説明

情報処理装置及びその制御方法

【課題】印刷の際の色設定に応じ、裏地の影響を軽減して付加情報(例えば、スタンプなど)を原稿と合成して印刷するためのプリンタドライバおよび画像形成装置を提供する。
【解決手段】プリンタドライバ103から送信されてきたフォームデータを登録し、当該登録したフォームデータをコンテンツデータに合成する印刷装置1500と接続されたプリンタドライバ103に関するものである。プリンタドライバ103は、透明データをフォームデータとして印刷装置1500に送信すると共に、当該フォームデータが透明データであることを示すコマンドを印刷装置1500に送信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プリンタドライバおよび画像形成装置に関し、より詳細には、透明トナーや透明インク印刷を行うためのプリンタドライバおよび画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、コンテンツデータに付加情報をつける処理として、さまざまな方法が提案されている。特許文献1にはスタンプ付与に関する処理が開示されているが、付与するスタンプの色を、重ね書きされるコンテンツデータの補色で印刷することによってスタンプ情報の可視性を高めている。
【0003】
すなわち、特許文献1では、デジタル複写装置が、該デジタル複写装置が有するスキャナにて読取られた原稿にページ番号等のスタンプを合成して出力する際、このスタンプの色を、該スタンプが合成される原稿の部分の色の補色としているのである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2003−244422号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述した特許文献1に開示された技術では、ユーザが選択した色指定が意図せず自動的に変更されることがある。また、付加情報としてのスタンプが重ね書きされるコンテンツデータは単色データであるとは限らないため、コンテンツデータによっては逆に付加情報が見づらくなることがあった。
【0006】
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするとことは、印刷の際の色設定に応じ、裏地の影響を軽減して付加情報(例えば、スタンプなど)を原稿と合成して印刷するためのプリンタドライバおよび画像形成装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
このような課題を解決するために、本発明の情報処理装置は、コンテンツデータに付加するスタンプの画像の色を選択する選択手段と、前記選択手段により、前記スタンプの画像の色に透明が選択されると、接続した画像形成装置から、透明な色で出力されたスタンプの画像を付加した前記コンテンツデータを出力すべく、前記スタンプの画像と前記コンテンツデータを送信する送信手段とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明では、ユーザは特に意識することなく、コンテンツデータの付加情報について、通常印刷とクリアトナー印刷をプリンタドライバUI上の設定によって切り替えることが可能となり、ユーザの利便性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の一実施形態におけるプリント制御システムの説明図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るオーバーレイ印刷の設定を行うインターフェースの例を示す図である。
【図3】本発明の一実施形態に係るオーバーレイ印刷の設定を行うインターフェースの例を示す図である。
【図4】本発明の一実施形態におけるオーバーレイ印刷を行う際のプリンタドライバ側処理を示したフローチャートである。
【図5】本発明の一実施形態におけるオーバーレイ印刷を行う際の制御ソフトウェア側処理を示したフローチャートである。
【図6】本発明の一実施形態に係るスタンプ指定設定のインターフェースの例を示す図である。
【図7】本発明の一実施形態に係るスタンプのレイアウト指定のインターフェースの例を示す図である。
【図8】本発明における通常色スタンプ印刷を行う際のプリンタドライバ側処理を示したフローチャートである。
【図9】本発明における通常色スタンプとT色スタンプの切り替え動作を示したフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
【0011】
本発明は、コンテンツデータに付加する付加情報の色指定によって、プリンタドライバ側で生成するプリント制御コマンドの形式を切り替えることで、通常印刷と透明トナー(クリアトナー)や透明インクによる印刷を切り替えることを特徴とする。
【0012】
本実施形態に係るプリント制御システムの構成を図1のブロック図を参照して説明する。
尚、本発明の機能が実行されるのであれば、単体の機器であっても、複数の機器からなるシステムであっても良い。また、LAN(Local Area Network:ローカルエリアネットワーク)、WAN(Wide Area Network:広域ネットワーク)等のネットワークを介して接続がなされ処理が行われるシステムであっても本発明を適用できる。
実施形態に係るプリント制御システムは、ホストコンピュータ3000とプリンタ1500とから構成されている。
【0013】
情報処理装置としてのホストコンピュータ3000は、CPU1とRAM2と、ROM3とを備えている。
図1において、ホストコンピュータ3000は、ROM3のプログラム用ROMに記憶された各種プログラム(例えば、図4、図8、図9に示すプログラム等)に基づいた処理を実行するCPU1を備える。CPU1は、システムバス4に接続される各デバイスを総括的に制御する。
RAM2は、CPU1の主メモリ、ワークエリア等として機能する。
【0014】
また、ホストコンピュータ3000は、所定の指令あるいはデータなどを入力するキーボードあるいは各種スイッチなどを含む入力操作部(不図示)、および入力・設定状態などをはじめとする種々の表示を行う表示部(不図示)を備えている。
【0015】
また、CPU1は、CRT等の表示部上のマウスカーソル等の入力操作部でユーザから指示されたコマンドに基づいて登録された種々のウインドウを開き、種々のデータ処理を実行する。ユーザは印刷実行を指示する際、印刷の設定に関するウインドウを開き、プリンタの設定や、印刷モードの選択を含むプリンタドライバに対する印刷処理方法の設定についての指示を行える。なお、アプリケーション101や、グラフィックエンジン102、プリンタドライバ103、システムスプーラ104は、図示されるように、ROM3内の保持されたプログラムである。これらのプログラムがCPU1によりRAM2に読出され実行されることにより、各種の処理が行われることになる。
【0016】
本実施形態及びそれ以降では、説明の簡略化のため、101〜104が実行主体として処理を行うものとして説明を行う。即ち、アプリケーション101が・・・の処理を実行するとした表現を使って、本実施形態及びそれ以降の説明を行う。なお、アプリケーション101が処理Aを実行するという表現は、当業者には明らかなように、アプリケーション101をROM3からRAM2にロードし、そのロードしたアプリケーション101に基づいて処理AをCPU1が実行することを意味する。このことは、グラフィックエンジン102、プリンタドライバ103、システムスプーラ104あるいは、後述の制御ソフトウェアについても同様である。
【0017】
印刷装置1500はプリンタ(印刷装置)CPU5により制御される。
【0018】
印刷装置CPU5は、ROM9のプログラム用ROMに記憶された制御プログラム(例えば、図5に示すプログラム等)等に基づいて印刷部I/F7を介してシステムバス10に接続される印刷部(プリンタエンジン)11に画像データを出力する。また、このROM9のプログラムROMには、CPU5の制御プログラム(ソフトウェア)等が記憶される。また、CPU5は、システムバス10に接続される各デバイスを総括的に制御する。
CPU5はホストコンピュータとの通信処理が可能となっており、印刷装置内の情報等をホストコンピュータ3000に通知できる。
RAM6は、CPU5の主メモリや、ワークエリア等として機能するRAMである。
記憶手段としてのハードディスク8はフォームデータ等を保存する。
【0019】
本実施形態において、レンダリング部16は、専用のハードウェア等を用いて構成される。従って、制御ソフトウェア15よりも処理が速い。また、レンダリング部16は、二つのデータを順番にレンダリングすることによって二つのデータを合成する。これに比べて、後述のフォームデータを用いた合成(制御ソフトウェア15による合成)では、処理が速い。すなわち、制御ソフトウェア15よりも合成の処理が速い。
【0020】
これは、後述のフォームデータを用いた合成では、以下の処理が行われることに起因する。即ち、制御ソフトウェア15による合成では、フォームデータをレンダリングし、さらに、コンテンツデータをレンダリングし、さらに、レンダリングされた二つのデータを合成するという手順を踏む。このように、レンダリング2回と合成1回とを行うのである。
【0021】
これに対して、レンダリング部16は、レンダリング2回しか行わない(言い換えると、レンダリング1回と合成1回しか行わない)。そのため、レンダリング部16を用いた合成では、1回分、処理が速いのである。
【0022】
しかしながら、一方で、レンダリング部16は、専用のハードウェア等を用いているが故に、RGB又はCMYKのデータしか扱えない。また、本実施形態において、「レンダリング部16から他の処理部(制御ソフトウェアやRAM等)にデータを出力する出力用のデータバスはRGB又はCMYK分のみしか用意されていない」という事実もある。
【0023】
以上のように、本実施形態におけるレンダリング部16は、このような非常に限定された構成としているが、当業者であれば、レンダリング部16を拡張することは可能である。ただし、レンダリング部16は、Tのデータ(T:透明データ)を扱わない(扱えないではなくて扱わない)という点において、限定されている。ここで、扱えないではなくて扱わないと書いた理由を以下に述べる。
【0024】
例えば、レンダリング部16は透明データを扱うことはできるが、レンダリング部16と接続された画像処理部17がTデータを扱えないが故に、レンダリング部16が透明データを扱わないという場合も考えられる。こういう場合も、本実施形態と同じ処理が行われるであろうから、扱えないではなくて扱わないと書いたのである。
【0025】
一方、制御ソフトウェア15は、プログラム群であり、同時に、そのプログラム群がCPU5により実行されることにより生じる仮想主体である。従って、プログラム群の新たな設計等により容易に拡張可能である。例えば、RGB又はCMYK以外のデータ(T:透明データ)を扱うように拡張することが容易である。なお、本実施形態では、RGBT又はCMYKTが扱えるように制御ソフトウェア15は拡張設計されているものとする。
【0026】
なお、本明細書において、「透明データ(T)」とは、透明トナーや透明インク等、色材を含まない材料を付与して画像形成するための画像データである。従って、透明データに基づいて画像形成することにより、透明トナーや透明インクが作成すべき画像となるように記録媒体に付与されて、透明な画像(スタンプ等)が形成される。
【0027】
図1で示されるプリント制御システムが有するオーバーレイ(合成)印刷機能に関して説明する。
図2、図3はそれぞれ、オーバーレイ印刷の設定を行うインターフェースの例であり、コンピュータ3000の表示部に表示される。これらのインターフェースを介してユーザは、制御ソフトウェア15に「オーバーレイ印刷をおこなわない」「オーバーレイ印刷を行う」「フォームファイル(フォームデータ)を作成する」を指定できる。すなわち、ユーザがコンピュータ3000の入力操作部を操作して、所定の動作を選択すると、コンピュータ3000は、該選択された動作を示す情報を印刷装置1500に送信し、制御ソフトウェア15は、受信した情報に基づいた動作を行う。
【0028】
図2は、「オーバーレイ印刷を行う」が指定された場合のインターフェースの例である。この指定がユーザによりされ、印刷指示が行われると、プリンタドライバ103は、以下の処理を行う。即ち、プリンタドライバ103が、印刷装置1500の命令解釈部(不図示)に対し、ハードディスク8に保存されているフォームデータを問い合わせ、保存されているフォームデータのファイル名と保存日時とを取得する。取得したフォームデータのファイル名と保存日時とをフィールド201に表示する。
なお、本明細書において、「フォーム」は、コンテンツデータと合成される(オーバーレイされる)画像であり、図形、文字、数字等を含む。
【0029】
図4は、グラフィックエンジン102から印刷命令を受けたプリンタドライバ103がオーバーレイ印刷を行う際の処理の一例を示したフローチャートである。
【0030】
ステップ401で、プリンタドライバ103は、図2に示すインターフェースでユーザから指定された設定を取得する。取得する設定は、オーバーレイの処理方法、プリンタ1500のハードディスク8に保存されているフォームデータのファイル名・保存日時、作成するフォームデータのファイル名、のいずれか、あるいは適宜組み合わせたものである。
【0031】
例えば、ユーザが入力操作部を介して「オーバーレイ印刷を行わない」を選択した場合は、プリンタドライバ103は、オーバーレイの処理方法として、オーバーレイ印刷を行わない旨のユーザ入力を取得する。また、ユーザが入力操作部を介して「フォームファイル(フォームデータ)を作成する」を選択した場合は、プリンタドライバ103は、フォームデータを作成する旨のユーザ入力を取得する。このとき該ユーザ入力に加えて、プリンタドライバ103は、入力操作部を介してユーザにより入力された、作成するフォームデータのファイル名を取得する。さらに、ユーザが入力操作部を介して「オーバーレイ印刷を行う」を選択した場合は、プリンタドライバ103は、オーバーレイ印刷を行う旨のユーザ入力を取得する。このとき該ユーザ入力に加えて、プリンタドライバ103は、上述のように印刷装置のハードディスク8に問い合わせて、該ハードディスク8に保存されているフォームデータのファイル名・保存日時を取得する。
【0032】
なお、「フォームファイルを作成する」が選択された場合は、プリンタドライバ103は、表示部に図3に示すインターフェースを示し、ユーザに作成したいフォームデータのファイル名を入力させる。このようにして入力されたファイル名が、上述の「作成するフォームデータのファイル名」となる。また、プリンタドライバ103は、該入力されたファイル名に対応する画像データ(フォームデータにすべき画像データ)を、所定のメモリから取得する。
【0033】
また、ユーザが「オーバーレイ印刷を行う」を選択する場合は、ユーザは入力操作部を介して図2に示すインターフェースのフィールド201から所望のフォームデータのファイル名を選択する。すると、該選択によるユーザ入力に基づいて、プリンタドライバ103は、上記選択されたフォームデータのファイル名と保存日時とを取得する。
【0034】
ステップ402、ステップ403、ステップ404で、プリンタドライバ103は、指定されたオーバーレイの設定(ユーザ入力)が「オーバーレイ印刷を行わない」「オーバーレイ印刷を行う」「フォームデータを作成する」のいずれかであるかを判断する。
【0035】
すなわち、ステップ402において、プリンタドライバ103は、ステップ401にて取得されたユーザ入力が、「オーバーレイ印刷を行わない」旨を示すものか否かを判断する。「オーバーレイ印刷を行わない」と判断する場合は、そのまま処理を終了し、「オーバーレイ印刷を行わない」と判断しない場合は、ステップ403に進む。
【0036】
ステップ403では、プリンタドライバ103は、ステップ401にて取得されたユーザ入力が、「フォームデータを作成する」旨を示すものか否かを判断する。「フォームデータを作成する」と判断しない場合は、ステップ404に進む。
【0037】
「フォームデータを作成する」の設定が取得された場合、ステップ405で、プリンタドライバ103は、所定のプリンタ制御コマンドを生成し、印刷装置1500に送信する。この所定のプリンタ制御コマンドは、図3のフォーム301で指定された(ステップ401で取得された)フォームデータのファイル名と、フォームデータ登録することを指示するコマンドとを含む。さらに、このプリンタ制御コマンドの中には、上記ファイル名に対応する画像データである「フォームデータにすべき画像データ」が含まれている。
【0038】
印刷装置1500内の制御ソフトウェア15は、受信したプリンタ制御コマンドを受け取り、プリンタ制御コマンドを解釈する。その後、後述する図5に示す処理が行われる。
【0039】
ステップ404では、プリンタドライバ103は、ステップ401にて取得されたユーザ入力が、「オーバーレイ印刷を行う」旨を示すものか否かを判断する。「オーバーレイ印刷を行う」と判断されない場合は、そのまま処理を終了する。
【0040】
「オーバーレイ印刷を行う」の設定が取得された場合、ステップ406で、プリンタドライバ103は、所定のプリンタ制御コマンドを生成し、印刷装置1500に送信する。この所定のプリンタ制御コマンドは、図2の201の領域からユーザに指定されたフォームデータの「ファイル名」と「保存日時」と、「オーバーレイ印刷を行うこと」の指示の三つを示すコマンドを含む。さらに、このプリンタ制御コマンドの中には、コンテンツデータも含まれている。コンテンツデータとは、フォームデータが合成されて印刷されるべきデータである。
【0041】
制御ソフトウェア15は、受信したプリンタ制御コマンドを受け取り、プリンタ制御コマンドを解釈する。その後、後述する図5に示す処理が行われる。
【0042】
図5は、制御ソフトウェア15が、フォームデータ登録することを指示するコマンド、または、オーバーレイ印刷を行うことを指示するコマンドを含んだプリンタ制御コマンドを受信した際の動作の一例を記したフローチャートである。
【0043】
ステップ501で、制御ソフトウェア15は、受け取ったプリンタ制御コマンドを制御ソフトウェア15で解釈する。
【0044】
ステップ502とステップ503で、制御ソフトウェア15は、ステップ501での解釈結果に基づいて、プリンタ制御コマンドに、オーバーレイ印刷を行うことを指示するコマンドやフォームデータ登録することを指示するコマンドが含まれているか判断する。
【0045】
すなわち、ステップ502において、制御ソフトウェア15は、ステップ501にて解釈した結果、プリンタドライバ103から「フォームデータ登録すること」に関する指示があるか否かを判断する。上記指示が「フォームデータ登録すること」ではないと判断する場合は、ステップ503に進む。一方、上記指示が「フォームデータ登録すること」であると判断する場合は、制御ソフトウェア15は、フォームデータを生成し、ハードディスク8に登録すると判断し、ステップ504に進む。
【0046】
上記プリンタ制御コマンドにフォームデータ登録することを指示するコマンドが含まれていた場合、ステップ504で、制御ソフトウェア15は、制御ソフトウェア15でビットマップデータ形式のフォームデータを生成する。すなわち、制御ソフトウェア15は、プリンタドライバ103から送信されたプリンタ制御コマンドに含まれる、フォームデータにすべき画像データを変換することにより、上記ビットマップデータ形式のフォームデータを生成する。
【0047】
ステップ505で、制御ソフトウェア15は、ステップ504にて生成されたビットマップデータ形式のフォームデータをハードディスク8に保存する(フォームデータとして登録を行う)。
【0048】
ステップ503では、制御ソフトウェア15は、ステップ501にて解釈した結果、プリンタドライバ103からの指示が「オーバーレイ印刷を行うこと」であるか否かを判断する。上記指示が「オーバーレイ印刷を行うこと」ではないと判断する場合は、そのまま終了する。
【0049】
上記プリンタ制御コマンドにオーバーレイ印刷を行うことを指示するコマンドが含まれていた場合、ステップ506で、制御ソフトウェア15は、ハードディスク8に保存されている該当のフォームデータを取得する。すなわち、制御ソフトウェア15は、受信したプリンタ制御コマンドに含まれる、ユーザに指定されたフォームデータの「ファイル名」と「保存日時」とを示すコマンドに基づいて、ハードディスク8から該ユーザに指定されたフォームデータを抽出する。
【0050】
ステップ507では、制御ソフトウェア15は、フォームデータに合成されるコンテンツデータを受信したプリンタ制御コマンドから取出し、レンダリング部16に送信する。レンダリング部16は、コンテンツデータをビットマップデータ形式に変換して、画像処理部17に送信する。そして、ビットマップデータ形式のコンテンツデータに対して画像処理部17が画像処理を行った上で、制御ソフトウェア15に送信する。
【0051】
ステップ508で、制御ソフトウェア15は、ステップ506にて取得したビットマップデータ形式のフォームデータと、画像処理部17から受信したビットマップデータ形式のコンテンツデータとを重ね書く。すなわち、制御ソフトウェア15は合成部として機能し、上記フォームデータと上記コンテンツデータとをオーバーレイ(合成)して、ビットマップデータ形式の合成画像データを生成する。
【0052】
印刷装置1500は、上記ステップ508で作成されたビットマップデータ形式の合成画像データを印刷部11に送信することによって、オーバーレイ印刷機能を実現する。
【0053】
次に、図1で示されるプリント制御システムが有する通常色スタンプ印刷機能に関して説明する。このように、本実施形態(以降の実施形態を含む)では、付加情報としてスタンプを例に取り上げるが、適用範囲はスタンプを限られない。例えば、地紋画像や、バーコード、2次元コード(例、グリフコード、ドットコード、QRコード(商標)等)、透かし、あるいは、ウォターマークといった「付加情報の印刷可能な技術」全般に適用できる。なお、付加情報(付加データ)とは、ユーザが明示的に印刷指示を行った情報(コンテンツデータと言われることもある)以外の情報のことである。
【0054】
図6は文書にスタンプを付加して印刷するか否かを指定するための、コンピュータ3000の表示部に表示されるインターフェース画面の例である。
また、図7はスタンプをコンテンツデータに付加する際に、そのレイアウトを指定するための、コンピュータ3000の表示部に表示されるインターフェース画面の例である。
【0055】
図6のインターフェースを介してユーザは、プリンタドライバ103にコンテンツデータにスタンプを付加しての印刷を指定できる。すなわち、ユーザがコンピュータ3000の入力操作部を操作してチェックボックス601をチェックすることで、コンピュータ3000は、スタンプ印刷指定の指示を受け付ける。
【0056】
図7のインターフェースを介してユーザは、制御ソフトウェア15にスタンプのレイアウト情報を指定できる。レイアウト情報とは、スタンプの色、スタンプの文字列、文字列のフォント情報(フォント名、スタイル、サイズ)、飾りとしての矩形枠、円の囲み枠、スタンプの座標、スタンプの角度等である。すなわち、レイアウト情報とは、付加情報(付加データ)に関する情報である。レイアウト情報のうち、スタンプの色として透明が選択される場合は、付加情報は透明データとなる。
【0057】
図8は、グラフィックエンジン102からコンテンツデータを受け取ったプリンタドライバ103が、そのコンテンツデータに対して通常色スタンプを上書合成して印刷する処理を示したフローチャートである。
【0058】
なお、通常色スタンプとは、付加情報としてのスタンプの色が、透明以外の通常色(RGB,YMCK)であるスタンプを指す。
【0059】
ステップ801で、プリンタドライバ103は、図6に示すインターフェースでユーザから指定された設定を取得する。取得する設定は、スタンプ印刷の指定である。すなわち、ユーザが入力操作部を操作してチェックボックス601をチェックすると、ユーザがスタンプ印刷を指定したことになり、プリンタドライバ103は、該ユーザ入力からスタンプ印刷の指定を取得する。
【0060】
スタンプ印刷指定の設定(スタンプ印刷の指定がされている旨の設定)を取得した後、ステップ802で、プリンタドライバ103は、図7に示すインターフェースでユーザから指定された設定を取得する。取得する設定は、スタンプの色、スタンプの文字列、文字列のフォント情報(フォント名、スタイル、サイズ)、飾りとしての矩形枠、円の囲み枠、スタンプの座標、スタンプの角度、等のスタンプのレイアウト情報である。すなわち、ユーザが入力操作部を操作して図7に示すインターフェースの所定欄で所望に応じて入力すると、ユーザがレイアウト情報を入力したことになり、プリンタドライバ103は、該ユーザ入力からレイアウト情報を取得する。
【0061】
ここでは、レイアウト情報の入力の際に、ユーザはスタンプの色として「透明」以外の色を選択しているので、プリンタドライバ103は、印刷装置1500に対して、通常色スタンプ処理を指示するプリンタ制御コマンドを生成することになる。
【0062】
ステップ803で、プリンタドライバ103は、ステップ802にて取得されたレイアウト情報から付加データとしてのスタンプの色を判定する。このときスタンプの色が透明以外の色であるので、プリンタドライバ103は、スタンプの色が透明では無いと判定する。次いで、プリンタドライバ103は、コンテンツデータへステップ802で取得した設定のスタンプを上書き合成する旨を指示する(オーバーレイ印刷を行うことを指示する)プリンタ制御コマンドを生成する。この際のスタンプは通常色スタンプとして、上記取得されたスタンプの色設定からRGBもしくはCMYKのデータ形式で指定される。また、上記ステップ802とステップ803との間で、プリンタドライバ203は、コンテンツデータのフォーマット変換を行っている。即ち、グラフィックエンジン102から受取ったコンテンツデータを、プリンタ制御コマンドに適したフォーマット(PDL形式)に変換している。
【0063】
ステップ804で、プリンタドライバ103は、ステップ803で生成されたプリンタ制御コマンドを、システムスプーラ104経由で印刷装置1500に送信する。このとき送信されるプリンタ制御コマンドには、RGBもしくはCMYKのデータ形式で指定された、付加データとしてのスタンプのレイアウト情報、オーバーレイ印刷を行うことを指示するコマンド、およびコンテンツデータが含まれる。
【0064】
ステップ805の後の印刷装置1500における処理は、図5に示した処理とは異なる以下の処理が行われる。
印刷装置1500内の制御ソフトウェア15は、受信したプリンタ制御コマンドを受け取り、プリンタ制御コマンドを解釈する。即ち、PDL形式の上記プリンタ制御コマンドを解釈して、ディスプレイリスト形式のコマンドを得る。その後、制御ソフトウェア15は、プリンタ制御コマンドの解釈により得られたデータ(ディスプレイリスト形式のコマンド)をレンダリング部16へ送信する。レンダリング部16は、受信したコマンドからビットマップデータ形式の画像データ(合成画像データ)を生成する。
【0065】
具体的には、レンダリング部16は、ディスプレイリスト形式のコマンド(そのコマンドのうちのコンテンツデータに関するコマンド)を用いてレンダリングを行うことで、ビットマップデータ形式のコンテンツデータを生成する。さらに、ディスプレイリスト形式のコマンド(そのコマンドのうちのスタンプに関するコマンド)を用いてレンダリングを行う。この時、既に生成されているビットマップデータ形式のコンテンツデータの上に、コマンド(そのコマンドのうちのスタンプに関するコマンド)を用いたレンダリングを行う。よって、ビットマップデータ形式のスタンプがビットマップデータ形式のコンテンツデータの上に合成されることになる。即ち、上書き合成されることになる。
【0066】
そして、さらに、レンダリング部16は、上書き合成により得られたビットマップデータ形式の画像データ(合成画像データ)をRGBのデータとして画像処理部17に送信する。画像処理部17は、このビットマップ形式の画像データに対して画像処理を行った上で、印刷部11に送付する。ステップ805の後は、以上の処理(レンダリング部16による合成処理)が行われる。
上記のフローにより印刷装置1500は通常色スタンプ印刷機能を実現する。
【0067】
図9は、グラフィックエンジン102からコンテンツデータを受け取ったプリンタドライバ103が、そのコンテンツデータに対して通常色又はT色スタンプを上書合成して印刷する処理を示したフローチャートである。なお、この図9の処理を行うプリンタドライバは、図4、図5の処理を行うプリンタドライバと同一である。即ち、図4、図5の処理を行うプリンタドライバが、図9の処理も行うのである。
【0068】
ステップ901で、プリンタドライバ103は、ステップ801と同様にして図6に示すインターフェースでユーザから指定された設定を取得する。取得する設定は、スタンプ印刷の指定である。
【0069】
ステップ902で、プリンタドライバ103は、ステップ802と同様にして図7に示すインターフェースでユーザから指定された設定を取得する。取得する設定は、スタンプの色、スタンプの文字列、文字列のフォント情報(フォント名、スタイル、サイズ)、飾りとしての矩形枠、円の囲み枠、スタンプの座標、スタンプの角度、等のスタンプのレイアウト情報である。
【0070】
ステップ903で、プリンタドライバ103は、ステップ902で取得したスタンプのレイアウト情報から、スタンプの色がT色(T:透明データ)であるかどうかを判定する。すなわち、ステップ903においてプリンタドライバ103は、スタンプの色が透明であるか否かを判定する判定手段として機能する。
【0071】
ステップ902で取得したスタンプの色がT色ではなかった場合、ステップ904でプリンタドライバ103は、上記図8記載のステップ803、ステップ804の処理(通常色スタンプの処理)を行う。ステップ805の処理の後は、印刷装置1500により図8の説明の後の説明と同じ処理(レンダリング部16による合成処理)が行われる。
【0072】
これは、スタンプの色がT色(透明)でなかった場合は、データをRGB又はCMYKであつかうことが可能であるためで、通常色スタンプの処理を行う。通常色スタンプの処理では、コンテンツデータとスタンプに関するコマンドをひとつのデータとして、レンダリング16とが画像処理部17で扱うことが可能である。
【0073】
ステップ902で取得したスタンプの色がT色であった場合、ステップ905以降のフローで、プリンタドライバ103は印刷装置1500に上記オーバーレイ印刷機能を使ったT色スタンプの合成処理のプリンタ制御コマンドを送信する。
【0074】
スタンプの色がT色であるが、本プリント制御システムのレンダリング部16および画像処理部17はRGB又はCMYKのみを扱う。そのため、上記RGB又はCMYKのコンテンツデータと、T色のスタンプに関する情報を含むRGB又はCMYKのスタンプに関する、コマンドとを用いてオーバーレイ印刷を行うことで、T色スタンプ印刷機能を実現する。
【0075】
ステップ905で、プリンタドライバ103は、ステップ901および902にて取得された結果に基づいて、第1のプリンタ制御コマンドを生成し、印刷装置1500に送信する。この第1のプリンタ制御コマンドは、合成すべきスタンプを識別するための任意の「ファイル名」を含む。この任意のファイル名を、プリンタドライバ103がステップ902にてレイアウト情報を取得した後に自動的に作成するようにしても良い。また、図7に示すインターフェースにおけるユーザ入力の際に、ユーザが選択したレイアウト情報(スタンプ)に対応するファイル名をユーザに入力させるようにしても良い。この場合は、ユーザによって入力されたファイル名が上記「任意のファイル名」となる。また、第1のプリンタ制御コマンドは、フォームデータ登録することを指示するコマンドと、フォームデータは透明データであることを示すコマンドとを含む。さらに、第1のプリンタ制御コマンドは、ステップ902で取得したスタンプのレイアウト情報でスタンプの描画を示すコマンド、すなわちフォームデータにすべき画像データを含む。
【0076】
印刷装置1500が第1のプリンタ制御コマンドを受信すると、制御ソフトウェア15は、図5に示したステップ502、504、および505と同様の処理を行い、フォームデータの登録を行う。制御ソフトウェア15は、ハードディスク8へのフォームデータの登録の際には、第1のプリンタ制御コマンドに含まれるフォームデータにすべき画像データ(スタンプ)をフォームデータとして上記任意のファイル名にて登録する。さらに、この登録の際には、第1のプリンタ制御コマンドに含まれる、フォームデータは透明データであることを示すコマンドに基づいて、上記フォームデータが透明データであるとして登録を行う。よって、ハードディスク8には、上記任意のファイル名にて識別され、透明データとして管理されるフォームデータが保持されることになる。すなわち、制御ソフトウェア15は、フォームデータを、該フォームデータが透明データであることと関連付けてはーディスク8に保存する。
【0077】
このように、本実施形態では、付加データとしてのスタンプの色が透明である場合、まずは、スタンプをフォームデータとして印刷装置1500側で予め保持させ、かつ該保持されたフォームデータが透明データであることを印刷装置1500に認識させる。そのために、プリンタドライバ1003は、色が透明である付加情報をフォームデータとして印刷装置1003に送信すると共に、このフォームデータが色が透明である付加情報であることを示すコマンドを送信するのである。
【0078】
ステップ906で、プリンタドライバ103は、ステップ901および902にて取得された結果に基づいて、第2のプリンタ制御コマンドを生成し、印刷装置1500に送信する。この第2のプリンタ制御コマンドは、オーバーレイ印刷を行うことを指示するコマンドを含む。また、第2のプリンタ制御コマンドは、上記ステップ905で送信したフォームデータの「ファイル名(上記任意のファイル名)」と、コンテンツデータの印刷を示すコマンド、すなわちコンテンツデータを含む。
【0079】
印刷装置1500内の制御ソフトウェア15は、受信したプリンタ制御コマンドを受け取り、プリンタ制御コマンドを解釈する。その後、制御ソフトウェア15は、上記図5のフローにしたがって、オーバーレイ印刷の処理を行う。
【0080】
ステップ905でプリンタドライバ103が生成したプリンタ制御コマンドは、T色であることを示すコマンドを含んでいるため、ステップ507で制御ソフトウェア15は、T色スタンプの合成画像データを生成する。印刷装置1500は、前記生成された合成画像データを印刷部11に送付することによって、T色スタンプ印刷機能を実現する。
【0081】
すなわち、印刷装置1500は、フォームデータとしてのスタンプの色が透明として出力(印刷)されるように、ハードディスク8に保持されたフォームデータとコンテンツデータとを合成してT色スタンプの合成画像を生成し、出力(印刷)する。
【0082】
このように、本実施形態によれば、プリンタドライバが付加情報の色を判定し、色が透明である場合(透明データである場合)と、色が透明以外の通常色である場合とで異なるプリンタ制御コマンドを生成している。印刷装置は、付加情報の色が透明である場合のプリンタ制御コマンドに従って動作することにより、透明データとコンテンツデータとが合成された出力を行うことができる。また、印刷装置は、付加情報の色が透明以外の通常色の場合のプリンタ制御コマンドに従って動作することにより、通常色の付加情報とコンテンツデータとが合成された出力を行うことができる。すなわち、印刷装置は、該印刷装置側で付加情報が透明であるか否かの判断を行うことなく、通常印刷と透明トナーまたは透明インクを使っての印刷とを切換えることができる。
【0083】
さて、本発明では、印刷装置が、プリンタドライバから送信されたプリンタ制御コマンドを解釈した時に、透明データを扱うための処理に切換えることが重要となる。すなわち、印刷装置が、送られた付加情報が透明データか否かの判断や透明データであるときの動作の決定等の処理を行うことなく、受信したプリンタ制御コマンドに従うだけで、透明データを扱うことが可能となることが重要である。
【0084】
そのために、本実施形態では、プリンタドライバは、ステップ905のように、色が透明である付加情報(透明データ)をフォームデータとして印刷装置に送信し、かつ該フォームデータが、色が透明である付加情報であることを示すコマンドを送信している。このようなコマンドを受けると、印刷装置は、上記フォームデータの色が透明であるとして、該フォームデータを保持することができる。すなわち、印刷装置は、送られた付加情報の色が透明であるか否かの判断を行うことなく、プリンタドライバから送信されたコマンドによって、送られた付加情報の色が透明であることを認識することができる。
【0085】
よって、ステップ906にて送信されるような、上記フォームデータを用いてオーバーレイ印刷を行う旨を含むプリンタ制御コマンドを受信すると、印刷装置は、透明データを処理するための処理に切換えてオーバーレイ処理(合成処理)を行うことができる。すなわち、印刷装置は、すでに上記フォームデータが透明データであることを認識しているので、透明データであるか否かの判断を行うことなく、オーバーレイ処理の際に、図5に示すような処理に切換えることができるのである。
【0086】
なお、上記説明では、通常色スタンプ処理において、フォームデータを用いない形態を説明しているがこれに限定されない。本発明の本質は、付加情報が透明データであるときに、プリンタドライバから指示コマンドを出すだけで、印刷装置において、色判定や合成すべき付加データが透明データであるか否かの判断すること無しに、透明データである付加情報を出力することである。従って、通常色スタンプ処理については、特に限定されることなく、フォームデータを用いるようにしても良い。
【0087】
(その他の実施形態)
本発明は、複数の機器(例えばコンピュータ、インターフェース機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用することも、1つの機器からなる装置(複合機、プリンタ、ファクシミリ装置など)に適用することも可能である。
【0088】
前述した実施形態の機能を実現するように前述した実施形態の構成を動作させるプログラムを記憶媒体に格納し、該記憶媒体に記憶されたプログラムをコードとして読み出し、コンピュータにおいて実行する処理方法も上述の実施形態の範疇に含まれる。即ちコンピュータ読み取り可能な記憶媒体も実施例の範囲に含まれる。また、前述のコンピュータプログラムが記憶された記憶媒体はもちろんそのコンピュータプログラム自体も上述の実施形態に含まれる。
【0089】
かかる記憶媒体としてはたとえばフロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD―ROM、磁気テープ、不揮発性メモリカード、ROMを用いることができる。
【0090】
また前述の記憶媒体に記憶されたプログラム単体で処理を実行しているものに限らず、他のソフトウェア、拡張ボードの機能と共同して、OS上で動作し前述の実施形態の動作を実行するものも前述した実施形態の範疇に含まれる。
【符号の説明】
【0091】
1 CPU
2 RAM
3 ROM
5 CPU
6 RAM
8 ハードディスク
9 ROM
11 印刷部
15 制御プログラム(ソフトウェア)
16 レンダリング部
101 アプリケーション
102 グラフィックエンジン
103 プリンタドライバ
104 システムスプーラ
1500 印刷装置
3000 ホストコンピュータ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンテンツデータに付加するスタンプの画像の色を選択する選択手段と、
前記選択手段により、前記スタンプの画像の色に透明が選択されると、
接続した画像形成装置から、透明な色で出力されたスタンプの画像を付加した前記コンテンツデータを出力すべく、
前記スタンプの画像と前記コンテンツデータを送信する送信手段と
を有することを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記スタンプを前記コンテンツデータに付加するために、前記スタンプの画像はフォームデータとして作成され、
該フォームデータと前記コンテンツデータを合成することにより、前記コンテンツデータに対して透明の色で出力されたスタンプが付加されることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
コンテンツデータに付加するスタンプの画像の色を選択する選択ステップと、
前記選択ステップにより、前記スタンプの画像の色に透明が選択されると、
接続した画像形成装置から、透明な色で出力されたスタンプの画像を付加した前記コンテンツデータを出力すべく、
前記スタンプの画像と前記コンテンツデータを送信する送信ステップと
を有することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
【請求項4】
前記スタンプを前記コンテンツデータに付加するために、前記スタンプの画像はフォームデータとして作成され、
該フォームデータと前記コンテンツデータを合成することにより、前記コンテンツデータに対して透明の色で出力されたスタンプが付加されることを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置の制御方法。
【請求項5】
請求項3に記載の方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。

【図1】
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【図4】
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【図5】
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【図8】
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【図9】
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【図2】
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【図3】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2011−170850(P2011−170850A)
【公開日】平成23年9月1日(2011.9.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−24148(P2011−24148)
【出願日】平成23年2月7日(2011.2.7)
【分割の表示】特願2008−27698(P2008−27698)の分割
【原出願日】平成20年2月7日(2008.2.7)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】