説明

情報処理システム及び情報処理方法

【課題】 低コストで簡単に2次元バーコードを変更可能であり、その変更を検出して変更に応じたコンピュータグラフィック画像を生成可能な情報処理システムを提供する。
【解決手段】 撮像対象となるオブジェクト10が、オブジェクト10に配置された2次元バーコード10aの一部を表示し可変するための表示部11を有し、情報処理装置20は、そのオブジェクトを撮像した撮像画像より、2次元バーコード10aを検出し、2次元バーコード10aに応じたコンピュータグラフィック画像を生成し出力する。オブジェクト10が2次元バーコード10aを変更した場合には、情報処理装置20は、その変更に応じたコンピュータグラフィック画像を生成し出力する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は情報処理システム及び情報処理方法に関し、特に2次元バーコードを認識してコンピュータグラフィック画像を表示する情報処理システム及び情報処理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、カードや紙媒体に印刷された2次元バーコードをカメラで撮像し、そのパターンを読み取り、あたかも2次元バーコード上に立体物が存在するかのように、テレビなどの画面上に、パターンに対応したコンピュータグラフィック(以下CGと表記する)画像を表示する技術があった(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
図7は、2次元バーコードの例である。
2次元バーコードは、1ブロックを1単位とし、縦方向が9.5ブロック分の長さで、横方向が7ブロック分の長さの長方形の範囲内に、セル部とロゴ部が1ブロック分離して配置されている。セル部では、7×7ブロックの範囲内に複数の正方形状のセル(黒色の部分)が所定の配列規則に従って2次元的に配置されており、この配列パターンにより、所定のコードが記録されている。一方、ロゴ部は、縦方向が1.5ブロック、横方向が7ブロックのセルからなり、オブジェクトの名称、あるいは宣伝のためのマーク(ロゴ)などが記載される。このような2次元バーコードでは、セル部の四隅のブロックにはセルが配置され、それらのセルの周囲3ブロックにはセルが配置されていない。これによって、1つの2次元バーコードが把握可能となり、向きはロゴ部が常に2次元バーコードの下部であると定義することによって把握できる。
【0004】
図8は、2次元バーコードを認識してCG表現した画面例である。
このように、カード500に印刷された2次元バーコード501をカメラで認識し、そのIDに合わせて生成したCG画像502を、認識した2次元バーコード501の位置に合成するような表現が可能となっている。
【特許文献1】特開2000−322602号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、従来の2次元バーコードは、通常は紙媒体に印刷されており、変更したい場合には再度印刷を行う必要があり手間とコストがかかる問題があった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、低コストで簡単に2次元バーコードを変更可能であり、その変更を検出して変更に応じたコンピュータグラフィック画像を生成可能な情報処理システムを提供することを目的とする。
【0006】
また、本発明の他の目的は、2次元バーコードの変更を検出して変更に応じたコンピュータグラフィック画像を生成可能な情報処理方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明では上記問題を解決するために、2次元バーコードを認識してコンピュータグラフィック画像を表示する情報処理システムにおいて、2次元バーコードが配置され、前記2次元バーコードの一部を表示し可変するための表示部を有したオブジェクトと、前記オブジェクトを撮像した撮像画像より、前記2次元バーコードを検出し、前記2次元バーコードに応じたコンピュータグラフィック画像を生成し出力し、前記オブジェクトが前記2次元バーコードを変更した場合には、前記変更に応じた前記コンピュータグラフィック画像を生成し出力する情報処理装置と、を有することを特徴とする情報処理システムが提供される。
【0008】
上記の構成によれば、撮像対象となるオブジェクトが、当該オブジェクトに配置された2次元バーコードの一部を表示し可変するための表示部を有し、情報処理装置は、そのオブジェクトを撮像した撮像画像より、2次元バーコードを検出し、2次元バーコードに応じたコンピュータグラフィック画像を生成し出力する。オブジェクトが2次元バーコードを変更した場合には、情報処理装置は、その変更に応じたコンピュータグラフィック画像を生成し出力する。
【発明の効果】
【0009】
本発明では、撮像対象となるオブジェクトが、当該オブジェクトに配置された2次元バーコードの一部を表示し可変するための表示部を有しているため、低コストで簡単に2次元バーコードを変更できる。情報処理装置は、そのオブジェクトを撮像した撮像画像より、2次元バーコードを検出し、2次元バーコードに応じたコンピュータグラフィック画像を生成し出力し、オブジェクトが2次元バーコードを変更した場合には、情報処理装置は、その変更に応じたコンピュータグラフィック画像を生成し出力するので、オブジェクトの状態に応じたコンピュータグラフィック画像を表現することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施の形態の情報処理システムの概略の構成を示す図である。
本実施の形態の情報処理システムは、撮像対象となるオブジェクト10、情報処理装置20、撮像装置30、表示装置40により構成される。
【0011】
オブジェクト10には2次元バーコード10aが配置されており、その一部は、表示部11に表示され、変更が可能なようになっている。表示部11は、例えば、液晶表示装置である。また、オブジェクト10は、温度などの各種物理量を検出するセンサ12と、センサ12により得られた値に応じて、表示部11に表示された2次元バーコード10aの一部を変更するバーコード変更処理部(例えば、CPU(Central Processing Unit))13と、変更パターンなどを記憶した記憶部(例えば、フラッシュメモリなどのROM(Read Only Memory))14を有する。
【0012】
なお、オブジェクト10は、立体物であり、例えば、図のように、人形10bとその台座10cからなる。ここでは、台座10cに、2次元バーコード10aを配置し、表示部11、センサ12、バーコード変更処理部13及び記憶部14を内蔵させているが、人形10bが大きいものであれば人形10bに2次元バーコード10aを配置し、各種機能を内蔵してもよい。また、ここでは台座10cの1面にのみ2次元バーコード10aを表示しているが、各面に配置してもよい。
【0013】
2次元バーコード10cは、オブジェクト10固有の識別情報(以下固有情報と称する)や、情報処理装置20が生成するためのCG画像を指定するための識別情報を有している。
【0014】
オブジェクト10において、2次元バーコード10aの一部のみを表示することで、少ないコストで2次元バーコード10aを変更することができる。この図1の例では、2次元バーコード10aの中央部9マスを、例えば液晶表示によって可変としている。一般的に、2次元バーコードは、例えば四隅の黒枠を位置の特定に使うため、常に黒表示されている。またその周囲の3マスは白表示される。よって、これらの部分を含めて可変とすることは、コストの観点から得策ではない。そこで、可変領域は1マスから33マスまで自由に設定する。
【0015】
ここで、オブジェクト10における2次元バーコード変更の際の動作を説明する。
図2は、2次元バーコード変更処理を示すフローチャートである。
バーコード変更処理部13は、センサ12からの入力を確認すると(ステップS1)、その値が閾値を超えたか否かを判定する(ステップS2)。例えば、センサ12により温度を検出している場合、ある温度を閾値としてあらかじめ設定しておき、その温度を超えたか否かを判定する。ここで閾値を超えない場合には、再びステップS1の処理を行う。閾値を超えた場合には、新規の2次元バーコードの表示パターンを記憶部14から取得し(ステップS3)、そのパターンを表示部11に表示する(ステップS4)。以上のような処理をオブジェクト10は繰り返し、例えば、オブジェクト10の電源(図示せず)をオフにすると終了する。
【0016】
2次元バーコード10aの変更については、センサ12からの入力による以外に、様々なものが適用可能である。
例えば、タイマーを有して、そのタイマーにより時間を検出し、あらかじめ設定した時間になったときに2次元バーコード10aの一部を変更するようにしてもよい。また、GPS(Global Positioning System)装置を有して、GPS装置によりオブジェクト10が存在する現在の位置情報を検出し、オブジェクト10が所定の地域に入った場合に、2次元バーコード10aの一部を変更するようにしてもよい。また、撮像装置を有し、撮像装置によりオブジェクト10の周囲を監視し、所定の対象物が撮像された場合に、2次元バーコード10aの一部を変更するようにしてもよい。
【0017】
また、スイッチを有して、そのスイッチの状態(オンオフ)に応じて、2次元バーコードの一部を変更するようにしてもよい。例えば、ゲームの場合、操作やゲームの勝敗に応じて、2次元バーコードを変化させることにより、キャラクターを成長させたり、それに応じたキャラクターCGを表示したりすることができる。
【0018】
図3は、スイッチにより2次元バーコードを変更する例を示す図である。
図のように、例えばオブジェクト10の人形10bの手の部分にスイッチ15を設け、その位置に例えば盾50をセットすることによってスイッチ15をオンし、それに応じて表示部11に表示される2次元バーコード10aの表示パターンをパターン11aからパターン11bに変更する。
【0019】
また、前述したようなセンサとスイッチなどを組み合わせるようにしてもよい。
図4は、オブジェクトの機能ブロックの一例を示す図である。
図のように、センサ12とスイッチ15を組み合わせた場合には、センサ12またはスイッチ15からの信号がバーコード変更処理部13に入力され、センサ12で検出された値やスイッチ15の状態に応じて、記憶部14に記憶された新規の2次元バーコードの表示パターンが取り出され表示部11に表示される。
【0020】
次に、図1に戻り情報処理装置20を説明する。
情報処理装置20は、バーコード検出部21、記憶部22、画像処理部23を有する。
バーコード検出部21は、CCD(Charge Coupled Device)カメラなどの撮像装置30で撮像されて取り込まれたオブジェクト10の撮像画像より、2次元バーコード10aを検出する。
【0021】
記憶部22は、検出した2次元バーコード10aに応じて表示すべきCG画像データを記憶している。
画像処理部23は、検出された2次元バーコード10aに応じて表示すべきCG画像データを記憶部22より読み出してCG画像を生成し、LCD(Liquid Crystal Display)などの表示装置40に出力する。
【0022】
以下情報処理装置20の動作を説明する。
撮像装置30に対してオブジェクト10が所定の位置に配置され撮像が開始されると、情報処理装置20は撮像画像を取り込み、バーコード検出部21は撮像画像から2次元バーコード10aを検出する。なお、2次元バーコードそのものの認識は、例えば、特開2000−82108号公報(段落番号〔0055〕〜〔0112〕)などに開示されており、2次元バーコードが撮像系に対して傾いているような状態であっても認識ができる。
【0023】
画像処理部23は、検出された2次元バーコード10aに含まれる固有情報や表示すべきCG画像を指定する識別情報をもとに記憶部22を参照して、CG画像データを取り出し、CG画像を生成し、表示装置40に出力して表示させる。前述したようにオブジェクト10が2次元バーコード10aを変更した場合には、その変更に応じたCG画像データを記憶部22より取り出し、CG画像を生成し、表示装置40に出力して表示させる。例えば、2次元バーコード10aの変更により、キャラクターを変身させたり、変化させたり、CGによるアクションを表現することができる。
【0024】
このように、本実施の形態の情報処理システムによれば、2次元バーコードを少ないコストで変更でき、その変更に応じたCG画像を生成することができる。また、オブジェクトの状態をセンサや、スイッチなどで検出して、2次元バーコードを変更するようにしたので、オブジェクトの状態に応じたCG合成が可能となる。
【0025】
次に本実施の形態の情報処理装置20の具体的なハードウェア構成例を説明する。
図5は、情報処理装置のハードウェア構成例である。
情報処理装置20は、例えばPC(パーソナルコンピュータ)であり、CPU101、ROM102、RAM(Random Access Memory)103、HDD(Hard Disk Drive)104、グラフィック処理部105、入力I/F(Interface)106、通信I/F107などによって構成され、これらはバス108を介して相互に接続されている。
【0026】
ここで、CPU101は、ROM102や、HDD104に格納されているプログラムや、各種データに応じて各部を制御する。そして、2次元バーコードを認識する処理などを行う。
【0027】
ROM102は、CPU101が実行する基本的なプログラムやデータを格納している。
RAM103は、CPU101が実行途中のプログラムや、演算途中のデータを格納している。
【0028】
HDD104は、CPU101が実行するOS(Operating System)や、各種アプリケーションプログラムや、CG画像データなど各種データを格納する。
グラフィック処理部105には、表示装置として、例えば、LCD105aが接続されており、CPU101と連携して図1の画像処理部23の機能を実現する。例えば、CPU101からの描画命令に従って、LCD105aの画面上に、撮像画像やCG画像などを表示する。
【0029】
入力I/F106には、マウス106aやキーボード106b、図1で示した撮像装置30であるカメラ106cなどの入力装置が接続されており、入力された情報や撮像画像を取り込み、バス108を介してRAM103などに伝送し、CPU101で使用可能にする。
【0030】
通信I/F107は、例えば、ネットワーク107aと接続して、ネットワーク107a上のサーバや端末と通信を行う。
以下、図5で示したようなハードウェア構成の情報処理装置20の処理の詳細を、フローチャートを用いて説明する。
【0031】
例えば、ユーザにより、オブジェクト10がカメラ106cの撮像範囲内に配置され、2次元バーコードを認識してCG画像を生成するプログラムが、例えば、HDD104から取り出され実行されると、CPU101はプログラムに応じて以下に示す処理を行う。
【0032】
図6は、情報処理装置の処理の流れを説明するフローチャートである。
カメラ106cによる撮像画像が入力I/F106を介して情報処理装置20に取り込まれると、CPU101は、撮像画像より2次元バーコード10aを検出する(ステップS10)。次に、CPU101は、2次元バーコード10aを認識して、固有情報や、表示すべきCG画像データを識別する情報及び、2次元バーコード10aの4つの頂点の位置を示す2次元座標などを取得する(ステップS11)。その後、CPU101の制御のもと、グラフィック処理部105は、3次元画像表示用のウィンドウをLCD105aの画面上に生成する(ステップS12)。CPU101は、取得した固有情報及び、表示すべきCG画像データを識別する情報に応じて、表示すべきCG画像データを、例えば、HDD104から読み出す(ステップS13)。表示用のCG画像データは、例えば、オブジェクト10に対応した3次元画像を表示するためのデータ(Microsoft Direct3Dで使用される標準的なファイルフォーマットであるXファイルとして記述されたものなど)や、アニメーションの情報などである。その後、2次元バーコード10aの2次元座標と、カメラ106cの焦点距離などを、例えば、RAM103から読み出す(ステップS14)。CPU101は、取得した2次元座標、焦点距離を参照してCGによる3次元画像を表示する位置を示すための3次元座標を算出する(ステップS15)。そして、グラフィック処理部105は、CPU101の制御のもと、ステップS15の処理で算出した3次元座標に対応する3次元画像を表示し(ステップS16)、ステップS10からの処理を繰り返す。
【0033】
オブジェクト10が2次元バーコード10aを変更した場合にも、情報処理装置20では同様の処理を行うが、ステップS13の処理で読み出す表示用のCG画像データを、変更前のものと異なるものを読み出し表示する。これにより、例えば、2次元バーコードを変更することで、キャラクターを変身させたり、変化させたり、CGによるアクションを表現することができる。
【0034】
ところで、上記では、情報処理装置20として図5に示すようなPCを例にして説明したが、これに限定されず、カメラ入力に対応したゲーム機や、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)、CG生成処理能力を持つテレビなどを用いてもよい。
【0035】
また、オブジェクトとしては、フィギュアやゲームの駒、玩具を始めとしてあらゆる物で実現が可能である。処理をするためのデータについても、あらゆる媒体(ディスクメディア、メモリ、ネットワーク配信、データ放送など)を通じて供給されることが考えられる。
【0036】
以上のように、本実施の形態の情報処理システムによれば、2次元バーコードを少ないコストで変更でき、その変更に応じたCG画像を生成することができる。また、オブジェクトの状態をセンサや、スイッチなどで検出して、2次元バーコードを変更するようにしたので、オブジェクトの状態に応じたCG合成が可能となる。
【0037】
なお上記の処理内容は、コンピュータによって実現することができる。その場合、情報処理装置20が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリなどがある。磁気記録装置には、ハードディスク装置(HDD)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープなどがある。光ディスクには、DVD(Digital Versatile Disk)、DVD−RAM、CD−ROM、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)などがある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto-Optical disk)などがある。
【0038】
プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROMなどの可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
【0039】
プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送される毎に、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】本実施の形態の情報処理システムの概略の構成を示す図である。
【図2】2次元バーコード変更処理を示すフローチャートである。
【図3】スイッチにより2次元バーコードを変更する例を示す図である。
【図4】オブジェクトの機能ブロックの一例を示す図である。
【図5】情報処理装置のハードウェア構成例である。
【図6】情報処理装置の処理の流れを説明するフローチャートである。
【図7】2次元バーコードの例である。
【図8】2次元バーコードを認識してCG表現した画面例である。
【符号の説明】
【0041】
10……オブジェクト、10a……2次元バーコード、10b……人形、10c……台座、11……表示部、12……センサ、13……バーコード変更処理部、14……記憶部、20……情報処理装置、21……バーコード検出部、22……記憶部、23……画像処理部、30……撮像装置、40……表示装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
2次元バーコードを認識してコンピュータグラフィック画像を表示する情報処理システムにおいて、
前記2次元バーコードが配置され、前記2次元バーコードの一部を表示し可変するための表示部を有したオブジェクトと、
前記オブジェクトを撮像した撮像画像より、前記2次元バーコードを検出し、前記2次元バーコードに応じたコンピュータグラフィック画像を生成し出力し、前記オブジェクトが前記2次元バーコードを変更した場合には、前記変更に応じた前記コンピュータグラフィック画像を生成し出力する情報処理装置と、
を有することを特徴とする情報処理システム。
【請求項2】
2次元バーコードを配置したオブジェクトにおいて、
前記2次元バーコードの一部を表示し可変するための表示部を有したことを特徴とするオブジェクト。
【請求項3】
前記表示部は、前記2次元バーコードの一部を液晶表示したものであることを特徴とする請求項2記載のオブジェクト。
【請求項4】
センサを更に有し、前記センサにより各種物理量を検出し、所定の値で前記2次元バーコードの一部を変更することを特徴とする請求項2記載のオブジェクト。
【請求項5】
タイマーを更に有し、前記タイマーにより時間を検出し、所定の時間になったら前記2次元バーコードの一部を変更することを特徴とする請求項2記載のオブジェクト。
【請求項6】
GPS装置を更に有し、前記GPS装置により現在の位置情報を検出し、前記オブジェクトが所定の地域に入ると、前記2次元バーコードの一部を変更することを特徴とする請求項2記載のオブジェクト。
【請求項7】
撮像装置を更に有し、前記撮像装置により周囲を監視し、所定の対象物が撮像された場合に前記2次元バーコードの一部を変更することを特徴とする請求項2記載のオブジェクト。
【請求項8】
スイッチを更に有し、前記スイッチの状態に応じて前記2次元バーコードの一部を変更することを特徴とする請求項2記載のオブジェクト。
【請求項9】
2次元バーコードを認識してコンピュータグラフィック画像を表示する情報処理装置において、
前記2次元バーコードが配置され、前記2次元バーコードの一部を表示し可変するための表示部を有したオブジェクト、を撮像した撮像画像より前記2次元バーコードを検出するバーコード検出手段と、
前記2次元バーコードに応じたコンピュータグラフィック画像を生成し出力し、前記オブジェクトが前記2次元バーコードを変更した場合には、前記変更に応じた前記コンピュータグラフィック画像を生成し出力する画像処理手段と、
を有することを特徴とする情報処理装置。
【請求項10】
前記表示部は、前記2次元バーコードの一部を液晶表示したものであることを特徴とする請求項9記載の情報処理装置。
【請求項11】
前記オブジェクトは、センサを有し、前記センサにより各種物理量を検出し、所定の値で前記2次元バーコードの一部を変更することを特徴とする請求項9記載の情報処理装置。
【請求項12】
前記オブジェクトは、タイマーを有し、前記タイマーにより時間を検出し、所定の時間になったら前記2次元バーコードの一部を変更することを特徴とする請求項9記載の情報処理装置。
【請求項13】
前記オブジェクトは、GPS装置を有し、前記GPS装置により現在の位置情報を検出し、前記オブジェクトが所定の地域に入ると、前記2次元バーコードの一部を変更することを特徴とする請求項9記載の情報処理装置。
【請求項14】
前記オブジェクトは、撮像装置を有し、前記撮像装置により周囲を監視し、所定の対象物が撮像された場合に前記2次元バーコードの一部を変更することを特徴とする請求項9記載の情報処理装置。
【請求項15】
前記オブジェクトは、スイッチを有し、前記スイッチの状態に応じて前記2次元バーコードの一部を変更することを特徴とする請求項9記載の情報処理装置。
【請求項16】
2次元バーコードを認識してコンピュータグラフィック画像を表示する情報処理方法において、
前記2次元バーコードが配置され、前記2次元バーコードの一部を表示し可変するための表示部を有したオブジェクト、を撮像した撮像画像より、前記2次元バーコードを検出し、
前記2次元バーコードに応じたコンピュータグラフィック画像を生成し出力し、前記オブジェクトが前記2次元バーコードを変更した場合には、前記変更に応じた前記コンピュータグラフィック画像を生成し出力することを特徴とする情報処理方法。
【請求項17】
2次元バーコードを認識してコンピュータグラフィック画像を表示する処理をコンピュータに機能させるプログラムにおいて、
コンピュータを、
前記2次元バーコードが配置され、前記2次元バーコードの一部を表示し可変するための表示部を有したオブジェクト、を撮像した撮像画像より前記2次元バーコードを検出するバーコード検出手段、
前記2次元バーコードに応じたコンピュータグラフィック画像を生成し出力し、前記オブジェクトが前記2次元バーコードを変更した場合には、前記変更に応じた前記コンピュータグラフィック画像を生成し出力する画像処理手段、
として機能させるプログラム。
【請求項18】
2次元バーコードを認識してコンピュータグラフィック画像を表示する処理をコンピュータに機能させるプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、
コンピュータを、
前記2次元バーコードが配置され、前記2次元バーコードの一部を表示し可変するための表示部を有したオブジェクト、を撮像した撮像画像より前記2次元バーコードを検出するバーコード検出手段、
前記2次元バーコードに応じたコンピュータグラフィック画像を生成し出力し、前記オブジェクトが前記2次元バーコードを変更した場合には、前記変更に応じた前記コンピュータグラフィック画像を生成し出力する画像処理手段、
として機能させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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