幅広の筒状に形成され、ケース25内に打撃部材27の先端部以外の外周面が衝撃吸収部材26に覆われた状態で保持されている。即ち、打撃部材27は、ケース25内に打撃部材27の先端部を含む遊技球打撃面28をケース25よりも外側に突出させた状態で衝撃吸収部材26に内嵌した状態で接着剤を介して衝撃吸収部材26に固定されている。
【0025】
打撃部材27の先端部の遊技球打撃面28は、前後方向の幅が遊技球Pの直径よりも僅かに広く且つ底面までの距離が浅い部分球面状に形成されている。遊技球打撃面28を部分球面状にすることで、遊技球P打撃時の繰り返しの衝突作用による打撃面28の摩耗や塑性変形を防止できると共に、遊技盤3に対して遊技球Pの上下方向の位置を規制できる。また、遊技球打撃面28が遊技球Pを打撃した際、打撃部材27が前後方向に振動するが、この振動が衝撃吸収部材26により吸収されるので、打撃部材27ががたつくことがない。
【0026】
次に、実施例のパチンコ機1の作用効果について説明する。
遊技者が発射ハンドル10を回動操作して、球送り機構が作動して遊技球Pを1個ずつ発射駆動機構11の発射レール13の案内溝13bに送ると共に、ロータリソレノイド15が駆動して発射杆18が図3の待機位置から図5の発射位置に向けて正面視にて時計方向に回転駆動される。遊技球Pが球静止部材14により発射レール13の遊技球載置面13aの案内溝13bに静止した状態で、打撃部材27の遊技球打撃面28が遊技球Pの下側の曲面に沿って接触した状態で遊技球Pを打撃し、遊技球Pが遊技盤3の球通路20に向けて発射する。
【0027】
打撃部材27の遊技球打撃面28が遊技球Pを打撃する際、遊技球Pが発射レール13上の所定の静止位置からずれていた場合でも、遊技球打撃面28を部分球面状に形成したことで遊技球Pの下側の中心部分を遊技球打撃面28の中心部分(打撃位置)に移動させると共に、遊技球Pの上下方向の位置を規制して、遊技球Pを打撃することができる。そのため、遊技球Pの上下方向の発射精度を高めることができる。
【0028】
また、遊技球Pを遊技領域5に向けて連続的に発射させる場合、遊技球打撃面28が遊技球Pを打撃したときの打撃部材27の前後方向の振動範囲を衝撃吸収部材26を最小限に抑制することができ、打撃部材27ががたつくことがない。そのため、遊技球P打撃時の遊技球Pに対する遊技球打撃面28の遊技球打撃位置がずれることがなく、遊技球Pを一定の発射方向に且つ一定の飛距離のでる発射力で連続的に打撃することができる。さらに、打撃部材27が鋼製部材で構成されているので、遊技球Pとの繰り返しの衝突作用に対しても遊技球打撃面28が摩耗や塑性変形することがなく、打撃槌24の耐久性を確実に確保することができる。また、衝撃吸収部材26により、遊技球P打撃時の衝突音も軽減される。
【0029】
次に、前記実施例を部分的に変更した変更例について説明する。
1〕実施例においては、遊技球打撃面28が部分球面状に形成されたが、図9に示す打撃槌24aのように、遊技球打撃面28aを断面V字状に形成してもよい。この場合に、遊技球打撃面28aは遊技球Pの下側と点接触した状態で打撃する。また、図10に示す形状に打撃槌24bの遊技球打撃面28bを形成してもよい。この場合、遊技球Pの上下方向の位置を規制して、遊技球Pの上下方向の発射精度を高めることができる。
【0030】
2〕図11に示す打撃槌24cのように、遊技球打撃面28cを平面に形成してもよい。この場合においても、図12に示すように、ケース25内において衝撃吸収部材26に打撃部材の遊技球打撃面28cをケース25外に突出させた状態で内嵌される。
【0031】
3〕図13に示す打撃槌24dのように、遊技球打撃面28dを、遊技球Pの中心を含む断面の面積よりも大きい面積の矩形状の平面に形成するようにしてもよい。この場合、図14に示すように、ケース25aの前後方向の幅が遊技球Pの直径よりも広く形成され、そのケース内の底面に衝撃吸収部材26が収容固定され、その衝撃吸収部材26の上面に打撃部材27aがその遊技球打撃面28dをケース25aの外側に突出させた状態で固定される。また、図13に示すように、発射杆のねじれ剛性をもたせるため、ケース25aの上面に前後方向に離隔した2つの発射杆本体30,33を配置する。
【0032】
4〕実施例においては、打撃槌24が発射本体23の先端に溶接にて固定されたが、図15に示す打撃槌24eのように、ケース25aに発射杆本体嵌合凹部31を形成する。発射本体23bの先端に嵌め込み部32を形成し、この嵌め込み部32をケース25aの嵌合凹部31に差し込むことによって打撃槌24eを発射杆本体23aに固定するようにしてもよい。
【0033】
5〕その他、当業者であれば、前記実施例に種々の変更を付加した形態で実施可能であり、本発明はそのような変更された種々の形態を包含するものである。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】パチンコ機と発射駆動機構の正面図である。
【図2】前枠内に配置された発射駆動機構の正面図である。
【図3】待機位置のときの発射杆の状態を示す発射駆動機構の拡大正面図である。
【図4】発射駆動機構の右側面図である。
【図5】発射位置のときの発射杆の状態を示す発射駆動機構の拡大正面図である。
【図6】発射杆の拡大正面図である。
【図7】打撃槌の斜視図である。
【図8】打撃槌の縦断面図である。
【図9】変更形態に係る打撃槌の縦断面図である。
【図10】変更形態に係る打撃槌の縦断面図である。
【図11】変更形態に係る遊技球打撃面を平面に形成した打撃槌の斜視図である。
【図12】図11の縦断面図である。
【図13】変更形態に係る遊技球打撃面を幅広にした打撃槌の斜視図である。
【図14】図13の縦断面図である。
【図15】変更形態において発射槌本体の先端部をケースに嵌合した状態を示す図である。
【符号の説明】
【0035】
P 遊技球
1 パチンコ機
11 発射駆動機構
18 発射杆
24,24a〜24e 打撃槌
25 ケース
26 衝撃吸収部材
27 打撃部材
28,28a〜28d 遊技球打撃面
【技術分野】
【0001】
本発明は、弾球遊技機に関し、特に、発射駆動機構に備えた発射杆の先端部の打撃槌の構造を改良した弾球遊技機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、パチンコ機には、遊技球を遊技領域に発射する発射駆動機構と、この発射駆動機構を作動させる為の発射ハンドルなどが設けられている。この発射駆動機構は、ベース板と、このベース板の裏側に固定されたロータリソレノイドと、このロータリソレノイドの回動軸を介してベース板に回動自在に枢支された発射杆などを備えている。遊技者が発射ハンドルを回動操作すると、ロータリソレノイドが駆動されて発射杆が軸周りに発射方向へ回動し、発射杆の先端の打撃槌により遊技球が打撃されて遊技領域に発射される。
【0003】
特許文献1には、先端部にスプリング形状をなす衝突部材を有する発射槌を有する遊技球発射装置が開示されている。衝突部材としてのコイルスプリングは、その先端が発射槌の先端部から露出するように配置されている。
【0004】
また、特許文献2には、先端部に合成樹脂製の打球部が一体成形された発射杆を有する球発射装置が開示されている。発射杆は、インサート成形により、高反発弾性を有する合成樹脂材料が鋼製部材の周囲に被覆されており、そのインサート成形時に先端の打球部が一体成形される。
【特許文献1】特開2005−124910号公報
【特許文献2】特開2006−141625号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1においては、発射槌が発射位置に作動してコイルスプリングの先端により遊技球が打撃されて遊技領域に発射される。しかし、コイルスプリングの先端は、製作誤差により、その先端精度にばらつきがあるため、先端精度の低いコイルスプリングの先端で遊技球が打撃された場合、所望の発射方向及び飛距離で遊技球が発射されないという問題がある。また、遊技球を連続的に発射した場合、遊技球打撃時の衝突により、衝突部材が遊技盤に向かって前後方向に振動してがたつくため、次の遊技球対する衝突部材の先端の遊技球打撃位置がずれてしまい遊技球を一定の発射方向で且つ一定の飛距離のでる発射力で連続的に発射することができない。
【0006】
特許文献2においては、遊技中において遊技球が遊技領域に連続的に発射され続けることにより、合成樹脂材料で形成された打球部の打撃面に遊技球との衝突が繰り返し作用するので、打撃面が摩耗すると共に塑性変形するため、耐久性を確保することが難しい。また、遊技球を連続的に発射した場合、遊技球打撃時の衝突により、打球部が遊技盤に向かって前後方向に振動してがたつくため、次の遊技球と打球部の打撃面との遊技球打撃位置がずれてしまい、遊技球を一定の発射方向で且つ一定の飛距離のでる発射力で連続的に発射することができない。
本発明の目的は、遊技球打撃時の振動を最小限に抑制すると共に、耐久性を確保した発射杆を有する発射駆動機構を備えた弾球遊技機を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1の弾球遊技機は、遊技球を遊技領域に発射する発射駆動機構を備えた弾球遊技機において、発射駆動機構は、先端部に遊技球を打撃する打撃槌を有する発射杆を有し、打撃槌は、発射杆に固定されたケースと、軟質部材からなる衝撃吸収部材と、硬質部材からなる打撃部材とを備え、打撃部材の少なくとも一部は衝撃吸収部材を介してケース内に保持されていることを特徴としている。
【0008】
この発射駆動機構においては、遊技球を発射する場合、発射杆が遊技球発射位置に作動して、その先端部の打撃槌の打撃部材により遊技球が打撃され、遊技領域に発射される。遊技球を打撃した際、打撃部材の振動が衝撃吸収部材により緩衝され、打撃槌ががたつくことがない。
【0009】
請求項2の弾球遊技機は、請求項1の発明において、打撃部材の遊技球打撃面は、部分球面状又は平面に形成されていることを特徴としている。
請求項3の弾球遊技機は、請求項2に発明において、遊技球の中心を含む断面の面積よりも大きい面積の平面に形成されたことを特徴としている。
【0010】
請求項4の弾球遊技機は、請求項1の発明において、軟質部材がゴム製弾性部材であり、硬質部材が鋼製部材であることを特徴としている。
請求項5の弾球遊技機は、請求項1の発明において、ケースはカップ状に形成され、そのケース内に前記衝撃吸収部材が収容固定され、この衝撃吸収部材の遊技球打撃面を含む先端部をケース外に突出させた状態で内嵌されていることを特徴としている。
【発明の効果】
【0011】
本願の弾球遊技機によれば、打撃槌は、発射杆に固定されたケースと、軟質部材からなる衝撃吸収部材と、硬質部材からなる打撃部材とを備え、打撃部材の少なくとも一部は衝撃吸収部材を介してケース内に保持されているので、遊技球打撃時の打撃部材の振動を抑制でき、打撃部材の耐久性も確実に確保することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
本実施例は、遊技球を遊技領域に発射する発射駆動機構に、本発明を適用した場合の一例である。
【実施例】
【0013】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1示すように、パチンコ機1には、矩形枠状の前枠2の前側から遊技盤3が着脱自在に装着され、遊技盤3の前側に対応させて開閉可能な開閉扉4が設けられている。開閉扉4の前面には、遊技盤3の遊技領域5が視認可能な窓部6と、複数の装飾ランプ7と、複数のスピーカ8と、発射用の遊技球や入賞球を貯留する貯留皿9と、遊技者が回動操作可能な発射ハンドル10とが設けられている。なお、図示を省略するが、遊技盤3の遊技領域5には、複数の障害釘、電動役物や複数の入賞口などが設けられている。
【0014】
図2に示すように、前枠2内における鉛直な盤面を形成する遊技盤3の下側中央位置には、発射駆動機構11が設けられている。図3,図4に示すように、発射駆動機構11は、ベース板12と、発射レール13と、球静止部材14と、ロータリソレノイド15と、発射側ストッパー16と、戻り側ストッパー17と、発射杆18とを有し、これらの各部材12〜18が、ベース板12の所定位置に配設されている。以下の説明では、遊技盤3における前後左右を前後左右として説明する。
【0015】
図2に示すように、矩形状のベース板12は、前枠2内において遊技盤3の下側中央位置に鉛直方向に配置されている。図3,図4に示すようにベース板12には中央右寄りに軸孔12aが穿設され、その軸孔12aから出力軸15aがベース板12の前面から前方へ突出するようにロータリソレノイド15がベース板12の裏面に固定ネジ19で固定されている。
【0016】
発射レール13は、ベース板12の前面の左側において遊技盤3の外レール3aと内レール3bの間の球通路20(図2参照)に向けて斜め上方に配置されている。発射レール13は遊技球Pの直径の略2倍の長さに形成され、レールホルダー21によりネジで支持固定されている。発射レール13は遊技球Pの発射時のガイドとなるものであり、金属板をコ字状に屈曲して形成され、球送り機構(図示略)から送られてきた発射前の遊技球Pが載置される遊技球載置面13aには断面略V字状の案内溝13b(図4参照)が形成されている。この案内溝13bにより遊技盤3に対して遊技球Pの前後方向の位置を規制して打撃することができ、遊技領域5に発射された遊技球Pの遊技盤3や窓部6への接触が回避される。
【0017】
球静止部材14は、発射レール13の遊技球載置面13aの上方に配置されている。球静止部材14は、発射方向に向かって斜め上方に傾斜した傾斜面14aを有し、その傾斜面14aの下端が球送り機構から送られてきた発射前の遊技球Pを発射レール13の案内溝13bに一時静止させる。
【0018】
ベース板12の裏面に固定されたロータリソレノイド15は、パチンコ機1の前枠2の裏側に装備された発射制御基板(図示略)に接続されている。発射制御基板は、遊技者の発射ハンドル10への接触を検出すると共に、発射ハンドル10の操作時の回動量(回転角)を検出し、球送り機構を作動させて遊技球Pを1個ずつ発射駆動機構11の発射レール13に送ると共に、ロータリソレノイド15への通電を開始して、ロータリソレノイド15を発射ハンドル10の回動角度に応じたトルクで出力軸15aを回転駆動させる。ロータリソレノイド15の出力軸15aの先端には、発射杆18が固定されている。
【0019】
図6〜図8に示すように、発射杆18は、発射杆本体23と、この発射杆本体23の先端に固定された打撃槌24とを有する。発射杆本体23は、鋼製部材を所望の形状にプレス加工にて成形され、その基端部には軸孔23aが穿設されている。発射杆本体23は、その軸孔23aに嵌入したロータリソレノイド15の出力軸15aに固定ナット22により締め付け固定されている。
【0020】
図3に示すように、発射杆18は、ロータリソレノイド15非通電時には、戻り側ストッパー17に当接した状態で待機している。一方、ロータリソレノイド15が通電され回転駆動されると、図5に示すように、発射杆18は、発射杆本体23が発射側ストッパー16に衝突するまで正面視にて時計周り方向に回転駆動され、打撃槌24の先端部が発射レール13の遊技球載置面13aの案内溝13bに静止している遊技球Pを打撃する。打撃後、発射杆18は、発射側ストッパー16の弾発力、ロータリソレノイド15の復帰力により発射杆本体23が戻り側ストッパー17に当接するまで正面視にて反時計周りに回動する。そして、連続的に遊技球Pを打撃する場合、この往復回動動作を繰り返す。
【0021】
ここで、発射側ストッパー16と戻り側ストッパー17には、夫々、各ストッパー16,17に発射杆18の発射杆本体23が衝突した際の衝撃を緩衝する為に発射杆本体23と当接する部分に弾性部材取付け部から突出するようにゴム製弾性部材16a,17aが取り付けられている。このゴム製弾性部材16a,17aとして、例えば、ウレタンゴムやナイロンエラストマーなどが使用される。この発射側ストッパー16と戻り側ストッパー17により、発射杆18の回動範囲が制限され所定角度の範囲で回動動作を行う。
【0022】
発射杆本体23の先端には遊技球Pを打撃する打撃槌24が固定されている。この打撃槌24は、ケース25と、衝撃吸収部材26と、打撃部材27とを備えている。ケース25は鋼製部材で構成され、前後方向の幅が遊技球Pの直径と略同一のカップ形状に成形され、底面が発射杆本体23の先端に溶接にて接合されている。
【0023】
図8に示すように、ケース25内には、衝撃吸収部材26がケース25内面に沿って正面視にてコ字状に収容されて接着剤を介して固定されている。衝撃吸収部材26は、遊技球P打撃時の打撃部材27の前後方向の振動を緩衝する為、適度な硬さを有しつつ弾性力のある合成樹脂又はゴム製の弾性部材(軟質部材)で構成されたある程度の厚みをもった層で形成されている。弾性部材としては、高分子エラストマー(例えば、ナイロンエラストマーやポリエステルエラストマーなど)が使用される。
【0024】
打撃部材27は、硬質部材からなる鋼製部材で構成され、前後方向に遊技球Pの直径よりも僅かに幅広の筒状に形成され、ケース25内に打撃部材27の先端部以外の外周面が衝撃吸収部材26に覆われた状態で保持されている。即ち、打撃部材27は、ケース25内に打撃部材27の先端部を含む遊技球打撃面28をケース25よりも外側に突出させた状態で衝撃吸収部材26に内嵌した状態で接着剤を介して衝撃吸収部材26に固定されている。
【0025】
打撃部材27の先端部の遊技球打撃面28は、前後方向の幅が遊技球Pの直径よりも僅かに広く且つ底面までの距離が浅い部分球面状に形成されている。遊技球打撃面28を部分球面状にすることで、遊技球P打撃時の繰り返しの衝突作用による打撃面28の摩耗や塑性変形を防止できると共に、遊技盤3に対して遊技球Pの上下方向の位置を規制できる。また、遊技球打撃面28が遊技球Pを打撃した際、打撃部材27が前後方向に振動するが、この振動が衝撃吸収部材26により吸収されるので、打撃部材27ががたつくことがない。
【0026】
次に、実施例のパチンコ機1の作用効果について説明する。
遊技者が発射ハンドル10を回動操作して、球送り機構が作動して遊技球Pを1個ずつ発射駆動機構11の発射レール13の案内溝13bに送ると共に、ロータリソレノイド15が駆動して発射杆18が図3の待機位置から図5の発射位置に向けて正面視にて時計方向に回転駆動される。遊技球Pが球静止部材14により発射レール13の遊技球載置面13aの案内溝13bに静止した状態で、打撃部材27の遊技球打撃面28が遊技球Pの下側の曲面に沿って接触した状態で遊技球Pを打撃し、遊技球Pが遊技盤3の球通路20に向けて発射する。
【0027】
打撃部材27の遊技球打撃面28が遊技球Pを打撃する際、遊技球Pが発射レール13上の所定の静止位置からずれていた場合でも、遊技球打撃面28を部分球面状に形成したことで遊技球Pの下側の中心部分を遊技球打撃面28の中心部分(打撃位置)に移動させると共に、遊技球Pの上下方向の位置を規制して、遊技球Pを打撃することができる。そのため、遊技球Pの上下方向の発射精度を高めることができる。
【0028】
また、遊技球Pを遊技領域5に向けて連続的に発射させる場合、遊技球打撃面28が遊技球Pを打撃したときの打撃部材27の前後方向の振動範囲を衝撃吸収部材26を最小限に抑制することができ、打撃部材27ががたつくことがない。そのため、遊技球P打撃時の遊技球Pに対する遊技球打撃面28の遊技球打撃位置がずれることがなく、遊技球Pを一定の発射方向に且つ一定の飛距離のでる発射力で連続的に打撃することができる。さらに、打撃部材27が鋼製部材で構成されているので、遊技球Pとの繰り返しの衝突作用に対しても遊技球打撃面28が摩耗や塑性変形することがなく、打撃槌24の耐久性を確実に確保することができる。また、衝撃吸収部材26により、遊技球P打撃時の衝突音も軽減される。
【0029】
次に、前記実施例を部分的に変更した変更例について説明する。
1〕実施例においては、遊技球打撃面28が部分球面状に形成されたが、図9に示す打撃槌24aのように、遊技球打撃面28aを断面V字状に形成してもよい。この場合に、遊技球打撃面28aは遊技球Pの下側と点接触した状態で打撃する。また、図10に示す形状に打撃槌24bの遊技球打撃面28bを形成してもよい。この場合、遊技球Pの上下方向の位置を規制して、遊技球Pの上下方向の発射精度を高めることができる。
【0030】
2〕図11に示す打撃槌24cのように、遊技球打撃面28cを平面に形成してもよい。この場合においても、図12に示すように、ケース25内において衝撃吸収部材26に打撃部材の遊技球打撃面28cをケース25外に突出させた状態で内嵌される。
【0031】
3〕図13に示す打撃槌24dのように、遊技球打撃面28dを、遊技球Pの中心を含む断面の面積よりも大きい面積の矩形状の平面に形成するようにしてもよい。この場合、図14に示すように、ケース25aの前後方向の幅が遊技球Pの直径よりも広く形成され、そのケース内の底面に衝撃吸収部材26が収容固定され、その衝撃吸収部材26の上面に打撃部材27aがその遊技球打撃面28dをケース25aの外側に突出させた状態で固定される。また、図13に示すように、発射杆のねじれ剛性をもたせるため、ケース25aの上面に前後方向に離隔した2つの発射杆本体30,33を配置する。
【0032】
4〕実施例においては、打撃槌24が発射本体23の先端に溶接にて固定されたが、図15に示す打撃槌24eのように、ケース25aに発射杆本体嵌合凹部31を形成する。発射本体23bの先端に嵌め込み部32を形成し、この嵌め込み部32をケース25aの嵌合凹部31に差し込むことによって打撃槌24eを発射杆本体23aに固定するようにしてもよい。
【0033】
5〕その他、当業者であれば、前記実施例に種々の変更を付加した形態で実施可能であり、本発明はそのような変更された種々の形態を包含するものである。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】パチンコ機と発射駆動機構の正面図である。
【図2】前枠内に配置された発射駆動機構の正面図である。
【図3】待機位置のときの発射杆の状態を示す発射駆動機構の拡大正面図である。
【図4】発射駆動機構の右側面図である。
【図5】発射位置のときの発射杆の状態を示す発射駆動機構の拡大正面図である。
【図6】発射杆の拡大正面図である。
【図7】打撃槌の斜視図である。
【図8】打撃槌の縦断面図である。
【図9】変更形態に係る打撃槌の縦断面図である。
【図10】変更形態に係る打撃槌の縦断面図である。
【図11】変更形態に係る遊技球打撃面を平面に形成した打撃槌の斜視図である。
【図12】図11の縦断面図である。
【図13】変更形態に係る遊技球打撃面を幅広にした打撃槌の斜視図である。
【図14】図13の縦断面図である。
【図15】変更形態において発射槌本体の先端部をケースに嵌合した状態を示す図である。
【符号の説明】
【0035】
P 遊技球
1 パチンコ機
11 発射駆動機構
18 発射杆
24,24a〜24e 打撃槌
25 ケース
26 衝撃吸収部材
27 打撃部材
28,28a〜28d 遊技球打撃面
【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊技球を遊技領域に発射する発射駆動機構を備えた弾球遊技機において、
前記発射駆動機構は、先端部に遊技球を打撃する打撃槌を有する発射杆を有し、
前記打撃槌は、前記発射杆に固定されたケースと、軟質部材からなる衝撃吸収部材と、硬質部材からなる打撃部材とを備え、
前記打撃部材の少なくとも一部は衝撃吸収部材を介してケース内に保持されている、
ことを特徴とする弾球遊技機。
【請求項2】
前記打撃部材の遊技球打撃面は、部分球面状又は平面に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
【請求項3】
前記遊技球打撃面は、遊技球の中心を含む断面の面積よりも大きい面積の平面に形成されたことを特徴とする請求項2に記載の弾球遊技機。
【請求項4】
前記軟質部材がゴム製弾性部材であり、前記硬質部材が鋼製部材であることを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
【請求項5】
前記ケースはカップ状に形成され、そのケース内に前記衝撃吸収部材が収容固定され、この衝撃吸収部材の遊技球打撃面を含む先端部をケース外に突出させた状態で内嵌されていることを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
【請求項1】
遊技球を遊技領域に発射する発射駆動機構を備えた弾球遊技機において、
前記発射駆動機構は、先端部に遊技球を打撃する打撃槌を有する発射杆を有し、
前記打撃槌は、前記発射杆に固定されたケースと、軟質部材からなる衝撃吸収部材と、硬質部材からなる打撃部材とを備え、
前記打撃部材の少なくとも一部は衝撃吸収部材を介してケース内に保持されている、
ことを特徴とする弾球遊技機。
【請求項2】
前記打撃部材の遊技球打撃面は、部分球面状又は平面に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
【請求項3】
前記遊技球打撃面は、遊技球の中心を含む断面の面積よりも大きい面積の平面に形成されたことを特徴とする請求項2に記載の弾球遊技機。
【請求項4】
前記軟質部材がゴム製弾性部材であり、前記硬質部材が鋼製部材であることを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
【請求項5】
前記ケースはカップ状に形成され、そのケース内に前記衝撃吸収部材が収容固定され、この衝撃吸収部材の遊技球打撃面を含む先端部をケース外に突出させた状態で内嵌されていることを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【公開番号】特開2009−189545(P2009−189545A)
【公開日】平成21年8月27日(2009.8.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−33056(P2008−33056)
【出願日】平成20年2月14日(2008.2.14)
【出願人】(391010943)株式会社藤商事 (1,465)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年8月27日(2009.8.27)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年2月14日(2008.2.14)
【出願人】(391010943)株式会社藤商事 (1,465)
【Fターム(参考)】
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