説明

情報処理装置、コンテンツ表示方法及びコンピュータプログラム

【課題】コンテンツに対する検索結果を視覚的に表示させることでコンテンツの効率の良い試聴を提供することが可能な情報処理装置を提供する。
【解決手段】ユーザからの入力操作を受け付ける入力部と、入力部に対する入力操作によって指定された検索条件をメタデータに含むコンテンツを検索する検索部と、検索部の検索に用いた検索条件に関連する関連語を取得する関連語取得部と、検索条件を表示すると共に、検索部の検索の結果得られるコンテンツ及び関連語取得部が取得した関連語を、該検索条件との関連を明示して該検索条件の周囲に配置して表示させる表示制御部と、を備え、検索部は、関連語取得部が取得し表示制御部により表示された関連語に対してされた入力部に対する入力操作によって更なる検索を実行する、情報処理装置が提供される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、コンテンツ表示方法及びコンピュータプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
各種情報の保存が可能なストレージデバイスの大容量化に伴い、テレビ番組等の動画コンテンツを大量に保存する技術は多数提案されてきている。特に最近では、ユーザが特に録画を指示していなくても、ユーザが予め指定したキーワードや、ユーザの嗜好等に基づいて自動的に動画コンテンツを録画することができる技術が提案され、そのような技術が搭載された製品も多数発売されてきている。
【0003】
このように動画コンテンツが大量に保存できるようになると、ユーザ自身もどのような動画コンテンツが録画されているのかについて、全てを把握することは困難である。従って、大量に保存されている動画コンテンツの中からユーザが希望するものを検索して画面に表示する技術も提案されてきている(例えば特許文献1、2等参照)。
【0004】
特許文献1には、コンテンツに付与されている字幕情報を用いて、ユーザが入力したキーワードに合致する動画コンテンツを検索する技術が開示されている。また、特許文献2には、地上デジタル放送のワンセグ(1セグメント)放送を字幕データと共に記録し、ユーザが入力したキーワードに合致する字幕データを検索して、その字幕データが含まれている箇所から録画データを再生する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2006−115052号公報
【特許文献2】特開2009−4872号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、特許文献1には、ユーザが入力したキーワードに合致する動画コンテンツをどのように表示するかについては言及が無い。同様に、特許文献2にはワンセグ放送の字幕データから検索インデックスを作成し、視聴したい位置から再生する技術であるが、検索結果に合致する動画コンテンツが複数存在する場合や、複数の検索結果に合致する動画コンテンツが存在する場合に、これらの動画コンテンツを画面にどのように表示するかについての言及は無い。
【0007】
単に動画コンテンツの検索結果を画面に表示するだけでは、大量に保存されている動画コンテンツを効率良く試聴できるとは言えず、検索結果の表示にも工夫が求められる。言い換えれば、動画コンテンツの検索結果の表示を工夫すれば大量に保存されている動画コンテンツの効率の良い試聴が可能となるだけでなく、キーワードと動画コンテンツとの関連性を視覚的に見せることで新たな発見をユーザにもたらすこともできる。
【0008】
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、動画コンテンツに対する検索結果を、検索条件に関連するキーワードと併せて視覚的に表示させることで動画コンテンツの効率良い試聴を提供することが可能な、新規かつ改良された情報処理装置、コンテンツ表示方法及びコンピュータプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、ユーザからの入力操作を受け付ける入力部と、前記入力部に対するユーザからの入力操作によって指定された検索条件をメタデータに含むコンテンツを検索する検索部と、前記検索部の検索に用いた検索条件に関連する関連語を取得する関連語取得部と、前記検索条件を表示させて、かつ前記検索部の検索の結果得られるコンテンツ及び前記関連語取得部が取得した関連語を、該検索条件との関連を明示して該検索条件を中心に展開して表示させる表示制御部と、を備え、前記検索部は、前記関連語取得部が取得し前記表示制御部により表示された関連語に対してされた前記入力部に対する入力操作によって更なる検索を実行する、情報処理装置が提供される。
【0010】
前記表示制御部は、前記検索部が検索したコンテンツを表示させる際に、他の検索条件による検索の結果得られたコンテンツが既にあれば、前記検索条件と該コンテンツとの関連を明示して表示させるようにしてもよい。
【0011】
前記検索部によるコンテンツの検索は、既に検索によって得られたコンテンツが前記表示制御部により表示されている状態であっても、前記入力部に対するユーザからの入力操作によって検索条件が指定されると、別途独立してコンテンツの検索を実行するようにしてもよい。
【0012】
前記検索部は、前記入力部に対するユーザからの入力操作によって指定される検索条件としてネットワーク上で話題になっている言葉を取得してコンテンツを検索するようにしてもよい。
【0013】
前記検索部は、前記入力部に対する入力操作によって指定された検索条件が文章であれば、該文章から検索条件となり得る単語を抽出し、該単語による検索を実行するようにしてもよい。
【0014】
前記表示制御部は、前記検索部が検索したコンテンツを表示させる際に表示と共に再生するようにしてもよい。
【0015】
前記表示制御部は、前記検索部の検索の結果得られるコンテンツの中から指定されたコンテンツのみから音声を出力させるようにしてもよい。
【0016】
前記表示制御部は、前記検索部が検索の結果得たコンテンツの数が所定の閾値を超えていれば、保存された時間が新しいコンテンツから順に前記所定の閾値だけ動画を選択して表示させるようにしてもよい。
【0017】
前記表示制御部は、前記検索部が検索の結果得たコンテンツの数が所定の閾値を超えていれば、視聴されていないコンテンツを優先して前記所定の閾値だけ動画を選択して表示させるようにしてもよい。
【0018】
前記表示制御部は、前記検索条件との関連度によって、該検索条件と検索の結果得られるコンテンツとの距離を変化させて表示させるようにしてもよい。
【0019】
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、ユーザからの入力操作を受け付ける入力ステップと、前記入力ステップによるユーザからの入力操作によって指定された検索条件をメタデータに含むコンテンツを検索する検索ステップと、前記検索ステップでの検索に用いた検索条件に関連する関連語を取得する関連語取得ステップと、前記検索条件を表示させて、かつ前記検索部の検索の結果得られるコンテンツ及び前記関連語取得ステップで取得した関連語を、該検索条件との関連を明示して該検索条件を中心に展開して表示させる表示制御ステップと、を備え、前記検索ステップは、前記関連語取得部が取得し前記表示制御部により表示された関連語に対してされた前記入力部に対する入力操作によって更なる検索を実行する、コンテンツ表示方法が提供される。
【0020】
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンピュータに、ユーザからの入力操作を受け付ける入力ステップと、前記入力ステップによるユーザからの入力操作によって指定された検索条件をメタデータに含むコンテンツを検索する検索ステップと、前記検索ステップでの検索に用いた検索条件に関連する関連語を取得する関連語取得ステップと、前記検索条件を表示させて、かつ前記検索部の検索の結果得られるコンテンツ及び前記関連語取得ステップで取得した関連語を、該検索条件との関連を明示して該検索条件を中心に展開して表示させる表示制御ステップと、を実行させ、前記検索ステップは、前記関連語取得部が取得し前記表示制御部により表示された関連語に対してされた前記入力部に対する入力操作によって更なる検索を実行する、コンピュータプログラムが提供される。
【発明の効果】
【0021】
以上説明したように本発明によれば、動画コンテンツに対する検索結果を、検索条件に関連するキーワードと併せて視覚的に表示させることで動画コンテンツの効率良い試聴を提供することが可能な、新規かつ改良された情報処理装置、コンテンツ表示方法及びコンピュータプログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】動画検索システム1の概略構成を示す説明図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る情報処理装置100及びストレージデバイス200の構成例を示す説明図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る情報処理装置100の動作を示す流れ図である。
【図4】映像出力部160への表示例を示す説明図である。
【図5】映像出力部160への表示例を示す説明図である。
【図6】本発明の一実施形態に係る情報処理装置100の動作を示す流れ図である。
【図7】映像出力部160への表示例を示す説明図である。
【図8】映像出力部160への表示例を示す説明図である。
【図9】映像出力部160への表示例を示す説明図である。
【図10】映像出力部160への表示例を示す説明図である。
【図11】映像出力部160への表示例を示す説明図である。
【図12】映像出力部160への表示例を示す説明図である。
【図13】映像出力部160への表示例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【0024】
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
<1.本発明の一実施形態>
[1−1.システム全体の構成例]
[1−2.情報処理装置・ストレージデバイスの構成例]
[1−3.情報処理装置の動作]
<2.まとめ>
【0025】
<1.本発明の一実施形態>
[1−1.システム全体の構成例]
まず、本発明の一実施形態に係る情報処理装置を含んだ動画検索システム全体の概略構成について説明する。図1は、動画検索システム1の概略構成を示す説明図である。以下、図1を用いて本発明の一実施形態に係る情報処理装置を含んだ動画検索システム1の概略構成について説明する。
【0026】
図1に示したように、本発明の一実施形態にかかる動画検索システム1は、情報処理装置100と、ストレージデバイス200と、関連語サーバ300と、を含んで構成される。
【0027】
情報処理装置100は、ストレージデバイス200に保存されている動画コンテンツの中から所望の動画コンテンツを検索して表示するための装置である。動画検索システム1を使用するユーザは、情報処理装置100を操作して検索条件を入力する。ユーザが情報処理装置100へ入力する検索条件は、単語であってもよく、文章であってもよく、また後述するが、予め画面に表示された推薦語、推薦カテゴリその他の情報であってもよい。情報処理装置100は、ストレージデバイス200に保存された動画コンテンツの中から、番組名、出演者、字幕データ等のメタデータに検索語が含まれているものを抽出して画面に表示する。この画面への表示に際しては、入力された検索語との関連性が分かるような形で表示するが、具体的な画面への表示方法については後に詳述する。
【0028】
ストレージデバイス200は、動画コンテンツを保存するための装置である。本実施形態では、情報処理装置100でデジタルテレビジョン放送を受信し、情報処理装置100が受信した放送を番組単位、または任意の時間単位で、番組名、番組情報、字幕データ等と共に、動画コンテンツとして情報処理装置100からストレージデバイス200へ記録する。
【0029】
なお、本実施形態では情報処理装置100とストレージデバイス200とを別々の装置としているが、本発明はかかる例に限定されない。ストレージデバイスを情報処理装置と同一の装置内に組み込み、情報処理装置100が受信したデジタルテレビジョン放送をストレージデバイスに保存するという構成であっても、同様に本発明を適用できるものである。そして、ネットワーク10に存在し、情報処理装置100がダウンロードして取得した動画コンテンツについても、同様にストレージデバイス200へ保存することができる。
【0030】
関連語サーバ300は、情報処理装置100とネットワーク10を介して接続されている装置である。関連語サーバ300は、ある単語と、その単語に関連性がある単語との関係が紐付けられて格納されているものである。情報処理装置100は、ある検索語が番組名、出演者、字幕データ等のメタデータに含まれる動画コンテンツを検索する際に、関連語サーバ300にアクセスして、その検索語に関連する単語の情報も取得する。これにより、情報処理装置100はある検索語が番組名、出演者、字幕データ等のメタデータに含まれる動画コンテンツを画面に表示すると共に、その検索語に関連する単語も画面に表示することができる。
【0031】
このように本発明の一実施形態にかかる動画検索システム1を構成することで、情報処理装置100は、ストレージデバイス200に保存された動画コンテンツの中から、検索語が番組名、出演者、字幕データ等のメタデータに含まれる動画コンテンツを取得して、検索語との関連性が明示的に分かるような形で画面に表示・再生することができる。また情報処理装置100は、ストレージデバイス200から動画コンテンツを取得すると共に、関連語サーバ300にアクセスして検索語に関連する単語の情報を取得して表示することができる。情報処理装置100がこのように動画コンテンツや単語の情報を画面に表示することで、ユーザは検索語と動画コンテンツとの関連性を視覚的に把握することが可能になり、かつ検索語に関連する単語が画面に表示されていることで、その単語を用いた新たな動画コンテンツの検索が可能になる。
【0032】
以上、図1を用いて本発明の一実施形態に係る情報処理装置を含んだ動画検索システム1の概略構成について説明した。次に、本発明の一実施形態に係る情報処理装置100及びストレージデバイス200の構成例について説明する。
【0033】
[1−2.情報処理装置・ストレージデバイスの構成例]
図2は、本発明の一実施形態に係る情報処理装置100及びストレージデバイス200の構成例を示す説明図である。以下、図2を用いて本発明の一実施形態に係る情報処理装置100及びストレージデバイス200の構成例について説明する。
【0034】
図2に示したように、本発明の一実施形態に係る情報処理装置100は、CPU(Central Processing Unit)等からなる制御部110と、メモリ120と、ネットワークインタフェース130と、デジタルTVチューナ140と、操作部150と、映像出力部160と、音声出力部165と、HDD170と、ストレージデバイスインタフェース180と、を含んで構成される。そして本発明の一実施形態に係る情報処理装置100はストレージデバイス200と、ストレージデバイスインタフェース180を介して接続されている。
【0035】
制御部110は、上述したようにCPU等で構成され、情報処理装置100の動作を制御するものである。情報処理装置100のユーザが情報処理装置100を用いてストレージデバイス200に保存された動画コンテンツの中から所望の動画コンテンツを検索する場合には、制御部110からストレージデバイス200へアクセスして、条件に合致する動画コンテンツを抽出する。そして、条件に合致する動画コンテンツを抽出した制御部110は、映像出力部160や音声出力部165に対して抽出した動画コンテンツの再生を指示する。また制御部110は、映像出力部160や音声出力部165に対して抽出した動画コンテンツの再生を指示するとともに、ユーザが入力した検索語についても映像出力部160で表示するように指示する。制御部110がこのように動作することで、ユーザは検索語と動画コンテンツとの関連性を視覚的に把握することが可能になる。
【0036】
図2に示したように、制御部110は、検索部112と、表示制御部114と、関連語取得部116と、を含んで構成される。
【0037】
検索部112は、ユーザからの指示に応じて、ユーザが試聴を所望する動画コンテンツをストレージデバイス200の中から検索して抽出するものである。具体的には、検索部112はユーザが入力した検索語がメタデータに含まれている動画コンテンツをストレージデバイス200から検索する。
【0038】
表示制御部114は、映像出力部160への映像や各種情報の表示、及び、音声出力部165への音声の表示を制御するものである。検索部112がストレージデバイス200を検索して抽出した動画コンテンツの表示制御は、この表示制御部114で行われる。
【0039】
関連語取得部116は、関連語サーバ300に接続して、関連語サーバ300から、ある単語に関連する単語を取得するものである。本実施形態では、関連語取得部116は、ユーザが入力した検索語に関連する単語を関連語サーバ300からから取得する。関連語取得部116が取得した、ユーザが入力した検索語に関連する単語は、表示制御部114によって映像出力部160へ表示される。
【0040】
メモリ120は、情報処理装置100の動作の際に、プログラムやデータを一時的に格納するものであり、例えば揮発性や不揮発性の各種メモリによって構成される。
【0041】
ネットワークインタフェース130は、ネットワーク10に接続するためのインタフェースである。本実施形態に係る情報処理装置100は、ストレージデバイス200に保存された動画コンテンツの検索時に、検索語に関連する単語を関連語サーバ300から取得するために、制御部110からネットワークインタフェース130を介してネットワーク10に接続する。なお、情報処理装置100は、ネットワークインタフェース130を介してネットワーク10の接続し、ネットワーク10に存在している動画コンテンツを取得してストレージデバイス200に保存し、ネットワーク10に存在している動画コンテンツも検索の対象とするようにしてもよい。
【0042】
デジタルTVチューナ140は、地上/BS/CSデジタル放送を受信するチューナである。デジタルTVチューナ140が受信したデジタル放送は、制御部110の制御により映像出力部160で映像が表示され、音声出力部165で音声が出力される。そして、デジタルTVチューナ140が受信したデジタル放送は、制御部110の制御によりストレージデバイス200に保存される。デジタル放送のストレージデバイス200への保存に際しては、映像・音声データの他に、番組名、出演者や番組内容等からなる番組情報も併せて保存される。デジタル放送のストレージデバイス200への保存に際して、映像・音声データに付随して字幕データが存在している場合には、その字幕データも併せてストレージデバイス200へ保存される。
【0043】
なお、デジタルTVチューナ140は、地上デジタル放送の1セグメント放送(ワンセグ放送)を受信できるものであっても良い。
【0044】
操作部150は、ユーザの入力操作を受け付けるものであり、例えばキーボードや、マウス等のポインティングデバイスを含んで構成される。情報処理装置100のユーザが操作部150を操作することによって、情報処理装置100はストレージデバイス200に保存されている動画コンテンツの検索処理を実行することが出来る。
【0045】
映像出力部160は、情報処理装置100の処理動作に基づく映像を出力するものであり、音声出力部165は、情報処理装置100の処理動作に基づく音声を出力するものである。映像出力部160は、映像を表示するためのディスプレイで構成され、音声出力部165は音声を出力するためのスピーカ等で構成される。本実施形態では、映像出力部160及び音声出力部165は、制御部110の制御により、デジタルTVチューナ140が受信したデジタル放送を出力したり、ストレージデバイス200に保存されている動画コンテンツを出力したりする。
【0046】
HDD170は、情報処理装置100で実行される各種コンピュータプログラムや、情報処理装置100の処理動作によって生成されたデータ等が保存される記録媒体である。なお、本実施形態では情報処理装置100に外付けされたストレージデバイス200に動画コンテンツが保存される構成としているが、上述したように、動画コンテンツは情報処理装置100の内部に設けられた記録媒体に保存される構成としても良い。
【0047】
ストレージデバイスインタフェース180は、情報処理装置100からストレージデバイス200にアクセスするために設けられているインタフェースであり、情報処理装置100とストレージデバイス200とは、このストレージデバイスインタフェース180を介して接続されている。
【0048】
情報処理装置100と、ストレージデバイスインタフェース180を介して接続されているストレージデバイス200には、デジタルTVチューナ140が受信したデジタル放送を保存した動画コンテンツ210と、個々の動画コンテンツ210に対応するメタデータ220とが保存される。個々の動画コンテンツ210に対応するメタデータ220には、上述したように、番組名や番組内容等からなる番組情報の他に、映像・音声データに付随して字幕データが存在している場合には、その字幕データも含まれる。
【0049】
そして、ストレージデバイス200には、メタデータ220を用いた検索処理が高速に行われるための検索インデックス230も保存される。検索インデックス230は、例えば情報処理装置100の制御部110によってメタデータ220から作成される。なお、検索インデックス230の作成処理については種々の技術を用いることができ、特定の処理に限定されるものではない。例えば、検索インデックス230は、制御部110の処理負荷が低い状態の時に作成されるようにしてもよい。
【0050】
以上、図2を用いて本発明の一実施形態に係る情報処理装置100及びストレージデバイス200の構成例について説明した。次に、本発明の一実施形態に係る情報処理装置100の動作について説明する。
【0051】
[1−3.情報処理装置の動作]
図3は、本発明の一実施形態に係る情報処理装置100の動作について示す流れ図である。図3に示した流れ図は、情報処理装置100を用いてストレージデバイス200に保存された動画コンテンツの中から所望の動画コンテンツを検索して抽出する際の情報処理装置100の動作の流れについて示したものである。以下、図3を用いて本発明の一実施形態に係る情報処理装置100の動作について説明する。
【0052】
情報処理装置100を用いてストレージデバイス200に保存された動画コンテンツの中から所望の動画コンテンツを検索して抽出するには、ユーザの操作に基づいて動画コンテンツを検索するためのアプリケーション(以下「動画コンテンツ検索アプリケーション」とも称する)を情報処理装置100で起動させる。そして、ユーザの操作部150の操作によって、表示制御部114が映像出力部160に検索語入力ボックスを表示させる(ステップS101)。
【0053】
図4は、映像出力部160に表示される画面の一例を示したものである。図4は、情報処理装置100で動画コンテンツを検索するための動画コンテンツ検索アプリケーションが実行されている状態で、ユーザが操作部150を操作することにより、画面上に検索語入力ボックス181と、検索ボタン182とが表示された状態を示したものである。このように画面上に検索語入力ボックス181と、検索ボタン182とを表示させるには、例えばユーザが画面上の任意の場所をマウスでクリックしてもよく、ユーザが操作部150に対して所定の操作を行ってもよい。ユーザ操作を検知した制御部110は、映像出力部160に検索語入力ボックス181を表示させる制御を実行する。
【0054】
図4に示したように、映像出力部160に検索語入力ボックス181が表示された状態になると、ユーザは、検索語入力ボックス181に検索語を入力し、検索ボタン182を押下する(例えばマウスでクリックする)ことで、ストレージデバイス200に保存されている動画コンテンツの検索ができる。ユーザが操作部150を操作することで検索語入力ボックス181に検索語を入力し、検索ボタン182を押下すると、制御部110は検索ボタン182の押下を検知し、検索語入力ボックス181に入力された検索語がメタデータ220に含まれる動画コンテンツ210をストレージデバイス200から検索して抽出する(ステップS102)。
【0055】
図4に示した例では、ユーザが検索語入力ボックス181に検索語として「キーワード1」と入力し、検索ボタン182にマウスカーソル183を合わせ、検索ボタン182を押下する状態を示している。検索ボタン182の押下を検知した制御部110は、検索語入力ボックス181に入力された「キーワード1」がメタデータ220の中に含まれている動画コンテンツ210をストレージデバイス200から検索する。より具体的には、制御部110が検索ボタン182の押下を検知すると、検索部112が検索語入力ボックス181に入力された検索語を取得して、その検索語がメタデータ220に含まれる動画コンテンツ210をストレージデバイス200で検索する。
【0056】
検索語入力ボックス181に入力された検索語が含まれる動画コンテンツをストレージデバイス200から検索して抽出すると、制御部110は、検索語入力ボックス181に入力された検索語を映像出力部160に表示させるとともに、ストレージデバイス200から抽出した(検索語にヒットした)動画コンテンツを、映像出力部160に表示させる。より具体的には、表示制御部114は、表示させた検索語の周囲に抽出した動画コンテンツを配置するように映像出力部160に表示させる(ステップS103)。
【0057】
続いて、制御部110は、検索語入力ボックス181に入力された検索語に関連する単語を、関連語サーバ300から取得する。具体的には、関連語取得部116が関連語サーバ300にアクセスし、検索語入力ボックス181に入力された検索語に関連する単語を関連語サーバ300から取得する。そして、関連語サーバ300から取得した単語についても映像出力部160に表示させるように表示制御部114が制御する(ステップS104)。
【0058】
そして表示制御部114は、上記ステップS103で映像出力部160に表示させた検索語と、そのステップS103で映像出力部160に表示させた動画コンテンツ、及び上記ステップS104で映像出力部160に表示させた単語とを線で結んで映像出力部160に表示させる(ステップS105)。このように、情報処理装置100は、動画コンテンツの検索結果画面を経ずに、直接動画コンテンツを映像出力部160に表示することができる。また、ユーザが入力した検索語と、検索語がメタデータに含まれている動画コンテンツ及びユーザが入力した検索語に関連する単語とを映像出力部160に表示することで、情報処理装置100は、ユーザに対し、検索語にヒットする動画コンテンツと、その検索語に関連する単語との関係を視覚的に見せることができる。
【0059】
図5は、映像出力部160に表示される画面の一例を示したものである。図5は、情報処理装置100を用いてストレージデバイス200に保存されている動画コンテンツを検索した際の、検索結果の表示例を示したものである。
【0060】
図5に示した例では、映像出力部160に、ユーザが入力した検索語を表示する検索語表示部184と、ユーザが入力した検索語に合致した動画コンテンツ185a〜185eと、ユーザが入力した検索語に関連する単語を表示する関連語表示部186と、が表示されている。画面上のどの位置に動画コンテンツ185a〜185eを表示させるかについては、表示制御部114が検索語との関連性や、既に表示されている動画コンテンツがあればその動画コンテンツとの位置関係等を考慮して決定する。このように、ユーザが入力した検索語に合致する動画コンテンツがストレージデバイス200に複数存在する場合には、情報処理装置100は、図5に示したように検索語に合致する複数の動画コンテンツを同時に映像出力部160に表示する。
【0061】
そして、図5に示したように、映像出力部160に表示されている検索語表示部184は、動画コンテンツ185a〜185e及び関連語表示部186と線で結ばれている。このように、検索語と、その検索語がメタデータに含まれている動画コンテンツ及びその検索語に関連する単語との関連性を示すことで、本実施形態にかかる情報処理装置100は、どのような動画コンテンツが検索語にヒットしたのか、またどのような単語が検索語と関連しているのか、を同時にユーザに提示することができる。
【0062】
図5では、検索語表示部184には、ユーザが入力した検索語の横に、映像出力部160に表示されている動画コンテンツの数と、再生されている動画コンテンツの数とが表示されている。このように映像出力部160へ表示することで、情報処理装置100は、検索語がメタデータに含まれている動画コンテンツがストレージデバイス200にどの程度存在しているのか、また再生している動画コンテンツがいくつあるのか、についてユーザに把握させることができる。
【0063】
図5に示したように、関連語表示部186には、それぞれの関連語がメタデータに含まれている、ストレージデバイス200に保存されている動画コンテンツの数を表示してもよい。このように映像出力部160へ表示することで、情報処理装置100は、ユーザに対する新たな検索への足がかりを提供することができる。関連語表示部186に、その関連語がメタデータに含まれている動画コンテンツの数を各関連語の隣に表示する場合には、表示制御部114が動画コンテンツを映像出力部160に表示させているときに検索部112が並行して各関連語を検索語とした動画コンテンツの検索処理を実行してもよい。
【0064】
なお、図5のように検索語に合致した動画コンテンツ185a〜185eを映像出力部160に表示する際には、所定のフレーム(例えば先頭フレーム)を表示させた状態で表示しても良い、表示と同時に各動画コンテンツを再生した状態で表示しても良い。そして表示制御部114は、ユーザ操作に基づいて各動画コンテンツに対してそれぞれ独立して再生・一時停止・停止等の処理を可能としてしてもよく、全ての動画コンテンツに対して一度に再生・一時停止・停止等の処理を可能としてしてもよい。
【0065】
また、ユーザが入力した検索語に合致する動画コンテンツがストレージデバイス200に複数存在する場合には、処理負荷を軽減させるために、表示制御部114は動画コンテンツの解像度を落として再生するようにしてもよい。また、表示制御部114は、ユーザが選択した1または2以上の動画コンテンツを、他の動画コンテンツより大きく表示するように制御してもよい。この場合には、表示制御部114は、その選択された動画コンテンツを、他の動画コンテンツより高い解像度で映像出力部160へ表示させるように制御してもよい、
【0066】
また、ユーザが入力した検索語に合致する動画コンテンツがストレージデバイス200に複数存在する場合には、検索語に合致する複数の動画コンテンツを同時に映像出力部160に表示するが、合致した動画コンテンツの数が所定の閾値を超えた場合には、映像出力部160に同時に表示する動画コンテンツの数をその閾値に制限してもよい。この場合に、映像出力部160に同時に表示する動画コンテンツは、様々な条件によって選択することができる。例えば、ユーザに試聴されていない動画コンテンツを優先して映像出力部160に表示するようにしてもよく、保存日時が新しい動画コンテンツから優先して映像出力部160に表示するようにしてもよい。
【0067】
また、図5のように検索語に合致した動画コンテンツ185a〜185eを映像出力部160に表示する際には、全ての動画コンテンツから音声を出力してしまうと、どの動画コンテンツがどの音声を出力しているか認識できない。従って、音声を出力する動画コンテンツは1つだけに制限することが望ましい。例えば、ユーザが操作部150を操作して、マウスカーソル183を乗せている動画コンテンツからのみ音声を出力するように、表示制御部114が音声の出力を制御してもよい。
【0068】
表示制御部114は、検索語と動画コンテンツとの間の関連性の高低に応じて、検索語と動画コンテンツとの間を変化させて映像出力部160に表示させるようにしてもよい。すなわち表示制御部114は、検索語と動画コンテンツとの間の関連性が相対的に、または絶対的に高ければ検索語と動画コンテンツとの間を近づけて表示させ、検索語と動画コンテンツとの間の関連性が相対的に、または絶対的に低ければ検索語と動画コンテンツとの間を遠ざけて表示させるようにしてもよい。また、ユーザが入力した検索語に合致する動画コンテンツがストレージデバイス200に複数存在する場合には、表示制御部114は、他の動画コンテンツと重ならないように各動画コンテンツの表示位置を決定してもよい。
【0069】
図5のように検索語に合致した動画コンテンツ185a〜185eを映像出力部160に表示する際には、表示制御部114は、ユーザの操作によってそれぞれの動画コンテンツの表示位置を変更できるようにしてもよく、またユーザの操作によってそれぞれの動画コンテンツの表示サイズを変更できるようにしてもよい。また、表示制御部114は、検索語との関連度の大小に応じて、映像出力部160に表示する映像コンテンツの表示サイズを変換させて、映像出力部160に映像コンテンツを表示してもよい。
【0070】
図5には、映像出力部160にはユーザが入力した検索語に関連する単語を表示する関連語表示部186が表示されることを示している。ユーザは、関連語表示部186に表示されている単語を用いて、さらなる動画コンテンツの検索を情報処理装置100に実行させることができる。例えば、関連語表示部186に表示されている単語の内の一つがユーザの操作部150の操作によって画面上にドロップされると、検索部112は、そのドロップされた単語を検索語としてストレージデバイス200の検索を実行し、表示制御部114は、検索結果を映像出力部160に表示させることができる。
【0071】
図6は、本発明の一実施形態に係る情報処理装置100を用いた、関連語表示部186に表示されている単語によるさらなる動画コンテンツの検索処理を示す流れ図である。以下、図6を用いて本発明の一実施形態に係る情報処理装置100を用いたさらなる動画コンテンツの検索処理について説明する。
【0072】
図5のように映像出力部160に、動画コンテンツや検索後に関連する単語が表示されている状態で、関連語表示部186に表示されている単語がユーザによる操作部150の操作によって画面上にドロップされると(ステップS111)、検索部112は、そのドロップされた単語を検索語として、その検索語がメタデータ220に含まれている動画コンテンツ210をストレージデバイス200から検索する(ステップS112)。
【0073】
図7は、映像出力部160に表示される画面の一例を示したものである。図7では、図5に示した映像出力部160に表示される画面の一例において、関連語表示部186に表示されている単語の中から1つの単語を、ユーザが操作部150を操作して画面上にドラッグアンドドロップした状態を示したものである。図7では、「キーワード2」が選択され、画面上にドラッグアンドドロップされている。
【0074】
「キーワード2」が画面上にドラッグアンドドロップされたことを制御部110が検知すると、検索部112は、そのドロップされた「キーワード2」を検索語として、その検索語がメタデータ220に含まれている動画コンテンツ210をストレージデバイス200から検索する。
【0075】
画面上にドロップされた単語を検索語とし、その検索語が含まれる動画コンテンツをストレージデバイス200から検索して抽出すると、制御部110は、画面上にドロップされた検索語を映像出力部160に表示させるとともに、ストレージデバイス200から抽出した(検索語にヒットした)動画コンテンツを、映像出力部160に表示させる。より具体的には、表示制御部114は、表示させた検索語の周囲に抽出した動画コンテンツを配置するように映像出力部160に表示させる(ステップS113)。
【0076】
続いて、制御部110は、画面上にドロップされた検索語に関連する単語を、関連語サーバ300から取得する。具体的には、関連語取得部116が関連語サーバ300にアクセスし、画面上にドロップされた検索語に関連する単語を関連語サーバ300から取得する。そして、関連語サーバ300から取得した単語についても映像出力部160に表示させるように表示制御部114が制御する(ステップS114)。
【0077】
そして表示制御部114は、上記ステップS113で映像出力部160に表示させた検索語と、そのステップS113で映像出力部160に表示させた動画コンテンツ、及び上記ステップS114で映像出力部160に表示させた単語とを線で結んで映像出力部160に表示させる(ステップS115)。このように、情報処理装置100は、動画コンテンツの検索結果画面を経ずに、直接動画コンテンツを映像出力部160に表示することができる。また、ユーザが関連語表示部186から画面上にドロップした検索語と、検索語がメタデータに含まれている動画コンテンツ及びユーザが入力した検索語に関連する単語とを映像出力部160に表示することで、ユーザに対し、検索語にヒットする動画コンテンツと、その検索語に関連する単語との関係を視覚的に見せることができる。また情報処理装置100は、関連語表示部186に表示されている単語を用いた新たな検索を可能とすることでユーザの操作性を向上させることができる。
【0078】
図8は、映像出力部160に表示される画面の一例を示したものである。図8は、図5のように映像出力部160に表示されている状態から、関連語表示部186に表示されている単語を用いて、ストレージデバイス200に保存されている動画コンテンツを検索した際の、検索結果の表示例を示したものである。
【0079】
図8に示した例では、映像出力部160に、ユーザが関連語表示部186から画面上にドロップした検索語を表示する検索語表示部194と、ユーザが関連語表示部186から画面上にドロップした検索語に合致した動画コンテンツ195a〜195cと、ユーザが関連語表示部186から画面上にドロップした検索語に関連する単語を表示する関連語表示部196と、が表示されている。このように、ユーザが関連語表示部186から画面上にドロップした検索語に合致する動画コンテンツがストレージデバイス200に複数存在する場合には、情報処理装置100は、図8に示したように検索語に合致する複数の動画コンテンツを同時に映像出力部160に表示する。
【0080】
そして、図8に示したように、映像出力部160に表示されている検索語表示部194は、動画コンテンツ195a〜195c及び関連語表示部196と線で結ばれている。このように、検索語と、その検索語がメタデータに含まれている動画コンテンツ及びその検索語に関連する単語との関連性を示すことで、本実施形態にかかる情報処理装置100は、どのような動画コンテンツが検索語にヒットしたのか、またどのような単語が検索語と関連しているのか、を同時にユーザに提示することができる。また図8に示したように、動画コンテンツ185bは、キーワード1とキーワード2の両方と線で結ばれており、両方の検索語にヒットする動画コンテンツであることをユーザに一目で把握させることが可能となる。
【0081】
さらに、本実施形態にかかる情報処理装置100は、検索語表示部184に表示された単語を画面から消去せず、その単語が新たな検索語として用いられるようにすることで、ユーザが同一画面上で動画コンテンツの検索を続けて行うことを可能にできる。
【0082】
なお、複数の検索語に合致する動画コンテンツが存在する場合には、表示制御部114は、同一の動画コンテンツを重複して映像出力部160に表示させてもよいが、検索語間の関連性を分り易くするために、表示する動画コンテンツは1つだけとし、動画コンテンツと検索語との間を結ぶ線を複数描画することで関連性を明らかにしてもよい。
【0083】
図8に示した例では、動画コンテンツ185bは、「キーワード1」と「キーワード2」の両方がメタデータに含まれている動画コンテンツであるとする。従って、動画コンテンツ185bは、「キーワード1」を表示している検索語表示部184と、「キーワード2」を表示している検索語表示部194との両方に線で結ばれている。このように、本実施形態に係る情報処理装置100は、動画コンテンツを介して検索語間の関連性を表示することで検索語間の関連性を視覚的に提示することができる。
【0084】
検索部112による動画コンテンツの検索処理が連続して実行された場合には、表示制御部114は、映像出力部160へ検索履歴を表示させるようにしてもよい。図8には検索履歴表示部187が図示されている。検索履歴表示部187は、上から検索履歴の古い順に検索語を並べて表示している。もちろん検索履歴の表示形式は図8に示したものに限られないことは言うまでもない。
【0085】
このように、本実施形態に係る情報処理装置100は、関連語表示部186に表示されている単語を用いて新たな動画コンテンツの検索処理を実行することができるが、映像出力部160に検索結果が表示されている状態で、検索語入力ボックスを表示させて新たな動画コンテンツの検索処理を実行することもできる。
【0086】
なお、図8に示したように、本実施形態に係る情報処理装置100が映像出力部160に表示する動画コンテンツ検索アプリケーションは、1画面で検索結果を表示しきれない場合には画面をスクロール可能に表示してもよい。検索結果をスクロール可能に表示することで、係る動画コンテンツ検索アプリケーションは、多くの動画コンテンツを一度に映像出力部160に表示させることができる。
【0087】
図9は、映像出力部160に表示される画面の一例を示したものである。図9では、図5に示した映像出力部160に表示される画面の一例において、ユーザの操作部150の操作に基づいて、検索語入力ボックス181及び検索ボタン182を映像出力部160に表示させた状態が図示されている。図9のような画面が映像出力部160に表示されている状態で検索語入力ボックス181に検索語がユーザによって入力され、検索ボタン182がユーザによって押下されると、検索処理が開始され、検索語入力ボックス181に入力された検索語を中心に、新規に動画コンテンツが別途検索語の周囲に放射展開される。この際、既に入力されている検索語にも関連する動画コンテンツがあれば、その動画コンテンツは両方の検索語から線で結ばれ、両方の検索語にヒットする動画コンテンツであることをユーザに一目で把握させることができる。
【0088】
図9に示したように検索語入力ボックス181及び検索ボタン182を映像出力部160に表示させることで、ユーザは検索語入力ボックス181に検索語を入力することができる。そしてユーザが検索語入力ボックス181に検索語を入力して検索ボタン182を押下すると、検索部112は検索語入力ボックス181に入力された検索語がメタデータに含まれる動画コンテンツをストレージデバイス200の中から検索し、表示制御部114は検索部112が検索した動画コンテンツを映像出力部160に表示させる。動画コンテンツの検索処理と並行して、関連語取得部116は検索語入力ボックス181に入力された検索語に関連する単語を関連語サーバ300から取得し、表示制御部114は関連語取得部116が取得した単語を映像出力部160に表示させる。もちろん、表示制御部114による、検索語入力ボックス181に入力された検索語、検索した動画コンテンツ、及び関連語サーバ300から単語の表示処理は上述したものと同様の処理を実行する。
【0089】
次に、このように映像出力部160に表示された動画コンテンツの再生処理の一例を説明する。ユーザが検索語入力ボックス181に入力した検索語、または関連語表示部186から画面上にドロップした単語は、ユーザが見たい、知りたいと思っている情報である。従って、それらの検索語・単語が含まれている場面から再生できるようにすると、ユーザの動画コンテンツの視聴時の利便性も向上する。
【0090】
このように動画コンテンツを再生できるようにするために、検索部112は、字幕データを検索して、ユーザが入力したり選択したりした単語が含まれている箇所を抽出し、表示制御部114は、検索部112が抽出した箇所に対応する場面から動画コンテンツを再生できるように制御することができる。
【0091】
図10は、映像出力部160に表示される画面の一例を示したものである。図10では、動画コンテンツの検索結果が映像出力部160に表示されている状態で、マウスカーソル183を1つの動画コンテンツ(ここでは動画コンテンツ185b)に合わせた場合を示している。
【0092】
図10は、ユーザが「富士山」を検索語として入力し、メタデータに「富士山」が含まれる動画コンテンツを検索部112で検索した場合に、映像出力部160に表示される画面の一例である。このように映像出力部160に表示されている状態で、ユーザがマウスカーソル183を動画コンテンツ185bに合わせると、表示制御部114は動画コンテンツ185bの近傍(図10に示した例では右隣)に字幕データ表示部188を表示させる。字幕データ表示部188には、検索語が含まれている字幕データが、その含まれている場所(動画コンテンツの先頭からの時間)とともに表示されている。図10では、ユーザが「富士山」を検索語として入力したので、字幕データに「富士山」が含まれていれば、「富士山」が含まれている箇所の字幕データが、その箇所の動画コンテンツの先頭からの時間とともに字幕データ表示部188に表示されている。ユーザが字幕データ表示部188に表示された字幕データを選択すると(例えばマウスクリックすると)、表示制御部114はユーザによって選択された字幕データに対応する場面から動画コンテンツ185bを再生する。
【0093】
このように、本実施形態に係る情報処理装置100は、検索語が含まれている字幕データを映像出力部160に表示することで、ユーザに対して何故その動画コンテンツが抽出されたのかを提示することができ、ユーザも、何故その動画コンテンツが検索でヒットしたのかを認識することができる。
【0094】
次に、映像出力部160に表示される画面の別の例について説明する。本実施形態に係る情報処理装置100は、ユーザが入力した検索語以外の情報を用いて、ストレージデバイス200に保存されている動画コンテンツの検索処理を実行してもよい。例えば、情報処理装置100は、所定のカテゴリに属する動画コンテンツの検索や、インターネット上で話題になっている(例えば最近になってインターネットの検索サイトでの検索回数が急上昇している)キーワードを用いた動画コンテンツの検索等を実行してもよい。
【0095】
図11は、映像出力部160に表示される画面の一例を示したものである。図11には、ストレージデバイス200に保存された動画コンテンツを検索したり、また映像出力部160に表示されている動画コンテンツを画面から消去したりするためのボタンが映像出力部160に表示に表示されている状態が示されている。
【0096】
図11には、再生中の動画コンテンツを画面上から消去する消去ボタン191aと、全ての動画コンテンツを画面上から消去する全消去ボタン191bと、が図示されている。さらに、図11には、特定のカテゴリや、インターネット上で話題になっているキーワードを用いた動画コンテンツの検索を実行するための検索ボタン191c〜191fも図示されている。情報処理装置100のユーザは、これら検索ボタン191c〜191fを押下することで、特定のカテゴリや、インターネット上で話題になっているキーワードを用いた動画コンテンツの検索を情報処理装置100に実行させることができる。
【0097】
なお、図11には、映像出力部160に表示されている動画コンテンツを画面上から消去するためのゴミ箱アイコン192も図示されている。情報処理装置100のユーザが、映像出力部160に表示されている動画コンテンツをマウスでクリックして画面上をドラッグし、その動画コンテンツをゴミ箱アイコン192の上でドロップすると、表示制御部114はその動画コンテンツを画面上から消去させる。このように、情報処理装置100は映像出力部160に表示されている動画コンテンツを画面上で自由に動かし、かつ画面上からも消去させることができる。なお、ユーザの操作によって動画コンテンツの表示位置が、他の動画コンテンツと重なってしまうように移動した場合には、表示制御部114は、当該他の動画コンテンツの表示位置を、ユーザが操作している動画コンテンツと重ならないように移動させてもよい。表示制御部114は、上記他の動画コンテンツの表示位置を移動させる際には、移動の軌跡が分かるように移動させることが望ましい。
【0098】
上述した各実施例では、例えば図8に示したように、単語を経由して動画間の関係性を表示しているが,本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもなく、情報処理装置100は、動画コンテンツ同士の繋がりを直接表現するように動画コンテンツを映像出力部160に表示させるようにしてもよい。
【0099】
図12は、映像出力部160に表示される画面の一例を示したものである。図12には、動画コンテンツ同士の繋がりを直接表現するように、動画コンテンツを映像出力部160に表示させた状態が図示されている。例えば、同一の検索語でヒットし、かつ連続ドラマのように動画コンテンツ自体に密接な関連性があるものを表示する場合に、図12で示したように映像出力部160に動画コンテンツが表示される。
【0100】
図12に示した映像出力部160には、動画コンテンツ185bと、動画コンテンツ195aとが線で直接結ばれて表示されている。このように、本実施形態に係る情報処理装置100は、動画コンテンツ185bと、動画コンテンツ195aとの関連性を直接示すこともできる。
【0101】
図13は、映像出力部160に表示される画面の一例を示したものである。図13に示した例は、検索部112による検索処理が行われた際に、検索語の周囲に動画コンテンツと検索語を放射展開して映像出力部160に表示したものである。図13には、動画コンテンツ185a〜185eと、関連語表示部186a〜186cとが映像出力部160に表示されている状態が図示されている。
【0102】
<2.まとめ>
以上説明したように本発明の一実施形態に係る情報処理装置100は、ストレージデバイス200に保存された動画コンテンツを検索する際に、ユーザによって入力された検索語がメタデータに含まれている動画コンテンツを抽出し、その抽出した動画コンテンツを画面に表示する。そして情報処理装置100は、動画コンテンツの検索結果を画面に表示する際には、ユーザによって入力された検索語との関連性が視覚的に分かるように表示する。
【0103】
このように、ユーザによって入力された検索語と、動画コンテンツの検索結果との関連性が視覚的に分かるように画面に表示することで、本発明の一実施形態に係る情報処理装置100は、動画コンテンツの効率のよい試聴をユーザに対して提供することが可能になる。
【0104】
また、本発明の一実施形態に係る情報処理装置100は、動画コンテンツの検索結果を表示する際には、ユーザによって入力された検索語に関連する単語を外部から取得して、同様に、検索語との関連性が視覚的に分かるように画面に表示する。このように、ユーザによって入力された検索語と、その検索語に関連する単語とを画面に表示することで、どのような単語が検索語に関連しているのか、またその関連する単語を検索語として用いての更なる動画コンテンツの検索をユーザに対して提供することができる。
【0105】
本発明の一実施形態によれば、検索結果である動画コンテンツの閲覧領域に、検索語に関連する関連語を、動画コンテンツと同時にユーザの目に留まるように適宜配置する。このように動画コンテンツ及び検索語を画面に配置してユーザに認識させることで、ユーザの目に留まった関連語から、さらに検索を進められるといった、動画コンテンツの楽しみ方をユーザへ提供することができる。
【0106】
特に、検索語が3つ以上になった場合には、各動画コンテンツと検索語との複雑な関連性が画面上で一望できる。すなわち、キーワードAとキーワードBとに関連する動画コンテンツ群と、キーワードCにしか関連しない動画コンテンツ群という関係や、キーワードA、キーワードB、キーワードCのそれぞれにしか関連しない動画コンテンツ群という関係などが生まれ、ユーザはそれぞれの関係を一望して認識することができる。これにより、従来の動画コンテンツの検索のように、検索語に対応する検索結果を一律に閲覧させるものとは異なる閲覧方法を提供することができる。すなわち、画面上に展開された検索語と動画コンテンツとの繋がり具合を見ながら、ユーザは所望のコンテンツを探索していくことが可能となる。
【0107】
本発明の一実施形態に係る情報処理装置100で動画コンテンツの検索処理を実行する際には、情報処理装置100のユーザは、検索語入力ボックス181に単語ではなく文章を入力してもよい。この場合には、検索部112が、入力された文章の中から検索語となり得る単語を抽出し、その単語を検索語としてストレージデバイス200に保存された動画コンテンツの検索処理を実行しても良い。そして、検索部112が検索語となり得る単語を複数抽出した場合には、検索部112は、その複数の単語を検索語とする動画コンテンツの検索処理を実行し、表示制御部114は、複数の検索語による検索結果を一度に映像出力部160に表示させるようにしても良い。さらに、複数の検索語がメタデータに含まれている動画コンテンツについては、表示制御部114は、図8に示したように複数の検索語と動画コンテンツとを線で結ぶなどして、複数の検索語と動画コンテンツとの関連性が分かるように表示しても良い。
【0108】
なお、上記実施形態では、動画コンテンツ210、メタデータ220、検索インデックス230は、情報処理装置100とは別の装置であるストレージデバイス200に保存されていたが、上述したように、本発明においては、情報処理装置100と同一の装置内に動画コンテンツ210、メタデータ220、検索インデックス230を保存する構成としてもよい。さらに本発明においては、情報処理装置100とネットワーク10を介して接続されているサーバ機器に動画コンテンツ210、メタデータ220、検索インデックス230を保存する構成としてもよい。この場合には、サーバ機器には図2で示した操作部150、映像出力部160、及び音声出力部165を備えていなくても良く、また動画コンテンツの検索処理を実行する情報処理装置には、デジタルTVチューナ140を備えていなくても良く、また係る情報処理装置には動画コンテンツ210、メタデータ220及び検索インデックス230が保存されていなくてもよい。
【0109】
また、上記実施形態では、情報処理装置100の内部に検索部112、表示制御部114、関連語取得部116を備える構成としているが、本発明は係る例に限定されない。例えば、検索部112、表示制御部114、関連語取得部116を、情報処理装置100とネットワーク10を介して、またはLAN等で接続されるサーバ機器に設け、情報処理装置100から当該サーバ機器に接続されると、サーバ機器において動画コンテンツの検索処理が行われるような構成としてもよい。このような構成を有することにより、複数の情報処理装置100からサーバ機器へ接続することによる動画コンテンツの検索処理が可能となる。
【0110】
また、上記実施形態では、情報処理装置100が実行する検索処理での検索対象をストレージデバイス200に保存されている動画コンテンツとしたが、本発明は、情報処理装置100が実行する検索処理での検索対象は動画コンテンツに限られない。例えば、情報処理装置100が実行する検索処理での検索対象は、ストレージデバイス200に保存されている音楽コンテンツであってもよい。
【0111】
音楽コンテンツを検索対象とする場合には、各音楽コンテンツのメタデータとして、歌手・バンド名、年代、ジャンル、歌詞、楽曲解析結果等がストレージデバイス200に保存されていても良い。そして情報処理装置100は、上述のように検索処理を実行する際には、メタデータに検索語が含まれている音楽コンテンツを抽出し、同様に検索語の周囲に表示するようにしてもよい。このように音楽コンテンツを検索し、検索結果を表示することで、情報処理装置100は検索語と音楽コンテンツとの関係を視覚的に示すことができる。
【0112】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0113】
例えば、上記実施形態では、表示制御部114が動画コンテンツの検索結果を映像出力部160に表示させる際には、検索語と動画コンテンツとを線で繋いで表示させていたが、本発明はかかる例に限定されない。例えば表示制御部114は、検索語と動画コンテンツとを同一の枠で囲って表示させるようにしたり、検索語と動画コンテンツとに同色の枠を付けて表示させるようにしたりしてもよい。また例えば、表示制御部114は、検索語と動画コンテンツとの間の距離が所定の距離以上離れた場合に、その動画コンテンツと検索語との間を線で繋ぐように表示させてもよい。
【0114】
また例えば、上述したように、表示制御部114が動画コンテンツの検索結果を映像出力部160に表示させる際には、検索語との関連度が他の動画コンテンツより相対的に高い動画コンテンツは検索語の近くに表示し、検索語との関連度が他の動画コンテンツより相対的に低い動画コンテンツは検索語の遠くに表示するようにしてもよい。この際、検索語との関連度の高低は、例えば、メタデータにその検索語が登場した回数によって決定されるようにしても良く、また例えば、字幕データにその検索語が登場した箇所が時間的に近くに固まっているかどうかによって決定されるようにしても良い。
【0115】
また例えば、表示制御部114は、図5に示した画面から別の画面に切り替えることで、検索語に合致した動画コンテンツから選択された1つの動画コンテンツを表示するようにしてもよい。図5に示した画面から別の画面へ切り替えた場合には、表示制御部114は動画コンテンツを映像出力部160へ大きく表示させるように制御してよい。
【0116】
また例えば、情報処理装置100は、表示制御部114が映像出力部160に表示した検索語の配置情報をメモリ120やHDD170に記録しておけるようにしてもよい。これにより、一度動画コンテンツの検索を終了した後に、再度その検索語の配置情報を呼び出すことで、新たに追加された動画コンテンツに対しても同様の検索を実行できる。
【0117】
つまり、動画コンテンツの検索処理の際に、情報処理装置100のユーザが興味のある単語を自由に画面上に配置することで、興味のあるキーワードの地図(キーワードマップ)が完成する。出来上がったキーワードマップは、メモリ120やHDD170に保存しておく。そして、例えば1週間後にその保存されたキーワードマップを呼び出すと、その1週間の間に放送されて記録された動画コンテンツを、上述したように、検索語と動画コンテンツとの関連性が視覚化されたインタフェースで表示することが可能になる。
【0118】
また、上記各実施形態において、フローチャートに記述されたステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的に又は個別的に実行される処理をも含む。また時系列的に処理されるステップでも、場合によっては適宜順序を変更することが可能であることは言うまでもない。
【産業上の利用可能性】
【0119】
本発明は、情報処理装置、コンテンツ表示方法及びコンピュータプログラムに適用可能であり、特に動画コンテンツの検索を実行して画面に表示する情報処理装置、コンテンツ表示方法及びコンピュータプログラムに適用可能である。
【符号の説明】
【0120】
100 情報処理装置
110 制御部
112 検索部
114 表示制御部
116 関連語取得部
120 メモリ
130 ネットワークインタフェース
140 デジタルTVチューナ
150 操作部
160 映像出力部
165 音声出力部
170 HDD
180 ストレージデバイスインタフェース
184、194 検索語表示部
185a〜185e、195a〜195c 動画コンテンツ
186、196 関連語表示部
187 検索履歴表示部
188 字幕データ表示部
200 ストレージデバイス
300 関連語サーバ


【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザからの入力操作を受け付ける入力部と、
前記入力部に対するユーザからの入力操作によって指定された検索条件をメタデータに含むコンテンツを検索する検索部と、
前記検索部の検索に用いた検索条件に関連する関連語を取得する関連語取得部と、
前記検索条件を表示させて、かつ前記検索部の検索の結果得られるコンテンツ及び前記関連語取得部が取得した関連語を、該検索条件との関連を明示して該検索条件を中心に展開して表示させる表示制御部と、
を備え、
前記検索部は、前記関連語取得部が取得し前記表示制御部により表示された関連語に対してされた前記入力部に対する入力操作によって更なる検索を実行する、情報処理装置。
【請求項2】
前記表示制御部は、前記検索部が検索したコンテンツを表示させる際に、他の検索条件による検索の結果得られたコンテンツが既にあれば、前記検索条件と該コンテンツとの関連を明示して表示させる、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記検索部によるコンテンツの検索は、既に検索によって得られたコンテンツが前記表示制御部により表示されている状態であっても、前記入力部に対するユーザからの入力操作によって検索条件が指定されると、別途独立してコンテンツの検索を実行する、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記検索部は、前記入力部に対するユーザからの入力操作によって指定される検索条件としてネットワーク上で話題になっている言葉を取得してコンテンツを検索する、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記検索部は、前記入力部に対する入力操作によって指定された検索条件が文章であれば、該文章から検索条件となり得る単語を抽出し、該単語による検索を実行する、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記表示制御部は、前記検索部が検索したコンテンツを表示させる際に表示と共に再生する、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記表示制御部は、前記検索部の検索の結果得られるコンテンツの中から指定されたコンテンツのみから音声を出力させる、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記表示制御部は、前記検索部が検索の結果得たコンテンツの数が所定の閾値を超えていれば、保存された時間が新しいコンテンツから順に前記所定の閾値だけ動画を選択して表示させる、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記表示制御部は、前記検索部が検索の結果得たコンテンツの数が所定の閾値を超えていれば、視聴されていないコンテンツを優先して前記所定の閾値だけ動画を選択して表示させる、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記表示制御部は、前記検索条件との関連度によって、該検索条件と検索の結果得られるコンテンツとの距離を変化させて表示させる、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項11】
ユーザからの入力操作を受け付ける入力ステップと、
前記入力ステップによるユーザからの入力操作によって指定された検索条件をメタデータに含むコンテンツを検索する検索ステップと、
前記検索ステップでの検索に用いた検索条件に関連する関連語を取得する関連語取得ステップと、
前記検索条件を表示させて、かつ前記検索部の検索の結果得られるコンテンツ及び前記関連語取得ステップで取得した関連語を、該検索条件との関連を明示して該検索条件を中心に展開して表示させる表示制御ステップと、
を備え、
前記検索ステップは、前記関連語取得部が取得し前記表示制御部により表示された関連語に対してされた前記入力部に対する入力操作によって更なる検索を実行する、コンテンツ表示方法。
【請求項12】
コンピュータに、
ユーザからの入力操作を受け付ける入力ステップと、
前記入力ステップによるユーザからの入力操作によって指定された検索条件をメタデータに含むコンテンツを検索する検索ステップと、
前記検索ステップでの検索に用いた検索条件に関連する関連語を取得する関連語取得ステップと、
前記検索条件を表示させて、かつ前記検索部の検索の結果得られるコンテンツ及び前記関連語取得ステップで取得した関連語を、該検索条件との関連を明示して該検索条件を中心に展開して表示させる表示制御ステップと、
を実行させ、
前記検索ステップは、前記関連語取得部が取得し前記表示制御部により表示された関連語に対してされた前記入力部に対する入力操作によって更なる検索を実行する、コンピュータプログラム。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2011−209873(P2011−209873A)
【公開日】平成23年10月20日(2011.10.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−75337(P2010−75337)
【出願日】平成22年3月29日(2010.3.29)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】