説明

情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム

【課題】大規模記憶装置を備えていない画像形成装置であっても大規模記憶装置を用いたサービスの提供を可能とすることのできる情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムの提供を目的とする。
【解決手段】画像形成装置と接続され、大規模記憶装置を備えた情報処理装置であって、前記画像形成装置と同じインタフェースによって、クライアント装置より画像形成要求に係るデータを受信し、該データを前記大規模記憶装置に保存する受信手段と、前記大規模記憶装置に保存されているデータに係る画像形成要求を、前記画像形成装置が前記クライアント装置に対して提供しているインタフェースを介して前記画像形成装置に送信する送信手段とを有することにより上記課題を解決する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関し、特に画像形成装置と接続された情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、複写機、プリンタ、又は複合機等の画像形成装置においても、HDD(Hard Disk Drive)等の大規模記憶装置を備え、スキャンされたデータやネットワークを介して受信されたデータの蓄積機能が実装されているものがある(例えば、特許文献1)。斯かる蓄積機能により、データの再利用等、各種の利便性の高いサービスの提供が可能となる。
【特許文献1】特開2002−17821号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、大規模記憶装置は、画像形成装置のハードウェアコストに対する影響が大きい。したがって、ローエンドの機器の中には、大規模記憶装置を備えていないものが多いというのが現状である。
【0004】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、大規模記憶装置を備えていない画像形成装置であっても大規模記憶装置を用いたサービスの提供を可能とすることのできる情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
そこで上記課題を解決するため、本発明は、画像形成装置と接続され、大規模記憶装置を備えた情報処理装置であって、前記画像形成装置と同じインタフェースによって、クライアント装置より画像形成要求に係るデータを受信し、該データを前記大規模記憶装置に保存する受信手段と、前記大規模記憶装置に保存されているデータに係る画像形成要求を、前記画像形成装置が前記クライアント装置に対して提供しているインタフェースを介して前記画像形成装置に送信する送信手段とを有することを特徴とする。
【0006】
このような情報処理装置では、大規模記憶装置を備えていない画像形成装置であっても大規模記憶装置を用いたサービスの提供を可能とすることができる。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、大規模記憶装置を備えていない画像形成装置であっても大規模記憶装置を用いたサービスの提供を可能とすることのできる情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の実施の形態におけるシステム構成例を示す図である。同図において、外付け装置10、ローエンド機20、ハイエンド機30、及びクライアントPC40等は、LAN(Local Area Network)等のネットワーク50(有線又は無線の別は問わない。)を介して接続されている。
【0009】
ローエンド機20及びハイエンド機30は、複合機、複写機、プリンタ、又はFAX装置等の画像形成装置である。ローエンド機20は、搭載メモリの容量が相対的に小さく、HDD(Hard Disk Drive)等の大規模記憶装置を備えていない。ハイエンド機20は、搭載メモリの容量が相対的に大きく、HDD等の大規模記憶装置を内蔵している。
【0010】
クライアントPC40は、ユーザによる入力に応じ、ローエンド機20又はハイエンド機30に対して、印刷要求やFAX送信要求等の画像形成要求を送信する。
【0011】
外付け装置10は、ローエンド機20との組み合わせにより、ハイエンド機30に相当する機能をクライアントPC40(ユーザ)に提供するための情報処理装置である。なお、外付け装置10及びローエンド機20は、USB(Universal Serial Bus)若しくはLAN等のケーブル60、又は無線通信等によって直接接続されていてもよい。この場合、ローエンド機20は、ネットワーク50に接続されていなくてもよい。
【0012】
図2は、本発明の実施の形態における外付け装置のハードウェア構成例を示す図である。同図の外付け装置10は、それぞれバスBで相互に接続されているドライブ装置100と、HDD102と、メモリ装置103と、CPU104と、インタフェース装置105と、表示装置106と、入力装置107とを有するように構成される。
【0013】
外付け装置10での処理を実現するプログラムは、CD−ROM等の記録媒体101によって提供される。プログラムを記録した記録媒体101がドライブ装置100にセットされると、プログラムが記録媒体101からドライブ装置100を介してHDD102にインストールされる。HDD102は、インストールされたプログラムを格納すると共に、必要なファイルやデータ等を格納する。
【0014】
メモリ装置103は、プログラムの起動指示があった場合に、HDD102からプログラムを読み出して格納する。CPU104は、メモリ装置103に格納されたプログラムに従って外付け装置10に係る機能を実現する。インタフェース装置105は、ネットワークに接続するためのインタフェースとして用いられる。表示装置106はプログラムによるGUI(Graphical User Interface)等を表示する。入力装置107は各種のボタン等で構成され、様々な操作指示を入力させるために用いられる。表示装置106及び入力装置107は、オペレーションパネルとして一体的に構成されていてもよい。
【0015】
なお、プログラムのインストールは必ずしも記録媒体101より行う必要はなく、ネットワークを介して他のコンピュータよりダウンロードするようにしてもよい。
【0016】
図3は、本発明の実施の形態における外付け装置のソフトウェア構成例を示す図である。同図において外付け装置10は、SDKアプリ11、SDKプラットフォーム12、印刷入力部13、FAX入力部14、スキャン入力部15、印刷出力部16、FAX出力部17、及び変換部18等を有する。
【0017】
SDKアプリ11は、専用のSDK(ソフトウェア開発キット)を使用して開発されたアプリケーションである。すなわち、外付け装置10には、その出荷後に、SDKを利用して開発したアプリケーションをインストール及び実行することができる。図中では、SDKアプリ11の具体例として、蓄積文書操作アプリ11aが示されている。
【0018】
SDKプラットフォーム12は、SDKアプリ11に対してSDKのAPI(Application Program Interface)を提供するソフトウェアコンポーネントである。すなわち、SDKプラットフォーム12は、SDKアプリ11の実行環境を実現する。なお、SDKプラットフォーム12には、HDD102にアクセスするためのAPI(ローカルストレージ用API)も含まれている。SDKアプリ11は、ローカルストレージ用APIを利用して、HDD102の操作(データの入出力、データの一覧取得、データの削除等)を実行するができる。
【0019】
印刷入力部13は、クライアントPC40等から送信される印刷データを受信し、HDD102に保存(蓄積)する。ネットワークプリントのデータは、通常ポート9100番でプリンタの機種に依存したPDL(Page Description Language)等のデータが送付される。印刷入力部13は、クライアントPC40に対してプリンタと同様のインタフェースを提供する(ポート9100番の印刷データ送信を受け付ける)ことで、ローエンド機20の印刷機能(プリンタ)をエミュレートし、取得したデータをHDD102に蓄積文書として保存する。
【0020】
印刷出力部16は、HDD102に保存されたデータ(蓄積文書)をローエンド機20に送信することにより当該データの印刷を要求する。より詳しくは、印刷出力部16は、SDKプラットフォーム12を介してSDKアプリ11より蓄積文書の印刷の実行を指示されると、HDD102から指定されたデータを読み取り、ローエンド機20に対してクライアントPC40と同様の動作をする(ローエンド機20がクライアントPC40に対して提供するインタフェース(例えば、ポート9100番)を介して印刷データを送信する)ことでクライアントPC40をエミュレートし、ローエンド機20に印刷を実行させる。
【0021】
印刷入力部13及び印刷出力部16によって、クライアントPC40からのローエンド機20に対する印刷データは、次のような経路を辿る。図4は、クライアントPCからローエンド機への印刷データの経路を示す図である。
【0022】
同図に示されるように、クライアントPC40からの印刷データは、外付け装置10の印刷入力部13によって受信され、HDD102に保存される。続いて、印刷出力部16によってHDD102に保存されている印刷データはローエンド機20に転送される。印刷データがこのような経路を辿ることにより、当該印刷データは、外付け装置10に蓄積され、再利用が可能となる。なお、クライアントPC40には、ローエンド機20に対応したプリンタドライバをインストールし、外付け装置10のIPアドレスを当該プリンタドライバ対する印刷先のIPアドレスとして設定しておけばよい。そうすることにより、ローエンド機20に対する印刷指示(印刷データ)は、外付け装置10に送信されるようになる。
【0023】
図3に戻る。FAX入力部14は、クライアントPC40等から送信されるFAX送信データを受信し、HDD102に保存する。PC−FAXでは、通常ポート9100番でプリンタの機種に依存したデータが送付される。FAX入力部14はクライアントPC40に対してFAXと同様のインタフェースを提供する(ポート9100番のFAXデータ送信を受け付ける)ことでローエンド機20のFAX機能をエミュレートし、取得したデータをHDD102に蓄積文書として保存する。
【0024】
FAX出力部17は、HDD102に保存されたデータをローエンド機20に送信することにより、当該データのFAX送信を要求する。より詳しくは、FAX出力部17は、SDKプラットフォーム12を介してSDKアプリ11より蓄積文書のFAX送信の実行を指示されると、HDD102から指定されたデータを読み取り、ローエンド機20に対してクライアントPC40と同様の動作をする(ローエンド機20がクライアントPC40に対して提供するインタフェース(例えば、ポート9100番)を介してFAXデータを送信する)ことでクライアントPC40をエミュレートし、ローエンド機20にFAX送信を実行させる。
【0025】
なお、FAX入力部14及びFAX出力部17により、クライアントPC40からのローエンド機20に対するFAX送信データは、図4に示した経路を辿る。
【0026】
スキャン入力部15は、ローエンド機20においてスキャンされたデータ(スキャンデータ)をローエンド機20より受信し、HDD102に保存する。
【0027】
変換部18は、印刷入力部13、FAX入力部14、又スキャン入力部15等によってHDD102に蓄積されたデータのデータ形式の変換を実行する。すなわち、HDD102に蓄積されたデータの形式は、印刷データ、FAX送信データ、スキャンデータ等の間で異なるのが一般的である。そのため印刷入力部13によって蓄積されたデータは印刷出力にしか利用できないといった制約が生じることになる。そこで、変換部18は、各フォーマット間のデータ変換機能を実現し、スキャンしたデータを印刷したり、印刷入力されたデータをFAX送信したりといった、各入力部と各出力部との組み合わせの多様化を実現する。なお、データ変換処理の具体的な内容については、公知又は周知の技術を用いればよい。
【0028】
ところで、図3におけるSDKプラットフォーム12は、ハイエンド機30に実装されているSDKプラットフォームとの互換性を維持するために外付け装置10に実装されているものである。すなわち、ハイエンド機30では、SDKプラットフォーム上にSDKアプリを実装することができ、SDKプラットフォームやSDKアプリを動作させるために十分なメモリを備えている。
【0029】
一方、ローエンド機20は、SDKプラットフォームを動作させるために必要なメモリは備えていない。そこで、ローエンド機20にSDKプラットフォーム12を備えた外付け装置10を接続し、SDKアプリ11を外付け装置10上で動作させ、画像形成に必要なエンジンはローエンド機20のものを用いることで、ハイエンド機10と同様の機能の提供を可能としているのである。なお、ローエンド機20には、HDDは備えられていないため、外付け装置10にHDDを備えることにより、SDKプラットフォームにおけるローカルストレージ用APIの互換性が図られている。
【0030】
以下、外付け装置10の処理手順について説明する。図5は、外付け装置による処理手順を説明するためのフローチャートである。
【0031】
ステップS101において、外付け装置10に対して動作指示が入力される。以降のステップでは、当該動作指示の種別に応じて分岐する。
【0032】
例えば、動作指示が、データの入力指示であった場合(S102でYes)、外付け装置10は、データを入力しHDD102に保存する(S103)。より詳しくは、動作指示がクライアントPC40より送信される印刷データである場合、当該印刷データ(印刷要求)は印刷入力部13によって受信される。印刷入力部13は、受信した印刷データをHDD102に保存する。また、動作指示がクライアントPC40より送信されるFAX送信データである場合、当該FAX送信データ(FAX送信要求)はFAX入力部14によって受信される。FAX入力部14は、受信したFAX送信データをHDD102に保存する。また、動作指示がローエンド機20より送信されるスキャンデータの保存である場合、当該スキャンデータはスキャン入力部15によって受信される。スキャン入力部15は、受信したスキャンデータをHDD102に保存する。
【0033】
一方、動作指示が、入力装置107を介してユーザより入力される、蓄積文書の一覧表示指示である場合(S104でYes)、蓄積文書操作アプリ11aは、SDKプラットフォーム12を介してHDD102に蓄積されているデータを取得し、取得したデータの一覧を含む画面(以下「蓄積文書一覧画面」という。)を表示装置106に表示させる(S105)。
【0034】
図6は、蓄積文書一覧画面の表示例を示す図である。同図において蓄積文書一覧画面510は、一覧表示領域511、出力ボタン512、及び削除ボタン513等を有する。
【0035】
一覧表示領域511は、蓄積文書の一覧が表示される領域である。同図の例では、データごとに、データ名、形式、日時が表示されている。形式は、印刷形式、FAX形式、又はスキャン形式に分類され、そのデータを保存した入力部(印刷入力部13、FAX入力部14、スキャン入力部15)に応じて異なる。日時は、データが保存された日時である。
【0036】
出力ボタン512は、一覧表示領域511において選択されたデータの出力指示を受け付けるためのボタンである。削除ボタン513は、一覧表示領域511において選択されたデータの削除指示を受け付けるためのボタンである。
【0037】
したがって、動作指示が、出力指示ボタン512の押下である場合(S106でYes)、蓄積文書操作アプリ11aは、SDKプラットフォーム12を介して、選択されたデータの形式に応じた出力部(印刷出力部16、FAX出力部17)に当該データの出力を指示する。印刷出力部16又はFAX出力部17は、当該データの印刷又はFAX送信をローエンド機20に要求する(S107)。
【0038】
なお、出力ボタン512の押下に応じて、蓄積文書操作アプリ11aは、出力種別(印刷又はFAX送信)を選択させる画面を表示装置107に表示させるようにしてもよい。当該画面において選択された出力種別が、選択データの形式に対応しない場合、蓄積文書操作アプリ11aは、変換部18を用いて選択データを出力種別に応じた形式に変換した後、印刷出力部16又はFAX出力部17にデータの出力を指示するようにしてもよい。
【0039】
また、出力の際には、認証画面を表示させ、認証情報(IDカード又はパスワード等)を入力させるようにしてもよい。これにより、クライアントPC40より印刷が指示された文書がローエンド機20より出力されたまま放置されることが抑止され、セキュアな印刷を実現することができる。
【0040】
また、動作指示が、削除ボタン513の押下である場合(S108でYes)、蓄積文書操作アプリ11aは、SDKプラットフォーム12を介して、選択されたデータの削除を実行する(S109)。これにより、当該データは、HDD102より削除される。
【0041】
続いて、印刷データ入力時(図5のステップS103に相当)の処理手順の詳細について説明する。図7は、印刷入力部による印刷データの入力処理を説明するためのフローチャートである。
【0042】
通常時、印刷入力部13は、ネットワークプリンタ用のポート(例えば、9100番)を開いて印刷データの入力(受信)を待機する(S201、S202)。印刷データの受信を検知すると(S202でYes)、受信された印刷データをHDD102に書き込む(保存する)(S203)。続いて、保存したデータに関する書誌情報(データ名、形式、日時)をHDD102に書き込む(S204)。
【0043】
なお、FAX入力部14による処理手順も、図7と同様でよい。
【0044】
続いて、スキャンデータ入力時の処理手順の詳細について説明する。図8は、スキャン入力部によるスキャンデータの入力処理を説明するためのフローチャートである。
【0045】
スキャン入力部15は、TWAIN、SANE、又はWS−D等のリモートスキャンプロトコルを利用して、ローエンド機20におけるスキャンの実行の検知と(S301)、ローエンド機20からのスキャンデータの取得を実行する(S302)。続いて、スキャン入力部15は、取得したスキャンデータをHDD102に書き込む。
【0046】
なお、図7又は図8の処理によってHDD102に書き込まれるデータの管理は、データベースを用いてもよいし、OS(Operating System)によるファイルシステムを用いても良い。
【0047】
上述したように、本実施の形態における外付け装置10によれば、大規模記憶装置を備えていないローエンド機20であっても、HDD102を用いたサービスを実行させることができる。具体的には、ローエンド機20に対する印刷要求、FAX送信要求等の画像形成要求に係るデータをHDD102に蓄積することができ、蓄積されているデータの印刷又はFAX送信等をローエンド機20に実行させることができる。
【0048】
また、外付け装置10は、クライアントPC40に対してはローエンド機20のエミュレータとして、ローエンド機20に対してはクライアントPC40のエミュレータとして機能するため、クライアントPC40及びローエンド機20のいずれにおいても、外付け装置10を中継させることによる新たなプログラムの実装等は必要とされない。
【0049】
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は斯かる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【図1】本発明の実施の形態におけるシステム構成例を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態における外付け装置のハードウェア構成例を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態における外付け装置のソフトウェア構成例を示す図である。
【図4】クライアントPCからローエンド機への印刷データの経路を示す図である。
【図5】外付け装置による処理手順を説明するためのフローチャートである。
【図6】蓄積文書一覧画面の表示例を示す図である。
【図7】印刷入力部による印刷データの入力処理を説明するためのフローチャートである。
【図8】スキャン入力部によるスキャンデータの入力処理を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
【0051】
10 外付け装置
11 SDKアプリ
11a 蓄積文書操作アプリ
12 SDKプラットフォーム
13 印刷入力部
14 FAX入力部
15 スキャン入力部
16 印刷出力部
17 FAX出力部
18 変換部
20 ローエンド機
30 ハイエンド機
40 クライアントPC
50 ネットワーク
60 ケーブル
100 ドライブ装置
101 記録媒体
102 HDD
103 メモリ装置
104 CPU
105 インタフェース装置
106 表示装置
107 入力装置
B バス

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像形成装置と接続され、大規模記憶装置を備えた情報処理装置であって、
前記画像形成装置と同じインタフェースによって、クライアント装置より画像形成要求に係るデータを受信し、該データを前記大規模記憶装置に保存する受信手段と、
前記大規模記憶装置に保存されているデータに係る画像形成要求を、前記画像形成装置が前記クライアント装置に対して提供しているインタフェースを介して前記画像形成装置に送信する送信手段とを有することを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記画像形成要求は、印刷要求又はFAX送信要求であることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
【請求項3】
入力装置及び表示装置を備え、
前記入力装置を介した入力に応じ、前記大規模記憶装置に保存されている前記データの一覧を表示させる画面を前記表示装置に表示させる一覧表示手段を有することを特徴とする請求項1又は2記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記送信手段は、前記画面において選択されたデータに係る画像形成要求を前記画像形成装置に送信することを特徴とする請求項3記載の情報処理装置。
【請求項5】
画像形成装置と接続され、大規模記憶装置を備えた情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
前記画像形成装置と同じインタフェースによって、クライアント装置より画像形成要求に係るデータを受信し、該データを前記大規模記憶装置に保存する受信手順と、
前記大規模記憶装置に保存されているデータに係る画像形成要求を、前記画像形成装置が前記クライアント装置に対して提供しているインタフェースを介して前記画像形成装置に送信する送信手順とを有することを特徴とする情報処理方法。
【請求項6】
前記画像形成要求は、印刷要求又はFAX送信要求であることを特徴とする請求項5記載の情報処理方法。
【請求項7】
前記情報処理装置は入力装置及び表示装置を備え、
前記入力装置を介した入力に応じ、前記大規模記憶装置に保存されている前記データの一覧を表示させる画面を前記表示装置に表示させる一覧表示手順を有することを特徴とする請求項5又は6記載の情報処理方法。
【請求項8】
前記送信手順は、前記画面において選択されたデータに係る画像形成要求を前記画像形成装置に送信することを特徴とする請求項7記載の情報処理方法。
【請求項9】
請求項5乃至8いずれか一項記載の情報処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2009−169663(P2009−169663A)
【公開日】平成21年7月30日(2009.7.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−6914(P2008−6914)
【出願日】平成20年1月16日(2008.1.16)
【出願人】(000006747)株式会社リコー (37,907)
【Fターム(参考)】