説明

情報処理装置、情報処理システム及びプログラム

【課題】複数の番組に関する第三者の嗜好や行動に基づいて、視聴者に紹介する番組を特定する。
【解決手段】サーバ装置100は、視聴者が視聴中の番組と同時に放送されている番組のうち、視聴者の嗜好情報を含む番組を抽出する。さらに、サーバ装置100は、抽出した番組から、視聴者と嗜好が類似する第三者により入力されるキーワードが閾値以上である番組を特定する。そして、サーバ装置100は、特定した番組のお勧め情報を視聴者端末200に表示させることにより、視聴者端末200を使用する視聴者に、その視聴者と嗜好が類似する第三者が入力する情報に基づいて特定した番組を紹介する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、放送されている番組を紹介する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
あるチャンネルの番組を視聴中に、他のチャンネルで視聴者の嗜好に合った番組が放送される場合がある。特許文献1には、コンテンツ情報(テレビジョン放送番組がその一例)とユーザの嗜好情報とに基づいてそのユーザにとって有効なコンテンツを抽出することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−187575号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、番組又は嗜好に関する事前に取得している情報や映像等を機械的に解析して得られる番組の内容を示す言葉と、実際に番組を視聴した者が感じる番組の内容とでは差異が生じる場合がある。例えば、題材や出演者の多くが共通する番組同士であっても、その番組の雰囲気や演出、時期的な条件等によって視聴者の感じ方は異なる場合がある。
そこで、本発明は、複数の番組に関する第三者の嗜好や行動に基づいて、視聴者に紹介する番組を特定することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る情報処理装置は、視聴者が視聴可能であり、かつ同時に放送される複数の番組の番組内容をそれぞれ表す番組情報を取得する番組情報取得手段と、前記視聴者と嗜好が類似する第三者が入力した入力事項のうち、前記番組情報取得手段により取得された番組情報が表す前記番組内容に関する入力事項の数、割合又は頻度を前記複数の番組毎に集計した結果が閾値以上である番組を特定する番組特定手段と、前記番組特定手段により特定された番組を前記視聴者に知らせるための情報を前記視聴者の通信端末に送信する送信手段とを備える構成を有する。
【0006】
また、本発明に係る情報処理装置は、前記番組特定手段は、前記番組情報取得手段により取得された番組情報が表す前記番組内容に関連する嗜好が前記視聴者と類似する前記第三者が入力した前記入力事項のうち、当該番組情報が表す前記番組内容に関する前記入力事項の数、割合又は頻度を前記複数の番組毎に集計した結果が前記閾値以上である番組を特定するものであってもよい。
【0007】
また、本発明に係る情報処理装置は、前記番組情報が表す番組の番組内容には、当該番組内容に関連する嗜好を表す嗜好情報が含まれ、前記番組情報取得手段により取得された番組情報によって前記番組内容が表される複数の番組のうち、前記視聴者の嗜好と類似する嗜好を表す嗜好情報を含んだ前記番組内容の番組を抽出する抽出手段を備え、前記番組特定手段は、前記抽出手段により抽出された番組のうち、前記入力事項の数、割合又は頻度を前記複数の番組毎に集計した結果が前記閾値以上である番組を特定するものであってもよい。
【0008】
また、本発明に係る情報処理装置は、前記番組情報取得手段は、番組の映像又は音声を解析し、その解析結果を前記番組情報として取得するものであってもよい。
【0009】
また、本発明に係る情報処理装置は、前記番組特定手段は、前記視聴者と嗜好が類似する前記第三者を識別する識別情報を取得する識別情報取得手段を有し、前記識別情報取得手段により取得された識別情報が識別する第三者が入力した前記入力事項のうち、前記番組情報取得手段により取得された番組情報が表す前記番組内容に関する前記入力事項の数、割合又は頻度を前記複数の番組毎に集計した結果が前記閾値以上である番組を特定するものであってもよい。
【0010】
また、本発明に係る情報処理装置は、前記番組特定手段は、前記視聴者及び前記第三者の嗜好を表す嗜好情報を取得する嗜好情報取得手段と、前記嗜好情報取得手段により取得された嗜好情報を用いて、前記嗜好が前記視聴者と類似する第三者を特定する第三者特定手段とを有し、前記第三者特定手段により特定された第三者が入力した前記入力事項のうち、前記番組情報取得手段により取得された番組情報が表す前記番組内容に関する前記入力事項の数、割合又は頻度を前記複数の番組毎に集計した結果が前記閾値以上である番組を特定するものであってもよい。
【0011】
また、本発明に係る情報処理装置は、前記入力事項は、前記第三者が入力した語句からなる文章を単位とするものであり、前記番組特定手段は、前記文章の数、割合又は頻度を集計した結果が前記閾値以上である番組を特定するものであってもよい。
【0012】
また、本発明に係る情報処理装置は、前記入力事項は、前記第三者が入力した各々のキーワードを単位とするものであり、前記番組特定手段は、前記キーワードの数、割合又は頻度を集計した結果が前記閾値以上である番組を特定するものであってもよい。
【0013】
また、本発明に係る情報処理装置は、前記視聴者の嗜好情報に応じた前記キーワードの優先度を決定する決定手段を備え、前記番組特定手段は、前記決定手段により決定された優先度に応じて前記キーワード毎に前記閾値を変化させるものであってもよい。
【0014】
本発明に係る情報処理システムは、上述したいずれかの情報処理装置と、前記視聴者の通信端末であって、前記番組に応じた映像又は音声を出力する手段を備える通信端末とを有する構成を有する。
【0015】
また、本発明に係る情報処理システムは、上述したいずれかの情報処理装置と、前記視聴者の通信端末であって、前記番組に応じた映像又は音声を出力する出力装置に前記番組を切り替えるための信号を発信する発信手段を備える通信端末とを有し、前記送信手段は、前記番組特定手段により特定された番組を前記視聴者に知らせるための情報として当該番組を識別する識別情報を送信し、前記発信手段は、前記送信手段により送信された識別情報に応じた前記信号を発信するものであってもよい。
【0016】
本発明に係るプログラムは、コンピュータに、視聴者が視聴可能であり、かつ同時に放送される複数の番組の番組内容をそれぞれ表す番組情報を取得する番組情報取得ステップと、前記視聴者と嗜好が類似する第三者が入力した入力事項のうち、前記番組情報取得ステップにおいて取得された番組情報が表す前記番組内容に関する入力事項の数、割合又は頻度を前記複数の番組毎に集計した結果が閾値以上である番組を特定する番組特定ステップと、前記特定ステップにおいて特定された番組を前記視聴者に知らせるための情報を前記視聴者の通信端末に送信する送信ステップとを実行させるためのものである。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、複数の番組に関する第三者の嗜好や行動に基づいて、視聴者に紹介する番組を特定することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】第1実施形態に係る情報処理システムの構成を示すブロック図
【図2】視聴者端末の構成を示すブロック図
【図3】サーバ装置の構成を示すブロック図
【図4】サーバ装置の制御部の機能的構成を示すブロック図
【図5】サーバ装置が視聴者端末に番組を紹介する処理の一例を示すシーケンスチャート
【図6】お勧め情報が表示された視聴者端末の画面の一例
【図7】変形例3に係るサーバ装置の制御部の機能的構成を示すブロック図
【図8】優先度の変更を説明する図
【図9】第2実施形態に係る情報処理システムの構成を示すブロック図
【図10】サーバ装置が視聴者端末に番組を紹介する処理の一例を示すシーケンスチャート
【図11】本実施形態に係る制御部の機能的構成を示すブロック図
【図12】本発明に係るサーバ装置の制御部の機能的構成を示すブロック図
【発明を実施するための形態】
【0019】
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態である情報処理システム10の構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態の情報処理システム10は、サーバ装置100と、視聴者端末200と、コミュニティサーバ装置300と、複数の第三者端末400と、受像機500と、複数の放送局600とを備える。各放送局600は、テレビジョン放送の仕組みによってそれぞれの番組を放送する。これらの番組は、所定の時間出力又は表示される音声、映像又は文字等の情報により表される。また、これらの番組は、所定の傾向により複数のジャンルに分類される。これらのジャンルには、例えば、報道、教育、スポーツ又はドラマ等がある。また、具体的には、各放送局600は、番組を表す音声、映像又は文字等の情報を示す番組データをそれぞれ送信する。
【0020】
各放送局600は、番組データを、無線通信又は有線通信によりそれぞれ送信する。本実施形態においては、各放送局600は、無線通信のテレビジョン放送の仕組みによって番組データを送信する。受像機500は、各放送局600が送信した番組データを受信する。受像機500は、受信した番組データに対応する番組に応じた映像又は音声を出力する。受像機500は、チャンネルを切り替えることで、各チャンネルに対応する放送局600が放送する番組に応じた映像又は音声を出力する。すなわち、放送局600の違いがチャンネルの違いである。受像機500は、本発明における「出力装置」の一例である。
【0021】
サーバ装置100は、ネットワークNW1を介して視聴者端末200及びコミュニティサーバ装置300と通信を行う。サーバ装置100は、番組紹介サービスの提供者によって使用される。ここにおいて、番組紹介サービスとは、サーバ装置100が視聴者端末200に対して紹介する番組を知らせるための情報(以下「お勧め情報」という。)を送信するサービスをいう。また、以下において、番組紹介サービスの提供を受ける者を「視聴者」という。サーバ装置100は、視聴者が視聴可能な番組をお勧め情報の対象とする。ここにおいて、視聴可能な番組とは、視聴者により視聴される受像機500が受信可能な番組データによって表される番組をいう。例えば、受信できる地域が限られている番組は、その地域にある受像機500を視聴する視聴者にとって視聴可能である。サーバ装置100は、視聴者が視聴可能であり、かつ同時に放送される複数の番組から特定したお勧め情報をその視聴者の視聴者端末200に対して送信する。
【0022】
コミュニティサーバ装置300は、コミュニティサービスの提供者によって使用される。ここにおいて、コミュニティサービスとは、特定の関心分野又は目的のために情報の発信と収集とを可能にする機能をインターネット上で提供するサービスをいう。本実施形態においては、コミュニティサーバ装置300は、各放送局600によって放送される各番組に関する情報について、これらの機能を提供する。情報処理システムにおいては、コミュニティサーバ装置300が提供する機能を利用する、視聴者とは異なる不特定多数の者を「第三者」という。第三者は、コミュニティサーバ装置300に対して情報の入力及び情報の参照をすることで提供される機能を利用する。なお、視聴者がコミュニティサーバ装置300の機能を利用してもよい。コミュニティサーバ装置300は、番組に関して入力された情報を、この情報を入力した第三者を識別する情報及び入力した時刻の情報と対応付けて蓄積する。
【0023】
コミュニティサーバ装置300は、サーバ装置100又は第三者端末400からの要求に応じて、これらの装置から入力された情報の蓄積又は蓄積した情報のこれらの装置に対する出力を行う。これらの装置は、コミュニティサーバ装置300と通信することで、番組に関する情報を発信又は収集する。
【0024】
複数の第三者端末400は、複数の第三者によってそれぞれ使用されるパーソナルコンピュータ等の装置である。各第三者端末400は、ネットワークNW1を介してコミュニティサーバ装置300に情報の入力及び参照をする。なお、各第三者端末400は、図1の記載では有線通信でネットワークNW1と接続しているが、無線通信で接続してもよい。
【0025】
視聴者端末200は、受像機500を遠隔操作することができる視聴者端末である。本実施形態において、視聴者端末200は、所定の無線通信事業者により提供される無線通信サービスを用いて通信を行う無線通信端末であり、例えば、携帯電話機やスマートフォンである。ネットワークNW1は、無線通信網を少なくとも含み、別の通信網(インターネット、公衆交換電話網など)をさらに含んでもよいものである。ネットワークNW1は、視聴者端末200と無線通信を行う基地局を複数含む。視聴者端末200は、本発明における「通信端末」の一例である。なお、情報処理システム10は、図1の記載とは異なり、視聴者端末200及び受像機500を複数有してもよいものである。このような構成であっても、それぞれの視聴者端末200及び受像機500の構成は実質的に同一であるため、これらが複数ある構成の図示は省略する。
【0026】
図2は、視聴者端末200の構成を示すブロック図である。視聴者端末200は、図2に示すように、制御部210と、記憶部220と、通信部230と、表示部240と、操作部250と、発信部260とを備える。制御部210は、CPU(Central Processing Unit)等の演算処理装置と主記憶装置に相当するメモリとを備え、プログラムを実行することによって視聴者端末200の各部の動作を制御する。記憶部220は、フラッシュメモリ等の補助記憶装置に相当する記憶手段を備え、各種情報を記憶する。記憶部220は、制御部210が処理を実行するために用いられるデータを記憶している。
【0027】
通信部230は、ネットワークNW1と通信を行うためのインタフェースを備え、サーバ装置100との間でデータを送信及び受信する。なお、視聴者端末200の通信の相手は、サーバ装置100だけでなく、図示せぬ他の端末を含み得る。表示部240は、液晶ディスプレイ等の表示媒体やその駆動手段を備え、所定の画面に画像を表示する。操作部250は、キーパッド等の入力手段を備え、操作されるとその操作の内容を制御部210に通知する。発信部260は、信号を無線で発信する機能を有する。本実施形態においては、発信部260は、LED(Light Emitting Diode)等の赤外線発光装置を有する。発信部260は、受像機500に番組を切り替えるための信号を発信する。発信部260は、本発明における「発信手段」の一例である。
【0028】
図3は、サーバ装置100の構成を示すブロック図である。サーバ装置100は、図3に示すように、制御部110と、通信部120と、チューナ部130と、記憶部140とを備える。制御部110は、CPU等の演算処理装置と主記憶装置に相当するメモリとを備え、プログラムを実行することによってサーバ装置100の各部の動作を制御する。通信部120は、ネットワークNW1を介して視聴者端末200と通信を行うためのインタフェースである。チューナ部130は、図示せぬアンテナに接続されている。チューナ部130は、このアンテナにより番組データを受信することが可能な複数の放送局600に対応する複数のチューナを有する。
【0029】
記憶部140は、補助記憶装置に相当する記憶手段を備え、制御部110が処理を実行するために用いられるデータを記憶している。本実施形態においては、記憶部140は、視聴者の嗜好を表す嗜好情報を含む視聴者のプロファイル情報を記憶する。嗜好情報は、例えば、視聴者が興味を有する番組のジャンル、出演者、曲、音楽やスポーツの種類、場所又は人物の名前等を示す情報である。また、プロファイル情報は、例えば、視聴者を識別する情報、視聴者の住所又は視聴者が視聴可能な番組を放送する放送局600を示す情報である。プロファイル情報には、あらかじめ記憶部140に記憶されているものと、後から記憶部140に記憶されるものとがある。
【0030】
図4は、サーバ装置100の制御部110の機能的構成を示すブロック図である。制御部110は、プログラムを実行することによって、図4に示す第1取得部111と、集計部112と、第2取得部113と、第1特定部114と、抽出部115と、第2特定部116と、送信部117に相当する機能を実現する。これにより、制御部110は、番組紹介機能を実現する。制御部110は、本発明における「情報処理装置」に相当する。
【0031】
第1取得部111は、チューナ部130を介して複数の番組の内容を表す複数の番組情報を取得する。番組情報は、例えば、番組のジャンルを示す言葉、出演者の氏名、曲名、音楽やスポーツの名前、番組の舞台となる場所や登場人物の氏名等である。第1取得部111は、取得した番組情報を第2取得部113及び抽出部115に供給する。第1取得部111は、本発明における「第1取得手段」の一例である。
【0032】
第1取得部111は、番組のテロップ(映像に含まれる字幕等の文字)、映像又は音声を解析し、その解析結果を番組情報として用いる。第1取得部111は、テロップ、映像又は音声を解析する処理に公知の技術を適宜用いることができる。第1取得部111は、例えば、テロップ領域に対する文字認識を行い、認識した文字のまとまりや意味を解析した結果を番組情報として用いる。また、第1取得部111は、例えば、映像から出演者の顔の特徴量を抽出し、あらかじめ登録してある人物の顔の特徴量と比較する。また、第1取得部111は、例えば、番組の音声から音声波形の特徴量を抽出し、あらかじめ登録してある人物の音声波形の特徴量と比較する。これらの比較により、第1取得部111は、あらかじめ登録してある人物が出演しているか否かを判定し、その結果を番組情報として用いる。
【0033】
集計部112は、コミュニティサーバ装置300に対して蓄積している情報の出力を要求し、出力された情報に基づいて、複数の番組に関して第三者が入力したキーワードを番組毎に集計する。ここにおいて、キーワードとは、各番組の番組情報と関連性を有する言葉をいう。キーワードは、上述した番組情報と同様、例えば、番組のジャンルを示す言葉、出演者の氏名、曲名、音楽やスポーツの名前、番組の舞台となる場所や登場人物の氏名等である。本実施形態においては、集計部112は、これらのキーワードを番組紹介サービスの提供者によってあらかじめ決められた時間帯毎に集計する。なお、集計部112は、コミュニティサーバ装置300の機能を視聴者が利用した場合は、複数の番組に関して、第三者が入力したキーワードと共に視聴者が入力したキーワードを集計する。集計部112は、集計した結果を第2特定部116に供給する。集計部112は、本発明における「集計手段」の一例である。
【0034】
第2取得部113は、第1取得部111から供給された番組情報に基づいて、記憶部140を参照して番組の内容に関連する視聴者の嗜好情報を取得する。また、第2取得部113は、通信部120を介してコミュニティサーバ装置300と通信する。第2取得部113は、コミュニティサーバ装置300から番組の内容に関連する第三者の嗜好情報を、第1取得部111から供給された番組情報に基づいて取得する。第2取得部113は、取得した嗜好情報を第1特定部114及び抽出部115に供給する。第2取得部113は、本発明における「第2取得手段」の一例である。
【0035】
第1特定部114は、第2取得部113から供給された嗜好情報に基づき、嗜好が視聴者と類似する第三者を特定する。ここにおいて、嗜好が「類似する」とは、嗜好情報が視聴者と第三者との間で所定の数又は割合以上共通することをいう。本実施形態においては、所定の数又は割合は、番組紹介サービスの提供者によりあらかじめ決められる値である。第1特定部114は、例えば、半分以上の嗜好情報が視聴者と共通する第三者を、視聴者と嗜好が類似する第三者として特定する。第1特定部114は、特定した第三者の情報を第2特定部116に供給する。第1特定部114は、本発明における「特定手段」の一例である。なお、第1特定部114は、嗜好情報を示す言葉が完全に一致しなくとも、同じ内容を示すものとみなせる場合は嗜好情報が共通するものとしてもよい。例えば、第1特定部114は、サッカーと蹴球とを嗜好情報が共通するものとみなしてもよい。また、第1特定部114は、意味の上で内容が近いものとみなせる場合は嗜好情報が共通するものとしてもよい。例えば、第1特定部114は、サッカーとフットサルとを嗜好情報が共通するものとみなしてもよい。これらの条件は、番組紹介サービスの提供者によってあらかじめ決められていればよい。
【0036】
抽出部115は、第1取得部111から供給された複数の番組情報と第2取得部から供給された視聴者の嗜好情報とを比較し、この比較結果に基づいて視聴者の嗜好情報を含む番組情報を抽出する。抽出部115は、例えば、番組情報に含まれる言葉と嗜好情報を示す言葉とを比較して一致するものを抽出する。なお、抽出部115は、上述した第1特定部114と同様に、これらの言葉が完全に一致していなくとも、同じ内容を示すものとみなせる場合は嗜好情報が番組情報に含まれるものとしてもよい。また、抽出部115は、上述した第1特定部114と同様に、意味の上で内容が近いものとみなせる場合は嗜好情報が番組情報に含まれるものとしてもよい。これらの条件は、第1特定部114と同様の条件を用いればよいし、別途番組紹介サービスの提供者によって決められてもよい。抽出部115は、抽出した番組情報を第2特定部116に供給する。抽出部115は、本発明における「抽出手段」の一例である。
【0037】
第2特定部116は、抽出部115から供給された番組情報が表す番組のうち、第1特定部114から供給された第三者により入力されたキーワードの数又は割合が閾値以上である番組を、集計部112から供給された集計結果に基づいて特定する。本実施形態においては、閾値は、番組紹介サービスの提供者によってあらかじめ決められた値である。お勧め情報は、例えば、特定した番組の内容を知らせる情報、特定した番組が他の番組と比較して盛り上がっていることを示す情報、特定した番組のチャンネルへの切り替えを視聴者端末200に指示する情報又はその切り替えを促す情報等である。第2特定部116は、特定した番組を識別する識別情報を送信部117に供給する。第2特定部116は、本発明における「第2特定手段」の一例である。
【0038】
送信部117は、特定した番組を識別する識別情報をこの番組のお勧め情報として視聴者端末200に送信する。識別情報は、例えば、番組のチャンネルを示す数値の情報や番組を放送する放送局600の名称の情報である。送信部117は、本発明における「送信手段」の一例である。
【0039】
図5は、サーバ装置100が視聴者端末200に番組を紹介する処理の一例を示すシーケンスチャートである。説明の便宜上、図5では複数の放送局600のうち1つしか記載していないが、各放送局600は、それぞれが図5に示す動作をする。複数の放送局600は、番組データをサーバ装置100にそれぞれ送信する(ステップS110)。サーバ装置100は、受信した複数の番組データから複数の番組情報を取得する(ステップS120)。次に、サーバ装置100は、コミュニティサーバ装置300に対して複数の番組に関して第三者が入力したキーワードとその第三者のプロファイル情報の送信を要求する(ステップS130)。コミュニティサーバ装置300は、要求されたこれらの情報をサーバ装置100に対して送信する(ステップS140)。サーバ装置100は、受信したキーワードを番組毎に集計する(ステップS150)。そして、サーバ装置100は、記憶部140から視聴者の嗜好情報を取得し、ステップS140の処理で送信された情報から第三者の嗜好情報を取得する(ステップS160)。サーバ装置100は、取得したこれらの嗜好情報から、視聴者と嗜好が類似する第三者を特定する(ステップS170)。
【0040】
また、サーバ装置100は、ステップS120の処理で取得した番組情報とステップS160の処理で取得した視聴者の嗜好情報とから、視聴者の嗜好情報を含む番組情報を抽出する(ステップS180)。サーバ装置100は、抽出した番組情報が表す番組のうち、ステップS170の処理で特定した第三者により入力されたキーワードの数又は割合が閾値以上である番組を、ステップS150の処理で集計した結果に基づいて特定する(ステップS190)。サーバ装置100は、特定した番組のお勧め情報を視聴者端末200に送信する(ステップS200)。図5の例では、サーバ装置100は、特定した番組の内容を示す情報と、特定した番組が他の番組と比較して盛り上がっていることを示す情報と、特定した番組のチャンネルへの切り替えを促す情報とをお勧め情報として送信するものとする。本実施形態においては、サーバ装置100は、番組が盛り上がっていることを示す情報として、集計したキーワードの数に応じて算出した盛り上がりの度合いを示す盛り上がり度を用いる。盛り上がり度は、数が大きいほど盛り上がっていることを示す。視聴者端末200は、受信したお勧め情報を表示部240に表示する(ステップS210)。図5の例では、視聴者は、チャンネルの切り替えを許可する操作を行ったこととする。この操作により、視聴者端末200は、番組を切り替える信号を発信する(ステップS220)。本実施形態においては、サーバ装置100は、ステップS120、S130、S150からS200までの処理を所定の時間の間隔で実行する。所定の時間の間隔は、番組紹介サービスの提供者によりあらかじめ決められた時間の間隔である。所定の時間の間隔は、例えば、30秒おき、1分おき又は5分おき等である。所定の時間の間隔は、放送されている番組の内容が変化する可能性のある時間の間隔とすることが望ましい。
【0041】
図6は、お勧め情報が表示された視聴者端末200の画面の一例である。図6の例では、図5のステップS210の処理で視聴者端末200が表示した画面を示すものとする。図6に示すように、視聴者端末200は、各チャンネルに対応する番組毎の盛り上がり度の大きさを棒グラフで示している。図6においては、各番組の盛り上がり度の大小関係が横方向に表現されている。図6の例では、2chの盛り上がり度が最も小さく、7chの盛り上がり度が最も大きくなっている。また、視聴者端末200は、特定した7chの番組の内容を知らせる情報と、その7chへの切り替えを促す情報とを表示している。視聴者は、図6に示す画面を見ることにより、自分の嗜好情報を含む番組(この例では2,3,5,7,11,12ch)の中から自分と嗜好が類似する第三者が盛り上がっている番組(この例では7ch)を知ることができる。
【0042】
以上のとおり、本実施形態の情報処理システム10は、視聴者と嗜好が類似する第三者により入力される複数の番組に関するキーワードに基づいて番組を特定する。そして、情報処理システム10は、特定した番組のお勧め情報を、視聴者の視聴者端末200に対して送信する。これにより、視聴者端末200を使用する視聴者に、複数の番組に関する第三者の嗜好や行動に基づいて番組を紹介することができる。また、情報処理システム10は、地上デジタルテレビ放送などを視聴する場合に、切り替えに要する時間を嫌ってチャンネルを切り替えずに番組を見続けた結果、見たかった番組を視聴者が見逃すことを防ぐことができる。さらに、情報処理システム10は、生放送のように放送されるまで番組の内容が分からない場合でも、放送された内容に基づいてリアルタイムに番組を紹介することができる。
【0043】
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態である情報処理システムについて説明する。以下では、第1実施形態と共通する構成については、同一の符号を付し、その説明を適宜省略する。本実施形態が第1実施形態と大きく異なる点は、視聴者及び第三者のプロファイル情報を保持する外部装置(プロファイルサーバ装置という)を有することと、第三者によって入力された情報に含まれるキーワードを集計するのではなく、その情報そのものを集計することである。ここで、第1実施形態において第三者によって入力された情報は、1又は複数の語句からなる文章によって表現されているから、この第2実施形態では、この文章を単位として集計することになる。ここでいう文章とは、1つの文又は複数連ねられた文により、まとまった考えや感情を表現したものである。第1実施形態におけるキーワードも、第2実施形態における文章(つまり第1実施形態における第三者が入力した情報)も、第三者によって入力された入力事項という意味では共通である。以下の説明においては、第三者によって入力された情報のことを「書き込み情報」という。
【0044】
図9は、本実施形態に係る情報処理システム10bの構成を示すブロック図である。図9に示す構成は、プロファイルサーバ装置700が備えられている点で図1に示す構成と異なり、以下では、図1と異なる点を中心に説明する。プロファイルサーバ装置700は、視聴者及び第三者のプロファイル情報を提供するサービスの提供者によって使用される。プロファイルサーバ装置700は、ネットワークNW1を介してサーバ装置100、視聴者端末200、コミュニティサーバ装置300及び第三者端末400とそれぞれ通信を行う。プロファイルサーバ装置700は、視聴者を識別する情報と、第三者を識別する情報とを保持する。視聴者を識別する情報は、サーバ装置100に記憶されている。第三者を識別する情報は、コミュニティサーバ装置300が蓄積しており、各々が識別する第三者の書き込み情報にそれぞれ対応付けられている。また、プロファイルサーバ装置700は、これらの情報に対応付けて、視聴者及び第三者の各々の嗜好情報を含むプロファイル情報を保持する。これらのプロファイル情報は、例えば、視聴者端末200又は第三者端末400からプロファイル情報を更新するために送信されてくる情報に応じて更新され、また、コミュニティサーバ装置300における第三者の書き込み情報、つまり、その第三者を識別する情報に対応付けられた書き込み情報に含まれるキーワードに応じて更新される。プロファイルサーバ装置700は、視聴者を識別する情報と共にこの視聴者と嗜好が類似する第三者を識別する情報が要求されると、保持している両者のプロファイル情報を比較して、該当する第三者を特定する。プロファイルサーバ装置700は、特定した第三者を識別する情報を、これを要求してきた装置に送信する。
【0045】
図10は、本実施形態に係るサーバ装置100が視聴者端末200に番組を紹介する処理の一例を示すシーケンスチャートである。図10に示すシーケンスチャートは、ステップS120の後からステップS180の前までの処理が図5と異なり、以下では、図5と異なる点を中心に説明する。
サーバ装置100は、視聴者を識別する情報をプロファイルサーバ装置700に送信する(ステップS310)。プロファイルサーバ装置700は、ステップS310において送信された情報により識別される視聴者と嗜好情報が類似する第三者を特定し、特定した第三者を識別する情報をサーバ装置100に送信する(ステップS320)。サーバ装置100は、ステップS320において送信された情報をコミュニティサーバ装置300に転送し、この情報により識別される第三者による書き込み情報を要求する(ステップS330)。コミュニティサーバ装置300は、ステップS330において転送された情報により識別される第三者の書き込み情報を抽出し、サーバ装置100に送信する(ステップS340)。サーバ装置100は、ステップS340において送信された書き込み情報のうち、ステップS120において取得した複数の番組情報のそれぞれに関するものの数又は割合を、これらの番組情報により内容が表される番組毎に集計する(ステップS150)。ここにおいて、番組情報に関する書き込み情報とは、書き込み情報のうち、上述した番組情報と関連性を有する言葉(キーワード)を含むものをいう。この後は、ステップS180以降の処理が行われる。
各装置が以上の動作をすることにより、コミュニティサーバ装置300が第三者の嗜好情報を提供しない場合でも、視聴者は、自分と嗜好が類似する第三者が盛り上がっている番組を知ることができる。
【0046】
図11は、本実施形態に係る制御部110の機能的構成を示すブロック図である。図11に示す構成は、集計部と第2特定部が実行する処理が異なり、第3取得部119が備えられている点で上述した第1実施形態に係る構成(図4に示す構成)と異なる。以下では、図4と異なる点を中心に説明する。第3取得部119は、視聴者を識別する情報をプロファイルサーバ装置700に送信し、視聴者と嗜好情報が類似する第三者を識別する情報を取得する。第3取得部119は、取得した情報を集計部112bに供給する。集計部112bは、通信部120を介してコミュニティサーバ装置300と通信し、上述した書き込み情報を送信させて書き込み情報の数又は割合を集計する。集計部112bは、集計した結果を第2特定部116bに供給する。また、第1取得部111は、取得した番組情報を第2特定部116bに供給する。第2特定部116bは、供給された番組情報が示す番組のうち、供給された結果が示す書き込み情報の数又は割合が閾値以上である番組を特定する。これにより、本実施形態の情報処理システム10bは、視聴者と嗜好が類似する第三者により入力される複数の番組に関する書き込み情報に基づいて番組を特定し、特定した番組のお勧め情報を、視聴者の視聴者端末200に対して送信する。
【0047】
[第1及び第2実施形態のまとめ]
図12は、本発明に係るサーバ装置の制御部の機能的構成を示すブロック図である。制御部は、番組情報取得部1110と、番組特定部1120と、送信部1130とを備える。番組情報取得部1110は、視聴者が視聴可能であり、かつ同時に放送される複数の番組の番組内容をそれぞれ表す番組情報を取得する。番組情報取得部1110は、取得した番組情報を番組特定部1120に供給する。番組特定部1120は、視聴者と嗜好が類似する第三者が入力した入力事項のうち、番組情報取得部1110により取得された番組情報が表す番組内容に関する入力事項の数、割合又は後述する頻度を前記複数の番組毎に集計した結果が閾値以上である番組を特定する。第1実施形態に係る「キーワード」及び第2実施形態に係る「書き込み情報」は、本発明に係る「入力事項」の一例にそれぞれ相当する。番組特定部1120は、第三者を識別する識別情報をプロファイルサーバ装置700から取得し、第三者が入力した入力事項をコミュニティサーバ装置300から取得する。番組特定部1120は、特定した番組を送信部1130に供給する。送信部1130は、番組特定部1120により特定された番組を視聴者に知らせるための情報を視聴者の通信端末200に送信する。「番組情報取得部1110」、「番組特定部1120」、「送信部1130」は、本発明に係る「番組情報取得手段」、「番組特定手段」、「送信手段」の一例にそれぞれ相当する。
なお、第1実施形態においては、第2取得部113、第1特定部114、集計部112及び第2特定部116が協働することで、本発明に係る「番組特定手段」として機能する。また、第1取得部111は、本発明に係る「番組情報取得手段」の一例に相当し、送信部117は、本発明に係る「送信手段」の一例に相当する。また、第2実施形態においては、第3取得部119、集計部112b及び第2特定部116bが協働することで、本発明に係る「番組特定手段」として機能する。
【0048】
[変形例]
上述した実施形態は、本発明の実施の一例にすぎない。本発明は、上述した実施形態に対して、以下の変形を適用することが可能である。なお、以下に示す変形例は、必要に応じて、各々を適当に組み合わせて実施されてもよいものである。
【0049】
(変形例1)
制御部110は、上述の実施形態において、取得した番組情報から視聴者の嗜好情報を含む番組情報を抽出して番組を特定したが、取得した番組情報をそのまま用いて番組を特定してもよい。この場合、制御部110は、視聴者と嗜好が類似する第三者を特定し、特定した第三者と複数の番組に関して第三者が入力したキーワードの集計結果とから入力されたキーワードの数又は割合が閾値以上である番組を特定する。これにより、制御部110は、視聴者の嗜好情報を含む番組情報を抽出する場合に比べて、より第三者の盛り上がりを反映した番組を特定することができる。
【0050】
(変形例2)
制御部110は、上述の実施形態において、入力されたキーワードの数又は割合が閾値以上である番組を特定したが、頻度が閾値以上である番組を特定してもよい。ここにおいて、頻度とは、所定の時間に入力されたキーワードの数をいう。所定の時間は、例えば、番組紹介サービスの提供者によりあらかじめ決められた長さの時間である。
【0051】
(変形例3)
制御部110は、閾値を優先度に応じて変化させてもよい。ここにおいて、優先度とは、視聴者の嗜好情報のそれぞれに対して割り当てられる順位をいう。制御部110は、優先順位の高い嗜好情報を示す言葉の閾値を優先順位の低い嗜好情報を示す言葉の閾値よりも小さくさせる。なお、優先度は、番組紹介サービスの提供者によりあらかじめ決められていてもよい。例えば、番組紹介サービスの提供者は、嗜好情報の内容が放送される頻度が高いものの優先度を「高」とし、頻度が低いものの優先度を「低」としてもよい。これにより、放送される頻度が高い嗜好情報による頻繁なお勧め情報の送信を防ぐことができる。また、放送される頻度が低い嗜好情報を含む番組が放送された場合であっても、その番組を特定することができる。
【0052】
図7は、変形例3に係るサーバ装置の制御部110aの機能的構成を示すブロック図である。図7は、図4に決定部118を加えた図であるため、以下では、図4との相違点のみ説明する。制御部110aは、プログラムを実行することによって、図7に示す第1取得部111と、集計部112と、第2取得部113と、第1特定部114と、抽出部115と、第2特定部116と、送信部117と、決定部118とに相当する機能を実現する。決定部118は、視聴者の嗜好情報に応じた優先度を決定する。本変形例においては、決定部118は、視聴者の嗜好情報を示す言葉毎に優先度を「高」、「中」、「低」の3段階で決定する。決定部118は、決定した優先度の情報を第2特定部116に供給する。第2特定部116は、供給された優先度に応じて閾値を変化させる。第2特定部116は、例えば、閾値が割合の場合、高、中、低の優先度に対してそれぞれ75%、50%、25%を閾値とする。なお、優先度は、視聴者の視聴者端末200の操作により変更されてもよい。この場合、決定部118は、例えば、あらかじめ決められたタイミングで視聴者端末200に対して優先度の変更を確認する情報を送信する。
【0053】
図8は、ある視聴者が優先度を変更する場合を示し、優先度の変更を説明する図である。図8(a)に示すように、この視聴者は、自分の嗜好情報を示す「サッカー」、「ゴルフ」、「マラソン」という言葉の優先度をそれぞれ高、中、低と決めているものとする。図8(b)は、お勧め情報に基づきチャンネルを変更した後に視聴者端末200が表示している画面の一例である。視聴者端末200は、例えば、送信されたお勧め情報に対して操作がされた場合に、そのお勧め情報に含まれる嗜好情報に対する優先度を変更するか否かを確認する画面を表示している。図8(c)は、図8(b)において「はい」が選択された場合に表示される画面の一例である。視聴者端末200は、この例では、「高」と「中」と変更を取りやめるための「キャンセル」とを選択する画面を表示している。視聴者端末200は、選択された内容を示す情報を制御部110aを備えるサーバ装置に送信する。このサーバ装置は、受信した内容に応じてこの視聴者の嗜好情報の優先度を変更する。以降、このサーバ装置は、変更した優先度に従い処理を行う。
【0054】
(変形例4)
本発明において、視聴者端末は、番組に応じた映像又は音声を出力する手段を備えていてもよい。この場合、視聴者端末は、アンテナとアンテナに接続するチューナ部と音声出力部とをさらに有する。視聴者端末は、チューナ部により放送局600を選択し、選択した放送局600から送信された番組データを受信する。視聴者端末は、受信した番組データにより示される映像を表示部240に出力する。また、視聴者端末は、受信した番組データにより示される音声を音声出力部に出力する。
【0055】
(変形例5)
サーバ装置100は、上述の実施形態において、嗜好情報を含む視聴者のプロファイル情報を記憶したが、視聴者との通信履歴等に基づいてプロファイル情報の内容を追加、変更又は削除してもよい。例えば、サーバ装置100は、視聴者端末200の操作により切り替えられたチャンネルにおける番組の番組情報に基づいて、チャンネルが切り替えられた時刻と対応する番組情報の内容をこの視聴者の嗜好情報としてプロファイル情報に追加するといった具合である。この場合、サーバ装置100は、取得した番組情報を記憶部140に記憶させて蓄積し、視聴者端末200は、切り替えたチャンネルを識別する情報を切り替えた時刻を対応付けて記憶部220に記憶させて蓄積する。また、サーバ装置100は、あらかじめ決められた期間に行われた視聴者に関係する処理で扱った情報の中に含まれなかった嗜好情報の内容を削除してもよい。このあらかじめ決められた期間は、例えば、番組紹介サービスの提供者があらかじめ決めておいた期間である。これにより、サーバ装置100は、視聴者の嗜好情報が変化した場合に、この変化した視聴者の嗜好情報に応じた番組を特定することができる。
【0056】
(変形例6)
コミュニティサーバ装置300は、上述の実施形態において、嗜好情報を含む第三者のプロファイル情報を記憶したが、第三者により入力されたキーワードや第三者が参照した情報等に基づいてプロファイル情報の内容を追加、変更又は削除してもよい。例えば、コミュニティサーバ装置300は、第三者が入力したキーワード又は参照した情報に含まれる内容のうち数が多いものを、嗜好情報としてプロファイル情報に追加するといった具合である。この場合、コミュニティサーバ装置300は、第三者が入力したキーワード又は参照した情報を蓄積する。また、コミュニティサーバ装置300は、プロファイル情報の内容が第三者により入力されたキーワードや収集された情報の内容に関係しない期間が、あらかじめ決められた期間を超えた場合に、その内容を削除してもよい。このあらかじめ決められた期間は、例えば、番組紹介サービスの提供者があらかじめ決めておいた期間である。これにより、コミュニティサーバ装置300は、第三者の嗜好情報が変化した場合に、この変化した第三者の嗜好情報に応じた番組を特定することができる。
【0057】
(変形例7)
本発明において、各放送局は、ラジオ放送の仕組みによってそれぞれの番組を放送してもよい。すなわち、これらの番組は、映像を含まない音声のみの情報であってもよい。
【0058】
(変形例8)
サーバ装置100は、上述の実施形態では、あらかじめ決められた時間の間隔で番組紹介機能の処理を実行したが、この時間の間隔をユーザにより変更させてもよい。例えば、視聴者端末200は、視聴者の操作により入力された時間の値を示す情報をサーバ装置100に送信する。サーバ装置100は、受信した時間の値に基づいてこの時間の間隔で番組紹介機能の処理を実行する。これにより、サーバ装置100は、視聴者の視聴を過度に妨げられない程度に番組紹介サービスを提供することができる。
【0059】
(変形例9)
制御部110は、上述の実施形態では、番組を紹介する処理毎に各種情報を取得したが、取得した各種情報を記憶部140に記憶させ、各処理においてはこれらの差分を取得してもよい。この場合、制御部110は、取得した各種情報を取得した時刻の情報と対応付けて記憶部140に記憶させる。差分を取得する技術には公知の技術を適宜用いればよいから、この技術についての詳細な処理の説明は省略する。なお、制御部110は、取得した各種情報を記憶部140に記憶させ、さらに番組を紹介する処理毎に取得してもよい。
【0060】
(変形例10)
サーバ装置100は、上述の実施形態では、特定のコミュニティサービスにより提供されるコミュニティサーバ装置300から第三者に関する情報を取得した。しかし、サーバ装置100は、所定の条件に応じて、異なるコミュニティサービスにより提供されるコミュニティサーバ装置から第三者に関する情報を取得してもよい。例えば、サーバ装置100は、視聴者の嗜好情報の内容に応じて、この内容に関するキーワードを取得する可能性の高いコミュニティサービスを検出する。そして、サーバ装置100は、検出したコミュニティサービスにより提供されるコミュニティサーバ装置から第三者に関する情報を取得するといった具合である。この場合、サーバ装置100は、例えば、複数のコミュニティサーバ装置に対して視聴者の嗜好情報の内容に関するキーワードの出力を要求し、出力された件数によってコミュニティサーバ装置を決めてもよい。また、サーバ装置100は、複数のコミュニティサービスにより提供されるそれぞれのコミュニティサーバ装置から第三者に関する情報を取得してもよい。
【0061】
(変形例11)
サーバ装置100は、上述の実施形態では、コミュニティサービスにより提供されるコミュニティサーバ装置300から取得した情報を用いたが、コミュニティサービス以外のサービスから取得可能な情報を用いてもよい。また、サーバ装置100は、サービスに限らず、団体や個人が提供しているWebサイトやブログ等から情報を取得して用いてもよい。
【0062】
(変形例12)
サーバ装置100は、上述の実施形態では、特定した番組が他の番組と比較して盛り上がっていることを示す情報をお勧め情報としたが、これに限らず、様々な情報をお勧め情報としてもよい。例えば、サーバ装置100は、特定した番組の内容を知らせる様々な情報をお勧め情報として視聴者端末200に対して送信してもよい。様々な情報は、例えば、特定した番組のジャンル、出演者、演奏されている曲又はスポーツの得点状況等である。この場合、視聴者端末200は、番組の内容を知らせる情報を画面に表示する。視聴者は、表示されたお勧め情報の内容に基づいて、視聴者端末200とは別のリモコン装置又は受像機500の操作部を操作してチャンネルを切り替えればよい。この場合、視聴者端末は、発信部260を有さない構成であってもよい。
【0063】
(変形例13)
サーバ装置100は、特定した番組のチャンネルへの切り替えを視聴者端末200に指示する情報を、お勧め情報としてもよい。この場合、視聴者端末200は、お勧め情報を受信すると、お勧め情報に含まれる番組を識別する情報に基づいて、その番組に対応するチャンネルに切り替えるように受像機500を遠隔操作する。すなわち、視聴者端末200は、視聴者の操作なしにチャンネルを切り替える。
【0064】
(変形例14)
サーバ装置100は、番組が盛り上がっていることを示す情報として、集計した複数の番組に関するキーワードの数に対する集計した各番組に関するキーワードの数の割合を用いてもよい。
【0065】
(変形例15)
本発明は、サーバ装置やこれを含む情報処理システムのみならず、これらを実現するための方法や、コンピュータに図4に示した機能を実現させるためのプログラムとしても把握されるものである。かかるプログラムは、これを記憶させた光ディスク等の記録媒体の形態で提供されたり、インターネット等のネットワークを介して、コンピュータにダウンロードさせ、これをインストールして利用可能にするなどの形態でも提供されたりすることができるものである。
【0066】
(変形例16)
制御部110は、上述した第1実施形態ではキーワードを単位として集計し、第2実施形態では書き込み情報を単位として集計したが、これに限らず、例えば、書き込み情報に含まれる文を単位として集計してもよい。ここでいう文とは、まとまった内容を表す一続きの言葉である。1つの文は、1つ又は複数の言葉により構成され、また、1つの文又は複数連ねられた文は、文章を構成する。この場合、制御部110は、視聴者と嗜好が類似する第三者が入力した文のうち、番組情報に関するもの、つまり、番組情報に関するキーワードが含まれるものを集計する。この文は、本発明に係る「入力事項」の一例に相当する。
上述した第1実施形態の場合、キーワードを単位として集計するため、同じ1つの書き込み情報でもそこにキーワードが多く登場するほど、盛り上がり度が大きくなる。つまり、制御部110は、個々の書き込み情報に軽重をつけて盛り上がり度を算出することができる。一方、第2実施形態の場合、書き込み情報を単位として集計するため、同じ1つの書き込み情報であれば、そこにどれだけキーワードが登場しても、盛り上がり度が大きくなる度合い(数又は割合)は一定となる。つまり、制御部110は、個々の書き込み情報の内容に左右されることなく、盛り上がり度を算出することができる。そして、本変形例に係る制御部110は、これらの中間にあたり、個々の書き込み情報の内容に第1実施形態ほどではないが第2実施形態よりは軽重をつけて、盛り上がり度を算出することができる。
【0067】
(変形例17)
制御部110は、視聴者と嗜好が類似する第三者の特定と番組の特定とを、様々な手法を用いて行ってもよい。例えば、制御部110は、あるユーザと嗜好が類似する他のユーザの行動履歴に基づき商品等を勧めるためにEC(Electronic commerce)サイト等で用いられる協調フィルタリングやベイジアンフィルタリングなどの手法を用いてもよい。この場合、制御部110は、キーワード(又は書き込み)の入力を行動履歴として扱い、商品の代わりに番組を特定すればよい。また、制御部110は、コンテンツベース又はルールベースのフィルタリング等の手法を用いて、番組の内容に関する入力事項の数又は割合を集計してもよい。ルールベースのフィルタリングを用いるのであれば、例えば、制御部110は、番組の内容に「サッカー」というキーワードが含まれている場合に、「サッカー」、「Jリーグ」及び「ワールドカップ」というキーワード(又はそれらが含まれた書き込み情報)の数又は割合を集計する。
【0068】
(変形例18)
制御部110は、プロファイル情報に含まれる情報のうち、視聴者が視聴可能な番組を放送する放送局600を示す情報に基づき、視聴者が視聴可能な番組情報を取得してもよい。詳細には、制御部110は、図5に示すステップS120において取得した番組情報のうち、この情報が示す放送局600が放送した番組の番組情報だけを取得したものとすればよい。これにより、視聴者が視聴できない番組をチューナ部130が受信している場合であっても、視聴者が視聴可能な番組情報を選んで取得することができる。
また、制御部110は、プロファイル情報に含まれる住所を示す情報から、その住所で視聴可能な番組を放送する放送局600を視聴者が視聴可能なものとして特定してもよい。この場合、サーバ装置100は、地域毎に視聴可能な番組(ケーブルテレビ等を含む)を住所と対応付けたテーブルを記憶部140に記憶させておく。そして、制御部110は、このテーブルにおいてプロファイル情報に含まれる住所に対応付けられた番組を放送する放送局600を示す情報に基づき、上記同様視聴者が視聴可能な番組情報を取得する。
また、住所を示す情報の代わりに、視聴者端末が備えるGPS(Global Positioning System)機能や、視聴者端末が在圏する基地局又は無線LAN(Local Area Network)のアクセスポイントの識別情報等から特定される現在位置情報が用いられてもよい。これにより、例えば、視聴者が旅先にいるときや引っ越して間もないときであっても、その場所で視聴可能な番組の中から、視聴者と嗜好が類似する第三者が盛り上がっている番組を特定して紹介することができる。
【0069】
(変形例19)
プロファイル情報には、視聴者が検索等で入力したキーワードを示す情報(検索キーワード情報という)を嗜好情報として含めてもよい。この場合、制御部110は、検索キーワード情報と類似する嗜好情報がプロファイル情報として含まれている第三者が入力したキーワードの数又は割合を集計して番組を特定すればよい。視聴者がその時々で興味を持った言葉を検索キーワードとして用いることで、制御部110は、その検索キーワードに類似する嗜好を持った第三者が盛り上がっている番組を特定して紹介することができる。また、視聴者にとっては、自分が入力した言葉を嗜好情報として登録できることになるため、嗜好の内容を能動的に選ぶことができるとともに、例えば「サッカー」、「ゴルフ」といった一般的な内容ではなく「プロサッカーの○○チームの××選手」といった具体的な内容とすることができることになる。その結果、視聴者は、より的確に、嗜好の似た者が興味を持っている番組を把握することができる。
【0070】
(変形例20)
プロファイル情報には、「笑った」、「驚いた」又は「泣ける」等の感情を表す言葉が嗜好情報として含まれていてもよい。この場合、例えば、視聴者端末200の制御部210は、これらの言葉を表すボタンを表示部240に表示させ、操作部250の操作により選択されたボタンが表す言葉をプロファイル情報に登録させる。これにより、視聴者は、これらの言葉を簡単にプロファイル情報に登録できるようになり、サーバ装置100は、視聴者の気分に応じた番組を特定して紹介することができる。なお、制御部210は、これらのボタンが選択された回数が閾値を超えたときに、プロファイル情報に登録させてもよい。
【0071】
(変形例21)
制御部110は、番組のクローズドキャプション(いわゆる字幕)を解析した結果を番組情報として取得してもよい。
また、制御部110は、放送局や番組情報提供会社から提供されるメタデータを用いて番組情報を取得してもよい。ここにおいて、メタデータとは、番組が放送される前にその番組を放送する放送局600により提供される、番組の内容(放送日時や出演者、大まかな内容など)を表すデータをいう。これにより、制御部110は、文字、映像又は音声を解析して得られた情報の精度に依存することなく、番組情報を取得することができる。
【0072】
(変形例22)
制御部110は、入力されたキーワードの数(又は書き込みの数)の単位時間当たりの変化量が閾値以上である番組を特定してもよい。これにより、制御部110は、急速に盛り上がっている番組を、盛り上がり度が小さいうちから特定することができる。
【符号の説明】
【0073】
10、10b…情報処理システム、100…サーバ装置、110、110a…制御部、111…第1取得部、112、112b…集計部、113…第2取得部、114…第1特定部、115…抽出部、116、116b…第2特定部、117…送信部、118…決定部、119…第3取得部、120…通信部、130…チューナ部、140…記憶部、200…視聴者端末、210…制御部、220…記憶部、230…通信部、240…表示部、250…操作部、260…発信部、1110…番組情報取得部、1120…番組特定部、1130…送信部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
視聴者が視聴可能であり、かつ同時に放送される複数の番組の番組内容をそれぞれ表す番組情報を取得する番組情報取得手段と、
前記視聴者と嗜好が類似する第三者が入力した入力事項のうち、前記番組情報取得手段により取得された番組情報が表す前記番組内容に関する入力事項の数、割合又は頻度を前記複数の番組毎に集計した結果が閾値以上である番組を特定する番組特定手段と、
前記番組特定手段により特定された番組を前記視聴者に知らせるための情報を前記視聴者の通信端末に送信する送信手段と
を備えることを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記番組特定手段は、前記番組情報取得手段により取得された番組情報が表す前記番組内容に関連する嗜好が前記視聴者と類似する前記第三者が入力した前記入力事項のうち、当該番組情報が表す前記番組内容に関する前記入力事項の数、割合又は頻度を前記複数の番組毎に集計した結果が前記閾値以上である番組を特定する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記番組情報が表す番組の番組内容には、当該番組内容に関連する嗜好を表す嗜好情報が含まれ、
前記番組情報取得手段により取得された番組情報によって前記番組内容が表される複数の番組のうち、前記視聴者の嗜好と類似する嗜好を表す嗜好情報を含んだ前記番組内容の番組を抽出する抽出手段を備え、
前記番組特定手段は、前記抽出手段により抽出された番組のうち、前記入力事項の数、割合又は頻度を前記複数の番組毎に集計した結果が前記閾値以上である番組を特定する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記番組情報取得手段は、番組の映像又は音声を解析し、その解析結果を前記番組情報として取得する
ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記番組特定手段は、前記視聴者と嗜好が類似する前記第三者を識別する識別情報を取得する識別情報取得手段を有し、前記識別情報取得手段により取得された識別情報が識別する第三者が入力した前記入力事項のうち、前記番組情報取得手段により取得された番組情報が表す前記番組内容に関する前記入力事項の数、割合又は頻度を前記複数の番組毎に集計した結果が前記閾値以上である番組を特定する
ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記番組特定手段は、前記視聴者及び前記第三者の嗜好を表す嗜好情報を取得する嗜好情報取得手段と、前記嗜好情報取得手段により取得された嗜好情報を用いて、前記嗜好が前記視聴者と類似する第三者を特定する第三者特定手段とを有し、前記第三者特定手段により特定された第三者が入力した前記入力事項のうち、前記番組情報取得手段により取得された番組情報が表す前記番組内容に関する前記入力事項の数、割合又は頻度を前記複数の番組毎に集計した結果が前記閾値以上である番組を特定する
ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記入力事項は、前記第三者が入力した語句からなる文章を単位とするものであり、
前記番組特定手段は、前記文章の数、割合又は頻度を集計した結果が前記閾値以上である番組を特定する
ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記入力事項は、前記第三者が入力した各々のキーワードを単位とするものであり、
前記番組特定手段は、前記キーワードの数、割合又は頻度を集計した結果が前記閾値以上である番組を特定する
ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記視聴者の嗜好情報に応じた前記キーワードの優先度を決定する決定手段を備え、
前記番組特定手段は、前記決定手段により決定された優先度に応じて前記キーワード毎に前記閾値を変化させる
ことを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
【請求項10】
請求項1ないし9のいずれかに記載の情報処理装置と、
前記視聴者の通信端末であって、前記番組に応じた映像又は音声を出力する手段を備える通信端末と
を有することを特徴とする情報処理システム。
【請求項11】
請求項1ないし9のいずれかに記載の情報処理装置と、
前記視聴者の通信端末であって、前記番組に応じた映像又は音声を出力する出力装置に前記番組を切り替えるための信号を発信する発信手段を備える通信端末とを有し、
前記送信手段は、前記番組特定手段により特定された番組を前記視聴者に知らせるための情報として当該番組を識別する識別情報を送信し、
前記発信手段は、前記送信手段により送信された識別情報に応じた前記信号を発信する
ことを特徴とする情報処理システム。
【請求項12】
コンピュータに、
視聴者が視聴可能であり、かつ同時に放送される複数の番組の番組内容をそれぞれ表す番組情報を取得する番組情報取得ステップと、
前記視聴者と嗜好が類似する第三者が入力した入力事項のうち、前記番組情報取得ステップにおいて取得された番組情報が表す前記番組内容に関する入力事項の数、割合又は頻度を前記複数の番組毎に集計した結果が閾値以上である番組を特定する番組特定ステップと、
前記特定ステップにおいて特定された番組を前記視聴者に知らせるための情報を前記視聴者の通信端末に送信する送信ステップと
を実行させるためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2011−223571(P2011−223571A)
【公開日】平成23年11月4日(2011.11.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−68554(P2011−68554)
【出願日】平成23年3月25日(2011.3.25)
【出願人】(392026693)株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ (5,876)
【Fターム(参考)】