説明

循環式発電装置

【課題】真空ポンプと空気圧縮機を用いて循環条件を設定する。その後は動力を使用しないで連続的に装置内の水を循環させる。
【解決手段】加圧水槽1の上部に水槽2と真空タンク3を設け、上部に真空タンク4を備え、降水タンク5の上部に真空タンク6を設け、上部に真空タンク7を備え、開閉弁10a,9a,8a、7aを閉じて水位8mに制御する給水タンク8の水を降水タンク5に給水する。水位8、5mに制御する給水タンク9を真空タンク3に給水する。全ての弁を閉じて空気層34,35,36に加圧空気を封入して真空層33を設定する真空設定値に給水タンク8の水を揚水させる。真空層29,30、31,32を設定する真空設定値に給水タンク9の水を揚水させる。全ての弁を閉じて開閉弁3a,5a、7a,8a,9a,10aを開放する。真空タンク3の水は降水タンク5に降水して真空層29の真空作用で装置内の水は連続的に循環する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は装置内の水を上下に循環させる方法に関するもので発電にも利用できる循環方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
装置内の水を循環させる場合、必ずポンプなどの動力を使用しており、動力なしでは水を循環させることは不可能とされていた。
【発明の開示】

【発明が解決し様とする課題】
【0003】
本発明の循環方法は真空ポンプと空気圧縮機を用いて循環条件を設定する。その後は動力を使用しないで装置内の水を連続的に循環させて発電をすることを目的にしている。
【解決するための手段】
【0004】
本発明の水の循環原理を図1、図2を用いて説明する。
【0005】
高さ14mの加圧水槽1と高さ10mの降水タンク5とを適当のな間隔を隔てて立ち上げている。加圧水槽1の上部に水槽2と真空タンク3を設け、真空タンク3の上部に真空タンク4を備え、真空タンク3と真空タンク4とを上昇管21で接続している。降水タンク5の上部に真空タンク6を設け、所要高さ12m位置の真空タンク4に接続する降水管22は下向きに延びて真空タンク6の天板を貫通して垂下している。降水タンク5と加圧水槽1とを水導入管17で接続している。加圧水槽1の外側に給水タンク9を設け、降水タンク5の外側に給水タンク8を備えている。
【0006】
加圧水槽1は大きさ25cm丸、高さ2mに設定している。仕切板10に接続する大きさ15cm丸の上昇管19は鉛直に1、5m垂下している。床面に接続する大きさ20cm丸の内部管27は上方に1,98m立ち上げている。降水タンク5の下部,高さ1m位置に接続する大きさ8cm丸の水導入管17は開閉弁7aと水量計40を取付けてから加圧水槽1に接続している。加圧水槽1と内部管27の間の部分を水導入管18、内部管27と上昇管19の間を空気層36としている。高さ1,9mの位置に空気弁20aを取付けている。空気弁20aには配管で空気圧縮機39に接続している。
【0007】
仕切板10から仕切板11までの2mの部分を水槽2としている。水槽2は大きさ25cm丸,高さ2mに設定している。仕切板11に接続する大きさ15cm丸の上昇管20は下方に1,9m垂下している。高さ3,8mの位置に空気弁18aを取付けている。
空気弁18aには配管で空気圧縮機39接続している。上昇管20と水槽2の間を空気層35としている。
【0008】
仕切板11に真空タンク3を接続している。真空タンク3は大きさ25cm丸、高さ6mに設定している。天板を貫通して上下に上昇管21が延びている。大きさ10cm丸の上昇管21は下方4m垂下している。上方には開閉弁8aを取付けてから所要高さ11m位置の真空タンク4の床面に接続している。側面に真空弁11aを取付けている。真空弁11aには配管で真空ポンプ37に接続している。真空タンク3と上昇管21の間を真空層29としている。
【0009】
所要高さ、11m位置に真空タンク4を設けている。真空タンク4は大きさ20cm丸、高さ、3mに設定している。天板に真空弁12aを取付けている。真空弁12aには配管で真空ポンプ37に接続している。真空タンク4の上部を真空層31としている。
【0010】
降水タンク5は高さ10mに設定している。降水タンク5は仕切板で仕切られて2分割している。床面から仕切板12までの4mの部分を降水タンク5、上部の6mの部分を真空タンク6としている。
【0011】
降水タンク5は大きさ25cm丸、高さ4mに設定している。仕切板12に接続する大きさ15cm丸の降水管25は下方に1,9m垂下している。降水タンク5と降水管25の間を空気層34としている。高さ3、8mの位置に空気弁17aを取付けている。空気弁17aには配管で空気圧縮機39に接続している。仕切板12に接続する真空タンク6は大きさ25cm丸、高さ6mに設定している。真空タンク4の所要高さ、12m位置に接続する大きさ10cm丸の降水管22は開閉弁9aを取付けてから平行に延びて下向きに延びて真空タンク6の天板を貫通して4m垂下している。降水管22と真空タンク6の間を真空層33としている。
【0012】
降水タンク5の外側、所要高さ5、2m位置に給水タンク8を設けている。給水タンク8は大きさ40cm丸、高さ0,8mに設定している、天板に空気弁16aを取付けている。空気弁16aには配管で空気圧縮機39に接続している。側面に給水弁1aを取付けている。給水弁1aには配管で給水器38に接続している。給水弁1aの出口側に設けたフロート弁で給水タンク8の水位は5mの範囲に制御される。床面に接続する大きさ2cm丸の均圧管13は垂下して平行に延びて開閉弁3aを取付けてから降水タンク5の下部、高さ3mの位置を貫通して上向きに立ち上がって降水タンク5と降水管25の間、高さ、3、9mの位置に立ち上げている。給水タンク8の床面に接続する大きさ2cmの給水管14は垂下して平行に延びて開閉弁4aを取付けてから降水タンク5の下部、高さ2,2m位置に接続している。
【0013】
加圧水槽1の外側、所要高さ5,7m位置に給水タンク9を設けている。給水タンク9は大きさ40cm丸、高さ0,8mに設定している、天板に空気弁19aを取付けている。空気弁19aには配管で空気圧縮機39に接続している。側面に給水弁2aを取付けている。給水弁2aには配管で給水器38に接続している。給水弁2aの出口側に設けたフロート弁で給水タンク9の水位は5,5mの範囲に制御される。床面に接続する大きさ2cm丸の均圧管15は垂下して平行に延びて開閉弁5aを取付けてから所要高さ3m位置の水槽2を貫通して上向きに立ち上がって水槽2と上昇管20の間、高さ3,9m位置に立ち上げている。床面に接続する大きさ2cmの給水管16は垂下して平行に延びて開閉弁6aを取付けてから水槽2の下部、高さ2,2mの位置に接続している。
【0014】
上記、循環原理を図1、図2を用いて作業手順とその作用と共に説明する。真空作用で揚水した水を真空水、そうでない水を自由水と言う用語を用いて説明する。
【0015】
給水タンク8と給水タンク9に給水する。
≪作業・作用1≫
▲1▼、給水弁1a、空気弁16aを開放して開閉弁3aを閉じる。
○、給水弁1a弁の出口側に設けたフロート弁で給水タンク8の水位は5mの範囲に 給水される。
▲2▼、開閉弁7aを閉じて開閉弁4a、空気弁17a、全ての真空弁を開放する。
○、給水タンク8の水は給水管14より降水タンク5に5mの範囲に給水される。
空気弁17aより水が溢れたら空気弁17aを閉じる。
*、開閉弁4aを閉じる。
≪作業・作用2≫
▲1▼、給水弁2a、空気弁19aを開放して開閉弁5aを閉じる。
○、給水弁2a弁の出口側に設けたフロート弁で給水タンク9の水位は5、5mの範 囲に給水される。
▲2▼、開閉弁7aを閉じて開閉弁6a、空気弁18a,20a、全ての真空弁を開放する。
○、給水タンク9の水は給水管16より水槽2を経て真空タンク3に5、5mの範囲 に給水される。空気弁20、18aより水が溢れたら空気弁20a,18aを閉 じる。
*、全ての真空弁、開閉弁6aを閉じる。
【0016】
空気層34,35,36に加圧空気を封入する。
≪作業・作用≫
▲1▼、全てに弁を閉じる。
○、真空弁17aより空気層34に空気圧縮機39を用いて1,5mの加圧空気を封 入する。真空弁18aより空気層35に空気圧縮機37を用いて1,5mの加圧 空気を封入する。真空弁20aより空気層36に空気圧縮機37を用いて50c mの加圧空気を封入する。
*、空気弁17a,18a,19aを閉じる。
【0017】

る。
≪作業・作用1≫
▲1▼、開閉弁7a,8a,9aを閉じて、空気弁16aを開放する。

開閉弁4aを開放して揚水させる。
○、真空層33に揚水する高さ
H=(−0,4)x760x13,6g=4,134mm
H=4,134+5、000=9,134mm
○、揚水する水は水位5mに制御する給水タンク5の水が補給される。
*、真空弁13a、給水弁1a、開閉弁4aを閉じる。
【0018】

に設定して給水タンク9の水を揚水させる。
≪作業・作用1≫
▲1▼、開閉弁7a,8a,9aを閉じて、空気弁19aを開放する。

2a、開閉弁6aを開放して真空設定値の高さに揚水させる。
○、真空層29に揚水する高さ
H=(−0,4)x760x13,6g=4,134mm
H=4,134+5、500=9,634mm
○、揚水する水は水位5、5mに制御する給水タンク9の水が補給される。
*、真空弁11aを閉じる。
≪作業・作用2≫
▲1▼、開閉弁7a,8a,9aを閉じて、空気弁19aを開放する。

開閉弁6a,8aを開放して真空設定値の高さに揚水させる。
○、真空層31に揚水する高さ

H=(−0,4)x760x13,6g=4,134mm
H=4,134+4,134+5、500=13,768mm
○、揚水する水は水位5、5mに制御する給水タンク9の水が補給される。
*、真空弁12a、開閉弁6a、給水弁2aを閉じる
*真空設定値の水位は図1に示している。
【0019】
全ての弁を閉じて開閉弁3a,5aを開放してから開閉弁7a、8a、9aを開放する。
≪作業・作用1≫
▲1▼、全ての弁を閉じて開閉弁3aを開放する。
○、給水タンク8の水面に作用する大気圧は均圧管13より空気層34に封入した加 圧空気に伝達する。
▲2▼、全ての弁を閉じて開閉弁5aを開放する。
○、給水タンク9の水面に作用する大気圧は均圧管15より空気層35に封入した加 圧空気に伝達する。
≪作業・作用2≫
▲1▼、開閉弁7aを開放する。
○、加圧水槽1の構成は大きさ25cm丸、高さ2mに設定している。床面より大き さ20cm丸の内部管17は1、98cmに立ち上げている。仕切板10に接続 する大きさ15cm丸の上昇管19は1,5m垂下させている。降水タンク5よ り給水を受ける大きさ8cm丸の水導入管17は加圧水槽1の高さ1mに接続し ている。空気層36に50mの加圧空気を封入している。内部管27と水導入管 17の間隔はH=1、980−1、000−40=940mmになる。
○、開閉弁7aの開放で真空層33の水頭圧は降水タンク5に作用して水導入管17 より空気層36に伝達している。真空層29の水頭圧は真空タンク3に作用して 水槽2より空気層36に伝達している。空気層36に封入した加圧空気の作用で 水位の高い真空タンク3の水は降水タンク5に移動することはない。
≪作業・作用3≫
▲1▼、開閉弁8a、9aを開放する。
○、真空層33には水位5mに制御する給水タンク8の水を真空設定値の高さに揚水 している。
○、真空層29,31には水位5、5mに制御する給水タンク9の水を真空設定値の 高さに揚水している。
○、開閉弁8a,9aの開放で真空作用点の高い真空層31に揚水している真空水は 真空作用点の低い真空層33の真空作用と質量で降水管22より降水タンク5に 移動して真空水は自由水に代わる。真空タンク3の自由水と降水タンク5の自由 水の水位は同じ高さになる。降水タンク5と真空タンク3の水位は
H=5,500+5,000÷2=5,250mm
○、真空タンク3の水が降水タンク5に移動する水量は
(降水タンク5の大きさ25cm丸、真空層25の大きさ25cm丸)
A=12,5x12,5x3,14=490,6cm^2
Q=490,6x25cm=12,265g
○、降水タンク5の自由水の上昇で真空層33に発生する真空作用は
H=(−0,4)x760x13,6g+5,000=9,134mm
P=9,134−5、250=3,884mm

○、真空層33に揚水している真空水が降水タンクの自由水に作用する水頭圧は
P=760x13,6gー3、884=6,452kgf/mm^2

≪作用≫
▲2▼、真空層31の水位は
H=(−0,8)x760x13,6g+5,500=16,768mm
○、真空層31の真空水が真空層33に12,265g移動して発生する真空作用は (真空層31の大きさ20cm丸)

H=12、265g÷314=39cm

P=760x13,6g−1、677÷760÷13,6g

≪作用≫
真空層31の真空作用で真空層29の水は上昇管21より揚水する。真空層29に発生する真空作用は
○、真空層29の水位は
H=(−0,4)x760x13,6g+5,500=9,634mm
○、真空層29に存在する気圧は

○、12,565gの水の移動で真空層29に発生する真空作用は
(真空層29の大きさ25cm丸、上昇管21の大きさ10cm丸)

H=12,265g÷412,1=29、7cm

P=760x13,6g−5、904÷760÷13,6g

≪作用≫
○、真空層29に揚水している真空水が真空タンク3の水面に作用する水頭圧は

H=9,634−5,500=4,134mm

○、降水タンク5の水は空気層36の作用で真空タンク3に揚水する高さは
H=10,336g−10,128=208mm
H=5,250+208=5,458mm
○、真空タンク3の水は空気層35に作用する気圧と真空層29の真空作用で揚水する。
≪各、配管に流れる水量は≫
▲1▼、真空層29に発生する真空作用で水導入管17に流れる水量は(能力)
Q=(−0、42)x76x13,6gx4x4x3,14=21,809g
▲2▼、真空層31の真空作用で上昇管21に流れる水量は(能力)

Q=(−0,41)x76x13,6gx5x5x3,14=33、266g
○、真空層33の真空作用で降水管22に流れる水量は(能力)
Q=(−0,37)x76x13,6gx5x5x3,14=30,320g
○、装置内を循環する水量は水導入管17に流れる水量になる。
≪作用≫
上記、説明のように条件設定後、全ての弁を閉じて開閉弁3a,5a、7a、8a,9aを開放すると真空作用点の高い真空層31の水は真空作用点の低い真空層33に質量と真空作用で移動する。この作用で真空層31,29には順次真空作用が発生して真空層29の水は上昇管21より揚水する共に、降水タンク5の水面と真空タンク3の水面には気圧差が発生して気圧の高い降水タンク5の水は空気層36の作用で気圧の低い真空タンク3に揚水する。真空タンク3に揚水した水は空気層35に作用する気圧と常に発生する真空層29の真空作用で揚水して装置内の水は動力を使用しないで連続的に循環する。
*、図2には循環時の水位と方向を示している
【発明の効果】
【0020】
加圧水槽1の上部に水槽2と真空タンク3を設け、上部に真空タンク4を備え、真空タンク3と真空タンク4とを上昇管21で接続している。降水タンク5の上部に真空タンク6を設け、真空タンク4の所要高さ12m位置に接続する降水管22は平行に延びて下向きに延びて真空タンク6の天板を貫通して4m垂下している。降水タンク5と加圧水槽1とを水導入管17で接続している。
【0021】
降水タンク5の外側に水位5mに制御する給水タンク8を設け、開閉弁7a、を閉じて給水タンク8の水を降水タンク5に給水する。空気層34に1,5mの加圧空気を封入し

【0022】
加圧水槽1の外側に水位5、5mに制御する給水タンク9を設け、開閉弁7a,8a,9aを閉じて給水タンク9の水を真空タンク3に給水する。空気層35を1,5m、空気


【0023】
全ての弁を閉じて開閉弁3a,5a、7a,8a,9aを開放すると真空作用点の高い真空タンク3の水は真空作用点の低い真空層33に真空作用と質量で移動する。この作用で真空層31には真空作用が発生して真空層29の水は上昇管21より揚水する。空気層36の作用で気圧の高い降水タンク5の水は気圧に低い真空タンク3に揚水すると共に、空気層35に作用する気圧と真空層29の真空作用で真空タンク3の真空水は真空層29に揚水して装置内の水は動力を使用しないで連続的に循環する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
発電量=落差hx水量Qx9、8x水車効率x発電効率で計算される。本発明の請求項1、請求項2に係わる循環式発電装置において、条件設定時に給水タンク8と給水タンク9とに位置差を設けて設置する。開閉弁7a、10aを閉じて給水タンク8の水を降水タンク5に給水する。給水タンク9の水を真空タンク3に給水する。全ての弁を閉じて空気層34,35,36に加圧空気を封入して各、真空層を設定する真空設定値に給水タンク8、9の水を真空引きする。全ての弁を閉じて開閉弁3a,5a、7a,8a,9a,10aを開放する。真空作用点の高い真空タンク3の水は真空作用点の低い真空層33に真空作用と質量で降水する。この作用で装置内の水は動力を使用しないで連続的に循環する。水導入管17に流れる水量が循環水量になる。水導入管17に設けた水車41に受ける水頭圧が落差に相当する。
【0025】
降水タンク5の上部に真空タンク6を設け、上部に真空タンク7を備え、真空タンク6に接続する降水管24は開閉弁10aを取付けてから真空タンク7に接続させる。加圧水槽1の上部に水槽2と真空タンク3を設け、上部に真空タンク4を備え、真空タンク3に接続する上昇管21は開閉弁8aを取付けてから真空タンク4に接続させる。高さ15、5m位置の真空タンク4に接続する降水管22に開閉弁9aを取付けてから真空タンク7に接続している。降水タンク5と加圧水槽1とを水導入管17で接続している。
【0026】
開閉弁7a、10aを閉じて降水タンク5の外側に設けた水位8mに制御する給水タンク8の水を降水タンク5に給水する。全ての弁を閉じて空気層34に加圧空気を封入して

圧水槽1の外側に備えた水位8、5mに制御する給水タンク9の水を真空タンク3に給水する。全ての弁を閉じて空気層35、36に加圧空気を封入する。

の弁を閉じて、開閉弁3a,5a、7a,8a,9a,10aを順次開放して装置内の水を連続的に循環させる。
【発明の実施形態】

【実施図】
【0027】
請求項1.2に係る本発明の循環式発電装置の実施図を示している。図3は真空設定時の水位を示している。図4は循環方向と水位を示している。この図において、1は加圧水槽、2は水槽、3は真空タンク、4は真空タンク、5は降水タンクになっている。
【0028】
高さ18mの降水タンク5と高さ17mの加圧水槽1とを適当な間隔を隔てて立ち上げている。高さ13,5mの降水タンク5は仕切板で仕切られ2分割している。降水タンク5の上部に真空タンク6を設け、上部に真空タンク7を備えている。真空タンク6と真空タンク7とを降水管24で接続している。
【0029】
高さ13,5mの降水タンク5は仕切板で仕切られ2分割している。床面より仕切板12までの7mの部分を降水タンク5、上部、高さ6,5mの部分を真空タンク6としている。降水タンク5は大きさ25cm丸、高さ7mに設定している。仕切板12に接続する大きさ15cm丸の降水管25は降水タンク5内に3m垂下している。降水タンク5と降水管25の間を空気層34としている。降水タンク5の上部、高さ6,8mの位置に空気弁17aを取付けている。空気弁17aには配管で空気圧縮機39に接続している。
【0030】
真空タンク6は大きさ25cm丸、高さ6,5mに設定している。天板を貫通して上下に降水管24が延びている。大きさ10cm丸の降水管24は4m垂下している。上方には開閉弁10aを取付けてから所要高さ14、5m位置の真空タンク7の床面に接続している。真空タンク6の側面に真空弁14aを取付けている。真空弁14aには配管で真空ポンプ37に接続している。真空タンク6と降水管24の間を真空層33としている。
【0031】
所要高さ14、5m位置の真空タンク7は大きさ20cm丸、高さ3、5mに設定している。床面に接続する大きさ15cm丸の内部管28は上方に2m立ち上げている。末端は真空層32に開放している。内部管28と真空タンク7との間を水導入管23としている。天板に真空弁15aを取付けている。真空弁15aには配管で真空ポンプ37に接続している。真空タンク7の上部を真空層32としている。
【0032】
高さ、13、5mの加圧水槽1は仕切板で仕切られて3分割している。床面より仕切板10までの2mの部分を加圧水槽1、仕切板10から仕切板11の間の5mの部分を水槽2、上部の6、5mの部分を真空タンク3としている。真空タンク3の上部に真空タンク4を設けている。真空タンク3と真空タンク4とを上昇管21で接続している。
【0033】
加圧水槽1は大きさ25cm丸、高さ2mに設定している。仕切板10に接続する大きさ15cm丸の上昇管19は下方に1,5m垂下している。床面に接続する大きさ20cm丸の内部管27は上方に1、98m立ち上げている。降水タンク5の下部、高さ1mの位置に接続する大きさ8cm丸の水導入管17は開閉弁7aと水車41を取付けてから加圧水槽1に接続している。加圧水槽1と内部管27の間を水導入管18、内部管27と上昇管19の間を空気層36としている。高さ1、9m位置に空気弁20aを取付け、空気弁20aには配管で空気圧縮機39に接続している。
【0034】
水槽2は大きさ25cm丸、高さ5mに設定している。仕切板11に接続する大きさ15cm丸の上昇管20は下方に3m垂下している。水槽2と上昇管20の間を空気層35としている。高さ6,8mの位置に空気弁18aを取付けている。空気弁18aには配管で空気圧縮機39に接続している。
【0035】
仕切板11に大きさ25cm丸、高さ6、5mの真空タンク3が接続している。天板に接続する大きさ20cm丸の内部管26は下方に4、5m垂下している。天板を貫通して上下に上昇管21が延びている。大きさ10cm丸の上昇管21は4m垂下している。上方には開閉弁8aを取付けてから所要高さ14、5m位置の真空タンク4の床面をに接続している。真空タンク3と上昇管21の間を真空層29、内部管26と真空タンク3の間を真空層30としている。天板に真空弁11a、側面に真空弁12aを取付けている。真空弁11a、12aには配管で真空ポンプ37に接続している。
【0036】
所要高さ14,5m位置に真空タンク4を設けている。真空タンク4は大きさ20cm丸、高さ2,5m設定している。天板に真空弁13aを取付けている。真空弁13aには配管で真空ポンプ37に接続している。真空タンク4の上部を真空層31としている。真空タンク4の所要高さ15、5m位置に接続する大きさ8cm丸の降水管22は開閉弁9aを取付けてから平行に延びて真空タンク7に接続している。
【0037】
降水タンク5の外側、所要高さ8、2m位置に給水タンク8を設けている。給水タンク8は大きさ40cm丸、高さ0,8mに設定している、天板に空気弁16aを取付けている。空気弁16aには配管で空気圧縮機39に接続している。側面に給水弁1aを取付けている。給水弁1aには配管で給水器38に接続している。給水弁1aの出口側に設けたフロート弁で給水タンク8の水位は8mの範囲に制御される。床面に接続する大きさ2cm丸の均圧管13は垂下して平行に延びて開閉弁3aを取付けてから降水タンク5の下部、高さ4mの位置を貫通して上向きに立ち上がって降水タンク5と降水管25の間、高さ6、9m位置に立ち上げている。床面に接続する大きさ2cmの給水管14は垂下して平行に延びて開閉弁4aを取付けてから降水タンク5の下部、高さ3m位置に接続している。
【0038】
加圧水槽1の外側、所要高さ8、7m位置に給水タンク9を設けている。給水タンク9は大きさ40cm丸、高さ0,8mに設定している、天板に空気弁19aを取付けている。空気弁19aには配管で空気圧縮機39に接続している、側面に給水弁2aを取付けている。給水弁2aには配管で給水器38に接続している。給水弁2aの出口側に設けたフロート弁で給水タンク9の水位は8,5mの範囲に制御される。床面に接続する大きさ2cm丸の均圧管15は垂下して平行に延びて開閉弁5aを取付けてから所要高さ4m位置の水槽2を貫通して上向きに立ち上がって降水タンク5と上昇管20の間、高さ6、9mの位置に立ち上げている。床面に接続する大きさ2cmの給水管16は垂下して平行に延びて開閉弁6aを取付けてから降水タンク5の下部、高さ3m位置に接続している。
【0039】
上記、循環原理を図3,図4,を用いて作業手順とその作用と共に説明する。真空作用で揚水した水を真空水、そうでない水を自由水と言う用語を用いて説明する。
【0040】
給水タンク8、9に給水する。
≪作業・作用≫
▲1▼、給水弁1a、空気弁16を開放して開閉弁3aを閉じる。
○、給水弁1aの出口側に設けたフロート弁で給水タンク8の水位は8mの範囲に給 水される。
▲2▼、給水弁2a、空気弁19aを開放して開閉弁5aを閉じる。
○、給水弁2aの出口側に設けたフロート弁で給水タンク8の水位は8、5mの範囲 に給水される。
【0041】
降水タンク5と真空タンク3に給水する。
≪作業・作用≫
▲1▼、開閉弁7a、8a,9a、10aを閉じる。給水弁1aを開放する。
○、開閉弁4a、空気弁16a、17a、全ての真空弁を開放する。
開閉弁4aの開放で給水タンク8の水は給水管14より降水タンク5に8mの範 囲に給水される。
*、空気弁17aより水が溢れたら空気弁17aを閉じる。
*、開閉弁4aを閉じる。
≪作業・作用≫
▲2▼、開閉弁7a、8a,9a、10aを閉じる。給水弁2aを開放する。
○、開閉弁6a、空気弁18a、19a、20a、全ての真空弁を開放する。
開閉弁6aの開放で給水タンク9の水は給水管16より水槽2を経て真空タンク 3に満水の8、5mの範囲に給水される。
*、空気20a,18aより水が溢れたら空気弁20a、18aを閉じる。
*全ての真空弁、開閉弁6aを閉じる。
【0042】
空気層34,35に1,5m、空気層36に50cmの加圧空気を封入する。
≪作業・作用≫
▲1▼、全ての弁を閉じる。
○、空気弁17aより空気圧縮機39を用いて空気層34に1,5mの加圧空気を封 入する。
▲2▼、全ての弁を閉じる。
○、空気弁18aより空気圧縮機39を用いて空気層35に1,5mの加圧空気を封 入する。
▲3▼、全ての弁を閉じる。
○、空気弁20aより空気圧縮機39を用いて空気層36に50mの加圧空気を封入 する。
*、空気弁17a、18a,20aを閉じる。
【0043】

≪作業・作用≫
▲1▼、開閉弁7a,8a,9a,10a、を閉じて空気弁16aを開放する。
○、真空弁14aより真空ポンプ37を用いて真空層33をー0、35kgf/

給水弁1a、開閉弁4aを開放する。
○、真空層33に揚水する高は
H=(−0,35)x760x13,6g=3,617mm
H=3,617+8,000=11、617mm
*、真空弁14a、給水弁1a、開閉弁4aを閉じる。
【0044】

≪作業・作用・1≫
▲1▼、開閉弁7a,8a,9a,10aを閉じて空気弁19aを開放する。
○、真空弁11a,12aより真空ポンプ37を用いて真空層29,30を

○、真空層29,30に揚水する高は
H=(−0,35)x760x13,6g=3,617mm
H=3,617+8,500=12、117mm
*、真空弁11a、12aを閉じる。
≪作業・作用・2≫
▲1▼、開閉弁7a,8a,9a,10aを閉じて空気弁19aを開放する。

8aを開放して真空設定値の高さに真空引きする。
○、真空層31に揚水する高は

H=(−0,45)x760x13,6g=4,651mm
H=3,617+4,651+8,500=16、768mm
*、真空弁13aを閉じる。
≪作業・作用・3≫
▲1▼、開閉弁7a,8a,9a,10aを閉じて空気弁19aを開放する。

を開放して真空設定値の高さに真空引きする。
○、真空層32に揚水する高は

H=(−0,55)x760x13,6g=5,684mm
H=3,617+5,684+8,500=17,802mm
*、真空弁15、給水弁2a、開閉弁6aを閉じる。
*図3には真空設定時の水位を示している。
【0045】
全ての弁を閉じて開閉弁3a,5aを開放する。
≪作業・作用≫
▲1▼、全ての弁を閉じて開閉弁3a,5aを開放する。
○、開閉弁3aの開放で給水タンク8の水面に作用する大気圧は均圧管13より空気 層34に封入した空気層34に伝達する。
○、開閉弁5aの開放で給水タンク9の水面に作用する大気圧は均圧管15より空気 層35に封入した空気層35に伝達する。
【0046】
開閉弁7aを開放する。
≪作業・作用≫
▲1▼、開閉弁7aを開放する。
○、降水タンク5の水は水導入管17より空気層36に伝達している。真空タンク3 の水は水槽2より空気層36に伝達している。空気層36の作用で水位の高い真 空タンク3の水は水位の低い降水タンク5に移動することはない。
【0047】
開閉弁8a,9a,10aを開放する。
≪作業・作用≫
▲2▼、開閉弁8a,9a,10aを開放する。
○、水位の高い真空層32に揚水している真空水は水位の低い真空層33に真空作用 と質量で移動して真空タンク3と降水タンク5の水位は同じになる。
○、真空タンク3と降水タンク5の水位は
H=8,500+8,000÷2=8,250mm
○、真空層32の水が降水タンク5に質量で降水する水量は

○、真空層33の水位は
H=(−0,35)x760x13,6g+8,000=11、617mm
○、真空層31に揚水している真空水の高さは
H=11、617−8,250=3,367mm
○、真空層33に発生する真空作用は

○、降水タンク5の水面に作用する真空層33の水頭圧は
P=760x13,6g−3,367=6,969kgf/cm^2

≪作用≫
真空層32の水が降水管24より真空層33に12,265gの水が移動すると真空層32に発生する真空作用は
○、真空層32水位は
H=(−0,9)x760x13,6g+8,500=17,802mm
○、真空層32に存在する気圧は

○、水位の低下で真空層32に発生する真空作用は
H=12,265g÷10x10x3,14=39cm
P=1,033−390=643kgf/cm^2

≪作用≫
真空層31の水が12,256g真空層32に移動すると真空層31に発生する真空作用は
○、真空層31の水位は
H=(−0,8)x760x13,6g+8,500=16,768mm
○、真空層31に存在する気圧は

○、水位の低下で真空層31に発生する真空作用は
H=12,265g÷10x10x3,14=39cm
P=2,067−390=1、677kgf/cm^2

≪作用≫
真空層31、32の真空作用で真空層29の水は上昇管21より揚水する。
○、真空層29の水位は
H=(−0,35)x760x13,6g+8,500=12、117mm
○、真空層31,32の真空作用で真空タンク3の水が上昇管21より揚水する水量は
Q=12,265g+12,265g=24,530g
○、真空層32、31に揚水して真空タンク3の水位は
○、真空タンク3の容積、(真空タンク3の大きさ)

H=24,530g÷490,6=50cm
H=8,500−500=8,000mm
○、真空層29に発生する真空作用は

P=760x13,6g−6、218÷760÷13,6g

≪作用≫
▲1▼、真空作用点の高い真空層32の水は真空作用点の低い真空層33に真空作用と質 量で降水する。この作用で真空層32、31、29には真空作用が発生して真空タン ク3の水は真空層29,31,32に揚水する。真空層29の真空作用で降水タンク 5の水は水導入管17、水槽2、真空タンク3を経て真空層29に揚水する。
≪作用≫
○、降水タンク5の水位は
H=8,000mm
○、真空層33の水位は
H=(−0,35)x760x13,6g+8,000=11、617mm
○、真空層33に発生する真空作用は
H=11、617−8,000=3,617mm

○、真空タンク3の水位は
H=8、000mm
○、空気層36の作用と真空層29の真空作用で降水タンク5の水が真空タンク3に揚水 する高さは

P=12,117−8,500=3、617mm

H=10,336−9、921=415mm
H=8、000+415=8、415mm
○、真空層31の真空作用は

○、真空層32の真空作用は

≪各、配管に流れる水量は≫
▲1▼、真空層29の真空作用で降水タンク5の水は水導入管17より真空タンク3に揚 水する。水導入管17に流れる水量は(能力)
Q=(−0,39)x760x13,6gx4x4x3,14=20、251g
▲2▼、真空層29の真空作用で上昇管21に流れる水量は(能力)
Q=(−0,84)ー(−0,39)=−0,45kgf/cm^2
Q=(−0,45)x760x13,6gx5x5x3,14=36、511g
▲3▼、真空層32の真空作用で降水管22に流れる水量は(能力)
H=15,500−12,117=3、383mm

P=3,383+1,653=5,036mm
H=(−0,94)x5,036÷10x4x4x3,14=23,782g
▲4▼、降水管24に流れる水量は(能力)
Q=(−0,35)x760x13,6gx5x5x3,14=28、398g
▲5▼、水車41に作用する水頭圧は
P=8,000−1、000=7,000mm
▲6▼、装置内を流れる水量は水導入管17に流れる水量になる。
【0048】

して降水タンク5と真空タンク3に水位差を発生させる。循環水量を水槽2より図示しない回収タンクに回収する。
≪作用≫

真空層30の真空作用で真空タンク3の水が真空層30に揚水する水量は
(真空層30の大きさ25cm丸、真空層29の大きさ20cm丸)

P=(−0,45)ー(−0,39)=−0,06kgf/cm^2
Q=−0,06x176,6=10、952g
▲2▼、真空タンク3の水位は
H=10,952g÷12,5÷12,5÷3,14=22,3cm
H=8,000−223=7、777mm
▲3▼、真空タンク3の水位の低下で真空層29に発生する真空作用は

P=6,304−223=6,081kgf/cm^2
=760x13,6g−6,081÷760÷13,6g=
−0,41kgf/cm^2
▲4▼、真空タンク3の水面に作用する真空層29の水頭圧は

H=3,617+6,098=9,715kgf/cm^2

差で真空タンク3に移動する水位は
H=10,336−9,715=621mm
H=7,777+621=8,398mm
▲6▼、真空作用点位置の降水タンク5の水は質量と気圧差で真空タンク3に移動した自 由水は空気層35の作用と真空層29の真空作用で揚水する。降水タンク5と真空タ ンク3とには常に水位差が発生して降水タンク5の水を降水する作用が働いて装置内 の水は連続的に循環する。
*、図4には循環方向と水位を示している。
【0049】
自然界では温度と大気圧は常に変化している。条件設定時、給水タンク8、9の水が真空設定値の高さに揚水しない場合には給水タンク8、9の設置位置を調整する必要があります。空気層36に窒素ガスを封入したり、空気層34,35に比重の軽い油類を加圧封入すると温度変化で発生する膨張と収縮を防ぐ事ができます。
【0050】
密閉水路で水を循環させるので主に発電を目的とした装置になる。装置に熱交換器を組み込み、発電した電力で音波冷却装置や電気式加熱装置で装置内の水に冷熱を伝達させ、発電をしながら装置内の冷熱をポンプを用いて外部に取出して循環させて利用することもできる。例えば、発電をしながら貯蔵施設、冷暖房施設、クリーンルーム等の冷却に伴う廃熱処理に使用すると大気に熱量を放出する事が防止できます。密閉水路で行うと装置内にゴミの侵入を防ぐと共に、蒸発による水量管理を省く事ができる。尚、数日間連続運転をしている間に配管部や弁などからエアー漏れによって真空度が下がった場合には、真空度が低下した真空弁を開放して真空ポンプを起動して設定する真空度まで真空引きすれば良い。
【0051】
上記、構成の循環式発電装置を冬季の気温の低い環境下で使用する場合、循環する水の凍結を防ぐ為に、装置を保温カバーで覆ったり、建物や地下に設けて凍結を防止したり、結剤を入たりして凍結を防ぐ手段を講じる必要があります。予め、循環する水に窒素ガスをバッキして水中の酸素量を減少させたり、オゾンを供給して水中の雑菌の繁殖を抑えたり、更には定期的に水を入れ替え洗浄する事もよい、循環する水を油に代えて凍結を防止する事もできる。装置を建物内や地下に設けた場合、発電用の水車や発電機の摩擦熱で水温が上昇するので循環水の冷却手段による温度管理が必要になります。
【産業上の利用可能性】
【0052】
自然の地形や条件を利用して発電する風力発電、太陽光発電、マイクロ発電のように設置場所を限定することもなく、日々の環境変化で風力発電、太陽光発電、マイクロ発電のように発電量が変化する事なく24時間安定した発電ができる。電力の必要な場所の地上、又は、地下に関係なく設置ができ、火力発電やガス・コージェネレージョン等のように燃焼による炭酸ガスを発生させる事はない。本発明の水の循環式発電装置は発電による炭酸ガスの発生がないことから地球温暖化ガスの一つである炭酸ガスの削減に貢献することができる。
【0053】
電力は産業の基盤であることからから様々な分野に利用することができる。近年では高精度の部品を生産にするに伴って、高温炉、高温真空炉等で電気ヒーターによる高精度の制御を行って生産を行っている。例えば、発電した電力でプラズマ式加熱装置や電気ヒーターによる過熱蒸気での水分除去、熱分解、等に利用できる。又、電気分解で得られる酸素と水素を溶鉱炉、高温処理施設、焼却炉,等の燃料として利用すれば燃料生産もできる。
【図面の簡単な説明】
【0054】
【図1】循環原理の模式的に示す真空設定時の図。
【図2】循環原理の運転状態の図。
【図3】本発明の実施例に用いた模式的に示す真空設定時の図。
【図4】実施形態の循環時の図。
【符号の説明】
【0055】
加圧水槽 1、
水槽 2、
真空タンク 3,4,6、7
降水タンク 5、
給水タンク 8、9
仕切板 10,11,12
均圧管 13,15
給水管 14,16
水導入管 17,18、23
上昇管 19,20、21
降水管 22、24,25
内部管 26,27、28
真空槽 29,30,31、32,33
空気層 34、35,36
真空ポンプ 37
給水器 38、
空気圧縮機 39
水量計 40
水車 41
給水弁 1a,2a
開閉弁 3a、4a、5a,6a,7a,8a,9a,10a、
真空弁 11a、11a,12a,13a,14a、15a、
空気弁 16a、17a,18a、19a、20a

【特許請求の範囲】
【請求項1】
高さ18mの降水タンク5と高さ17mの加圧水槽1とを適当な間隔を隔てて立ち上げ、加圧水槽1の上部に水槽2と真空タンク3を設け、真空タンク3の天板に接続する上昇管21は開閉弁8aを取付てから真空タンク4に接続している。降水タンク5の上部に真空タンク6を設け、真空タンク6に接続する降水管24は開閉弁10aを取付てから真空タンク7に接続している。高さ15、5m位置の真空タンク4に接続する降水管22は開閉弁9aを取付けてから平行に延びて真空タンク7に接続している。降水タンク5の下部、高さ1mの位置に接続する水導入管17は開閉弁7aと水車41を取付けてから加圧水槽1に接続している。降水タンク5の外側に水位を8mに制御する給水タンク8を設け、加圧水槽1の外側に水位を8、5mに制御する給水タンク9を備えている。
【請求項2】
開閉弁7a,10aを閉じて、給水タンク8の水を給水管14より降水タンク5に給水する。給水タンク9の水を給水管16より真空タンク3に給水する。全ての弁を閉じて、

給水タンク9の水を揚水する。全ての弁を閉じて開閉弁3a,5a、7a,8a,9a,10aを開放する。水位の高い真空タンク3の水は水位の低い真空層33に真空作用と質量で移動する。この作用で真空層29には真空作用が発生すると共に、降水タンク5と真空タンク3とには気圧差が発生して気圧の高い降水タンク5の水は空気層36の作用で気圧の低い真空タンク3に揚水する。真空タンク3に揚水した水は空気層35と真空層29の真空作用で揚水して装置内の水は動力を使用しないで連続的に循環する。循環運転中に

転させて発電を行なう。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2010−127275(P2010−127275A)
【公開日】平成22年6月10日(2010.6.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−336058(P2008−336058)
【出願日】平成20年11月27日(2008.11.27)
【出願人】(503044673)
【出願人】(509016656)
【出願人】(504093216)
【Fターム(参考)】