説明

情報処理装置、情報処理システム、制御方法、情報処理方法およびそのプログラム

【課題】画像が撮影された位置を視覚的にわかりやすく表示させるために、動的に地図情報を更新させる仕組みを提供する。
【解決するための手段】クライアント端末100は、マップビュー形式によるスライドショー表示の指示を受け付けるとスライドショーを開始する。スライドショーで表示される画像のGPS座標を取得し、ウェブサイトサーバ200に送信すると、ウェブサイトサーバ200は取得したGPS座標に基づいて、マップ表示領域の中央に、当該画像が撮影された位置が来るよう表示制御するためのコマンドをクライアント端末100に返す。これによりクライアント端末100は、マップ表示領域の表示制御を行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、インターネットで提供するオンラインアルバムサービスにおけるコンテンツの表示方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、撮影装置を用いて撮影した画像を、インターネット上で公開するオンラインアルバムサイトにアップロード(掲載)して不特定多数のユーザで画像のおよび共有を楽しむサービスが普及している。例えば、オンラインアルバムサイトとして、CANON iMAGE GATEWAY(登録商標)、また、ソーシャルネットワークサービスとしてFacebook(登録商標)などが挙げられる。
【0003】
これら不特定多数のユーザと画像を共有して楽しむオンラインアルバムサイトでは、ユーザ間のコミュニケーションの一環として、例えば画像に対してコメントキャプションを付加する機能が一般的となっている。コメントやキャプションなどを画像に付加することができるようになると、1つの画像に対して大量のコメントやキャプションなどが付加されることもあるため、画像をスライドショーで表示する際にユーザにとって見易い表示時間で各画像をスライドショー表示する技術が開示されている(例えば特許文献1)。
【0004】
また、最近では画像が撮影された位置を示す撮影位置情報(GPS座標)を取得することができる撮影装置も多数あり、これらの撮影装置で撮影された画像のメタデータ(例えばExif形式のデータ)には、「GPS座標」が付加される。この「GPS座標」の情報を用いることにより、ウェブで提供する地図上の撮影された場所に画像をマッピング(プロット)して表示する技術が開示されている(例えば特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2010−154398号公報
【特許文献2】特開2011−71736号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、せっかくGPS座標がメタデータとして付加されている画像を撮影したが、画像をスライドショーで閲覧する際には、画像にフォーカスを当てて表示がなされるのが一般的であり、どこで撮影されたかという地理的認識をユーザに喚起させることは困難であった。
【0007】
そこで本発明は、画像が撮影された位置を視覚的にわかりやすく表示させるために、動的に地図情報を更新させる仕組みを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
即ち本発明は、撮影位置情報をメタデータとして備える画像を記憶するウェブサイトサーバと通信可能な情報処理装置において、前記画像の撮影位置が識別可能なマップ表示領域を含むスライドショー形式で表示させるべく指示を受け付けるスライドショー表示指示受付手段と、前記スライドショー表示指示受付手段で前記スライドショー形式で表示させる指示を受け付けた前記画像の撮影位置情報を取得する撮影位置情報取得手段と、前記撮影位置情報取得手段で取得した前記撮影位置情報に基づいて、前記画像の撮影位置を前記マップ表示領域の中央に表示すべく前記ウェブサイトサーバに指示を送信する表示制御手段とを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、画像が撮影された位置を視覚的にわかりやすく表示させるために、動的に地図情報を更新させる仕組みを提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本実施形態にかかる情報処理システムの全体構成を示す図である。
【図2】本実施形態にかかる情報処理システムを構成する各装置のハードウエア構成を示す図である。
【図3】本実施形態にかかるクライアント端末100の表示部において表示される画面構成例を示す図である。
【図4】本実施形態にかかるクライアント端末100の表示部において表示される画面構成例を示す図である。
【図5】本実施形態にかかるクライアント端末100の表示部において表示される画面構成例を示す図である。
【図6】本実施形態にかかるクライアント端末100の表示部において表示される画面構成例を示す図である。
【図7】本実施形態にかかるクライアント端末100の表示部において表示される画面構成例を示す図である。
【図8】本実施形態にかかるクライアント端末100の表示部において表示される画面構成例を示す図である。
【図9】本実施形態にかかるクライアント端末100の表示部において表示される画面構成例を示す図である。
【図10】本実施形態にかかるウェブサイトサーバ200で記憶管理される画像データのデータテーブル構成例を示す図である。
【図11】本実施形態にかかる情報処理システムの処理概要を示すフローチャート図である。
【図12】本実施形態にかかるクライアント端末100での処理概要を示すフローチャート図である。
【図13】本実施形態にかかるウェブサイトサーバ200で記憶管理される画像データのデータテーブル構成例を示す図である。
【図14】本実施形態にかかるウェブサイトサーバ200で記憶管理される画像データのデータテーブル構成例を示す図である。
【図15】本実施形態にかかるウェブサイトサーバ200で記憶管理される画像データのデータテーブル構成例を示す図である。
【図16】本実施形態にかかるクライアント端末100での処理概要を示すフローチャート図である。
【図17】本実施形態にかかるクライアント端末100の表示部において表示される画面構成例を示す図である。
【図18】本実施形態にかかるクライアント端末100の表示部において表示される画面構成例を示す図である。
【図19】本発明の実施形態における、位置情報対応付けテーブルの構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を用いて本実施形態について説明をする。図1は、本実施形態を実現するためのシステム構成例を示した図である。図1の情報処理システムでは、クライアント端末100とウェブサイトサーバ200とが、ネットワーク1を介して接続可能な状態にある。
【0012】
本実施形態においてクライアント端末100は、インターネットにアクセスするためのインターネットブラウザを備えている。また、本実施形態においてウェブサイトサーバ200は、クライアント端末100から選択を受け付けてアップロードされる画像を記憶部(例えばHDD)の所定の記憶領域に記憶し、ユーザによって作成されるアルバムのデータテーブルを記憶している。ウェブサイトサーバ200に記憶されるアルバムのデータテーブルは、後述の図13で説明する。
【0013】
次に、図2を用いて図1に示したクライアント端末100およびウェブサイトサーバ200に適用可能な情報処理装置のハードウエア構成について説明する。図2は、クライアント端末100およびウェブサイトサーバ200に適用可能な情報処理装置のハードウエア構成を示すブロック図である。
【0014】
図2において、201はCPUで、システムバス204に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。また、ROM202あるいは外部メモリ211には、CPU201の制御プログラムであるBIOS(BaSic Input / Output SyStem)やオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)や、各サーバ或いは各PCの実行する機能を実現するために必要は後述する各種プログラム等が記憶されている。
【0015】
203はRAMで、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。CPU201は、処理の実行に際して必要なプログラム等をROM202あるいは外部メモリ211からRAM203にロードして、該ロードしたプログラムを実行することで各種動作を実現するものである。
【0016】
また、205は入力コントローラで、キーボード(KB)209や不図示のマウス等のポインティングデバイス等からの入力を制御する。206はビデオコントローラで、CRTディスプレイ(CRT)210等の表示機への表示を制御する。なお、図2では、CRT210と記載しているが、表示機はCRTだけではなく、液晶ディスプレイ等の他の表示機であってもよい。これらは必要に応じて管理者が使用するものである。
【0017】
207はメインコントローラで、ブートプログラム、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、各種データ等を記憶するハードディスク(HDD)や、フレキシブルディスク(FD)、或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ等の外部メモリ211へのアクセスを制御する。
【0018】
208は通信I/Fコントローラで、ネットワークを介して外部機器と接続、通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IPを用いた通信等が可能である。
【0019】
なお、CPU201は、例えばRAM203内の表示情報用領域へアウトラインフォント展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、CRT210上での表示を可能としている。また、CPU201は、CRT210上の不図示のマウスカーソル等でのユーザ指示を可能とする。
【0020】
本発明を実現するための後述する各種プログラムは、外部メモリ211に記録されており、必要に応じてRAM203にロードされることによりCPU201によって実行されるものである。さらに、上記プログラムの実行時に用いられる定義ファイル及び各種情報テーブル等も、外部メモリ211に格納されており、これらについての詳細な説明も後述する。
【0021】
次に、図3を用いて本実施の形態におけるウェブサイトサーバ200で提供するウェブサイトについて説明する。図3は、ウェブサイトサーバ200にアクセスしたクライアント端末100の表示部に表示されるウェブサイトのトップ画面の構成例である。トップ画面300は、ウェブサイトサーバ200で提供されるオンラインアルバムの紹介画面であり、アルバム新規作成ボタン301の押下を受け付けると、図4の画像データのアップロード画面が表示される。また、302と303は、本ウェブサイトで提供するオンラインアルバムサービスによって作成されたアルバムを紹介する表示領域である。302、303には、例えば、ウェブサイトで特集を組んでいるトピックに関するアルバムがピックアップされたり、各トピックの業界に精通した人物である“モデレーター”と呼ばれるユーザが作成したアルバムが表示される。302、303のアルバム表示領域には、各アルバムの表紙のサムネイル画像と、アルバムタイトルと、アルバムの作成者(ウェブサイトの会員ユーザ名)が表示される。
【0022】
次に、図11と図12を用いて本実施の形態において、ウェブサイトサーバ200にアクセスをしてアルバムの作成および編集処理について説明する。まず、クライアント端末100では、ウェブサイトサーバ200から提供されるインターネットサイトにアクセスをし、ユーザログインを実行する。ユーザログインでは、ユーザID(例えば、一意の文字列や、メールアドレスなども含む。)とパスワードの入力を受け付け、当該ユーザIDとパスワードをウェブサイトサーバ200に送信すると、ウェブサイトサーバ200の所定の記憶部に記憶しているユーザデータテーブルは、送信されたユーザIDがデータテーブルに登録されているか、また当該ユーザIDに紐付いて記憶されているパスワードが、送信されたパスワードと一致するか否かを確認し、ユーザIDとパスワードが、ユーザデータテーブルに登録されている値と一致すれば、会員トップページ(図3)をクライアント端末100に送信する。なお、ここでウェブサイトサーバ200はユーザデータテーブルを必ずしも記憶する必要はなく、別途ユーザ認証用のサーバを用意しても構わない。
【0023】
S101において、クライアント端末100のCPU201は、ウェブサイトサーバ200より送信されたトップページ(図3)の画面情報を受信すると、インターネットブラウザで画面情報(HTML情報)を読込み、表示部に表示する。
【0024】
S102において、クライアント端末100はトップページのアルバムを新規作成ボタン(図3の301)の押下を受け付けると、アルバム新規作成をするための画面を取得すべくウェブサイトサーバ200に画面取得要求を含むアルバム作成指示を送信する。
【0025】
S103において、ウェブサイトサーバ200はクライアント端末100より送信されたアルバム新規作成指示を受信すると、S104においてアルバム作成画面(図4)の画面情報をクライアント端末100に返す。
【0026】
S105において、クライアント端末100のCPU201は、ウェブサイトサーバ200より送信されたアルバム作成画面(図4)の画面情報を受信すると、インターネットブラウザで画面情報(HTML情報)を読込み、表示部に表示する。
【0027】
尚、ここでは、ブラウザの機能を用いて表示部に画面情報を表示するようにしているが、例えば、クライアント端末100に画面表示機能を有するアプリケーションを記憶しておき、当該アプリケーションを起動することにより、画面情報を表示部に表示するようにしてもよい。
【0028】
図4のアルバム作成画面400では、オンラインアルバムに掲載するための画像の選択およびアップロードを実行する。401の「ストレージから選択」ボタンの押下を受け付けると、現在ログイン中のユーザ名で既にウェブサイトサーバ200にアップロード済みであって、所定の記憶部に保存されている画像の一覧がクライアント端末100の表示部に表示され、不図示の画像一覧画面よりアルバム作成のための画像選択を実行する(アルバム掲載画像選択受付)。画像一覧画面では、画像を一枚ずつ選択することも可能であり、また、複数枚選択することも可能である。
【0029】
なお、ウェブサイトサーバ200にアップロードされた画像は図15に示すように、画像名と、掲載される(画像が使用されている)アルバム名が紐づいた形式でデータテーブルに記憶される。
【0030】
1501の画像名と、1502−1、1502−2と、画像が使用されているアルバム名が紐づいて記憶されていることが確認できる。例えば、「IMG_00001」は、「京都旅行記」のアルバムのみに使用されており、「IMG_00002」は、「京都旅行記」と「日本の桜」という複数種類のアルバムに使用されていることがわかる。
【0031】
引き続き図11に戻りS106において、クライアント端末100はアルバムに掲載する画像の取得元の選択を受け付ける。具体的には、先述の図4で説明したように、既にウェブサイトサーバ200にアップロードをして、ウェブサイトサーバ200の所定の記憶部で記憶している画像からアルバムを作成するために選択をするのか、もしくはクライアント端末100の所定の記憶部またはクライアント端末100に接続をしている外部記憶装置(例えば、USBメモリ、外付けHDD、SDカードなどを言う。)で記憶している画像を選択して、ウェブサイトサーバ200にアップロードを指示をするのか、という選択を受け付ける。
【0032】
S106において「ストレージから選択」ボタン(図4の401)の押下を受け付けた場合は、S108でウェブサイトサーバ200がストレージ画像一覧画面に進み、ウェブサイトサーバ200の所定の記憶部に現在ログイン中のユーザ名で既にウェブサイトサーバ200にアップロードして、記憶されている画像の画像一覧画面をクライアント端末100に返す。
【0033】
S109において、クライアント端末100はウェブサイトサーバ200より送信されたストレージの画像一覧画面の画面情報を受信すると、インターネットブラウザで画面情報(HTML情報)を読込み、表示部に表示する。そして、画像一覧画面から、オンラインアルバムに掲載する画像の選択を受け付ける。
【0034】
S110において、クライアント端末100は、S107またはS109のステップで、もしくは両方の方法において選択を受け付けた画像をオンラインアルバムに掲載する画像として、アルバム作成指示をウェブサイトサーバ200に送信する。本処理は、図4の「アルバム作成」ボタン404の押下を受け付けることにより実行される。このときにクライアント端末100からウェブサイトサーバ200に送信されるデータ構成は、図14に示すアルバム作成情報である。
【0035】
図14のアルバム作成情報は、アルバムタイトル1401と、S107またはS109から選択された画像名1402、S107またはS109で、どちらから選択されたかを示す選択元情報1403、および選択された画像のメタデータ1404の情報を備えているものとする。
【0036】
S111において、ウェブサイトサーバ200はクライアント端末100よりアルバム作成指示を受信すると、クライアント端末100で選択された画像に、ローカルからアップロードされた画像があるか否かの判断を実行する。これは、S108、S109の処理を経て選択された画像であれば、既にウェブサイトサーバ200の所定の記憶部に記憶されている画像であるため、改めて保存をする必要がないが、今回初めてクライアント端末100の所定の記憶部または外部記憶装置より選択され、アルバムに掲載する画像として送信された画像は、ウェブサイトサーバ200の所定の記憶部に記憶をする必要があるためである。
【0037】
このとき、S111でクライアント端末100より受信したアルバム作成指示に含まれるアルバム作成情報(図14)のうち、選択元情報1403を用いることで、どのデータがローカル(クライアント端末100の所定の記憶部または外部記憶装置より選択された)の画像なのか、ストレージに元々記憶されている画像なのかを判断することができ、ローカルの値が入っている画像を、今回新たにウェブサイトサーバ200の所定の記憶部に保存する。
【0038】
S112において、クライアント端末100の所定の記憶部または外部記憶装置より選択された画像がある場合には、S113に進み、該当する画像をウェブサイトサーバ200の所定の記憶部に記憶する。
【0039】
S114において、クライアント端末100より送信されるアルバム作成指示にもとづいて送信された画像のウェブサイトサーバ200の所定の記憶部への記憶、またアップロードが成功した場合には、図5のアルバム編集画面の画面情報をクライアント端末100に送信する。またアップロードが正常に行われなかった場合(例えば、セッションタイムアウトや、画像1枚あたりのデータ容量が大きすぎる場合等が考えられる。)は、S116においてエラー画面を表示して本処理を終了する。
【0040】
なお、図4の「パソコンからアップロード」ボタン402の押下を受け付けると、S107で不図示の画像選択画面が起動し、クライアント端末100からアップロードする画像の選択を受け付ける。もしくは図4の403の「画像をドラッグ&ドロップ」と記載された領域内に、クライアント端末100もしくはクライアント端末100と接続している外部記憶装置に記憶されている画像のサムネイルをドラッグ&ドロップで移動させると、選択を受け付けた画像のアップロードを開始させることも可能である。403の領域にドラッグ&ドロップで画像を移動させた場合は、画像の1データごとにアップロード処理が開始し、ユーザに対して405のアップロードメーターで処理状況を確認させることができる。アップロード処理が完了した画像は、サムネイルが生成されて406のアップロード画像表示領域に、サムネイルが表示される。この場合、ドラッグ&ドロップで移動させた画像を1枚ずつアップロードさせていくことになるため、図11の各ステップ(S110〜S114)の処理方法とは異なり、ウェブサイトサーバ200の所定の記憶部への画像記憶はその都度行われることになる。
【0041】
次に、図12を用いて、本実施形態においてアルバム編集画面における画像のメタデータの管理・編集の処理について説明する。
【0042】
S201において、クライアント端末100は、図11のS115でウェブサイトサーバ200より送信されたアルバム編集画面(図5)の画面情報(HTML情報)を、インターネットブラウザでを読込み、表示部に表示する。S202において、今回作成するオンラインアルバムの表示方法の選択を受け付ける。
【0043】
本実施形態においては、アルバムに掲載する画像のメタデータ(例えば、Exif形式のメタデータがある。)のうち、撮影日時の情報を用いてアルバムに掲載する画像を時系列順に並べる「タイムラインビュー」の表示方法と、同じくメタデータのうち、GPS情報を用いてアルバムに掲載する画像を、マップ上にプロットする「マップビュー」の二種類の表示方法がある。本出願ではそのうちの、「マップビュー」で画像を表示する際のメタデータ管理・編集方法について述べる。
【0044】
図5は、「マップビュー」の形式で表示をしているアルバム編集画面の一例である。アルバム編集画面500は、画面左上にアルバムタイトル501と、アルバムの表紙画像のサムネイル502を備えている。アルバムタイトルは、例えば、501の領域でダブルクリックによる指示、もしくはマウスの右クリックからコマンドダイアログを表示して、「タイトルの編集」のコマンドを選択すると、編集が可能になる。または、図4のアルバム作成画面に、アルバムタイトルを入力するテキストボックス407を設け、画像の選択を受け付けてアルバム作成指示をS111で送信する際に、同時にアルバムタイトルを送信する方法でもよい。
【0045】
表紙画像502のサムネイルは、デフォルトでは空欄もしくは、アルバム掲載画像として選択された画像のうち、一番撮影日時が古い画像を初期設定として表示する。そこから変更を行う場合には、503の「表紙画像の設定」の押下を受け付けることによって、表紙画像の選択ダイアログが表示され、502の表紙画像のサムネイルを変更することができる。
【0046】
504の「画像追加」ボタンは、押下を受け付けることによって、アルバムに既に掲載されている画像に追加をする形で画像の選択、アップロードを実行する。この場合、アルバム作成画面(図4)が再度表示されるが、404の「アルバム作成」ボタンが、「アルバムに画像を追加」ボタンに変更される。
【0047】
506は、メタデータのGPS座標の項目にパラメータが設定されていない画像が表示される領域である。例えば、画像を撮影する撮影装置にそもそも位置情報を取得する機能がついていないものや、機能が搭載されているが、位置情報の取得を行わずに撮影した画像のGPS座標のパラメータは設定されない状態となる。これらの画像がGPS座標未設定の画像として506の表示領域に表示される。
【0048】
507はマップ内の検索用テキストボックスであり、508の画像検索ボタンを押下すると、マップ内にプロットされている画像を検索する。例えば、テキストボックスに「京都」と入力をして508の検索ボタンで検索をすると、アルバムに掲載している画像の中で、京都に関連する土地や建物のGPS座標がメタデータに設定されている画像や、画像名に“京都”という文字が使われている画像を検索してマップビューで表示することができる。
【0049】
509、510はアルバム編集画面下部のマップ表示領域に、画像のメタデータのうちGPS座標に基づいてプロットされている画像である。509は、画像1枚がプロットされていることを示しており、510は、複数枚の画像のGPS座標が近く、重なって表示されてしまう場合の表示方法である。この場合は、10枚の画像のGPS座標が近いため、画像のサムネイルに「10」と示している。マップの縮尺が広域である場合には、画像が重なる枚数分の数字がサムネイルに表示され、マップの縮尺がより詳細な範囲(狭い範囲)になるにつれ、サムネイルの重なりが解消されていく。
【0050】
つまり、例えば、マップ表示領域上の一定の範囲内に画像が密集している場合、全ての画像をユーザに認識可能に、マップ表示領域上に表示できなくなるため、クライアント端末100のCPU201は、当該密集した画像群をグループ化し、当該グループ内の代表のサムネイル画像を最前面に1枚表示して、当該代表のサムネイル画像、又はその配置場所の近傍、乃至、上面に当該グループに含まれる画像の枚数を表示するものである。代表のサムネイルとは、例えば、グループの中で直近に撮影された画像を日付情報に基づいて抽出し、表示する。
【0051】
511はマップビュー切替ボタンであり、本ボタンの押下を受け付けることにより、「マップビュー」形式でアルバムを表示することができる。
【0052】
512はタイムラインビュー切替ボタンであり、本ボタンの押下を受け付けることにより、「タイムラインビュー」形式でアルバムを表示することができる。
【0053】
513は保存ボタンであり、後述する撮影日時の編集ツールダイアログによって、各画像の撮影日時を編集した際、編集した情報を反映させるために押下を受け付けるボタンである。
【0054】
514は確認ボタンであり、特定の画像を選択したうえで本ボタンの押下を受け付けると、スライドショー形式でプレビューすることができる。
【0055】
515は完了ボタンであり、編集画面で編集しているオンラインアルバムの編集をすべて保存して終了する際に押下を受け付けるボタンである。
【0056】
引き続き図12に戻り、S201においてアルバム編集画面が表示された段階での表示方法は、ユーザが本ウェブサイトを利用する際に行う設定で、「タイムラインビュー」、「マップビュー」のうち、どちらがデフォルト(初期設定)の表示方法にするかを設定しておくことで決定する。
【0057】
S202において、クライアント端末100では表示方法の選択を受け付け、「マップビュー」の表示が選択された場合にはS203に進む。「タイムラインビュー」の表示が選択された場合には、S212に進む。なお、本実施形態において「タイムラインビュー」の表示方法におけるメタデータの編集、管理については言及しない。
【0058】
S204において、クライアント端末100は画像のメタデータのうち、GPS座標の情報を編集するサムネイル画像の選択を受け付ける。ここでいう選択とは、特定の画像にマウスオーバーしてカーソルを運び、クリックをする指示を指している。例えば、図6では、506のGPS座標のパラメータが設定されていない画像が表示された領域から特定の画像の選択を受け付けている。また、このときクライアント端末100は、同時に複数の画像の選択を受け付けて、GPS座標の編集(更新)を行うことが可能である。
【0059】
次にS205において、選択した画像をマップ上の別の座標にドラッグ&ドロップする。図6では601の「IMAGE G」のサムネイルを選択し、マップの所定の領域にドラッグ&ドロップをしている。また、図7ではマップに既にプロットされている701の「IMAGE G」を、マップの別の座標にドラッグ&ドロップしている。またこのとき、同時に複数枚のサムネイル画像を選択していた場合には、同時に選択されていたサムネイル画像をマップ内の同じ座標にプロットする。
【0060】
S206において、ドラッグ&ドロップの指示を受けた画像がマップ表示領域にドロップされたか否かの判断をする。具体的には、ブラウザ上の座標位置の情報をもって、ドロップされた位置が、マップ表示領域であるか、それ以外の領域であるかを判断している。ドロップされた位置のブラウザ上での座標が、マップ表示領域であれば、S207に進み、それ以外の領域であれば、S211でエラーとして、再度画像の選択を受け付ける。S207において、クライアント端末100は、図8の編集ツールダイアログが表示される。
【0061】
図8は、マップビューのアルバム編集画面において、特定の画像を選択したときに表示される撮影情報の編集ツールダイアログの表示例を示すユーザインターフェース図である。801は、編集ツールダイアログであり、ドラッグ&ドロップされた画像の周辺(図8では上方)に表示される。本実施形態で説明するマップビューの編集ツールダイアログは、画像のメタデータのうち、GPS座標の情報、もしくは画像に付与するタグを編集するダイアログである。本図では一例として画像に付与するタグ編集ダイアログが表示されている。GPS座標の情報は、例えば、ユーザの操作により、前記編集ダイアログに対する地名の情報の入力を受け付けることで特定される。
【0062】
802は、選択中の(ドラッグ&ドロップで移動させた)画像に対して各種コマンドを送るためのツールボックスである。例えば、「移動確定」の押下を受け付けることで、ドロップされた時間帯への移動が確定する。「表紙に設定」の押下を受け付けると、502のアルバム表紙サムネイルとして設定される。「詳細」の押下を受け付けると、画像の詳細情報(例えば、メタデータに記憶されている撮影情報)を表示する。「回転」の押下を受け付けると、選択中の画像を右もしくは左に90度回転させる。「ラインから除く」の押下を受け付けると、選択中の画像をドロップした時間帯から除いて、506の領域に戻す、もしくは元あったマップ表示領域のGPS座標に画像を戻す。
【0063】
引き続き図12に戻り、S207において、クライアント端末100で画像のメタデータのうち、GPS座標の編集をし、編集終了の指示(例えば、Enterキーの押下)を受け付けると、S208でクライアント端末100はGPS座標の編集が終了したと判断し、図8の801の編集ツールダイアログを閉じる。このとき、同時に複数のサムネイル画像をマップ内の同じ座標にプロットしていた場合には、図8の編集画面で編集する値は、選択していた複数の画像全てに反映される。
【0064】
S209において、アルバム編集画面(図5)で次にGPS座標を編集する画像の選択を受け付ける場合には、フローチャートのS204に戻る。GPS座標の編集を終了させる場合(NO)には、図5の513の保存ボタンの押下を受け付けることによって、画像のメタデータのうち、編集した撮影日時の情報をストレージの画像データテーブルに反映させる(S210)。
【0065】
図10は画像のメタデータのデータテーブル構成の一例を示す図である。画像のメタデータには、例えば、「撮影機種」、「撮影日時」、「GPS座標」、「撮影モード」、「画像シリアルナンバー」の情報をもっている。S207でGPS座標を編集された画像については、本図の「GPS座標」のパラメータが、編集されたときに、設定されたパラメータになり、S209で保存ボタンの押下を受け付けることにより、パラメータが書き換えられる。
【0066】
尚、ここでは、S207で撮影日時情報を編集された画像について(S207、S208)、図5の513のS209で保存ボタンの押下を受け付けることにより、ウェブサイトサーバに記憶される画像のメタデータのうち、GPS座標のパラメータを書き換える(S210)ものとしたが、書き換える情報は必ずしもメタデータでなくともよい。
【0067】
つまり、例えば、ウェブサイトサーバの記憶領域に、図19に示すような、画像と位置情報(GPS座標)との対応付けテーブルを設け、当該対応付けテーブル内の位置情報を書き換えるようにしてもよい。
【0068】
また、ここでは、編集ツールダイアログ801を、ドラッグ&ドロップされた画像の周辺(図8では上方)に表示し、GPS座標の情報、もしくは画像に付与するタグを編集するものとしたが、例えば、サムネイル画像をドロップ処理したマップ表示領域における座標位値を、撮影位置情報として更新するようにしてもよい。
【0069】
以下、図19を参照して、本発明の実施形態における、位置情報対応付けテーブルの構成の一例について説明する。図19は、本発明の実施形態における、位置情報対応付けテーブルの構成の一例を示す図である。
【0070】
図19に示す通り、位置情報対応付けテーブル1900は、ユーザID1901、画像名1902、位置情報1903等から構成されている。位置情報対応付けテーブル1900は、ウェブサイトサーバの外部メモリ211等の記憶領域に記憶されているものとする。
【0071】
ユーザID1901は、当該画像名1902の示す画像がいずれのユーザのものかを識別するための識別情報である。ここでは、ユーザID1901は、ウェブサイトサーバへのログインに用いられるユーザIDと同一であるものとする。
【0072】
画像名1902は画像の名称である。位置情報1903は、画像に対応付けられた撮影位置情報である。以上が図19の、本発明の実施形態における、位置情報対応付けテーブルの構成の一例についての説明である。
【0073】
次に図13を参照して、本発明の実施形態における、ウェブサイトサーバ200で記憶管理するオンラインアルバムのデータ構成例について説明する。図13は、本実施形態においてウェブサイトサーバ200で記憶管理するオンラインアルバムのデータ構成例を示すデータテーブルである。図13のデータテーブルでは、アルバムタイトル1301に、オリジナル画像1302と、オリジナル画像のサムネイル画像1303と、画像のメタデータ1304がそれぞれ紐づいて記憶されている。なお、サムネイル画像1303はオリジナル画像1302を識別可能なアイコンであれば、サムネイル画像以外のアイコンでも問題ない。
【0074】
次に、図16を用いて本実施形態においてウェブサイトサーバ200で掲載されるオンラインアルバムをスライドショー表示する際の表示方法について説明する。S301において、クライアント端末100はアルバムスライドショーの開始指示を受け付けると、図17のスライドショー開始確認画面が表示される。またS301では、例えば図5の514の確認ボタン押下を受け付けることにより、スライドショー開始確認画面を表示する。
【0075】
図17のスライドショー開始確認画面は、1701の閲覧開始ボタンと、1702のアルバム表紙画像が表示されている。1702は、図5のアルバム表示画像502として設定された画像の拡大表示である。また、アルバムタイトルは図5の501で設定したアルバムタイトルである。1701の閲覧開始ボタンの押下を受け付けることにより、アルバムのスライドショーが開始する。S302において、クライアント端末100はマップビュー形式でのスライドショー画面を表示する。つまり、ウェブサイトサーバ200に対して、当該画面を表示するための情報を返信するよう要求(返信要求/取得要求)し、返信されてきた画面情報(HTML情報)を読込むことで、前記マップビュー形式でのスライドショー画面を表示する。
【0076】
図18はスライドショー画面(マップビュー形式)である。1801は、スライドショーで表示されているオリジナル画像である。1802は、スライドショー表示されているオリジナル画像を、次のオリジナル画像に切り替えるときに押下を受け付けるボタンである。1803は、通報ボタンであり、現在スライドショーで表示されているオリジナル画像が、公に公開されるのにふさわしくないと閲覧者が感じたときに、ウェブサイトサーバ200の管理者に本画像について通報することが可能である。1804は表示切替ボタンであり、本ボタンを押下すると、スライドショーをマップビュー形式から本実施形態におけるもう一つの表示方法であるタイムラインビュー形式に切り替える。1805は、サムネイル画像がマップ上にプロットされた状態で表示されるマップ表示領域である。1806は、アルバムのスライドショー表示を終了させるためのボタンである。スライドショーでオリジナル画像を表示している最中に本ボタンの押下を受け付けると、図18のスライドショー画面の表示を終了させ、アルバムのトップ画面、もしくは図17のスライドショー開始確認画面を表示させる。
【0077】
S302でマップビュー形式のスライドショー画面(図18)を表示すると、クライアント端末100は、スライドショーで掲載する画像のGPS座標を取得して、マップの表示縮尺を決定するためのコマンドをウェブサイトサーバ200に送信する。
【0078】
ウェブサイトサーバ200は、スライドショーで掲載する画像のGPS座標を取得すると、夫々の画像のGPS座標をもとに、全ての画像がマップ表示領域に表示されるようマップの縮尺を決定する。このときに画像互いに画像が重ならないように表示できる縮尺に決定する。
【0079】
S303において、クライアント端末100は、アルバムに掲載されている画像のスライドショーを開始する。画像の表示順序としては、例えば、画像のメタデータのうち「撮影日時」の情報を用いる(取得する)ことにより、撮影日時が古い画像順(撮影時間順)に、順次切り替えて表示(順次表示)させる。つまり、アルバムに掲載されているそれぞれの画像のメタデータから、撮影日時の情報を取得し(時間情報取得)、当該撮影日時の順に表示順を決定する。
【0080】
また、このとき、スライドショー画面(図18)の1801に表示されている画像のGPS座標に対応して、1805のマップ表示領域の中央に表示される位置が遷移する。例えば、現在スライドショーで表示されている画像の表示中に、マップ表示領域の表示を、次にスライドショーで表示する画像のGPS座標の位置に向かって、スライドして遷移させる。こうすることで、現在スライドショーで表示されている画像が撮影されてから、次にスライドショーで表示する画像が撮影される間に、ユーザが、どれくらいの距離を、どの方向に移動したかを、ユーザに認識させることが出来る。また、例えば、現在スライドショーに表示されている画像を、次の画像に切り替えて表示してから、前記次の画像の位置情報の示す位置(撮影位置)に向かって画像をスライドさせるようにしてもよい。
【0081】
この際、マップ表示領域の画面の遷移(マップのスライド)の速度は、画像がスライドショー表示される所定の時間内に、次の画像のGPS座標に達することができるように、随時変更されるものとする。例えば、現在スライドショー表示中の画像Aと、次にスライドショー表示する画像Bとの撮影位置の間隔(距離)が近い場合は、マップはゆっくりとスライドし、前記画像Aと前記画像Bとの撮影位置の間隔(距離)が遠い場合は、マップははやくスライドする。当該速度の変更基準となる定義データは、例えば、ウェブサイトサーバ200の外部メモリ211等に記憶されており、ウェブサイトサーバ200のCPU201は、当該定義データに基づいて、当該画面の遷移(マップのスライド)の速度を変更するものとする。
【0082】
具体的には、図18の1801に表示されている「IMG_00001」の画像のGPS座標が図10に示すとおり「N: 34.985691, E:135.757835」という値(京都駅のGPS座標値)だとすると、この値のGPS座標をマップ表示領域の中央に表示させるためのリクエストをウェブサイトサーバ200に対して送信する。ウェブサイトサーバ200は、“「N:34.985691, E:135.757835」を中央に表示させる”というリクエストをクライアント端末100から受け取ると、「N:34.985691, E:135.757835」の座標をマップ表示領域の中央に表示させる。このときに、GPS座標に基づいてマップ表示領域の中央位置に表示された位置の地名を表示(地名情報表示)させて、ユーザに撮影場所の情報をより明確に示すことが可能である。例えば、前記地名を別ウインドウに表示する。
【0083】
結果的にクライアント端末100のマップ表示領域では、「IMG_00001」がマップ中央に表示される(オブジェクト表示制御)。図18の1807は、「IMG_00001」のGPS座標のコマンドを送った後にマップ表示領域の中央位置が決定したときの表示例である。先程の「N:34.985691, E:135.757835」というGPS座標がマップ表示領域の中央に表示されているため、そのGPS座標をメタデータとしてもつ「IMG_00001」がマップ表示領域の中央に表示されていることを示す。さらに、1807のメタデータにタグが付されている場合には、タグに表示されている文字列を表示する。例えば、本図で、「IMG_00001」には「京都駅」というタグが付されているので、1807にも「京都駅」という表示がされる。尚、ここでは「IMG_00001」がマップ表示領域に配置、表示されているが、例えば、矢印などのマークを前記マップ表示領域上に配置することにより、スライドショー形式で表示中の画像に対応する位置情報の示す位置を認識可能にしてもよい。つまり、サムネイル画像、マーク、又はサムネイル画像とマークを重ねた画像を、スライドショー形式で表示中の画像に対応する位置情報の示す位置を特定するためのオブジェクトとした場合、当該オブジェクトをマップ表示領域上に配置することで、前記位置情報の示す位置を認識可能にすることができればよい。
【0084】
尚、ここでは、スライドショーに表示されている画像のGPS座標は、スライドショー表示されている画像のオリジナル画像のメタデータから取得している。しかし、例えば、図19に示す位置情報対応付けテーブル1900の位置情報1903を取得し、スライドショーに表示されている画像のGPS座標(撮影位置情報)として、マップ表示領域に表示するようにしてもよい。
【0085】
また、ここでは、クライアント端末100からウェブサイトサーバに対し、スライドショーに表示される画像のGPS座標をマップの中央に表示させるためのリクエストを送ると記載したが、必ずしも、マップ中央に表示させるためのリクエストでなくともよい。例えば、スライドショーに表示される画像のGPS座標が、少なくともマップ内に表示されるようにマップ表示を切り替えるリクエストを送信するようにしてもよい。
【0086】
また、例えば、GPS座標の示す場所、地名をより分かり易くするため、スライドショーに表示される画像のGPS座標(GPS座標に配置されたオブジェクト)と、当該GPS座標の最寄駅等の一定以上の大きさの物体、建造物、つまりランドマークと、を前記マップ表示領域に表示させるためのリクエストをウェブサイトサーバ200に対して送信するようにしてもよい。地名の情報は、例えば、別ウインドウに表示する。
【0087】
この場合、ウェブサイトサーバ200のCPU201は、マップ表示領域に表示する画像の位置情報の示す位置の周辺に存在する、ランドマークの情報を、マップの情報から、乃至、マップの情報の提供元である不図示の外部サーバから取得し(ランドマーク情報取得)、当該マップ表示領域に表示するものである。前記位置情報の示す位置から、どの程度の距離までのランドマークの情報を取得するかは、例えば、ウェブサイトサーバ200の外部メモリ211等に記憶された、前記距離を規定したテーブルに基づいて、ウェブサイトサーバ200のCPU201が判断をする。取得可能なランドマークの情報が複数存在する場合、ウェブサイトサーバ200のCPU201は、所定の条件に基づいて、マップ表示領域に表示するランドマークを特定する。例えば、前記位置情報の示す位置から最も近いランドマークの情報を取得して表示する。
【0088】
つまり、画像の撮影位置と、当該画像の撮影位置の周辺にあるランドマークとの相対位置をマップ上に示すことで、どのようなものが周囲にある場所で画像の撮影がなされたかを認識可能にする。例えば、駅等のランドマークをマップの中央に配置し、サムネイル画像(オブジェクト)はその周囲に配置されるように表示する。また、例えば、サムネイル画像を中心に、ランドマークを配置して表示するようにしてもよい。また、更には、前記サムネイル画像とランドマークとが収まる、最適な縮尺に地図の大きさを調整し、それぞれを表示する。
【0089】
また、スライドショー形式で表示される画像のみを、前記マップ表示領域に表示し、スライドショーに表示されている画像の位置を認識可能に表示してもよい。この場合、クライアント端末100のCPU201はウェブサイトサーバ200に対して、スライドショー形式で表示される画像のみを前記マップ表示領域に表示するためのリクエストを送信し、ウェブサイトサーバ200から受信した情報をもとに、表示部に表示画面を表示する。
【0090】
また、スライドショー形式で表示される画像のサムネイルを強調表示することで、スライドショーに表示されている画像の位置を認識可能に表示してもよい。例えば、前記スライドショー形式で表示される画像のサムネイルを色つきの枠で囲んで、前記マップ表示領域上に配置して表示する。この場合、クライアント端末100のCPU201はウェブサイトサーバ200に対して、スライドショー形式で表示される画像のサムネイルを強調表示するためのリクエストを送信し、ウェブサイトサーバ200から受信した情報をもとに、表示部に表示画面を表示する。
【0091】
また、既にスライドショー形式で表示された画像と、未表示の画像とを、マップ表示領域で認識可能にすべく、既にスライドショー形式で表示された画像に対応するサムネイルを前記マップ表示領域上に表示するようにしてもよい。つまり、スライドショー形式で画像が表示される毎に、マップ表示領域上に表示される画像が追加されていく。例えば、クライアント端末100のCPU201はスライドショー形式で表示される画像が切り替わる都度、ウェブサイトサーバ200に対して、既にスライドショー形式で表示された画像に対応するサムネイルを前記マップ表示領域上に表示するためのリクエストを送信し、ウェブサイトサーバ200から受信した情報をもとに、表示部に表示画面を表示する。
【0092】
スライドショーにて既に表示されたか否かは、例えば、アルバムスライドショーの開始指示を受け付けた場合に、ウェブサイトサーバ200において、当該アルバムの画像について、図19に示すような画像データのテーブルを一時的に作成し、当該テーブルに、それぞれの画像がスライドショーにおいて表示済か否かを示すフラグの項を設けることで判断する。例えば、フラグ=0はスライドショーで未表示、フラグ=1はスライドショーで表示済み、という具合である。
【0093】
更に、画像の撮影された順番をマップ表示領域で認識可能にすべく、例えば、時間情報を用いて、サムネイルを矢印等のラインで結ぶようにしてもよい。この場合、クライアント端末100のCPU201は、時間情報に基づいて、マップ表示領域上のサムネイル画像をラインで結ぶためのリクエストをウェブサイトサーバ200に送信し、ウェブサイトサーバ200から受信した情報をもとに、サムネイル画像同士をラインで結んだ表示画面を表示する。
【0094】
S304において、クライアント端末100は現在1801に表示している画像をスライドショー表示してから所定時間経過したか、もしくは1802の押下を受け付けて次の画像の表示指示を受け付けたを判定する。クライアント端末100は、スライドショー表示の設定として予め画像一枚あたりの表示時間を決めることができる。例えば、「10秒経過したら自動で次の画像を表示」という設定にしておくと、画像を表示してから10秒を経過したら自動的に画像を切り替えることができる。このときに、クライアント端末100は画像を表示してからの表示時間を内部的に取得して(例えば、表示時間管理部のようなモジュールによる)、表示時間の管理をする。
【0095】
また、例えば、スライドショー表示している画像に対応する時間情報(例えば撮影日時)と、次にスライドショー表示する画像に対応する時間情報との間の時間の長さに応じて、それぞれの画像をスライドショー表示する時間を変更してもよい。例えば、画像A、画像B、画像Cをスライドショー表示する場合であって、画像Aの撮影日時と画像Bとの撮影日時との間の時間が5分、画像Bの撮影日時と画像Cとの撮影日時との間の時間が10分だった場合、画像Aを5秒間表示し、画像Bを10秒間表示し、画像Cは所定の時間表示して、再び画像Aを表示するという具合である。
【0096】
この際、マップ表示領域の画面の遷移(マップのスライド)の速度は、スライドショー表示中の画像が次の画像に切り替わる間の時間に、次の画像のGPS座標に達することができるように、随時変更されるものとする。例えば、前記画像Bが前記画像Cに切り替わるまでに実行されるマップ表示領域の表示遷移(マップのスライド)は、前記画像Bが前記画像Cに切り替わるまでに実行されるマップ表示領域の表示遷移よりもゆっくりと行われる。当該速度の変更基準となる定義データは、例えば、ウェブサイトサーバ200の外部メモリ211等に記憶されており、ウェブサイトサーバ200のCPU201は、当該定義データに基づいて、当該画面の遷移(マップのスライド)の速度を変更するものとする。
【0097】
また、例えば、スライドショー表示している画像に対応する位置情報(例えばGPS座標)と、次にスライドショー表示する画像に対応する位置情報との間の距離の長さに応じて、それぞれの画像をスライドショー表示する時間を変更してもよい。
【0098】
例えば、画像A、画像B、画像Cをスライドショー表示する場合であって、画像Aの位置情報の示す位置と画像Bとの位置情報の示す位置との間の距離が500m、画像Bの位置情報の示す位置と画像Cとの位置情報の示す位置との間の距離が1kmだった場合、画像Aを5秒間表示し、画像Bを10秒間表示し、画像Cは所定の時間表示して、再び画像Aを表示するという具合である。また、合わせて、現在スライドショーで表示されている画像の表示中に、マップ表示領域の表示を、次にスライドショーで表示する画像のGPS座標の位置に向かって、スライドして画面を遷移させるようにするとよい。つまり、撮影場所同士の距離が離れている場合であって、所定の時間でマップを遷移させる場合に、マップの遷移を高速で行うことによる、遷移元の場所から遷移先の場所までの遷移の軌跡が、ユーザにとって認識しづらくなる事象を解決するものである。例えば、1秒の時間で北海道から沖縄まで画面を遷移させると、遷移の軌跡は認識しづらいが、10秒の時間で遷移させることで、当該軌跡を認識しやすくすることが出来る。
【0099】
こうすることで、現在スライドショーで表示されている画像が撮影されてから、次にスライドショーで表示する画像が撮影される間に、ユーザが、どれくらいの距離を、どの程度の時間をかけて移動したかを、他の画像同士のスライドショー表示の表示間隔、マップ表示領域における画面遷移と比べて、相対的に、ユーザに認識させることが出来る。
【0100】
S304で予め設定された表示時間を経過した場合、もしくは1802の押下を受け付けた場合には(YES)、S303に戻って次の画像を表示する。それとともに、次に表示する画像のGPS座標に対応して、1805のマップ表示領域の中央位置を遷移させる。例えば、次に表示する画像が「IMG_00002」であり、GPS座標が「N: 34.994769, E:135.785047」(清水寺のGPS座標値)という値だとすると、GPS座標をマップ表示領域の中央に表示させるためのリクエストをウェブサイトサーバ200に対して送信する。ウェブサイトサーバ200は、“「N: 34.994769, E:135.785047」を中央に表示させる”というリクエストをクライアント端末100から受け取ると、マップ表示領域の中央に上記座標値が遷移して、「IMG_00002」がマップ表示領域の中央に表示される(図18の1808)。このとき、「IMG_00002」のメタデータにタグが付されている場合には、タグに表示されている文字列を表示する。例えば、本図で、「IMG_00002」には「清水寺」というタグが付されているので、1808にも「清水寺」という表示がされる。
【0101】
S305において、スライドショー表示されている画像が、アルバムに掲載されている画像の最後の画像である場合か、もしくは1806の終了ボタン押下により、スライドショー表示を終了する指示を受け付けたか否かを判定する。上記のうちいずれかの場合に該当すると(YES)、クライアント端末100は、スライドショー表示を終了させ、アルバムのトップ画面を再び表示させる。また、上記のうちいずれの場合にも該当しなければ(NO)、S304に戻って次の画像に切り替えるための指示の待機状態となる。
【0102】
以上、本発明によれば、画像が撮影された位置を視覚的にわかりやすく表示させるために、動的に地図情報を更新させる仕組みを提供することが可能になる。
【0103】
即ち本発明は、撮影位置情報をメタデータとして備える画像を記憶するウェブサイトサーバと通信可能な情報処理装置において、前記画像の撮影位置が識別可能なマップ表示領域を含むスライドショー形式で表示させるべく指示を受け付けるスライドショー表示指示受付手段と、前記スライドショー表示指示受付手段で前記スライドショー形式で表示させる指示を受け付けた前記画像の撮影位置情報を取得する撮影位置情報取得手段と、前記撮影位置情報取得手段で取得した前記撮影位置情報に基づいて、前記画像の撮影位置を前記マップ表示領域の中央に表示すべく前記ウェブサイトサーバに指示を送信する表示制御手段とを備えることを特徴とする。
【0104】
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するプログラムを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
【0105】
この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
【0106】
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,DVD−ROM,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM,EEPROM,シリコンディスク等を用いることができる。
【0107】
また、各装置が読み出したプログラムを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0108】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0109】
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成するためのプログラムを格納した記録媒体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
【0110】
さらに、本発明を達成するためのプログラムをネットワーク上のサーバ,データベース等から通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
なお、上述した各実施形態およびその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
【0111】
また上記のソフトウェアで実現する各処理を、ファームウェアやハードウェア構成にして、各処理を各手段として実現することも可能であり、本発明の技術的範囲はこのようなファームウェアやハードウェア構成による実現も含むものである。
【符号の説明】
【0112】
1 ネットワーク
100 クライアント端末
200 ウェブサイトサーバ
201 CPU
202 ROM
203 RAM
204 システムバス
205 入力コントローラ
206 ビデオコントローラ
207 メモリコントローラ
208 通信I/Fコントローラ
209 入力装置(KB)
210 表示装置(CRT)
211 外部メモリ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
位置情報に対応したオリジナル画像をスライドショー形式で表示画面に表示する画像表示手段と、
前記画像表示手段で表示される前記オリジナル画像に対応するオブジェクトを、前記オリジナル画像に対応する位置情報に従って、表示画面におけるマップ表示領域上に配置して表示すべく制御するオブジェクト表示制御手段と、
を備え、
前記画像表示手段は、前記スライドショー形式で表示画面に表示する画像を順次切り替えて表示し、
前記オブジェクト表示制御手段は、前記オリジナル画像の表示の切り替えに応じて、配置するオブジェクトの位置を切り替えて表示することを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記オブジェクト表示制御手段は、前記オブジェクトを前記マップ表示領域の中央の位置に配置して表示すべく制御することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記オブジェクト表示制御手段は、前記スライドショーで表示する全てのオリジナル画像に対応する位置情報の示す位置に配置されるオブジェクトを、前記マップ表示領域で識別可能な縮尺で表示すべく制御することを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記オリジナル画像と、前記オリジナル画像に対応する位置情報と、前記オリジナル画像に対応するオブジェクトを記憶したウェブサイトサーバと通信可能に接続され、
前記オブジェクト表示制御手段は、前記ウェブサイトサーバに対して、前記オブジェクトを前記表示画面におけるマップ表示領域上に配置して表示する画面の返信要求を送信することにより、前記オブジェクトを前記マップ表示領域上に配置して表示することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記スライドショー形式で表示される前記オリジナル画像に対応する位置情報の示す位置の名称に関する情報を表示する地名情報表示手段
を更に備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記オブジェクトを配置する位置の近傍のランドマークの情報を取得するランドマーク情報取得手段と、
を備え、
前記オブジェクト表示制御手段は、前記オブジェクトと、前記ランドマーク情報取得手段で取得したランドマークの情報とを、前記マップ表示領域上に配置して表示することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記ランドマークの情報は、前記ランドマークの名称又は画像であることを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記オブジェクト表示制御手段は、前記スライドショーで表示する画像のみを、前記マップ表示領域上に配置して表示することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記オブジェクト表示制御手段は、前記画像表示手段で未表示の前記オリジナル画像に対応するオブジェクトを、前記マップ表示領域に表示せず、前記画像表示手段で既に表示済である前記オリジナル画像に対応するオブジェクトを、前記マップ表示領域に表示すべく制御することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記オリジナル画像に対応する時間情報を取得する時間情報取得手段と、
を備え、
前記オブジェクト表示制御手段は、前記時間情報取得手段で取得したそれぞれの時間情報の示す時間に応じて、前記オリジナル画像に対応するオブジェクトのそれぞれをラインで繋いで表示すべく制御することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項11】
前記画像表示手段は、前記スライドショー形式で表示する前記オリジナル画像を、前記オリジナル画像の撮影時間順に、順次表示し、
次に表示する前記オリジナル画像との撮影時間の差の時間に応じて、前記オリジナル画像の表示時間を変更することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項12】
複数の前記画像をオンラインアルバムに掲載するとして前記ウェブサイトサーバで記憶すべくアルバムの作成指示をするアルバム作成指示手段
を更に備えることを特徴とする請求項4乃至11のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項13】
前記アルバム作成指示手段で作成する前記オンラインアルバムに掲載すべくオリジナル画像を前記ウェブサイトサーバにアップロードするアップロード手段と、
前記アルバム作成指示手段で作成する前記オンラインアルバムに掲載すべく、前記ウェブサイトサーバに既にアップロードされている前記画像に紐付く前記オブジェクトの選択を受け付けるアルバム掲載画像選択受付手段と
を更に備えることを特徴とする請求項12に記載の情報処理装置。
【請求項14】
前記オリジナル画像と、前記オリジナル画像に対応する位置情報と、前記オリジナル画像に対応するオブジェクトを記憶したウェブサイトサーバと、情報処理装置と、が通信可能に接続された情報処理システムであって、
前記情報処理システムは、
位置情報に対応したオリジナル画像をスライドショー形式で表示画面に表示する画像表示手段と、
前記画像表示手段で表示される前記オリジナル画像に対応するオブジェクトを、前記オリジナル画像に対応する位置情報に従って、表示画面におけるマップ表示領域上に配置して表示すべく制御するオブジェクト表示制御手段と、
を備え、
前記画像表示手段は、前記スライドショー形式で表示画面に表示する画像を順次切り替えて表示し、
前記オブジェクト表示制御手段は、前記オリジナル画像の表示の切り替えに応じて、配置するオブジェクトの位置を切り替えて表示することを特徴とする情報処理システム。
【請求項15】
画像表示手段が、位置情報に対応したオリジナル画像をスライドショー形式で表示画面に表示する画像表示工程と、
オブジェクト表示制御が、前記画像表示工程で表示される前記オリジナル画像に対応するオブジェクトを、前記オリジナル画像に対応する位置情報に従って、表示画面におけるマップ表示領域上に配置して表示すべく制御するオブジェクト表示制御工程と、
を含み、
前記画像表示工程は、前記スライドショー形式で表示画面に表示する画像を順次切り替えて表示し、
前記オブジェクト表示制御工程は、前記オリジナル画像の表示の切り替えに応じて、配置するオブジェクトの位置を切り替えて表示することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
【請求項16】
情報処理装置で実行が可能なプログラムであって、
前記情報処理装置を、
位置情報に対応したオリジナル画像をスライドショー形式で表示画面に表示する画像表示手段と、
前記画像表示手段で表示される前記オリジナル画像に対応するオブジェクトを、前記オリジナル画像に対応する位置情報に従って、表示画面におけるマップ表示領域上に配置して表示すべく制御するオブジェクト表示制御手段として機能させ、
前記画像表示手段は、前記スライドショー形式で表示画面に表示する画像を順次切り替えて表示し、
前記オブジェクト表示制御手段は、前記オリジナル画像の表示の切り替えに応じて、配置するオブジェクトの位置を切り替えて表示することを特徴とする情報処理装置のプログラム。
【請求項17】
前記オリジナル画像と、前記オリジナル画像に対応する位置情報と、前記オリジナル画像に対応するオブジェクトを記憶したウェブサイトサーバと、情報処理装置と、が通信可能に接続された情報処理システムの制御方法であって、
画像表示手段が、位置情報に対応したオリジナル画像をスライドショー形式で表示画面に表示する画像表示工程と、
オブジェクト表示制御手段が、前記画像表示工程で表示される前記オリジナル画像に対応するオブジェクトを、前記オリジナル画像に対応する位置情報に従って、表示画面におけるマップ表示領域上に配置して表示すべく制御するオブジェクト表示制御工程と、
を含み、
前記画像表示工程は、前記スライドショー形式で表示画面に表示する画像を順次切り替えて表示し、
前記オブジェクト表示制御工程は、前記オリジナル画像の表示の切り替えに応じて、配置するオブジェクトの位置を切り替えて表示することを特徴とする情報処理システムの制御方法。
【請求項18】
前記オリジナル画像と、前記オリジナル画像に対応する位置情報と、前記オリジナル画像に対応するオブジェクトを記憶したウェブサイトサーバと、情報処理装置と、が通信可能に接続された情報処理システムで実行が可能なプログラムあって、
前記情報処理システムを、
位置情報に対応したオリジナル画像をスライドショー形式で表示画面に表示する画像表示手段と、
前記画像表示手段で表示される前記オリジナル画像に対応するオブジェクトを、前記オリジナル画像に対応する位置情報に従って、表示画面におけるマップ表示領域上に配置して表示すべく制御するオブジェクト表示制御手段として機能させ、
前記画像表示手段は、前記スライドショー形式で表示画面に表示する画像を順次切り替えて表示し、
前記オブジェクト表示制御手段は、前記オリジナル画像の表示の切り替えに応じて、配置するオブジェクトの位置を切り替えて表示することを特徴とする情報処理システムのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【公開番号】特開2013−34193(P2013−34193A)
【公開日】平成25年2月14日(2013.2.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−146036(P2012−146036)
【出願日】平成24年6月28日(2012.6.28)
【出願人】(390002761)キヤノンマーケティングジャパン株式会社 (656)
【出願人】(511160055)ウイズフォト株式会社 (7)
【Fターム(参考)】