説明

情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム

【課題】ユーザが通信ネットワーク上のコンテンツを容易に検索することができる技術が求められていた。
【解決手段】本開示によれば、通信ネットワークを介してコンテンツを取得するコンテンツ取得部と、コンテンツに関するコンテンツ表示用画像をコンテンツ表示用画像の表示が可能な表示領域内で移動させる制御を行う制御部と、を備える、情報処理装置が提供される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
インターネット等の通信ネットワーク上には、様々なコンテンツが存在する。ユーザは、通信ネットワーク上のコンテンツを利用する場合、ウェブブラウザ等を使用することでこれらのコンテンツを能動的に検索する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2000−222090号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、ユーザが検索を効果的に行うためには、適切なキーワードの選定といった検索のスキルや、各ウェブサイトに関する知識が必要であった。このため、ユーザは、通信ネットワーク上のコンテンツを検索するのに大きな手間が掛かっていた。
【0005】
なお、特許文献1に、グラフィックユーザインタフェース、いわゆるGUIに関する技術が開示されている。この技術では、アイコンが表示領域内で移動し、ユーザがアイコンを選択すると、そのアイコンに応じた処理が実行される。しかし、この技術は単にアイコンを表示領域内で移動させるだけなので、ユーザに掛かる手間を何ら低減させるものではなかった。そこで、ユーザが通信ネットワーク上のコンテンツを容易に検索することができる技術が求められていた。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示によれば、通信ネットワークを介してコンテンツを取得するコンテンツ取得部と、コンテンツに関するコンテンツ表示用画像をコンテンツ表示用画像の表示が可能な表示領域内で移動させる制御を行う制御部と、を備える、情報処理装置が提供される。
【0007】
本開示によれば、通信ネットワークを介してコンテンツを取得することと、コンテンツに関するコンテンツ表示用画像をコンテンツ表示用画像の表示が可能な表示領域内で移動させる制御を行うことと、を含む、情報処理方法が提供される。
【0008】
本開示によれば、コンピュータに、通信ネットワークを介してコンテンツを取得するコンテンツ取得機能と、コンテンツに関するコンテンツ表示用画像をコンテンツ表示用画像の表示が可能な表示領域内で移動させる制御を行う制御機能と、を実現させる、プログラムが提供される。
【0009】
本開示によれば、コンテンツに関するコンテンツ表示用画像を表示領域で移動させることができる。
【発明の効果】
【0010】
以上説明したように本開示によれば、コンテンツ表示用画像を表示領域で移動させることができるので、ユーザは、コンテンツ表示用画像から所望のコンテンツ表示用画像を探すことで、コンテンツの検索を行うことができる。したがって、ユーザは、ネットワーク上のコンテンツを容易に検索することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本開示の実施形態に係る情報処理システムを示す説明図である。
【図2】同実施形態に係る通信機器を示すブロック図である。
【図3】同実施形態に係る提示制御装置を示すブロック図である。
【図4】情報処理システムによる処理の一例を示すシーケンス図である。
【図5】情報処理システムによる処理の一例を示すフローチャートである。
【図6】通信機器により表示される画像の一例を示す説明図である。
【図7】通信機器により表示される画像の一例を示す説明図である。
【図8】通信機器により表示される画像の一例を示す説明図である。
【図9】通信機器により表示される画像の一例を示す説明図である。
【図10】通信機器により表示される画像の一例を示す説明図である。
【図11】通信機器により表示される画像の一例を示す説明図である。
【図12】通信機器により表示される画像の一例を示す説明図である。
【図13】通信機器により表示される画像の一例を示す説明図である。
【図14】通信機器により表示される画像の一例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【0013】
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.全体構成
2.通信機器の構成
3.提示制御装置の構成
4.情報処理システムによる処理の一例
【0014】
<1.全体構成>
まず、図1に基づいて、本開示の実施形態に係る情報処理システム10の全体構成について説明する。情報処理システム10は、通信機器20と、提示制御装置30と、通信ネットワーク40と、サーバ50とを備える。
【0015】
通信機器20は、ユーザが携行可能なモバイル機器であり、提示制御装置30との間で無線通信を行なうことができる。以下、特に断りがない場合、「ユーザ」は通信機器20のユーザを意味する。
【0016】
また、通信機器20は、図示しない中継器(例えば、無線LANルータ、基地局等)を介して通信ネットワーク40に接続することができる。通信ネットワーク40には、提示制御装置30、サーバ50が接続されている。したがって、通信機器20は、通信ネットワーク40を介して、これらと通信を行うこともできる。
【0017】
また、通信機器20は各種のコンテンツをサーバ50から取得することができる。即ち、サーバ50は、各種のウェブサービスを介して、通信機器20にコンテンツを提供する。
【0018】
サーバ50が提供するコンテンツはどのようなものであってもよい。サーバ50が提供するコンテンツとしては、例えば、画像コンテンツ、ブログ(ショートブログ、ミニブログを含む)、ゲーム、アプリケーション、ニュース、カレンダー(現在の日付)、スケジュール(ユーザのスケジュール)、他のユーザからのメッセージ等が考えられる。サーバ50が提供するコンテンツとしては、上記以外にも、気象情報、交通情報、クーポン、音声コンテンツ(楽曲、ラジオ番組等)等が考えられる。ここで、画像コンテンツは、例えば、テレビ番組、映画、アニメーション、ホームページ、写真、アルバム(複数の写真が集合したもの)、動画の1シーン、イラスト、料理のレシピ、電子化された書籍、広告等である。ホームページは、例えば、ウェブサービスのトップページとなる。
【0019】
なお、本実施形態に係るコンテンツには、そのコンテンツのメタ情報が含まれる。コンテンツのメタ情報は、そのコンテンツに関するあらゆる情報である。例えば、コンテンツが動画コンテンツであれば、メタ情報には、登場キャラクタ、登場人物、監督、あらすじ、著作者等を示す情報が含まれる。また、コンテンツが音声コンテンツであれば、メタ情報には、アーティスト、楽曲名等を示す情報が含まれる。
【0020】
本実施形態では、メタ情報には、コンテンツに対するユーザの嗜好度、及びコンテンツのレーティングが含まれる。コンテンツに対するユーザの嗜好度は、ユーザがそのコンテンツを利用(視聴等)した回数を示す値であり、ユーザがそのコンテンツを利用した回数が増えるほど、嗜好度の値も大きくなる。また、コンテンツのレーティングは、そのコンテンツに対する各ユーザの評価を示す値であり、そのコンテンツに対する評価が高いほど、レーティングの値は大きくなる。また、特にクーポン等のコンテンツには、メタ情報として、コンテンツが表示される上限時間、即ち表示上限時間が設定されている。コンテンツが表示されてから当該表示上限時間が経過すると、そのコンテンツは表示画面から消去される。クーポンに対する表示上限時間は、一般的には非常に短い時間(例えば1秒)とされる。クーポンの稀少価値を高めるためである。
【0021】
そして、通信機器20は、取得したコンテンツに関するコンテンツ表示用画像を表示領域(表示画面)21aに表示する。コンテンツ表示用画像は、コンテンツに関する画像であればどのようなものであってもよい。例えば、コンテンツ表示用画像は、コンテンツそのものであってもよいが、コンテンツの概要を示す画像等であってもよい。コンテンツが音声コンテンツとなる場合、コンテンツそのものを表示することはできない。そこで、コンテンツ表示用画像は、音声コンテンツの概要を示す画像、例えば楽曲名やアーティスト名が描かれた画像等となる。
【0022】
なお、通信機器20は、通信ネットワーク40に接続可能であり、かつ、コンテンツに関するコンテンツ表示用画像を表示できればどのような機器であっても良く、例えば、デスクトップパソコン、ノートパソコン、ゲーム機等であってもよい。
【0023】
提示制御装置30は、各種コンテンツを提示する。即ち、提示制御装置30は、画像コンテンツ等を表示領域(表示画面)33aに表示し、音声コンテンツを図示しないスピーカから出力する。また、提示制御装置30は、通信機器20、との間で無線通信を行なう。また、提示制御装置30は、通信ネットワーク40に接続されており、通信ネットワーク40を介して通信機器20、及びサーバ50と通信を行うこともできる。
【0024】
通信ネットワーク40は、通信機器20、提示制御装置30、及びサーバ50との通信経路となるものである。通信ネットワーク40は、インターネットであっても良く、家庭や会社内のローカルネットワークであってもよい。
【0025】
なお、図1では、情報処理システム10は、通信機器、提示制御装置、及びサーバをそれぞれ1つ備えるが、各構成要素の数はこれらに限定されない。
【0026】
<2.通信機器の構成>
次に、通信機器20の構成を図1及び図2に基づいて説明する。図2に示すように、通信機器20は、提示部21、入力操作部22、コンテンツ取得部23、記憶部24、及び制御部25を備える。即ち、通信機器20は、CPU、ROM、RAM、タッチパネル、ディスプレイ、及び通信アンテナ等のハードウェア構造を有し、これらのハードウェア構造によって、上記の構成要素が実現される。
【0027】
提示部21は、いわゆるディスプレイであり、表示領域21aを備える。提示部21は、表示領域21aに各種の画像コンテンツ等を表示し、各種の音声コンテンツを図示しないスピーカから出力する。例えば、提示部21は、表示領域21aにコンテンツ表示用画像を表示し、かつ、コンテンツ表示用画像を表示領域21a内で移動させる。詳細は後述する。入力操作部22は、いわゆるタッチパネルであり、ユーザの入力操作に応じた操作情報を制御部25に出力する。
【0028】
コンテンツ取得部23は、通信ネットワーク40を介して各種コンテンツを取得する。即ち、コンテンツ取得部23は、中継器を介して通信ネットワーク40に接続することができる。コンテンツ取得部23は、サーバ50に通信ネットワーク40を介して接続し、各種のコンテンツを取得する。また、コンテンツ取得部23は、提示制御装置30との無線通信も行なう。
【0029】
記憶部24は、通信機器20が各種の処理を実行するために必要な各種情報、例えば画像情報、音声情報、プログラム等を記憶する。制御部25は、通信機器20の各構成要素を制御する。特に、制御部25は、コンテンツ表示用画像を表示領域21aに表示する制御、コンテンツ表示用画像を表示領域21a内で自動的に移動させる制御(コンテンツ表示用画像の表示領域21a内での表示位置を変更する制御)を行なう。詳細は後述する。プログラムは、通信機器20に上記の各機能ブロック、特にコンテンツ取得部23と、制御部25とを実現させるためのものである。
【0030】
<3.提示制御装置の構成>
次に、提示制御装置30の構成を図1及び図3に基づいて説明する。提示制御装置30は、画像受信部31と、提示部33と、記憶部34と、通信部35と、制御部36と、を備える。即ち、提示制御装置30は、CPU、ROM、RAM、ハードディスク、ディスプレイ、及び通信アンテナ等のハードウェア構造を有し、これらのハードウェア構造によって、上記の構成要素が実現される。
【0031】
画像受信部31は、各種画像コンテンツ及び音声コンテンツを含む放送波を受信し、受信した放送波から、所望のコンテンツを抽出する。なお、放送波に含まれるコンテンツには、そのコンテンツのメタ情報が含まれる。画像受信部31は、抽出したコンテンツを制御部36に出力する。
【0032】
提示部33は、いわゆるディスプレイであり、表示領域(表示画面)33aを備える。提示部33は、基準コンテンツを提示する。即ち、提示部33は、基準コンテンツに含まれる画像コンテンツを表示領域33aに表示し、基準コンテンツに含まれる音声コンテンツを図示しないスピーカから出力する。
【0033】
記憶部34は、提示制御装置30が行う処理に必要な各種情報、例えば各種画像情報、音声情報、及びプログラム等を記憶する。
【0034】
通信部35は、通信機器20、と無線通信を行なう他、通信ネットワーク40を介して通信機器20やサーバ50と通信を行う。
【0035】
制御部36は、提示制御装置30の各構成要素を制御する。また、制御部36は、画像受信部31から与えられた基準コンテンツに各種の前処理(例えばガンマ処理等の画像処理)等を行う。制御部36は、前処理が行われた基準コンテンツを提示部33に提示させる。また、制御部36は、基準コンテンツに含まれるメタ情報を記憶部34に記憶する。
【0036】
<4.情報処理システムによる処理の一例>
次に情報処理システム10による処理の一例を図4に示すシーケンス図及び図5に示すフローチャートに沿って説明する。
【0037】
まず、通信機器20のユーザは、通信機器20を用いて提示制御装置30に所望の基準コンテンツを提示させる。具体的には、ユーザは、基準コンテンツを指示する旨の操作情報(例えば、チャンネル名を示す操作情報)を入力操作部22に入力する。入力操作部22は、入力された操作情報を制御部25に出力する。制御部25は、操作情報をコンテンツ取得部23に出力する。コンテンツ取得部23は、操作情報を提示制御装置30に送信する。提示制御装置30の通信部35は、操作情報を受信し、制御部36に出力する。制御部36は、操作情報が示す基準コンテンツを画像受信部31に取得させる。画像受信部31は、取得した基準コンテンツを制御部36に出力する。制御部36は、基準コンテンツに前処理を行った後、当該基準コンテンツを提示部33に提示させる。一方、制御部36は、基準コンテンツに含まれるメタ情報を記憶部34に記憶させる。
【0038】
次いで、ステップS10において、通信機器20の制御部25は、基準コンテンツのメタ情報を要求する旨のメタ要求情報を生成し、コンテンツ取得部23に出力する。コンテンツ取得部23は、メタ要求情報を提示制御装置30に送信する。
【0039】
ステップS20において、提示制御装置30の通信部35は、メタ要求情報を受信して制御部36に出力する。制御部36は、記憶部34からメタ情報を取得し、通信部35に出力する。通信部35は、メタ情報を通信機器20に送信する。通信機器20のコンテンツ取得部23は、メタ情報を受信して制御部25に出力し、制御部25は、メタ情報を記憶部24に記憶させる。
【0040】
次いで、ステップS30において、制御部25は、サーバ50がコンテンツを検索する際の基準となる検索条件をいくつか設定する。
【0041】
具体的には、制御部25は、コンテンツがメタ情報を含み、コンテンツに対するユーザの嗜好度が所定の基準嗜好度より大きく、かつ、コンテンツのレーティングが所定の基準レーティングより大きいことを第1検索条件とする。さらに、制御部25は、コンテンツに対するユーザの嗜好度が所定の基準嗜好度より大きく、かつ、コンテンツのレーティングが所定の基準レーティングより大きいことを第2検索条件とする。
【0042】
なお、通信機器20にGPS機能を持たせてもよい。この場合、制御部25は、GPS機能により通信機器20の現在位置を測定し、測定した現在位置に基づいて、検索条件を設定することができる。即ち、制御部25は、例えば、通信機器20を中心とした半径10km以内のエリアでコンテンツが所定回数以上実行されたという設置位置条件を上述した第1検索条件及び第2検索条件に含めてもよい。また、通信機器20に音声取り込み機能、即ちマイクを持たせてもよい。この場合、ユーザは、マイクを用いて音声情報を入力する。制御部25は、入力された音声情報をコンテンツのメタ情報としてもよい。
【0043】
制御部25は、第1検索条件及び第2検索条件に関する検索条件情報をコンテンツ取得部23に出力する。コンテンツ取得部23は、コンテンツをサーバ50に要求する。具体的には、コンテンツ取得部23は、検索条件情報をサーバ50に送信する。
【0044】
ステップS40において、サーバ50は、検索条件情報に基づいて、第1検索条件を満たすコンテンツ、及び第2検索条件を満たすコンテンツを自己が記憶するコンテンツから検索する。サーバ50は、これらの検索条件を満たさないコンテンツをランダムに検索してもよい。サーバ50は、検索したコンテンツを通信機器20に送信する。なお、サーバ50から送信されるコンテンツには、上述したメタ情報が含まれている。通信機器20のコンテンツ取得部23は、コンテンツを受信し、制御部25に出力する。制御部25は、コンテンツを記憶部24に記憶させる。
【0045】
ステップS50において、制御部25は、1または複数のコンテンツに対して図6に示すコンテンツ表示処理を行なう。即ち、ステップS100において、制御部25は、コンテンツに関するコンテンツ表示用画像を生成する。ここで、コンテンツ表示用画像は、コンテンツそのものであってもよいが、コンテンツの概要を示す画像等であってもよい。さらに、制御部25は、ユーザのコンテンツに対する嗜好度及びコンテンツのレーティングに基づいて、コンテンツ表示用画像の大きさを調整する。制御部25は、具体的には、嗜好度及びレーティングが大きいほど、コンテンツ表示用画像を大きくする。
【0046】
次いで、制御部25は、コンテンツのメタ情報に上述した表示上限時間が含まれているか、即ちコンテンツに表示上限時間が設定されているかを判定し、コンテンツに表示上限時間が設定されていない場合に、表示上限時間を設定する。制御部25は、設定した表示上限時間を、コンテンツのメタ情報として記憶部24に記憶させる。
【0047】
制御部25は、表示上限時間に基づいて、コンテンツ表示用画像の表示領域21a内での移動経路及び移動速度を設定する。移動経路は、例えば、コンテンツ表示用画像の中心を構成する画素が表示領域21aを通過する経路である。移動経路の始点は表示領域21a内の任意の点となり、終点は、表示領域21a外の点となる。コンテンツ表示用画像が終点に達したとき、コンテンツ表示用画像は全て表示領域21aの外に配置される(即ち、コンテンツ表示用画像が表示領域21aから消去される)。なお、終点も表示領域21a内の点であってもよい。この場合、コンテンツ表示用画像は、終点に達した際に、表示領域21a内で消滅する。コンテンツ表示用画像の消滅時には、何らかの演出(例えばコンテンツ表示用画像が弾ける等)があってもよい。
【0048】
また、移動経路は、コンテンツ表示用画像が表示領域21a内をなるべくランダムに移動するように設定される。即ち、移動経路の進行方向は、ランダムに切り替わる。これにより、コンテンツ表示用画像は、あたかも表示領域21a内で浮遊しているように表示される。
【0049】
移動速度は、移動経路の長さを表示上限時間で除すことで算出される。本実施形態では、コンテンツ表示用画像の浮遊感を演出するために、移動速度はなるべく低いほうが好ましい。移動速度が低いことで、ユーザがコンテンツ表示用画像を選択しやすくなるというメリットも生じる。なお、移動経路及び移動速度は、所定時間毎に見直されてもよい。この場合、表示上限時間の残り時間に基づいて、移動経路及び移動速度が算出される。
【0050】
ついで、制御部25は、表示領域21a内で移動する移動画像を生成する。移動画像は、雲の形状をしており、コンテンツ表示用画像よりも大きい。なお、移動画像の形状は雲の形状に限られない。例えば、移動画像は、シャボン玉の形状であってもよい。
【0051】
また、制御部25は、記憶部24に記憶されているコンテンツ、いわゆるローカルコンテンツについても、コンテンツ表示用画像を生成し、上記と同様な処理を行なってもよい。このようなローカルコンテンツとしては、例えば、ユーザが撮影した写真コンテンツ等が考えられる。なお、コンテンツ表示用画像の生成対象となるローカルコンテンツは、任意であってもよいが、上述した検索条件を満たすものであってもよい。ローカルコンテンツの表示上限時間は設定されてもよいが、設定されなくてもよい。表示上限時間が設定されない場合、ローカルコンテンツに対するコンテンツ表示用画像は表領域21aから消去されない。
【0052】
次いで、制御部25は、表示領域21aに移動画像とコンテンツ表示用画像とを重畳表示する。コンテンツ表示用画像は、移動画像の内部に配置される。制御部25は、移動画像及びコンテンツ表示用画像を上述した移動経路及び移動速度にて表示領域21a内を移動させる。これにより、コンテンツ表示用画像は、表領域21a内をあたかも浮遊しているように移動する。したがって、コンテンツ表示用画像が移動するときの状態は「浮遊状態」となる。言い換えれば、制御部25は、コンテンツ表示用画像を浮遊状態で表示する。制御部25は、コンテンツ表示用画像の表示を開始した際に、切替え時間測定用タイマと表示上限時間測定用タイマとを作動させる。これらのタイマについては後述する。
【0053】
制御部25は、以下のステップS110〜ステップS200の処理を行うのに並行して、コンテンツ表示用画像及び移動画像を表示領域21a内で移動させる。
【0054】
図6に表示例を示す。この例では、移動画像100a〜100kが表示され、移動画像100a〜100kに、コンテンツ表示用画像110a〜110kが重畳表示されている。
【0055】
コンテンツ表示用画像110aは、クーポンコンテンツを示す。コンテンツ表示用画像110bは、スケジュールコンテンツを示す。コンテンツ表示用画像110cは気象情報を示す。コンテンツ表示用画像110dは、カレンダーコンテンツを示す。
【0056】
コンテンツ表示用画像110eは、ホームページ、具体的には、ウェブサービスのトップページを示す。したがって、コンテンツ表示用画像110eは、コンテンツの代わりにウェブサービスそのものを示すこととなる。コンテンツ表示用画像110fは、ニュースコンテンツを示す。なお、コンテンツ表示用画像110fは、ニュースコンテンツそのものではなく、ニュースコンテンツの概要を示す画像、具体的には、ニュースの提供元及びニュースのタイトルを示す画像となっている。
【0057】
コンテンツ表示用画像110gは、動画コンテンツを示す。コンテンツ表示用画像110hは、アルバムコンテンツを示す。なお、コンテンツ表示用画像110hは、アルバムコンテンツそのものではなく、アルバムコンテンツの概要を示す画像、具体的には、複数の写真コンテンツを重ねあわせた画像となっている。コンテンツ表示用画像110iは、ブログを示す。なお、コンテンツ表示用画像110iは、ブログそのものではなく、ブログの概要を示す画像、具体的には、ブログの一部を示す画像となっている。
【0058】
コンテンツ表示用画像110jは、ローカルコンテンツのうち、ユーザが撮影した写真コンテンツを示す。なお、コンテンツ表示用画像110jは、写真コンテンツそのものではなく、写真コンテンツを暗示する画像、具体的にはカメラ画像となっている。コンテンツ表示用画像110kは、ローカルコンテンツのうち、ユーザが録音した(記憶部24に記憶させた)音声コンテンツを示す。コンテンツ表示用画像110kは、音声コンテンツを暗示する画像、具体的には音符画像となっている。
【0059】
コンテンツ表示用画像110mは、音声コンテンツを示す。コンテンツ表示用画像110mは、音声コンテンツそのものではなく、音声コンテンツの概要を示す画像、具体的には、楽曲名及びアーティスト名を示す画像となっている。
【0060】
コンテンツ表示用画像110a〜110kは、上述したように、ユーザの嗜好度及びレーティングに応じた大きさとなっている。この例では、コンテンツ表示用画像110gに関するユーザの嗜好度及びレーティングが最も大きくなっている。
【0061】
図6〜図8に示すように、コンテンツ表示用画像110a〜110kは、制御部25によって設定された移動経路上を制御部25によって設定された移動速度で移動する。なお、クーポンコンテンツに対する表示上限時間は非常に短いので、クーポンコンテンツに関するコンテンツ表示用画像110aは、表示領域21aに表示された後、直ちに表示領域21a外に移動する。また、コンテンツ表示用画像110gは動画コンテンツに関するので、移動中にその内容が刻々と変化する。
【0062】
ステップS110において、制御部25は、ユーザによる選択操作が有ったかを判定する。制御部25は、ユーザによる選択操作が有ったと判定した場合には、ステップS120に進み、ユーザによる選択操作がなされていないと判定した場合には、ステップS160に進む。なお、ユーザは、所望のコンテンツに関するコンテンツ表示用画像を発見した場合には、そのコンテンツ表示用画像にタッチする。これにより、ユーザは、コンテンツ表示用画像に対して選択操作を行なう。
【0063】
ステップS120において、制御部25は、ユーザにより選択されたコンテンツ表示用画像を固定状態に遷移させる。ここで、固定状態は、表示位置が固定された状態である。なお、コンテンツ表示用画像は、ユーザがタッチした位置で固定状態とされる。また、制御部25は、略矩形の固定画像を表示し、固定状態のコンテンツ表示用画像を固定画像内に配置する。さらに、制御部25は、ピン画像を固定画像の近傍に表示し、ピン画像の先端(針の部分)を固定画像に重畳させる。これにより、コンテンツ表示用画像及び固定画像がピン画像によって固定された状態となる。さらに、制御部25は、コンテンツ表示用画像が示すコンテンツを特定し、特定されたコンテンツに対するユーザの嗜好度を上昇させる。
【0064】
図9に表示例を示す。この例では、コンテンツ表示用画像110c、110d、110gが固定状態とされている。コンテンツ表示用画像110c、110d、110gは、固定画像200c、200d、200gの内部に配置される。固定画像200c、200d、200gの近傍には、ピン画像210c、210d、210gが表示され、針の部分が固定画像200c、200d、200gに重畳されている。
【0065】
ユーザは、固定状態のコンテンツ表示用画像を移動させることもできる。具体的には、固定状態のコンテンツ表示用画像に指でタッチした状態で、その指を表示領域21a内の所望の位置に移動させる。制御部25は、ユーザの指の動きに合わせて固定状態のコンテンツ表示用画像を移動させる。図10に表示例を示す。この例では、コンテンツ表示用画像110cが表示領域21aの右上部分に移動している。なお、制御部25は、浮遊状態のコンテンツ表示用画像を同様の入力操作に応じて移動させてもよい。この場合、移動後のコンテンツ表示用画像に対して、移動経路及び移動速度が表示上限時間の残り時間に基づいて再計算される。
【0066】
さらに、ユーザは、固定状態のコンテンツ表示用画像に対する処理を、実行、ブックマーク登録、保存、及び削除のうちから選択することができる。具体的には、ユーザは、固定状態のコンテンツ表示用画像にタッチする。制御部25は、入力操作に基づいて、これらの処理が描かれたリストを表示する。ユーザは、リストに列挙された処理のうち、所望の処理が描かれた行にタッチすることで、所望の処理を選択する。制御部25は、選択された処理を実行する。具体的には、制御部25は、実行が選択された場合には、コンテンツ表示用画像に対応するコンテンツを実行する。制御部25は、ブックマーク登録が選択された場合には、コンテンツ表示用画像に対応するコンテンツ(またはそのコンテンツを提供するウェブサービス)をブックマークとして記憶部24に記憶させる。制御部25は、保存が選択された場合には、コンテンツ表示用画像に対応するコンテンツを記憶部24に保存する。このコンテンツは、後述するステップS200の処理によっても記憶部24から削除されない。制御部25は、削除が選択された場合には、コンテンツ表示用画像を表示領域21aから削除するとともに、コンテンツ表示用画像に対応するコンテンツを記憶部24から削除する。
【0067】
図11に表示例を示す。この例では、コンテンツ表示用画像110gに対してリスト300gが表示されている。リスト300gは、実行の文字が描かれた行310gと、ブックマークの文字が描かれた行311gと、保存の文字が描かれた行312gと、削除の文字が描かれた行313gとで構成される。図12に、コンテンツ表示用画像110gに対応する動画コンテンツが実行される例を示す。この例では、動画コンテンツが表示領域21a全体に表示されている。
【0068】
なお、コンテンツ表示用画像がコンテンツを暗示する画像である場合、ユーザは、コンテンツ表示用画像を視認しただけでは、コンテンツの具体的な内容を把握することができない。そこで、制御部25は、以下の処理を行なう。即ち、制御部25は、ユーザがコンテンツ表示用画像にタッチした場合、そのコンテンツ表示用画像が暗示するコンテンツをリストで表示する。ユーザは、このリストに表示されたコンテンツから、所望のコンテンツを選択する。制御部25は、選択されたコンテンツを実行する。
【0069】
図13に表示例を示す。この例では、コンテンツ表示用画像110kに対してリスト300kが表示されている。リスト300kは、コンテンツ表示用画像が音声コンテンツに対応することを示す行310kと、楽曲Aの文字が描かれた行311kと、楽曲Bの文字が描かれた行312kと、楽曲Cの文字が描かれた行313kと、楽曲Dの文字が描かれた行314kとで構成される。ユーザは、楽曲A〜Dのうち、所望の楽曲が描かれた行を選択する。制御部25は、選択された楽曲を図示しないスピーカから出力する。
【0070】
ステップS130において、制御部25は、固定状態のコンテンツ表示用画像に対して解除操作がなされたかを判定し、解除操作がなされたと判定した場合には、ステップS140に進み、解除操作がなされないと判定した場合には、ステップS120にもどる。ここで、解除操作は、例えば、ピン画像を引きぬく操作である。ユーザは、ピン画像に指でタッチし、その後、その指を固定状態のコンテンツ表示用画像から離れる方向に移動させることで、解除操作を行なう。
【0071】
ステップS140において、制御部25は、表示上限時間測定用タイマが表示上限時間以上の時間を示すかを判定する。制御部25は、表示上限時間測定用タイマが表示上限時間以上の時間を示すと判定した場合には、ステップS200に進み、表示上限時間測定用タイマが表示上限時間未満の時間を示すと判定した場合には、ステップS150に進む。
【0072】
ステップS150において、制御部25は、固定状態のコンテンツ表示用画像を浮遊状態にもどす。さらに、制御部25は、表示上限時間の残り時間(表示上限時間から表示上限時間測定用タイマが示す時間を減じた時間)に基づいて、移動経路及び移動速度を算出する。制御部25は、コンテンツ表示用画像を新たに算出された移動経路及び移動速度にて移動させる。
【0073】
ステップS160において、制御部25は、切替え時間測定用タイマが所定の切替え時間以上の時間を示すかを判定する。制御部25は、切替え時間測定用タイマが切替え時間以上の時間を示すと判定した場合には、ステップS170に進み、切替え時間測定用タイマが所定の切替え時間未満の時間を示すと判定した場合には、ステップS110にもどる。
【0074】
ステップS170において、制御部25は、切替え時間測定用タイマの値をゼロにリセットし、切替え時間測定用タイマによる計時を再開する。次いで、制御部25は、コンテンツ表示用画像が示すコンテンツと同じ種類のコンテンツ(以下、「切り替え対象コンテンツ」とも称する)が記憶部24に記憶されているかを判定する。制御部25は、切り替え対象コンテンツが記憶部24に記憶されている場合には、ステップS180に進み、切り替え対象コンテンツが記憶部24に記憶されていないと判定した場合には、ステップS190に進む。
【0075】
ステップS180において、制御部25は、コンテンツ表示用画像を、切り替え対象コンテンツに関するコンテンツ表示用画像に切り替える。なお、コンテンツ表示用画像の大きさ、移動経路、及び移動速度は切り替え後のコンテンツ表示用画像に引き継がれる。図14に表示例を示す。この例では、コンテンツ表示用画像110b、110f、110gがコンテンツ表示用画像120b、120f、120gに切り替わっている。なお、制御部25は、切り替え後のコンテンツ表示用画像の大きさを、切り替え対象コンテンツに対するユーザの嗜好度や、切り替え対象コンテンツのレーティングに基づいて変更してもよい。制御部25は、移動経路や移動速度も上記ステップS100の処理に倣って変更してもよい。
【0076】
ステップS190において、制御部25は、表示上限時間測定用タイマが表示上限時間以上の時間を示すかを判定する。制御部25は、表示上限時間測定用タイマが表示上限時間以上の時間を示すと判定した場合には、ステップS200に進み、表示上限時間測定用タイマが表示上限時間未満の時間を示すと判定した場合には、ステップS110にもどる。
【0077】
ステップS200において、制御部25は、コンテンツ表示用画像が表示領域21a内に残っている場合には、コンテンツ表示用画像を消去する。さらに、制御部25は、コンテンツ表示用画像が示すコンテンツ及びこれと同種のコンテンツを記憶部24から削除する。その後、制御部25は、コンテンツ表示処理を終了する。
【0078】
図4に示すステップS60において、制御部25は、所定のサイクル終了条件が満たされたかを判定する。ここで、サイクル終了条件としては、例えば、基準コンテンツが切り替わった、ステップS50の処理を開始してから所定時間が経過した、記憶部24に記憶されたコンテンツの数が所定数未満となった、といった条件が考えられる。制御部25は、サイクル終了条件が満たされたと判定した場合には、図4に示す処理を終了し、新たにステップS10の処理を開始する。制御部25は、サイクル終了条件が満たされないと判定した場合には、ステップS50にもどる。
【0079】
以上により、情報処理システム10は、コンテンツ表示用画像を表示領域21a内で移動させる。したがって、ユーザは、これらのコンテンツ表示用画像から所望のコンテンツ表示用画像を探すことで、コンテンツの検索を行うことができる。即ち、ユーザは、これらのコンテンツ表示用画像から所望のコンテンツ表示用画像を探すだけで、コンテンツの検索を行うことができる。したがって、ユーザは、ネットワーク上のコンテンツを容易に検索することができる。さらに、ユーザは、コンテンツに対するブックマーク登録、保存、削除といった処理もコンテンツ表示用画像に対する各種の選択操作だけで行なうことができる。
【0080】
また、情報処理システム10は、コンテンツ表示用画像の表示形態をコンテンツのメタ情報に基づいて設定するので、ユーザは、コンテンツ表示用画像の表示形態に基づいて、コンテンツのメタ情報がどのようなものかを判断することができる。
【0081】
具体的には、情報処理システム10は、コンテンツ表示用画像の表示形態として、コンテンツ表示用画像の大きさ、及びコンテンツ表示用画像の移動速度を設定する。したがって、ユーザは、コンテンツ表示用画像の大きさ及び移動速度に基づいて、コンテンツのメタ情報がどのようなものかを判断することができる。
【0082】
ここで、コンテンツのメタ情報には、コンテンツに対するユーザの嗜好度、コンテンツのレーティング、及び表示限時間が含まれる。したがって、ユーザは、コンテンツ表示要画像の表示形態に基づいて、ユーザの嗜好度、レーティング、及び表示上限時間を判断することができる。
【0083】
さらに、情報処理システム10は、ユーザがコンテンツ表示用画像を選択した回数に基づいて、コンテンツに対するユーザの嗜好度を設定する。したがって、ユーザは、コンテンツ表示用画像を選択するだけで、コンテンツに対する自己の嗜好度を調整することができる。
【0084】
さらに、情報処理システム10は、移動画像内にコンテンツ表示用画像を表示するので、ユーザは、コンテンツ表示用画像が移動中であることを容易に把握することができる。また、情報処理システム10は、視覚的な面白みもユーザに与えることができる。
【0085】
さらに、情報処理システム10は、コンテンツ表示用画像の移動中にコンテンツ表示用画像を他のコンテンツ表示用画像に切り替える。したがって、ユーザは、多数のコンテンツ表示用画像を視認することができる。また、ユーザが所望のコンテンツを発見することができる可能性も高くなる。
【0086】
さらに、情報処理システム10は、ユーザによる入力操作(選択操作)に基づいて、コンテンツ表示用画像を固定状態に遷移する。これにより、ユーザは、所望のコンテンツ表示用画像を落ち着いて視認することができる。
【0087】
さらに、情報処理システム10は、表示上限時間が経過した際に、コンテンツ表示用画像を消去する。したがって、ユーザは、自己の好みに合わないコンテンツ表示用画像を放置することで、コンテンツ表示用画像を消去させることができる。
【0088】
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
【0089】
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
通信ネットワークを介してコンテンツを取得するコンテンツ取得部と、
前記コンテンツに関するコンテンツ表示用画像を前記コンテンツ表示用画像の表示が可能な表示領域内で移動させる制御を行う制御部と、を備える、情報処理装置。
(2)
前記制御部は、前記コンテンツ表示用画像の表示形態を前記コンテンツのメタ情報に基づいて設定する、前記(1)記載の情報処理装置。
(3)
前記制御部は、前記コンテンツ表示用画像の表示形態として、前記コンテンツ表示用画像の大きさ、及び前記コンテンツ表示用画像の移動速度のうち、少なくとも1つを設定する、前記(2)記載の情報処理装置。
(4)
前記コンテンツのメタ情報には、前記コンテンツに対するユーザの嗜好度、前記コンテンツのレーティング、及び前記コンテンツが表示される上限時間のうち、少なくとも1つが含まれる、前記(2)または(3)記載の情報処理装置。
(5)
前記制御部は、前記ユーザが前記コンテンツを選択した回数に基づいて、前記ユーザの嗜好度を設定する、前記(4)記載の情報処理装置。
(6)
前記制御部は、前記表示領域内を移動する移動画像を前記表示領域に表示し、前記コンテンツ表示用画像を前記移動画像内に表示する、前記(1)〜(5)のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(7)
前記コンテンツ取得部は、複数のコンテンツを取得し、
前記制御部は、前記複数のコンテンツのうち、いずれか一のコンテンツに関する一のコンテンツ表示用画像を前記表示領域内で移動させる制御と、前記一のコンテンツ表示用画像の移動中に前記一のコンテンツ表示用画像を前記複数のコンテンツのうち他のコンテンツに関する他のコンテンツ表示用画像に切り替える制御と、を行なう、前記(1)〜(6)のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(8)
前記制御部は、ユーザによる入力操作に基づいて、前記コンテンツ表示用画像の表示位置を固定する制御を行う、前記(1)〜(7)のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(9)
前記制御部は、前記コンテンツが表示される上限時間が経過した際に、前記コンテンツ表示用画像を前記表示領域から消去する、前記(1)〜(8)のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(10)
通信ネットワークを介してコンテンツを取得することと、
前記コンテンツに関するコンテンツ表示用画像を前記コンテンツ表示用画像の表示が可能な表示領域内で移動させる制御を行うことと、を含む、情報処理方法。
(11)
コンピュータに、
通信ネットワークを介してコンテンツを取得するコンテンツ取得機能と、
前記コンテンツに関するコンテンツ表示用画像を前記コンテンツ表示用画像の表示が可能な表示領域内で移動させる制御を行う制御機能と、を実現させる、プログラム。
【符号の説明】
【0090】
10 情報処理システム
20 通信機器
23 コンテンツ取得部
25 制御部
30 提示制御装置
40 通信ネットワーク
50 サーバ




【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信ネットワークを介してコンテンツを取得するコンテンツ取得部と、
前記コンテンツに関するコンテンツ表示用画像を前記コンテンツ表示用画像の表示が可能な表示領域内で自動的に移動させる制御を行う制御部と、を備える、情報処理装置。
【請求項2】
前記制御部は、前記コンテンツ表示用画像の表示形態を前記コンテンツのメタ情報に基づいて設定する、請求項1記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記コンテンツ表示用画像の表示形態として、前記コンテンツ表示用画像の大きさ、及び前記コンテンツ表示用画像の移動速度のうち、少なくとも1つを設定する、請求項2記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記コンテンツのメタ情報には、前記コンテンツに対するユーザの嗜好度、前記コンテンツのレーティング、及び前記コンテンツが表示される上限時間のうち、少なくとも1つが含まれる、請求項2記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記ユーザが前記コンテンツを選択した回数に基づいて、前記ユーザの嗜好度を設定する、請求項4記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記表示領域内を移動する移動画像を前記表示領域に表示し、前記コンテンツ表示用画像を前記移動画像内に表示する、請求項1記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記コンテンツ取得部は、複数のコンテンツを取得し、
前記制御部は、前記複数のコンテンツのうち、いずれか一のコンテンツに関する一のコンテンツ表示用画像を前記表示領域内で移動させる制御と、前記一のコンテンツ表示用画像の移動中に前記一のコンテンツ表示用画像を前記複数のコンテンツのうち他のコンテンツに関する他のコンテンツ表示用画像に切り替える制御と、を行なう、請求項1記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記制御部は、ユーザによる入力操作に基づいて、前記コンテンツ表示用画像の表示位置を固定する制御を行う、請求項1記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記制御部は、前記コンテンツが表示される上限時間が経過した際に、前記コンテンツ表示用画像を前記表示領域から消去する、請求項1記載の情報処理装置。
【請求項10】
通信ネットワークを介してコンテンツを取得することと、
前記コンテンツに関するコンテンツ表示用画像を前記コンテンツ表示用画像の表示が可能な表示領域内で移動させる制御を行うことと、を含む、情報処理方法。
【請求項11】
コンピュータに、
通信ネットワークを介してコンテンツを取得するコンテンツ取得機能と、
前記コンテンツに関するコンテンツ表示用画像を前記コンテンツ表示用画像の表示が可能な表示領域内で移動させる制御を行う制御機能と、を実現させる、プログラム。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2013−37570(P2013−37570A)
【公開日】平成25年2月21日(2013.2.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−173930(P2011−173930)
【出願日】平成23年8月9日(2011.8.9)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】