説明

情報交換支援方法及び装置及びプログラム

【課題】 撮影した動画像や静止画と、位置情報や時刻、高度・深度、その状況を説明する音声や音楽や文字情報を記録し、これを特定のフォーマットに整理し、インターネット上にアップロードし、これを他者が検索したり交換したりする
【解決手段】 本発明は、カメラで撮影された動画像や静止画像、該動画像や該静止画像を撮影した環境を示す位置情報、時刻、高度または深度、または、温度を含む環境情報、該動画像や該静止画像を撮影した時点の状況を説明する音声、音楽、文字情報を含む状況情報、特定のジャンルに関する情報が入力されると記憶手段に蓄積し、記憶手段から各情報を読み出して所定のフォームに編集して編集済情報記憶手段に蓄積し、編集済情報記憶手段に蓄積された情報をインターネット上にアップロードする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報交換方法及び装置及びプログラムに係り、特に、撮影した動画像や静止画等と音声・音楽、文字情報の検索や交換を可能にするための情報交換方法及び装置及びプログラムに関する。特に、本発明では、ダイビングに関する情報をインターネット上に公開するための技術に関する。
【背景技術】
【0002】
各種情報を時間で管理し、シナリオを効果的に編集する方法がある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、ダイビング分野において、水中での静止画像撮影に加え、時間や深度や水温情報を獲得し、ダイビングログを作成し、印刷までを可能にする技術がある(例えば、特許文献2参照)。
【特許文献1】特開昭63−228186号
【特許文献2】特開2002−342802号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来の各種情報を時間で管理し、シナリオを編集する方法では、時間に加え、方位(緯度や経度や高度)の軸で、動画や音声やテキスト情報等の整理を支援し、インターネット上に公開、さらには、ユーザ間の交流のための各種交換を行なうことができない。
【0005】
また、上記従来のダイビングログを作成し、出力する方法は、個人記録に特化したものであり、インターネット上への公開、更には、ユーザ間交流までは実現されず、動画像や音声、音楽、文字などは利用できない。
【0006】
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、撮影した動画像や静止画と、位置情報や時刻、高度もしくは深度といった情報、その状況を説明する音声や音楽や文字情報を記録し、これを特定のフォーマットに整理し、インターネット上にアップロードし、これを他者が検索したり交換したりすることが可能にするための情報交換方法及び装置及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
図1は、本発明の原理を説明するための図である。
【0008】
本発明は、取得した情報をインターネット上にアップロードさせ、該情報の交換を支援するための情報交換支援方法において、
カメラで撮影された動画像や静止画像、該動画像や該静止画像を撮影した環境を示す位置情報、時刻、高度または深度、または、温度を含む環境情報、該動画像や該静止画像を撮影した時点の状況を説明する音声、音楽、文字情報を含む状況情報、特定のジャンルに関する情報が入力されると記憶手段に蓄積する情報取得ステップ(ステップ1)と、
記憶手段から各情報を読み出して所定のフォームに編集し、編集済情報記憶手段に蓄積する編集ステップ(ステップ2)と、
編集ステップで編集済情報記憶手段に蓄積された情報をインターネット上にアップロードするアップロードステップ(ステップ3)と、からなる。
【0009】
また、本発明は、インターネット上にアップロードされた情報に対するユーザのコメント及び問い合わせ文を取得してコメント記憶手段に蓄積するステップと、
インターネットを介して問い合わせをするために必要となるアドレスやユーザの氏名を含む情報を問い合わせ情報記憶手段に蓄積するステップと、を更に行い、
編集ステップにおいて、
所定のフォーマットは、ログ基本パート、コメントパート、問い合わせパート、特定ジャンルパートからなり、
記憶手段から読み込んだカメラで撮影された動画像や静止画像、位置情報、環境情報、動画像や静止画像を撮影した時点の状況を説明する音声、音楽、文字情報を含む状況情報をログ基本パートに書き込み、
コメント記憶手段から読み込んだコメントをコメントパートに書き込み、
問い合わせ情報記憶手段から読み込んだ情報を問い合わせパートに書き込み、
ジャンル情報記憶手段から読み込んだ情報を特定ジャンルパートに書き込む。
【0010】
また、本発明は、編集ステップにおいて、特定ジャンルパートをカスタマイズする。
【0011】
図2は、本発明の原理構成図である。
【0012】
本発明(請求項4)は、取得した情報をインターネット上にアップロードさせ、該情報の交換を支援するための情報交換支援装置であって、
各種情報を蓄積する記憶手段50と、
カメラで撮影された動画像や静止画像、該動画像や該静止画像を撮影した環境を示す位置情報、時刻、高度または深度、または、温度を含む環境情報、該動画像や該静止画像を撮影した時点の状況を説明する音声、音楽、文字情報を含む状況情報、特定のジャンルに関する情報が入力されると記憶手段に蓄積する情報取得手段20と、
記憶手段から各情報を読み出して所定のフォームに編集し、編集済情報記憶手段60に蓄積する編集手段30と、
編集手段30で編集済情報記憶手段60に蓄積された情報をインターネット上にアップロードするアップロード手段40と、を有する。
【0013】
また、本発明は、インターネット上にアップロードされた情報に対するユーザのコメント及び問い合わせ文を取得してコメント記憶手段に蓄積する手段と、
インターネットを介して問い合わせをするために必要となるアドレスやユーザの氏名を含む情報を問い合わせ情報記憶手段に蓄積する手段と、を更に有し、
所定のフォーマットは、ログ基本パート、コメントパート、問い合わせパート、特定ジャンルパートからなり、
編集手段30は、
記憶手段50から読み込んだカメラで撮影された動画像や静止画像、位置情報、環境情報、状況情報をログ基本パートに書き込む手段と、
コメント記憶手段から読み込んだコメントをコメントパートに書き込む手段と、
問い合わせ情報記憶手段から読み込んだ情報を問い合わせパートに書き込む手段と、
ジャンル情報記憶手段から読み込んだ情報を特定ジャンルパートに書き込む手段と、を含む。
【0014】
また、本発明の編集手段30は、特定ジャンルパートをカスタマイズする手段を含む。
【0015】
本発明は、取得した情報をインターネット上にアップロードさせ、該情報の交換を支援するための情報交換支援プログラムであって、上記の情報交換支援方法の実現に用いられる処理をコンピュータに実行させる情報交換支援プログラムである。
【発明の効果】
【0016】
上記のように、本発明によれば、閲覧利用者にとっては、実際のダイバー体験に基づく情報が、動画、静止画、テキスト、音声などを通して得られるため、極めて、信憑性が高い情報を得ることが可能となる。
【0017】
また、取得した各種情報を記憶手段に格納しておくことにより、実体験に基づく記録機能に加え、他者が利用したいような問い合わせ機能や特定ジャンル毎にカスタマイズすることが可能であるため、ユーザ間の情報交換のみならず、ビジネスユースにも利用できる利点がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、図面と共に本発明の実施の形態を説明する。
【0019】
図3は、本発明の一実施の形態における情報交換支援装置の構成を示す。
【0020】
同図に示す情報交換支援装置は、インタフェース部10、登録部20、編集部30、アップロード部40、記憶部50、編集済情報記憶手段60、及び検索部70から構成される。記憶部50は、画像記憶部51、環境情報記憶部52、状況情報記憶部53、コメント記憶部54、問い合わせ情報記憶部55、特定ジャンルパート記憶部56から構成される。
【0021】
インタフェース部10は、ネットワーク(例えば、インターネット)を介して、ユーザ端末からの情報を取得する。また、ダイバが携帯する通信機能を有する機器(例えば、ダイブコンピュータ・カメラ・マイク)からの様々な周辺情報や画像や音声等の情報を取得する。また、当該情報交換支援装置のオペレータ(ダイバ)による入力端末からの情報を取得する。ここで、ダイバから取得できる情報としては、カメラによる動画像・静止画像、ダイブコンピュータで取得可能な位置(ダイブ開始点/終了点)、方位、深さ、時間や、海中マイクから取得可能なコメント等の音声情報がある。
【0022】
登録部20は、インタフェース部10で取得した情報を、記憶部50の個々の記憶部に登録する。画像記憶部51には、カメラで撮影された動画像・静止画像を登録する。環境情報記憶部52には、ダイブコンピュータから取得された情報(位置、方位、深さ、時間)を登録する。状況情報記憶部53には、オペレータ(ダイバ)から取得したダイビングポイント、海況や、水中マイクから取得したダイバのコメントをテキスト情報に変換して登録する。コメント記憶部54には、インターネットを介してユーザから取得したコメントを登録する。問い合わせ情報記憶部55には、オペレータ(ダイバ)から取得した情報取得者(発信者)と連絡が取りたい場合などの情報、即ち、アドレスや名前等を予め用意されている登録者プロフィールファイル(図示せず)から読み出して登録する。特定ジャンルパート記憶部56には、オペレータ(ダイバ)から取得したマップ、海況情報、本ダイビングで利用したスーツやグッズ等の情報を登録する。また、無線タグのメタ情報を取得するなどして登録することも可能である。なお、本発明では、ジャンル毎にカスタマイズが可能であり、例えば、バードウォッチングの場合は、マップ、服装やグッズ、持ち物、天候情報さらに、鳥の分類や分布、環境、鳴き声、習性などの情報が掲載される。より具体的には、サイト運営団体等が適宜特定ジャンルパートをカスタマイズすればよい。
【0023】
編集部30は、記憶部50から情報を読み出して、所定のログフォームに合わせて編集し、編集済情報記憶部60に格納する。編集部30は、図4に示すログフォームが表示可能なように各種情報を設定する。ログフォームは、基本的にログ基本パート101、コメントパート102、問い合わせパート103、特定ジャンルパート104から構成される。
【0024】
ログ基本パート101には、画像記憶部51から動画像や静止画像、環境情報記憶部52から、位置、方位、深さ、時間、状況情報記憶部53からダイビングポイント、海況や、ダイバのコメント等のテキスト情報をそれぞれ読み出して設定する。
【0025】
コメントパート102には、コメント記憶部54から閲覧者からのコメントを読み出して設定する、または、インタフェース部10において閲覧者からリアルタイムで取得したコメントを直接設定してもよい。図4の例では、テキストコメント形式になっているが、動画や静止画と音声を入れたコメントにすることや、ビデオ会議形式のコメントを設定することも可能である。
【0026】
問い合わせパート103には、問い合わせ情報記憶部55からアドレスや名前等の情報を読み出して設定する。
【0027】
特定ジャンルパート104には、特定ジャンルパート記憶部56からジャンル毎の情報を読み出して設定する。図4の例では、マップ、海況情報、当該ダイビングで利用したスーツやグッズ等の情報が掲載される。また、ダイビングエリアを入力することによりリンクしたマップが表示されたり、無線タグのメタ情報を取得するなどして当該パート104への自動書き込みが可能になる。
【0028】
上記のように設定されたログフォームを編集済情報記憶部60に格納する。
【0029】
また、編集部30は、インタフェース部10を介してユーザ端末から検索要求を取得すると、検索要求に基づいて記憶部50を検索し、図5に示すような検索一覧を作成し、インタフェース部10を介して要求元のユーザ端末に送信する。このとき、検索一覧の一部に画像記憶部51から読み出した対応するダイジェスト画像表示を行うようにすることも可能である。検索一覧として編集する項目は、例えば、動画像添付の有無、写真(静止画像)添付の有無、ダイビング日付、ダイビングエリア、ダイビングポイント、気温、水温、透明度等があり、項目においては詳細情報やプロフィールの表示が可能なように編集することも可能である。なお詳細表示については、記憶部50に格納されている情報に階層構造を持たせておき、所定の階層レベルを指定することにより表示することが可能な既存の方法を用いることが可能である。
【0030】
また、編集部30は、特定ジャンルパート記憶部56に蓄積されている情報を様々なジャンルに応じて、インタフェース部10を介して入力されるオペレータ(例えば、サイト運営者)からの指示により適宜カスタマイズし、特定ジャンルパート104に設定することも可能である。
【0031】
なお、本実施の形態では、ダイビングを例としているログフォームを示しているが、この例に限定されることなく、種々のジャンルにおいて、個々のフォームを設計することが可能である。
【0032】
アップロード部40は、編集済情報記憶部60からダイビングログフォームを読み出してインタフェース部10を介してインターネット上にアップロードする。
【0033】
検索部70は、インタフェース10を介して、ユーザからの検索要求を受け付けると、編集済情報記憶部60を検索要求のキーワードで検索して、その結果をインタフェース部10に返却する。
【0034】
次に、動作の概要を説明する。
【0035】
図6は、本発明の一実施の形態における動作の概要を説明するための図である。
【0036】
同図では、ダイビングを例として、ダイビング中の情報記録自動生成支援と情報検索に関する概要を示している。同図の例では、海中に入る点を始点とし、その方位、時間、温度、コメントなどの情報をダイブコンピュータ等から取得する。なお、ダイブコンピュータは自動的に深度、時間等を記録できるのが一般的である。また、ここぞと思ったポジションでは、その方位や深さ、時間をダイブコンピュータに入力する、または、水中マイクを用いて音声の入力を行なう。また、カメラを用いて動画、静止画の撮影を行なう。この行為を適宜実施後、海面から上がるときを終点とし、その時の方位、時間、コメントなどをダイブコンピュータ等から取得する。これらを時系列的にトレースすれば、正確なダイビング記録を残すことが可能となる。なお、方位、時間、温度、コメント、動画、静止画等を入手する方法は、上記の方法に限定されることなく、これらの情報を取得できる手段であれば何であってもよい。
【0037】
このようにして得られた情報は、記憶部50に記録して編集部30で編集し、編集済情報記憶部60に記録する。または、リアルタイムで、編集部30が取得してログフォームに記録することも可能である。もしくは、記録された情報を、アップロード部40によりインターネット上にアップロードすることにより、インターネットでの公開が可能になる。編集済情報記憶部60は、情報を取得した日付、潜水地域、エリア、ポイント、海況、気温、水温、水質、透明度、視界、動画・静止画の有無、動画・静止画情報へのリンク情報、閲覧者からのコメント等を記録する。
【0038】
一方、閲覧者は、編集済情報記憶部60に格納されている情報をユーザ端末からリアルタイムもしくは、オンデマンドの形で検索要求することにより入手し、さらに、コメント登録やチャット機能などを利用して意見交換することができる。
【0039】
次に、ダイビングを例として一連の動作を詳細に説明する。
【0040】
図7は、本発明の一実施の形態における情報交換支援処理のフローチャートである。
【0041】
ステップ101) ダイバの活動開始に伴い、ダイバが携帯するダイブコンピュータから時間、方位、高度、温度等の情報がインタフェース部10を介して入力される。なお、これらの情報の取得方法については、ダイブコンピュータに限定されるものではない。
【0042】
ステップ102) さらに、ダイバがカメラによる撮影を始めると、その動画像、静止画がインタフェース部10を介して入力される。また、マイクによる音声についてもインタフェース分10を介して入力される。また、同時に、ダイブコンピュータから得られるその時点の時間、方位、高度、温度等の情報がインタフェース部10を介して入力される。
【0043】
ステップ103) 上記のステップ101及びステップ102の入力によりそれぞれ情報を取得すると、登録部20がそれらの情報を記憶部50に登録する。登録処理としては、画像記憶部51には、カメラで撮影された動画像・静止画像を画像記憶部51に登録し、位置、方位、深さ、時間は環境情報記憶部52に登録する。また、マイクから取得した音声情報は音声認識して、ダイバのコメントとして状況情報記憶部53に登録する。
【0044】
ステップ104) さらに、取得したダイビングポイント、海況や、水中マイクから取得したダイバのコメントをテキスト情報に変換して状況情報記憶部53に登録する。
【0045】
ステップ105) 次に、編集部30が記憶部50に登録された各種情報を読み出してそれぞれの情報を所定のログフォームに設定する。フォグフォームのログ基本パート101には、画像記憶部51から動画像や静止画像、環境情報記憶部52から、位置、方位、深さ、時間、状況情報記憶部53からダイビングポイント、海況や、ダイバのコメントをテキスト情報をそれぞれ読み出して設定する。問い合わせパート103には、問い合わせ情報記憶部55からアドレスや名前等の情報を読み出して設定する、または、予め容易されている登録者プロフィール情報を読み出して設定する。このようにして設定されたログフォームを編集済情報記憶部60に格納する。
【0046】
ステップ106) アップロード部40は、編集済情報記憶部60に格納されている情報を読み出してインターネット上にアップロードする。なお、アップロードを行なう前に、アップロードが可能であるか否かを判断することも可能であり、この場合は、アップロードするための所定条件を予め記憶手段に格納しておき、当該条件と照合する方法等が考えられる。
【0047】
ステップ107) インターネット上にアップロードされた情報についてユーザがユーザ端末からアクセスする。
【0048】
ステップ108) ユーザがアクセスした内容に基づいて、ユーザ端末を介して検索要求が発行される。
【0049】
ステップ109) インタフィース部10が当該検索要求を取得すると、検索部70は、当該検索要求のキーワードに基づいて編集済情報記憶部60を検索する。なお、検索キーワードは、例えば、エリアやポイント、時期(日付)を用いるものとする。
【0050】
ステップ110) 検索できた情報について、図5に示すような項目に基づいて編集し、インタフェース部10に返却する。
【0051】
ステップ111) インタフェース部10は、編集された情報を検索結果としてユーザ端末に送信する。
【0052】
ステップ112) また、ユーザがコメントを行なう場合には、ユーザ端末からコメントを入力する。
【0053】
ステップ113) インタフェース部10が当該コメントを取得すると、コメント記憶部54に格納し、編集部30が、当該コメントを読み込んで、ログフォームに編集し、編集済情報記憶部60に格納する。
【0054】
なお、上記の動作では、ダイバが携帯するダイブコンピュータからサーバ(情報交換支援装置)にリアルタイムで入力される例を示しているが、動画・静止画についてはカメラに内蔵されている記憶手段に録画しておき、また、その他の情報についてもダイブコンピュータのメモリに記憶し、ダイブ終了後に、情報交換支援装置のインタフェース部10に入力してもよい。ダイバからの音声情報も同様に、水中マイクに付随する録音機器に記録しておき、インタフェース部10に入力してもよい。
【0055】
上記のように取得した各種情報、即ち、方位や深さ、時間、音声や音楽や文字からなるコメント情報、また、動画や静止画情報などを主に、情報取得者の基本情報が書き込まれる。閲覧者にとっては、この情報を獲得すれば、どのような潜水ルートを経て、どのような観察が可能であるかが、一目瞭然となる。
【0056】
なお、上記の実施の形態では、ダイビングを例に説明したが、この例に限定されることなく、特定ジャンルパートをカスタマイズすることで、当該ジャンルに必要不可欠な特化した情報を入手することができる。
【0057】
なお、上記の図7のフローチャートの動作をプログラムとして構築し、情報交換支援装置として利用されるコンピュータにインストールし、CPU等の制御手段により実行させる、または、ネットワークを介して流通させてもよい。
【0058】
なお、本発明は、上記の実施の形態及び実施例に限定されることなく、特許請求の範囲内において種々変更・応用が可能である。
【産業上の利用可能性】
【0059】
本発明は、ダイビング情報、バードウォッチングのみならず、特定ジャンルパートをカスタマイズすることで、個人ベースの情報をインターネットにアップロードし、コメント等の情報交換を行なう技術に適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0060】
【図1】本発明の原理を説明するための図である。
【図2】本発明の原理構成図である。
【図3】本発明の一実施の形態における情報交換支援装置の構成図である。
【図4】本発明の一実施の形態におけるダイビングログフォームの例である。
【図5】本発明の一実施の形態における検索結果一覧画面の例である。
【図6】本発明の一実施の形態における動作の概要を説明するための図である。
【図7】本発明の一実施の形態における情報交換支援処理のフローチャートである。
【符号の説明】
【0061】
10 インタッフェース部
20 情報取得手段、登録部
30 編集手段、編集部
40 アップロード手段、アップロード部
50 記憶手段、記憶部
51 画像記憶部
52 環境情報記憶部
53 状況情報記憶部
54 コメント記憶部
55 問い合わせ情報記憶部
56 特定ジャンルパート記憶部
60 編集済情報記憶手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
取得した情報をインターネット上にアップロードさせ、該情報の交換を支援するための情報交換支援方法において、
カメラで撮影された動画像や静止画像、該動画像や該静止画像を撮影した環境を示す位置情報、時刻、高度または深度、または、温度を含む環境情報、該動画像や該静止画像を撮影した時点の状況を説明する音声、音楽、文字情報を含む状況情報、特定のジャンルに関する情報が入力されると記憶手段に蓄積する情報取得ステップと、
前記記憶手段から各情報を読み出して所定のフォームに編集し、編集済情報記憶手段に蓄積する編集ステップと、
前記編集ステップで前記編集済情報記憶手段に蓄積された情報を前記インターネット上にアップロードするアップロードステップと、
からなることを特徴とする情報交換支援方法。
【請求項2】
前記インターネット上にアップロードされた情報に対するユーザのコメント及び問い合わせ文を取得してコメント記憶手段に蓄積するステップと、
前記インターネットを介して問い合わせをするために必要となるアドレスやユーザの氏名を含む情報を問い合わせ情報記憶手段に蓄積するステップと、を更に行い、
前記編集ステップにおいて、
前記所定のフォーマットは、ログ基本パート、コメントパート、問い合わせパート、特定ジャンルパートからなり、
前記記憶手段から読み込んだ前記カメラで撮影された動画像や静止画像、前記位置情報、前記環境情報、前記動画像や静止画像を撮影した時点の状況を説明する音声、音楽、文字情報を含む状況情報を前記ログ基本パートに書き込み、
前記コメント記憶手段から読み込んだコメントを前記コメントパートに書き込み、
前記問い合わせ情報記憶手段から読み込んだ情報を前記問い合わせパートに書き込み、
前記ジャンル情報記憶手段から読み込んだ情報を前記特定ジャンルパートに書き込む、請求項1記載の情報交換支援方法。
【請求項3】
前記編集ステップにおいて、
前記特定ジャンルパートをカスタマイズする請求項2記載の情報交換支援方法。
【請求項4】
取得した情報をインターネット上にアップロードさせ、該情報の交換を支援するための情報交換支援装置であって、
各種情報を蓄積する記憶手段と、
カメラで撮影された動画像や静止画像、該動画像や該静止画像を撮影した環境を示す位置情報、時刻、高度または深度、または、温度を含む環境情報、該動画像や該静止画像を撮影した時点の状況を説明する音声、音楽、文字情報を含む状況情報、特定のジャンルに関する情報が入力されると前記記憶手段に蓄積する情報取得手段と、
前記記憶手段から各情報を読み出して所定のフォームに編集し、編集済情報記憶手段に蓄積する編集手段と、
前記編集手段で前記編集済情報記憶手段に蓄積された情報を前記インターネット上にアップロードするアップロード手段と、
を有することを特徴とする情報交換支援装置。
【請求項5】
前記インターネット上にアップロードされた情報に対するユーザのコメント及び問い合わせ文を取得してコメント記憶手段に蓄積する手段と、
前記インターネットを介して問い合わせをするために必要となるアドレスやユーザの氏名を含む情報を問い合わせ情報記憶手段に蓄積する手段と、を更に有し、
前記所定のフォーマットは、ログ基本パート、コメントパート、問い合わせパート、特定ジャンルパートからなり、
前記編集手段は、
前記記憶手段から読み込んだ前記カメラで撮影された動画像や静止画像、前記位置情報、前記環境情報、前記状況情報を前記ログ基本パートに書き込む手段と、
前記コメント記憶手段から読み込んだコメントを前記コメントパートに書き込む手段と、
前記問い合わせ情報記憶手段から読み込んだ情報を前記問い合わせパートに書き込む手段と、
前記ジャンル情報記憶手段から読み込んだ情報を前記特定ジャンルパートに書き込む手段と、を含む請求項4記載の情報交換支援装置。
【請求項6】
前記編集手段は、
前記前記特定ジャンルパートをカスタマイズする手段を含む請求項5記載の情報交換支援装置。
【請求項7】
取得した情報をインターネット上にアップロードさせ、該情報の交換を支援するための情報交換支援プログラムであって、
前記請求項1乃至3記載の情報交換支援方法の実現に用いられる処理をコンピュータに実行させることを特徴とする情報交換支援プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2006−11640(P2006−11640A)
【公開日】平成18年1月12日(2006.1.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−185246(P2004−185246)
【出願日】平成16年6月23日(2004.6.23)
【出願人】(000004226)日本電信電話株式会社 (13,992)
【Fターム(参考)】