説明

情報処理装置、制御方法およびプログラム。

【課題】操作マニュアル作成時の機械的作業を自動化することで、結果として作成者の作業工数の削減を図る。
【解決手段】一般的な操作マニュアルには、画面の操作説明を行う上で、画面名、画面イメージ、画面概要、画面項目名、画面項目概要、画面項目を識別する番号などが記載されている。それら操作マニュアルへ記載する内容を操作マニュアル作成者によって、画面項目定義ファイルの画面名、項目名、項目概要、項番、項番オブジェクトへ定義する。画面項目定義ファイルへ記載する内容を定義した後、操作マニュアルを開くと、自動的に操作マニュアル支援ツール(操作マニュアル生成制御プログラム)が実行され、画面項目定義ファイルを元に操作マニュアルを自動的に生成する処理を行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置にインストールされるアプリケーションを用いてユーザにより実行される業務の操作マニュアルを作成する際の業務効率化に関する。
【背景技術】
【0002】
コンピュータ等のハードウェアにおいて動作するソフトウェアは年々新しいものが世の中に出てきており、さらにその操作方法は、ディスプレイ装置等に表示された単に表示画面に従って操作するだけでなく、複数種類の表示画面を操作の内容に応じてそれぞれ切り替えたり複雑なものが多く、ソフトウェアの基本機能はともかく、詳細機能まで使いこなそうとするには、表示画面を見て操作者が判断して自身の感覚に頼った操作では難しく、詳細機能について細かい説明について記載されたマニュアルに頼る他ならない。但し、利用したいソフトウェアには必ずしもマニュアルがソフトに付属しているというわけでは無く、また、操作者にとって自国の言語で分かり易くマニュアルが書かれているとは限らない。仮にマニュアルが存在していてもすべての操作について網羅しておらず、詳細な機能等については記載されていないものも数多く存在する。こうした背景状況よりソフトウェアを利用する際のマニュアル作成は必要不可欠なものとなっている。
【0003】
ソフトウエア開発会社などが開発をしてエンドユーザへ提供しているITシステムの操作マニュアルを以下の手順にて手作業で作成している。開発者は、ITシステムや、開発したアプリケーションで使用される各画面の一項目一部分に至るまで、実際にエンドユーザがたどる業務手順に則って、操作マニュアルを作成する必要がある。
操作マニュアルの作成手順としては、以下の方法が一般的にある。
【0004】
1.PrintScreenキー(Prt Scr)にて情報処理装置の表示部に表示される画面イメージをキャプチャ。
2.ペイントアプリケーション(Windows(登録商標))にて大きさや画面範囲を加工し、画面レイアウト部に貼り付ける。
3.1でキャプチャした画面の各項目へ項番(連番)を採番し、画面イメージ上へ配置する。
4.各画面の概要、および、各項目概要を記載する。
【0005】
また、先行技術文献として、特許文献1には、画面操作マニュアルの作成方式に関し、作成時間の短縮化、画面操作マニュアルの充実化を図ることを目的として、画面の表示形式を定義するレコード群からなり、利用者プログラムで使用される画面定義体を利用した作成方式であって、前記画面定義体を構成するレコード群から、その項目名フィールドに入力項目または出力項目を持つレコードを取り出して、当該各レコードの日本語項目名フィールドに対応する文字を表示した編集処理用画面を設定し、この編集処理用画面での前記各表示の余白部分に、それぞれの表示に対応した注釈情報を記入し、これらの注釈情報と、前記各レコードのフィールドの中で画面操作マニュアル作成に必要なもののデータとそれぞれ対応付けて操作マニュアルデータファイル2に格納し、この格納されたデ−タに基づいて画面操作マニュアルを作成する技術が開示されている。
【0006】
また、特許文献2には、マニュアル作成対象アプリケーションの動作中において画面表示される画像情報をキャプチャする画像キャプチャ手段と、マニュアル作成者の操作に応じて、前記画像キャプチャ手段がキャプチャした画像情報に、この画像情報に関する文字情報を作成する文字作成手段と、画像キャプチャ手段がキャプチャした画像情報および前記文字作成手段が作成した文字情報を用いて編集を行い、マニュアルを作成するマニュアル編集手段と、マニュアル作成者が前記マニュアル作成対象アプリケーションを操作した操作手順を記録する操作記録手段と、前記マニュアル編集手段が作成したマニュアルにおいて、開始部分からマニュアル作成者が内容の変更を指定操作した変更部分まで、前記操作記録手段が記録した操作手順に従って、マニュアル作成者が操作した内容を再生する操作再生手段とを備えて操作マニュアルを作成する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開平5−274134号公報
【特許文献2】特開2007−164585号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、上記に記載した作成手順での作業は、画面単位に繰り返し作成しなければならず作業工数が非常に掛かっている。特に作成手順3の各項目へ項番(連番)を採番し、配置する作業については、機械的作業にも関わらず、非常に労力を費やしている。また、既存画面へ新規項目を追加した場合、画面上の追加箇所によっては、全ての項目の項番(連番)を再採番し、画面レイアウト、画面概要、項目概要の項目番号へ反映しなければならないため、新規作成時より作業工数を要する場合がある。
【0009】
そこで、本発明の目的は、操作マニュアル作成時の機械的作業を自動化することで、結果として作業工数の削減を図るための仕組みを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
即ち、本発明の情報処理装置は、アプリケーションを操作するためのマニュアル生成プログラムを備える情報処理装置であって、前記アプリケーションで操作する画面を説明するための画面シートを生成する画面シート生成手段と、前記アプリケーションの操作画面内容を定義する画面項目定義ファイルを記憶する記憶手段と、前記記憶手段で記憶した前記画面項目定義ファイルのうち前記アプリケーションで操作する画面の画面名を示す情報を用いて、前記画面名に対応する画面名の画面シートが前記画面シート生成手段により生成されているか否かを判定する判定手段と、前記判定手段で、前記画面名を示す情報に対応する画面名の画面シートがあると判定した場合に、前記画面項目定義ファイルに定義されている情報を用いることで前記画面シートの内容に反映させる反映手段と、前記判定手段で、前記画面名を示す情報に対応する画面名の画面シートがあると判定されなかった場合に、前記画面シート生成手段は、前記画面項目定義ファイルに定義されている情報を用いることにより新たな画面シートを生成する新規生成手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明の情報処理装置は、前記画面項目定義ファイルには、前記画面シートに反映させるために少なくとも項目名、項目概要、項番、オブジェクト名が定義されており、前記反映手段は、前記画面項目定義ファイルに定義されている項目名、項目概要、項番、オブジェクト名を少なくとも用いることにより、前記画面シートの内容に反映させることを特徴とする。
また、本発明の情報処理装置は、前記反映手段で前記画面項目定義ファイルを用いることにより前記画面シートに内容を反映させる場合、前記画面シートに前記画面項目定義ファイルに定義されている一の項目が配置されているかを判定する第二の判定手段と、前記判定手段で前記一の項目が前記画面シートに配置されていないと判定した場合に、前記一の項目を該画面シートの所定の位置に新たに配置する新規項目追加手段とを更に備えることを特徴とする。
また、本発明の情報処理装置は、前記画面項目定義ファイルに定義されている情報を前記画面シートに反映させるために抽出する抽出手段と、前記抽出手段で抽出した前記画面項目定義ファイルに定義されている情報を前記画面シートに反映すべく所定の形式に加工する加工手段とを更に備えることを特徴とする。
また、本発明の情報処理装置は、前記画面項目定義ファイルは、前記マニュアルを生成するプログラムと同一の格納先に格納されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、操作マニュアル作成時の機械的作業を自動化することで、結果として作業工数の削減を図るための仕組みを提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の操作マニュアル支援ツール101のモジュール構成例を示す図である。
【図2】本発明の操作マニュアルレイアウト例を示す図である。
【図3】本発明の操作マニュアル支援ツールにおける画面項目定義ファイルを示す図である。
【図4】本発明の操作マニュアル支援ツールにおける画面定義記憶領域格納する際のデータレイアウト例を示す図である。
【図5】本発明の操作マニュアル支援ツールの基本的な処理工程を示すフローチャートである。
【図6】本発明の操作マニュアル支援ツールのファイル読込処理工程を示すフローチャートである。
【図7】本発明の操作マニュアル支援ツールの操作マニュアル自動反映処理工程を示すフローチャートである。
【図8】本発明の操作マニュアル支援ツールの画面操作マニュアル新規作成処理工程を示すフローチャートである。
【図9】本発明の操作マニュアル支援ツールの画面操作マニュアル変更処理工程を示すフローチャートである。
【図10】本発明の操作マニュアル支援ツール101を実行する情報処理装置のハードウエア構成例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明を実施するための形態について、図面に基づいて詳細に説明する。
まず、本発明の操作マニュアル支援ツール101を実行するためのクライアント端末(情報処理装置)1000のハードウェア構成について図10を用いて説明する。
【0014】
図10は、本発明の実施形態における各種端末のハードウェア構成を示す図である。
CPU1001は、システムバス1004に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。またROM1003あるいは外部メモリ1011には、CPU1001の制御プログラムであるBIOS(Basic Input / Output System)やオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)や、各サーバ或いは各PCの実行する機能を実現するために必要な後述する各種プログラム等が記憶されている。RAM1002は、CPU1001の主メモリ、ワークエリア等として機能する。
【0015】
CPU1001は、処理の実行に際して必要なプログラム等をRAM1002にロードして、プログラムを実行することで各種動作を実現するものである。
【0016】
また、入力コントローラ(入力C)1005は、キーボード1009や不図示のマウス等のポインティングデバイスからの入力を制御する。
【0017】
ビデオコントローラ(VC)1006は、CRTディスプレイ(CRT)1010等の表示器への表示を制御する。表示器はCRTだけでなく、液晶など他の方法を用いたディスプレイでも構わない。これらは必要に応じて管理者が使用するものである。 メモリコントローラ(MC)1007は、ブートプログラム、ブラウザソフトウエア、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、各種データ等を記憶するハードディスク(HD)やフロッピーディスク(登録商標 FD)或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュ(登録商標)等の外部メモリ1011へのアクセスを制御する。
【0018】
通信I/Fコントローラ(通信I/FC)1008は、ネットワークを介して、外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IPを用いたインターネット通信等が可能である。
【0019】
なお、CPU1001は、例えばRAM1002内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、CRT1010上での表示を可能としている。また、CPU1001は、CRT1010上の不図示のマウスカーソル等でのユーザ指示を可能とする。
【0020】
本発明を実現するためのプログラム1012は外部メモリ1011に記録されており、必要に応じてRAM1002にロードされることによりCPU1001によって実行されるものである。さらに、本発明に係わるプログラム1012が用いる定義ファイル1013及び各種情報テーブル1014は外部メモリ1011に格納されており、これらについての詳細な説明は後述する。
【0021】
次に、図1を用いて、本実施の形態における操作マニュアル支援ツール101について説明をする。
図1は、本実施の形態における操作マニュアル支援ツール101の構成を示す説明図である。操作マニュアル支援ツール101は、各画面項目の情報が定義されている画面項目定義ファイル103と、画面項目定義ファイル103から読込んだ画面定義情報を格納する画面定義記憶領域104と、画面操作に関する情報が記述されている操作マニュアル105と、新規に操作マニュアル105を作成する際に利用する操作マニュアルテンプレート106と、画面項目定義ファイル103に定義されている定義情報を操作マニュアル105へ自動展開する処理を制御する制御部102で構成されている。
【0022】
次に、操作マニュアル支援ツール101について説明する。操作マニュアル支援ツール101は、画面項目定義ファイル103に定義されている画面定義より操作マニュアル105を自動的に生成するモジュールを指す。また、操作マニュアル支援ツール101は、操作マニュアル105内に組み込まれており、操作マニュアル105をオープンする度に、自動的に実行する仕組みとなっている。操作マニュアル支援ツール101を実行するための条件としては、画面項目定義ファイル103と操作マニュアル105と操作マニュアルテンプレート106を同一ディレクトリに格納しておく必要がある。画面項目定義ファイル103と操作マニュアル105と操作マニュアルテンプレート106のいずれかが存在しない場合、実行エラーとなる。
【0023】
次に、操作マニュアル105について説明する。操作マニュアル105とは、画面の操作手順を記載したファイルである。操作マニュアル105は、操作マニュアル支援ツール101によって、画面項目定義ファイル103の定義情報を元に自動生成される。但し、手動で操作マニュアル105をメンテナンスすることも可能である。また、操作マニュアル105は、複数のシートで構成されている。具体的にシートとは、1画面の操作手順を記載した書面の単位である。よって、操作マニュアル105には、複数の画面に関する操作手順を記載している書面で構成される。
【0024】
次に、操作マニュアルテンプレート106について説明する。操作マニュアルテンプレート106は、操作マニュアル105のテンプレートである。新規に操作マニュアル105を作成する際、操作マニュアルテンプレート106をコピーして作成する。よって、操作マニュアル105と操作マニュアルテンプレート106は、同一レイアウトでなければならないものとする。また、操作マニュアルテンプレート106は、操作マニュアル105と同一ディレクトリに存在しなければならないものとする。
【0025】
次に、画面項目定義ファイル103について説明する。操作マニュアル105に記載する画面操作に関する定義を記したデータである。操作マニュアル作成者によって、画面項目定義ファイル103に対して各画面の操作に関する定義が記載される。画面項目定義ファイル103は、操作マニュアル105と同一ディレクトリに存在しなければならないものとする。画面項目定義ファイル103に定義する各項目の概要については、図3の図面説明にて記載する。
【0026】
図2は、本実施の形態における操作マニュアル支援ツール101より自動生成される操作マニュアルレイアウト201を示す説明図である。操作マニュアルレイアウト201は、操作マニュアルヘッダ部202、画面イメージ記述部203、画面概要記述部206、画面項目概要記述部208のセクションで構成されている。
【0027】
操作マニュアルヘッダ部202とは、システム名、画面名、作成者、作成日、更新者、更新日、ページ数、画面別の操作マニュアルの作成、変更情報を記載するセクションである。システム名には、操作手順の説明対象のシステム名を記載する。画面名には、操作手順の説明対象の画面名を記載する。作成者には、新規に操作マニュアル105を作成した作成者を記載する。作成日には、新規に操作マニュアル105を作成した日付を記載する。更新者には、操作マニュアル105を変更した更新者を記載する。更新日には、操作マニュアル105を更新した日付を記載する。ページ数には、操作マニュアル105のページ数を記載する。
【0028】
画面イメージ記述部203は、画面レイアウトを示す画面イメージ204を添付し、画面の各項目を明示的に示す画面項目項番205を配置する。具体的に、画面イメージ204は、操作説明対象の画面イメージ(スクリーンキャプチャ)を添付する。画面項目項番205は、操作説明対象の画面の各項目を明示的に示すための番号(連番)を格納した枠の四角を指す。番号を格納した枠を画面イメージ(スクリーンキャプチャ)の画面項目上に配置し、各項目を番号化する。
画面概要記述部206には、画面の全体概要を示す画面概要207を記載する。具体的に、画面概要207は、操作説明対象の画面がどのような役割を果たす機能なのかを示す機能概要を記載する。画面項目概要記述部208には、画面の各項目を明示的に示す画面項目項番205とそれに対応付く画面項目名209、画面項目概要210を記述する。具体的に、画面項目名209は、操作説明対象の画面上に配置されている項目の名称を記載する。画面項目概要210には、画面上に配置されている項目がどのような位置付けの項目なのかを記載する。図2内に記載している、「N」は日本語、「X」は英数字、「9」は数字、「YYYY/MM/DD」は日付を示す。
図2では、先述のとおり、画面項目項番205に採番した数字を入れることにより、画面項目概要記述部208に、各項目を明示的に示す画面項目項番205とそれに対応付く画面項目名209、画面項目概要210が記述されるレイアウトとなる点に特徴がある。
【0029】
図3は、画面項目定義ファイル301を示す説明図である。画面項目定義ファイル301とは、操作マニュアル105に反映させる画面操作に関する内容を定義した書面である。画面項目定義ファイル301は、操作マニュアル作成者によってファイルが作成され、メンテナンスされる。
【0030】
操作マニュアル支援ツール101に画面項目定義ファイル301を読み込ませることで、画面項目定義ファイル301を元に操作マニュアル105を自動生成する。よって、操作マニュアル自動作成するためのベースとなる書面である。よって、画面項目定義ファイル301の配置場所は、操作マニュアル105と同一ディレクトリへ配置する必要がある。
【0031】
画面項目定義ファイル301の構成は、画面名302、項目名303、項目概要304、項番305、項番オブジェクト名306で構成される。
【0032】
画面名302には、操作マニュアルヘッダ部202の記述する画面名を定義する。具体的には、操作説明を行う画面名称を画面名302へ定義する。
【0033】
項目名303には、先述の図2で説明した画面項目概要記述部208の画面項目名209の内容を定義する。具体的には、操作説明を行う画面上に配置されている項目名を定義する。
【0034】
項目概要304には、先述の図2で説明した画面項目概要記述部208の画面項目概要210の内容を定義する。具体的には、操作説明を行う画面上に配置されている項目がどのような位置づけの項目となるのかを説明する文言を定義する。
【0035】
項番305には、先述の図2で説明した画面イメージ204、画面項目概要記述部208の画面項目項番205の番号を定義する。画面上に配置されている項目の番号が一意になる様に「1」「2」・・・と採番する。但し、画面単位で採番号するため、異なる画面であれば項番305が重複しても問題ない。具体的に、操作マニュアルレイアウト201の画面イメージ記述部203上に配置する画面項目項番205の枠の中に記述する番号(連番)を指す。
【0036】
項番オブジェクト名306には、画面イメージ204に配置する画面項目項番205の枠のオブジェクトの名称を指す。操作マニュアル105を変更する際、既に存在している画面項目については、オブジェクト名称をキーに操作マニュアル105を検索し、オブジェクト名称に該当する項番オブジェクトが存在する場合、項番オブジェクトの中の番号を自動的に再セット可能とすることで、画面レイアウトが変更する都度、項番オブジェクト内の番号を手動でメンテナンスする必要がなくなる。図3内に記載している、「N」は日本語、「X」は英数字、「9」は数字を示す。
【0037】
図4は、画面定義記憶領域104へ格納する際のデータレイアウトを示す説明図である。画面項目定義ファイル103から読込んだ画面定義情報を制御部102にて画面定義データレイアウト401形式のデータへ加工し、画面定義記憶領域104へ格納する。画面定義データレイアウト401は、2重配列にてデータを管理する。ルート配列402には複数の画面名配列403が格納される。画面名配列403には、複数の画面項目情報レコード404を格納する。
【0038】
続いて、本実施の形態における操作マニュアル支援ツール101の動作について、図5から図9に示すフローチャートを用いて詳細に説明する。
【0039】
図5は、本発明の実施形態における操作マニュアル支援ツール101より操作マニュアル105を自動的に生成する際の処理を示すフローチャートである。
まず、情報処理装置1000において、操作マニュアル105がファイルオープンされたことを操作マニュアル支援ツール101の制御部102が検知し、操作マニュアル生成処理を実行する(ステップS501)。
【0040】
具体的に、操作マニュアル生成処理とは、操作マニュアル支援ツール101にて画面定義ファイル103に定義されている画面項目情報を自動的に読込み、読込んだ画面項目情報を元に、操作マニュアル105を自動的に作成する処理のことである。既に操作マニュアルが存在している画面の場合、既存の操作マニュアル105に対して、読込んだ画面項目情報を自動的に反映する処理のことである。
【0041】
次に、制御部102は、操作マニュアル支援ツール101を実行するか否かの確認として、情報処理装置1000の表示部に自動反映確認ダイアログを表示する(ステップS502)。
【0042】
次に、制御部102は、利用者によって決定された自動反映結果(YES、NO)を判定する(ステップS503)。操作マニュアル105へ自動反映する(YES)を選択した場合、ステップS509において、画面項目定義ファイル103の読込処理へ進む。操作マニュアル105へ自動反映しない(NO)を選択した場合、操作マニュアル生成処理を終了し、操作マニュアル105の内容が自動反映されていない状態で操作マニュアル105をオープンする。
【0043】
具体的に、ステップS509の設定ファイル読込処理とは、画面定義ファイル103が所定のディレクトリに格納されているか確認を行い、所定のディレクトリに格納されている場合、画面定義ファイル103に定義されている画面項目情報を読込み、画面定義データレイアウト401形式へ加工し、画面定義記憶領域104へ格納する処理のことである。詳細の処理概要は、図6のフローチャートの処理にて記載する。また、所定ディレクトリとは、操作マニュアル105が格納されているディレクトリのことである。操作マニュアル105と画面定義ファイル103は同一ディレクトリに格納されていなければならないものとする。
【0044】
図6は、本発明の実施形態における操作マニュアル支援ツール101より実行される設定ファイル読込処理を示すフローチャートである。
【0045】
情報処理装置1000の制御部102は、画面定義ファイル103が操作マニュアル105と同一ディレクトリに格納されているか判断する(ステップS601)。同一ディレクトリに画面定義ファイル103が存在する場合、ファイルオープン処理(ステップS602)へ進む。同一ディレクトリに画面定義ファイル103が存在しない場合、読込エラー処理(ステップS606)として、情報処理装置1000の表示部にエラーを通知するメッセージを表示する。
【0046】
次に、制御部102は、所定のディレクトリに格納されている画面定義ファイル103をオープンする(ステップS602)。
【0047】
次に、制御部102は、画面定義ファイル103が正常にオープンされたか判断する(ステップS603)。画面定義ファイル103が正常にオープンされた場合、画面定義ファイル103内に定義されている画面項目定義の読込処理(ステップS604、605)へ進む。画面定義ファイル103のオープンに失敗した場合、読込エラー処理(ステップS606)として、情報処理装置1000の表示部にエラーを通知するメッセージを表示する。
【0048】
次に、制御部102は、画面定義ファイル103の内容を1行読み込んだ後、画面定義ファイル103の最終行(END of FILE)か否かを判定する(ステップS604)。画面定義ファイル103の最終行(END of FILE)ではない場合、画面定義ファイル103より、画面名302、項目名303、項目概要304、項番305、項番オブジェクト名306を読み込み、画面名302に合致する画面名配列403の画面項目情報レコード404を生成し、各項目フィールドへ読み込んだ値を格納する。画面名302に合致する画面名配列403が存在しない場合、読み込んだ画面名302の値を元に画面名配列403を生成する。
【0049】
制御部102は、画面定義ファイル103の最終行(END of FILE)となる迄、ステップS604、ステップS605を繰り返し、画面定義データレイアウト401に則った画面定義のルート配列402を作成する。制御部102が、画面定義ファイル103の最終行(END of FILE)に達したと判断した場合、画面定義のルート配列402を画面定義記憶領域104へ格納し、次のステップS504へ進む。
【0050】
次に、情報処理装置1000の制御部102は、設定ファイル読込処理が正常に終了しているか否を判定する(ステップS504)。設定ファイル読込処理が正常に終了している場合、操作マニュアル自動反映処理へ進む。具体的に、ステップS510の操作マニュアル自動反映処理とは、画面定義記憶領域104に格納されている画面定義データレイアウト401形式で構成されたルート配列402に格納されている画面項目情報レコード404を元に操作マニュアル105の内容を更新する処理のことである。
【0051】
詳細の処理概要は、図7から図9のフローチャートにて記載する。また、設定ファイル読込処理が正常に終了していない場合、情報処理装置1000の表示部に設定ファイル読込エラーを通知するエラーダイアログを表示する(ステップS508)。エラーダイアログ表示後、操作マニュアル105の内容が自動反映されていない状態で操作マニュアル105をオープンする。
【0052】
図7から図9は、本発明の実施形態における操作マニュアル支援ツール101より実行される操作マニュアル自動反映処理を示すフローチャートである。
【0053】
図7で示すフローチャートは、画面定義データレイアウト401形式で構成されたルート配列402に格納されている画面名配列403の画面名の値より、操作マニュアル105を新規作成するか、既存の操作マニュアル105に対し、内容を変更するかを判定する処理を主に記載しているフローチャートである。
【0054】
情報処理装置1000の制御部102は、画面定義記憶領域104に格納されている画面定義データレイアウト401形式で構成されたルート配列402読み込む。ルート配列402に格納されている画面名配列403を1行読み込み、ルート配列402が最終行(ENDofDATA)か判定する(ステップS701)。
【0055】
次に、制御部102は、ルート配列402が最終行(END of DATA)でない場合、画面名配列403に格納されている画面名の値を読込み、画面定義記憶領域104に格納する(ステップS702)。
【0056】
次に、制御部102は、画面定義記憶領域104に格納されている画面名の値を読み込み、操作マニュアル105に画面名の値と同一名のシートが存在するか判定する(ステップS703)。具体的にシートとは、1画面の操作手順を記載した書面の単位である。操作マニュアル105は、画面に関する操作手順を記載している書面が複数存在する構成である。操作マニュアル105に同一名のシートが存在しない場合、判定した画面名に関する操作マニュアル105が作成されていないものとみなし、画面操作マニュアル新規作成処理(ステップS704)へ進む。操作マニュアル105に同一名のシートが存在する場合、判定した画面名に関する操作マニュアル105が既に作成されているものとみなし、画面操作マニュアル変更処理(ステップS705)へ進む。
【0057】
具体的に、ステップS704の画面操作マニュアル新規作成処理とは、操作マニュアルテンプレート106より操作マニュアルレイアウト201コピーし、判定した画面に関する操作マニュアル105を画面名配列403に格納されている画面項目情報レコードを元に作成する処理のことである。詳細の処理概要は、図8のフローチャートにて記載する。また、ステップS705の画面操作マニュアル変更処理とは、既に存在する操作マニュアル105に対して、画面名配列403に格納されている画面項目情報レコードを元に操作マニュアルの内容を更新する処理のことである
【0058】
制御部102は、ルート配列402が最終行(END of DATA)となる迄、ステップS702、ステップS702を繰り返し、画面操作マニュアル新規作成処理、画面操作マニュアル更新処理を実行する。制御部102が、ルート配列402が最終行(END of DATA)と判断した場合、操作マニュアル自動反映処理を終了し、次のステップS505へ進む。
【0059】
図8は、本発明の実施形態における操作マニュアル支援ツール101より実行される画面操作マニュアル新規作成処理を示すフローチャートである。
情報処理装置1000の制御部102は、操作マニュアル105と同一ディレクトリに格納されている操作マニュアルテンプレート106を読み込む(ステップS801)。
【0060】
次に、制御部102は、操作マニュアルテンプレート106より操作マニュアルレイアウト201をコピーし、画面名配列403に格納されている画面名の値を元に操作マニュアル105にシートを新規作成する(ステップS802)。
【0061】
次に、制御部102は、画面定義記憶領域104に格納されている画面定義データレイアウト401形式で構成された画面名配列403読み込む。画面名配列403に格納されている画面項目情報レコード404を1行読み込み、画面名配列403が最終行(END of DATA)か判定する(ステップS803)。
【0062】
次に、制御部102は、画面名配列403が最終行(END of DATA)でないと判断した場合、画面項目情報レコード404に格納されている項目名フィールド405の値、項目概要フィールド406の値、項番フィールド407の値、項目オブジェクト名フィールド408の値を読み込み、画面定義記憶領域104に格納する(ステップS804)。
【0063】
次に、制御部102は、画面定義記憶領域104より読み込んだ項目オブジェクト名フィールド408に格納されている値を元に項番オブジェクトを新規作成し、操作マニュアル105の操作マニュアルレイアウト201の画面イメージ記述部203に配置する(ステップ805)。具体的に、項番オブジェクトとは、操作マニュアルレイアウト201の画面イメージ記述部203上に配置する画面項目項番205の赤枠を指す。
【0064】
次に、制御部102は、項番フィールド407に格納されている値を新規生成した項番オブジェクトへセットする(ステップS806)。
【0065】
次に、制御部102は、画面定義記憶領域104より読み込んだ項目名フィールド405に格納されている値、項目概要フィールド406に格納されている値を元に操作マニュアル105の操作マニュアルレイアウト201の画面項目概要記述部208の画面項目名209へ内容を記載する(ステップS807)。
【0066】
制御部102は、画面名配列403が最終行(END of DATA)となる迄、ステップS804、ステップS805、ステップS806、ステップS807を繰り返す。
【0067】
制御部102が、画面名配列403が最終行(END of DATA)と判断した場合、画面操作マニュアル新規作成処理を終了し、ルート配列402に格納されている画面名配列403を1行読み込み、ルート配列402が最終行(END of DATA)か判定するステップS701へ戻る。
【0068】
図9は、本発明の実施形態における操作マニュアル支援ツール101より実行される画面操作マニュアル変更作成処理を示すフローチャートである。
【0069】
情報処理装置1000の制御部102は、画面名配列403に格納されている画面名の値と同一名のシートを読み込む(ステップ901)。
【0070】
次に、制御部102は、読み込んだシートの画面項目概要記述部208に記載されている内容をクリアする(ステップ902)。
【0071】
次に、制御部102は、画面定義記憶領域104に格納されている画面定義データレイアウト401形式で構成された画面名配列403読み込む。画面名配列403に格納されている画面項目情報レコード404を1行読み込み、画面名配列403が最終行(END of DATA)か判定する(ステップS903)。
【0072】
次に、制御部102は、画面名配列403が最終行(END of DATA)でないと判定場合、画面項目情報レコード404に格納されている項目名フィールド405の値、項目概要フィールド406の値、項番フィールド407の値、項目オブジェクト名フィールド408の値を読み込み、画面定義記憶領域104に格納する(ステップS904)。
【0073】
次に、制御部102は、画面定義記憶領域104より読み込んだ項目オブジェクト名フィールド408に格納されている値と同一名称の項目オブジェクトが読み込んだシート内に存在するか否かを確認する(ステップ905)。同一名称の項目オブジェクトが存在しないと判定した場合、画面定義記憶領域104より読み込んだ項目オブジェクト名フィールド408の値を元に項番オブジェクトを新規作成し、操作マニュアル105の操作マニュアルレイアウト201の画面イメージ記述部203に配置する(ステップ906)。また、同一名称の項目オブジェクトが存在すると判定した場合、ステップ906をスキップし、ステップ907へ進む。
【0074】
次に、制御部102は、項番フィールド407の値を新規生成した項番オブジェクトへセット、既に存在している項番オブジェクトへ上書きする(ステップS907)。
【0075】
次に、制御部102は、画面定義記憶領域104より読み込んだ項目名フィールド405に格納されている値、項目概要フィールド406に格納されている値を元に操作マニュアル105の操作マニュアルレイアウト201の画面項目概要記述部208の画面項目名209へ内容を記載する(ステップS908)。
【0076】
制御部102は、画面名配列403が最終行(END of DATA)となる迄、ステップS904、ステップS905、ステップS906、ステップS907、ステップS908を繰り返す。
【0077】
制御部102が、画面名配列403が最終行(END of DATA)と判断した場合、画面操作マニュアル更新処理を終了し、ルート配列402に格納されている画面名配列403を1行読み込み、ルート配列402が最終行(END of DATA)か判定するステップS701へ戻る。
【0078】
次に、情報処理装置1000の制御部102は、操作マニュアル自動反映処理が正常に終了しているか否を判定する(ステップS505)。操作マニュアル自動反映処理が正常に終了している場合、操作マニュアル105を保存する(ステップS506)。また、操作マニュアル自動反映処理が正常に終了していない場合、情報処理装置1000の表示部に設定ファイル読込エラーを通知するエラーダイアログを表示する(ステップS508)。エラーダイアログ表示後、操作マニュアル105の内容が自動反映されていない状態で操作マニュアル105をオープンする。
【0079】
最後に、制御部102は、操作マニュアル支援ツール101より操作マニュアル105を自動的に生成する処理が正常終了していることのメッセージを情報処理装置1000の表示部にダイアログを表示する(ステップS507)正常終了ダイアログ表示後、操作マニュアル105が画面定義ファイル103で定義されて内容となっている状態で操作マニュアル105をオープンする。
【0080】
以上、本発明によれば、操作マニュアル作成時の機械的作業を自動化することで、結果として作業工数の削減を図るための仕組みを提供することが可能になる。
具体的には、操作マニュアル生成処理時に煩雑される、項番の採番処理の連続等、機械的な反復動作によって生成する箇所を、一括して画面項目定義ファイルより反映させることができ、ユーザの利便性が向上するものと思われる。
即ち、本発明の情報処理装置は、アプリケーションを操作するためのマニュアル生成プログラムを備える情報処理装置であって、前記アプリケーションで操作する画面を説明するための画面シートを生成する画面シート生成手段と、前記アプリケーションの操作画面内容を定義する画面項目定義ファイルを記憶する記憶手段(図1の103)と、前記記憶手段で記憶した前記画面項目定義ファイルのうち前記アプリケーションで操作する画面の画面名を示す情報を用いて、前記画面名に対応する画面名の画面シートが前記画面シート生成手段により生成されているか否かを判定する判定手段(図7のステップS703)と、前記判定手段で、前記画面名を示す情報に対応する画面名の画面シートがあると判定した場合に、前記画面項目定義ファイルに定義されている情報を用いることで前記画面シートの内容に反映させる反映手段(図8のステップS801〜ステップS807)と、前記判定手段で、前記画面名を示す情報に対応する画面名の画面シートがあると判定されなかった場合に、前記画面シート生成手段は、前記画面項目定義ファイルに定義されている情報を用いることにより新たな画面シートを生成する新規生成手段(図9のステップS901〜ステップS908)とを備えることを特徴とする。
【0081】
以上説明したように、本発明におけるプログラムは、図5〜図9に示すフローチャートの処理に従って撮像装置としてコンピュータが実行可能なプログラムであり、本発明の記憶媒体は図5〜図9の処理方法を撮像装置が実行可能なプログラムを記憶されている。なお、本発明におけるプログラムは図5〜図9の各装置の処理方法ごと、別の独立したプログラムであってもよい。
【0082】
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するプログラムを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
【0083】
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,DVD−ROM,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM,EEPROM,シリコンディスク等を用いることができる。
【0084】
また、撮像装置が読み出したプログラムを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0085】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0086】
また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成するためのプログラムを格納した記録媒体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
【0087】
さらに、本発明を達成するためのプログラムをネットワーク上のサーバ,データベース等から通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。なお、上述した各実施形態およびその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
【0088】
また上記のソフトウェアで実現する各処理を、ファームウェアやハードウェア構成にして、各処理を各手段として実現することも可能であり、本発明の技術的範囲はこのようなファームウェアやハードウェア構成による実現も含むものである。
【符号の説明】
【0089】
101 操作マニュアル支援ツール
102 制御部
103 画面定義ファイル
104 画面定義記憶領域
105 操作マニュアル
106 操作マニュアルテンプレート
201 操作マニュアルレイアウト
202 操作マニュアルヘッダ部
203 画面イメージ記述部
204 画面イメージ
205 画面項目項番
206 画面概要記述部
207 画面概要
208 画面項目概要記述部
209 画面項目名
210 画面項目概要
301 画面項目定義ファイル
302 画面名
303 項目名
304 項目概要
305 項番
306 項番オブジェクト名
401 画面定義データレイアウト
402 ルート配列
403 画面名配列
404 画面項目情報レコード
405 項目名を格納するフィールド
406 項目概要を格納するフィールド
407 項番を格納するフィールド
408 項目オブジェクト名を格納するフィールド

【特許請求の範囲】
【請求項1】
アプリケーションを操作するためのマニュアル生成プログラムを備える情報処理装置であって、
前記アプリケーションで操作する画面を説明するための画面シートを生成する画面シート生成手段と、
前記アプリケーションの操作画面内容を定義する画面項目定義ファイルを記憶する記憶手段と、
前記記憶手段で記憶した前記画面項目定義ファイルのうち前記アプリケーションで操作する画面の画面名を示す情報を用いて、前記画面名に対応する画面名の画面シートが前記画面シート生成手段により生成されているか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段で、前記画面名を示す情報に対応する画面名の画面シートがあると判定した場合に、前記画面項目定義ファイルに定義されている情報を用いることで前記画面シートの内容に反映させる反映手段と、
前記判定手段で、前記画面名を示す情報に対応する画面名の画面シートがあると判定されなかった場合に、前記画面シート生成手段は、前記画面項目定義ファイルに定義されている情報を用いることにより新たな画面シートを生成する新規生成手段と
を備えることを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記画面項目定義ファイルには、前記画面シートに反映させるために少なくとも項目名、項目概要、項番、オブジェクト名が定義されており、
前記反映手段は、前記画面項目定義ファイルに定義されている項目名、項目概要、項番、オブジェクト名を少なくとも用いることにより、前記画面シートの内容に反映させることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記反映手段で前記画面項目定義ファイルを用いることにより前記画面シートに内容を反映させる場合、前記画面シートに前記画面項目定義ファイルに定義されている一の項目が配置されているかを判定する第二の判定手段と、
前記判定手段で前記一の項目が前記画面シートに配置されていないと判定した場合に、前記一の項目を該画面シートの所定の位置に新たに配置する新規項目追加手段と
を更に備えることを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記画面項目定義ファイルに定義されている情報を前記画面シートに反映させるために抽出する抽出手段と、
前記抽出手段で抽出した前記画面項目定義ファイルに定義されている情報を前記画面シートに反映すべく所定の形式に加工する加工手段と
を更に備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記画面項目定義ファイルは、前記マニュアルを生成するプログラムと同一の格納先に格納されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項6】
アプリケーションを操作するためのマニュアル生成プログラムを備え、前記アプリケーションの操作画面内容を定義する画面項目定義ファイルを記憶する情報処理装置の制御方法であって、
前記情報処理装置の画面シート生成手段が、前記アプリケーションで操作する画面を説明するための画面シートを生成する画面シート生成ステップと、
前記情報処理装置の判定手段が、前記記憶した前記画面項目定義ファイルのうち前記アプリケーションで操作する画面の画面名を示す情報を用いて、前記画面名に対応する画面名の画面シートが前記画面シート生成手段により生成されているか否かを判定する判定ステップと、
前記情報処理装置の反映手段が、前記判定ステップで、前記画面名を示す情報に対応する画面名の画面シートがあると判定した場合に、前記画面項目定義ファイルに定義されている情報を用いることで前記画面シートの内容に反映させる反映ステップと、
前記情報処理装置の新規生成手段が、前記判定手段で、前記画面名を示す情報に対応する画面名の画面シートがあると判定されなかった場合に、前記画面シート生成ステップは、前記画面項目定義ファイルに定義されている情報を用いることにより新たな画面シートを生成する新規生成ステップ
とを含むことを特徴とする制御方法。
【請求項7】
アプリケーションを操作するためのマニュアル生成プログラムを備え、前記アプリケーションの操作画面内容を定義する画面項目定義ファイルを記憶する情報処理装置をせいぎょするプログラムであって、
前記情報処理装置を、
前記アプリケーションで操作する画面を説明するための画面シートを生成する画面シート生成手段と、
前記記憶した前記画面項目定義ファイルのうち前記アプリケーションで操作する画面の画面名を示す情報を用いて、前記画面名に対応する画面名の画面シートが前記画面シート生成手段により生成されているか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段で、前記画面名を示す情報に対応する画面名の画面シートがあると判定した場合に、前記画面項目定義ファイルに定義されている情報を用いることで前記画面シートの内容に反映させる反映手段と、
前記判定手段で、前記画面名を示す情報に対応する画面名の画面シートがあると判定されなかった場合に、前記画面シート生成手段は、前記画面項目定義ファイルに定義されている情報を用いることにより新たな画面シートを生成する新規生成手段
として機能させることを特徴とするコンピュータで読み取り実行可能なプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2012−118812(P2012−118812A)
【公開日】平成24年6月21日(2012.6.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−268686(P2010−268686)
【出願日】平成22年12月1日(2010.12.1)
【出願人】(390002761)キヤノンマーケティングジャパン株式会社 (656)
【出願人】(312000206)キヤノンMJアイティグループホールディングス株式会社 (259)
【出願人】(592135203)キヤノンITソリューションズ株式会社 (528)
【Fターム(参考)】