説明

形状維持容器から製造物を分配する方法及びアッセンブリ

本発明は、一若しくは複数の製造物8をアッセンブリ1へ分配する方法に関し、アッセンブリ1は、上記方法を実行するためのものであり、製造物8を受け入れ、流出開口6を有する形状維持容器2と、製造物8を置き換える媒体15を容器2内へ導入する手段9とを備える。置き換え媒体導入手段9は、置き換え媒体が製造物8に流出開口6方向へ向かう力のみを実質的に作用するように、容器2内へ置き換え媒体15を導入するために配置される。置き換え媒体導入手段9は、製造物8を受け入れる容器2の一部19からフレキシブルなダイヤフラム17によって分離されるチャンバ18を含むことができる。分配アッセンブリ1は、さらに、流出開口6の回りで容器2に接続され可動閉鎖部材32を支持する分配アダプター30を含むことができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、分配される少なくとも一つの製造物を置き換えるための媒体を形状維持容器内へ導入することにより、流出開口を通して形状維持容器から少なくとも一つの製造物を分配する方法に関する。そのような方法が知られている。
【背景技術】
【0002】
製造物を分配すること、特に、液体のように低粘度を有する製造物、また、ソース及びアイスクリームのような、より粘着性のある、あるいは「糊のような」製造物を、いわゆる「バッグ−イン−ボックス」あるいは「バッグ−イン−ボトル」システムによって分配することが知られている。そのようなシステムでは、分配される製造物は、通常、柔軟な内部容器つまりバッグ、ボックス、又はボトルに収納され、通常、形状を維持する外部容器の内側に配置される。上記バッグは、ボックスかボトルに形成された開口から突出する制御可能なバルブ又は閉鎖部材を有する流出開口を備えている。
【0003】
液体のような低粘度の製造物を分配するためには、流出開口が最低点付近にあり、流出開口内でバルブを開けるようにシステムを位置決めすることで通常十分であり、その後、製造物は、重力の影響下で流出開口から流れ出る。同時に、分配された製造物によって空いたスペースを埋めるように容器内へ外気が流れる。
【0004】
しかしながら、分配される製造物がより高い粘性を有する場合、例えば、比較的濃いソース、又はまさにアイスクリームの場合には、重力で引くことは、不十分であり、製造物は、容器からくみ出されなければならないだろう。このために、バッグに接続されるポンプが使用されるが、また、容器とバッグとの間のスペースに別の手段を送り込むことにより、バッグから製造物を押し出すことも可能である。この手段は、バッグに圧力をかけて、それにより容器から製造物を立ち退かすであろう。
【0005】
既知の、バッグ−イン−ボックス、又はバッグ−イン−ボトルのシステムは、その中に含まれる製造物を常に完全に分配可能とは限らないという欠点がある。このことは、特に、それらが高い粘性の製造物で満たされているときに当てはまる。この問題は、製造物の高い粘性の製造物の慣性によってもたらされ、一部が容器から分配されるときには常に、それは残りの製造物における隙間となる。製造物が非常にゆっくり移動するのでそれらの隙間を満たすことができないことから、置き換え媒体の影響の元、バッグは、それらを満たす膨らみを形成するであろう。それらの膨らみは、残りの製造物が流出開口に達するために通る通路を狭くし、さらには完全に遮断する。したがって、製造物の一部を容器内に留めてしまう。結局、バッグにおける膨出部は、さらに流出開口内へ突出可能であり、それにより、さらに全ての製造物の流れを阻止してしまう。容器内に残る製造物の量は、消費者にとって損失を表わす。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
この問題を解決する試みにおいて、しばしば、いわゆる「潰れ防止」部材が使用される。これは、流出開口から延在し、十字状の又は小さい板を保持するチューブ又はシャフトであってもよい。この潰れ防止部材は、製造物が容器から完全に分配されない間は潰れないように、バッグ内へ比較的深く突出される。しかしながら、上記潰れ防止部材は、それ自体、流出開口側への製造物の移動を妨げるものとなり、特に、高い粘性の製造物では、該製造物が上記潰れ防止部材に付着し、チューブを通る流れを困難にする。さらに、アイスクリームの場合のように、分配される製造物の温度が凝固点未満である場合、製造物は、上記潰れ防止部材にさらに強く付着するであろう。
【0007】
本発明は、製造物の滑らかな流出が事実上すべての状況の下で保証されることで、バッグ内にいかなる残留物も残留するのを防止する、形状維持容器から一若しくは複数の製造物を分配する改良された方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に従って、このことは、上述のタイプの方法において、少なくとも一つの製造物に流出開口側へ向かう力のみを実質的に作用するように置き換え媒体が容器内に導入されることによって達成される。
【0009】
流出開口側へ向けられる力のみを置き換え媒体に作用させることで、この媒体は、一種のピストンのように動作し、実質的に真っ直ぐな前面にわたり製造物を均一に前方へ押す。容器のほぼ全断面にわたり、製造物が流出開口の方へ均一に移動するので、製造物の中に隙間は形成されない。従って、製造物の一部が閉じこめられるという危険性は、大幅に縮小され、容器は完全に空になることができる。
【0010】
流出開口の方向に力を働かせるのに必要な圧力供給を達成するために、置き換え媒体は、流出開口の向かい側で容器内の側面に実質的に導入されるのが好ましい。
【0011】
この分配方法の好ましい実施形態において、置き換え媒体は、少なくとも1つの可撓性ダイヤフラムによって、少なくとも1つの製造物を含む容器の一部から分離したチャンバへ導入される。この方法では、製造物と置き換え媒体との間の接触は回避され、また、製造物の汚染の危険はない。
【0012】
容器は、複数の製造物を含んでいてもよく、それは、置き換え媒体の容器の中への導入によって同時に分配可能である。この方法では、2つ以上の製造物が容器を出るとき、それらは混合されてもよい。
【0013】
加圧された気体、特に、置き換え媒体として外気が用いられるとき、上記方法は、加圧されたガスボンベあるいはポンプのいずれかを設けることにより、容易に実行可能である。
【0014】
又、置き換え媒体として液体、特に水が使用可能であり、それは本管の圧力を通常利用可能である。
【0015】
エアゾールに頼ることなく、容器から製造物を出すための十分な力を生成するために、置き換え媒体は、大気圧より0.1〜5バール高い圧力で導入されるのが好ましい。分配方法のさらに好ましい変形例では、置き換え媒体は、大気圧より0.5〜3バール、特に0.75〜2バール高い圧力で導入される。
【0016】
分配される製造物の量を効果的に制御することに関し、流出開口上に配置される可動な閉鎖部材を有するのが好ましい。この閉鎖部材は、置き換え媒体が容器内へ導入されるとき、閉位置から開位置へ移動する。
【0017】
又、本発明は、上述の方法が実行可能な分配アッセンブリに関する。
【0018】
少なくとも1つの製造物を分配するための既知のアッセンブリは、少なくとも1つの製造物を受け入れるための形状維持容器を含み、該容器は、少なくとも1つの流出開口、及び分配される少なくとも1つの製造物を置き換える手段を容器内へ導入する手段を有する。
【0019】
本発明の分配アッセンブリは、置き換え媒体が少なくとも一つの製造物に流出開口側へ向かう力のみを実質的に作用するように、容器内に置き換え媒体を導入する置き換え媒体導入手段が配置される点で上述の既知のアッセンブリと区別される。
【0020】
所望の圧力分配を達成するために、置き換え媒体導入手段は、流出開口の反対側の容器の側面で作用することが好適である。
【0021】
分配アッセンブリの好ましい実施形態において、置き換え媒体導入手段は、置き換え媒体による製造物の汚染の可能性を回避するように、少なくとも1つの可撓性ダイヤフラムにより少なくとも1つの製造物を含む容器の一部から分離されたチャンバを含んでいる。
【0022】
容器の容量を最大にし、さらに完全に空にすることができるということを保証するために、少なくとも1つの可撓性ダイヤフラムは、流出開口の対向側の容器側面に実質的に沿って存在する第1最端位置と、流出開口が配置された容器の側面に実質的に沿って存在する第2極端位置との間で変形可能、及び/又は変位可能であるのが好適である。
【0023】
分配アッセンブリの第1の実施形態において、少なくとも1つの可撓性ダイヤフラムは、容器の側壁に取り付けられる周縁部を有する。よって、ダイヤフラムは、容器の全断面にわたり延在する。その第1最端位置において、容器が製造物で完全に満たされるとき、ダイヤフラムは、側壁に沿って取り付け位置から流出開口に対向する側面まで延在するので、製造物は、容器の高さの実存部分にわたり側壁がなく維持される。よって、摩擦が低減され、流出開口側への製造物の移動を容易にする。
【0024】
この実施形態の一つの変形例において、容器は、嵌め合うフランジによって相互に接続される2つの部分を含み、また、少なくとも1つの可撓性ダイヤフラムの周縁部は、嵌め合うフランジ間でシールするように留められる。この方法で、容器とダイヤフラムとは、製造がより簡単な、限られた数の部品から容易に組み立てることができる。
【0025】
又は、容器は、少なくとも外側層及び内側層を含むことができ、少なくとも1つの可撓性ダイヤフラムは、容器の上記内側層と一体的に成型されてもよい。容器及びダイヤフラムを単一ピースとして製造することによって、いずれかの組み立て動作の必要が無くなる。
【0026】
分配アッセンブリの第2の実施形態において、少なくとも1つの可撓性ダイヤフラムは、容器内に配置され分配媒体用のチャンバを形成する分離バッグの一部、及び/又は少なくとも1つの製造物を含む容器の部分を形成する。この方法において、発明は、従来の技術によって製造された標準容器を用いて実行可能である。
【0027】
この実施形態の一つの変形例において、上記バッグは、容器の内部を実質的に満たしてもよく、分配される製造物を含む容器部分を形成する少なくとも一つのコンパートメント、及び置き換え媒体用のチャンバを形成する別のコンパートメントを含むことができ、それらのコンパートメントは、可撓性ダイヤフラムによって分離されてもよい。よって、製造物及び置き換え媒体の両方は、容器から分離され、それはいずれかの適当な材料から作られてもよい。
【0028】
上記バッグは、同時に分配される様々の製造物用の複数のコンパートメントを有しても良い。
【0029】
この実施形態の別の変形例において、上記バッグは、流出開口に対向する容器の側面に沿って配置されてもよく、置き換え媒体用のチャンバを形成してもよい。その場合には、可撓性ダイヤフラムは、流出開口に面するバッグの側面により形成可能である。底部にバッグを配置した後、容器は、分配される製造物で、単に充填されてもよい。
【0030】
この場合、上記バッグは、その周囲に沿って配置された安定化手段を含むのが好ましい。上記バッグが容器内へ導入された後、それらの安定化手段は、それが容器側壁に対してしっかりと適合することを保証するだろう。
【0031】
しかしながら、流出開口が形成され製造物を含む容器部分を形成する容器の側面に沿って上記バッグが配置されることが考えられ、その場合には、可撓性ダイヤフラムは、流出開口に対向するバッグの側面により形成される。
【0032】
これらの2つの変形例は、都合良く組み合わすことができ、これは、流出開口と、置き換え媒体で充填されるバッグとの間に配置されるバッグの中に分配される製造物が詰められる分配アッセンブリとなる。
【0033】
置き換え媒体が容器内へ導入されることを可能にするため、置き換え媒体導入手段は、容器の外部からアクセス可能で、チャンバに接続された供給口を含むのが好ましい。
【0034】
大気圧より高くなるであろう置き換え媒体がチャンバから流れ出ることを防止するため、チャンバと供給口との間にバルブを配置することができる。
【0035】
分配アッセンブリの好ましい実施形態において、供給口は、流出開口内に又は流出開口に隣接して配置され、容器内側に配置された供給管によってチャンバに接続される。このように、容器内に単一の開口だけを形成する必要があり、また、接続はすべて中央の場所でなされてもよい。
【0036】
置き換え媒体導入手段は、置き換え媒体源を含むのが好ましい。この置き換え媒体源は、気体特に外気を加圧するためのポンプや、又は液体供給導管、特に送水管であっても良い。
【0037】
分配アッセンブリの好ましい実施形態において、置き換え媒体導入手段は、大気圧より0.1〜5バール高い圧力で置き換え媒体を導入するように整えられる。より好ましくは、置き換え媒体導入手段は、大気圧より0.5〜3バール、特に0.75〜2バール高い圧力で置き換え媒体を導入するように整えられる。
【0038】
容器がプラスチック材料、特に引張されたPET又はポリオレフィンから作製されるとき、軽量で、さらに頑丈で廉価な分配アッセンブリを得ることができる。
【0039】
好ましくは、少なくとも1つの可撓性ダイヤフラムもまた、プラスチック材料、特にポリエチレンのようなポリアミドあるいはポリオレフィンから作製される。使用後に、分配アッセンブリを再利用することを容易にするために、ダイヤフラムが作製されるプラスチック材料は、容器の材料に同じか、少なくとも容器のプラスチック材料に関するものであってもよい。容器及び可撓性ダイヤフラムに適当な(プラスチック)材料を選択する場合のもう一つの基準は、分配される製造物がアイスクリームであるときに遭遇する低温(−15℃〜−20℃のオーダー)で、それらが好ましい特性を保持すべきということである。
【0040】
容器からの製造物の流れを制御するために、分配アッセンブリは、流出開口上に配置される移動可能な閉鎖部材を含むのが好ましい。
【0041】
分配アッセンブリが分配機構と共に用いられることを可能にするために、移動可能な閉鎖部材は、流出開口のまわりで容器に接続された、分配アダプターの一部を形成してもよい。この分配アダプターは、分配機構に連結されてもよい。
【0042】
分配アダプターは、容器の流出開口に接続された流出管を都合良く含むことができる。その場合には、閉鎖部材は、流出管を閉じるために配置される。
【0043】
良好な密閉特性を有する、容易に移動可能な閉鎖部材を得るために、流出管は、曲がった外側端を有するのが好ましく、一方、閉鎖部材は、対応する曲率を持ち、軸回りに旋回可能である。
【0044】
閉鎖部材が分配アダプターの内側に配置されるとき、旋回軸により分配アダプターの外側で閉鎖部材が調節部材に接続されるならば、閉鎖部材は、閉位置と開位置との間で容易に移動可能である。
【0045】
その場合、閉鎖部材が分配アダプターの周囲の構造よりも柔軟である場合、優れた密閉性が得られ、その結果、製造物により作用する圧力によって閉鎖部材はわずかに変形してもよい。それにより、流出管を密閉する。
【0046】
調節部材が分配アダプターの外形を形成するカラー部分の外側で延在する場合、調節部材を移動自由にする間、分配アッセンブリは、そのカラー部材によって分配機構にしっかりとはめることができる。
【0047】
分配アダプターは、置き換え媒体源と供給口とを相互に接続するコネクターを含むのが好ましい。その結果、分配アッセンブリは、アダプターのみによって分配機構に完全に機能的に連結可能である。
【0048】
最後に、本発明は、上述したタイプの分配アッセンブリで使用される分配アダプターに関する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0049】
本発明は、添付の図面を参照して、本発明を限定するものではない多くの典型的な実施形態によって明確にされる。
【0050】
少なくとも1つの製造物8を分配するためのアッセンブリ1は、分配される製造物8を受け入れるための形状維持容器2を備える。例えば引張されたPETやポリオレフィンのようなプラスチック材料から作製可能である容器2は、上部壁3、円筒状の側壁4、及び底壁5を有する。製造物8を分配するための流出開口6は、上部壁3に形成されている。
【0051】
分配アッセンブリ1は、分配される製造物8を置き換えるための媒体15を容器2内へ導入するための手段9をさらに含む。本発明によれば、それらの置き換え媒体導入手段9は、製造物8に作用する力がもっぱら流出開口6の方へ実質的に向けられるように、容器2内へ置き換え媒体15を導入するために配置される。
【0052】
この目的のために、置き換え媒体15は、流出開口6に対向する、容器2の底部5の近くへ導入される。置き換え媒体15は、可撓性ダイヤフラム17によって製造物8が保持される、容器2の部分19から分離されるチャンバ18内へ導入される。この可撓性ダイヤフラム17は、また、例えばポリアミド、ポリオレフィン、特に、ポリエチレンのようなプラスチック材料から都合良く製造可能である。
【0053】
置き換え媒体導入手段9は、容器2の外部からアクセス可能で、チャンバ18に接続される供給口12をさらに含んでいる。置き換え媒体導入手段9は、また、供給口12に接続可能な、置き換え媒体15の源(ここには示していない)を含む。置き換え媒体15の源は、気体、例えば外気を加圧するポンプ又はコンプレッサであってもよく、一方、加圧された気体で満たされた缶を含むこともできる。代わりに、置き換え媒体15の源は、液体供給管、特に、ほとんどの場所で容易に利用可能である水道(送水)管であってもよい。置き換え媒体15がチャンバ18から流れ出るのを防ぐために、バルブ(ここには示されていない)が供給口12に、あるいはチャンバ18と供給口12との間に配置されてもよい。
【0054】
容器2の変形、あるいは過剰な圧力の危険がなく、容器2から製造物8を適切に排出するのに十分な力を発生するため、置き換え媒体15の源は、大気圧より0.1〜5バール高い圧力で置き換え媒体を供給するように適合されてもよい。好ましくは、さらに低い圧力が使用される。例えば0.5〜3バールの範囲、最も好ましくは0.75〜2バールの範囲で大気圧よりも高い圧力である。これらは、ハンドポンプを用いて容易に得ることができる値である。
【0055】
第1の実施形態において、ダイヤフラム17は、上部壁3と底部5とのほぼ中間部で容器の側壁4に取り付けられる周縁部21を有する。容器2が製造物8で完全に満たされるときの第1最端位置では、ダイヤフラム17は、取り付け点から、容器2の側壁4に沿って容器2の底部5まで延在し、多かれ少なかれ、流出開口6(図1A)の反対側にバケツを形成する。容器2が空になったときの第2最端位置では、ダイヤフラム17は、取り付け点から、容器2の側壁4に沿って容器2の上部壁3まで延在し、実質的に流出開口6(図1B)に沿って走る。
【0056】
図示する変形例において、容器2は、下部フランジ24を有する上側部22と、上部フランジ25を有する下側部23とを備える。これら2つの部分22、23は、互いに接合又は溶接可能でかみ合うフランジ24、25によって相互に接続される。同時に、可撓性ダイヤフラム17の周縁部21は、かみ合うフランジ24、25間に密閉してクランプすることにより、あるいはそれらのフランジとともにそれを接合又は溶接することで密閉することにより、側壁4に取り付けられる。
【0057】
側壁4に取り付けられたダイヤフラム17を有する実施形態の別の変形例は、図2A及びず2Bに示されている。ここで、容器2は、少なくとも外側層26及び内側層27を備え、これらは、同じ材料から作製されてもよいし、異なる材料から作製されてもよい。これらの層26及び27は、予備成型品に共同成型され、次に、最終容器形状にブロー成型される。外側層26及び内側層27を共同成型するとき、付着しない材料の層が鋳型の下側部におけるこれらの層間に挿入される。これは、底部5及び側壁4の下側部を形成する。この付着しない層の存在は、緩い外側層26及び内側層27となり、それにより、容器2の下側部におけるチャンバ18を形成する。内側層27の緩い部分は、容器2の残りの部分19からこのチャンバ18を分離する可撓性ダイヤフラム17を形成する。
【0058】
この第1の実施形態の両方の変形例において、供給口12は、流出開口6の反対側で容器の底部5に配置されるように示されている。
【0059】
第2の実施形態において、ダイヤフラム17は、容器2の内部に取り付けられた分離部分ではなくバッグの一部を形成する。図3A及び図3Bに示す変形例において、バッグ28は、容器2の内部を実質的に満たすように形状され、そのような大きさにされている。バッグ28は、流出開口に最も近くに配置され、製造物8が詰められる容器部分19を形成する第1コンパートメントを含む。この第1コンパートメント20は、それ自身の流出開口16を含み、それは容器2の流出開口6内へ突出する。バッグ28は、置き換え媒体15用のチャンバ18を形成する第2コンパートメント13をさらに含んでいる。第1及び第2のコンパートメント20、13は、可撓性ダイヤフラム17によって分離される。
【0060】
この実施形態において、供給口12は、流出開口6内に配置される。この形態では、単一の開口のみを容器2に形成する必要がある。供給口12は、供給管11によってバッグ28の第2コンパートメント13によって形成されたチャンバ18に接続される。この供給管11は、上部壁3及び容器2の側壁4と実質的に平行に走るように示されている。又、例えば容器2が多層構造である場合、供給管は、容器壁内に組み入れることもできる。
【0061】
この実施形態の別の変形例は、容器2の外部で混合可能な、2つの製造物8A及び8Bを同時に分配するのに適している(図4A及び図4B)。この目的のために、第1コンパートメントは、分離壁14によって2つのサブコンパートメント2OA、2OBに分離される。図示する変形例では、サブコンパートメント2OA、2OBは同一であるが、必ずしも同一でなくてもよい。実際、サブコンパートメントの断面積と体積間の比は、2つの製造物8A及び8Bの所望の混合比に一致するように選択されるべきである。
【0062】
可撓性ダイヤフラム17によってコンパートメント13、20に分割された単一のバッグ28の代わりに、分配アッセンブリは、また、製造物収納部19及び置き換え媒体チャンバ18をそれぞれ形成する2つの分離バッグ7、10を含むことができる(図5A及び図5B)。これらのバッグ7、10は、相互に接続されてもよいし、接続されなくてもよい。下部バッグが製造物8で満たされるとき、上部バッグ7の下半分をそれが実質的に囲むように、及び上部バッグ7が空であるときにそれが容器2のほぼ全部を満たすように、チャンバ18を形成する下部バッグ10が構成され、大きさが決められる。
【0063】
分配アッセンブリのこの第2の実施形態におけるさらに別の変形例において、上部バッグ7は除去され、製造物は、下部バッグ10上の容器2の部分19へ直接導入される(図6A及び図6B)。容器2が充填されているときに、製造物がバッグ10と側壁4との間に入るのを防止するため、バッグ10は、その周囲に沿って配置される安定化手段37を備えている。弾力的に変形可能であるそれらの安定化手段37は、開口6を通して容器2内へ導入された後、バッグ10を側壁4に対して押しつける。図示する実施形態において、安定化手段37は、バッグ10に溶接され、加圧空気又は水のような媒体で満たされた周辺のチャネルによって形成される。あるいは、安定化手段は、比較的硬い材料からのリング又はカラー部を含むことができる。リング又はカラー部は、開口6を通してそれが導入されることを可能にするようにさらに弾力的に変形可能であるべきであるけれども。この変形例は、図4及び図5の変形例よりも単純であるが、製造物8と側壁4との間のいくぶんより高い摩擦を生じる。従って、この変形例は、あまり粘性が高くなく、容器2の材料に非常に強く付着しない製造物にのみ適している。
【0064】
示された全ての実施形態において、流出開口6は、ネック29にて囲まれている。このネック29は、容器2の上に分配アダプター30を取り付けるために、例えばネジ山を付けたり、差し込みピンを設けたり、留め金を設けたりという接続手段を設けることができる(図9及び図10)。この分配アダプター30は、制御可能な閉鎖部材32によって閉じられる流出管31、及び置き換え媒体15の源を供給口12へ接続するためのコネクター33を含む。示された実施形態において、流出管31は、曲がった外端を有し、また、閉鎖部材32は、軸34(図7)回りに旋回可能である。
【0065】
この分配アダプター30を用いて、まず、外気を加圧するために例えばポンプ又はコンプレッサを作動させ、又は水道栓を開けることにより、置き換え媒体15をチャンバ18へ導入し、次に、流出管31が開かれる位置に閉鎖部材32を移動することにより、製造物8は、容器2から分配される。製造物8の流出が減少する場合はいつでも、チャンバ18の圧力は、さらなる置き換え媒体15を導入することにより増加してもよい。製造物8の所望量が分配されたとき、閉鎖部材32は、その閉位置に戻されてもよい。
【0066】
分配アダプター30は、「形状維持容器から製造物を分配する装置」と名称をつけられた同時係属中の特許出願で示されるような分配機構と組み合わせて分配アッセンブリ1が用いられることを可能にするように設計されている。この目的のために、それは、分配機構における対応して形成された開口に適応するカラー部35を含んでいる。この外形を形成したカラー部は、また、特に分配アッセンブリの輸送及び保存の間に、分配アッセンブリが使用されていないときに(図8)、保護カバー36を保持する役目をする。さらに、閉鎖部材32は、上記機構の調節部材による係合のための突出端39を備えている。
【0067】
分配アッセンブリの別の実施形態において(図11)、分配アダプター30の流出管31の外側端は、2つの方向、つまりドーム状にて曲線を描かれる。閉鎖部材32は、ドーム44の内側に配置され、そのピボット軸34によってドーム44の外側で調節部材38に接続される。この目的のために、閉鎖部材32は、ドーム44における開口45内へ回転自在に留められかつ調節部材38に取り付けられるシャフト42に取り付けられている。調節部材38を軸34の回りに約90度旋回することによって、閉鎖部材32は、図示されるその閉位置とその開位置との間で移動される。
【0068】
調節部材38は、分配アダプター30の円形のカラー部35の外側で延在し、分配機構における半円形凹部に受け入れ可能である。このようにして、分配アッセンブリ1と分配機構との間の固定された接続が形成され、一方、調節部材38は自由に移動可能である。
【0069】
この実施形態において、閉鎖部材32は、例えばより柔軟な材料から作られるので、ドーム44の周囲の構造より柔軟である。このことは、容器2内の製造物によって閉鎖部材に作用する圧力により、閉鎖部材32がわずかに変形することを確保する。この僅かな変形は、流出管31の端部にて開口43の端に対する閉鎖部材32の優れた密閉性につながる。
【0070】
コネクター33は、90度以上に角度があり、接続用のカラー部35から分配媒体15の源まで延在し分配機構の一部を形成可能な第1脚部40と、容器2内へ延在し、チャンバ18へ至る供給管11の供給口12を収納することに適した第2の脚部41とを有する。
【0071】
本発明は、その多くの典型的な実施形態を参照して図示されたが、示された実施形態に決して制限されないということは明らかである。例えば、置き換え媒体用のチャンバを形成する種々の方法は、2つの示された分配アダプターのどちらかと組み合わせてもよい。
チャンバを含む容器の様々な実施形態もまた、流出開口を閉じ及び開くための他の機構と組み合わせて用いられてもよい。本発明は、添付の請求の範囲の範囲内で種々の方法において適合され修正されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0072】
【図1A】本発明の分配アッセンブリの第1の実施形態の長手方向断面の斜視図であり、上記分配アッセンブリは、容器の2つの部分、つまり分配される製造物で容器がほぼ満たされるときの第1最端位置と、ほぼ全ての製造物が容器から排出されたところの第2最端位置との間に留められたダイヤフラムを含む。
【図1B】本発明の分配アッセンブリの第1の実施形態の長手方向断面の斜視図であり、上記分配アッセンブリは、容器の2つの部分、つまり分配される製造物で容器がほぼ満たされるときの第1最端位置と、ほぼ全ての製造物が容器から排出されたところの第2最端位置との間に留められたダイヤフラムを含む。
【図2A】図1A及び図1Bに示す実施形態の変形例を示す図であり、ダイヤフラムは、多層の容器の内側層の一体部分を形成する。
【図2B】図1A及び図1Bに示す実施形態の変形例を示す図であり、ダイヤフラムは、多層の容器の内側層の一体部分を形成する。
【図3A】分配アッセンブリの第2の実施形態において、図1及び図2に対応する図であり、ダイヤフラムは容器の内側に配置された分離バッグの一部を形成し、バッグは分配される製造物用の、及び置き換え媒体用のコンパートメントを有する。
【図3B】分配アッセンブリの第2の実施形態において、図1及び図2に対応する図であり、ダイヤフラムは容器の内側に配置された分離バッグの一部を形成し、バッグは分配される製造物用の、及び置き換え媒体用のコンパートメントを有する。
【図4A】図1から図3の実施形態の変形例を示す図であり、同時に分配される2つの異なる製造物用の2つの並んだコンパートメントを有する。
【図4B】図1から図3の実施形態の変形例を示す図であり、同時に分配される2つの異なる製造物用の2つの並んだコンパートメントを有する。
【図5A】前述の各図に示す実施形態の変形例を示す図であり、製造物及び置き換え媒体用の2つの分離したバッグを有する。
【図5B】前述の各図に示す実施形態の変形例を示す図であり、製造物及び置き換え媒体用の2つの分離したバッグを有する。
【図6A】前述の各図に示す実施形態の変形例を示す図であり、置き換え媒体用の単一のバッグのみを有し、製造物は容器に直接に詰められる。
【図6B】前述の各図に示す実施形態の変形例を示す図であり、置き換え媒体用の単一のバッグのみを有し、製造物は容器に直接に詰められる。
【図7】使用の準備ができている分配アッセンブリの側面図である。
【図8】輸送と保管状態における図7に示すアッセンブリの側面図であり、流出開口は保護キャップによってカバーされている。
【図9】図8及び図9に示す分配アッセンブリの長手方向の断面図である。
【図10】図9に示される分配アッセンブリの流出開口及び加圧空気供給口の詳細な拡大図である。
【図11A】別の実施形態における分配アッセンブリの正面の斜視図である。
【図11B】別の実施形態における分配アッセンブリの背面の斜視図である。
【図12A】容器の上部、及び図11に示すアッセンブリの分配アダプターの長手方向断面図である。
【図12B】図12Aに示すB−B線における断面図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
分配される少なくとも一つの製造物(8)を置き換えるための媒体(15)を容器(2)内へ導入することにより流出開口(6)を通して形状維持容器(2)から少なくとも一つの製造物(8)を分配する方法において、
置き換え媒体(15)は、少なくとも一つの製造物(8)に、流出開口(6)の方へ向けられた力のみを実質的に作用するように、容器(2)内へ導入されることを特徴とする分配方法。
【請求項2】
置き換え媒体(15)は、流出開口(6)に反対側の容器の側面(5)で容器(2)内へ実質的に導入されることを特徴とする、請求項1記載の分配方法。
【請求項3】
置き換え媒体(15)は、少なくとも一つの製造物(8)を含む容器(2)の一部から少なくとも一つの可撓性ダイヤフラム(17)によって分離されたチャンバ(18)内へ導入されることを特徴とする、請求項1又は2記載の分配方法。
【請求項4】
容器(2)は、複数の製造物(8A、8B)を含み、それらは容器(2)内への置き換え媒体(15)の導入により同時に分配されることを特徴とする、請求項1から3のいずれかに記載の分配方法。
【請求項5】
加圧された気体、特に外気が置き換え媒体(15)として使用されることを特徴とする、請求項1から4のいずれかに記載の分配方法。
【請求項6】
液体、特に水が置き換え媒体(15)として使用されることを特徴とする、請求項1から5のいずれかに記載の分配方法。
【請求項7】
置き換え媒体(15)は、大気圧よりも0.1から5バール高い圧力で導入されることを特徴とする、請求項1から6のいずれかに記載の分配方法。
【請求項8】
置き換え媒体(15)は、大気圧よりも0.5から3バール、特に0.75から2バール高い圧力で導入されることを特徴とする、請求項1から7のいずれかに記載の分配方法。
【請求項9】
可動な閉鎖部材(32)が流出開口(6)上に配置され、上記閉鎖部材(32)は、置き換え媒体(15)が容器(2)内へ導入されるとき、閉位置から開位置へ移動されることを特徴とする、請求項1から8のいずれかに記載の分配方法。
【請求項10】
少なくとも一つの製造物(8)を分配するためのアッセンブリ(1)であって、
少なくとも一つの製造物(8)を受け入れ、少なくとも一つの流出開口(6)を有する形状維持容器(2)と、
分配される少なくとも一つの製造物(8)を置き換えるための媒体(15)を容器(2)内へ導入するための手段(9)とを備えた分配アッセンブリであり、
置き換え媒体導入手段(9)は、置き換え媒体が少なくとも一つの製造物(8)に流出開口(6)の方へ向けられた力のみを実質的に作用するように、置き換え媒体(15)を容器(2)内へ導入するために配置されることを特徴とする分配アッセンブリ。
【請求項11】
置き換え媒体導入手段(9)は、流出開口(6)に反対側で容器(2)の側面(5)にて作用することを特徴とする、請求項10記載の分配アッセンブリ。
【請求項12】
置き換え媒体導入手段(9)は、少なくとも一つの製造物(8)を含む容器(2)の一部から少なくとも一つの可撓性ダイヤフラム(17)によって分離されたチャンバ(18)を含むことを特徴とする、請求項10又は11に記載の分配アッセンブリ。
【請求項13】
少なくとも一つの可撓性ダイヤフラム(17)は、流出開口(6)の反対側で容器(2)の側面(5)に沿って実質的に存在する第1最端位置と、流出開口(6)が配置される容器(2)の側面(3)に沿って実質的に存在する第2最端位置との間で変形可能及び/又は変位可能であることを特徴とする、請求項12記載の分配アッセンブリ。
【請求項14】
少なくとも一つの可撓性ダイヤフラム(17)は、容器(2)の側壁(4)に取り付けられる周囲端(21)を有することを特徴とする、請求項12又は13に記載の分配アッセンブリ。
【請求項15】
容器(2)は、互いにはまり合うフランジ(24,25)により相互に接続される2つの部分(22,23)を備え、少なくとも一つの可撓性ダイヤフラム(17)の周囲端(21)は、上記はまり合うフランジ(24,25)間で密閉して締め付けられることを特徴とする、請求項14に記載の分配アッセンブリ。
【請求項16】
容器(2)は、少なくとも外側層(26)と内側層(27)とを備え、少なくとも一つの可撓性ダイヤフラム(17)は、容器(2)の上記内側層(27)と一体的に成型されることを特徴とする、請求項14に記載の分配アッセンブリ。
【請求項17】
少なくとも一つの可撓性ダイヤフラム(17)は、容器(2)内に配置され分配媒体(15)用のチャンバ(18)及び/又は少なくとも一つの製造物(8)を含む容器(2)の一部(19)を形成する分離バッグ(7;10;28)の一部を形成することを特徴とする、請求項12又は13に記載の分配アッセンブリ。
【請求項18】
上記バッグ(28)は、容器(2)の内部を満たし、分配される製造物(8)を含む容器部分(19)を形成する少なくとも一つのコンパートメント(20)と、上記置き換え媒体(15)用のチャンバ(18)を形成する別のコンパートメント(13)とを含み、上記両コンパートメントは、上記可撓性ダイヤフラム(17)により分離されることを特徴とする、請求項17に記載の分配アッセンブリ。
【請求項19】
上記バッグ(28)は、同時に分配される製造物(8A,8B)用の複数のコンパートメント(20A,20B)を有することを特徴とする、請求項18に記載の分配アッセンブリ。
【請求項20】
上記バッグ(10)は、流出開口(6)の反対側の容器(2)の側面(5)に沿って配置され、置き換え媒体(15)用のチャンバ(18)を形成し、上記可撓性ダイヤフラム(17)は、流出開口(6)に面するバッグ(10)の側面により形成されることを特徴とする、請求項17に記載の分配アッセンブリ。
【請求項21】
上記バッグ(10)は、その周囲に沿って配置される安定化手段(37)を含むことを特徴とする、請求項20に記載の分配アッセンブリ。
【請求項22】
上記バッグ(7)は、流出開口(6)が形成され上記製造物(8)を含む容器部分(19)を形成する容器(2)の側面(3)に沿って配置され、上記可撓性ダイヤフラム(17)は、流出開口(6)の反対側のバッグ(7)の側面により形成されることを特徴とする、請求項17、20、21のいずれかに記載の分配アッセンブリ。
【請求項23】
上記置き換え媒体導入手段(9)は、容器(2)の外側からアクセス可能で上記チャンバ(18)に接続される供給口(12)を含むことを特徴とする、請求項12から22のいずれかに記載の分配アッセンブリ。
【請求項24】
上記チャンバ(18)と上記供給口(12)との間にバルブが配置されることを特徴とする、請求項23に記載の分配アッセンブリ。
【請求項25】
上記供給口(12)は、流出開口(6)の内側に又は隣接して配置され、容器(2)の内側に配置される供給管(11)により上記チャンバ(18)に接続されることを特徴とする、請求項23又は24に記載の分配アッセンブリ。
【請求項26】
上記置き換え媒体導入手段(9)は、置き換え媒体(15)の源を含むことを特徴とする、請求項10から25のいずれかに記載の分配アッセンブリ。
【請求項27】
置き換え媒体(15)の源は、気体、特に外気を加圧するポンプであることを特徴とする、請求項26に記載の分配アッセンブリ。
【請求項28】
置き換え媒体(15)の源は、液体供給管、特に水道管であることを特徴とする、請求項26に記載の分配アッセンブリ。
【請求項29】
上記置き換え媒体導入手段(9)は、大気圧より0.1から5バール高い圧力で上記置き換え媒体(15)を導入するように整えられることを特徴とする、請求項10から28のいずれかに記載の分配アッセンブリ。
【請求項30】
上記置き換え媒体導入手段(9)は、大気圧より0.5から3バール、特に0.75から2バール高い圧力で上記置き換え媒体(15)を導入するように整えられることを特徴とする、請求項29に記載の分配アッセンブリ。
【請求項31】
容器(2)は、プラスチック材料、特に引張されたPET又はポリオレフィンにて作製されることを特徴とする、請求項10から30のいずれかに記載の分配アッセンブリ。
【請求項32】
少なくとも一つの可撓性ダイヤフラム(17)は、プラスチック材料、特にポリアミド又はポリオレフィンにて作製されることを特徴とする、請求項12から31のいずれかに記載の分配アッセンブリ。
【請求項33】
上記流出開口(6)上に可動な閉鎖部材(32)が配置されることを特徴とする、請求項10から32のいずれかに記載の分配アッセンブリ。
【請求項34】
上記可動な閉鎖部材(32)は、上記流出開口(6)の回りで容器(2)に接続される分配アダプタ(30)の一部を形成することを特徴とする、請求項33に記載の分配アッセンブリ。
【請求項35】
上記分配アダプタ(30)は、容器(2)の流出開口(6)に接続される流出管(31)を含み、上記可動な閉鎖部材(32)は、上記流出管(31)を閉鎖するために配置されることを特徴とする、請求項34に記載の分配アッセンブリ。
【請求項36】
上記流出管(31)は、曲がった外部端を有し、上記閉鎖部材(32)は、対応した曲率を有し軸(34)の回りに旋回可能であることを特徴とする、請求項35に記載の分配アッセンブリ。
【請求項37】
上記閉鎖部材(32)は、上記分配アダプタ(30)の内側に配置され、上記旋回軸(34)により上記分配アダプタ(30)の外側で調節部材(38)に接続されることを特徴とする、請求項36に記載の分配アッセンブリ。
【請求項38】
上記閉鎖部材(32)は、上記分配アダプタ(30)の包囲構造よりも柔軟であることを特徴とする、請求項37に記載の分配アッセンブリ。
【請求項39】
上記調節部材(38)は、上記分配アダプタ(30)の外形形成カラー(35)の外側に延在することを特徴とする、請求項37又は38に記載の分配アッセンブリ。
【請求項40】
上記分配アダプタ(30)は、上記置き換え媒体(15)の源及び供給口(12)を相互に連結するコネクタ(33)をさらに含むことを特徴とする、請求項34から39のいずれかに記載の分配アッセンブリ。
【請求項41】
請求項34から40のいずれかに記載の分配アッセンブリ(1)にて使用するための分配アダプタ(30)。

【図1A】
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【図1B】
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【図2A】
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【図2B】
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【図3A】
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【図3B】
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【図4A】
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【図4B】
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【図5A】
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【図5B】
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【図6A】
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【図6B】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11A】
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【図11B】
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【図12A】
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【図12B】
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【公表番号】特表2009−508774(P2009−508774A)
【公表日】平成21年3月5日(2009.3.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−531624(P2008−531624)
【出願日】平成18年9月25日(2006.9.25)
【国際出願番号】PCT/EP2006/009268
【国際公開番号】WO2007/039158
【国際公開日】平成19年4月12日(2007.4.12)
【出願人】(501233064)アーファ・ポリテック・べスローテン・フェンノートシャップ (6)
【氏名又は名称原語表記】AFA POLYTEK B.V.
【Fターム(参考)】