説明

情報処理装置および情報処理方法

【課題】履歴情報を記憶するときに属性情報が取得できていなかったとしても、これらの履歴情報と属性情報とを対応付けて記憶する。
【解決手段】第2取得部111bは、属性情報の取得を属性情報取得部160に要求する。属性情報を取得できない場合、第2取得部111bは、管理部112に対して属性情報の取得ができない旨を通知する。そして、管理部112は、管理フラグ記憶領域114に記憶された管理フラグの内容を、属性情報の取得ができないことを示す“異常”に更新する。一方、属性情報を取得できた場合、第2取得部111bは、管理部112に対して属性情報の取得ができた旨を通知する。そして、管理部112は、管理フラグ記憶領域114に記憶された管理フラグの内容を、属性情報の取得ができたことを示す“取得済”に更新する。そして、第2書込部は、この管理フラグの内容に応じて、属性情報を記憶部120に記憶させるか否かを判断する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置においてなされた操作や処理の履歴を、これらの履歴の属性情報とともに記憶する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
携帯電話機やパーソナルコンピュータなどの各種の情報処理装置において、操作や処理の内容を履歴として記憶する場合に、これらの履歴に、その履歴の属性に関連する属性情報を対応付けて記憶する場合がある。履歴の属性に関連する情報とは、例えば情報処理装置において操作や処理がなされたときの日時や、そのとき情報処理装置を利用している利用者の識別子など、情報処理装置において操作や処理がなされたときに、その情報処理装置が取得し得る情報である。例えば特許文献1には、利用者による操作の内容を示す履歴情報と、その操作がなされたときの時刻とを対応付けて記憶する技術が開示されている。
【0003】
また、特許文献2には、携帯電話機に装着されている、SIM(Subscriber Identity Module Card)やUIM(User Identity Module Card)と呼ばれる、IC(Integrated Circuit)カードに記憶されている情報を履歴情報に対応付けて記憶する技術が開示されている。このICカードには、携帯電話機の利用者を特定する情報が記憶されており、これを属性情報として記憶しておくと、携帯電話機を操作した利用者を特定することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2009-54674号公報
【特許文献2】特許第3900043号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記のような従来の技術においては、一組の履歴情報及び属性情報が、記憶される情報としての一単位を構成しているから、情報処理装置が何らかの理由で属性情報を取得することができなかった場合には、履歴情報と属性情報とを対応付けて記憶させることができず、履歴として有効に利用することができない場合がある。属性情報を取得することができない理由としては、例えば携帯電話機の電源投入直後にはカード型モジュールからデータを読み出せない期間が存在するとか、携帯電話機の位置情報を取得しようとしても測位不能のエリアに在圏していたとか、また、その位置情報を更新中であったというようなケースが考えられる。
【0006】
そこで、本発明の目的は、履歴情報を記憶するときに属性情報が取得できていなかったとしても、これらの履歴情報と属性情報とを対応付けて記憶し得るようにすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、情報を記憶する記憶手段と、情報処理を行う情報処理手段と、利用者の操作を受け付ける操作手段と、前記情報処理手段によって行われた処理の内容または前記操作手段によって受け付けられた操作の内容を表す履歴情報と、当該履歴情報の属性に関する属性情報とを取得する取得手段と、前記履歴情報および前記属性情報を前記記憶手段に書き込んで記憶させる管理書込手段とを備え、前記管理書込手段は、前記取得手段が前記履歴情報および前記属性情報のうち履歴情報のみを取得したときには、当該履歴情報を前記記憶手段に記憶させ、その後に、前記取得手段が、当該履歴情報の属性に関する前記属性情報を取得した場合には、当該属性情報を、前記記憶手段に記憶されている当該履歴情報に対応付けて当該記憶手段に記憶させ、前記取得手段が前記履歴情報および前記属性情報のうち履歴情報のみを取得したときには、当該履歴情報を前記記憶手段に記憶させ、その後においても、前記取得手段が、当該履歴情報の属性に関する前記属性情報を取得できなかった場合に、当該属性情報を取得できなかったことを示す情報を、前記履歴情報と対応付けて前記記憶手段に記憶させることを特徴とする情報処理装置を提供する。
【0008】
本発明の好ましい態様において、前記管理書込手段は、前記取得手段が前記履歴情報および前記属性情報のうち履歴情報のみを取得したときには、当該履歴情報と、当該履歴情報の属性に関する前記属性情報を取得できていないことを表すフラグ情報とを対応付けて前記記憶手段に記憶させ、前記取得手段が、前記記憶手段に既に記憶されている前記履歴情報の属性に関する前記属性情報を取得したときには、記憶されている当該履歴情報に当該属性情報を対応付けて前記記憶手段に記憶させるとともに、前記フラグ情報を、属性情報を取得できたことを表す内容に更新する。
【0009】
本発明の好ましい態様において、さらに、前記取得手段は、複数種類の属性情報を取得する手段であり、前記管理書込手段は、前記取得手段が前記履歴情報および前記属性情報のうち履歴情報のみを取得したときには、当該履歴情報と、当該履歴情報の各々の種類の属性に関する前記属性情報を取得できていないことを表す、属性の種類ごとのフラグ情報とを対応付けて前記記憶手段に記憶させ、前記取得手段が、前記記憶手段に記憶されている前記履歴情報の属性に関する前記属性情報を取得したときには、記憶されている当該履歴情報に当該属性情報を対応付けて前記記憶手段に記憶させるとともに、取得した当該属性情報の種類に対応する前記フラグ情報を、属性情報を取得できたことを表す内容に更新するようにしてもよい。
【0010】
本発明の好ましい態様において、さらに、前記管理書込手段は、前記取得手段が前記履歴情報および前記属性情報のうち履歴情報のみを取得したときには、当該履歴情報と、当該履歴情報の属性に関する前記属性情報を取得できていないことを表すフラグ情報とを対応付けて前記記憶手段に記憶させ、その後において、前記取得手段が、前記記憶手段に既に記憶されている前記履歴情報の属性に関する前記属性情報を取得できなかったときには、前記フラグ情報を、属性情報の取得に異常が生じていることを表す内容に更新するようにしてもよい。
【0011】
また、本発明の好ましい態様において、さらに、前記管理書込手段は、前記取得手段が前記履歴情報および前記属性情報のうち履歴情報のみを取得したときには、当該履歴情報を前記記憶手段に記憶させ、その後において、前記取得手段が、当該履歴情報の属性に関する前記属性情報を取得できなかった場合には、当該属性情報を取得できなかった理由を示す理由情報を、前記履歴情報と対応付けて前記記憶手段に記憶させるようにしてもよい。
【0012】
さらに、前記取得手段は、複数種類の属性情報を取得する手段であり、前記管理書込手段は、前記理由情報を、各種類の属性情報ごとに、前記記憶手段に記憶させるようにしてもよい。
【0013】
また、本発明は、情報を記憶する記憶手段と、情報処理を行う情報処理手段と、利用者の操作を受け付ける操作手段とを備える情報処理装置が行う情報処理方法であって、前記情報処理手段によって行われた処理の内容または前記操作手段によって受け付けられた操作の内容を表す履歴情報と、当該履歴情報の属性に関する属性情報とのうち、履歴情報のみを取得したときには、当該履歴情報を前記記憶手段に記憶させ、その後に、当該履歴情報の属性に関する前記属性情報を取得した場合には、当該属性情報を、前記記憶手段に記憶されている当該履歴情報に対応付けて当該記憶手段に記憶させる一方、当該履歴情報の属性に関する前記属性情報を取得できなかった場合に、当該属性情報を取得できなかったことを示す情報を、前記履歴情報と対応付けて前記記憶手段に記憶させることを特徴とする情報処理方法を提供する。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、履歴情報を記憶するときに属性情報が取得できていなかったとしても、これらの履歴情報と属性情報とを対応付けて記憶することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】情報処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
【図2】制御部が実現する機能を示す機能ブロック図である。
【図3】制御部が履歴情報を記憶させるときの動作を示すシーケンス図である
【図4】記憶部に記憶されている内容を示す図である。
【図5】記憶部に記憶されている内容を示す図である。
【図6】制御部が履歴情報を記憶させるときの動作を示すシーケンス図である。
【図7】記憶部に記憶されている内容を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
(1)構成
図1は、実施形態に係る情報処理装置10のハードウェア構成を示すブロック図である。
情報処理装置10は、例えば携帯電話機、無線LAN(Local Area Network)端末、PDA(Personal Digital Assistants)、デジタルカメラ、携帯音楽プレーヤ、携帯ゲーム機またはパーソナルコンピュータのような、情報処理を行う装置であればどのようなものでもよいが、図1では、携帯電話機の構成を例示している。この情報処理装置10は、制御部110と、記憶部120と、通信部130と、操作部140と、表示部150と、属性情報取得部160と、音声入出力部170とを備えている。
【0017】
制御部110は、CPU(Central Processing Unit)等の演算処理装置と、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等の各種メモリとを備える。CPUは、ROMや記憶部120に記憶されているコンピュータプログラムを読み出しRAMにロードして実行することにより情報処理装置10の各部を制御し、例えば通話機能、通信機能或いは表示機能などの各種機能を実現する。制御部110のRAMは、半導体素子で構成された揮発性の記憶手段であり、CPUが処理を行う際のワークエリアとなるとともに、情報処理装置10においてなされた操作や処理の内容を履歴として表すデータ(以下、履歴情報という)や、その履歴情報の属性に関する属性情報を一時的に記憶する。記憶部120は、例えばEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)やフラッシュメモリなどの情報を記憶する不揮発性の記憶手段であり、上記の履歴情報や属性情報を記憶する領域を有する。
【0018】
通信部130は、図示せぬ無線通信網と通信を行うアンテナや通信回路を備え、無線通信網を介してデータの送信及び受信を行う。操作部140は、ボタンや十字キーなどの複数の操作子を備えた利用者の操作を受け付ける操作手段であり、利用者からの操作を受け付けてその操作に応じた操作信号を制御部110に供給する。制御部110は、この操作信号に基づいて操作の内容を判断し、その操作の内容に応じた処理を行う。利用者は、操作部140のキーを操作することによって、例えば通話の指示、文字の入力、メニューの選択、或いは各種の設定などの様々な処理を情報処理装置10に対して指示することができる。表示部150は、液晶ディスプレイやVRAM(Video Random Access Memory)を備えており、制御部110から供給される画像データに応じた画像を表示する。音声入出力部170は、マイクロフォンなどの収音手段、スピーカなどの放音手段、およびDSP(Digital Signal Processor)などの音声処理回路を有している。
【0019】
属性情報取得部160は、利用者情報取得部161と、位置情報取得部162と、計時情報取得部163とを備えており、これらは、属性情報として異なる内容のものをそれぞれ取得する。
まず、利用者情報取得部161は、SIM(Subscriber Identity Module Card)やUIM(User Identity Module Card)と呼ばれるIC(Integrated Circuit)カードを着脱可能な構造のメモリコントローラを備えており、このICカードに記憶された情報の読み取りを行う。このICカードには、データの記憶や演算を行うための集積回路が組み込まれており、例えばIMSI(International Mobile Subscriber Identity)と呼ばれるような、情報処理装置10の利用者を特定する利用者情報が記憶されている。利用者情報取得部161は、ICカードから利用者情報を読み取ることで、属性情報としての利用者情報を取得する。
【0020】
位置情報取得部162は、情報処理装置10の位置を測定する測位装置を備える。この位置情報取得部162は、例えば、地球の周りを周回するGPS(Global Positioning System)衛星が発信する信号を検知し、検知した信号に基づいて自装置の位置を測定するGPS測位方式を用いている。位置情報取得部162は、上記のようにして測定した位置を表す位置情報を生成することで、属性情報としての位置情報を取得する。
【0021】
計時情報取得部163は、日時を計測する計時装置を備える。この計時装置は、例えば電波時計であり、標準電波から検知した信号に基づいた修正を行いながら計時を行う。計時情報取得部163は、計時装置が計時している日時を表す計時情報を生成することで、属性情報としての計時情報を取得する。
以下の説明において、利用者情報、位置情報及び計時情報のそれぞれを特に区別しない場合には、「属性情報」と総称する。
【0022】
図2は、制御部110が履歴情報を記憶部120に記憶させるときに実現する機能を示す機能ブロック図である。
制御部110は、コンピュータプログラムを実行することにより、図2に示すような取得部111と、管理部112と、書込部113という各機能を実現する。情報処理部115は、コンピュータプログラムそのものを実行して各種の情報処理を行う情報処理手段であり、制御部110の本来の機能である。
【0023】
取得部111は、履歴情報及び属性情報を取得してRAMに一時的に記憶するものであり、第1取得部111aと第2取得部111bとを有する。第1取得部111aは、履歴情報を取得する構成である。具体的には、第1取得部111aは、操作部140から供給される操作信号に基づいて、その操作の内容を表す操作情報を生成することで、履歴情報としての操作情報を取得する。また、第1取得部111aは、各種の情報処理を行う情報処理部115から処理の内容が通知されると、この処理の内容を表す処理情報を生成することで、履歴情報としての処理情報を取得する。これらの操作情報や処理情報には、例えば利用者が操作部140を操作して情報処理装置10に対して指示した処理を実行させるアプリケーションプログラムを示す識別情報や、“データの読み出し”であるとか“データの書き込み”などのように利用者の操作によって指示された処理の種別を示す種別情報や、ファイル名やパスなどのように、利用者の操作によって指示された処理の対象を示す対象情報が含まれる。第2取得部111bは、前述した属性情報取得部160から供給される属性情報を取得する。第1取得部111aが操作情報を取得するタイミングと、第2取得部111bが属性情報を取得するタイミングとの関係は、まず、第1取得部111aが操作情報または処理情報を取得した後に、第2取得部111bが、その操作情報または処理情報の属性に関する属性情報の取得を開始する、という関係になる。
【0024】
管理部112は、属性情報の取得状態を管理する。具体的には、管理部112は、第2取得部が属性情報を取得したか否かを示す管理フラグを、RAMに設けられた管理フラグ記憶領域114に記憶することで、この属性情報の取得状態を管理する。書込部113は、履歴情報及び属性情報を記憶部120に書き込んで、これに記憶させるものであり、第1書込部113aと第2書込部113bとを有する。第1書込部113aは、第1取得部111aによって取得されてRAMに一時的に記憶された履歴情報を記憶部120に記憶させる。第2書込部113bは、第2取得部111bによって取得されてRAMに一時的に記憶された属性情報を記憶部120に記憶させる。管理部112および書込部113は、履歴情報および属性情報を記憶部120に書き込んで記憶させる管理書込手段として機能する。
【0025】
(2)動作
図3は、制御部110が履歴情報を記憶させるときの動作を示すシーケンス図である。図3を用いて、利用者によって“電源をONにする”操作が行われたときに、この操作に応じて情報処理装置10が起動処理を行ったときの履歴を履歴情報として記憶する場合を例に挙げて説明する。
まず、利用者によって“電源をONにする”操作が行われると、操作部140は、利用者の操作に応じた操作信号を制御部110に供給する(ステップS300)。制御部110の第1取得部111aは、この操作信号に基づいて“電源をONにする”旨の操作情報を生成し、これを取得する。そして、この操作情報が第1取得部111aによってRAMに一時的に記憶されたことをトリガとして、利用者の操作に応じた処理、および、履歴情報を記憶部120に記憶させる処理がそれぞれ開始される。ここでの“操作に応じた処理”とは、情報処理部115によってなされる、情報処理装置10の起動処理のことである。
【0026】
管理部112は、操作に応じた処理が情報処理部115によって開始されたと判断すると、管理フラグ記憶領域114に、属性情報の未取得を意味する管理フラグを記述する(ステップS301)。次に、第1取得部111aは、管理フラグ記憶領域114に記述されている管理フラグを取得し(ステップS302)、取得した管理フラグを、履歴情報とともに第1書込部113aに供給する(ステップS303)。第1書込部113aは、第1取得部111aから供給された履歴情報と管理フラグとを対応付けて記憶部120に記憶させる(ステップS304)。
【0027】
図4は、ステップS304の時点で記憶部120に記憶されている内容を示す図である。
記憶部120には、図4に示すように、「履歴情報」と、この履歴情報の属性に関する「属性情報」と、この属性情報の取得状態を示す「管理フラグ」とが対応付けられて記憶される領域が設けられている。図3のステップS304の処理の時点において、記憶部120には、「履歴情報」として“電源をONにする”という操作情報の内容と、「管理フラグ」として“未取得”という内容のみが記憶されている。一方、「属性情報」については、例えばNULL値が記憶されているのみで、実質的な内容が記憶されていない。なお、図4では、一組の履歴情報、管理フラグ及び属性情報のみを記憶している例を示しているが、ステップS302からステップS304の処理が繰り返された場合には、複数組の履歴情報、管理フラグ及び属性情報が記憶されることになる。
【0028】
図3の説明に戻り、ステップS304で履歴情報及び管理フラグが記憶部120に記憶されると、第2取得部111bは、位置情報、計時情報及び利用者情報といった各属性情報の取得を属性情報取得部160に要求する(ステップS305)。この要求に応じて、属性情報取得部160の利用者情報取得部161、位置情報取得部162及び計時情報取得部163は、各々の属性情報の取得を試み、取得できた場合にはそれらを第2取得部111bに供給する。第2取得部111bは、属性情報取得部160から属性情報を取得することができた場合には、その属性情報を第2書込部113bに供給する(ステップS306)。そして、第2取得部111bは、管理フラグ記憶領域114に記憶された管理フラグの内容を、属性情報が取得されている旨を示す“取得済”に更新する(ステップS307)。管理部112は、管理フラグ記憶領域114に記憶されている管理フラグが“未取得”から“取得済”に更新されたことを検知すると(ステップS308)、第2書込部113bに対して属性情報の更新を指示する(ステップS309)。
【0029】
この指示に応じて、第2書込部113bは、記憶部120に記憶された属性情報の更新を行う(ステップS310)。ここでいう“属性情報の更新”とは、対応する「属性情報」の内容が記述されておらず且つ「管理フラグ」の内容が“未取得”である履歴情報に対し、その履歴情報の属性として、ステップS306の処理において取得された属性情報を記憶する処理である。つまり、第2書込部113bによる属性情報の更新は、「管理フラグ」が“未取得”であるものが対象であり、既に“取得済”であるものは更新の対象外となる。そして、記憶部120において属性情報が更新されると、この更新された属性情報に対応するRAM上の履歴情報、属性情報及び管理フラグはRAMから削除される。
【0030】
図5は、ステップS310の時点で記憶部120に記憶されている内容を示す図である。
図5に示すように、記憶部120には、「位置情報」としての「北緯**゜**'**"、東経**゜**'**"」と、「計時情報」としての「YYYYMMDD」と、「利用者情報」としての「USER001」とが、属性情報として記憶されている。また、「管理フラグ」の内容は“未取得”(図4)から“取得済”に更新されている。このように、制御部110は、履歴情報および属性情報のうち履歴情報のみを取得したときには、その履歴情報をまず記憶し、その後に、その履歴情報の属性に関する属性情報の取得を試み、その結果、属性情報を取得することができれば、先に記憶しておいた履歴情報と、後から取得した属性情報とを対応付けて記憶部120に記憶させる。このようにして互いに対応付けられた1組の履歴情報及び属性情報は、利用者に対するサービスの用に供する情報として用いられたり、また、情報処理装置10に通信サービスや情報提供サービスなどの各種サービスを提供する通信事業者やサービス事業者によって、例えばシステムの保守やマーケティング等の目的に用いられたりする。
【0031】
ただし、属性情報取得部160が履歴情報を記憶した後に属性情報の取得を試みたとしても、その試行タイミングでは、所望する属性情報を取得できない場合がある。例えば、GPS衛星から発信される信号や標準電波を検知できない場所で、情報処理装置10を所持した利用者が操作を行ったり、情報処理部115がコンピュータプログラムに記述された処理を実行した場合や、或いは、利用者情報取得部161にICカードが挿入されていない状態で操作を行ったり、情報処理部115がコンピュータプログラムに記述された処理を実行した場合などである。このような場合、属性情報取得部160は、制御部110の第2取得部111bからの属性情報の要求に対して、NULL値を返したり、異常な内容の属性情報を返したり、全く応答しなかったりする。
【0032】
このように、属性としての実質的な内容を含む属性情報を第2取得部111bが取得できなかった場合には、制御部110は、図6に示すような動作を行う。ここで、属性としての実質的な内容を含む属性情報を第2取得部111bが取得できなかったと判断するときの判断基準は、第2取得部111bが属性情報取得部160に対して属性情報を要求してから予め決められた期間が経過しても、実質的な内容を含む属性情報を取得できないとか、または、第2取得部111bが属性情報取得部160に対して予め決められた回数だけ属性情報を要求しても、実質的な内容を含む属性情報を取得できないということである。
以下では、図6を用いて、利用者により“電源をONにする”操作が行われたときに、情報処理装置10の起動処理の履歴を履歴情報として記憶する場合を例に挙げて、属性情報を取得できないときの動作を説明する。なお、このときの属性情報を取得できない原因を、利用者情報取得部161にICカードが挿入されていないためとする。
【0033】
まず、利用者によって“電源をONにする”操作が行われると、操作部140は、利用者の操作に応じた操作信号を制御部110に供給し、制御部110の第1取得部111aはこの操作信号に基づいて“電源をONにする”旨の操作情報を生成し、これを取得する(ステップS600)。管理部112は、上記の操作に応じて情報処理部115の処理(情報処理装置10の起動処理)が開始されたと判断すると、管理フラグ記憶領域114に、属性情報が取得されていないことを示す“未取得”の管理フラグを記述する(ステップS601)。そして、第1取得部111aは、管理フラグ記憶領域114に記述されている管理フラグを取得し(ステップS602)、取得した管理フラグを、履歴情報としての操作情報とともに第1書込部113aに供給する(ステップS603)。第1書込部113aは、第1取得部111aから供給された履歴情報及び管理フラグを対応付けて記憶部120に記憶させる(ステップS604)。このステップS604の処理において記憶された内容は、図4に示した内容と同じである。つまり、「履歴情報」として“電源をONにする”という内容が記憶され、「管理フラグ」として“未取得”を意味する内容が記憶されているが、「属性情報」の実質的な内容は記憶されていない。このように、制御部110は、履歴情報および属性情報のうち履歴情報のみを取得したときには、その履歴情報を記憶部120に記憶させ、その後においても、その履歴情報の属性に関する属性情報を取得できなかった場合には、属性情報を取得できなかったことを示す“未取得”の管理フラグを、履歴情報と対応付けて記憶部120に記憶させたままにしておく。
【0034】
次に、第2取得部111bは、位置情報、計時情報及び利用者情報といった属性情報の取得を属性情報取得部160に要求する(ステップS605)。このとき、利用者情報取得部161は、ICカードが挿入されていないために、属性情報の1つである利用者情報を取得することができない。第2取得部111bは、属性情報の取得を要求した時点から予め決められた期間が経過しても又は予め決められた回数だけ属性情報の取得を要求しても取得できない属性情報が存在する場合には、管理部112に対して属性情報の取得ができない旨を通知する(ステップS606)。一方、第2取得部111bは、位置情報と計時情報については取得できるため、これらを第2書込部113bに供給する(ステップS607)。
【0035】
管理部112は、第2取得部111bからの通知に応じて、管理フラグ記憶領域114に記憶された管理フラグの内容を、属性情報の取得ができず、その属性情報の取得に異常が生じていることを意味する“異常”に更新する(ステップS608)。管理部112は、管理フラグが“未取得”から“異常”に更新されたことを検知すると(ステップS609)、第2書込部113bに対して属性情報の更新を指示する(ステップS610)。第2書込部113bは、この指示に応じて、記憶部120に記憶された属性情報の更新を行う(ステップS611)。ここでいう“属性情報の更新”とは、対応する「属性情報」の内容が記述されておらず且つ「管理フラグ」の内容が“未取得”である履歴情報に対して、その履歴情報の属性として、ステップS607の処理において取得された属性情報(位置情報と計時情報)を記憶するとともに、「管理フラグ」の内容を“未取得”から“異常”に更新する処理である。つまり、第2書込部113bによる属性情報の更新は、「管理フラグ」が“未取得”であるものが対象であり、既に“取得済”であるものは更新の対象外となる。なお、属性情報が更新されると、この更新された属性情報に対応するRAM上の履歴情報、属性情報及び管理フラグはRAMから削除される。
【0036】
図7は、ステップS611の時点で記憶部120に記憶されている内容を示す図である。
図に示すように、記憶部120には、「位置情報」としての「北緯**゜**'**"、東経**゜**'**"」と、「計時情報」としての「YYYYMMDD」とが記憶されているが、「利用者情報」については例えばNULL値が記憶されているのみで、実質的な内容が記憶されていない。また、「管理フラグ」の内容は“未取得”(図4)から“異常”に更新されている。これは、前述したとおり、属性情報の1つである「利用者情報」の内容を取得することが出来なかったためである。このように、“異常”という管理フラグが対応付けられている場合には、この管理フラグの内容を参照することにより、何らかの理由により属性情報の取得に失敗したことが分かるから、履歴情報及び属性情報をサービスに用いる場合に、属性情報の取得に失敗したことを考慮することが可能となる。なお、この例では、「利用者情報」を取得できなかった場合を想定しているが、これ以外の属性情報が取得できなかった場合も同様の処理となる。
【0037】
そして、図6において、ステップS611の後、第2取得部111bは、定期的に、記憶部120に記憶されている内容を参照し、「管理フラグ」の内容が“異常”で且つ実質的な内容が記述されていない属性情報を検出した場合には、その属性情報の取得を属性情報取得部160に繰り返し要求する。この要求に応じて、属性情報取得部160は、図4及び6と同じように、属性情報の取得を試みる。その結果、属性情報が取得された場合には、第2書込部113bは、記憶部120に記憶された属性情報の更新を行うとともに、記憶部120に記憶された管理フラグの内容を、“異常”から“取得済”に更新する。上記のような処理が定期的に繰り返されると、属性情報が取得できた時点で、その内容が記憶部120の履歴情報を対応付けられて記憶されることになる。この場合、履歴情報の取得時期と属性情報の取得時期とが時間的に多少離れていることになるが、上記のような定期的な属性情報の取得を一定の期間内に限定すれば、おおよそ同時期に取得された履歴情報と属性情報とを対応付けることができ、これを前述したようなサービス等に利用することが可能となる。
【0038】
従来は、情報処理装置が何らかの理由で属性情報を取得することができなかった場合には、履歴情報と属性情報とを対応付けて記憶させることができず、履歴として有効に利用することができない場合があった。これに対し、以上説明した実施形態によれば、制御部110が、履歴情報を取得した時点において属性情報の取得に失敗したとしても、その後に、取得した属性情報を上記の履歴情報と対応付けて記憶部120に記憶することができる。よって、これら1組の履歴情報及び属性情報を種々の目的に利用することが可能となる。
【0039】
(3)変形例
上述した実施形態の内容を次のように変形して実施することも可能である。
【0040】
(3−1)変形例1
履歴情報および属性情報に含まれる内容は、実施形態で例示した情報に限らない。履歴情報の例としては、例えばコンピュータプログラムの起動及び終了の処理に関するもの、折り畳み形状の情報処理装置の場合にはその折り畳み部分の開閉操作に関するもの、操作部のキーの押下操作に関するもの、情報処理装置が電話機の場合には発呼または着呼の処理に関するもの、電子メールの送受信処理に関するもの、音楽や画像のメディアデータの再生処理に関するもの、情報処理装置が撮像機能を備えている場合にはその撮像処理に関するもの、または、情報処理装置がテレビジョン機能を備えている場合にはそのテレビジョンの視聴に関するものなど、情報処理装置においてなされた操作や処理の履歴であれば、あらゆるものが考えられる。また、属性情報の一例としては、例えば、利用者の年齢、性別、趣味趣向などの利用者属性に関するもの、情報処理装置が備える各種のセンサや検出手段によるセンシング結果や検出結果に関するものなどがある。また、カード型記憶モジュールを携帯電話機に着脱した日時などの情報を属性情報として記憶することもある。このようなカード型モジュールの着脱に関する情報は、携帯電話機に対する遠隔制御を回避しようと試みたことの証拠となることがあり、高いセキュリティが求められる場合には重要な属性情報となり得るからである。また、携帯電話機の位置情報や計時情報等を属性情報として正確に記憶することは、位置の追跡サービスなどに代表される多種多様なサービスにおいて必要なことである。このように、情報処理装置において操作や処理がなされたときに、その情報処理装置が取得し得る情報であれば、履歴情報の属性に関する属性情報として利用し得る。
また、これらの履歴情報および属性情報は、利用者によって、その定義を変更、追加、削除可能としてもよい。
【0041】
(3−2)変形例2
実施形態の動作説明においては、主に操作の内容に関する操作情報を履歴情報として用いる例を説明したが、処理の内容に関する処理情報も同様に履歴情報として用いもよいことは言うまでもない。
【0042】
(3−3)変形例3
属性情報取得部160は、属性情報を取得できない場合、その属性情報を取得できなかった理由を示す理由情報として、エラーコードを管理部112に通知してもよい。例えば、“取得対象の属性情報がない”とか、“取得対象の属性情報を取得し得る条件が整っていない”とか、“故障または不具合により属性情報を取得できない”など、予め想定される状況に応じて複数種類のエラーコードを用意しておき、属性情報取得部160は、属性情報を取得できない理由に対応したエラーコードを管理部112に通知する。複数種類の属性情報を取得する手段がある場合、属性情報取得部160は、各々の属性情報毎に、その取得できない理由をエラーコードで通知するようにしてもよい。このようにすれば、例えば“ICカードが挿入されていない”状況を、“取得対象の情報がない”或いは“取得対象の属性情報を取得し得る条件が整っていない”という意味のエラーコードにより、管理部112に知らせることができる。この場合、管理部112は、管理フラグ記憶領域114に記憶された管理フラグの内容を、属性情報の取得ができないことを意味する“異常”に更新するときに(図6のステップS608)、その管理フラグにエラーコードを付加する。そして、第2書込部113bは、記憶部120に記憶された属性情報の更新を行うとともに、「管理フラグ」の内容を“未取得”から“異常”に更新し、さらにこの管理フラグにエラーコードを付加する。このエラーコードの愛用を参照することにより、属性情報を取得できなかった理由を特定することが可能となる。
【0043】
(3−4)変形例4
複数種類の属性情報を取得し得るような場合には、管理フラグや、変形例3のエラーコードを属性情報の種類ごとに利用してもよい。
管理フラグを属性情報の種類ごとに用意する場合、取得部111は、複数種類の属性情報を取得する手段であり、管理部112及び書込部113は、取得部111が履歴情報および属性情報のうち履歴情報のみを取得したときには、その履歴情報と、その履歴情報の各々の種類の属性に対応する管理フラグとを対応付けて記憶部120に記憶させる。そして、取得部111が、記憶部120に記憶されている履歴情報の属性に関する属性情報を取得したときには、記憶されている履歴情報にその属性情報を対応付けて記憶部120に記憶させるとともに、取得した属性情報の種類に対応する管理フラグを、属性情報を取得できたことを表す“取得済”に更新する。このようにすれば、属性情報の種類ごとに、その属性情報の取得状態を把握することが可能となる。
変形例3のエラーコードを属性情報の種類ごとに用意する場合には、管理部112及び書込部113は、そのエラーコードを、各種類の属性情報ごとに記憶部120に記憶させる。このようにすれば、属性情報の種類ごとに、その属性情報の取得できない理由を把握することが可能となる。
【0044】
(3−5)変形例5
管理部112は、属性情報の取得状態を管理するのに管理フラグを用いていたが、これを用いずに属性情報の取得状態の管理を行ってもよい。例えば、管理部112は、履歴情報に対応する属性情報の欄を適宜検索することによって、属性情報が取得されているか否かを判別してもよい。
【符号の説明】
【0045】
10…情報処理装置、110…制御部、111…取得部、111a…第1取得部、111b…第2取得部、112…管理部、113…書込部、113a…第1書込部、113b…第2書込部、114…管理フラグ、120…記憶部、130…通信部、140…操作部、150…表示部、160…属性情報取得部、161…利用者情報取得部、162…位置情報取得部、163…計時情報取得部、170…音声入出力部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報を記憶する記憶手段と、
情報処理を行う情報処理手段と、
利用者の操作を受け付ける操作手段と、
前記情報処理手段によって行われた処理の内容または前記操作手段によって受け付けられた操作の内容を表す履歴情報と、当該履歴情報の属性に関する属性情報とを取得する取得手段と、
前記履歴情報および前記属性情報を前記記憶手段に書き込んで記憶させる管理書込手段とを備え、
前記管理書込手段は、
前記取得手段が前記履歴情報および前記属性情報のうち履歴情報のみを取得したときには、当該履歴情報を前記記憶手段に記憶させ、その後に、前記取得手段が、当該履歴情報の属性に関する前記属性情報を取得した場合には、当該属性情報を、前記記憶手段に記憶されている当該履歴情報に対応付けて当該記憶手段に記憶させ、
前記取得手段が前記履歴情報および前記属性情報のうち履歴情報のみを取得したときには、当該履歴情報を前記記憶手段に記憶させ、その後においても、前記取得手段が、当該履歴情報の属性に関する前記属性情報を取得できなかった場合に、当該属性情報を取得できなかったことを示す情報を、前記履歴情報と対応付けて前記記憶手段に記憶させる
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記管理書込手段は、
前記取得手段が前記履歴情報および前記属性情報のうち履歴情報のみを取得したときには、当該履歴情報と、当該履歴情報の属性に関する前記属性情報を取得できていないことを表すフラグ情報とを対応付けて前記記憶手段に記憶させ、
前記取得手段が、前記記憶手段に既に記憶されている前記履歴情報の属性に関する前記属性情報を取得したときには、記憶されている当該履歴情報に当該属性情報を対応付けて前記記憶手段に記憶させるとともに、前記フラグ情報を、属性情報を取得できたことを表す内容に更新する
ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記取得手段は、複数種類の属性情報を取得する手段であり、
前記管理書込手段は、
前記取得手段が前記履歴情報および前記属性情報のうち履歴情報のみを取得したときには、当該履歴情報と、当該履歴情報の各々の種類の属性に関する前記属性情報を取得できていないことを表す、属性の種類ごとのフラグ情報とを対応付けて前記記憶手段に記憶させ、
前記取得手段が、前記記憶手段に記憶されている前記履歴情報の属性に関する前記属性情報を取得したときには、記憶されている当該履歴情報に当該属性情報を対応付けて前記記憶手段に記憶させるとともに、取得した当該属性情報の種類に対応する前記フラグ情報を、属性情報を取得できたことを表す内容に更新する
ことを特徴とする請求項2記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記管理書込手段は、
前記取得手段が前記履歴情報および前記属性情報のうち履歴情報のみを取得したときには、当該履歴情報と、当該履歴情報の属性に関する前記属性情報を取得できていないことを表すフラグ情報とを対応付けて前記記憶手段に記憶させ、
その後において、前記取得手段が、前記記憶手段に既に記憶されている前記履歴情報の属性に関する前記属性情報を取得できなかったときには、前記フラグ情報を、属性情報の取得に異常が生じていることを表す内容に更新する
ことを特徴とする請求項2または3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記管理書込手段は、
前記取得手段が前記履歴情報および前記属性情報のうち履歴情報のみを取得したときには、当該履歴情報を前記記憶手段に記憶させ、その後において、前記取得手段が、当該履歴情報の属性に関する前記属性情報を取得できなかった場合には、当該属性情報を取得できなかった理由を示す理由情報を、前記履歴情報と対応付けて前記記憶手段に記憶させる
ことを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記取得手段は、複数種類の属性情報を取得する手段であり、
前記管理書込手段は、前記理由情報を、各種類の属性情報ごとに、前記記憶手段に記憶させる
ことを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項7】
情報を記憶する記憶手段と、情報処理を行う情報処理手段と、利用者の操作を受け付ける操作手段とを備える情報処理装置が行う情報処理方法であって、
前記情報処理手段によって行われた処理の内容または前記操作手段によって受け付けられた操作の内容を表す履歴情報と、当該履歴情報の属性に関する属性情報とのうち、履歴情報のみを取得したときには、当該履歴情報を前記記憶手段に記憶させ、
その後に、当該履歴情報の属性に関する前記属性情報を取得した場合には、当該属性情報を、前記記憶手段に記憶されている当該履歴情報に対応付けて当該記憶手段に記憶させる一方、当該履歴情報の属性に関する前記属性情報を取得できなかった場合に、当該属性情報を取得できなかったことを示す情報を、前記履歴情報と対応付けて前記記憶手段に記憶させる
ことを特徴とする情報処理方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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